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    元スレ上条「アイテムの正規メンバーですか」

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    みんなの評価 : ★★
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    853 :

    そうなんだすごいね

    854 :

    1月末に来るって言ってるだろ
    舞ってる

    855 :

    まだ続いていたのかw

    856 :

    一応sage
    1が来るまであと少しかな

    859 :

    AAしか貼れない厨房は巣に帰れよ

    860 :

    特定して息の根止めちゃうとこまでやるならまだしも

    基本的には触れちゃいけない

    それが、厨房

    861 :

    舞ってる

    862 :

    アイテムもやっぱり×上条にすると萌えるなーって思ってたら


    オティヌスが堪んねぇぞおい、ニヤニヤは止まんないしテンションは上がりっぱだし

    鎌池マジ神上条マジ当麻

    863 :

    打ち切りか

    864 :

    打ち止めか

    865 :

    ラストオーダァァァァァァァァァァァ

    866 :

    月末に来るって言ってんだろうが

    867 :

    うむ。みんな~くーるだうんだよー?

    平和に静寂を守ろうぜっ b

    868 :

    今月末かぁ・・・

    869 :

    おあいそ

    870 :

    今月末までがすごく遠く感じる…
    あと10日ぐらいかな?

    871 :

    カモーン

    873 :




    ~サイド麦野~




    超能力者、麦野沈利の周りには青白い光が浮かび、その光の球体から光線が発射されていた


    麦野「ほらほらほらほらっ! い~つまで逃げ回ってる気だ、この粗チン野郎がぁ!」


    その光線を『発条包帯(ハードテーピング)』を使用している駒場利徳は超人的な動きでかわしていく
    しかし目標を失った麦野沈利の『原子崩し(メルトダウナー)』は、駒場がこの戦場に仕掛けた網を断ち切っていった


    駒場「……少しは加減して欲しいものだな。能力者」


    麦野「そんだけ動けるとはたいしたもんじゃない。でもね、それだけじゃ勝てないんだよっ!」


    麦野は駒場の動きを先読みして原子崩しを放つ
    それを駒場はなんとかかわすことでダメージを受けずにいたが、それと同時に攻撃へと転じられずにいた


    駒場が今まで麦野の放つ光線を避けていたとは言え、それはギリギリの状態である
    『発条包帯』により駒場の身体は動けば動くほどに痛めつけられ、その肉体を徐々に蝕んでいた



    駒場(……風? 能力者の攻撃で風が入ってきたのか)

    駒場「……撹乱の羽(チャフシード)が無効化される……」

    駒場(……電波が回復して仲間を呼ばれるのは避けなければ……)


    駒場にとって、偶然にも麦野ただ一人をこの場へと誘導出来たのは嬉しい誤算だったが、この場で何人もの格上の能力者と戦うには状態は整ってはいなかった
    最悪のケースを避けるために駒場は迫り来る原子崩しの中、最短の攻略を目指し始める


    一方、今の今まで自身の原子崩しが避けられ続けているこの状況が、自らに好転しないことを麦野は苛立っていた

    チッ、と麦野は舌打ちをする


    麦野「埒があかねえ。……こうなりゃ『目標』は変更だな」


    駒場「ッ!?」


    麦野はそう言うとニヤリと顔を妖しく歪めた
    駒場には、その顔が悪魔が微笑んだように見えていた

    874 = 552 :




    駒場は麦野に向かって駆け出した
    麦野の台詞に駒場の戦う理由、そして駒場の勝機を潰す意図を察したからだ

    麦野は向かって来る駒場に原子崩しを放ち、自身も走り出す


    駒場「くっ……」


    駒場は麦野との距離が近づいたことによって原子崩しの光線に対する対応が遅れる
    避けはしたものの体勢は崩れてしまっていた




    ――そのチャンスを麦野は逃さない




    体勢が崩れ右手と右膝を地面についてしまった駒場の鳩尾に麦野の渾身の蹴りが炸裂する


    駒場「うぐぁ……っ」


    スザザザザっと地面との摩擦の音をたて駒場は数メートル蹴り飛ばされた
    通常のアスリートよりも身体が鍛えられている駒場
    その駒場を、長時間身体を酷使し続け思い通りの動きが出来なかったとは言え、おそらく普通の人では蹴り飛ばすことは出来ないだろう

    しかし、麦野沈利は出来る

    これは一方通行や御坂美琴と違い、長い間暗部の闇の中を生き残ってきた強者の力なのだ
    それは学園都市第二位の垣根帝督にも通づるものがある
    能力のみならず自らの身体を鍛えてきた
    能力に頼らずとも生き抜く力が必要とされていたからだ


    麦野「じゃあ~ねぇ~ん」


    能力は最強クラスで身体能力も常人を超える、学園都市の暗部を生きる超能力者


    ――麦野沈利


    彼女は未だうずくまっている駒場に向け麦野は原子崩しを放った

    875 = 552 :




    駒場「ッ!」


    駒場は原子崩しが直撃する寸前、自身の身体を無理矢理動かしそれの直撃を避けた

    そう、あくまで直撃は避けただけだった


    麦野「あぁん? 五体満足でさえ私の方に分があったのに左腕を失っちゃ、急には身体を上手く動かすことも出来なくて簡単に殺せちゃうわね~」


    原子崩しによって跡形も無く駒場の左肩から先はなくなっていた


    駒場「……っ…まだやれる」


    麦野「あらそう。それはそこらへんで殺気を出している早漏くんがいるからかにゃ~ん?」


    そう言って麦野は原子崩しを十数メートル離れた瓦礫へと放つ


    「うっ……あ……がっ……」

    駒場「ッ!」


    麦野「へぇー、まだその死んじゃった早漏くん以外にももう一人早漏くんいるんだぁ~」


    麦野は今度は先ほど原子崩しを放った方向とは逆の方向へと再度原子崩しを放った


    駒場「ッ!!」


    876 = 552 :




    ガラガラドガーン



    古びた建物が音をたて崩れ、砂埃が舞う


    麦野「あんたのせいで私の原子崩しが少しズレたようだったけど、あの瓦礫の下じゃもう一人の早漏くんも死んだでしょ。…もう終わりね」


    駒場「うぐっ…、お…終わりじゃ……ない」


    麦野「そう」


    麦野「……左腕の次は右腕もなくなっちゃったのにまだやる気なんだ」


    駒場「……っ…俺は何の罪のない無能力者が虐げられる、この今を変える。そのために…戦うッ!」


    麦野「…駒場利徳。あんたにも譲れないものがあるようにね、私にも譲れないものがあるのよ」


    駒場「……俺は……っ…お、れは……ッ!」



    pipipipipi


    麦野「フレンダ……?」


    pi


    麦野「ターゲットはもう殺し終えたのかにゃーん?」

    フレンダ「! やっと繋がった!」

    麦野「はぁ?」

    フレンダ「麦野! 緊急事態発生!! 上条にやられて滝壺も絹旗も瀕死なわけよッ!!」

    麦野「上条だとォ!?」

    フレンダ「お願い麦野! 早く来てッ!」

    麦野「今どこにいるッ!」

    フレンダ「あー、絹旗、ここどこなわけ!? うん…うん、わかったよ麦野! 確認した地図のちょうど真ん中あたりみたい!」

    麦野「そこで待っとけよ、上条の野郎をブッ殺してやるからなぁ!!」

    pi

    877 = 552 :




    駒場「……上条、か」

    麦野「上条はお前らの方に付いたみたいだな」

    駒場「……いや、違うな。……上条、は…自分の守る者のためにた、たかう」

    麦野「……」

    駒場「……俺が死ねば、上条は、…無能力者た、ちをす…くってくれるだ、ろう」

    駒場「……俺が、守りた…かった者たち、を上条は、守ってく…れる」

    麦野「その前に私が殺しちゃうんだけどねェッ!」

    駒場「……ふん、能力者…よ、手土産だ」




    駒場「この無様な光景を胸に刻んでおけ」




    麦野「…じゃあな、駒場利徳」


    駒場利徳に向けられた最後の原子崩しは駒場の頭から胸までを跡形も無く、この世から消し去った



    麦野「……チッ」



    麦野は彼女自身の守りたい『アイテム』という『家族』の、たった一つしか残っていない『居場所』のために走り出す

    878 = 552 :

    >>1でした
    また少しずつ書いていきたいと思います
    今日は少なくてすみません
    明日か明後日の夜に更新します
    今年もよろしくお願いします
    では

    881 :

    乙です。
    待ってた!お帰り!

    882 :

    おぉぉー、やっと帰ってきたーー!

    886 :

    おつおつ
    話思い出せなくてだいぶ前まで遡っちまったぜ

    889 :

    待ってたー!
    >>1

    890 :

    きたきた来たきたきたーー!!

    892 :

    乙ぅうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!

    893 :

    少なすぎンだろォー!と思っていたのに
    読んでみるとめちゃくちゃ面白かったので大人しく次を待ちます!!

    894 :

    面白いなこれ

    896 :

    来てた

    897 :

    乙です!思ったより早かったですねぇ。もっとゆっくりしててもよかったのよ?

    898 :

    今更だけどエンジェルフォールの影響受けてない一方さんが魔術的電撃を喰らったのってなんで?

    899 :

    >>898
    適当な乱反射で回避したエンゼルフォールと
    ガチでやりにきた雷(まだ知らない術式)食らったって事じゃない?

    900 :

    実はあの時の中身は一方さんの熱烈なファンで常日頃から一方さんのようにふるまっていたパンピー説


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