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元スレ提督「艦娘達とほのぼのする」雪風「はいっ!頑張ります!」
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鳳翔「では一品目行きますね?」
提督「簡単なの簡単なの簡単なの簡単なの……」
鳳翔「では、まずはこれから……あーん」
提督「あーん」
ギリギリッ
提督(『あーん』だけで周囲から歯ぎしりの音が聞こえるが……今は集中しろ、外したらそれ以上の修羅場が待ってる)モグモグ
提督(料理の種類は分かる、ハンバーグだ……目隠しされる前にハンバーグが見えたから間違いない……いや待てよ? 目隠しされる前に見えたハンバーグはハート型だった気がする)モグモグ
提督(ハート型に加えて、ハンバーグを作りそうな艦娘……)モグモグ
提督「……多分、多分だけど分かった気がする」ゴックン
青葉「それでは張り切って答えをどうぞ!」
提督「ハンバーグは金剛のだな」
金剛「Well done!! イエース提督! Loveを込めて作った甲斐があったネー!」
青葉「何と一口だけで正解です司令官! これには青葉驚きです! ちなみにどうしてお分かりに?」
提督「何でって言われても美味しいからとしか……あーあと金剛がお弁当作ったらこういうの入ってそうだなーって」
金剛「きっとLoveが伝わったからに違いありまセーン!」
ギリギリッ
提督(俺の感想に変なフィルター通すな金剛! つーか当てなかったら地獄、当てても地獄かよ……!)
そんなこんなで
鳳翔「それでは5品目を……あーん」
提督「あーん」
ギリリッ
提督(……卵焼き、それも甘め、これは分かり易い)モグモグ
提督「卵焼き、瑞鳳だな」ゴックン
瑞鳳「良かったー……当ててもらえて嬉しいです!」
提督「よしよし、まずは一人目……」
――――――――
鳳翔「8品目です。 あーん」
提督「あーん」
ガンッ ドカッ
提督(八つ当たりにパワーアップしてる気がする……。 とりあえずこの料理は一発で分かった)モグモグ
提督「魚の煮付け、これは鳳翔さん、自然と酒が欲しくなるもん」
鳳翔「ふふっ、大正解です。 褒め言葉として受け取っておきますね」
提督「そっすか……。 何か美味しい物を食べてるはずなのに胃が痛くなってきた」
――――――――
鳳翔「13品目になりますね、はいあーん」
提督「ま、待って鳳翔さん、そろそろ腹いっぱいなんだけど……」
比叡「あぁっ! まだ気合い入れた比叡カレーの感想聴いてないのに!」
提督「いや気合いは入れちゃいかんでしょ……頼むから気合い抜いたカレー頼むわ」
比叡「ひえぇ~」
提督「つーかカレーって聴いただけで比叡のイメージがするから食べ比べする必要が……ん、待てよ?」
提督「カレーと言ったら比叡、卵焼きと言ったら瑞鳳、酒煽りたくなるのが鳳翔さんでしょ?」
提督「誰が作ったかを当てるなら食い物を統一するべきじゃね?」
ポロっと零れた迂闊な爆弾発言により、皆が得意とするカレーを作ったまでは良かったが、各々が量を考えずに作ったため1週間三食カレーとなったらしい。
大鯨ちゃんや鳳翔さんの料理が美味いのは想像できるけど、史実によれば比叡の料理は美味しいらしい。
逆に加賀さんがメシマズらしくて驚いた。
乙
というか、飯のマズイ軍艦の方が少ないよ?
狭い船での生活で、飯くらいしか楽しみなんてないし。
現に飯がまずかった加賀の艦内風紀は、無茶苦茶だったらしいし……。
というか、飯のマズイ軍艦の方が少ないよ?
狭い船での生活で、飯くらいしか楽しみなんてないし。
現に飯がまずかった加賀の艦内風紀は、無茶苦茶だったらしいし……。
摩耶「提督、第四艦隊遠征に行かせたぞー」
提督「はいよ、したら第二艦隊が遠征から戻ってくるまで休憩でいいぞー」ペラッ
摩耶「おう」
提督「ん」ペラッ
摩耶「……なぁ、さっきから何読んでるんだ? 桃色の表紙が気になるんだけどよ……」
提督「少女漫画」
摩耶「はぁ!? しょ、少女漫画だぁ!? 何だってまた……」
提督「昨日、酒飲み共に絡まれて『提督は女心が分かっていません!』とか何とか言われて返答に困ったから、女心を勉強中。 ちなみに本は秋雲から借りた」
摩耶「ハハッ、まぁ提督は女関連に弱そうだしな。 あれだろ、士官学校でも彼女とか作ったこと無ぇだろ?」
提督「ばっ、年齢=童貞なワケ無いじゃん! 童貞を賭けてもいいんですけお!!!」
摩耶「テンプレみてー焦り方だな……」
摩耶「で? 女心は理解できたのかよ」
提督「サッパリ」
摩耶「だろうな」
提督「でもなでもな、ギャップ萌えって単語が出てきてな、これは『へぇ~』ってなったんだよ」
摩耶「んだそれ」
提督「普段している逆の行動を取って、それに萌えを感じる事象を指すんだって」
摩耶「ふーん、じゃあ綾波とか朝潮辺りが『提督嫌い』ってのもギャップ萌えになんのか?」
提督「いやぁ……それに萌えは感じないから、ただショック受けるだけじゃね?」
摩耶「でもよ、落差っつーかギャップはあるだろ? そもそもギャップに萌えを感じるとかあんのかよ」
提督「表面が黒い子は、実は真っ白でしたってポイントに萌えを感じるのであって、表面が白い子の根っこが実は黒ってのには萌えを感じない、みたいな」
摩耶「あ……あぁ?」
提督「えーっとだな……あぁ言葉にしようとすると難しいな……」
提督「論より証拠、実際に摩耶も体験してみるか、ギャップ萌え」
摩耶「やろうと思って出来るもんなのか?」
提督「それはやってみないと分からん。 摩耶、俺って基本どんな性格してる?」
摩耶「艦娘に言い寄られてる癖に手を出してないから……へたれだな」
提督「じゃぁほら、この漫画に出てくる男キャラが俺様系だから、これを俺が演じてみればギャップ萌え感じるんじゃね?」
摩耶「どれどれ……。 うっわ、確かに性格は正反対になるだろうけど……こういう奴って想像するだけでウザイな」
提督「いやでも、表面は俺様でも根っこは良い子だし、ドラマ化されてる少女漫画って大抵俺様キャラ登場するし」
摩耶「そうなのか?」
提督「当社調べ」
摩耶「ダメじゃねーか」
提督「じゃ、俺はこのページの男キャラやるから、摩耶はこの主人公みたいに部屋の真ん中に立ってだな」
摩耶「お、おう、何か始まった」
提督「俺がなんやかんやしてから摩耶を押し倒すけど、最終的には俺を突き飛ばして逃げる感じで行こう」
摩耶「押し倒すまでやんのかよ……。 確かに普段の提督とはキャラがちげーからギャップはあるな」
提督「でしょ? 普段の俺と180度変わるわけだから、そこに『萌え』……つまり胸がキュンって感じになれば成功だ」
摩耶「キュンなのか」
提督「キュンだ。 あーあー……ゔゔん! よしやるぞ!」
摩耶「お、おう!」
ハイ、ヨーイスタート
提督「……摩耶」顎クイッ
摩耶「何しやがっ……!」
提督「睫長いな、髪もサラサラだ」
摩耶「は、離せ!」バッ
提督「どこに行くんだよ」トンッ
摩耶「キャッ」ドサッ
提督「俺から逃げられると思ってんの?」
摩耶(てっ、ててて提督が覆い被さってッ!? ヤベェ漫画通りだけど想像以上に距離が近い!!!)
提督「抵抗くらいしたらどうだ?」
摩耶(えーっと次は……あークソが! テンパって頭が真っ白になってきた!!)
提督「しないっつーことは……いいんだな」ホッペタ ナデナデ
摩耶「あっ///」キュン
提督「……」
摩耶「……」
提督(あれ、押し返してこない、タイミング的には今なんだが)
摩耶「提督」ギュッ
提督「……お?」
摩耶「少し……このまま……」
提督「えっ」
摩耶「……んだよ、文句あんのかよ」
提督「あ、いや、えと、文句っつーか、だって漫画と違うシチュになって……」
摩耶「ダメか……?」ギュウッ
提督「いや、ダメってワケでも……」
摩耶「なら良いじゃねぇか」
提督「えっと……じゃ、その、もう少しだけ、このままで……」
摩耶「おう……」
提督(……これ俺がギャップ萌え感じてね?)
強気な俺っ娘が特別な相手にだけ見せる女の子な部分に魅力を感じる。感じた。感じてる。摩耶レベリングしなくっちゃ(使命感)
提督「憲兵達の間で『深海提督』という極めて異色な提督業があると耳にした」
明石「名前からして嫌な予感がするんですけど……、まさか深海棲艦を指揮する提督ですか?」
提督「うんうんそれであってる。 ほら、深海棲艦って統率取れた動きするじゃん?」
明石「陣形を組んだり輸送艦隊を出撃させたり、あと最近は流暢に言葉喋るし、暗号解読された提督がいるし……心当たりは腐るほどありますね」
提督「だろ? それで憲兵達の間で噂になっててさ、深海棲艦側に寝返った提督がいるんじゃないかって」
明石「うーん……悪い方向に考えたくはありませんが、火のないところに煙は立たぬとも言いますし……」
提督「案外、俺の近くにそういう奴がいたりしてな」
明石「ハハッ、まさかまさかそんなそんな」
ヲッさん「提督ただいま」
提督「おーお帰り。 どうだった? ほっぽちゃんはクッキー喜んでくれてた?」
ヲッさん「大喜び」
提督「なら良かった。 バレンタインは貰って無いけど、菱餅恵んでくれたお礼はちゃんとしなくちゃだからね」
ヲッさん「それと、港湾棲姫が今度は提督連れて遊びにおいでって」
提督「マジ!? はぁー入った入った! 港湾棲姫ちゃんルート入ったわ!」
明石「テンションの振れ幅が……あっそうだ、ねぇヲッさん」
ヲッさん「ヲッ?」
明石「『深海提督』って聞いたことあります?」
ヲッさん「いや、聞いたこと無い」
明石「ふむ……。 では、誰が指揮取ってるか、という情報はどうですか?」
ヲッさん「それも知らない」
明石「知らないって……」
提督「うーん、深海棲艦については謎が深まる一方だな……」
ヲッさん「それじゃ私は失礼する」
提督「はいお疲れー」
明石「よくよく考えたんですけど、深海棲艦の住処って深海ですから、まず生身の人間じゃ生きていられませんよね」
提督「それもそっかぁ、所詮『深海提督』は噂だったって事か」
明石「……そうだ、私もそういう都市伝説じみた噂、聞いたことありますよ」
提督「おっ、何々?」
明石「大本営が従来の艦載機と異なる、新たな艦載機を開発中なんですって」
提督「新たな艦載機……?」
明石「総称は『魔装備』って呼ばれてて、確か、ストライクウ・ウィッチ……何とかとか、アーマード・コ……何とかが、艦載機に取って代わる代物になるんじゃないかって噂ですよ」
提督「えらくあやふやな……。 それで、その、ストライク何とかってのは、従来の艦載機にどう立ち向かうんだ?」
明石「ストライク・ウィッチ……何とかってのは、妖精さんに空飛ぶ靴を履かせて出撃させるんですって」
提督「うーわ絶対嘘だろそれ!」
明石「そりゃぁ噂ですから、多少は誇大されてるかも知れませんが……」
提督「それでそれで? アーマード何とかってのは?」
明石「何でも、二足歩行の空飛ぶロボットに妖精さんが搭乗して出撃するらしいですよ。 動力は特別な粒子を使うとも言われてますね」
提督「二足歩行のロボット!? いやー無い無い無い!」
明石「だから噂ですってば!」
夕張「司令官、失礼します」ガチャッ
提督「夕張じゃん、どうしたの?」
夕張「さきほど、大本営から新たな艤装の試作品が届いたので、報告にあがりました」
明石「これはひょっとすると、ひょっとするかもしれませんね!」
提督「おいおい噂をすれば何とやらって奴か?」
夕張「噂……ですか?」
明石「はい、何でも大本営が新たな艦載機を開発していたと……」
夕張「あーそれ私も知ってます! 結構有名な噂ですよね!」
提督「有名な噂だったんだ……」
明石「てことは!?」
夕張「いえ、今回届いた艤装はご期待に添えない物ですね」
明石「あら?」
夕張「大本営から届いたの、艦載機じゃなくて水上機母艦専用の主砲なんですよ」
明石「あらら……」
夕張「これ、報告書です。 それじゃ失礼しました」
提督「はいお疲れ」
提督「ま、残念だったな、噂の艦載機じゃなくて」
明石「確かに残念でしたけど、それはそれ、これはこれですよ。 それで新しい水上機母艦専用の主砲とは!?」
提督「何だかんだで艤装には興味津々なのな。 えーっとね……『ツインヴェスバー』?」
明石「この主砲……攻撃と回避と命中と対空の桁が1000超えてますね……。 命中はともかく回避が上昇するのは常識的に考えておかしい……おかしくない?」
提督「これあれじゃね? 噂の艦載機の存在を上が隠すために用意したカモフラージュじゃね?」
明石「ってことは……届いた艤装も偽物……?」
提督「だろーねぇ」
明石「はああぁ……喜んで損しました……」
提督「ま、こんなの開発できてたら、装備改修なんて必要無くなっちゃうからね、仕方ないね」
明石「それもそうですねぇ……」
提督「あーそうだ、他にもな、『珍獣府』という鎮守府もあるらしい」
明石「急に何ですか? 言葉遊びですか?」
提督「露骨にテンション下がってんな……。 いやいや、珍獣を飼ってる鎮守府なんだってさ」
明石「珍獣って言うと、ジャイアントパンダとか、オカピとか? 臭そう」
提督「いやそれがな、珍獣は珍獣でも、艦娘の代わりに動物が艤装着けて戦うから珍獣って呼ばれてるみたいよ」
明石「何ですかそれ!」
提督「聞いたところによると、大鯨みたいな鯨だったり、まるゆみたいなラッコだったり、球磨みたいなクマが戦うらしいよ」
明石「いやいやメタル○ックスじゃあるまいし無理ですよ! ていうか戦うの水上!!!」
提督「中には提督そのものが犬っていう鎮守府もあるらしい」
明石「犬が提督ってそれ、言葉通じるんですか!?」
提督「犬が日本語を喋るんだと。 まぁ九官鳥も言葉教えれば喋るし、多少はね?」
明石「九官鳥は真似してるだけ何ですがそれは……」
提督「ま、これは前述の噂以上にインパクトが薄いな」
明石「リアリティもありませんね。 というか、その噂が本当だったら今頃、動物愛護団体が黙っていませんよ」
提督「だな、それは言えてるわ。 あー色々話してたら腹減ってきた、はむかぜに餌やってから飯喰いに行こっと」
明石「私も、ぜかまざらしに魚を上げてきまーす」ガタッ
様々な鎮守府から続々と報告が挙がる、奇々怪々な生物や現象。あなたの鎮守府にはどんな都市伝説が……?
刀匠やったり殿やったり親方やったりlovaやったりヒーローストームやったりしましたが私は元気です。イベント始まったしそろそろ更新してくよ。
川内「提督ー、遠征から艦隊が帰投したよー」ガラガラッ
提督「――――の時代の主食は主に……。 あれ川内じゃん、遠征終わったの?」
川内「そう……だけど……」
黒潮「なんや司令はん、遠征の時間忘れとったん?」
漣「抜けてるっ……! そんなんじゃすくわれちまうっ……足元をっ……!」
黒潮「って誰にすくわれんねん!」
初雪「……漣のそれが『ねっとすらんぐ』って奴?」
漣「そうでもあるし、そうでも無いような……」
島風「ねー提督ー、そんなのいいから早く授業進めようよー」
朝潮「いえ、資材は大切ですから遠征を優先するべきです。 司令官、どうぞ私達を気にせずに彼女達に補給を……」
ワイワイガヤガヤ ヤイノヤイノ
提督「だー静かにしろっちゅーの! 一旦授業中止な! 第2艦隊の補給すっから!」
川内「提督……駆逐艦集めて何やってんの?」
提督「あぁ、ええと、家具コインが余ってたから教室セット&教卓セット&黒板を衝動買いしちゃったから、折角だし駆逐艦向けに歴史の授業しようと思ってね」
川内「へー、良いじゃんそういうの。 どこら辺まで進んだ? そろそろ終戦?」
朝潮「今は紀元前三世紀・弥生時代を勉強しています!」
川内「歴史ってそっち!? 私達のじゃないの!?」
朝潮「恥ずかしながら、第二次世界大戦近辺の史実には自信があるのですが、それ以前・以降の歴史となるとサッパリでして……」
黒潮「このままやと艤装外して普通の女の子に戻った時大変やろなぁって、司令が気ぃ利かせてくれてん」
川内「やるじゃん提督」
提督「だろ?」
川内「にしても弥生時代かー、私達が活躍する時代まで来るのまだまだ先みたいだね」
提督「まー昭和まで10個くらい時代があるからね、仕方ないね」
島風「えー! そんな先なのー!? もうこの時代飛ばしちゃおーよー!」
提督「バカ、そもそもお前達が活躍した世界大戦だってチラッとやって終わりだぞ?」
「「「「「えー!!!」」」」」
提督「いやだって、そこ今更勉強する必要あっか? もうお前達知り尽くしてるだろ?」
朝潮「確かにそうですが、復習も兼ねてもっと掘り下げてやるべきでは……」
黒潮「せやせや! 司令やってウチの時みたいなボケかまさん程度に史実を知っとくべきや!」
提督「ギクッ」
川内「黒潮、提督のボケって何?」
黒潮「ウチと司令が初めて会うた時にな、『え、黒潮って海流じゃなかったの? 船の名前だったの?』って聞いてくるくらい、ウチらの事なぁーんも知らんねんで? まともに考えて海流が着任するワケ無いやん!」
「「「「「ええぇ……」」」」」
提督「さっきとは違う意味の『えー』になってる……」
長門「話は聞かせてもらった、それなら私も心当たりあるぞ」ガラッ
提督「げぇっ長門!」
長門「妖精から聞いたが、私を建造し終えた時の第一声が『あっ、この名前見たことある! 涼【ピー】ヒに出てた!』らしいな?」
提督「ギクギクゥ!」
黒潮「ゼミの漫画かい!」
漣「正直分からなくも無いけどそれはちょっと……」
提督「いやだって! 長門の前に建造したのが霞でさ、間違えてその前に建造した霰と見間違えて『あ、被った』って言ったらクズ提督って罵倒されて! 名前まともに呼べるのが嬉しかったからつい!」
島風「……あ、だから霞にクズ提督って呼ばれてるの?」
朝潮「司令官……」
提督「や、待て、あれから呼び間違えた子の字はちゃんと識別できるし漢字でだって書けるようになった! 初対面で会ったときの俺とは違う!」
初雪「ふーん……つまり艦娘の名前全員漢字で書けるようになったから許せと?」
提督「いや全員って言うか、せめて名前呼び間違えた子は二度と間違えないようにしないと思ってだな……」
初雪「おぼろ」
提督「え?」
初雪「『おぼろ』って書ける?」
提督「えーっと……」カッカッ
『月』
提督「えーっと…………」
『月』
提督「ここまで出てる! 喉のここまで出てるんだけど……右側が……!!」
『月』
提督「おぼろは……その……名前呼び間違えなかったから書けなくてもセーフって事で!」
漣「ご主人様オワタ」
朝潮「だ、大丈夫です司令官! 誰だって常用漢字以外は忘れる事くらいあります!」
提督「だよな! そうだよな!」
長門「確かに常用漢字じゃなければ忘れるだろうが、艦娘の名前書けないのは提督として致命的だぞ」
提督「ぐくうううぅぅ……このロリコンめえぇ……」
川内「その調子だと世界大戦とかについてもあんまり知らなそうだよね」
提督「それなら多少は行ける! あれだろ! AL/MI作戦が1942年6月からだろ! 渾作戦が1944年5月からだろ! それから……」
初雪「真珠湾攻撃はいつから?」
提督「ああああぁぁ名前は知ってるけど思い出せないいいいいいぃぃ……」
漣「イベントでやった作戦しか知らないって事でFA?」
提督「くううぅぅ……」
川内「Romaさんがつい先日着任した時、憎らしげにドイツ艦を睨んでたけど、その理由も知らないと……?」
提督「…………慣れない職場だから緊張してお腹痛いのかなぁって……」
島風「だから不思議そうな顔してたんだ。 提督って艦娘の名前間違えるどころか世界大戦の史実も知らない事だらけだったんだね」
提督「くううぅぅ……だって教科書はあんまり載ってなかったしぃ……テストにだって全然出てこなかったしぃ……」
朝潮「こ、これから覚えていけばいいんです! 丁度黒板もありますし机と椅子とノートもありますから、ね!」
提督「はい……提督朝潮先生の生徒になります……」
乙ですって
つうか提督よ、軍人やってたら戦史は習うだろjk……
つうか提督よ、軍人やってたら戦史は習うだろjk……
夢中になれるもの
提督「おーい雪風、知り合いからさくらんぼ貰ったから食べようぜ」
雪風「わーい!」
提督「これヘタと種入れの容器ね」コトン
雪風「ありがとうございます! 早速いただきますね!」
提督「おー食べろ食べろ」
雪風「……」モグモグ
提督「……」
雪風「ペッ」カランコロン
雪風「あ、そういえば司令」
提督「どうよ、まだ収穫早いかなーって言ってたけど充分甘いでしょ?」
雪風「はい! とっても美味しいです!」
提督「なら良かった」
雪風「……」モグモグ
提督「……」
雪風「ペッ」カランコロン
雪風「ところで司令」
提督「6パック分くらいもらったからじゃんじゃん食べろよー」
雪風「はい!」
提督「俺も後で食べよーっと」
雪風「……」モグモグ
提督「……」
雪風「ペッ」カランコロン
雪風「司令に何か言いたいことがあったような……」
提督「あ、そうだ。 他にも色々収穫した果物もらったから、そっちは明日みんなで食べような」
雪風「はい!」モグモグモグ
提督(癒される……)
●足柄の場合
提督「お前はやっぱりコレなのな」
足柄「戦場が、勝利が私を呼んでいるわ!」チュドーン
駆逐イ級「イヤー!」
駆逐ロ級「グワー!」
【 勝利!! S 】
提督「お見事!」
足柄「ふふっ、砲雷撃戦なら私に任せて! ところで提督」
提督「お、あっちに駆逐3隻発見だって」
足柄「すぐに終わらしてくるわね!」
提督「お前はやっぱりコレなのな」
足柄「戦場が、勝利が私を呼んでいるわ!」チュドーン
駆逐イ級「イヤー!」
駆逐ロ級「グワー!」
【 勝利!! S 】
提督「お見事!」
足柄「ふふっ、砲雷撃戦なら私に任せて! ところで提督」
提督「お、あっちに駆逐3隻発見だって」
足柄「すぐに終わらしてくるわね!」
足柄「弾幕を張りなさいな! 撃て! 撃てー!」チュドーン
提督「あわれ駆逐級は爆発四散!」
【 勝利!! S 】
提督「本当にすぐに終わらしてきやがった……」
足柄「提督、私の活躍見てくれた!?」
提督「見た見た」
足柄「ねぇ提督、気になってたんだけど私一人で出げk」
提督「お、今度は軽巡と雷巡の入り交じった主力部隊が近づいてるっぽいな」
足柄「待っててね提督! S勝利を引っ提げて帰ってくるわ!」
足柄「自分が強くなるこの瞬間が、私は一番好き!」チュドーン
軽巡へ級「アバー!」
雷巡チ級「ナムサン!」
【 勝利!! S】
提督「おーい足柄、そろそろ帰投するぞー」
足柄「はーい! 今日はS勝利取れまくって気持ちよかったわ!」キラキラ
提督「めっちゃキラキラしとる……。 どうよ、満足した?」
足柄「えぇ! でもまだまだ足りないわね!」
提督「どっちだよ」
足柄「今日の分の勝利には満足したわ、でもそのせいでお腹が空いたもの!」
提督「ゲェーまさか!」
足柄「帰ったらいっぱいカツを食べましょ!」
提督「しまった足柄が夢中になれるのは戦闘だけじゃなかった! ちょっと調子に乗らせすぎたか!」
足柄「さぁーカツを揚げまくるわよー!」
提督「想像しただけで胃もたれしてきた……」
よくあるカニを無言でほじって食べるアレの艦娘Ver。 他の艦娘だと何があるだろ?
あと頭の中で思いついた妄想を勝手にメモってくれる機械がほしい。
あと頭の中で思いついた妄想を勝手にメモってくれる機械がほしい。
>>492
島風にかけっこ勝負を挑むとか、長門に駆逐艦娘が声をかけるとか、イムヤのスマホにメール着信とか?
なお
>よくあるカニを無言でほじって食べるアレの艦娘Ver。
という単語で、カニを無言でほじって食べる朧の姿を想像した。
島風にかけっこ勝負を挑むとか、長門に駆逐艦娘が声をかけるとか、イムヤのスマホにメール着信とか?
なお
>よくあるカニを無言でほじって食べるアレの艦娘Ver。
という単語で、カニを無言でほじって食べる朧の姿を想像した。
>>495
あのカニ食用だったのか…
あのカニ食用だったのか…
提督「もう2時半か……んー!」ノビー
赤城「お仕事も一区切り付きましたし、休憩しましょうか?」
提督「んーそうする」
赤城「ではお茶菓子を持ってきますね!」ガタッ
提督「わっかりやすい奴だなぁ……。 俺は眠いし昼寝すっから勝手に食ってろ、上の戸棚に昨日買ってきたの入ってるから」
赤城「そ、そうですか? しかし私一人でお茶にするのはつまらないのですが……」
提督「じゃあ加賀さんでも誘えばいいじゃん、俺は気にしないから二人で食えば?」
赤城「しかしそれだと提督が起きてしまうかも……あぁでも一人は……」
提督「赤城って変に寂しがりやで義理堅いよな……それで起きても別に怒ったりしないから」
赤城「そうですか……。 では、提督がゆっくりお休みできるように子守歌を歌ってあげますね」
提督「子守歌……まぁ折角の好意だし素直に受け取っておくよ」
赤城「ではお布団を……」
提督「いや座布団の上で雑魚寝すっから」ゴロン
赤城「ではせめて風邪を引かないように掛け布団だけでも」
提督「そういえば俺、艦娘が歌ってる所見たこと無いや」
赤城「ふふっ、自分で言うのも何ですが評判は上々なんです。 是非期待してくださいね……ゔっううん゙! あーあーあー……よし」
提督(ガチで歌う気かよ)
赤城「かがくーのー限界をー越えて 私ーはー来ーたんだーよ」
提督「待て待て待て待て」
赤城「ネギは――――何か?」
提督「何かじゃねーよ、お前それ子守歌向けじゃねーだろ」
赤城「そうでしたか……。 私はこの歌を聴くと安眠できるのですが……」
提督「それは多分雪風とか一部の艦娘だけだよ……」
赤城「では別の曲を……。 朝 目が覚めて まーっ先におーもーいーうーかーぶー」
提督「待て待て待て待て」
赤城「君の――――これもダメですか?」
提督「そりゃ元の曲がガッチガチの恋愛ソングだし、それにサビ行くと大声出ちゃうやつだろ」
赤城「……確かに」
提督「確かにじゃねーよ頭回せよ」
赤城「じゃあ基本恋愛ソングはダメですか……となるとかなりレパートリーが少なくなってしまいますね」
提督「幅狭いな……。 とにかく、その……何とは明言しないけどVoから始まる系列と恋愛ソングは無しの方向で」
赤城「ではとっておきのこの歌を」
提督「子守歌にとっておきも何も無いだろ……」
赤城「耳を澄ませば聞こえるリズム いつもの街を走りだしてく」
提督「待て待て待て待て」
赤城「この道の――――恋愛ソングでもVoの曲でも無いのですが……」
提督「子守歌って言葉の意味知ってっか? それになんつーかこう、アカペラでゆっくり歌えば何でも子守歌になるワケじゃねーからな」
赤城「でもこの曲聞いてると夜が来たなーって気がして眠くなりません?」
提督「ならねーよそれも一部の人限定だよ! ていうか段々イントロクイズみたいになってきてるし」
赤城「仕方ありません、私ではこの任務を遂行するのは困難なので他の艦娘を呼んできましょう……」
提督「いやもうこの一連のやりとりで目が冴えちゃったよ……」
赤城「じゃあ一緒にお茶にしましょうか! そうすれば万事解決ですね!」
提督「お前それが目的じゃ……もういいやそうしよう」
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