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    元スレ美穂子「京太郎くん!」京太郎「……美穂子姉」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - 京太郎 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 95 :

    というわけで当面の目標は1日1レスです
    変な所で切ること多分にありそうだけど気にしない方向で

    102 :

    乙ー
    俺の勘違いかも知れんが最後の投下レスのキャプテンが京太郎の幼馴染ってのはもう皆把握してるの?
    描写がなかったからあれっ?って思ったんだけど

    103 :

    >>102
    言われてみればそこまで詳しくわかってるのは変ですね…神視点で見落としてた
    指摘感謝です、次はそこ手直しから始めます

    104 :

    ちょーおもしろいよー

    105 :

    カプ描写一辺倒になってないこのスレは良スレの香りがする

    106 :

    >>95修正

    すぐ近くに学校が来るにつれて、京太郎は無意識の内に意識を張っているのに自分でも驚いていた。
    自然と歩みも早めになり、先頭を征く部長のやや後ろへと付く格好になる。

    「あら、須賀君も急に意識を上げてきたわね?」
    「いえ……あの人ならもうそこにいるだろうと。そう感じただけです」
    「え?あ……」

    もう校門が視野に入った時、そこには風越のレギュラー格とおぼしき5人――さらに言えば中央に美しい金髪を湛えた女性が佇んでいた。
    京太郎はそれを確認するや否や安堵とも苦笑ともつかぬ溜息をこぼし、そそくさと後続のさらに後ろへと下がっていった。
    向こうは向こうで京太郎の姿を視認したのか見るからに驚いたような表情を見せ、そして即座に笑顔で塗り替えた。

    「ご歓迎痛み入るわ。清澄の部長を務める竹井久です」
    「いえ、こちらとしても大事なお客様ですから。私がキャプテンを努めます福路美穂子と申します」

    恭しく頭を下げるその仕草に、京太郎を除く他全員は深いデジャヴを感じる。

    「立ち話もなんですし、自己紹介は部室で行いましょう。……それで、その」
    「彼のこと?」

    久がちらりと一瞥を向けるも、当の本人は意識してか否か特に感心がないように校舎を眺めている。

    「ええ。……ご覧の通り、我が校は女子校ですけれど、彼にも是非打ってもらいたいと」

    自分で伝えればいいじゃないと一瞬口を突きかけるも久はぐっとこらえ、

    「もとよりそのつもりよ。でなければ来ていないわ」
    「そう……ですか。そうですよね。では、ご案内致しますね」

    花の咲くような笑みをぱあっと広げ、リズミカルに先頭を歩いていく様を見て、まこは唸るような面持ちで顎に手を当てていた。

    「なんというか……あやつからひねた部分を削り取ったかのようじゃな。はてさて……」

    そして一年3人もまた、口には出さねど三者三様の感想をかの女性へ抱いていたのだった。

    107 = 106 :

    部室への道中にて、京太郎は特に感慨もないように荷物を抱えて歩いていたのだが、
    とてとてと猫を彷彿とさせるような歩き方でそこに近づく影があった。

    「君が清澄の男子かし?」
    「……いかにもそうですけど、何か?」
    「私、2年の池田華菜!キャプテンに次ぐNo.2だし!」
    「はぁ……じゃあ先輩なんですね。1年が須賀京太郎と申します」
    「……うーん、なんつか堂に入りすぎてて調子狂うし。キャプテンが目をかけるだけはあるし?」
    「……はぁ?」

    京太郎は心底心外そうな表情で華菜を見下ろした。刹那、しまったという感情に上書きされて途端に申し訳なく肩をすくめる。

    「あ……すみません」
    「い、いやこちらこそ口が滑ったし!それじゃまた後で!」

    「……目を、ねぇ」

    京太郎は微かに眉を潜め、下唇を突き出し左目を伏せるように手で覆った。

    108 = 106 :

    駄目だ眠い寝る
    キャプテンに至るまでがなんて遠い廻り道……

    109 :

    乙ー
    まあ導入は仕方ない

    110 :


    このスレいちばん楽しみにしてるから頑張ってほしいな

    113 :

    ――――――――――

    「それでは、改めて自己紹介させていただきますね」

    美穂子の勧めと共に、風越のレギュラーメンバーである吉留、文堂、深堀、そして池田が二言三言自己紹介を重ねていく。

    「後ろの皆さんにもしていただきたいのですが、時間の都合おいおいでお願いしますね。すみません」
    「それじゃあ私達の番ね。よろしく」

    久が少し誇らしげに脇のメンバーを促すと、並びの順番でまこ、優希と挨拶し、

    「原村和です。よろしくお願いします」
    「"あの"原村さんね。あなたの成績、よく存じ上げていますわ」
    「あ、ありがとうございます……」

    臆面もなくニコニコして目を合わせる美穂子にあてられたように、和のほうがうつむかされてしまった。

    「ふふっ、ごめんなさい。それで貴女が」
    「み、宮永咲、です」
    「……咲さんね。よろしく」

    やはり思う所があるようだが、意図的に苗字を避けた言い回しをした美穂子に、咲にもその慧眼の片鱗を感じさせられたようだった。



    それに応じるように、久の方も清澄

    114 :

    >>113
    あれなんかミスってる、最後の行なしで

    「須賀京太郎です。今日はよろしくお願いします」
    「あ……」

    咲の後ろからスリップストリームのようにまくし立て、京太郎はさっさとこの場を閉めようとした。
    そこに待ったをかけたのは例のごとく久である。

    「こらこら須賀君、そんな体じゃ失礼でしょうが。
     せっかく女子高にお招きいただいたんだから、もっといつもみたいに好きな女性のタイプでも言ったらどうなの」
    「どんなセクハラですか一体……」
    「でも、興味はあるぞぃ」
    「染谷先輩まで悪乗りしないでくださいよ!」
    「先っちょだけ!先っちょだけでいいじぇ!」
    「……皆さんも興味がおありのようですし」
    「京ちゃん……」

    いつになく熱心な同調に流石の京太郎も軽く引きつつも、もはや後には退けない空気だった。

    「……放っておけない人、ですかね。これでいいでしょう、ほら」
    「ふぅん。まぁ……今日はこんなもんにしておいてあげるわ」
    「どんな捨て台詞ですかそれ……っていうかまだ続きがあるんですか!?」
    「モチのロンよ。それじゃ、本題に移りましょうか」
    「……」
    「美穂子さん?」
    「え!?あ、はい。そうですね、それじゃあ練習試合、始めさせていただきます」
    「ええ。よろしくお願いするわね」

    明らかに心穏やかでない様子の美穂子を見て、久は内心軽く舌なめずりした。

    115 :

    朝レスおしまい
    読む側で三点リーダ多すぎないかなとふと思った

    116 :

    便利だからつい使っちゃうよね
    まあ書く側だから目につくだけで実際はそんな気にならんよ

    おつー

    117 :

    おつおつ
    読んでる側としては気にならんし、微妙な間がわかるからいいんだけどなー
    書く側だと気になるのはわからんでもない

    118 :

    三点リーダーとか句読点は文を読みやすくするためにあるから使って良いと思う
    実際読みやすいし

    119 :

    (ないよりあった方が)好きです!

    120 = 106 :

    「よぉーし京太郎!タコスだ、タコスを出じぇ!」
    「おうよ。つっても流石に温めらんないぜ?」
    「私は一向に構わんッッじぇっっ!!」
    「器用な舌の回り方しやがって……」

    京太郎は背負っていたリュックから所望の貢物を差し出し、優希は満面の笑みでそれにかぶりついた。

    「かーっ!この瞬間のために生きてるって感じだじぇ!」
    「お前な……」
    「……えっと、あの」
    「はい?なんでしょうか。吉留さん」
    「うっ」

    向き直ってキリッという擬音が似合うほどかしこまった表情に、呼ばれたメガネの少女――といっても先輩なのだが――が思わずたじろぐ。

    「え、えとえと、その……それ、手作りなんですか?」
    「アレですか?ええ、まあ……付け焼き刃ですけれどもね」
    「彼女のために作ってらっしゃるんですか?」

    言葉の綾とはいえ、彼女という響きは優希はもちろんのこと他"3人"に対しても少なからず動揺を与えた。

    「まあ間違ってはいませんけど……吉留さんの思ってるようなことではないですよ?」
    「違うんですか!?あぅ……」

    尤も年頃の女子高生から見れば――というかごく一般的な恋する乙女ならば一度は憧れるシチュエーションなのかもしれないと、
    京太郎は自らの行っていることを改めて振り返らされた。

    「まあ、俺がそういう事が好きでやってるだけのことですよ、吉留さん」
    「ーっ」

    誤解を解くためとはいえ脂ぎったキーワードを吐いてしまったことに内心毒づきつつも、それはおくびにも出さずに微笑みかける。

    「い、いや私こそごめんなさい!あわわわっ」
    「彼女……好きでやってる……ぐへへ……」
    「私も何か催促してみるべきなのでしょうか……」
    「むぅー」

    「……やっぱりあやつを寄越したのは失敗だったんじゃなかろうか」
    「かもね。面白いからいいけど。ね?福路さん」
    「え?えっと……そうですね」

    明らかな生返事に久はますます嗜虐心をそそられたが、同時にどうしてああも噛み合わないのか疑問は膨らむばかりだった。

    121 = 106 :

    夜の1レス終わり
    読みにくくないようであれば幸いですじぇ

    そういや本筋には関わらないから考えてなかったけど大会ルールの模擬戦って相当大変なんだろうなぁ
    フルメンバーでやろうとしたらどうしても4校必要になるし

    126 :

    平行世界で魔法少女ふくじ☆ミホコが京ちゃんに悪戯する話考えたけどオチがつかないのでやめた
    久々に終電近くまで残業したので今日はお休みします

    127 :

    アイヨー乙

    128 :

    了解

    129 :

    はあぅ

    130 :

    あいあい

    132 :

    待ちきれませんねぇ…

    133 :

    犬の日なので番外編書きたい
    3択ー一つだけ選びなさい
    答え①ー当然キャプテンだし!
    答え②ー他の娘でもいいよー
    答え③ー本編を進めるべき。読者は非情である。
    +1~+3の多数決で、均等だったら勝手に決める

    134 :

    1でもいいが無理ないなら3

    139 :

    3

    かーらーのー1

    140 :

    書きたいのなら1
    モチベ大切

    142 = 133 :

    流石にキャプテン人気だなあ
    実のところノープランなので(というか2で着想考えてたので)ちょっと考える時間をかーさい

    143 = 133 :

    「ペットショップ?」
    「ええ。明日は犬の日だから、ちょっと気分でね。
     京太郎くんならペットの扱いにも詳しいでしょう?」
    「カピーをそういったカテゴリに含めていいのならそうかもしれませんが……」
    「いいのよ。実のところ京太郎くんと出かける方便だもの」

    そう言っていつものウインクで微笑みかける美穂子にどうして逆らえようかと京太郎は頬を緩ませた。

    「わかりました。それじゃ、待ち合わせはどうします?」
    「飯田の駅前で9時ぐらいでどうかしら?」
    「了解いたしました。楽しみにしてますね」
    「ふふっ。こちらこそ」

    144 = 133 :

    ――――――――――

    8時過ぎには京太郎は準備を整え、駅前へと足を運ばせていた。
    所定の時間より1時間近くも早くに着いているのは当然伊達や酔狂ではない。
    美穂子はあの通り携帯を持てない上に早く来るので、京太郎が先回りして場所を確保しておかないと連絡に困るというのが一つ。
    もう一つは彼女を一人で待たせる事でどんな不埒な男に捕まるかわかったものではないというものだ。
    なんにせよ、自分には出来すぎた彼女を繋ぎ止めるための努力を怠りたくはなかった。

    「お待たせ」

    しばらくして、といっても30分前なのだが、美穂子が待ち合わせ場所に姿を現し、京太郎はその格好に目を奪われた。
    犬と戯れることまで考慮に入れてか、上は長袖のシャツにジャンパー、下はタイトなジーンズに身を包んでいる。
    もっとも京太郎の格好としても似たようなものなのだが、彼女のキャラとしてはあまり似つかわしくはないかもしれない。

    「もうちょっと気張った格好にしたかったのだけれど、花より男子だものね」
    「いや、新鮮ですごくいいです。それに……」
    「……それに?」
    「……胸元が、すごく目のやり場に困ります」
    「……もう。京太郎くんったら、えっち」

    お互いは目線を逸らしているのにもかかわらず、その頬はしもやけのように真っ赤になった。

    145 = 133 :

    >>144
    男子→団子
    文字通りのことわざの意味です

    ――――――――――

    「いらっしゃいませ。お、福路さんとこの娘さんじゃないか」
    「こんにちは。いつも父がお世話になっております」
    「ははっ、君がそんなにかしこまらなくてもいいのに。そっちの子は?」
    「あ……えと、その」
    「彼氏の須賀です」
    「っ」
    「あっははは、須賀君か。やるねぇ、福路さんときめいちゃってるよ」
    「……も、もう!」

    頬を膨らませて前のめりに抗議する美穂子の姿も正直な所京太郎の好きな表情の一つであった。
    もっとも、彼女の表情で嫌いなものなど泣き顔以外にないのだが。

    146 = 133 :

    「それで、今日は彼氏連れでどうしたんだい?」
    「ぅぅ……その、犬を見に来たんです」
    「それはそれは。まあ、ゆっくり見ていくといいよ」
    「ありがとうございます」

    店主さんのあっけらかんとした声に美穂子は、一礼した後目的のコーナーへとそそくさと歩いて行った。
    京太郎もまた一礼をし後を追おうとした矢先、後ろから声がかかった。

    「須賀君」
    「はい?」
    「あの通りしっかりものだけど少々天然入ってるから、しっかり守ってあげなよ」
    「……は、はい」
    「よし、行った行った」

    肩をポンと叩かれ、京太郎は照れ隠し混じりに頭を掻きながら美穂子の後を追った。

    147 = 133 :

    「そんなに恥ずかしがるならもっと違うところに行けばよかったのに」
    「……ぅぅ」

    実のところ、こんなやりとりは昨日の時点でしていたのだが、
    『せっかくだから犬にもっと気兼ねなく触れ合いたいじゃない』
    という美穂子の進言の結果、件のここに決まったという経緯があった。
    そうして犬のコーナーにたどり着いてぶらぶらと歩いて巡っていた所、ふと一匹のわんこが目についた。

    「ゴールデンレトリーバーかぁ……」
    「大きいわね。私より少し小さいぐらいかしら」
    「興味があるのかい?」
    「ええ、まあ。温厚と聞きますよね」
    「お目が高いね。とても優しいし、利発で良い子だ」
    「……」「……」
    「何か?」
    「いえ……ちょっと、外で散歩できないかなと思って。そういう事もやっているとお伺いしたのですが」
    「外の公園でだよね?いいけど、ちょっとばかしお代はいただくよ」
    「はい。お願いできますか?」
    「あいよっ!……よぉーしよしよしよしよし」

    美穂子のお願いに店主は快諾し、金額を領収すると檻の中から開放してそのゴールデンをあやすようになでなでした。

    「それじゃ、ちょっと準備があるから外で待っててね」

    その店主の促しに応じて2人はそのまま公園へと足を運んでいった。

    148 = 133 :

    ごめんちょっと用事できた
    11時には帰ってくるかもしれない

    150 :

    一旦乙


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