元スレ妹「……」兄「なんすか?」
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301 :
兄「さーて、と……洗い物やっとくから、風呂入ってきなー」
妹「………」コク
妹(今日も一緒に……なんて言えないな……)
妹「…………」
兄「?……どーしたー?」
妹「……ううん……いってきます……」トテトテトテ
兄「んー」
兄(……とりあえず、ある程度の不安要素は解消したって事でいいんすかねー)
兄(問題は……今日妹が冷たく当たっちまったクラスメイトの対応だな)
兄(人っていくつになっても自分のコミュニティへ入ってくる新顔にはどうしても壁っつーもんを作っちまう)ジャー
兄(……まぁ妹が悪いっちゃあ悪いんだが、一度突っぱねられた人の対応ってのは少々とげがありそうだな……)カチャカチャ
兄(今回ばっかしは、なんにもしてやれねーなー……妹の選択による問題だもんな……)
兄(これでクラスからハブられちまっても、俺は文句なんて言えねー。どこぞの親馬鹿みたいに『どうして私の子供と仲良くしてくれないの?キィィイイイイ!!!!』なーんてアホみたいな事はできん)カタンカタン
兄(まぁただ、万が一妹に手を出すようなヤツが現れた場合は……徹底的に追い込む)
兄(あれ?コレって俺もとんだ兄馬鹿って言うヤツじゃあねーのか?)
兄(……アホか俺は……)ジャー
兄「………………」カチャ カタン
兄「…………はぁーあ……」
兄(ちょっと自己嫌悪だ……今、妹がいじめられればいい……とか、そんなバカみてーな事…一瞬考えちまった)
兄(そうすれば……もっと俺の傍にいて、ずっと……今よりもっと……)
兄(妹は、俺に依存してくれる)
兄(頼れるのは、俺だけ。周囲に関心が行く事なんて、ありえなくなる)
兄(浮つくこともねーし………笑顔も、俺だけのものになる)キュ キュ
兄(なーんてな)パッパッ
兄(バッカバカしい、流石にそこまでアホじゃあねーよ、俺は)
兄(俺は、妹が誰よりも幸せになってくれれば、それでいい)
兄「………」ガチャ パタン
兄(……俺は正直、人生もそこそこにさっさと死ぬつもりだった)カラララララ タン
兄(アイツの血が流れている俺が幸せに、平穏に死ぬなんて許せなかったからねー)カチ ジリジリ
兄(アイツだけは不幸にしてやろうと、ガキの頃から心に決めていた)スゥー…
兄(大っ嫌いですもん、散々周囲の人間を不幸にした疫病神のあのクソ野郎)フー
兄(……まぁ、でも……俺の中に親父の血もあることだし、その分ぐらい誰かを幸せにしてやってから死ぬのも、別にいいでしょー)トントン
兄(そーいえば……ガキの頃周りからひねくれてるだの、歪んでるだのなんだのって結構言われたなー)
兄(……いつからだろうなー、そんな風になっちまったのは)ジリジリ
兄(……あーやだやだ、暗い事考えると、どうしても昔のヤーな事までオマケで付いてきやがる)
兄「…………」フー
兄(……あ、妹の着替えとタオル準備してやってねーわ)グシグシ
兄(風呂上がる前に準備してやんねーと、湯冷めして風邪引かせちまうかんなー)カラララララララ タン
302 :
内縁状態になってほしいな
303 :
兄「妹ー、タオルと着替えここに置いとくか……ら…」ガチャリ
妹「………あ……」
兄「」
妹「…え…えと…」オロオロ
兄「湯冷めしちまうから湯船浸かってりゃあよかったのに……と、そんなこと言ってる場合じゃあねーな」ファサ
妹「……ん……」
兄(っぶねー!!!!いや、一緒に風呂入ったことあるけどよー!風呂場以外で覚悟無しに見ちまうのは、その…困るじゃあないですか!)
兄(なんとかバスタオルを妹にかけることによって回避成功、問題ない、流石俺)
兄「んじゃ、着替えはここに置いておくからよ、ちゃんと髪とか乾かすんだぞー」ガチャリ
妹「……うん」
妹(……見られた…けど、今更…だよね)ゴシゴシ
妹(…もうちょっと、私の事……見てくれないのかなー……なーんて)
妹「…………」ツルペターン
妹(……もっと大人っぽくならなきゃ……兄と、釣り合わない…よね)
兄「ぬかった………」
兄(まさかまさかの既に上がってる状態だったとは……まぁ、不可抗力だ、うん)
兄(しかし、よく動揺を見せずに冷静に対処できたもんだぜー……自分自身に賛辞を贈りたいね、心の中で拍手しておいてやろう)
兄(だいたい、兄妹なんだからいちいちこんな些細な事で動揺しちまう事が間違ってるんだよバーカ、バーカ)
妹『………あ……』
兄(……冷静に対処はしたものの、焼き付いてしまっておりますね、衝撃的なシーンが)モンモンモン
兄(キズ一つない滑らかな白い肌に、ゆっくりと伝う水滴。濡れた黒髪から覗くくりっとした綺麗な目とあどけない顔……身体を隠すように
伸ばした細くて小さな手が非常に高評である。俺の中で)
兄「………」
兄(……普通に分析できてる、キモい死にたい………)ズーン
兄(つーか、そんな目で……妹のこと見てやりたくねーよ)
兄(つくづく、男に生まれてきてしまった事を後悔する……)
兄(ここまできたら取っちゃおうか、コイツ)
兄「…………」ヒュン
兄(ウソですすいません。コイツを取るなんてとんでもない!)
兄(とりあえず、のんびり座って妹の事を待ってよう)
304 :
ヒュン
306 :
ヒュン
307 :
お股ヒュンってなったの?
308 :
____________
兄「………ここ…?…」
母『アンタなんか必要なかった、本当に迷惑だわ』
兄「……な……お前……」
母『私に向かってお前?ますますムカつくわ』ドス
兄「っ!ゴホッ…ぐぅ」
母『あーあ、アンタがいなけりゃ……アイツとずっと一緒にいられたはずなのに』ゴシャ
兄「グブっ!ぉ……ぁぁ」ボタボタ
母『あーあーあー、きったね~なおい』ガシ
兄「…やめ、痛い…髪引っ張るな……」
母『アンタはアイツに捨てられたんだ。おかげで私まで……アイツ、よくも私を……』ゴシャ
兄「ぐ……」
母『あれ?拭いても全然綺麗にならないじゃない。ホント、あんた雑巾以下だわ』グシグシ
母『さーて、今日はどっちにし・よ・う・か・な~』
兄「っ…やめて…ください…カーサン…熱いのも…切るのも…嫌だ……」カタカタ
母『あーっそ、じゃ今日はピーラーでいこうか』
兄「っ!…や、やめ……』
母『アンタなんて、必要なかったわ。しっかりと私に償えよ』ザシュ
兄「っうああああああああああああああああああ!!」ジワ ドクドク
母『あっは、きったねー』ピラピラ
兄「ぐぅ……ぁぁあ……!」
母『今日のお仕置きは終了~。明日は反対側の足に千切り器でも使おうかしら』ビシャ
兄「ご、ごめんなさい…」
母『あれ?灰皿がないわ。……ま、いっか』ジュゥ
兄『ぐっ、ひ………!!!』
母『はい、後17回。ほら、早くやれよ』
兄「…っ……これ以上は…痛くて、できない……』
母『私に口答えしたね?後10回追加。ちゃんと3センチ以上じゃないとカウントしないから』
兄「………っぐ……」サク ツー
母『サンドバックって意外とストレス解消になるのね』ドグ ドス
兄「……ごめ…なさい……もう、やめ……」
母『ふふ……あーあ……」ゴガ バキ
母『どうしてこんなこと……兄、どうして……』
教師『奥さん、この時期のお子さんは多感な時期ですから、これ以上過度な自傷行為を行わないように奥さんが支えてあげて下さい』
母『兄、お母さん、悩みがあるなら聞いてあげるから、ね?』
兄(…う……そ………だ………)カタカタ
母『……帰ったら………分かってるな』ボソ
309 = 308 :
母『冗談じゃねえ!』ゴガッ
兄「っ……おッぐ」ビチャビチャ
母『口にしたくもないセリフ言わせやがって……今度、バレたり……バラしたり……そういうヘマをしたら……』
兄「っ!ご…めんな……さ……」
母『苦しいだけじゃ、すまないよね』ザブ
兄「ゴボ……ガボガボ……!」バタバタ
兄「ごめんなさい……」
母『ふん』サク
兄「ごめんなさい……」ツー
母『んーだいぶ、痛みにも慣れちゃったか……アンタが苦しめば苦しむ程、私は満足なんだけど』
兄「………ご………さ……」コヒュー コヒュー
母『あ、あなた?ごめん今から行くわ。ふふ、そんな事言って……え、おもちゃ?うん、大丈夫、三日ぐらい置いとけば何とかなりそう』
兄「………っ……っ………」ビクッ ビクッ
『兄、お母さんに迷惑かけちゃ駄目だろ?』
『まったく……』ゴキ
兄「…………」
『ちゃんと、家で寝てるんだよ』
兄「ごめんなさい………」
兄「……ごめんなさい………」
___________
妹「………」
兄「…………」モゴモゴ
妹(着替えとか、済んだけど……だいぶ待たせちゃったからかな…寝てる……)
妹「………」
妹(なんだか、顔色悪い……苦しそう………?)
兄「…………ぅ……」モゴモゴ
妹「………」ジー
妹「………」ナデナデ
妹「……兄………あにー……」ユサユサ
妹「……次……兄のお風呂の番……です……」ユサユサ
兄「っっっっ!やめろぉ!!!!!!!!!!!!」
妹「………!!!」ビックゥ
兄「あ………」パチパチ
妹「………グス」
兄「うお!悪い妹!ちげーんだ、ちょっと……俺、寝坊助さんだから、てへ」
兄(…………………助かった………)ギュウウ
妹(うう……力、なんだか…強い……?………あれ?兄…も……泣いてる?)
310 :
お互いが支えになってる感いい
311 :
兄の母はそろそろ罰を受けて欲しい
312 :
自身の虐待と思わせないように、子ども自身に傷付けさせる……巧妙だな
でも殴ったり蹴ったり根性焼きしたら意味がないような……
そう考えると気づけなかった教師もアホだな
313 :
仮に疑心が生まれても言わないだろう
面倒なことには関わらない
保守保身当たり前それが日本人だ
314 :
315 :
よく妹をサンドバッグにしなかったな糞母
そのためだけに引き取るとか言い出しそうで怖いわ
でも過去の虐待が発覚しなかった以上、もうこの母が罰せられることはないんだから胸糞で終わるか。
316 :
所詮創作物なんだけど兄の母というこのクソ犯罪者がのうのうと暮らしてる事に腹が立ってしょうがねー
317 :
兄母のイメージが麦野になってしまう……
318 :
兄の母は飲酒運転してる男の車に乗って事故って欲しいです
319 :
兄「ふー………」チャポン
兄(なんだってあんな夢を見なきゃならんのだ………)
兄「………」
兄(一応ケガは全部治ったけどよー……痕は結局残っちまった)
兄(ピーラー、缶切り、包丁、千切り器、煙草、アイロン、栓抜き、フォーク、その他諸々……)スリスリ
兄(優勝、栓抜き~……なーんてな)
兄(嫌な事を思い出したりした日には、必ずと言っていい程嫌な夢を見る)
兄(今、仮に戦ったとしても負けない自信はあるが、あの頃の俺はひたすらに非力だった)
兄「………」
兄(やめだやめだ、これ以上考えても碌な事はねー)
兄(きっぱり、高校生の時にアイツと茶髪野郎をぶちのめした時点で、終了だ。それ以上は何もねー)
兄(ただ……誰も助けてくれねー。虐げられるヤツの味方には、誰もついてくれねー)
兄(誰かが助けてくれるかも……なんて思ってる内は、何も解決しない)
兄(今回は、起こしてくれた妹に助けられたわけなんですけどね)チャパ
兄「……ふー」ガチャリ
妹「…………」
兄「」ビクッ
兄「お?おおおおおおお!?何してんだ妹!」
妹「…………兄……泣いてました…から」
兄「ちょっと待ってろ、身体拭いて服着るから」
兄(なにしてんすか妹さん………)
妹「…………」
兄「なんすか、あんましジロジロ見るもんじゃあねーぞ」
妹「……じゃあ…見ないように…しますね」クルリ
兄(できれば出て行って欲しかったよ)ゴシゴシ
妹「……兄、は……どこか、痛い…の?……」
兄「…あん?どっこも痛かねーよ」イソイソ
妹「……でも……泣いて…ました」
兄「泣いてねー」
妹「………でもさっき……」
兄「何ともねー、寝起きだったからそう見えたんだろ」
妹「…だけど……兄…」
兄「泣いてねーっつてんだろーが!」
妹「………」ビク
兄(しまっ―――)
妹「……っっ」ガチャッ バタン!
兄「……………………」ドス
兄「……そうじゃねーだろ、俺……」
兄(ドあほ……普段してるみてーにおどけてりゃあ……心配かけずに納得させれただろーが……)
兄(…………とりあえず…すぐにでも謝んねーと……)ガチャリ
320 :
兄「………」ガチャリ
兄「………」ガチャリ
兄「………」カラララララララ
兄「………」ガチャリ
兄「………」
兄(いねー………)
兄(あと見てねーのは……寝室ぐらいか……)
兄「………」ガチャリ
布団「」コンモリ
兄「……ふー…」
兄(よかった、意外と早く見つかって……)テクテクテク
兄「…妹……その、なんだ…急に怒鳴っちまって悪かった……兄ちゃん、ちょっとどうかしてたわ」ペラリ
枕「」ハーイ
兄「」
兄「え……?嘘だろ?……」
兄「……冗談じゃあねーぞ!……」バサバサ
兄「………どこにもいねー……」
兄「……!」ハッ
ガチャリ ダダダダダ
兄(……やっぱりだ、妹の靴がない)
兄(妹の事だから部屋の中に閉じこもってると思ってたのが間違いだった)
兄(この辺りの事はまだ全然把握してねーから遠くへ行く事はない……はずだ)
兄「……」ガチャ
兄(前遊びにいった時に、妹とはぐれちまったような……嫌な汗が出てる……)
兄(今回ばっかりは、シャレにならねーぞ、おい)
妹「………」
妹(…兄の、ばか………もう知らない…)トテトテトテ
妹「………」
妹(……寒い……)
妹(女子3ちゃんと帰ってる途中に、確か公園があった……あそこの、遊具の中……なら少しは、寒くない…はず)トテトテトテ
321 :
だんだん、こんなバカガキ浮浪者にでも犯されちまえばいいのにって思えてきた
322 :
お前だけだからさっさとスレ閉じてママのところで寝な
323 :
ママ居ないんで彼女とで良いですかね
325 :
3次元の彼女いたとしても、
お前みたいなのは結婚して子供作るのはやめた方がいい
326 :
なんでこんなにかみつくんですかねぇ……
327 :
お前ら黙ってろ
330 :
伸びてると思って来てみたらバカばかり書き込んでた
331 :
ブーメラン乙
332 :
ネタをネタと理解できない層と生粋のねらーとのまったくかみ合わない熱きバトル、ファイッ!
334 :
兄「ぜッ……ぜー……」
兄(だからー!……運動は苦手なんだよ俺は!!)ブハー
兄(しかもこのクソさみーのに外なんて出てきやがって……体調崩すだろうがドあほが)
兄(…………こういう時、田舎であれ都会であれ、人をノーヒントで見つけ出すなんてなかなかできたもんじゃあねー)
兄(闇雲に探した所で見当違いの方向でしたー、なーんて事もあり得る。あの時みてーに)
兄(さー、ない知恵絞って考えろー、俺)キョロキョロ
兄(まず、妹はビビリだ。街灯のねー暗い道なんて選ばない……はず)
兄(んで、恐怖感を増してしまいそうな雰囲気の道も選ばない。だからこの鬱蒼とした廃屋のある方向ではない)タッタッタッタ
兄(つーか、んな事考えずにガキなんだから本能で安全っぽい道ぐれー選んでるだろ)
兄(それと……自分が知らない道には未知な事が多い、ミチだけに)タッタッタッタ
兄(…………アホか俺は)キョロキョロ
兄(だから少しでも知ってる方向……そうだな……通学路、か。朝通ったしな)タッタッタッタ
兄「ぶはっ……ぜー……ぐふ……」
兄(マジで体力ねーな、俺……こりゃ明後日辺り筋肉痛に悩まされそうだ)ゼーゼー
兄(………ぜってー見つけ出して、一緒に帰ってやるかんなチクショウが)
妹「……」カタカタカタカタ
妹(……寒い……)フー フー
妹(……ごめんなさい、兄……)
妹(でも……私、だって……兄の……力になりたかった)
妹(泣いてた時……ギュッてされると……おちついた……)
妹(……私も……兄のこと、ギュッとしてあげて……ちょっとでも、笑ってくれればいいな、って……)
妹(……私じゃ……こんな嫌な子だったら……ダメ…ですよね)
妹(くやしいなぁ……)
兄『泣いてねーっつってんだろーが!』
妹(…………くやしいなぁ…)
妹(…支えてもらって……ばっかりで…何もできない)
妹(…兄も、同じでしょ……?……ずっと、ひとりで抱えてたら……大変なんだって……)
妹(…ばか……私にも……頼ってみてよ……)
妹(……どれだけ………背伸びしてみても……私は、兄にとって…子供のまま、なのかな……)
妹(……つりあいたい……かっこよくて…やさしい兄に……)
ガゴン
妹「」ビク
妹(な……何?)
「あれ~、今日は可愛い先客がいるじゃない~……んふふ」ハーッ ハーッ
妹「ひっ……」
「この寒い中~、こんな薄着で……こんな所に……こんな可愛い子が……」ムフー
妹(…なに、この人……き、気持ち悪い……怖い……こっち…こないで……)ジリジリ
妹(!…あ、足…冷たくて……うまく動かせない……)アセアセ
妹「…や………やだ……やだぁ……」
335 :
>>321
お前が出てきたぞ
337 :
妹レイ,プものキター
338 = 334 :
妹(……そ、そうだ…兄の……)プチ
妹(………)
妹(……え…?何も……なにも起きない……?)カタカタ
妹(ど…どうすればいいの……?わからない……)カタカタ
変態「んふふ、ちょっとタマらないわ、このシチュエーション!ねえ~早く!」
モヒカン男「今日はゆっくりしたいんじゃないんですかぁ?」
変態「可愛い観客がいるのよ?こんなチャンスは普段滅多にないの!ほら、あなたも興奮しちゃって~」ニギニギ
モヒカン男「っんん……こほん……自分は、こっそりするのに興奮するのであって、人前はちょっと……」
変態「ええ~つれないなぁ~」クネクネ
モヒカン男「ま、まぁ…キミがどうしてもって言うなら……考えますけど…」クネクネ
変態「いや~、やっぱり話の分かるオトコ!」
モヒカン男「わがままを聞いてしまうのはキミが魅力的だからですー」クネクネ
イチャイチャ イチャイチャ
妹「」
妹(………なに……?これ……?)
イチャイチャ イチャイチャ
妹「…………」スク
妹「……」トテトテトテ
『やだー!もうこんなにしちゃって!』
『ちょ、まだ早いです!もっとゆっくり……』
妹「………」トテトテトテ
妹(足の、震え……おさまった………)
妹(ただ……なんだろう?…あの人達……)
妹(隣の遊具も……風よけになりそうだから……こっちにしよう……)ス
『うひょー!!』
妹(………寒い……だけど、安心したら……眠くなって……)
妹「………」ウト ウト
妹(……今日は、このままここにいて……明るくなったら……もう少し遠くに……)
妹「……スー……スー…」
『そこだぁああああ!もっとぉ!もっとだぁああ!!』
339 :
ただの見せたがりの変態じゃねえかwwwwww
341 :
安全な変態www
342 :
露出狂なホモとはまたハイレベルなのが・・・
343 :
>妹(………なに……?これ……?)
まさに同じこと考えてたわ
344 :
兄「ぐっ……はー……はー…」
兄(くっそ……いねーな……)
兄(それらしい当てなんてねーぞ……)ピーピピピピーピピピピー
兄(……携帯電話……んだよこんな時に……)ス
兄「!!」
兄「っ」ダッ
兄(俺が渡した番犬の信号……使うって事は…そういうことだよな……)
兄(クソ、そこの公園だったらさっき通り過ぎちまった所じゃあねーか)
兄(約1キロ……ぶっ続けで走って生きてられるか?俺。……つーかそれよりも……妹が無事のままでいられるか、だ)
兄(間に合わなくて、もしもの事があったら……)
兄(………………)
兄(最悪の結果は考えない。無事のまま、ぐっすり眠りこけてる事を祈るしかねー)ダダダダダダダダダダ
兄「………おえ…げほっ……」
兄(なんとか公園には着いた。後は妹を見つけ出すだけだが……)
兄(……しばしば聞こえる…謎の声はスルーしておいていいのだろうか……)
ホオオ!!モウイッチョオ!!!!!
兄(……無視の方向で。恐怖しか感じられん)
兄(どこだ……?)キョロキョロ
兄(風よけになりそうな遊具……どこかに連れていかれてなきゃあ、こっちか)テクテクテク
兄「……」ピク
『ふひ……ふっひひ……はぁ……はぁ…』
兄(脱ぎ捨てられた服、懐中電灯、暖かい缶ジュース……?)
兄(ここに誰かいる……)チラ
妹「……スー……スー…」
兄(あ、妹いた)
兄(なんだなんだ、想像通り平和じゃあねーか。随分と気持ちよさそうに寝やがって……)フゥ
兄(さて、後は連れて帰るだけだな……帰ったら説教するけどな……つーかなんで服とか懐中電灯とか落ちてんだよ、わけわかんね)スッ
兄「」
キモ男「スンスン…ぶはぁ……ふ、ふひ……か、かか可愛い女の子のお股のかおり……こんな所で何してるんだろうね、ふふひ…僕の所にもとうとう神様が……」
キモ男「あとは……おパンツだけでしゅよお…うひ……息子もギンギン……待ちきれないよね…」サスサス
妹「……スー……スー」
兄「………………」プッツーン
キモ男「……では…いざ行かん……桃源郷へ……ふひひいひひひ……ゴブっ!!!」
兄「………てめぇ、ちょっと出ろ」ガシ
キモ男「え?痛い、え?なに?…っグヒィ!?め、目が…っ!!」ズルズル
兄「……お望み通り、脳みそ桃源郷へ飛ばしてやるよ……大丈夫、痛いのは少しだけっすから」
キモ男「え?誰?ちょ、ま…僕はまだ何も……」
兄(襲われて、助けを求めたのはいいが……眠らされて連れ込まれたか……)チラ
兄(ごめんな、妹……お前だけは、傷つけさせるつもりはなかった……来るのが遅すぎた……)
兄「………手持ちは……ライターぐらいか……よかったね」
345 :
変態去ってまた変態
346 :
パンツ一枚にされて色んなところ見られたのか
あー、頭がガンガンしてきた
347 :
パンツ一枚は変態野郎の方じゃね
348 :
妹の方が脱げてたら初見で気づくだろうから脱いでるのは男の方だな
見抜きってやつだろ
349 :
兄「………っう……ゲホ……」
兄「…………はー」テクテクテク
兄「………」
妹「……スー……んん……」
兄「……バカやろー、二度と……夜に一人で出歩くんじゃあねーぞ」
兄(…乱れた服も直したし、後は連れて帰るだけ……)
兄(ジャケットかけてやって、できるだけ寒くねーようにして……と)
兄「……しょっ、と」
妹「……スー……スー……」
兄(まだ、無事な方だったと……そう思えばいいのかねー……)テクテクテク
兄(…………相変わらずあの時の事を引きずってるのが悪いのか?)
兄(死にたくなるぐれー痛めつけられすぎて、忘れらんねーよ)
兄「………」チラ
キモ男「」
兄(……俺は人を殴ったり、いたぶったりするのは好きじゃあない)
兄(流石に今回は、言葉だけで終わらすなんてできなかった)テクテクテク
兄(人を殴ったり、いたぶったりすると、あの時の光景がよみがえる)
兄(吐き気なんて止まらねーし、手も足もガタガタ震える)
兄(……今までどんなに罵倒されようが、嫌がらせされようが……口では負けなかったし、手を出す事なんて絶対にしなかった)
兄(ただ……妹の事を考えると、トラウマを引きずり倒してでも手を出さなきゃあ……許せなかった)
兄(……おかげでだいぶ俺にもダメージがきましたよ、このヤロー)
兄「お前には……できるだけ人のキタねー所は、理解させたくねー」
兄「俺の傷の理由も、腐ったヤツの醜さも、できるだけ知らねーまま……希望に満ちた未来ってーのを見ててくれ」
兄(絶望しかない俺の希望だ。希望は絶望を知らねーからこそ輝くんだぜー)
兄(穢れを知らない一輪の花……なーんてねー……)
兄(……あー、さみー……)
妹「……スー……スー」
兄「……あー……あー、キツい言い方して悪かった。ごめん、実は俺泣いてたんだよなー」
兄「いやー、泣いてるなんて妹にバレたら恥ずかしくって。ほら、俺怖い夢見るとビビって泣いちまうからよー」
兄「ふえーん、怖いよー……なーんつって」
兄「ほら、俺兄ちゃんだし?あんましカッコ悪い姿見せたくねーじゃん?」
兄「男って見栄っ張りだから弱い所なんざ見せたくねーんだよ。ビビリなんてもっての他だ」
妹「……スー……スー…」
兄「なんだよー、慰めてくれんのか妹ちゃん。やっぱし優しくていい子だなー」
兄「はっはっは、怖いの怖いの飛んでけーってか、あはは」ツー
兄「…っぐす……や、やだなー、また泣いちまったよー……はは」ポロポロ
兄「俺に優しくしてくれて、あったかくて、一緒にのんびりしてよー……」
兄「……何も知らないお前を見てるだけで、全部忘れて強くなれる気がするんだぜー……ずず」
兄「だから、これ以上俺の事を知って、悲観になるのはやめてくれ……」
兄「もう、怖い思いをするのも……思い出すのも嫌なんだ……」
350 = 349 :
____________
妹「………」パチ
妹「………」
妹「………!」ガバ
妹「……ここ……」
妹(……私……公園で寝ちゃって………)
妹(……そうだ……あの時……兄の…………)
妹(……ここに、戻ってきて……私は……どうすればいいんだろ……)
ガチャリ
兄「おー、起きてたのか。ったく……心配かけさすんじゃあねーよ」
妹「………」
兄「なんすか」
妹「…昨日は……変な人に…驚いただけで………なにも、されなかったですから……」
兄「………そか、無事でよかったよ。飯できてっからよー、顔洗ってこーい。今日も学校だぞー」
妹「………はい」
兄(何もされなかった………ねぇ……ま、妹が隠してーなら、触れねーでいてやった方がいいか)
妹「………」トテトテトテ
兄「…あー、後…昨日は、怒鳴ったりして悪かった」
妹「………うん」
妹(……兄は…まだ、私に………隠しごと、するんだね……)
兄「はい合掌」パチ
妹「………」テチ
兄「いったっだきまーんす」
妹「……いただき…まーす」
兄「っふっふ……今日の仕上がりは完璧だ。厚焼き卵なんざ俺の手にかかればちょちょいのパッパよー」
妹「……」モグ
兄「……」パク
妹「……おいしい……」
兄「ん、サンキュ」モグモグ
兄「」ガリ
兄「………」
妹「……?どうか…しました、か?」
兄「いや…なんでもねー」
兄(卵の殻じゃねーか……うえ)ズーン
妹「……?」モグモグ
妹「」ガリ
妹「………卵の、から……」ウエ
兄「……く……悪い」
妹「…ううん……おいしいです、よ……大丈夫です……」
兄(いまいち完璧に事を済ませない男って……そしてフォローされてる!ツラい!)モグモグ
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