元スレ京太郎「高校最後の!!」 咲「春が来た!!!」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×5
201 :
こんにちわ。
突然ですが、我が愛パソコン「アロエちゃん(本名:愛宕洋榎)」の寿命が来てしまいました。
最近調子も悪かったのでいつかこうなるとは思っていましたが……。
パソコンが使えない悲しさと、咲の全国編が始まってからもうすぐ4年経つということに気付いてしまった悲しさでダブルショックです。
なので、しばらくはネカフェから週一程度で2~3日分をまとめて投下というスタイルになりそうです。
投下速度が一気に落ちると思いますが、ご了承ください。
どうでもいい話ですが、>>1は中堅に好きなキャラが密集してるようですね。
久しかり、洋榎しかり、セーラしかり、はるるしかり、アコチャーしかり。
とりあえず今日の分だけ投下していきます。
>>195
>>198
山も谷もある山谷ひなちゃんの将来には期待していいんでしょうか。
>>199
おかしい。
小学4年から5年にかけて毎日ヨーグルト飲んでたのに…。
202 = 1 :
京太郎「さて。明日はいよいよ入学式だな、嫁田生徒会長」
嫁田「学生議会長だと何万回言や分かるんだよ、須賀麻雀部部長。麻雀部の予算削るぞ」
京太郎「そりゃ困る! 今年は俺も全国行く予定なんだから。むしろ増やしてほしいくらいだ」
嫁田「全国って…個人でか?」
京太郎「勿論。女子ばっか全国出場で男子は実績なしってのも情けねえし、部長としての面子もあるし。……それに、今年で最後なんだ。一日でも多く、一秒でも長く、麻雀部として麻雀打ちたいんだよ」
嫁田「あ~らら、随分格好いいこと言ってくれるじゃねえか。どうして咲ちゃんや片岡らの前で同じことを言えんのかねぇ」
京太郎「いや、だって恥ずかしいじゃん」
嫁田「な~にが『勝てたらうれしいけど、期待はすんな』だよ。勝つ気マンマンじゃねえか」
京太郎「あったり前だ。勝てなくてもいいって割り切れるなら、そもそもこんなに打ち込まねえよ」
嫁田「打つからには勝ちてぇってか?」
京太郎「勝ちてぇから打つしかねえんだよ」
203 = 1 :
嫁田「ま、それじゃあ死なねえ程度に死ぬ気で頑張りな。県大会突破できたらなんか奢ってやんよ」
京太郎「マジか!? ところで、ちょうどいいところにマクドがあるんだが……?」
嫁田「……………やれやれ。先払いだぜ?」
京太郎「任せろ。須賀京太郎はやる時にはやるし、やらない時にはやらない男だ」
嫁田「後半いらねえだろ…」
204 = 1 :
というわけで、入学式のフラグだけ立てて今日はここまで。
これで前スレ>>1000を消化できるようになったわけです。
たまに京ちゃんと嫁田の男の青春を書きたくなる。
嫁田はノリで久さんの後釜の後釜にしてみました。
特に意味のない設定だろうけど。
あと今回咲ちゃんが出てきてないけど、突っ込んだら負け。
ほんじゃま、さようなら。
205 :
おつおつ
寿命なら仕方ないね
ウチはスーファミが寿命迎えそうです
207 :
一週間ぶりにこんにちは。
ちょっとだけ時間が作れたので、前スレ>>1000を書いていこうと思います。
書き切れたらいいなぁ。
あ、一応オリキャラ注意。
え、嫁田直人って原作にいたかって?
ごめん、ちょっと言ってる意味わかんない。
208 :
来たか
209 :
わくわくてかてか
210 = 1 :
「はぁ~…教科書多すぎ……。一日に全部配らなくても、毎回の授業の頭で配ればいいじゃん……。なんで授業始まる前から全部配るのかなぁ…? ………予習のためか」
「ぁ~……階段登るの辛い…。誰か手伝ってくれないかなぁ………」
入学式前の、登校日。
教科書を受け取ったり、選択科目を選んだり、教科書を受け取ったりする日だ。
同じ中学の友達を見つけて喜んだり、中学とは違う施設に感動を覚えたり、教科書を受け取ったりもする。
新入生だけの、そんな時間。
だからその日、なんで『彼』がそこにいたのかはわからない。
「ん…新入生? 荷物重そうだな。少し持とうか?」
「え? あ、いえ。大丈夫です…」
「無理すんなって、腕震えてるぞ? 男なんて体力自慢が大好きなバカばっかなんだから、遠慮なく利用しときゃいいんだよ」
「……あ、ありがとうございま………」
211 = 1 :
マンガの中だけだと思ってた。
ご都合主義なんだと思ってた。
違う。
違ったんだ。
一目見ただけで。
ちょっと優しくされただけで。
少し救われただけで。
人はこんなにも簡単に、恋に落ちるんだ。
私は彼、須賀京太郎先輩に、一目惚れしてしまったのであった。
我ながらチョロすぎである。
212 = 1 :
「須賀先輩は、何か部活とかはされてるんですか?」
「ん…? あぁ、してるぜ? ちなみに、なんだと思う?」
入学して三日間。
私は彼、須賀先輩のことを色々と調べて回った。
須賀先輩。
本名、須賀京太郎先輩。
三年生。
生徒会長(正確には学生議会長らしい)の親友で、金髪(地毛らしい)と身長が高いのが特徴。
あと、以外にロマンチストらしい。
当然調べている中で、部活のことも耳にしていたのだけど……。
「ん~と…須賀先輩、身長高いですし……バスケ部ですか?」
「ん~…ハズレ」
「じゃあ~……サッカー部!」
「違うんだなぁ、これが。ヒントは室内競技だ」
やっぱり、聞いた話しは本当だったんだ……。
以外だ、運動神経はかなりいいって聞いただけに、なおさら。
「室内競技…室内競技ですか……。えっと………麻雀部………とか?」
「うぇ!? マジか、一発で当てられるとは……」
まぁ最初から知ってたんですけどね。
213 = 1 :
「でも、男子で麻雀部って珍しくないですか? 麻雀といえば、女子の名前をよく聞きますが…」
「競技人数だけなら男子の方が多いらしいぜ? ま、女子の方が基本的に強いし、華もあるし。メディアに取り上げられるのはやっぱ女子なんだろうけど」
「へぇ~、そうなんですか」
「そそ。この学校にもいるぜ? 雑誌とかにもすっげえ取り上げられる奴」
「あ、多分知ってます。原村先輩でしたっけ?」
「そうそう。この学校にくる取材っつったら大抵が和目当てだし」
ここ、清澄高校麻雀部の女子は、県どころか全国でもトップクラスの強さを誇る。らしい。
二年前までは部として存在してることが奇跡のレベルだったらしいけど、元々実力者だった在校生(もう卒業しちゃった)に加え、現在の三年生に当たる世代が凄く強かったんだとか。
個人戦でも一昨年一人、去年二人が入賞(一人は原村先輩)しているらしい。
…………………あれ?
214 = 1 :
「あれ、でも一昨年入賞した人って原村先輩じゃないんですよね? もう一人の凄く強い人ってあまり雑誌とかで見ないですけど……どうしてですか?」
「そいつが目立つの苦手だからだね。取材もほとんどインタビューだけで、写真とかは断ってるし」
「あ、そうなんですか」
「おう。ちなみにそいつはめっちゃ強いぞ? 一昨年は個人準優勝、去年も三位に入ってたからなぁ。一年の時からプロのスカウト受けてんだぜ? 信じられねえだろ」
その人のことを、まるで自分のことのように嬉しそうに話す須賀先輩。
原村先輩の話しをしてたときはもうちょい落ち着いてたような……。
「……お。噂をすれば、大魔王様のお出ましだ」
「京ちゃ~ん? 誰が『大魔王』だって~?」
215 = 1 :
…………………須賀先輩のことを調べる過程で、何度も聞いた話し。
須賀先輩に一目惚れした以上、避けては通れない道。
曰く、付き合ってないのがおかしいレベル。
曰く、恋人関係よりも内側にいるレベル。
曰く、距離が近すぎて逆に見えなくなってるレベル。
曰く、比翼の鳥にして連理の枝(意味はよくわからないけど…中二病ってやつかな?)。
話しを聞いた皆がそう答えた。
ラスボス、宮永咲…………。
憎き敵だ。
だからその姿をこの目にしかと焼き付けようとして……………ビックリしました。
おっと、思わず敬語になっちゃった。
216 = 1 :
「ふ~ん? 京ちゃんは私のこと、そういう風に思ってたんだ?」
「いや、これはほらあれだ。なんというか…マージャンがすげえ強い的なことを言いたかったんだよ」
「レディースランチ買ってあげないよ?」
「それは困る! 悪かったって、お姫様」
「ふーんだっ! 大魔王は怒ると怖いんだから!!」
予想外だった。
なんというか、地味だ。
普通に可愛い。
でも、それだけ。
須賀先輩が金髪やら高身長やらで派手なのもあって、ぱっと見は釣り合ってるように見えない。
ライオンとチワワって感じだ。
217 = 1 :
でも、なぜだろう。
違和感は、まるでない。
「……っ…!」
多分、意識しないと気付かなかった。
須賀先輩がズボンのポケットに手を入れた。
ただそれだけのその動作の中で。
須賀先輩が、少しだけ前屈みになったこと。
須賀先輩が、少しだけ壁にもたれ掛かったこと。
須賀先輩が、少しだけ足を曲げたこと。
なんの違和感もなく、不自然さもなく。
宮永先輩が無理なく見上げられる位置まで、須賀先輩の頭が下がって来ていたこと。
218 = 1 :
私の時はどうだったろうか。
意識していなかったので、記憶に残っていない。
でも、須賀先輩は、宮永先輩が来たときに体勢を変えた。
それはつまり、宮永先輩と会話をするということが、それだけで特別なんだということ。
むむむ…どうやら宮永先輩は、想像もできないレベルの強敵のようだ………。
219 = 1 :
「…ぃ………。ぉ~い。聞こえてるか~?」
はっ!?
呼び掛けられてることに気付き、急いで顔を上げる。
「ったく。さっきから名前呼んでも全然反応しねえから心配したぞ」
「あっ…すいません。ちょっと考え事をしてて……」
「あ、京ちゃん。その子が昨日言ってた、仲良くなった後輩の子?」
「そうそう。ちなみにちょうどお前のことを話してたところだぞ」
「あ、そうなの…………それで大魔王なんて言われてたわけね」
「あはは……根に持ちますねぇ…咲さんは…」
「こんなか弱い乙女を大魔王扱いするのが悪いよ」
「自分でか弱いとか言うなよ……」
でも、端から見ても『か弱い』というイメージは的を得ているように思う。
小動物系というか、なんというか。
この見た目で大魔王扱いはあまりピンと来ない。
「あ、初めまして、宮永咲です。京ちゃ…えと、須賀くんと同じ三年生で、麻雀部です」
「あ、はい」
自己紹介され、私も自分の名前を教える。
……「京ちゃん」と言いかけて、「須賀くん」に言い直したことは敢えてスルー。
220 = 1 :
「でも、まさか咲が自分から自己紹介出来るとは…お兄さん嬉しいぞ?」
「む。まるで私が自己紹介が出来ない人のように言うのはやめてよ」
「……………え?」
「ちょっと何その反応は!?」
………………仲、良いなぁ……。
やっぱりこの二人は…付き合ってたりするのだろうか……。
いや。
聞いた話によると、この二人、特に須賀先輩は相当ヘタレで、付き合う寸前ではあるものの、決定打がないという状態らしい。
ならば私にだって少しくらいチャンスは残っているはず。
押して押して、押しまくのだ!!
221 = 1 :
入学してから一週間が経った。
「須~賀先輩っ♪」
「おぉ、今日も来たのか。お前も飽きないなぁ………まさかクラスに友達がいないから…」
「ちょっ、そんなことないですよっ!? そりゃそんな多くもないですけど…」
「ま、まぁあれだ。一週間くらいならまだグループにも入れるだろうし、頑張れ。二週間越えたらキツいぞ?」
「だから友達ならいますって!!」
「どうかな~? 俺は入学後、思うように友達が作れず、俺と話すか図書室で本を探すか外で本を読むかしか出来なかった奴を知ってるからなぁ。そうはなるなよ?」
「あの…それって、もしかして……」
「おう、咲だ。今では結構友達いるみたいだけどなぁ」
「………………………」
むぅ、また宮永先輩の話しだ…。
私が宮永先輩に会ってから、須賀先輩は宮永先輩の話題をちょくちょく出してくるようになった。
須賀先輩と共通の会話が出来るようになったのに、感じるのは距離感。
須賀先輩が自分を見せてくれるほど、須賀先輩のと距離が遠くなっていく。
どうすれば、どうすれば私を見てくれるのかなぁ…………。
「……………………………………」
222 = 1 :
/
最近、京ちゃんと仲のいい子がいる。
今年入ったばかりの後輩の子なんだけど…いっつも京ちゃんと一緒にいる気がする。
そ、そりゃあ誰と何を話そうが京ちゃんの自由だけどさ?
京ちゃん優しいから、後輩の、それも女の子に話しかけられたりしたら断れないのもわかるけどさ?
でも、もうちょっと私に構ってくれてもよくないかな?
今までは京ちゃんが待っててくれたのに。
ここ一週間は私が京ちゃんを待つことの方が多い気がする。
京ちゃんは悪くない。
その優しさは、先輩として持つべき優しさだと思うから。
あの子だって悪くない。
滅多に自分から話し掛けたりしなかった高一の頃の私より、あの子のように積極的に話しかける方がいいに決まってる。
悪いのは、私だ。
私が京ちゃんにもっと積極的に話し掛けていけば、私があの子よりも積極的に京ちゃんを誘えたら。
きっと京ちゃんは、もっと私といてくれるのに。
まさか………あの子に、京ちゃん取られちゃったり………しないよね………?
223 = 1 :
\
新学期が始まって一週間とちょっと。
最近、とある後輩と話す機会が増えた。
たまたま校舎の廊下でパターゴルフをしていたところ、その日が新入生の事前登校日だったらしく、なんやかんやでその後輩に懐かれてしまった。
いい子だ。
聞き上手。
相槌のタイミングが絶妙。
ただ聞くだけでなく、話と話の切れ間に質問をしてきてくれるので、話題が尽きない。
だから、こっちも色々話してしまう。
最近だと、咲の話とか、咲の話とか。
だから、こんな弊害も生まれる。
「ねぇ、京ちゃん。最近あの子と仲良いよね? ………どんな話ししてるの?」
「ん……まぁ、色々……」
当然、彼女と話している間は、咲との会話時間が減る。
そして咲としては、それはあまり面白くないらしい。
とはいえ、まさか「咲の話しばっかしてます」とは言えないしなぁ。
つか、咲の話しをしようと思ってるわけじゃねえんだけどな?
気付けば咲の話しになってんだよなぁ…。
「………………むぅ……」
「…どした? そんなモモンガみてえに頬っぺた膨らませて…」
「べっつに~? というか、モモンガって頬袋あるの?」
「さぁ?」
224 :
なお、麻雀の腕となると逆になる模様?
225 = 1 :
…………それともうひとつ、気になっていることが…。
「須賀先輩って、好きな人とかはいるんですか?」
「須賀先輩の好みの女性って、どんなタイプですか?」
「須賀先輩って、どっちかといえば年上好きですか? それとも、年下好きですか?」
例の後輩のことなんだが…話題がないときの最初の話題が、なんかすげぇ偏ってんだよなぁ…。
咲と会ってから、アクティブになったというか…。
………まさか……まさか………ね?
全部、おれの自惚れだったらいいなぁ……。
226 = 1 :
__
いつも通り須賀先輩に声をかけようと思ったら、すでに宮永先輩が話していた。
ぐぬぬ…先を越されたか(宮永咲先輩だけに)。
………………やっぱ仲良いなぁ、あの二人。
須賀先輩も私と話してる時より楽しそうに見えるし、宮永先輩も何だかんだで楽しそうだ。
やっぱり時間はアドバンテージなのかなぁ…。
となると考えられる手段は…やっぱり告白しかないのか……。
会って一週間で告白っ…早すぎるって?
しょうがないじゃん、好きになっちゃったんだもん。
227 = 1 :
\
下駄箱の中に手紙を見つけた。
俺の名前と、あの子の名前が書いてある。
薄々、そんな気はしてた。
出会ったばかりだとか、先輩後輩だとか、そんなことは理由にならない。
好きになるのに理由なんてないんだ。
好きな理由なんて、惚れたあとに勝手に着いてくるもんなんだから。
だから俺には、君を好きにならない理由もない。
ただ、もっと好きなやつがいるだけで。
228 = 1 :
彼女の用件はやはり、俺と付き合ってほしいというものだった。
考えてみりゃ、告白されんのなんて初めてだ。
やっぱ後輩が自分のことを好きでいてくれるのは嬉しい。
それが女性からの恋愛感情となるとなおさらだ。
でも。
いや、だからこそ。
229 = 1 :
------------------------------
「俺は、お前とは付き合えない」
-----------------------------
230 = 1 :
その返事は、分かっていた。
分かっていても。
頭が理解していることと、心が理解することは違う。
「断られるとは思ってました……でも、分からないこともあります」
「たぶん、宮永先輩が告白したのなら、須賀先輩は断りませんよね?」
「……宮永先輩と私、違いはなんですか?」
「…宮永先輩のことを馬鹿にするわけじゃないですけど…見た目にはそこまで差はないですよね?」
「一緒にいる時間は全然敵いませんけど…それでも付き合えば一緒にいる時間だっていつかは追い抜けるはずですし…」
「宮永先輩にはあって、私にはないものなんて…それこそ麻雀の強さくらいだと思うんですけど……それが決め手ってわけでもないんですよね?」
「それだけ教えて下さい。私が振られて、宮永先輩であらば振られない理由ってなんですか?」
231 :
確かに気になるな
232 :
確かに気になる
233 = 1 :
「キツイ言い方になると思う。まして後輩にこんなこと言うなんて、先輩としてどうかと思う」
「それでも、言うぞ?」
「俺は咲に一番幸せになってほしい。それがお前と咲との、決定的な違いだ」
「俺はお前を振ることで、お前に不幸になってもらうことで。咲を幸せにできるならそれでいいと思ってる。最低な先輩だろ?」
「だから、咲を選ぶ理由なんて決まってる」
「俺が、須賀京太郎だからだ」
234 = 1 :
「先輩。一つだけ、訂正させてもらってもいいですか?」
「え? 俺なんか間違ったこと言った!?」
「あ、いえ。ただ、認識の違いというか、そういうやつです」
「私は、先輩に振られても、不幸になんてなってませんよ」
「だって、こんなにも素敵な先輩に惚れることができたんです。そして、ちゃんと、振ってもらえた」
「……多分私は、須賀先輩を好きになることができて、幸せでした」
235 :
上に部員共があるせいでギャップに笑う
236 = 1 :
「はぁ~あ。一週間、短い恋だったなぁ~」
「………ま、高校生活はあと二年と49週もあるんだ。挫けない挫けない」
「今回は相手が悪すぎるでしょ。勝ち目0どころかマイナス方向にぶっちぎりすぎだっての」
「いつか私も、誰かに幸せにしてもらえるのかなぁ?」
「……そのためにも、ますはこの手でつかめる幸せから掴んでいくとしますか」
237 = 1 :
だから>>1はこういう話書くの苦手だって行ってるじゃないですかーーーーーー!!!
これが>>1000じゃなかったら絶対やらなかったね。
くっそぉ、こんな難しいお題よこしやがって。
だから前スレ>>1000!
お前の出したお題はグッドじゃない。
ファンタスティック!! 以上!!
クオリティ低いとか言わないで。
あと、だれか名もなき後輩ちゃんを幸せにしてあげて。
時間がないのでここまで。
それじゃあまた来週。
239 = 232 :
乙ですぜ
243 :
責任を持って俺が後輩ちゃんを幸せにするから安心しろ
245 :
こんにちは。
前回は終盤駆け足になってしまってすいません。
今日は短めの投下でいきますよ~。
>>243
任せた。
ちゃんと幸せにしろよ?
246 = 1 :
身体測定
京太郎「う~ん……さすがに身長も伸びなくなってきたなぁ……。体重増えてんのは筋肉の分だと思おう、うん!」
嫁田「須賀~! 身長どうだった?」
京太郎「去年よか1cmしか伸びてなかったよ」
嫁田「むしろまだ伸びんのか!? たけのこかよ、お前は」
京太郎「でも、まだお前には追いつけなさそうなんだよなぁ」
嫁田「ふふん。高校生活三年間の中で俺より高いやつなんて未だ見たことねーぜ~?」
京太郎「二年前にはいたぞ? 身長ほぼ2mの女子高校生が」
嫁田「……………マジで?」
京太郎「マジで」
247 = 1 :
嫁田「そして…あいつらはなにしてんだ?」
咲「グスン……せめて数値だけでも変化してて欲しかった……」
優希「グスン……あんなに牛乳飲んだのに……」
和「グスン……身長は変わらないのに、体重だけ増えてます………」
咲「どうせ和ちゃんは胸の脂肪でしょ? 羨ま死ね」
優希「何もしてないのにデカくなるとか……羨ま死ね」
和「………そしてなぜか何もしてないのに恨みまで買う。ホントに理不尽です……」
248 = 1 :
京太郎「……………」
嫁田「……………」
京太郎「まぁ、女子が身体測定で一喜一憂なんてよくあることだろ」
嫁田「一喜の部分が見当たらないが……」
京太郎「どっかに落としてきたんだろ。きっと食堂あたりに落ちてるよ」
京太郎「そういえばさ。和と咲って、どっちが身長高く見える?」
嫁田「え? ……う~ん。パッと見た限りでは、原村の方が高くみえるけどなぁ」
京太郎「だろ? けどな、実際は咲の方が高いんだ。1cmだけ」
嫁田「そうなのか? じゃあなんで原村の方が高く見えるんだろ」
京太郎「それなんだけどさ。俺、分かったかもしんねぇ」
嫁田「え? 何々?」
249 = 1 :
京太郎「ほら、和って姿勢いいだろ?」
嫁田「まあな。あの胸で胸張られると、こっちは目のやりどころに困るよな」
京太郎「んで、咲って胸ないだろ?」
嫁田「あぁ、ないな」キッパリ
京太郎「だからさ。ちょっと背中曲げて、服のしわとかで胸のなさを誤魔化してんだよ、多分」
嫁田「あっ……」
京太郎「その違いがそのまま見た目の身長差にも影響してるってわけ。どうだ? この名推理……」
「ふ~ん。よく見てるね、京ちゃんは………」
250 = 1 :
京太郎「……………………」
咲「……………………」ニッコリ
京太郎「あ…あはは……。咲は今日も可愛いな」
咲「ん。ありがと、京ちゃん」
京太郎「あ、俺ちょっとお花を摘みに…」ガシッ
咲「トイレの前に、少し話し合おうか」
京太郎「いや、あの………」
咲「京ちゃんってさ。いつも部活で力仕事してくれるじゃん? 荷物運んだり」
京太郎「あ……はい………」
咲「それに対して、いつも罪悪感抱いてたんだよね。私たち」
京太郎「あ、いえ。お気になさら……」
咲「だからね? 今日は休んでいいよ、力仕事」
京太郎「あ、でも……」
咲「デモもストもないよ。京ちゃんは今日は力仕事休み、分かった?」
京太郎「…………はい。えっと、じゃあ新入生の……」
咲「新入生勧誘のチラシ作りは和ちゃんがやってくれるって。優希ちゃんがチラシ配りしてくれるみたいだし」
京太郎「えっと…じゃあ部活……」
咲「部活紹介の文章ならムロちゃんとミカちゃんが考えるから、京ちゃんは見直しだけって昨日決めたでしょ?」
京太郎「あ、そうでしたね……」
みんなの評価 : ★★★×5
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