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    元スレ妹「……」兄「なんすか?」

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    651 :

    妹が兄の事を兄と呼んでるか名前で呼んでるかわかりにくいってことだろ?

    652 :

    基本的に家族外から呼ばれてるときは人名として呼んでるんだと勝手に解釈してる
    年齢差のある幼馴染とかの場合はどっちか判断し辛いけど
    スレ違いもいいとこだなすまん

    654 :

    読む人の判断で良いんでは

    655 :

    (寂しい人間っすなー……目に見えて分かる繋がりっつーもんがなけりゃあ、不安になっちまうなんてよー……)

    「………兄は……いつも、そう……」

    「……何がっすか?」

    「……私は……心のなか…全部…兄にみせてる……けど……」

    「……兄は……ちっとも……みせてくれない、の……」

    「………」

    「……兄は隠し事…してて……うそつき……」

    「聞き捨てらんねーっすねー、嘘つきはともかく隠し事してるだと?」

    「………」ビク

    「……だ、だって……」

    「……あ………すまん……」

    「…………」

    「…………」

    (こんなだから、いつも妹を不安にさせちまうから……ダメなんすよね……)

    「………うなされ、て……泣いてた……こと……あった、よね…」

    「…………泣いてねーし、うなされた事もねー」

    「…………ほら……また……」

    「………」

    「……そんな……だから……!!……」ポロ

    「……………これは、俺の中で、俺がくたばるまで背負うもんなんだ」

    「妹に、人のきたねーとこは見て欲しくねー。綺麗なままであるのが理想なんだ」

    「……私は……そんな理想いらない………」

    「………」

    「……全部、兄と……同じものを見る、の……全部全部……まとめて……兄と…私、なの……」

    「………私は……兄と、生きたい……」

    「……………」

    「………」

    (……いつか、話さなきゃあいけねー時がくるとは思ってたがよー……)

    (…クズの烙印を押されてる、みたいな…本当の事を伝えると幻滅されて、離れていきそうで、たまらなく怖い)

    (黙ったままいけると思ったんだけどな……)

    「………」

    「包丁は料理に使う」

    「…………?……」

    「針やはさみは裁縫だ」

    「ドライバーやペンチなんて工具は物を直したりする時」

    「栓抜きなんて酒飲む時ぐらいにしか使えねー」

    「アイロンは?カミソリは?人の手は?……そういうもの全部にはちゃんとした使い方がある」

    「…………」

    「…………」

    「………人には、自分が思ってるよりはるかに醜いヤツがいる………これは…俺が、妹に聞かせたくなかった話だ」

    656 :

    >>1続きがんば

    658 :

    俺もこんな(義理でもなくても)妹が欲しい

    659 :

    「初めて一緒に風呂入った時ぐれーかな、これ見ただろ?」クビモトフクヒッパリ

    「……子供の、ときの……アレルギー……?」

    「俺はなんのアレルギーも持っちゃいねーよ。ガキの頃できたっつーのは嘘じゃあないっすけど」

    「…………?」

    「これは、俺がガキの時に……アイツ……俺の母親につけられたもんだ」

    「…………」

    「虐待、っていうんだけどよ、妹にゃあわかんねーか」

    「……ぎゃく……たい……」

    「つまりー、ケガさせられたり、ボコボコにされたり、罵声浴びたり……みたいなもんよ」

    「…………兄の……お母さん、は……どうしてそんな……こと……」

    「腹いせ、だろうねー」

    「……兄……何か…悪い事…したの…?」

    「………強いて言えば、生まれてきちまった。としかいえねー」

    「………わかんない……」

    「………なんで……………」

    「妹は痛いのは嫌いだろ?」

    「………」コク

    「俺は毎日毎日、アイツから痛い思いをするような事をされ続けてきた」

    「分かるか?毎日だ。気を失うまで毎日のようにあれこれ手を変え
    ては俺を暇つぶしに使うんだ」

    「…え………暇……って……」

    「俺はそういう風に、暇をすぶすクソ野郎の道具として使われてたんだよ」

    「……暇……って、だけで…………こんな…ひどい……」

    「……人にはそれが平気なヤツがいる」

    「…………」

    「見ろ、これが人のできる事だ」ジョウハンシンヌギ

    「……………ひ………」

    「改めて、人が手を加えたもんだって分かった上で見ると怖いだろ?」

    「見ろよ、ここ、中の肉が抉れてるからヘコんでんだぜー」

    「ここなんて焼けてちょっと爛れたから斑模様みてーになってるし、産毛も生えねー」

    「…………やめ……」

    「ここのうっすら格子みたいな痕は包丁だし、点々は煙草だし……」

    「盛り上がってる所は刺されたトコ、それと、触ってもあんまし感覚がねー場所とか……」

    「………」ダキ

    「………俺は、そんな事されるようなオモチャでさ…こんな事ができる人間の子供なんだぜー」

    「………もう…いい……」

    「だから不安なんだ……。俺は、妹が好きだが、こんな人を人と思わねーような人間から生まれてきた俺を妹が……愛してくれんのか、不安なんだよ」

    「………………」

    「わりーが、これが俺なんだ」

    「全部全部空っぽで、ズタズタのきったねー印だけつけられてるゴミが…………俺なんです」

    「………それが分かった時に、妹が離れていくのが怖いんすよ。今みてーに……」

    660 :

    兄……

    661 :

    よく言った! 兄っ!(´;ω;`)

    662 :

    兄…
    よくやった

    663 :

    ヴァッシュ・ザ・スタンピーみたいな身体してるのかな

    664 :

    「…………」

    「震えてんぞー」

    (そう、こうなっちまうし…人見知りする妹が、さらに相手に対して警戒しちまうのが嫌だったんだ)

    (ああ、クソ……どうしてこうなんすかねー)

    「………兄は……兄、だよ……オモチャでも……ゴミでもない……」

    「いいさいいさ、気にすんなよ。自分がどんな人間かだなんてよーく分かってる」

    「……空っぽなんか…でもない……」

    「色々と言ってくれるのはありがてーけどよー……」

    「…………」ギュ

    「……」

    「…何言っても……ダメ、なら……こうしてる……」

    「……うまく言えない……けど……もう、大丈夫……だから、ね……」ナデナデ

    「…撫でんじゃあねー」

    「…………」

    「…やめろ、ってんだろ………」

    「…………」

    「なんでだよぉ……優しくすんじゃあねーよボケが……」ポタ

    「……ちいさい……けど……ちゃんと、背負える……から……」

    「…っ……ぐ………」ゴシゴシ

    「……疲れたら……よりかかって…?」

    「……荷物は……半分こ…」

    「………」ポタ ポタ

    「……空っぽじゃ、ない……私が…いる」

    「……もう……いいんだ、よ……兄…」

    「……ぅ………く……」

    「……」ナデナデ




    666 :

    妹みたいな人に出会いたい…

    667 :

    今まで見た中で一番最高

    672 :

    感情移入しちゃう

    673 :

    「はー……」

    (なんつーか、ホントみっともねーぜー……)

    (いい歳して泣きつく……しかも十以上も離れたガキに、さらに妹っつーね)

    (ああ、でもまぁ……なんつーか、前よりもだいぶ楽になった気がする)

    (気分だけじゃあねー、もっと深い所のつっかえてたもんや、ガリガリと俺の中を削り続けていた何かが消えたみてーだ)

    (どこかで遠慮していたとこ……妹が好きだが、自分と共に同じ道を歩かせまいと気を張っていたとこ……それを妹に全部吐き出す事で、俺は救われたのかもしれない)

    「……スー……スー…」

    「…………」

    (そう、妹を親類の手に渡す事もなく、誰の手に渡す事もなく……自分と一緒にいさせる事ができたことに……この世で一人きりのような……)

    (打ち捨てられた腐った人形で、海に漂ってただけの俺が……たどり着いた砂浜、この環境)

    (そこで、そのまま朽ち果てるだけと思ってたが、拾ってもらえた)

    (人形を拾った少女は、人形の湿った身体を乾かしていき、ボロボロの身体を抱きしめてくれた……中身を新しく詰め直してくれた)

    (ようやく……居場所ができた)

    (俺が、俺で生きていくための………ああ、なんでこんなに泣きそうなんだ、俺は)

    (満ち足りて、満ち足りて……どんどん溢れてきやがる……)

    「……スー……んん……」

    (血もつながってねー赤の他人、だったんだが……兄妹として、過ごした間違いの日々が…正しい生き方に導いてくれた気がする)

    (へたれで泣き虫で嘘つきの兄ちゃんですがー、ありがとうございました)ナデナデ

    (これからは、俺はお前だけの男として、守り続けようと思いますよー)

    (……婚姻届どうすりゃーいいんだろ……とりあえず五年待つだろ?、そこで……どうプロポーズしようかね)

    (……あれ?プロポーズまがいのセリフ結構言ってる気がする……OhNo……)

    「…………」

    (……指輪買ってきて無言で渡そう。そうだ、それがいい)

    (今度は”…へたれ……!”って怒られそうだなー……へへ…)

    「……スー……スー…」

    (どうなるんだろうな……ぜってー美人になるじゃんね、この感じ)

    (……成長が楽しみだぜゲヘヘヘヘヘ……なーんてな…アホか俺は)

    「…………」

    (うわああああああああああああああああ!!恥ずかしい事考え過ぎてんだ俺!!!!)バタバタ

    (く……)

    (だいたい!コイツが可愛すぎるのがワリーわけで!……別に、俺が悪いわけじゃあ……)

    (…兄バカ)

    (まぁ、ですからー……できるだけ、生きようと思えました)





    _________________

    とりあえずここで少年の告白、兄の告白編は終了です。

    あと残りは二編ぐらいになりました。
    毎度のごとくトロくさい更新ですが、お付き合いお願い申し上げます。

    674 :


    楽しみに待ってるぜ

    675 :

    気長に待つぜ

    676 :

    番外編があったっていいんだぜ

    677 :

    とりあえずNTRとか胸糞展開あるなら先言ってね?耐性無いから

    678 :

    自分のペースでね

    680 :

    乙乙
    いいっすな

    681 :

    ここまでで十分胸糞まみれだっただろ。
    嫌な奴にひどい目に合わされてもやられっぱなしで終了だし、作者本人もそういう作風だって言ってるんだから。

    683 :

    おつ

    684 :


    もう残り2編か…
    期待してます!

    685 :

    >>635
    教科書とか??

    686 :

    子8「何?あんまり出しゃばんないでくれる転校生さーん」

    「………」

    子4「マジさー、そういうのうっとおしいワケよー」

    子1「…っえぐ…ひっ…」

    「………泣いてる…」

    子8「だから何?泣いてるも何も全部女子1が悪いし」

    子1「……っぐ……ぐす…」

    子4「うるさいんですけどー」

    「妹ちゃん、やめときなって…関わるだけ無駄だよ…」コソ

    「……いや」

    (これはテコでも動かないってやつですなー…)

    子8「あたし達の決まり事守れなかったんだし、人としてどうなのって話」

    子4「泣けばいいってもんじゃないっしょ」

    「………くだらない…ことばかりで……責め続けるのも……人として…おかしい……」

    子8「うっざ、キモい」

    子4「私らの友達の証をくだらないってムカつくんですけど」

    子3「くだらねー……なー?」ヒソヒソ

    子5「………」

    子8「あ?なんか文句あるの男子?」

    子3「いーえー、なんにもー」

    子6「へたれ」

    子3「あ?」

    子6「なんだコラへたれ」

    「………」

    子8「……あんまりでしゃばるとあたしの彼氏にボコボコにしてもらうよ?ブス」

    子5「………」ギリ

    「……別に……ただ、女子1ちゃんが…かわいそう……」

    子4「ビビってるー、きゃはは」

    子8「ま、いいや。女子1!もうあたし達に関わんないでよね」スタスタ

    子1「…っふ……えぐ……」

    「…………」

    「……はー……なんでこうなんだろーね、女の子って」

    「………」

    子1「…っご…えぐ…ご、めんね……ヒック……妹ちゃん…」

    「………おかしい、と……思っただけ、だから……」

    (触らぬ神に祟りなしっていうもんなんだけどなー……妹ちゃん、こういうの許せないタイプみたいだし…)

    (ほんと、たかがゴム忘れたぐらいでこれだもんねー)

    「………」

    子1「……わ…わたし……ふぇ…妹ちゃんに……わたしっ……うわぁぁぁああああああん」

    (……お人好し、だよねー…妹ちゃん………ボクはあの時の事知ってるから……同情はできないよ、女子1ちゃん)

    687 :

    しばらく考えてゴムが何をさしてるのか理解した

    688 :

    心が汚れてる人間ほどゴムに引っかかる

    689 :

    女子8の彼氏に期待

    690 :

    髪型とかの話だよね?

    691 :

    ゴムはないほうがいいな。うん

    692 :

    「…………」

    子1「ありがとう、妹ちゃん」

    「…別に………」

    「さて、落ち着いたかなー?」

    子1「うん…だいぶ」

    「じゃ、さっさとどこか行きなよー」

    子1「…え…」

    「……友ちゃん…?…」

    「ボクは、妹ちゃんを傷つける人を近くに寄らせるつもりはないから」

    「……何も……してない…よ……?」

    子1「………」

    「…いい?女子1ちゃん。ボクは、知ってるから」

    子1「…っ……」

    「……女子1ちゃん……友ちゃんに、何かしたなら……謝っておいたほうが……いいよ…」

    「……そしたら……きっと、大丈夫…だから……」

    子1「……ぅ……」

    「別にボクは何もされてないけどねー」

    「……む…それだったら……友ちゃんが、だめ……」

    「ふー、やれやれー……」

    「………」

    子1「……ごめんなさい」

    子1「…っ…」ダッ

    「……あ…」

    「あの子が手を出したのはボクじゃなくて妹ちゃんなんだよ。妹ちゃんは多分気づいてないけどねー」

    「……………」

    「……心当たり…ない……」

    (ボクが一番許せないのは、妹ちゃんが優しくしてくれたりしてるのにそれを返すそぶりもないところだよ)

    (自分だけが悲劇の主人公で、自分が痛めつけた相手の優しさだけを受けようなんておこがましいよ)

    「…………」ムー




    子8「はぁ…」

    子4「どーかした?」

    子8「あたしにあそこまで突っかかってくるヤツいないから疲れたの」

    子4「ああー、もう彼氏君に頼んで文句言えないようにしてやればいいじゃん」

    子8「やっぱそーしようかなー、スゴいメンドくさい」

    子4「早い方がいいんじゃね?今日の放課後にでも頼んじゃえー」

    子8「そうだね、彼氏も暇してるだろうしー」

    子5「……………」

    子2「不穏な空気を感じ取り……我、参上す」

    子5「………」シー

    694 :

    兄の後輩の息子・・・とか

    696 :

    男子2キャラ変わりすぎだろwwwwwwww

    697 :

    「っだー……しんどかったー……」

    (今日はだいぶ立て込んでたかんなー……他の社員の皆様、お先に失礼しまーす)ナムナム

    「………」ブロン

    (夜飯は魚とかにしてみるかなー…サラダでも添えてよー)

    ビチビチビチビチビチビチビチビチビチベベッベベベベベ

    (あ?)

    半ヘル「~♪」ビチビチビチビチ

    (うわぁ)

    (いるんだよなー……排気量ばっかり多くして吸気とのバランスとらねーから下痢便みたいな音出してるバイク乗り……)

    (音がどうこうは少し置いといて、チューンするなら純粋にパワーアップ考えりゃあいいのに……)

    (近所迷惑だし、遅いし、恥ずかしいわ……)

    ンベベベベベベベベッ

    (…………なんかことごとく進む方向が一緒だなー……俺はできるだけ静かに走りてーのによー…気分ワリーぜーまったく……)

    (しかもやたらトロくせぇ……混んでんだからもうちょっとテキパキ抜かしてってくれよ……)

    キキー パパパパー!!!

    (うわぁ……本日二度目のうわぁですよ。他の交通ほぼ無視でどんどん突っ切ってやがる……ああ、事故ればいいのに、ああいう我が侭なヤツは)

    「………ん?」

    (このままこの道進んでったら、妹の学校の近くだよな……げー、こんなヤツがいるとか怖いわー)

    (さっさと帰って妹ちゃんの為に美味しい飯…見栄えは相変わらずだが、作ってやんねーとなー)



    子8「遅ーい」

    8彼「ゴメンな8、道混んでてさ」

    子8「もー、こっちは結構急ぎだし」

    8彼「で?どんな用だって?」

    子8「ちょっとねー、ムカつくヤツがいるからあたしに文句言えないようにして欲しいの」

    8彼「ふーん、俺の可愛い彼女に手を出すとはいい度胸してんじゃん。
    どんなヤツだよ?」

    子8「うーんとねー女の子なんだけどー、ちっちゃくてあんまし喋んないような根暗でー……」

    8彼「ふーん、そんなヤツに舐められちゃっててムカついてるんだ」

    子8「そうなの、ねぇ、とりあえずヤっちゃっていいよ」

    8彼「やだねー」ベー

    子8「えっ?」

    8彼「だって俺には8だけだしー、他の女に手を出すとかありえないからさ」

    子8「もう……バカぁ。じゃあどうするの?」

    8彼「丁度そういうのに飢えてるヤツがいるからそいつに頼むよ。で、俺らは俺らで……今日も家来るだろ?」

    子8「聞かなくても分かってるんでしょー。ありがと、8彼っ」チュ

    8彼(けけけ、サイッコー!俺らの間でその小さい子輪して調教してやろーっと)

    8彼(やっぱビッチのガキっていいなー、こうやっていい具合に協力してくれるし、気持ちいいし……ホント最高)

    8彼「それじゃあ、連絡しておくよ。8の邪魔者はしっかりお仕置きできるから」


    「……今日は……兄が、お夕飯………作ってくれてる、から……帰るん…だけど……」

    「あ、ボクもおねーちゃんと買い物行く用事があるんだー。このまま直接行っちゃうから……それじゃあまた明日ねーっ」

    698 :

    女子8を徹底的に懲らしめたい

    699 :

    兄は何に乗ってんの

    700 :

    >>699
    バイクに乗れる年齢で小学生と付き合ってんのか……


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