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    元スレ寂海王「君を必ず宮守女子に連れて帰るッッッ」 豊音「えっ?」

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    みんなの評価 : ★★★×5
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    301 :



    やりやすい方でいいと思うよ
    こういうネタって鮮度が大事だと思うし

    302 :


    書き手がやりたい様にやるのが1番なんだよなあ

    303 :

    読み手は読み手で後から纏めて読むこともできるしね

    304 :

    イッチ「3日で仕上げるやで」

    305 :

    出来らあっ!!
    三日以内で仕上げることが出来るって言ったんだよ!!!

    306 = 305 :


    「ふぅ……」 ヨロ

    (うん……) ヒーローエ! ヒーローエ!

    (ラス間近はわりと思っていた通りの試合ができた……) ヒーローエ! アソレヒーローエッ!

    (最初からこの感じをつかめていれば――――) ヒーローエ! ヒーローエ!

    (……って、悔やんでもしょうがないか) ヒーローエ! ヒーローエ!

    (このリング……最初は近付くだけでも抵抗) ヒーローエ! ヒーローエ!

    「黄昏れるのに邪魔だからそろそろこのコールやめにしない?」

    洋榎「あんたの子やなし孫やなし~いらんお世話やほっちっち~」

    洋榎「もうちょいこうしてコールを受けたい気分なんや」

    「いや鬱陶しいって言ってるんだけど」

    307 = 305 :


    洋榎「ちぇー」

    「ほらほら、健闘した私らも讃えて!」

    ワーワー

    ブーブー

    「何かちょこちょこブーイング聞こえるんだけど!?」

    洋榎「ヒールっちゅーのはそういうもんや」

    胡桃「……」 ヨロ

    胡桃(きもちわるい……!)

    308 = 305 :


    「部長……戻ってこないね……」

    「待っててもしょうがないのでもう行きます……」

    まこ「しっかりのう」

    「がんばって!!」

    優希「ぶちかましだじぇ!!」

    「私のファイトスタイルは相撲ではないのですが……」

    優希「比喩だじぇ比喩」

    優希「のどちゃんなら、行けるはずだじぇ!」

    309 = 305 :


    末堂「来たぞッッ」

    末堂「原村和だッッッ」

    末堂「その正確無比な演舞は外国でもバカ受けッッ」

    末堂「彼女がニコニコ生放送でラスを引いた罰ゲームで披露した型は芸術と言われるッ」

    克己「今や彼女はインターネットにおける美しい型を披露する女子の代名詞……」

    克己「間違いなくこの副将の注目株だッッ!!」

    末堂「でもアイドル的に騒がれる選手って惨敗しがちですよね……」

    末堂「広島のヤンキー連合に何故か混ざってた客寄せパンダの佐々野とか……」

    克己「アレほんと可哀想だったな……」

    末堂「何も知らされてなかったっぽいのが……」

    克己「腰抜かして漏らしてたからなァ……」

    克己「あのお嬢ちゃんはどうなるやら」

    310 = 305 :


    由子「原村大人気なのねー」

    恭子「注目せなあかんのは原村より永水の薄墨なんやけどな……」

    恭子「麻雀での勝ちパターンは神代と薄墨で稼いで石戸でシャットアウトちゅう感じやった……」

    恭子「神代はまるで複数のスタイルを模索してるかのようなブレがあるんやけど……」

    恭子「薄墨はブレなく強いッッ」 キリッ

    恭子「多分格闘技でもや」

    「……滝見と狩宿は?」

    恭子「……」

    恭子「まぁその二人は置いておいて」

    (この人ほんまに知将なんかな)

    311 = 305 :

    誤爆で弱いメンタルがボロボロなので中断で

    312 :

    >>305の威勢はどうしたッッ!!!

    313 :

    >>311
    強さとは自己(おのれ)の意を貫き通す力、我儘を押し通す力だって烈先生言ってた!

    つまりキニスンナ

    314 :

    なにやってんだ神心会wwww

    315 :

    胡桃、気持ち悪いのは実は頭を強打されているからじゃ…

    316 :

    持ち直してまたちょっとボチボチ更新していきますはい

    317 = 316 :


    郁乃「絹恵ちゃんには頑張ってもらわんとねー」

    恭子「なんとかしてくれると信じます」

    恭子「元サッカー部なだけに、身体能力はうちらで一番ですからね」

    洋榎「そのっとーり!」

    洋榎「絹なら出来るッ」

    洋榎「何せこの愛宕洋榎の妹なんやからな!」 ビシィ

    洋榎「姉妹の連勝で勝ち抜け確定や!」

    「思ったより元気ですね……」

    由子「ホントは泣きたいほど痛いのに、見栄はってるだけなのよー」

    恭子「残念ながら入れ違いになっとりますよ」

    洋榎「……」

    恭子「まあ、大丈夫そうなので、怪我の治療は一人でしといてくださいね」

    洋榎「……」

    洋榎「痛い」

    恭子「知ってます」

    洋榎「めっちゃ痛い」

    恭子「泣かんでも」

    洋榎「優しく消毒してやー! 勝者を甘やかしてーやー!!」

    恭子「ああもう、自分で無駄に増やしたんでしょうに」

    郁乃「楽しそうやなぁ……」

    318 :

    更新か、待ってた

    319 = 316 :


    寂海王「んむむ」 サトウスイズズー

    豊音「原村さんだー」

    寂海王「恵まれた大胸筋だ……」

    胡桃「ちょっと違う気がするけど」 イチチ

    豊音「あ、起きた?」

    胡桃「うー。こてんぱんにやられた……」

    豊音「ううん、でも、カッコ良かったよー」

    豊音「それに……」

    豊音「豊音の頑張りを見て、塞もやる気十分になってたしね……!」

    胡桃「……ん」

    320 = 316 :


    寂海王「それにしてもついている……」

    寂海王「神代小蒔は他者に潰してもらい――」

    寂海王「薄墨初美は副将ときている」

    寂海王「彼女のデータは、とりやすかった……」

    寂海王「更に言うと、他の他校」

    寂海王「中学時代サッカーでいいところまでいった少女」

    寂海王「そして有名な型アーティスト……」

    寂海王「どちらもデータの入手が容易だった……」

    豊音「……うん」

    豊音「塞の相手にはちょうどいいよー」

    321 = 316 :


    「部長」

    「お疲れ様です」

    「あぁ、ごめん」

    「あとはまかせた」 トントン

    「はい」

    ゴォッ

    「!?」

    (え、何、嘘、瞬間移動!?)

    (今どこから――)

    (何者!?)

    322 = 316 :


    「きゃああああああああああ!!」 ダキッ

    「……」

    「あー……」

    (自分を遥かに超えるオーバーリアクションで驚いてる人見ると冷静になるっていうね)

    「永水の副将の子よ……知らないの?」

    「知りませんよ……ッ!!」

    「相手が誰であろうと興味ありません(キリッ」

    「相手が誰であろうとベストをうんぬんかんぬんですッッ(キリリリッ」

    「なーんてこと言ってるからこんなことに」 アーハッハッハ

    「ひいいいいい……」

    ボン ドサ コロコロ・・・

    絹恵「?」

    絹恵「……」

    「あ……」

    「えっ!?」

    絹恵「キャオラッッ」

    ドガァァッ

    323 = 316 :


    「あ~あ」

    「ぅわ……」

    優希「散ったじぇ……」

    「エトペーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!」

    絹恵「それ私物やったん……」

    「私物じゃなきゃ何なのかしら」

    絹恵「なんや不気味やさかいに思わず……」

    「不気味で今までモニタに映ってなかったものが施設の設備なわけないんだけどねぇ」

    「私物じゃなきゃ一体何だと思ってたのかしら」

    絹恵「堪忍な……」

    「私物と分かってわざt」

    絹恵「ホン……ッマに!」

    絹恵「すいませんっした……ッッ!!」

    324 = 316 :


    「えげつない飛び方してたわね……」

    初美「蹴られた顔面部位が窪んでるのは勿論のこと……」

    初美「背中部分の刺繍が敗れて中身がぶちまけられてますよー」 ゾゾゾ

    「どーいう威力してんのよ……」 ゾッ



    透華「……」

    透華「ハギヨシ!」

    ハギヨシ「はっ」



    初美「何か知らないおじさんがいきなり!?」

    「お兄さんってトシじゃないかな」

    初美「おおっ、なんか凄い手さばきですよー」

    ハギヨシ「……修繕完了」

    初美「おおっ、すごいですよー」

    初美「これなら試合中にぬいぐるみをうっかり攻撃しちゃっても直してもらえそうですし、罪悪感抱かなくても大丈夫ですねー」

    「私らが同じ状況になることを考えたら大丈夫もクソもないけどね……」

    325 = 316 :


    絹恵「ホンマに申し訳ない!!」

    絹恵「許して下さい、何でもしますから!!」

    「いや……あの……」

    「いちおう無事でしたし……」

    絹恵「無事とかそーいう問題やないんです」

    「まあ、無事だからって謝らなきゃただの屑だしねえ」

    「何でそろばん弾いているんですか部長」

    326 = 316 :


    洋榎「絹は中学でサッカー部のキーパーやっとったしな!」 フフ

    「そんなんで蹴られたらたまりませんよ……」

    洋榎「しかし、あの反応は才能や」

    洋榎「射程に“何か怪しいもん”があったら、反射的に強力な蹴りを見舞う」

    洋榎「少なくとも、格闘技において、コレほど強力な力もないで」

    「確かに……」

    由子「期待大、なのよー」

    327 = 316 :


    「あ、そうだ、和」

    「はい?」

    「私もごめんね……」

    「結局負けたうえに、相手を勢いづかせちゃって」

    「いえ……」

    「本職じゃないんですから、そういうこともあって然るべきです」

    「そうでなくとも、格闘技というスポーツは、拮抗した者同士の戦いだとあまり結果が読めないものですから」

    「別に……」

    「ん……」

    「?」

    「うん、ありがとう」

    (和――……)

    (期待しているわ……)

    (その考えが、悪い方にブレないことを!)

    328 = 316 :


    恒子「さぁッッッまもなく副将戦ッッッッ!!!」

    恒子「永水女子は三年の薄墨初美ッ!!」

    初美「よろしくですよー」

    恒子「麻雀スタイルは圧倒的火力ッ」

    恒子「その火力に比例するように、格闘スタイルも高火力なのかッ!?」

    恒子「そして姫松高校は愛宕姉妹の妹、愛宕絹恵が姉からバトンを受け取ったーーー!!」

    絹恵「よろしくお願いします!」

    恒子「宮守女子の臼沢塞は、片眼鏡をかけていますッ」

    「よろしくお願いします!」

    恒子「これは眼鏡を外すのを忘れるという、清澄への報復ブラックジョークかーーーー!?」

    「いや、違いますからね!?」

    329 = 316 :


    恒子「そして清澄高校――」

    加藤「何度聞いても慣れない名だな……」

    恒子「原村和ッッッ」

    「よろしくお願いします……」

    恒子「上級生を相手に、一体どう戦うのかァァァァァ!?」

    「……」 キッ

    恒子「さぁ勝負は佳境ッ!」

    恒子「注目の副将戦――――」

    恒子「レディィィィィ……ゴゥ!」

    健夜「開始の合図は統一してあげようよ!?」

    330 = 316 :


    「……」

    (高校生としては、初の『全国大会』ですね……)

    (去年のインターミドルと違うのは、相手が上級生だということ……)

    初美「フフ……」 ジリ・・・

    「……」 ギッ

    絹恵「……っ」 ザッ

    オオォオオォォォ……

    (そして――)



    「がんばって……ッ!」



    (宮永さんが見ているということッッ)

    331 = 316 :


    「失礼……」 スゥ

    (悩んでも仕方がありません……)

    (今の私の選択肢――)

    (いつも通りのことを、いつも通りに) ヒュン

    初美(羽ッ!?)

    (これは――)

    絹恵(末原先輩が言うてたよりえらい早いやん!)



    「とーか! ノノカが!」

    透華「ええ……早くもお目覚めのようですわ」

    透華「おはようのどっちッッッ」



    (なるほど噂に違わず……)

    初美(うっつくしくて隙のない型ですねー……)

    絹恵(間違いなく厄介やな……)

    332 = 316 :


    絹恵(けったいやなあ……顔赤いし、めちゃ揺れとるし)

    絹恵(風邪でもひいとるんやろか……)

    (体温上昇……?)

    (何……?) ジッ

    (……特に異常はない……か……)

    初美(さっき一瞬何かをまとってるように感じたんですけどねー)



    恒子「何か全然動きがないぞーーーー!」

    恒子「原村選手の牽制にビビったかーーーー!?」

    加藤「いや……」

    本部「ここまでくると、誰から落とすか、という戦略も重要になる」

    本部「各々が、立ち回りを見極めようとしているのさ……」

    333 = 316 :


    絹恵(ずっと夢やった……)

    絹恵(お姉ちゃんの、隣に並ぶの――)

    絹恵(お姉ちゃんは、いつまでもスーパースターや)

    絹恵(だから、並べるなんて考えるのもおこがましいのかもわからん)

    絹恵(でも……)

    絹恵(麻雀でも、格闘技でも、同じチームに入ることは出来た)

    絹恵(麻雀の春大会は全然ってくらい活躍できんかったけど……)

    絹恵(脚力活かせるコレやったらッ)

    絹恵(一瞬くらい、お姉ちゃんに並べるかもしれへんッ)

    絹恵(少しくらい、隣に立てるかもしれへんッ)

    絹恵(お姉ちゃんと同じ一勝、絶対上げたる……!)

    絹恵(ここは必ず貢献してみせんで……!!)

    334 = 316 :


    絹恵「っし!」 ヒュッ

    「っと」

    初美「うわわ」

    絹恵(まあ、あたらんわな)

    絹恵(所詮私のテレフォンパンチ……いや、テレフォンキックか?)

    絹恵(ともかく格闘技として鍛えたわけちゃうキックでは、普通に放てばバレバレや)

    絹恵(しかもコントロールと威力高めるフォームが染み付いとるから、外れたら隙だらけ――)

    絹恵(決めに行くときは、考えなアカン)

    絹恵(せやからまずは主導権を握る)

    絹恵(蹴り上げの威力を警戒してくれとるんや、足が長いのも活かして、牽制混ぜて支配したるッ)

    335 = 316 :


    「……」 パシッ

    絹恵「げっ!?」

    絹恵(っとと、原村和、こいつ蹴りの威力を恐れとらん!?)

    絹恵(綺麗な廻し受け決めおってからに……!)

    「……」 ヒュッ

    初美「……」 ニッ

    (!?)

    (馬鹿、清澄……!)

    (確かに、この中で一番落としたいのは永水ッ)

    (武器を持ってるし、何よりここを落としておけば、どこか1校が勝ち抜けッ)

    (確定でサドンデスに入る心配はなくなるッ)

    (でも、その方向に薄墨を追い詰めるのは――!)

    絹恵(アカンッ、動きに隙が無さすぎて下手な横槍入れられへんッ!)

    336 :

    ま・わ・し・う・け・・・見事な

    337 = 316 :


    (不味い、鬼門の方向に薄墨を逃したら――――)

    初美「ふふふー」

    初美「警戒されるかもと思ってましたけど……」

    初美「鬼門、簡単に来ることができちゃいましたねー」 ゴッ

    絹恵(こ、この寒気……あ、あかんっ)

    (清澄は何も感じてないのか!?)



    「あー、和、、わざと隙を見せた薄墨狙っちゃってるわねー」

    まこ「まずいのう」

    まこ「確か永水の薄墨は、鬼門に入ると、何かオカルト使うんじゃなかったか?」

    「ええ」

    「ほら、出るわよ……彼女の武器が!」

    338 = 316 :


    「……ッ」 ビクッ



    恒子「おおっと、ここで冷静沈着な原村選手に僅かな違和感がッ!」

    健夜「単純に、怖がってるだけに見えますね」

    恒子「まあ、怖いですもんねえ、あのお面」

    本部「面というより、ボゼだな」

    本部「そして手にした、祈祷に使う棒……」

    健夜(それの名前は知らないんだ……)

    本部「そして出身地が南九州……」

    本部「あのスタイルから見ても、彼女のスタイルは間違いなく――――」

    339 = 316 :


    (ひっ、オカルトとかはありえませんけど、実在する怖いお面のアップはさすがに――)

    ドスッ・・・

    「……え?」



    恒子「ああーーーーっと!」

    恒子「最初にまともに被弾したのは、あの原村選手だァァァァーーーーーーッ!!」

    健夜「ボゼで完全に視界を覆われたところに、棒による足への打撃ですか……」

    加藤「しかし……ボゼで相手の視界を塞ぐと、自分の視界も塞がっちまうんじゃあ……」

    健夜「そこがあの薄墨選手の恐ろしいところ……」

    健夜「鬼門に立つ薄墨選手は、霊の声でも聞いているのか、視力に頼らず相手の動きを察知する……」

    本部「ティンベー(楯)とローチン(矛)により基本戦術ッッ」

    本部「シンプル、しかし故に強大な琉球古武道だッッッ」

    340 :

    宇水ェ・・・・・・

    341 = 316 :


    初美(ふっふっふ)

    初美(オカルトの練習にもなるし、ボゼはこんな使い方も出来るんですよー!)

    「せいッッ」 キャオラッッ

    初美「えい」

    「!」

    (お面で正拳を弾いた!?)

    初美「とうっ」 ドスッ

    「くっ……」

    (見えないはずの足を的確に……)

    「……」

    (偶然極まりないですね……)

    342 = 316 :


    (仕方ない……)

    (私一人じゃあの楯塞ぐのしんどいし……)

    (ここで塞いで援護するッ) キッ

    初美「!?」 ビクッ



    健夜「今……薄墨選手の動きが一瞬止まりましたね」

    加藤「目で殺す……って奴だな」

    本部「強者ほど、相手の一挙一動に中止し、その僅かな動きから次の一手を予想する」

    本部「そして、危機察知能力も優れている……」

    本部「それを逆手にとり、視線移動と殺気のみで、防御のための硬直反応を無理矢理に引き出したか」

    恒子「???」



    (このモノクルは力を倍増させてくれるッ)

    (シロの消力ですら、硬直によって一瞬キャンセルできるくらいになったんだ)

    (塞ぎ殺されろ、薄墨初美ッッッ)

    343 = 316 :


    初美(やばっ……うまくボゼで弾けな――――)

    「ふっ」

    バキャァァツ

    初美「ッッッ!!」




    恒子「おーーーーっと、何か不気味な仮面が宙を舞ったァァァーーーッ!!」



    絹恵「……」

    コロコロ……



    恒子「そして吹き飛ばされた仮面は愛宕選手の足元へ……」

    恒子「ま、まさかァァァァ~~~~~~……」




    絹恵「ホヮッチャオッ」 バキョベキャァツ




    恒子「割ったァァァーーーーーーーーーーーッッッ!!!」

    恒子「躊躇なく踵落しで持ち込みの仮面を叩き割りましたァァァーーーーーーー!!」

    344 = 318 :

    ブルース・リーを彷彿とさせるような踏みつけなんやろうなあ

    345 :


    「ふっ!」

    恒子「そして追げーーーー…………ッッッ???」

    恒子「い、いないッ!?」

    恒子「仮面の向こうに薄墨選手がいないそォォォーーーー!?」

    恒子「こ、これはまたしても薄墨選手の瞬間移動が炸裂かァァァーーーーッ!?」

    (消える?)

    「そんなオカルトありえまーーーー」

    ハッ!!

    「!?」

    (なっ……)

    絹恵「うっそ……」

    (出たッ……これが薄墨初美の真のプレイスタイルッッッ!)

    (修行を兼ねた茶番のようなスタイルとは全く異なる、薄墨初美のヤバイ所以ッッッ)

    恒子「う、浮いているーーーーッッッ!!!」

    恒子「い、いや、とんでいるのかァァァーーーーッッッ!!?」

    (空中殺法ッ!)

    (奴はポンポン自由に鬼門の空を跳ぶッッッ)

    346 = 345 :


    「……!」

    「どんなスタイルであろうとーー」

    「私は咲さんが信じてくれた己のスタイルを貫くだけです」 ギャッ



    末堂「上手いッ!」

    末堂「きちんと飛び蹴りを考慮し、カウンターを喰らわぬよう速度と隙の少なさを重視……」

    末堂「空中の相手にバランスを崩させれば、後は地上で一撃だッッッ!」

    克己「いやぁ……どうかな」



    「……?」

    (落ちてこなーー)

    初美「行きます……よぉッ!」 ギュアッ



    加藤「ば、馬鹿な……」

    本部「確かに……タイミングは完璧だった……」

    本部「ただし、普通の奴がただ跳んだだけなら、な……」

    347 = 345 :


    胡桃「なんて滞空時間!」

    寂海王「コンクリの床を踏み抜く脚力をもって初めて可能な跳躍法だ」

    寂海王「小さな体からは想像もつかないパワーだ」

    寂海王「何らかのオカルトが働いているのかもしれないな……」

    寂海王「あの小柄で軽量な体だからこそ、あのパワーであそこまでの滞空が可能となっているッ!」

    白望「つまり……それって……」

    寂海王「ああ……」

    寂海王「彼女の蹴り技もまた、絶対的な破壊力をも持つということだッッッ!」

    胡桃「塞ッ……!!」

    348 = 345 :


    胡桃「なんて滞空時間!」

    寂海王「コンクリの床を踏み抜く脚力をもって初めて可能な跳躍法だ」

    寂海王「小さな体からは想像もつかないパワーだ」

    寂海王「何らかのオカルトが働いているのかもしれないな……」

    寂海王「あの小柄で軽量な体だからこそ、あのパワーであそこまでの滞空が可能となっているッ!」

    白望「つまり……それって……」

    寂海王「ああ……」

    寂海王「彼女の蹴り技もまた、絶対的な破壊力をも持つということだッッッ!」

    胡桃「塞ッ……!!」

    349 = 345 :


    「くっ……」

    (どこに……)

    初美「ふふふ」

    初美「私こそが風なのですよーー!!」 ドガガガガ

    「ッッッ!」



    「まずいわね……」

    「あの子、ボディバランスも優れてるのか、蹴った反動でバランスを崩すどころか、反動で更に飛び上がってる……」

    まこ「あれでは消えたと錯覚するかもしれんのう……」

    まこ「鶴賀のステルス娘とちごうて、わしの瞬動みたいな物理じゃけえ」

    まこ「和でも見失っとるかもしれん……」



    ビシビシビシビシ



    加藤「くッ……空中で蹴り続けているッ」

    本部「考えたな……」

    本部「あの巨乳の少女もそろそろ気付き始めたろう」

    恒子「姫松高校の愛宕選手もなかなかに巨乳ですけど、多分……」

    健夜「清澄のことでしょう……」

    加藤「えっ?」

    健夜「貴方ではなく」

    恒子「でもなかなかになかなかな胸板お持ちですよね」

    恒子「私ケッコー厚い胸板好きですよ」

    健夜「えっ!? そ、そうなの!?」

    350 = 345 :


    「くっ……」

    (どこに……)

    初美「ふふふ」

    初美「私こそが風なのですよーー!!」 ドガガガガ

    「ッッッ!」



    「まずいわね……」

    「あの子、ボディバランスも優れてるのか、蹴った反動でバランスを崩すどころか、反動で更に飛び上がってる……」

    まこ「あれでは消えたと錯覚するかもしれんのう……」

    まこ「鶴賀のステルス娘とちごうて、わしの瞬動みたいな物理じゃけえ」

    まこ「和でも見失っとるかもしれん……」



    ビシビシビシビシ



    加藤「くッ……空中で蹴り続けているッ」

    本部「考えたな……」

    本部「あの巨乳の少女もそろそろ気付き始めたろう」

    恒子「姫松高校の愛宕選手もなかなかに巨乳ですけど、多分……」

    健夜「清澄のことでしょう……」

    加藤「えっ?」

    健夜「貴方ではなく」

    恒子「でもなかなかになかなかな胸板お持ちですよね」

    恒子「私ケッコー厚い胸板好きですよ」

    健夜「えっ!? そ、そうなの!?」


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