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    元スレ京太郎「高校最後の!!」 咲「春が来た!!!」

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    みんなの評価 : ★★★×5
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    103 :

    なるほどなるほど~
    これはいい
    実にいい

    104 :

    こんばんは。
    さっそく投下していきますよー。

    >>1で「三年生になった」って言ってるけど、実はまだ春休みだから三年生にはなってないんだよね。

    105 = 1 :

    京太郎「春休みもあと少しだな」

    「そうだね。休みが明けたらいよいよ私たちも三年生だよ」

    京太郎「あ~、今年こそは俺も全国行きてぇなぁ」

    「京ちゃんの打ち方は当たり外れ大きいからねぇ。一緒に打ってる側からするとやりにくいんだけど…」

    京太郎「一昨年は一回戦敗退。去年は決勝リーグには残ったけど、順位は下から数えた方が早かったからなぁ」

    「でも、勝てるようにはなってきてるんだし、今年はワンチャンあるよ!」

    京太郎「ワンチャンかぁ……ワンチャンかぁ……」

    「え、あ、いや。きっとスリーチャンかフォーチャンくらいあるよ!!」

    京太郎「チャンってのはどんな単位なんだよ…」

    106 = 1 :

    「あ、それにほら! 男子の新入部員が四人以上入ってきたら団体戦にも出られるかもだし!! そうなったらチャンス倍増だよ!」

    京太郎「男子…男子の新入部員なぁ……。いやまぁ入って欲しくないと言えば嘘になるんだけどさ……」

    「? あんまり団体戦は乗り気じゃない感じ?」

    京太郎「ん~、いや…なんというか………なぁ?」

    「?」

    107 = 1 :

    京太郎(団体戦に乗り気じゃないというか…他に男子がいるのが怖いっつーか……)

    京太郎(あー…でも逆にライバルってわけじゃねえけど、他にそういうやつがいた方が俺ももっと積極的になれるかもしれねえもんなぁ……)

    京太郎(……まぁ、なるようになれ、だ。頑張れ、未来の俺)

    108 = 1 :

    ホントは男子部員も入れてあげたいんだけど、オリキャラ作ることになっちゃうからなぁ…。
    白田君? 下見君?
    誰だっけそれ刹那で忘れちゃった。


    早く四月になってほしい。
    早く学校ネタ書きたい。

    というわけで、今日の投下はここまで~。
    おやすみなさい。






    以下どうでもいい話し。


    ここの京ちゃん(3年ver.)は『物欲センサーの精度がヤバい』というオカルト持ちです。
    ここ一番で欲しい牌が引けない能力、欲しい牌と全然関係ない牌を引く能力。
    京ちゃん自身もそれを自覚しています。

    なのでここの京ちゃんは配牌時点でどんな役を目指すかを決め、その役に必要のなさそうな牌を一枚抱えながら打つという打ち方をしてます。
    この時、不必要な牌は伏せておきます。

    実質12枚で手作りとオリを両立しつつ、不要牌が重なれば頭に、不要牌の隣の牌で順子が作れれば平和を目指し、不要牌の近くの牌が来なさそうなら、逆に伏せていた不要牌を手に組み込んで不要牌に物欲センサーを反応させ、本来の手作りに必要な牌をツモり易くするといった打ち方をしてます。

    自分で言っててよく分からんくなってきた。
    要は断么が近い手ほど么九牌を引くから、断么目指すときでも八萬あたりを伏せて置いとけば九萬引いても和了にいける、みたいな感じです。

    109 :

    牌に愛されなくても嫁に愛されてるからええやん

    110 :

    心を無にするか自己暗示で悪い方に欲しいと本気で思い込ませるか……ハギーにやり方を教えてもらおう

    111 :

    エイプリルフールはあるかな?

    113 :

    こんばんは。

    録画してた咲のアニメ見てたら、久しぶりに京ちゃんが喋ってた。
    予告でだけど。

    なのでそのネタで一つ書いてきます。



    >>109
    「嫁さん違いますっ!!」

    >>111
    そりゃあ4月1日がいきなりなくなったりはせんでしょう(すっとぼけ)。

    114 = 1 :

    「ロンです。立直役牌ドラ1、裏は…乗らず。5200です」

    京太郎「ぐあぁ…初っ端からゴンニかぁ。痛いなぁ」

    「ふふふ、リー棒もついでに貰っていきますね」

    優希「うあぁ…私のリー棒がぁ……」

    京太郎「1000点くらいでうだうだ言うなよ。俺なんてその五倍取られてんだぜ?」

    「まぁ、どんまいだよ京ちゃん。逆にゴッツーでよかったと思おうよ。いきなり満貫とかじゃなくてさ」

    京太郎「だなぁ…ま、東場も始まったばかりだし、気合い入れ直していくか!!」







    ムロ「……………………」

    ミカ「? どうしたの、ムロちゃん。急に固まっちゃって…」ヒソヒソ

    ムロ「……いや、部長は5200点のこと『ゴンニ』って言うけど、宮永先輩は『ゴッツー』なんだなぁ、と思って」ヒソヒソ






    京太郎「……………………」


    115 = 1 :

    京太郎「あ、それロン」

    優希「む、私から上がろうとは小癪な……」

    京太郎「立直一発に断么でゴン…ッツー……あ、いや、5200点です」





    ミカ「私たちの声、聞こえてたのかな?」ヒソヒソ

    ムロ「多分…。発声も宮永先輩とお揃いがいいんだね、部長」ヒソヒソ

    ミカ「バカップルだね、バカップル」ヒソヒソ

    ムロ「先輩に向かって『バカップル』はないでしょ。バカって言ってるし」ヒソヒソ

    ミカ「じゃあなんて言えばいいのかな?」ヒソヒソ

    ムロ「……う~ん……なんか見てたらほんわかするから、『ほんわカップル』と呼ぼう」ヒソヒソ

    ミカ「いいね、じゃあ『ほんわカップル』で」ヒソヒソ

    116 = 1 :

    京太郎「………ムロもミカも、聞こえてるからな?」

    ムロミカ「「!?」」

    京太郎「まったく。そんな雀卓の近くでヒソヒソ話しすんなっての」






    「で、実際の所はどうなんですか? さっきも『ゴンニ』って言いかけて『ゴッツー』に言いなおしてましたけど…」

    優希「あとこの前も7700点のこと『チッチー』から『チッチ』に変えてたじぇ。ちなみに咲ちゃんも『チッチ』から『チッチー』に直して、京太郎の言い方を見て『チッチ』に戻してたじぇ」

    京太郎「」

    「」

    117 = 1 :

    大会では普通に点数申告しましょうね。



    というわけで今日の投下はここまで。

    最近3レス投下がデフォになりつつあるなぁ…。
    昔は5レス~10レスくらい書いてたのに…。

    ま、何かイベントがある日はガッツリ書くという方針で。




    それではおやすみなさい。

    120 :

    乙ですー
    まあ4月になればイベントもふえるべ

    121 :

    こんばんわ。

    なんとなく春の話題でも一つ。
    我が家の庭の梅が咲きました。

    桜はもうちょいかかりそうですね。

    宮守のある東北では桜前線が梅に追いつくため、桜と梅が同時に咲くらしいですね。
    あと、開花時期がゴールデンウィークに重なるため、実質ゴールデンウィークは花見休暇だとか。

    ま、どうでもいいですね。
    それじゃあ投下していくよ~。

    122 = 1 :

    「そういえばさ。昨日梅の花が咲いてるの見たよ」

    京太郎「ホントか? もうそんな季節なんだなぁ」

    「ついこの間まで寒い寒いって言ってたのにね」

    京太郎「とか言って油断してたらまた寒くなるんだぜ? 四月の中旬あたりにいきなりな」

    「あ~、あるある」

    京太郎「四月って基本的に暖かいくせに、花見の時だけやたら寒くなるよな」

    「あ~、それもあるあるだね」

    京太郎「あとさ。桜の花びらがコップにヒラヒラって落ちてくるのがやりたくて、コップを持って桜が散ってくる方に行くけど、そうしたらさっきまで自分がいたところに花が舞ってくるよな」

    「あ~、あるあ……いやごめん。それはあまりないかな。じっとしててもコップに落ちてくるし」

    京太郎「マジか。お前運いいな」

    「ん~、そうでもないかな。一枚二枚ならともかく、十枚くらい入ってきたらちょっと嫌だし」

    京太郎「あ~、そういうパターンもあるのか」

    123 = 1 :

    京太郎「あ~、花見行きてえなぁ。桜の木の下で何も考えずにただただ無意味に時間を過ごしたい」

    「すごい願望だね。まぁ気持ちは分かるけど」

    京太郎「だってほら、桜ってただ見てるだけじゃつまんねえじゃん。何も考えずに散っていくのを感じるくらいがいいんだよ、きっと」

    「う~ん。一見趣深いこと言ってるように聞こえるけど、京ちゃんだしなぁ…」

    京太郎「どういう意味だよ」

    「ん? 多分いざ花見したら桜なんてそっちのけで嫁田君あたりと騒ぎ出すんだろうなぁと思って」

    京太郎「失礼な。俺だってTPOくらい弁えるさ」

    「ホントに~?」

    京太郎「マジマジ。なんなら試してみるか?」

    「試すって…どうやって?」














    京太郎「実際に花見に行ってみよう。二人で」


    124 = 1 :

    というわけで、花見フラグだけ立ててターンエンド。
    花見は明日書きます。

    ちなみに花見と言っても、梅の方です。
    桜はまだ咲いてないっしょ、多分。


    つーわけで、おやすみなさい。

    126 = 1 :

    おまけ







    「あ~、花見行きてえなぁ。桜の木の下で何も考えずにただただ無意味に時間を過ごしたい」



    嘘だ。
    無意味な時間なんて過ごしたいわけがない。

    ただ、お前と花見をする。
    そんだけの行為が、俺にとってどれだけ有意義なことか。



    「すごい願望だね。まぁ気持ちは分かるけど」

    「だってほら、桜ってただ見てるだけじゃつまんねえじゃん。何も考えずに散っていくのを感じるくらいがいいんだよ、きっと」



    これも嘘。
    桜が散るのなんてなんとも思わない。

    だってこんなのは、全部口実にすぎないんだから。

    127 = 1 :

    「う~ん。一見趣深いこと言ってるように聞こえるけど、京ちゃんだしなぁ…」

    「どういう意味だよ」



    はぁ~あ。
    なんとかして咲を花見に誘いてえなぁ。

    でも、桜の花見となると部員全員で行こうってなるだろうからなぁ。
    かといって、二人きりでとか言うのも恥ずかしいし。
    どうしたもんか。



    「ん? 多分いざ花見したら桜なんてそっちのけで嫁田君あたりと騒ぎ出すんだろうなぁと思って」

    「………失礼な。俺だってTPOくらい弁えるさ」



    ……………おや?
    ……………おやおやおや?
    ……………この会話の流れは……いける?





    ………………うん、行けるな!
    この会話の流れなら、自然に切り出せるはずだ!!

    よし、自然に。
    自然に切りだすんだ。

    まるで今、ふと思いついたかのように。


    128 = 1 :

    「ホントに~?」

    「マジマジ。なんなら試してみるか?」

    「試すって…どうやって?」



    よし、こっそり深呼吸深呼吸、落ち着いて。

    会話の流れに違和感はない。
    疑いをかけられたから、それを証明する。
    その為の手段を提供するだけだ。

    だから落ち着いて。
    さも当然のように口にするんだ。

    せーのっ!






    「実際に花見に行ってみよう。二人で」




    129 = 1 :

    ふと思いついた京ちゃんの内面描写でした。
    蛇足だったかも?


    ほんじゃま、今度こそおやすみなさい。

    130 :

    ちらほら咲き始めてはいるねぇ
    満開にはまだまだだけど

    131 :

    おつおつ
    うちらの地方は梅はとっくに終わって、今は桜が満開です
    雨降ってるけどねー(´・ω・`)

    132 :


    まだまだ桜も梅も先の話だなあ
    こっちは家の前にまだ30センチは雪積もってるし だいぶ溶けたが4月末だなこれは

    134 :

    こんばんわ~。

    どうでもいい話しですが、現在ウチの庭では梅、菫さん、椿が咲いてます。
    もうすっかり春ですね。


    というわけでちょろちょろ投下していくよ~。
    今日は久しぶりにちょっと長めの投下が出来そうです。

    135 = 1 :

    「レジャーシート持ってくれた?」

    京太郎「おう」

    「お茶は?」

    京太郎「おう」

    「おにぎりもちゃんと持ってる?」

    京太郎「勿論」

    「よし。それじゃあ……」







    「お花見に行こう!!」

    136 = 1 :

    京太郎「なんだかんだ言ってめっちゃ乗り気じゃねえか」

    「ふふ、だってお花見だよ? そりゃテンションも上がるよ」

    京太郎「そうかい。んじゃ、しっかり掴まってろよ?」

    「うん。自転車の二人乗りも久しぶりだね~」

    京太郎「冬の間はあんま自転車使わねえもんなぁ。寒いし」

    「だね。それじゃ、しゅっぱつしんこー!!」

    京太郎「あいよー!!」




    移動中(Now Leading…)




    「到・着!」

    京太郎「ふぅ…疲れた…」

    「あ、ほら。荷物貸して。私が持つよ」

    京太郎「んや、別にいいよ。大した荷物でもねえし」

    「でも京ちゃん、自転車漕いで疲れてるでしょ?」

    京太郎「全然疲れてねえよ、お前軽いし。二年前から全然変わんねえな」

    「誰が貧乳だって?」ゴッ

    京太郎「言ってねえよ……」

    137 = 1 :

    「あ、ここにしよっか?」

    京太郎「いいんじゃねえか? 梅の真下でもなく、遠すぎるわけでもなく、周りに人はいない。完璧だな」

    「よーし、レジャーシート敷くよ~。そっち持って~」

    京太郎「あいよ」

    「持った? それじゃあ、せーのっ!」バサッ





    京太郎「…………このレジャーシート、小さくね?」

    「そ、そうかな? 二人だし、このくらいの大きさでもいいと思ったんだけど…一応これ二人用のやつだし…」

    京太郎「荷物と俺の図体を考慮してくれよ…。俺、今や龍門渕の純さんよかデカイんだからな?」

    「あはは…ごめんごめん。ま、それでも詰めれば座れるでしょ。ささ、座って座って」グイグイ

    京太郎「あ、おい。ちょっと待……」









    京太郎(…………咲の肩が俺の腕に触れてる。嬉しいけど……動けねぇ……)



    (………ふふ、良かったぁ。一番小さいレジャーシート持ってきて♪)


    138 = 1 :

    京太郎「……さて。それでは早速、おにぎりでも頂きますか」

    「上に海苔が捲いてある奴が梅干し。下に海苔が捲いてある奴がタラコ。海苔が二枚捲いてあるやつがシャケ。周りに海苔を発付けてるのが昆布となっております」

    京太郎「なるほどなるほど。………ちなみに、全部咲が握ったのか?」

    「もっちろん! どれも自信作だよ~?」

    京太郎「なるほどなるほどなるほど………」





    京太郎(咲が直接手で握ったおにぎり。咲が手に着いたご飯を舐めとった(りしたであろう)指先で握ったおにぎり。先の手汗や唾液がしみ込んでいるかもしれないおにぎり…………………イカンイカン。発想がちょっと…いや、かなり危ない人みてえだ)



    京太郎「んじゃ、いただきまーす」

    「召し上がれっ」

    139 = 1 :

    「……味は…どう………かな…?」




    京太郎「………なんつーか、普通に美味すぎてコメントに困る。『おいしい』以外の感想が思いつかない」



    「ほっ、ならよかったぁ…。ほら、どんどん食べてね?」

    京太郎「おう、遠慮なくいただきます。咲もちゃんと食べろよ?」

    「はーい」







    京太郎「ふぅ、食った食った。ごちそうさまでした」

    「はい、お粗末さまでした。すごい食べっぷりだったね、京ちゃん」

    京太郎「おいしいもんはおいしいんだから仕方がない」

    「ふふっ、そう言ってもらえるとこっちも作り甲斐があるよ」

    京太郎「俺も、咲の料理だったらいくらでも食べれそうだ」







    京太郎(……これがあれか。胃袋を掴まれるってやつか)

    (……これはあれかな? 京ちゃんの胃袋を掴めちゃったりしちゃったりするのかな……?)

    140 = 1 :

    京太郎「さて、あとはボケ~っと茶でも飲みながらダラダラするか」

    「もっと言い方ってあるでしょ…。事実はどうであれ」

    京太郎「ん~。じゃあ、徒然なるままに日暮らすまでボケ~っとするか」

    「いや、あんま変わってない」

    141 = 1 :

    京太郎「……………………」ボケー

    「……………………」ポケー

    京太郎「…………今年で高校生活も最後だな~」ボケー

    「…………そうだね~」ポケー

    京太郎「…………進路とか、考えてたりしてる?」ボケー

    「…………まぁ、去年の時点でいくつかプロから推薦は貰ってたりしますね」ポケー

    京太郎「…………そっかぁ。咲は麻雀強ぇもんなぁ…」ボケー



    「…………京ちゃんだって最近は強くなってきてると思うよ? 私も時々負けるし」

    京太郎「ん~…、とは言ってもなぁ。大会で結果残さねえと意味ねえし…」

    「…ちなみに京ちゃんは、麻雀のプロ希望だったりするの?」

    京太郎「……まぁ、興味がないと言えば嘘になるわな」

    「………………」

    京太郎「それでも、高校を卒業したら俺は大学に行くと思う。ま、最後の大会まではプロにも勝つつもりで踏ん張ってみるけどな」

    142 = 1 :

    「………じゃあ、私も大学に行こ…」

    京太郎「やりたいようにやれよ」



    「…………え?」



    京太郎「だから、咲は咲のやりたいようにやればいいんだよ。プロになるも、大学に行くも、咲が自分の意思で決めればいいさ」

    「………………」

    143 = 1 :

    京太郎「俺は自分の意思で大学に行く。そりゃあ咲と同じ大学に通えたらすごく嬉しいし、楽しいと思う。でも咲がプロになりたいのなら、プロになればいい。それを選べるのは、咲だけなんだから」

    「………………」

    京太郎「咲が生きたいように生きてくれれば、俺はそれが一番嬉しいよ。俺は俺で、自分の夢を叶えるために生きるからさ」

    「……私が生きたいように…か……」



    京太郎「……ははっ、なんか説教みたくなっちまったな。今のは忘れてくれ」

    「……………一つ聞いてみてもいい?」

    京太郎「…何?」







    「京ちゃんの夢って、何かな? 大学に行って、京ちゃんが叶えようとしてる夢って何?」

    144 = 1 :

    京太郎「……………………」

    「……………………」

    京太郎「………………教えてや~らねっ!」





    「え~? 教えてよ~」

    京太郎「や~だね。…っつ~か、そういう咲の方こそ夢はなんなんだよ。やっぱプロ?」

    「京ちゃんが教えてくれないのにどうして私が教えなきゃいけないのかな?」

    京太郎「デスヨネー。いや、もしかしたら咲が言ったら俺も教えるかもしれねえぞ?」

    「ふ~んだ。京ちゃんが教えてくれるまで私も教えてあげないもんね~」

    145 = 1 :

    (まさか………)



    (まさかね………)











    (………咲のこと、一生養って生きたい……なんて、言えるわけねえよな)



    (………京ちゃんのこと、ずっと支えてあげたい……なんて、言えるわけないもんね)


    146 = 1 :

    京太郎「日も暮れてきたし、そろそろ帰るか」

    「あ、言われてみればそうだね。じゃ、帰ろっか」

    京太郎「おう。レジャーシート畳むぞ~。そっち持ってくれ」

    「は~い」





    京太郎「咲」

    「何かな? 京ちゃん」





    京太郎「来年も、ここに来ような。そんでまた、花見しよう」

    「………………」

    京太郎「……来年の俺たちはバラバラの路を歩いてるかも知れねえけど、どっかで一度くらい交わったっていいだろ。だから、来年もこうして、語り合おう」

    「…………うん! 約束だよ、京ちゃん」

    京太郎「おう。んじゃあ、ほれ。小指出せ」

    「……………ん」

    147 = 1 :

    「「ゆーびきーりげーんまーん」」


    「「嘘つーいたーらはーりせーんぼーん……」」





    「俺が飲む」

    「私が飲む」






    「「指切ったっ!」」

    148 = 1 :











    京太郎「よーし、荷物全部持ったな?」

    「うん! さ、帰ろ?」

    京太郎「おう、しっかり掴まってろよ? お姫様」

    「安全運転でお願いね、運転手さん?」

    京太郎「……ちぇっ、運転手かよ。まぁ、はずれてはいないけどさ」

    「ん? じゃあ京ちゃんは何て呼んで欲しかったのかな?」

    京太郎「………別に? 何でもいいよ」

    「ふふっ。それじゃ、家までよろしく。運転手さん」

    京太郎「は~いよっ」

    149 = 1 :

    そりゃ高校三年生だもの。
    進路の話しくらいするさ。

    というわけで、今日の投下はここまで。

    久しぶりに長い事投下できました。
    とはいっても一時間とちょっとなんですけどね。

    梅の花言葉は「忠実」や「忍耐」等。
    あと外国では「約束を守る」といった意味もあります。

    忠実に、約束を守る為に、耐え忍ぶ。
    そんな京咲を誰か書いて下さい、オナシャス。


    つーわけで、おやすみなさい。

    150 :


    移動中のleading不思議に思ったけど
    咲ちゃんなら仕方ないね


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