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    元スレ京太郎「これが今の俺に出来る最高の和了だ……!」

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    タグ : - 京太郎 + - + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    351 :

    なんとなく[たぬき]っぽい流れとオチだな

    352 :

    オチがなんとも今日太郎らしいな

    353 :

    まーた謎の太郎が生まれてしまったのか

    354 :

    今日太郎狂堕狼氷太郎等々各種取り揃えております

    355 :

    今日タオルも忘れんなよ

    356 :

    このスレの京太郎は上条にそげぶしてほしい

    357 = 352 :

    >>356
    「………」カオマッカ
    タコス「のどちゃん発熱だじぇ」
    ???「熱膨張って知ってるか?」

    こうゆうこと?

    358 :

    >>357
    さらにでかくなるだと・・・

    359 :

    更新します

    360 = 1 :

    ――病院

    京太郎「……」

    コンコン

    「どうぞ」

    京太郎「……」

    ガラガラ


    「あっ、京ちゃん!来てくれたんだね」

    京太郎「ああ……」

    361 = 1 :

    京太郎(あの最低最悪の日から数日経った)

    京太郎(どうやらあの後俺は失神していたらしく、帰ってきた親が慌ててカピーを動物病院に連れていった事、咲が腕を骨折して入院する事を次の日に聞かされた)

    京太郎(咲は骨折した以外には大きな怪我はなく、カピーも命に別条はないらしい)

    京太郎(親や麻雀部のみんなは俺が倒れた原因を咲とカピーの件が同時に来た事によるショックからだと判断したみたいで、昨日初めて見舞いに行った時なんて咲にまで大丈夫なのと心配されてしまったくらいだ)

    京太郎(ショック、か……まあ、はずれてはいないんだよな)

    362 = 1 :

    京太郎「腕、どうだ?」

    「うん、複雑とか粉砕骨折じゃなかったみたいだし利き腕じゃなかったからそんなに不便ではないかな。強いて言うなら本が読みにくくて困るかも……そういえば京ちゃんこそ大丈夫なの?昨日はすごい顔してたから心配したんだよ?」

    京太郎「怪我人のお前に心配されるほどじゃないっつうの。お前はそんな事気にしないで自分の事だけ考えとけ」

    「もう、人が真剣に心配したのに京ちゃんったらそんな言い方しなくても……」

    京太郎「……なあ、咲」
    「なに?」

    京太郎「もしも……」

    「もしも?」

    京太郎「……いや、やっぱりなんでもない」

    「えー、なにそれ」

    京太郎「たいしたことじゃないから気にしなくていいって」

    京太郎(はは、馬鹿か俺は……もしもお前のその怪我が俺のせいだって言ったら、お前は今みたいに俺と話してくれるか?なんて聞いてどうしようっていうんだよ)

    363 = 1 :

    「京ちゃん?」

    京太郎(ごめん、ごめんな咲。みんなともう少しでいいからいい勝負したいって思ってたはずなのに、よりによって俺の存在がみんなを傷つけて、お前に至ってはしばらく麻雀をできなくさせちまった……)

    「京ちゃん、ねぇ、京ちゃんってば!」

    京太郎「……!あ、ああ、どうした咲?」

    「それはこっちの台詞だよ。京ちゃん、どうして泣いてるの?」

    京太郎「えっ……あ、あれ?おかしいな、そんなつもりなかったんだけど……」

    「もしかして……」

    京太郎「……!」

    「カピーの事?」

    364 = 1 :

    京太郎「へっ?……あ、ああ、そうなんだよ!あいつ、病気なんかしなかったしさ。もう心配で心配で……」

    「……」

    京太郎「……」

    「……そっか。やっぱり心配だよね、私も遊んだりしたけどいつも元気だったし」

    京太郎「まあ、な……」

    京太郎(なんとか、誤魔化せたか?)

    京太郎「……そろそろ行くわ。やらなきゃいけない事もあるしな」

    「うん……」

    京太郎「じゃあ……」

    「京ちゃん!」

    京太郎「んっ?」

    「……抱え込んだら、私嫌だからね?」

    京太郎「……ああ、わかってるよ」

    ガラガラ……

    京太郎「ごめんな咲……」ボソッ

    ピシャン

    「……京ちゃんの、嘘つき」

    365 = 1 :

    ――

    京太郎(色々悩んだ、短い時間とはいえずっと考えに考えた)

    京太郎(だけどどれだけ考えても、俺が出せる結論なんか1つしかなかった)

    京太郎「部長」

    「あら、須賀君……どうしたの、今日は休みって言っておいたはずだけど」

    京太郎「部長こそ来てるじゃないですか」

    「私は部長だもの。まだ今回の問題が片付くまでは……」

    京太郎「……」

    「それで?何か部室に用があって来たんでしょ?」

    京太郎「……これを渡したくて、部長を捜してました」

    「これは……」

    366 = 1 :







    「退部、届……」






    367 = 1 :

    京太郎「はい……俺、麻雀部を……いや、違いますね……正確に言えば麻雀そのものを辞めます」

    「……理由、聞かせてもらえる?」

    京太郎「部長が今の今まで気付いてなかったなんて言わせませんよ……考えてはいたんじゃないですか?」

    「……まだ、そうだと決まったわけじゃないわよ」

    京太郎「いいえ、決まってます。そう言ってくれるのはありがたいですけど……もう間違いありません」

    「……」

    京太郎「おかしいと思うべきだったんですよ、俺自身に何も起きてないのに力が強くなった時に。その少し前に麻雀部のみんなが怪我したりしてたのに俺は何も気付けなかった……」

    「それは……」

    京太郎「ああ、でも……今から思えばやっぱり俺自身にも何かが起きてたのかも」

    「えっ?」

    368 = 1 :

    京太郎「みんなが怪我した時、俺は心の底から心配しました……この力が強くなる引き金、肉体的な痛みから精神的な痛みに移ってたのかもしれません」

    「須賀君……」

    京太郎「試してはいませんけど多分俺の力はさらに強くなってます。そうなると次は役満の可能性が高い……もしかしたらその時は怪我だけじゃすまなくなってるかもしれなません」

    「……そう、ね」

    京太郎「染谷先輩のおかげで何かが起きた後俺は一回麻雀をしなければ力は使えないってわかってます。もう今しかないんです、これ以上何も起きないようにするためには」

    「……わかったわ。これは預かっておく」

    京太郎「ありがとうございます……今までお世話に――」

    「だけど、まだ退部って形にはしないわ」

    京太郎「えっ……」

    369 = 1 :

    「靖子を通じて、やっと永水女子と連絡がついたの。一週間後なら空いてるからご足労だけど直接霧島に来てほしいって言われたわ。あくまで麻雀しなければいいんだから、あなたが辞めるかどうかは永水に行ってから決めても問題ないはずよね?」

    京太郎「それはそうかもしれませんけど……」

    「お願い、私はどうしてもこのまま須賀君がいなくなるのはいやなの。これは最後のわがまま、これでダメならもう引き止めないから……お願い、鹿児島に来て」

    京太郎「……」

    「……」

    京太郎「頭まで下げられたら、受けるしかありませんよ」

    「じゃあ決まり!さっき言った通り一週間後に鹿児島に行くから旅行の準備しておいてちょうだいね!」

    京太郎「わかり、ました」

    370 = 1 :

    ――須賀家

    京太郎「ふう……ネト麻のアカウントは消した、教本も縛った。これでいつでも麻雀をやめられる」

    京太郎(にしても鹿児島か……スケールの大きな話になってきちまったな。それにしても、まさか部長がそこまでしててくれたなんて思わなかった)

    京太郎「永水なら俺のこの力をなんとか出来るのか?もし何も変わらなかったら……いや、今からそんな事考えてたらダメだよな」

    京太郎「……」

    京太郎「俺の部屋って、こんなに静かだったっけ……」

    京太郎「ああ、そうか……カピーがいないから静かなんだ」

    京太郎「早く帰ってきてくれよカピー……このままじゃ俺寂しくて死んじまうぞ……」

    京太郎「……Zzz」

    371 = 1 :

    短いけど本日はここまで

    372 :


    それでも永水なら…永水ならきっと何とかしてくれる…

    375 :

    乙ー
    これはカピーが……

    376 :


    ハッピーエンドは見れるのかな…

    378 :

    永水でなんとかなればいいが……後京ちゃんの様子に気づいてる咲ちゃんはやっぱりいい嫁さんだよね!

    379 :


    ここまで読んで確信した

    やっぱり京咲がナンバーワン!!!

    380 :

    これは続きを待たざるを得ない

    381 :

    姫様達なら、永水の巫女さん達ならどうにかしてくれると願ってるぜ。
    あとこの今日太郎の能力だったら衣やすこやんに勝てるのだろうか?

    382 :


    このまま終わりなんて事がないように祈ろう……

    383 :


    気付いてる咲ちゃんさすがやで

    384 :

    >>381
    生贄さえ十分に用意すればね。物量はとっても大事。

    385 :

    追いついた

    386 :

    せめてスレタイを回収してから

    387 :

    おいでませ霧島 白くま食べて観光でもいかが

    388 :

    22:00頃更新したいと思います
    一応今のところ起承転結の転中盤といったところです

    390 :

    待機

    391 = 1 :

    更新します

    392 = 1 :

    ――1週間後

    京太郎「見送りありがとうな」

    優希「これくらい気にするな!それよりお土産楽しみにしてるからな京太郎!」

    京太郎「いや、遊びに行くわけじゃないんだが……」

    優希「だから元気なお前をお土産にしろって言ってるんだじぇ!」

    京太郎「優希……」

    優希「やめるなんて、私は絶対に認めないからな」

    京太郎「……わかったよ。帰ってきたら改めて麻雀でボコボコにしてやるから覚悟しとけ!」

    優希「言ったなこいつ!」

    「私とまこがいない間留守はお願いね、和」

    「わかりました」

    まこ「悪いの、面倒かけてしもうて」

    「いえ……たとえ悪い偶然が重なったとはいえ今の須賀君には少し休息が必要だと思います。こちらの方は任せてどうかゆっくりしてきてください」

    まこ「おう、明後日には帰るけぇの」

    (それにしても本当にブレないわね和は……まあ、冷静な人が一人いるだけで随分違うんだけどね)

    京太郎「部長、電車来ましたよ」

    「それじゃあ行きましょうか」

    まこ「いい報告を楽しみにしとれよ」

    京太郎「……行ってくる」

    「いってらっしゃい」

    優希「頑張れよー!」


    ――病院

    「京ちゃんが鹿児島に行くの今日だったっけ……」

    「……」

    「私は何も出来ないけど、頑張ってね京ちゃん」

    393 = 1 :

    ――電車内

    京太郎「ふぅ……」

    「大丈夫?」

    京太郎「えぇ、ここ3日くらいちょっと眠れてないだけですから」

    まこ「それはいかんな。ただでさえ色々重なって疲れとるじゃろう。着いたら起こすけぇ、目を閉じるだけでええからしといたらどうじゃ?」

    京太郎「そうですね……じゃあお言葉に甘えてそうさせてもらいます」

    「おやすみなさい、須賀君」

    京太郎「はい、おやすみなさい……」

    京太郎(どうにかなればいいんだけどな……)

    京太郎「……すう」

    まこ「また早いのう……そんだけ疲れとったちゅう事なんじゃろうけど」

    「そうね……それじゃあ私達は永水の人達に話す内容を確認しておきましょう」

    まこ「おう、そうじゃな」

    394 = 389 :

    いっち待ってたで!

    395 :

    そうか咲ちゃんは行けないんだな…

    396 = 1 :

    ――???

    京太郎「あれ、ここどこだ?俺は確か電車に乗って……ああ、夢って事か」

    ???『――ロン』

    京太郎「んっ?」

    ???『清一のみ、12000』

    京太郎「あれは俺!?」

    京太郎『……』

    京太郎「そうか、これが力を使ってる時の俺なのか……すごい変な気分になるな」

    京太郎手牌

    38m 11233456888p

    京太郎「おいおい、なんだよこれ……偏ってるにも程があるだろ」

    京太郎『……』

    ――数巡後

    京太郎手牌

    1112334567888p

    京太郎「無駄ツモほとんどなしで清一を聴牌か。待ちもひーふー……六面待ちだし相手によっては直撃いけそうだな」

    京太郎『ロン。清一のみ、12000』

    京太郎「……とか言ってる間に直撃しちまったか。まあ相手もリーチしてたみたいだからしょうがないな」

    京太郎(そういや俺ははっきり見えるのに相手は手以外全然見えないな……うーん、夢だからなのか?)

    397 = 389 :

    配牌でそれとかもう本当にヤバイな

    398 = 1 :

    ――数局後

    京太郎『……』カラカラ

    京太郎(……なんか、おかしいな)

    京太郎「さっきから和了りまくってるけど、どれもこれも清一ばっかりだ……さすがにここまでやったら普通警戒するだろうにどうして……」

    京太郎(ちょっと今度は相手側から見てみるか……)

    ――数巡後

    京太郎『ポン』

    京太郎『チー』

    京太郎『カン』

    京太郎『ツモ。清一のみ、2000、4000』

    京太郎「マジか……」

    399 = 1 :

    京太郎(相手がほとんど咲が全国二回戦でなった絶一門とか言うのと似た状態になってやがる……いや、正確に言えば配牌時点で必ず一枚持たされてる)

    京太郎「一枚しか来ない牌を捨てないでいつまでも持ってると聴牌も出来ないってか……まあ、最初は早かったけど局が進むにつれて聴牌するまで時間かかってるから上手い人は早和了して流せるみたいだけど」

    京太郎(だけど俺が聴牌しない内に捨てても、リーチしたら三巡後くらいには当たり牌を引かされてロンされてる……えげつなさすぎだろこれ)

    京太郎『……テンパイ』

    京太郎「……」

    京太郎(確かにこれ強いのかもしれないけど……こんなの、麻雀打ってるって言えるのか?)

    400 = 1 :

    京太郎『うっ……』

    京太郎「んっ?」

    京太郎『また、こんな……』

    京太郎「夢の俺も意識戻ったみたいだな……今回はオーラスだけ、か」

    京太郎(つまり今ある力はオーラス以外、俺は自分の意思で麻雀を打てな――)

    『ロン!』

    京太郎「……は?」

    『国士無双、48000!』

    京太郎『はい……』

    京太郎「……おい、待てよ。まさか、嘘だよな?」

    ――

    『ロン!24000!』

    『ロン!36000!』

    『ロン!48000!』

    京太郎『……』

    京太郎「な、なんだよこれは……何回打ってもオーラスは全部親の倍満以上に直撃?」

    京太郎『ありがとう、ございました……』

    京太郎(序盤は清一で稼ぎまくって、オーラスは必ずデカいのに放銃して終わる……何回やっても絶対にそれは変わらない)

    京太郎「こんな、こんなの……麻雀じゃねえよ。こんなの、こんなの……」


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