元スレ提督「戦いが終わり……」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
201 :
皆さんこんばんは。
今年最後の投下いきます。
202 = 1 :
鈴谷「ねえ提督」
鈴谷「この車、提督の私物なの?」
提督「まあな。ちょうどよかったから奮発して一括で買っちまった」
提督「車のこと詳しくないから店員に任せっきりだったんだけど…………どうだ?」
鈴谷「んー、私は好きだよ?」
鈴谷「内装も外見も悪くないし、大きさは……提督が使う分には少し大きいかなって思うけど、大は小を兼ねるっても言うしね♪」
提督「おお、そりゃ良かった」
提督「…………それにしても、まさか初めて助手席に乗せる奴が鈴谷になるなんてな」
提督「親父から『自分の車の助手席に初めて乗せる人は彼女にしろよ?』って言われてたの思い出して懐かしいわー……」
鈴谷「…………ふ、ふーん……」
鈴谷(提督にはそんな気持ち無いんだろうけど、そんなこと言われると……)
鈴谷(……えへへ♪)
提督「……どうした鈴谷? 顔赤いぞ?」
鈴谷「いいから前見る!」
提督「お、おう……」
203 = 1 :
扶桑「────ようこそ」
扶桑「提督に鈴谷ちゃん、今日はゆっくりしていって下さいね?」
提督「……えぇー…………」
鈴谷「…………まじ……?」
扶桑「…………あら?」
扶桑「どうして上がろうとしないの……?」
提督「……正直驚いてる」
鈴谷「扶桑さんの家でかすぎるでしょ!」
扶桑「ええと……」
扶桑「そうは言われましても両親の家ですし、私からは何とも……」
提督(……親御さん、お金持ちなんだなぁ)
鈴谷(玄関に熊の剥製とかドラマみたい!)
提督「……うん、まあいろいろ聞きたいことはあるけど、まずは上がらせてもらうか」
鈴谷「そうだねぇ……」
鈴谷「そんじゃ失礼しまーす♪」
扶桑「こちらのスリッパをどうぞ」
提督「おお、悪いな。ほら鈴谷も…………鈴谷?」
鈴谷(うーん……)
鈴谷(……剥製ってどんな触り心地なんだろ?)
鈴谷(ちょっと触ってみよ────)
提督「────がおおっ!」
鈴谷「わひゃあああぁぁっ!?」
鈴谷「て、提督っ! 脅かさないでよ!」
提督「あっはっは!」
扶桑「うふふっ……」
鈴谷「もぉー……! 最悪だしぃ……!」
204 = 1 :
提督「────和室まであるとは……」
扶桑「来客応対用の部屋です。父の趣味というのもありますけど」
鈴谷「おぉ、お菓子うまぁー」
扶桑「ふふっ、どんどん食べても良いんですよ?」
鈴谷「それじゃお言葉に甘えて……」
提督「おい、ほどほどにしとけよ?」
提督「……ところで扶桑、家の人はどうしたんだ?」
扶桑「父も母も仕事に行ってしまいました」
扶桑「山城は……どうにも予定が合わなかったので、大学で授業中です」
提督「うーんそうか……。ちょっと残念だな」
提督「山城にも会いたかったってのもあるけど……」
提督「ちょうど良い機会だから親御さんに一言挨拶しようかと思ってたのに……」
扶桑「…………ふふっ♪」
鈴谷「……提督、そのままの意味だよね?」
提督「ん?」
鈴谷「あ、うん、やっぱいいや。提督は提督だった」
扶桑「……それは残念ですね」
鈴谷「むぅ…………」
提督「……仲良いな、お前ら」
205 = 1 :
────────
───────
──────
─────
提督「────よし、そろそろ帰るかな」
扶桑「もうですか?」
扶桑「もう少しゆっくりされていかれては……」
提督「そうしたいのは山々なんだけど、この後にも会いに行かなくちゃいけない奴がいるからさ」
提督「まあ山城に会うこともできなかったし、近いうちにまた来るよ」
扶桑「そうですか……」
扶桑「ではその時にまたお話いたしましょうね?」
提督「今度はもっとゆっくり、な」
提督「よーし、鈴谷。帰るぞー」
鈴谷「りょうかーい」
鈴谷「……ちょっと提督先行っててくれる?」
提督「…………なんで?」
鈴谷「いーから先行く!」
提督「むっ…………早く来いよ?」
鈴谷「はーい♪」
鈴谷「………………」
扶桑「えーと……」
扶桑「鈴谷ちゃん、どうかしたんですか?」
鈴谷「んー、ちょっと扶桑さんに聞きたいことあってさ……」
扶桑「聞きたいこと?」
鈴谷「山城さんってああいう態度だけど、提督のこと大好きじゃん?」
鈴谷「だから授業くらい休むと思うんだよねぇ」
鈴谷「……そこんとこ気になったからちょっと考えてみたんだけど、扶桑さんわざと教えてないんじゃない? ……今日提督が来ること」
扶桑「………………」
鈴谷「だってそうすればほら、山城さんにも提督が会いに来るから、提督に確実にもう一回会えるわけだし……」
鈴谷「…………どう?」
扶桑「…………うふふっ」
扶桑「バレちゃいました?」
206 = 1 :
鈴谷「────扶桑さんってば策士だなぁ……」
提督「んー? 何か言ったか?」
鈴谷「なんでもなーい」
鈴谷「それよりほら、運転に集中集中!」
提督「はいはい」
鈴谷(…………強敵になりそうだけど、扶桑さんには負けないし!)
207 = 1 :
三隈「────ようこそいらっしゃいました」
三隈「ちょっと狭いですけど、どうぞごゆっくりしていって下さいね?」
提督「お邪魔します」
鈴谷「お邪魔しまーす♪」
三隈「それではお茶を淹れますので、少々お待ちを……」
提督「すまないな」
提督「……それにしてもずいぶんと片付いてるなぁ」
提督「どこかの誰かさんとは大違いだ」
鈴谷「……あれ? 馬鹿にされてる?」
提督「だってお前一人暮らしであれだろ? 三隈なんて最上とルームシェアしてるのにこんなに綺麗なんだぜ?」
鈴谷「いやいや、くまりんこと比べるのはちょっと厳しいじやん?」
鈴谷「それにこの部屋、綺麗なのはくまりんこがお掃除頑張ってるからで、モガミンの方は結構散らかしてるんだよ?」
提督「へぇー……」
提督「いや、ちょっと待て。何で鈴谷がそれを知ってるんだ?」
提督「それにその呼び方。お前三隈のことくまりんこなんて呼んでなかったよな?」
三隈「────実は私達スマホのアプリで、私・モガミン・スズヤン・クマノン、の4人で構成したコミュニティを作っているんです。いろいろと情報も交換してますわ」
三隈「あっ、お茶どうぞ」
208 = 1 :
提督「マジかよ…………お茶どうも」
鈴谷「結構前からワイワイ楽しくやってるんだよねぇー…………サンキューくまりんこ」
三隈「どういたしまして♪」
提督「いやー……、最上と三隈は同じ高校だから分かるとして、鈴谷と熊野はここから結構遠いよな? 接点は?」
鈴谷「えー? それマジで言ってる?」
鈴谷「そんなの艦娘時代からに決まってんじゃん♪」
提督「えっ」
三隈「私達みんな、航空巡洋艦でしたから……」
三隈「戦い方を模索したりするのに、よく皆で話し合っていたんですよ?」
提督「……あー、もしかして俺、お前ら皆の関係性……全然把握できてない?」
鈴谷「それ、今ごろ?」
提督「うわぁ……うわぁ……」
三隈「て、提督、お気になさらず……」
三隈「知らなかったことだとしても、これから知っていけば何の問題もありませんわ」
提督「……ありがとう、三隈」
提督(…………思えば)
提督(艦娘との交流は沢山してきたが、艦娘同士の交流は又聞きするだけであんまり気にしてなかったもんなぁ……)
提督(……今回のことである程度まで把握しておかないとな)
提督(知らねば)
209 = 1 :
────────
───────
──────
─────
提督「────時間ギリギリまで待ってみたけど」
提督「……結局最上の奴帰って来なかったな」
鈴谷「うぅー……」
鈴谷「モガミン会いたかったぁ……」
三隈「おかしいですね……。提督達が来ることはちゃんと伝えていたのですが……」
三隈「連絡も取れませんし、部活が長引いているのでしょうか?」
提督「まあ、最上も今じゃうら若き女子高生だしな。大方外せそうにない用事でもできたんだろ」
提督「また来るから、って伝えといてくれる?」
鈴谷「私からもよろしくー♪」
三隈「はい、ちゃんと伝えておきますわ♪」
三隈「それでは提督、スズヤン────」
三隈「────また会う日まで、ごきげんよう」
『またなー(ねー)!』
210 = 1 :
最上「────三隈っ!」
最上「はぁ……はぁ……。て、提督達はっ!」
三隈「お帰りなさいモガミン」
三隈「残念だけど、ついさっき帰っていったわ」
最上「そんなぁ……」
三隈「そう落ち込まないの」
三隈「また来るから、って言ってたから元気出して」
三隈「……ね?」
最上「………………うん」
211 = 1 :
提督「────さーて、どこにいるんだ……?」
鈴谷「あっ、提督。あれじゃない? 窓際の奥のテーブルのとこ」
提督「あぁー……」
提督(うわぁ……怒ってる……)
鈴谷(怒りマークが見えるなぁ……)
提督「…………えぇー、ああ……、うん」
提督「……お待たせ、叢雲」
鈴谷「ひ、久しぶりぃー……」
叢雲「……………………」
提督「は、ははっ…………」
鈴谷「あ、あはは…………」
叢雲「……座りなさい」
提督「…………失礼します……」
鈴谷「失礼しまーす……」
叢雲「…………さて」
叢雲「約束の時間は何時だったかしら?」
提督「……7時です」
叢雲「……今は?」
鈴谷「……8時だねぇ」
叢雲「…………言うことは?」
提督「………………」
鈴谷「………………」
『…………ごめんなさい』
叢雲「……よろしい」
────────
───────
──────
─────
212 = 1 :
叢雲「────海鮮ピラフとコンポタージュ」
叢雲「それとショートケーキと杏仁豆腐にチョコレートパフェで」
提督「食うなぁ……」
叢雲「なによ? 遅れたお詫びに晩御飯奢るって言ったのはアンタでしょ?」
提督「そりゃそうだけどさ……、食えるの?」
叢雲「安心しなさい。デザートは別腹よ」
提督「……女ってすごいな」
鈴谷「そーそー。あ、私は苺のムースとミントアイスとフルーツ盛り合わせでよろしくぅー」
提督「……おい」
鈴谷「いーじゃんいーじゃん♪」
提督「…………はぁ」
叢雲「……なーにため息なんか吐いてるのよ」
叢雲「アンタが遅れてこなかったら良かっただけじゃない。全部自業自得よ?」
提督(…………なぁ、鈴谷?)
提督(叢雲ってこんなに怒る子だっけ? もしかして俺、嫌われてる?)
鈴谷(…………あのね、提督)
鈴谷(嫌いだったらファミレスで1時間も待ったりしないっしょ?)
鈴谷(っていうかむしろ叢雲は提督のこと────)
叢雲「────ちょっと!」
叢雲「何コソコソ2人で話してるのよっ!」
提督「す、すまんっ」
鈴谷「ごめんごめん」
叢雲「……ふんっ!」
213 = 1 :
叢雲「────ふふっ♪」
叢雲「中々美味しいじゃない……♪」
鈴谷「叢雲ー? こっち一口あげるからそっち一口ちょうだーい」
叢雲「……いいわよ」
叢雲「ほら、口開けなさい」
鈴谷「あー、んっ……♪ んー、美味いなぁ」
叢雲「そっちも早く寄越しなさいよ」
鈴谷「はいはい」
鈴谷「ほら、あーん」
叢雲「んっ…………」
叢雲「……いけるわね」
鈴谷「でしょー?」
提督(………………)
提督(こうやってると、叢雲も可愛げがあるんだけどなー……)
叢雲「……何見てるのよ」
鈴谷「提督も欲しいんじゃない?」
鈴谷「叢雲。あーん、ってやってあげたら?」
叢雲「こ、こんなとこでするわけないでしょっ!」
叢雲「馬っ鹿じゃないの!」
提督「理不尽に俺を怒るなよ……」
鈴谷(『こんなとこ』、ねぇ……)
214 = 1 :
────────
───────
──────
─────
提督(────結局ファミレスで食事しただけで終わっちまった……)
鈴谷「それじゃまたねぇー」
叢雲「鈴谷も元気でね」
提督「……いつの間に意気投合してるんだよ」
叢雲「………………」
鈴谷「…………んー」
鈴谷「提督、私先に車行ってるね♪」
提督「え、ちょっ、鈴谷っ!?」
鈴谷「じゃあーねぇー…………」
提督「……………………」
叢雲「……………………」
提督(き、気まずい……)
叢雲「…………提督」
提督「な、なんだ叢雲?」
叢雲「……悪かったわね」
提督「…………は?」
叢雲「だ、だからっ、ずっと怒りっぱなしで悪かったって言ってんの!」
叢雲「そりゃあ事の発端があんたにあるのは明白だけど、その…………せっかく会いに来てくれた提督に対してあの態度はやり過ぎたと今は思ってるわ」
叢雲「えーと、つまり…………その……」
叢雲「……ごめん」
提督「…………ぷっ」
提督「あははははっ!」
叢雲「ちょ、アンタ何笑ってんのよ!」
提督「いやだってほら、さっきまでと打って変わってしおらしくなった叢雲がおかしくってさ…………ははっ」
叢雲「……くっ、謝って損したわ」
提督「はははっ…………」
提督「…………なあ叢雲?」
叢雲「…………なによ?」
提督「今日はさ、結局何も話せなかっただろ?」
提督「だからまた今度会いに来るから、その時はいろいろ話そうな!」
叢雲「…………ふ、ふんっ」
叢雲「次遅れたら承知しないわよっ!」
215 = 1 :
鈴谷「────提督おかえりぃ」
鈴谷「仲直りできた?」
提督「まあ少しは?」
鈴谷「あはは、良かったじゃん」
提督「さっきは気ぃ遣ってくれてありがとな」
鈴谷「今日1日楽しかったからねぇ。そのお礼みたいな感じ?」
鈴谷「いやー、本当今日は楽しかったわー」
鈴谷「────ねぇ提督?」
提督「ん?」
鈴谷「私のこと、また誘ってくれる?」
提督「まぁ機会があればな」
鈴谷「よしっ、じゃあ気長に待ってるね♪」
鈴谷「────さ、私んちまで出発進行ー!」
鈴谷「安全運転でよろしくねー♪」
提督「……やれやれ」
216 = 1 :
投下終了。
鈴谷がヒロインっぽい。どうしてこうなった。
後少しではありますが皆さん良いお年を。
安価は新年明けてから取ります。
それではまた。
217 :
おつーよいお年を!
218 :
乙!楽しかったぜ!
219 :
乙です
良いお年を
さて、年明け大型建造するとしますか!
220 :
あけおめー
俺も今年1年の運を占うつもりで大型建造をやったんだが霧島(もう持ってたのでハズレ)だったよ。
今年も良い1年にはならなさそうだ。いつものことだけどさ。
それにしても大型建造を気軽にできるようになるレベルまで進んでると金剛型の4人ですら那珂ちゃんと同じ扱いになっちゃうんだろうなぁw
221 :
>>220 那珂ちゃんと違って改修要員扱いだな
不幸姉妹より数字低いから資源要員にもなりやすいが
222 :
乙
鈴谷がヒロインやってて俺得
223 :
皆さんおはようございます。
新年明けましておめでとうございます。
年明け大型建造は
まるゆ
赤城
大鳳
でした。 大 勝 利 !
35 35 60 60 20 は万能レシピですね。
さて、年も明けましたし安価取ります。
先着3名です。
どうぞお書き下さい。
224 :
長門
225 :
ゴーヤ
226 :
愛宕
227 = 1 :
長門
ゴーヤ
愛宕
了解です。
228 :
年明け建造大鳳狙って正規空母と軽空母で終わったな……
>>1が羨ましすぎる
229 :
>>228
今年の運と資源を使い切りました。
資源3桁とか着任当初を思い出しますね!
投下開始します。
230 = 1 :
提督「────ごめんくださーい」
榛名「──────提督!」
榛名「お久しぶりです! お待ちしておりました!」
提督「いやー朝早くからすまんな、榛名」
榛名「いえいえ、お気になさらないで下さい♪」
提督「……えーと、榛名1人なのか?」
榛名「みんなまだ寝ているんです。提督が今日来ること、教えていませんので」
提督「あーなるほど、サプライズか……」
榛名「ふふっ、私がするのは意外でしたか?」
提督「……まあな」
提督「でもだからこそ面白いっても思うよ。金剛達の反応が楽しみだ」
榛名「はいっ、みんながどんな反応をするのか楽しみです♪」
提督(…………榛名も初めて会った頃とはずいぶん変わったなぁ……)
榛名「────さて、これ以上ここで立ち話するのもあれですし、どうぞ上がって下さい」
提督「お言葉に甘えて……お邪魔しまーす」
231 = 1 :
提督「…………へぇー」
提督「電話で聞いてはいたけど、本当に普通の一軒家じゃないか」
榛名「軍の方からの援助もありましたが、基本的には姉妹でお金を出し合って購入しました!」
提督「艦娘の給料って高かったんだな……」
提督(……まあ危険なこともたくさんあるし、妥当と言えば妥当か)
榛名「それで、こちらがリビングです」
榛名「お茶とお菓子持ってきますので、ソファに座って待ってて下さいね?」
提督「はいよー…………おっ?」
霧島「────ちょっと榛名ー?」
霧島「もしかして誰か来て────」
霧島「…………司令?」
提督「霧島おひさー。お邪魔してるぞー」
提督(……おおっ、寝癖発見)
提督(さしもの霧島も寝起きは無防備か……)
霧島「…………し、少々お待ちを!」
提督(……あっ、行っちゃった)
232 = 1 :
霧島「────先ほどは見苦しい姿を見せてしまい本当にすみませんでした」
提督「いやいや、謝る必要なんてないよ」
提督「むしろ霧島のレアな姿が見れて得した気分だ。ギャップもあって可愛かったぞ?」
霧島「──────っ!」
榛名「ふふっ、霧島? 顔が赤いですよ?」
霧島「だ、誰のせいでこうなったと……!」
霧島「そもそも榛名がこのことをちゃんと伝えてくれていたら────」
榛名「────ちゃんとお化粧とかもして万全の状態で提督を迎えられたのに、ですか?」
榛名「霧島は乙女なんですね。可愛いです♪」
霧島「────は、榛名っ!」
榛名「ふふっ♪」
提督「ぷっ、はははっ。何だか意外だな?」
提督「榛名にこんな茶目っ気があったなんて、全然知らなかったよ」
霧島「…………いえ、司令」
霧島「普段の榛名は提督が知ってる榛名のままです」
霧島「どうやら今日の榛名は、司令が訪ねてきてくれたことが嬉しくて舞い上がっているようで……」
233 = 1 :
榛名「なっ────」
榛名「そ、そんなことはありませんっ!」
榛名「う、浮かれてなんて……」
霧島「あら、どうしたのかしら? 顔が真っ赤になってるわよ?」
霧島「ふふっ、榛名も可愛いところあるじゃない」
提督「……そうなの?」
榛名「て、提督……ええと、それはその────」
金剛「────みんなGood morningデース!」
金剛「朝から騒がしいみたいだけど、姉妹喧嘩はNoなんだからネー?」
提督「おはよう金剛」
金剛「提督もGood morningヨー」
金剛「………………ハ?」
提督「久しぶりだな金剛」
提督「今日はお前らに会いに来────」
金剛「提督ゥー!!」
提督「────げふっ!?」
提督「こ、金剛……、モロに入ったからちょっと一旦離れて……」
金剛「もう絶対離しまセーン!」
金剛「提督ぅ、I love you!」
比叡「────えーと、どんな状況ですか?」
霧島「おはようございます、比叡姉さん」
榛名「多分しばらくあの状態だと思いますから、先にご飯でも食べますか?」
比叡「ひえぇ……誰か説明してよぉ……」
234 = 1 :
────────
───────
──────
─────
提督「────なるほど、当番制で家事を分担してるのか」
榛名「はい、私と霧島は基本的に料理や洗濯を」
金剛「私と比叡は掃除や買い出し、ゴミ出しをしてるネー」
金剛「あと、私はたまに料理もしてマース!」
提督「ほぉー……」
提督「……比叡は料理とかしないの?」
比叡「え、えーと……」
霧島「やらせません」
榛名「させません」
金剛「比叡には無理ネー」
比叡「……うぅっ…………」
提督「比叡、お前……成長してないのか……」
比叡「……か、カップラーメンなら作れますよ?」
提督「あ、あはは……」
比叡「ひえぇ……」
235 = 1 :
榛名「で、でも比叡姉様は力仕事をすごく頑張ってくれてるんですよ!」
金剛「そ、そうデース! とても助かってマース!」
霧島「そういえば私達が疲れているときはマッサージとかもしてくれますねっ!」
提督(露骨なフォローだ……)
提督(でも)
比叡「み、みんな……!」
比叡「私! 頑張ります!」
提督(……これで何とかなるのが比叡らしいよな)
提督「みんなそれぞれ頑張ってるんだな……」
提督「ところでさ、今日はみんな忙しいのか? 用事とかあったりする?」
榛名「私は……特にはありません」
金剛「私もネー」
霧島「私もありませんね……」
比叡「私も無いです」
提督「そうかそうか」
提督「……あのさ、行きたいっていう奴だけでいいんだけど────」
────────
───────
──────
─────
236 = 1 :
提督「────準備はいいかー?」
金剛「まさか提督の隣を榛名に取られるなんて……想定外デース……」
比叡「金剛お姉さま、元気出して下さい!」
霧島「ジャンケンは運否天賦ですから……」
榛名「えへへ♪ 運が良かったです♪」
提督「よーし、準備はいいみたいだな?」
提督「それじゃ出発するぞー」
237 = 1 :
短いですが投下終了。
金剛達が付いてこないシチュが思い付かなかった。
それでは最後の安価取っときます。
ヲ級とのコミュは勝手に発生するのでご安心を。
0時30分に近いレスで3名お願いします。
コンマぞろ目で安価が増えます。
238 :
赤城
239 :
陸奥
240 :
赤城
241 :
如月
242 :
響
243 :
睦月
244 :
比叡さんマジオチ要員
245 = 1 :
赤城×2
陸奥
了解です。
それではまた。
247 :
×2なんてのも有るのか
248 :
一気に赤城さんの好感度がトップに躍り出るのか
249 :
比叡カレー食べたい
250 :
ここの鎮守府には赤城が2人いたんやろ(すっとぼけ)
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