私的良スレ書庫
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元スレ寂海王「君を必ず宮守女子に連れて帰るッッッ」 豊音「えっ?」
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ザッ
加藤「かッッ……」
本部「構えないッ……!?」
恒子「な、なんとォォォォーーーーー!?」
恒子「宮永選手、構えなーーーーーーーーーーいッッッ!!!」
豊音「~~~~~~~ッッッ」
咲「……」 ザッザッザッ
豊音(えっ……まだ構えなッ……!?)
咲「……」 ザッ
豊音「~~~~~~~~~~~~~~ッ!?」
恒子「こ、これはァァァァーーーーーーーッ!!」
加藤「ぜ、ゼロ距離ッッ」
加藤「でっけえ方の胸に顔が今にも埋まりそうなゼロ距離ッッッ」
恒子「ど、どちらも動かないぞォォォォーーーーーッ!?」
展開がさっぱり読めんがリンシャン的な何かをやる為の行動だろうか?
豊音(えッ!?
近ッ……
何考ッ…… えええええ~~~~~ッ!?
いい匂い……
サブミッションハンター!?
やばっ…… 距離ッッ……
下がらなッッ…… )
塞「下がったッッ」
寂海王「いや……下げられたんだ」
寂海王「そして、トヨネくんは追い込まれているッッ!!!」
胡桃「え?」
寂海王「ただ歩くだけで威圧する……」
寂海王「これが……宮永咲ッッ……」
豊音(まだッッ……歩いッッ!?) ドン
恒子「な、なんとォォォォーーーーーッ!!」
恒子「後ろへ下がった姉帯選手を歩いて追いかけただけなのにッッ」
恒子「姉帯選手、背中が壁についてしまったァァァァーーーーッ!!」
恒子「もはや逃げ場はなァァァァーーーーいッッ!!!!!」
豊音「ッッッ!!!」 ギュアッ
加藤「動いたッッ!!!」
本部「いや、動かされた……!」
恒子「姉帯選手の体格任せの十六文キーーーーック!」
恒子「早くてそして重いぞォッ!」
咲「……」 スッ
豊音「ッ!」
豊音(ガード……いやカウンター!?)
豊音(わからない……でも止まらなっ……)
フワッ……
豊音「~~~~~~~ッ!?」
恒子「とッッッ」
恒子「止まったァァァァーーーーーーッ!!」
恒子「寸止めどぅわァァァァーーーーーーッッッ!!!!」
恒子「一体何が起こっているんだァァァァーーーーーーッ!?」
健夜「あれ……まさか……」
加藤「……ありえねェだろがッッ」
本部「……」
本部「本来合気にしろ柔術にしろ、相手の力を利用し攻撃に転用する」
本部「もしくは、ガードを固めて衝撃を受け流す」
本部「だが、どう見ても、今のは――――」
久「ふふ……驚いてくれてるようね」
まこ「そりゃそうじゃ」
まこ「わしらにも、まだ完全な理屈はわかっとらんからのう」
久「力を分散させてるって点では、普通の防御とさほど変わらないんだろうけどねえ」
優希「でも咲ちゃんは、眉1つ動かさず、大きな動作もなくそれをやってのける」
久「どれだけ衝撃に慣れきっていればそれができるのかしら」
久「咲なら、相手が暴走トラックだろうと微動だにせず衝撃全てを分散させられる」
久「まるで最初からそこに攻撃エネルギーなどないかのように」
和「衝撃が消滅するなんて、そんなオカルトありえません」
まこ「さすが“ゼロ子”じゃのう……」
久「これを“さも当然のように”“呼吸でもするかのごとく自然に”行えちゃうのがあの子の魔人たる所以」
優希「ゼロを使う魔人、まさにゼロの使い魔だじぇ」
咲の消力は郭海皇より上なのか…
そして優希が中の人ネタwww
そして優希が中の人ネタwww
エイスリン「シャオリー……!?」
白望「違う……」
白望「あくまで消力は相手の力に逆らわず全ての力を無効化する術……」
白望「トヨネの破壊力を受け流しても、その運動エネルギーは消滅しない」
白望「だから吹き飛ばされはする」
白望「それでもノーダメージ、そして距離が取れて攻めやすくなるんだけど……」
白望「清澄の人は、ただの一歩も動いてはいない」
白望「まるでトヨネが自らの運動エネルギーをすべて捨てたかのようだ……」
エイスリン「ソンナコトガ……」
白望「普通は無理」
白望「アレはもはや格闘技術じゃあない……」
白望「単なる異常で強大すぎる、オカルトだよ」
智葉「まったくふざけた能力者だ」
智葉「伊達に鬼の血、そして宮永照の妹はしていない、、か」
ネリー「でも、守ってるだけじゃ勝てないよ?」
ダヴァン「確かニ。普通はカウンターとかを取るノでハ?」
智葉「そこが奴のふざけたところだ」
智葉「相手の破壊力から逃げるわけではない」
智葉「合気道やカウンターのように破壊力の即時還元をするわけではない」
智葉「最初は受けきり、そしてあたかも帳尻を合わせるように後にまとめて破壊力をお返しする」
智葉「圧倒的戦闘力と性格の悪さが合わさってないとできないようなスタイルだ」
ネリー「なるほど、ニビジムのジムリーダー的なアレだね」
ミョンファ「ああ、がまんとかいう」
ハオ「なら水とか汁とか液体が有効か」
ネリー「ダヴァンはどう思う?」
ダヴァン「ん?」 ズルズル
ハオ「話聞いてなかったな」
ダヴァン「あー……聞いていまシタよ?」
ダヴァン「たしか我慢汁の話でシタよネ?」
智葉「話しかけたこと謝るからお前らもう口を開くな。特にラーメン食ってる奴」
ダヴァン「Why!?」
ダヴァン「口を開かずどう食べロと!?」
ハオ「鼻から?」
ネリー「口は上だけじゃないよ?」
ミョンファ「上下のみならず前後も……」
智葉「口閉じ続けそのまま全員窒息しろ」
まさか咲スレで「迅雷」を読むことになるとは思わんかった
今何%だ?
今何%だ?
豊音(すッッ……ごいよー!)
豊音(あらゆる角度から殴ってるのに、全てに手応えがないッッッ!!!)
豊音(まるて幽霊でも相手にしてるみたいだよー!)
霞(戦い慣れていればいるほど、手応えのなさには違和感を抱いてしまう)
霞(むりやり手応えがある攻撃をしようとすると、思わぬバランスの崩壊を生む……)
霞(はるるの拳の重さでも、バランス破壊の直後なら絶大な威力を誇る)
霞(もしもそれを、清澄の娘がやったとしたら……)
咲「……」
咲(崩れた)
咲「……カン」 ギュオッ
豊音「」 ゴキャッ
豊音「……」
ドサァッ
恒子「たッッッ」
恒子「倒れたァァァァーーーーッ!!」
恒子「なんと巨漢の姉帯選手、真っ先にダァァァァーーーーウンッッッ!!!」
刃牙「貫手……」
刃牙「すばやい……そしてとても正確だ……」
刃牙「まるてタンポポでも摘み取るように、相手の意識を摘み取る」
健夜「そして真っ赤な血の花を咲かせる……」
刃牙「それでリンシャンマシーン、ね」
刃牙「なるほど、伊達に……」
刃牙「あの人の血は継いでないらしい」
霞(……)
霞(完全防御、ね)
霞(同じ防御型として、どう崩していくかだけど……)
咲「……」 ザッザッ
霞「あいにく……まだ私の番じゃないみたいね」
豊音「……」 ユラァ
咲「!?」 バッ
恒子「た、立ち上がったァァァァーーーーッ!!」
恒子「これが巨人のタフネスなのかァァァァーーーーッ!!」
寂海王「トヨネ君がじゃれ付き修行に使っていたのは猛獣達だ」
寂海王「勿論やられて意識を飛ばされたことくらい何度もあろう」
寂海王「しかし彼女は一度も食われずここまできた」
寂海王「復帰力にかけてなら、彼女に勝る者などいないッッッ!!!」
豊音「すごいよー、まさか一発で意識を持っていかれるなんて!」
豊音「でも助かったよ~、これが岩手なら足か腕はとうに食べられてたろうし」
豊音「宮永選手が鬼でも獣でもない“ただのヒト“でよかったよー」 ゴゴゴゴゴゴ
咲「……」 ギリッ
優希「こんなに早く復帰するなんて……」
まこ「ピンピンしちょるのう」
久「復帰の速さは確かに想定外だけど、ダメージ自体は想定内よ」
和「どういうことですか?」
久「咲のプラスマイナスゼロは負の力」
久「勝つことも負けることも拒否した少女の悲しい奥義」
久「嵐が過ぎるのを待つだけの力故に、後遺症を残さない」
久「暴行を働いた者が気付かぬよう場を支配するために、敢えて殴られ続けるよう」
久「気付かぬよう相手の意識を摘み取るように」
久「目覚めたあと、酔って眠って打撲したかなくらいの傷しか残せない」
久「それも、やつあたりには至らない程度のものよ」
和「そんなオカルト……」
久「あるのよ」
久「あの子の技は、あくまでゼロを司るだけ」
久「その技を使うだけだと、相手の完全撃破はできないわよ、咲……!」
乙
プラマイゼロの思いだけでそんなオカルトが生まれるのかw
板垣時空のイメージ関節なんて比較にならねーw
プラマイゼロの思いだけでそんなオカルトが生まれるのかw
板垣時空のイメージ関節なんて比較にならねーw
豊音「傷を残さず一瞬で倒す……超すごいよー!」
豊音「それに何より優しい能力だよね!」
豊音「だから……」
豊音「これをやるの、ちょっと躊躇うんだけど……」 ゴゴゴゴゴ
咲「……」
豊音「チームのため……使わせてもらうよー」
豊音「ただの打撃じゃ活路は見い出せなさそうだしー」
豊音「……先勝」 ゴゴゴゴゴ
恒子「な、なんとォォォォーーーーーッ!?」
恒子「姉帯選手の太ももがスカート越しでもわかるほどバンプアップしているゥゥゥゥーーーーーーーーッ!?」
健夜「それを言うならパンプアップだよ!?」
健夜「いやそんな知識生涯お前は知らなくていいかもしれないけども!!」
塞「なに、あれ……」
寂海王「そうか、君達は見たことがなかったな」
寂海王「あれは故郷で彼女が得意としていた技の一つだ」
寂海王「対人間技ではない、しかも奇襲専用の隙だらけのフェイバリット」
寂海王「故に封印されていたが……」
胡桃「清澄の娘……トヨネのアレを見ても動く気配がない……!?」
寂海王「彼女になら、出せると判断したのだろう」
寂海王「一段階ギアを上げ、あの巨大な足から繰り出される殺人技を使っても、きっと死なぬと信じているのだ」
恒子「な、なんとォォォォーーーーーッ!?」
恒子「姉帯選手の太ももがスカート越しでもわかるほどバンプアップしているゥゥゥゥーーーーーーーーッ!?」
健夜「それを言うならパンプアップだよ!?」
健夜「いやそんな知識生涯お前は知らなくていいかもしれないけども!!」
塞「なに、あれ……」
寂海王「そうか、君達は見たことがなかったな」
寂海王「あれは故郷で彼女が得意としていた技の一つだ」
寂海王「対人間技ではない、しかも奇襲専用の隙だらけのフェイバリット」
寂海王「故に封印されていたが……」
胡桃「清澄の娘……トヨネのアレを見ても動く気配がない……!?」
寂海王「彼女になら、出せると判断したのだろう」
寂海王「一段階ギアを上げ、あの巨大な足から繰り出される殺人技を使っても、きっと死なぬと信じているのだ」
豊音「準備完了~~♪」
豊音「待っててくれてありがとうございましたっ」 ペッコリン
咲(……異常な足の太さ)
咲(メインは姫松のサッカーさんみたいな蹴り技?)
咲(それとも――)
豊音「じゃあいきます――」 ググッ
咲「ッ!」
咲(あの構え、もしや――――)
豊音「――――よっ!」 ギュアッッ
咲(ダッシュッッッ!!!)
咲(でも、避ければそのまま反動で――)
豊音「」 ニタァ
咲(避けられないッッッ!!!)
ゴギャッ
本部「速いッッッ!!!」
加藤「なんだあの加速力ッ!」
刃牙「超加速の黒ずくめ、ね」
刃牙「まるで“師匠”だな」 クク
久「咲のプラスマイナスゼロは呪い」
久「麻雀だと、それを発動させたら最後、自分でもどうすることもできない禁断の奥義」
久「でも格闘においては、そこまで絶対的な支配力を持つわけではない」
久「ただの文学少女の持つ筋力では、オカルトの絶大な威力に追いつけない」
まこ「どういうことじゃ」
久「本来必要な圧倒的戦力差を、咲は知識と読みで埋めてるのよ」
久「様々な本で得た知識で相手の動きを先読みしていたからこそ完全無効化ができていたのよ」
和「なんでそこまで詳しいんですか」
まこ「お、嫉妬か?」
和「ち、違いますっ!」
久「なんでもじゃないわ、知ってることだけ」
久「それに学生議会長なんだからこのくらいはね」
>バンプアップ
止まない雨に血は流れてくのか
しかし本部以上に強いのか弱いのかわからん斗羽ぐらいしか使ったことの無い技だよね
止まない雨に血は流れてくのか
しかし本部以上に強いのか弱いのかわからん斗羽ぐらいしか使ったことの無い技だよね
久「なんにせよ……」
久「あのノッポちゃんが咲の予想を超えてくるなら、咲はプラスマイナスゼロを使えなくなる」
優希「なんかしっくりこないじぇ」
優希「咲ちゃんのあの無敵の防御が意表つくだけで崩せるなんて……」
久「まぁ元は手の内を知り尽くした対身内のやり過ごし用オカルトだからね」
美穂子「多分、実際に戦った宮守の子と重ねているからしっくりこないんじゃないかしら?」
美穂子「あの子の技術――消力(シャオリー)とはまた別物なの」
優希「そーなのか?」
美穂子「宮守で例えるなら、どちらかというと、あの副将の子の方が近いんじゃないかしら」
美穂子「観察と、そして対個人のピンポイント対処が肝、という点で」
優希「な・る・ほ・どォ……」
まこ「おぬしも何でも知っとるのう」
華菜「キャプテンは博識だからな」
優希「部長の住所どころかタイツしまってある引き出しまで全部把握してそうだじぇ」
美穂子「ふふ……」
久「そこはなんらかのツッコミを入れて欲しかった」
咲「くっ……」
咲(タックルの衝撃は消したけど……)
咲(掴まれたッッ)
咲(完全にッッッ!!!) ギリッ
豊音「あははははははははぁ~~~~!!」 ズドドドド
咲(まさか、狙いは――)
恭子「ひいっ、こっちに来る……!」 カタカタ
恭子(あ、あああああかん、膝がわろうとる……!!)
咲(ぶつける気か、私を――ッ!)
豊音「せや~ッ!」
ズドォォォンッッ
>>689
刃牙のゴキブリタックルとジュウドウズの獣道の合わせ技だな
刃牙のゴキブリタックルとジュウドウズの獣道の合わせ技だな
恒子「な、なんとォォォォーーーーーッ!!」
恒子「たッ……」
恒子「叩き付けたァァァァーーーーッ!!」
健夜「末原選手や、硬い壁に激突させることもできたのでは……」
加藤「それだと読まれて受け身が取られると思ったのか……?」
本部「いや……」
本部「アレはハナからああいう技なのだろう」
本部「客観的立場から、足さばきをよく見ていればわかる」
本部「超スピードで相手を掴み移動する過程に隠れて入るが、この技の本質は“大外刈り”ッッッ!!!」
刃牙「あの速度による引きずり回しと叩き付け……」
刃牙「これが野山の戦いなら、今頃はへし折れた木々が全身に突き刺さっていたろう」
本部「彼女が通った後はまさに獣道だッッッ!!!」
刃牙「いや……それどころじゃあない……」
刃牙「まるで森林伐採のため機械が通ったあとのようになる」
刃牙「それこそ怪獣でも通ったあとみたいにね」
加藤「……跡ってえなら、電車だろうよ」
加藤「確か、相撲じゃあれを電車道っていうんだろ?」
刃牙「ああ」
刃牙「圧倒的体格差と、そして戦力差がなきゃ出来ない道さ」
恭子「はひっ……」
恭子(こっ……腰抜けたァ……!)
恭子(ていうかちょっとチビってもーたやないかッ!)
恭子(代行が用意してくれとったスカートの下履きがなきゃ今頃水たまりかできとるわ……)
恭子(これが……範馬同士の激突ッッッ!!!)
豊音「」 ニタァ
咲「ぐっ……」
咲(姫松の人か壁に叩きつけると思ったのに、よもやここにきて地面だなんてッ!)
咲(技を、殺しきれなかったッッッ!!!)
豊音「まだまだいくよぉ~~~」 ニイ
咲「…………ッッッ!!!」 ゾッ
恒子「姉帯選手、まだだと言わんばかりに宮永選手を掴み無理矢理立たせるゥゥゥゥーーーーーーーーッ!」
加藤「あの技はッ!」
寂海王「ベアバッグ……」
寂海王「森林伐採を腕力だけで行えた少女が本気をだした、な」
寂海王「隙はデカイが、ハナから覚悟していたわけでもない相手には、意表をつく技にもなる」
塞「まるで骨のきしむ音がここまで届いてきそう……」
寂海王「大木やツキノワグマすら悲鳴をあげるのだ、あの技の前では人間など……」
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