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    元スレ京太郎「これが今の俺に出来る最高の和了だ……!」

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    501 :

    待つわよ

    503 :

    受験ならあしたあさってじゃね?

    504 :

    何言ってるんだ

    505 :

    長々と申し訳ありませんでした
    更新します

    506 = 1 :

    ――長野

    京太郎「……」

    「……帰ってきたわね」

    まこ「そうじゃな……」

    京太郎「じゃあ、失礼します。お疲れ様でした……」

    「須賀君!」

    京太郎「……」

    「ごめんなさい、結局何も出来なかったわ……」

    京太郎「……そんな事ないです」

    「えっ?」

    京太郎「俺すっげえ嬉しかったです。部長やみんながここまでしてくれた事が」

    まこ「京太郎……」

    京太郎「そんな顔しないでくださいよ!いつかこの力が何とかなってまた麻雀が出来る日が来るかもしれないですし」

    「……そうね、そんな日が来たらいいわね」

    京太郎「はい!それじゃあ今までありがとうございました!」

    まこ「ああ……じゃあの」

    「……ねぇ、まこ」

    まこ「なんじゃ」

    「なんでこんな事になっちゃったのかしら」

    まこ「……わからん。わしにはもう何にもわからんよ」

    「……」

    507 = 1 :

    ――須賀家

    京太郎「……」

    京太郎「色々あったけど、とうとう短い俺の麻雀人生も終わりか」

    京太郎「俺がした事はみんなを無駄に痛めつけただけ……しかもそれでも部内じゃ一位になれなかった。全く、とことん俺は麻雀には向いてないのかもな」

    京太郎「ああ……寝よう」

    京太郎「もう、何も考えたくねえや……」

    ――翌朝

    京太郎「んっ……朝か」

    京太郎「早く部室行って掃除とかしないと……あっ」

    京太郎「そうか、俺麻雀部辞めたんだった……」

    京太郎「もうこんな時間に起きる必要もなければ旧校舎に行く必要もないんだ……」

    京太郎「……二度寝、するか」

    508 = 1 :

    ――旧校舎・麻雀部部室前

    京太郎「……」

    京太郎(何してんだ俺……結局眠れずにまたここに来ちまって)

    京太郎(もう俺は麻雀なんて出来ないっていうのに……)

    ガチャッ……

    京太郎「誰もいないか……」

    京太郎(まあ当たり前か。元々朝練の時間より早めに来てるわけだし……)

    京太郎「……」ギシッ

    京太郎(最近は感じる事が多くなってたこの椅子の感触も……文字通りこれが最後になるわけだ)

    京太郎「……」カチャカチャ

    京太郎(この指に馴染んできた牌の固さも、綺麗になった牌を見て満足した気持ちも……)

    京太郎「……」ジャラッ

    京太郎(点棒が減ったりして落ち込んだ時、初めて直撃して点棒が増えて嬉しかった時のあの感覚も……)

    京太郎「……」キュッ

    京太郎(そういや、一時期盲牌に凝ってた事もあったっけな……一応成果というか、だいたいの牌はわかるようになった)

    京太郎「麻雀は別に強くはならなかったけどな……」

    京太郎(ああ、もうそんな風に強くなるためにがむしゃらに何かする事もないのか……)

    509 = 1 :

    京太郎「時間が出来るから何でも出来るな……まずは何をやろうかね」

    京太郎「……」

    京太郎「………」

    京太郎「…………」

    京太郎「……ははっ、何も思いつかねえや」

    京太郎(今まで時間がある時はひたすら教本を読むかネト麻三昧で、他にやりたい事をやる余裕もなかった)

    京太郎(だからやりたい事は山ほどあるはずだったのに、今の俺の頭に浮かぶやりたい事は1つしかない)

    京太郎「麻雀、してえ」

    510 = 1 :

    京太郎(無理な願いなのはわかってる。もう俺は麻雀をしたら自分だけじゃなくて周りも傷つける疫病神だ……まだ取り返しのつかない事にはなってない今が……)

    京太郎「……ならなんでまだ未練がましくここにいるんだ俺」

    京太郎(立てよ、立ってさっさとここから出ていけよ……なんで牌から手を離さないんだよ!?なんで頭の中は麻雀の事ばっかり考えちまうんだよ!?なんで、なんでなんでなんで……)

    京太郎「なんで、俺がこんな目に遭わなきゃいけないんだよ……」

    京太郎「いやだ、やめたくねえよ……麻雀を続けたい、楽しみたいんだよ……どうしてそんな単純な事も許してくれないんだよ……」

    京太郎「俺は、こんな力欲しくなかった……もしまた麻雀が出来るなら喜んで捨ててやるってのに……」

    511 = 1 :







    トシ「それは本心かい?」






    512 = 1 :

    京太郎「っ!?」

    トシ「ああ、悪いね。声をかけようとは思ったんだけどそんな雰囲気ではなかったから」

    京太郎「あっ、その……」

    トシ「アンタが清澄高校1年の須賀京太郎だね?」

    京太郎「そ、そうですけど……」

    トシ「さっきの言葉に偽りはないかい?」

    京太郎「さっきのって……」

    トシ「また麻雀が出来るなら力なんていらないって言葉さ」

    京太郎「それは……」

    トシ「成績は見せてもらったよ。新人戦で勝てた時嬉しくなかったのかい?」

    京太郎「……最初は嬉しかったです。そりゃあ全国まで行ったみんなに勝てるほど甘い話じゃなかったけど、それでもただ数合わせみたいにいるだけじゃなくて、みんな相手に麻雀が出来てる……それだけで嬉しかった」

    トシ「ならいいじゃないか。今のアンタには相当強い力がある……やめなくてももしかしたら誰も知らない遠い地なら影響なく麻雀が出来るかもしれない、それではダメなのかい?」

    京太郎「……ダメです」

    513 = 1 :

    トシ「どうして?」

    京太郎「結局ただ数合わせでいた頃と変わってないからです」

    トシ「ほう……」

    京太郎「俺は麻雀がしたい……ただ気がついたら点棒が移動して、いつの間にか終わってる。そんなものがしたいわけじゃない」

    トシ「また和了れない日々が待っているかもしれないよ」

    京太郎「それでも今より何倍もマシです」

    トシ「……」

    京太郎「……」

    京太郎(俺、何やってんだろう……知らない人にこんなにペラペラ喋って……まあ、みんなにはこんな事言えないから最後に吐き出せてよかったのか?)

    514 = 1 :

    トシ「……正直な話」

    京太郎「……?」

    トシ「もしも力に執着心があるようなら何もせず帰るつもりだったけれど……まいったねぇ、こんなに麻雀が好きな若者を放っておくのは寝覚めが悪くなる」

    京太郎「あの……」

    トシ「また麻雀がやりたいかい?」

    京太郎「……」

    京太郎(いきなりの問いかけに疑問はあった、不信感もあった)

    京太郎「……はい!」

    京太郎(だけど俺は答えていた、自分の本音を)

    京太郎「俺は麻雀がやりたい!力がなくなったって構わない!俺は……みんなとまた笑って麻雀がしたい!」

    トシ「……いい目だね。わかった、アンタがまた麻雀出来るよう協力しようじゃないか」

    京太郎「……で、出来るんですか?俺がまた、麻雀を?」

    京太郎(あのオカルトの極みみたいな永水の人達でも何とも出来なかったのに……)

    トシ「この問題は霧島の巫女様とは領分が違うからねぇ」

    京太郎「えっ、なんで……」

    トシ「顔に出てたからさ」

    京太郎(そんなにわかりやすいのか俺……)

    515 = 1 :

    トシ「さて、アンタが再び麻雀を出来るようになるためにはその渦巻く力を何とかしなきゃならない」

    京太郎「あの……そもそもこの力って何なんですか?」

    トシ「まあ詳しい話は解決してからするとして、簡単に言えば初心者だからこそかかる病……といったところだね」

    京太郎「病……それで治すために何をするんですか?」

    トシ「んっ?アタシは何もしないよ」

    京太郎「へっ?」

    トシ「力を何とかするためにはアンタ自身が力を乗り越えなきゃいけない。そのために必要なのはただ1つの事だけ」

    京太郎「ただ1つ……?」

    トシ「勝つのさ」

    京太郎「勝つって……」


    トシ「力なしでアンタ以外の清澄高校麻雀部の面々に勝つ。それがアンタの中にある力を消すただ1つの方法だよ」

    516 = 1 :

    京太郎「……」

    京太郎(それは口にするのは簡単で、だけど行動に移すのは何よりも難しい……今までみんなの側にいた俺が一番よくわかってる事実)

    京太郎(初心者である俺が、あの力があっても勝てなかった俺が、自分の実力だけで全国優勝したみんなに勝つなんて、夢物語だって笑われても仕方がないレベルの話だ)

    トシ「諦めるかい?」

    京太郎「……」

    京太郎(だけど……)

    京太郎「……やります、やってみせますよ」

    京太郎(どんなに難しくても……俺はまたみんなと麻雀がしたい。そのためにも……)

    京太郎「俺はみんなに、勝つ……!」

    517 :

    ところでトシって誰だっけ?

    518 :

    >>517
    宮守の監督やろ

    519 = 1 :

    短いけどここまで
    次回から京太郎による清澄5人抜きに入ります
    それでは長々と放置して本当に申し訳ありませんでした

    520 :


    戻ってきてくれてありがとう

    521 :


    待ってた甲斐があった

    523 :

    乙です
    ずっと待ってた

    524 :

    おつー
    待ってました!

    525 :

    二人打ちで五連勝しなきゃいけないのか?辛いな

    526 :

    まだかなー

    528 :

    まだかな

    529 :

    そろそろかな

    530 :

    バックれたな

    531 :

    俺は待ってるからな!

    532 :

    そろそろ1ヶ月経つよ.....

    534 :

    まだまだ待ってるよー
    気が早いけど、本編終わったら、IF短編で全て切り捨てて最強になった京太郎とかもみたいな

    535 :

    数ヶ月くらいなら余裕で待つで
    京太郎、塞、豊音の3人+清澄女子1人ずつって感じで連戦になるのかね

    537 :

    生存報告してくれると嬉しい

    538 :

    生存報告だけさせていただきます。
    すみませんが現在原作で清澄メンバーの打ち方見ながら唸ってますのでもう少しお待ちを……

    539 :

    次はまた二ヶ月後?

    540 :

    生存報告だけでも嬉しいでー
    展開的にここからが盛り上げ所だろうし焦らずしっかり書いて欲しい

    541 :

    もはや展開が記憶の彼方なんですが

    542 :

    すぐ読み直せる長さだし問題ない

    543 :

    まだか…

    544 :

    これからだと言うのに…

    545 :

    >>541
    人々の魂を生け贄に降臨せよ!国士無双!
    って感じだったはず

    546 :

    突然ですが宣伝です!

    ここの屑>>1が形だけの謝罪しか見せていないため宣伝を続けます!

    文句があればこのスレまで!

    加蓮「サイレントヒルで待っているから。」
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401372101/

    547 :

    もうすぐ2ヶ月か、大丈夫かな?

    549 :

    このまま落ちるには惜しい、生存報告来ないかな


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