元スレ京太郎「これが今の俺に出来る最高の和了だ……!」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
251 = 249 :
それは京太郎は(初心者ってことでの)手っ取り早い弱体化で、にわか先輩は一応原作再現なんじゃないかな
確かになんだかなぁではあるけど
252 :
阿知ポの京太郎は分身の術を心得てるから強い
253 :
阿知賀の京ちゃんは報酬無しに咲照衣と戦わされる罰ゲームまである
254 :
なんでおもちがない3人なんだ・・・
255 :
>>254
あったら罰ゲームにならないだろが
256 = 254 :
そうだった
しかも貧乳もしくは無乳で雀力鬼畜レベルの3人相手とか本当に罰ゲームだな
257 :
>>256がハギヨシさんに連れられてどこかにいっちゃったんだが……
258 :
阿知ポの話は他所でやれ
スレチにも程がある
259 :
消えた
260 :
生存報告
それと最低でも明日には更新出来ると思います
ふとこのSSのジャンルが元々ギャグだったと言ったらどれだけの人が信じてくれるのか気になった今日この頃
261 :
もうちょっと会話とかモノローグとかを明るくして、能力取得を部長とか咲ちゃん辺りが怪しい儀式をしたとかにすればギャグにしてもおかしくなかったと思う
262 :
京太郎の麻雀に対する姿勢がこんなに真摯じゃなければギャグだったんだろうなあ…
それでいて厄災がラキスケ方面だったなら一気にToL○VEったりラ○ひなったりする感じになりそうだ
263 :
翻が上がる毎にラキスケ度が上がると言う訳か
264 :
更新します
265 :
アイヨー
266 :
待ってた
267 :
来たか
268 = 1 :
――須賀家
京太郎「……」
京太郎(何もかも、わからなくなっちまった)
京太郎「部長達も困ってたな……そりゃそうか、今までの考えが根本的に崩れたんだから」
京太郎(俺が怪我をする事が引き金じゃなかった……つまりそれは俺や部長達が解明したと思ってた他の事ももしかしたら間違ってるのかもしれないって事だ)
京太郎「結局、何もわかってなかった時に逆戻りか……どうすりゃいいんだよ、俺」
カピー「キュー」ノソノソ
京太郎「カピー?」
カピー「キューキュー」スリスリ
京太郎「もしかして、励ましてくれてんのか?」
カピー「キュー……」
京太郎「……ありがとうな。お前がいてくれるから俺もまだまだ頑張れそうだ」ナデナデ
カピー「キュー!」
京太郎「ははっ、本当にお前はかわいいなー!このこの!」
カピー「キュー♪」
269 = 266 :
カピーかわかわ
270 = 1 :
――翌日・部室
久「和は風邪で休みか……」
まこ「まあ、昨日あれだけ派手に水を被ればのう……あんたも怪我しとるし今日はわしが入ろう」
久「はあ、なんだか須賀君だけじゃなくて私達麻雀部そのものが呪われてる気さえしてきたわ」
まこ「またあんたらしくもない……いつもの飄々としたあんたはどこ行ったんじゃ」
久「だってここまで色々あっても解決の糸口さえ見つからないのよ?落ち込みもするし、普段通りになんていられないわよ……」
まこ「じゃがあんたも何もしとらんわけじゃないじゃろうが。この前藤田プロに連絡して何とかプロのコネを使って永水と話ができないか打診したんじゃろ?」
久「といってもね……まだ靖子から連絡は来てないし、他に何か出来たわけでもないのよ。これじゃ何もしてないのと変わりないじゃない……」
まこ「久……」
久「……ふふっ、ごめんなさいね、まこ。変な愚痴聞かせちゃって」
まこ「前に言ったじゃろう、一人で抱え込むくらいならわしに話せってな。だから気にせんでええ、あんたはよくやっとる。それはわしが保証しちゃるから」
久「……ありがとうね」
271 = 1 :
――
京太郎「……」
久(今回は東一局一本場から……やっぱり意識がなくなる間隔は短くなってる、それは間違いない)
京太郎配牌
13478m 2569p 白 中中 發
京太郎第一ツモ發
久(それでいてこの手牌……やっぱり次の須賀君の力は)
優希「これだじぇ!」打中
京太郎「ポン」
優希「じょ!?」
まこ(うーむ、これは……試してみるか)
まこ「……」打發
京太郎「ポン」
まこ(やはり手牌に三元牌の対子があったか……おそらく白も持っとるなありゃ)
京太郎手牌
234m 569p 白 / 中中中 發發發
京太郎ツモ中
京太郎「カン」嶺上牌1p
京太郎「……」打1p
久(加槓して嶺上牌をツモ切り……今のカンはおそらく……)
272 = 1 :
――二巡後
京太郎手牌
234m 569p 白 / 中中中中 發發發
京太郎ツモ白
京太郎「……」打9p
久(これで小三元が確定した。四筒か七筒の両面待ち、ツモでもロンでも和了れば満貫……さっきのカンはそのためのものか)
――さらに二巡後
京太郎「ツモ。2000、4000の一本場は2100、4100」
久(複合役ではあるけど四飜……この力が1飜ずつ強化されるのも間違いないみたいね)
京太郎「……うっ」
まこ「大丈夫か京太郎?」
京太郎「は、はい。大丈夫です」
咲「京ちゃん、無理しないでね……」
京太郎「おう。その時はちゃんと言うから安心しろ」
優希「何もないのが一番いいじぇ」
京太郎「そりゃそうだ」
273 = 1 :
――東三局
京太郎配牌
118m 469p 789s 西西 北北
久(三元牌が一枚もない?これって一体……)
京太郎第一ツモ9p
京太郎「……」打4p
まこ(ん?三枚目の發が来たじゃと?どうなっとるんじゃ、小三元が力じゃないのか……?)打1m
京太郎「ポン」
まこ「!?」
京太郎「……」打8m
京太郎手牌
699p 789s 西西 北北 / 111m
京太郎ツモ9s
京太郎「……」打7s
久(この牌の形はもしかして……)
――二巡後
優希「こ、これだ!」打西
京太郎「ロン」
優希「うえっ!?」
京太郎手牌
999p 西西西 北北 / 111m 999s
京太郎「混老頭、トイトイ、8000」
274 = 1 :
優希「うぐぐ……」
京太郎「うっ……な、なんで睨まれてんだ俺」
まこ「どうやら小三元だけじゃないようじゃな」
久「みたいね。どうしてそうなるのかはわからないけど今回は小三元と混老頭を使い分けるようになってるわ」
久(こうなるとやっぱり私達の出した結論は間違ってないはず……だったらなんで須賀君の力の発展に関してだけは間違えてしまったのかしら?)
京太郎「……」ガクッ
久(咲に聞いたけどあの日須賀君に何かがあったわけじゃない……あったと言ったら私が捻挫してまこがメガネを壊したくらいよね)
京太郎「ツモ、4000オール」
久(そういえば数日前には優希が舌を噛んだのよね。そして今日は和が風邪……)
久「まさか……」
275 = 1 :
まこ「どうした?」
久「い、いや、なんでもないわ。続けて」
久(何を考えてるのよ私は!?そんな話があるわけない、今までだって色々な打ち手を見たけどそんな事を起こす打ち手の話なんて……)
京太郎「部長?」
久(……だけど、もし本当にそうなら私はどうするの?)
優希「ぶ、部長、顔が真っ青だじぇ!」
咲「部長、大丈夫ですか!?部長!」
久(そうよ、私は部長……だから部長として、須賀君を……)
久「っ!!」ダンッ!!
優希「ひゃっ!?」
まこ「お、おい久!」
久「あっ……」
咲「部長、ど、どうしたんですか?」
久「……ごめんなさい。ちょっと出てくるわ」
ガチャッ、バタンッ……
276 :
アカン……その推論を口に出したら……
277 = 1 :
まこ「部長……」
優希「いったいどうしたんだ……あんなに怖い顔の部長初めて見たじょ……」
京太郎「……俺の、せいなのかもな」
咲「きょ、京ちゃん?」
京太郎「俺が迷惑ばっかりかけてるから……」
優希「京太郎、そんな事を言うな!部長の機嫌が悪かったからってそれが京太郎関係とは限らないじぇ!」
まこ「優希の言うとおりじゃ。京太郎、なんでもかんでも自分のせいだなんて考えても事態は好転せん。あんたは今は自分の事だけ考えておけばええから、な?」
京太郎「……ありがとう、ございます」
278 = 1 :
まこ「……全く、空気がよくないのう!よし、今日の部活はもう終わりじゃ終わり!今日はわしがあんたらを飯にでも連れて行ってやるわ!」
優希「おぉ、染谷先輩太っ腹だじぇ!」
咲「い、いいんですか?」
まこ「もちろん構わんよ。ああ、でもあんまり高いのは勘弁な?」
京太郎「……ぷっ、な、なんですかそれ!」
まこ「しかたないじゃろう。わしだってまだ学生なんじゃ、限度っちゅうもんがある」
優希「よし、お言葉に甘えてこの高級タコスをいつもの倍……」
まこ「あんたは人の話を聞いとらんかったんか!?」
京太郎「いやいや、やっぱりここは回らない寿司だろ」
まこ「あんたもかい!?」
京太郎「咲はなにがいい?」
咲「えっと、えっと……」
まこ「さ、咲……あんたはこの2人みたいな事言わんよな?」
咲「……ま、満漢全席とかどうかな!」
まこ「」
279 :
食 い き れ る か wwwwww
280 = 1 :
優希「おぉ、咲ちゃん、ナイスチョイスだじぇ!」
京太郎「そんなのやってる店あんのか?」
まこ「……はっ!つ、つい呆然としてしもうたわ……」
優希「おっ、あった!」
京太郎「よし早速電話だ優希!」
優希「任された!」
咲「の、和ちゃんに悪い気もするけど……」
京太郎「まあ、いないんじゃどうしようもないしな……楽しんだ話を聞かせてやったらいいんじゃないか?」
咲「そうだね……うん、そうするよ!」
まこ「お、おーい……」
久「ただいまー……さっきはごめんなさいね、ってどうしたのまこ、そんなこの世の終わりみたいな顔して」
まこ「はははっ、口は災いの元とはよく言ったもんじゃな……」
久「んー?」
――
京太郎「いやー、やっぱりここのラーメンはうまいよな」
咲「そうだねー」
優希「タコスラーメンおかわり!」
まこ「よかった、冗談で本当によかった……!」
久「なんでそんな地獄から蜘蛛の糸つたって天国来たような顔してるのよ……」
京太郎「あっ、おい優希!人のチャーシュー取るなよ!」
優希「隙を見せた京太郎が悪い!」
京太郎「チャーシュー麺からチャーシュー取ったらただのラーメンじゃねえか、こらやめろ!」
優希「止められるものなら止めてみろー!」
咲「やめなよ二人ともぉ……」
久「……」
久(全く、私も変な事を考えちゃったわね。あんな推論ありえるわけないのに……そうよ)
281 = 1 :
久(ここ数日私達に起きた事が須賀君の力のせいだなんて、そんな事あるわけない――)
282 = 1 :
――須賀京太郎の発展した能力についてのメモその3
・二局に一回手牌にヤオ九牌か三元牌が偏る
・狙える役は小三元か対々和の形の混老頭に限られ、他の役が絡む牌やドラは引く事が出来ない
・配牌時点で狙える役が小三元だとツモ、混老頭だとロンのみで和了れる
・牌を揃える際最低でもポンを二回以上する
・三元牌の内一種類の2つは必ず裏ドラの中に入り、大三元を和了る事は出来ない
・小三元時、点が満貫に届かない場合は必ずカンをする
・その際引いた嶺上牌は絶対に不要牌になる
・牌が偏るだけなので能力が発動した局も必ず和了れるわけではない
・逆に能力が発動していない局は絶対に和了れない
・意識が飛ぶ間隔…二局に一回、一局ずっと
283 = 1 :
本日はここまで
284 = 279 :
乙
おお……もう……
285 :
乙
強い(白目)
286 :
乙
ふ…ふざけるなよ…!戦争だろうが…疑っているうちはまだしもそれを口にしたら…
戦争だろうがっ…!戦争じゃねえのかよっ…!
なお事実の模様
287 :
乙
最後は役満マシーンか……
288 :
乙
なんかサスペンスっぽくなってきた
289 = 267 :
乙ー
このままでは麻雀するだけの機械に一直線だな
290 = 276 :
乙
これはアカン……アカンで
291 = 266 :
乙
そんなのってないよ…あんまりだよ…
292 :
一応は永水とコンタクトを取ろうとしてるわけか。
周りを不幸って、衣がこの状況を知ったらなんてコメントするんだろうか…
293 :
宮守からトシさんをコーチに招いたらどうだろう。
294 :
すいません、遅くなりました
更新します
295 :
おう、待ってた
296 :
待ってたで
297 = 1 :
――1週間後……
久「さていよいよ新人戦が間近に迫ってきたわね」
咲「新人戦かぁ……」
和「もうそんな時期なんですね」
優希「うおお、なんか燃えてきたじぇ!」
まこ「とりあえず咲達は登録しとるが……京太郎」
京太郎「はい」
まこ「あんたはどうする?現状あんたを取り巻いとる問題は何一つ解決しとらん。もしそれどころじゃない言うんなら……」
京太郎「……いえ、俺も出ます」
久「無理はしなくていいのよ?」
京太郎「ここ1週間麻雀は相変わらずですけど、特にトラブルは起きてませんし……新人戦は今年しか出られませんから」
まこ「そうか……わかった。なら京太郎も男子の部に登録しておこう」
久「頑張ってね、こうして来てるとはいえ私は形式上引退してる身だから大っぴらにサポートは出来ないけど応援してるわ」
一年組「はい!」
298 = 1 :
まこ「……部長、ちょっとええか」
久「なにかしら?」
まこ「いや……一言謝りたくてな」
久「謝る?」
まこ「あんたは毎日来とるとはいえ既に引退しとる……前に抱え込むなと偉そうな事を言いはしたが、本来ならあんたが抱える荷物はわしが一番持たなければいかんはずのもんだったんじゃ」
久「……」
まこ「わしはそれがわかっとるはずなのにあんたにこうして重責を負わせ続けとる……すまん」
久「なんだ、何かと思えばそんな事?元々新人戦までは形式上引退しても部長として面倒見るって引き継ぎする時に話し合ったじゃないの」
まこ「それはそうかもしれんがな……あんたは新人戦が終わっても京太郎の問題を解決するまで自分の予定よりこちらを優先するつもりなんじゃろう?」
久「まあ、確かにそのつもりだし須賀君の問題を新人戦までに解決するのは無理だったけど……でもねまこ、私は自分を犠牲にしてるつもりなんてさらさらないわよ?」
まこ「……」
299 = 1 :
久「みんなに支えてもらって私は夢を叶えたわ。その過程でみんなに色々教えてきたけどどうしても須賀君は片手間になってしまってた」
まこ「それは、あんただけの責任じゃないじゃろう」
久「そう言ってくれるのは嬉しいけど、でも私は部長だからね……やっぱり全体を見る責任はあったと思うのよ」
まこ「むうっ……」
久「だからきっとこれが私に与えられた最後の仕事……部長としてあなた達にしてあげられるだろう最後の事がみんなより目をかけられなかった須賀君に関してなんだから、むしろこれが片付くまではまこに渡したくないわね」
まこ「部長……いや、久、あんたぁ……」
久「だから謝罪なんて受け取る気はないわよ?これは私が自分の意思でしてる事なんだから」
まこ「……二年近く過ごしてきたが、やっぱりあんたにはかなわんの」
久「ふふっ、それはほめ言葉として受け取っておくわ」
300 = 1 :
――数日後
実況「さあ始まりました、高校生麻雀選手権新人戦。解説の藤田プロ、よろしくお願いします」
藤田「よろしく」
実況「藤田プロ。今年の新人戦、注目の選手は?」
藤田「やはり団体戦優勝校の清澄……ここは団体戦出場の一年生が三人というインターハイ出場校としては珍しいところだからな。しかも今年の個人戦は清澄から一年生が二人長野代表として出て優秀な成績を残している」
実況「そうなるとやはり清澄が勝ち進む可能性が高いというわけですか?」
藤田「まあ平滝の南浦、鶴賀の東横、風越の文堂……他にも優秀な選手はいるから油断は禁物だが」
実況「なるほど……」
藤田「だけど私が今回注目しているのは女子ではないんだ」
実況「と、言いますと?」
藤田「男子の方にも清澄から一人エントリーしている選手がいる。私が注目しているのはそっちだ」
実況「えぇ、確かに一人エントリーしていますね、清澄高校の須賀京太郎選手。しかし彼は……」
藤田「ああ、県予選個人戦では午前の部で敗退している」
藤田(その時牌譜も見たがこれといった特徴があったわけでもない……しかし久は今の彼は県予選の時とは違うと断言した。なら一回それを見せてもらわないとな)
みんなの評価 : ★
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