元スレ京太郎「これが今の俺に出来る最高の和了だ……!」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
401 = 389 :
恐ろしすぎやろ…
402 = 1 :
京太郎「――ただの、作業じゃねえか……!」
403 = 1 :
――須賀京太郎の発展した能力についてのメモその4
・配牌時点で萬子、索子、筒子のいずれかが9~10牌揃う
・配牌時点で相手に自分が偏っている牌を一枚持たせる
・東一局の場合二巡目以内にその一枚を捨てないと四巡目以内では鳴かれ、それ以降は当たり牌となる
・鳴いた場合三巡目以内に清一をツモ和了する
・相手がリーチした場合必ず三巡以内に京太郎の当たり牌を引かされる
・聴牌速度は局が進むにつれて遅くなり、オーラス前になると京太郎は聴牌するのに最低でも十巡以上かかる
・京太郎はオーラスに必ず親に倍満以上振り込む
・意識を失う間隔……始まってから南三局まで
404 = 1 :
――
京太郎『……』
京太郎(結局、夢の中の俺は決められているかのように清一とオーラスのデカい放銃を繰り返し続けた)
京太郎(まるでお前の意思でしている事に意味はないと言われてるみたいにオーラスで夢の中の俺はゴミ手すら和了れず……)
京太郎(その表情は諦めにも似た、酷いものだった)
京太郎「……そりゃ、そうか」
京太郎(こんな麻雀楽しいわけがない。実際に体感した小三元と混老頭の時ですら、俺は咲がいてくれなきゃ麻雀を嫌いになってたはずなんだから……)
京太郎「夢から覚めたら部長達に話さないとな……それにしてもまだ覚めないのかこの夢?」
京太郎『……』
『京太郎!』
京太郎「あれ、あいつはクラスの……どうしたんだ、あんなに慌てて」
405 = 1 :
京太郎『……どうした?』
『い、いいか?落ち着いてよく聞けよ?さっき連絡があって――――が、その……―――って』
京太郎『……は?』
京太郎(なんだ?何があったんだ?よく聞こえなかったけど……)
京太郎『嘘、だ……』
『信じられないかもしれないけど、本当なんだよ……もう―――は……』
京太郎『!!』
『あっ、おい須賀!?』
京太郎「な、なんだなんだ!?」
――病院
京太郎『……』
京太郎「いったいどうしたんだよ……ここって」
京太郎「霊安室……?」
京太郎『……なんで』
京太郎「……おい、誰だ?」
京太郎『なんで、こんな事になっちまうんだよ……』
京太郎「なあ、誰が、誰がそこにいるんだよ!」
京太郎『俺のせいだ……ごめん、ごめん……!』
京太郎「おい――」
406 = 1 :
京太郎『ごめん、咲……!』
407 = 1 :
京太郎「……えっ?」
咲『……』
京太郎『咲、咲……ごめん、ごめん……』
京太郎「さ、き……」
京太郎『……俺のせいだ。俺のせいでみんなが、みんなが……』
京太郎「みんな?」
京太郎『みんな……ごめん、ごめんなさい……』
京太郎「!?」
京太郎(いつの間に、周りにベッドが増えて……)
京太郎『俺が、俺が麻雀を続けなかったらこんな事には……』
和『……』
優希『……』
まこ『……』
久『……』
カピー『……』
京太郎「う、あああ……!」
京太郎『ぐっ……!』
ブツン……
京太郎『……これで、役満か』
京太郎「まさか、みんな俺の力のせいで……」
京太郎『行かないと……俺のせいでみんな死んだんだ……みんなを殺した力で、勝たないと……みんなは何のために……』
京太郎「……」
京太郎『みんなの分も、俺が麻雀をしないと俺は、俺は……!』
408 :
これは……何としても防がないとな
所で能力の副作用(不幸)って距離で抑制できるのかな?
409 = 1 :
――
京太郎『ツモ。天和……16000オール』
京太郎『ツモ。天和……16000オール』
京太郎『ツモ。天和……16000オール』
京太郎『ツモ。天和……16000オール』
京太郎『ツモ。天和……16000オール』
京太郎「もう、やめろ……」
京太郎『ツモ。天和……16000オール』
京太郎『ツモ。天和……16000オール』
京太郎『ツモ。天和……16000オール』
京太郎『ツモ。天和……16000オール』
京太郎「こんなの、何の意味があるんだ……」
京太郎『ツモ。天和……16000オール』
京太郎『ツモ。天和……16000オール』
京太郎『ツモ。天和……16000オール』
京太郎「やめて、くれよ……」
京太郎『俺は、勝たないといけないんだ……みんなを殺して手に入れた力があって負けるなんて許されない……』
京太郎『父さんと母さんが事故で死んだ?ああ、また俺のせいなのか……』
京太郎『辛い、嫌だ、もう麻雀なんかしたくない……だけどやらなきゃ、やらなきゃいけないんだ……だって俺が――』
410 = 1 :
京太郎『――みんなを殺したんだから』
京太郎「もうやめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
411 = 1 :
――須賀京太郎の発展した能力についてのメモその5
・必ず起家となり天和を和了る
・意識を失う間隔……対局中全て
412 = 1 :
今回はここまで
413 :
すべてを犠牲にしたあとか……
414 = 408 :
乙
卓について、気がついたら二局(約15分)で終わるクソゲーとか……しかも周りの大事な人が死んでいくっていう
これ鹿児島で何とかならなかったら京ちゃんヤバいな
415 :
乙ー
いかんBAD一直線や
416 = 395 :
咲「だけどそれはただの夢だよ」
417 :
>>京太郎「――ただの、作業じゃねえか……!」
笑っちゃいけないんだろうけど、もっともすぎてフイタwwwwwwwwwwwwww
418 :
ライン工かよォ!
とか言わないだけマシであろう
419 :
これで最終的にピンフのみアガれるようになるオカルトになったら文字通り平和
420 :
能力極めたら八連荘はできないとして六倍役満くらいできそうだな
まぁダブルなしだからただの役満だけどね
421 :
ダブル無しは今年度のインハイルールだし、翌年とかプロのタイトルによってはあるんじゃね?
422 :
そもそも出禁に
423 :
乙
なんてひどい……
こんなクソ能力くっ付けた腐れ神様は六ページくらいぶっ通しでオラオララッシュされてゴミ箱にシュートされるべき
424 :
それでも永水ならきっと何とかしてくれる…筈、であって欲しい
425 :
続きが気になる
427 :
あー、追いついたけど不憫すぎるな京太郎…
見たいんだけど見たくないねこれ
続き期待してます
428 :
遅れてすいませんでした。
更新します
429 = 1 :
――
京太郎「うっ、くっ……」
「…賀君」
「京…郎」
京太郎「ううっ……」
久「須賀君!」
まこ「しっかりせぇ、京太郎!」
京太郎「えっ、あっ……部長、染谷先輩?」
久「よかった、目が覚めて……すごくうなされてたのに何度声かけても起きないから心配したのよ?」
京太郎「すいません……ちょっと、いやな夢を見ちゃいまして」
まこ「いやな夢?」
京太郎「はい、力に関する夢で……その」
京太郎(みんなが、俺のせいで死んで……俺は壊れたように麻雀を続けて、それで最後は……)
京太郎「うっ……!」
久「す、須賀君!?」
京太郎「だ、大丈夫です……少し気持ち悪くなっただけですから」
京太郎(あれがもし、この先起こるかもしれない事なら……ダメだ、それだけは絶対あっちゃならない)
まこ「そろそろ乗り換えじゃが……京太郎、本当に大丈夫か?」
京太郎「はい……」
久「須賀君、夢で何を見たのかまでは私達にはわからないけどそれはあくまでただの夢、必要以上に気にしてあなたがまいったら意味がないわ」
まこ「そういうわけじゃから無理はせんで辛かったらちゃんと言いんさい。とりあえず様子を見ながら行くとするからの」
京太郎「はい、ありがとうございます……」
京太郎(ただの夢……俺もそう思いたいんですけどね……)
430 :
待ってたぞ
431 = 1 :
――長野・病院
咲「……」
優希「咲ちゃーん、お見舞いに来たじぇ!」
和「ゆーき、病院なんですからもう少し静かに……お邪魔します咲さん」
咲「あっ、和ちゃん、優希ちゃん」
優希「うん、元気そうで何よりだじょ!」
咲「あはは、別に病気ってわけじゃないからね」
和「痛みなどはありませんか?」
咲「うーん、痛みはないんだけど、ギプスで固定されてるからかゆくなった時は大変かも……本も読みにくいし」
優希「こういう時も本とは咲ちゃんは筋金入りの文学少女だじぇ」
咲「うっ、だって他にやる事ないし……そういえば京ちゃん、様子どうだった?」
和「そうですね。少し思い詰めている気はしましたが、概ね普段通りだったと思いますけど……」
咲「そっか、よかった……ごめんね、代わりの見送りなんてお願いしちゃって」
優希「気にしなくていいじぇ。咲ちゃんに頼まれなくても行くつもりだったし……ふああ」
和「……ゆーき、寝過ごしたくないからって昨日寝てないみたいなんです」
咲「そうなんだ……」
優希「んうっ、眠いじぇ……」
和「足元が覚束なくなってますね……すいません咲さん、私達はそろそろ」
咲「うん、優希ちゃんをゆっくり寝かせてあげて」
和「ええ、ほら行きましょうゆーき」
優希「また来るじぇ咲ちゃん……」
咲「うん、待ってるね」
ガラガラ、ピシャン
咲「私も、あんまり眠れなかったしちょっと寝ようかな……」
咲「京ちゃん……」
432 = 1 :
――鹿児島
久「着いたわよ、鹿児島!」
まこ「やっと着いたか。でもまだまだ折り返し地点ってわけでもないんじゃなあ」
京太郎「ここが鹿児島……永水女子がいるところ、か」
京太郎(もし違う用事で来たならはしゃぎまくってたんだろうな、俺……あんな夢を見た今はとてもそんな気分になれないけど)
まこ「真っ直ぐ永水まで行くんか?」
久「私としてもそうしたいんだけど、今から行ったら着くのは夜だからさすがにそれはね……だからこっちで一泊して朝一番で向かうって話になってるわ」
京太郎「まあ妥当なところですね」
まこ「じゃあ宿を探さんとな」
久「そうね、じゃあ行きましょうか」
京太郎「はい」
――宿
京太郎「ふぅ……」
京太郎(今日は移動だけだったってのにすごく疲れたな……半分以上あの夢のせいだな)
京太郎「明日……どっちにしても明日で全部終わるんだな」
京太郎(俺が麻雀を続けられるか、これからもみんなと一緒にいられるのか……)
京太郎「いい結果で終わってほしいもんだ……」
京太郎「すう、すう……」
433 = 1 :
――翌日・長野
優希「なあなあ、のどちゃん。京太郎はもう永水に着いたかな?」
和「そうですね……鹿児島には昨日の内に着いたと思いますけど、今はまだ移動中といったところだと思いますけど」
優希「そうか……」
和「須賀君が心配ですか?」
優希「それは、まあ……うん」
和「ふふっ」
優希「な、なんだじぇのどちゃん、その笑いは」
和「いえ、すっかり須賀君に親友を取られてしまったなと思いまして」
優希「んなっ!?」
和「私としてはゆーきにもそんな一面があったと知れて嬉しいですけどね」
優希「なんかのどちゃん、最近部長に似てきた気がするじぇ……」
和「そうですか?自分ではよくわからないんですけど」
優希「間違いないじぇ……んっ?」
和「どうしました?」
優希「……」
和「ゆーき?」
優希「誰か、来る」
和「えっ?」
――病院
咲「……!」ビクッ
咲「この感覚、知ってる……」
434 = 1 :
――駅
??「ふうっ、やっと着いたね」
???「ここが長野かー。宮永さん元気にしてるかなー?」
??「あのトシさん、なんで岩手に帰る途中で急に行き先を長野に変更したんですか?しかも私と豊音には絶対付き合ってほしいだなんて」
トシ「ちょっとした年の功ってやつさ。まああんたも私くらい年をとればわかるようになるよ塞」
塞「はあ……よくわからないけどトシさんの言う事だから信用します。だけど胡桃達にシロを任せちゃって大丈夫だったかな……」
豊音「どうせならみんな来れたらよかったのにねー」
トシ「それは次の機会にね。さて、清澄高校に行くにはどっちに行けばいいのか……誰かに聞きたいところだけど誰もいないねぇ」
塞「……やっぱりシロも連れてくるべきだったか」
豊音「ちょー不安だよー……」
435 = 1 :
――鹿児島・神代家
久「いよいよね」
まこ「おう、なんか緊張してきよったわ……」
久「どうしてあなたが緊張するのよ」
まこ「手が震えとるあんたには言われたくないわ……」
京太郎「……」
霞「清澄高校の竹井久様ですね?お待ちしておりました、どうぞこちらへ」
久「今日は家の部員をよろしくお願いします」
霞「はい、出来る限りの事はさせていただきます」
京太郎「……部長ってあんな風に喋れたんですね」
まこ「猫を被るんがうまいからの、あいつは」
久「聞こえてるわよ2人共……変な事言ってないでさっさと行くわよ」
京太郎「は、はい!」
まこ「地獄耳じゃのう……」
436 = 1 :
――長野・病院
コンコン
咲「はい」
豊音「宮永さーん!」
咲「わわっ!?姉帯さん!?」
豊音「入院してるって聞いてちょー心配したよー!大丈夫?何があったのー!?」
咲「あ、姉帯さん、落ち着いて……」
塞「こら、豊音!相手は怪我人なんだから離れなさい!」
豊音「あっ……ご、ごめんねー」
咲「い、いえ、ちょっと驚いただけですから……あの、ところでどうしてここに?」
豊音「私達はトシさんの付き添いでここまで来たんだよー」
咲「トシさん?」
塞「宮守女子の監督なんだけどなんかここに来なきゃいけない気がしたらしくて」
豊音「さっきまで一緒だったんだけど気になる事があるからって清澄に行っちゃったんだ。私と塞は宮永さんが入院してるって聞いて病院に飛んできたんだよー」
塞「私は豊音のストッパーみたいなものだけどね」
豊音「ううっ、言い返せないよー」
咲「あはは……」
咲(やっぱりあの時感じたのは姉帯さんだったんだ……もしかして宮守の監督さんって京ちゃんに関係する事で来たのかな……)
――清澄高校・麻雀部
トシ「……」
トシ「これはまた、随分と歪んでしまったもんだ」
トシ「……哀れな話だね、全く」
437 = 1 :
――神代家
霞「姫様と六女仙、全員で見た結果を単刀直入に申し上げます」
久「……」
まこ「……」
京太郎「……」
霞「今彼の身に起きている現象を抑える事は出来ます」
久「本当に!?」
まこ「やったな京太郎!」
京太郎「は、はい!」
霞「……ですが、それはオススメ出来ません」
京太郎「えっ……」
まこ「な、なんでじゃ!?」
久「……理由、説明していただけるのよね?」
霞「ええ、もちろん。説明させてもらいましょう」
まこ「……」
霞「……さっきも言った通り抑える事は出来るの。それも六女仙で一番力の低い者が1人で行っても終わるくらい簡単に」
久「……」
霞「だけどそれはあくまでも抑えるならばという話……これは六女仙、ひいては神代家の見解として受け取ってもらって構わない……」
霞(小蒔ちゃんが話すのを躊躇ってしまっていたから私が代わりを引き受けたけれど……頼ってきてくれた人にこんな事を言わなければならないなんて……まだまだ未熟ね、私達は……)
438 = 1 :
霞「――この現象は、どれだけ抑えても間違いなく時をたたずして再び発現します」
439 = 1 :
短いけど本日はここまで
440 :
おお、もう……
441 :
何もそんなところで雑草魂出さんでもええやん……
442 = 430 :
うわあ…どうにもならねえ
乙
443 :
永水じゃなくても誰かが何とかしてくれるよ!!
トシさんとか、アラフォーとかが。うん
444 :
アラサーだよ!!
445 :
抑えるんじゃなく根本からなんとかしなきゃダメなのか…
447 :
乙
じゃあどうすればいいって言うんですか猿渡さん!
448 :
抑えることしかできないとかガンだな
449 :
鬱エンドの予感
450 :
えらいことになっております。しばらくおまちください。
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