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元スレ八幡「ずっと前から好きでした。俺と付き合ってください」姫菜「・・・いいよ」
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海老名さんショタコン大帝ティムール並みの攻勢www
うろたえるゆきのん可愛い
うろたえるゆきのん可愛い
>>303
面白いと思ってやったのかもしれんがまずsageろ
面白いと思ってやったのかもしれんがまずsageろ
奇特な読者様方
大変おまたせしております。
ユキノンロンパ、なんとか達成できる目処が着きました。
もうすぐ投下致します。
この連休中に少し頑張りたいと思います。
姫菜「じゃあ次のテーマに行こうか?…雪ノ下さん嫉妬という感情についてどう認識している?」
声音は優しいそれだが、僅かに挑発の意図が見て取れる
雪乃「嫉妬ね…劣っている者が優れているものに対して抱く羨みや妬みのこと…と私の中では認識されているわ」
間違ってはいない、その言葉の持つもう一つの認識についてはあえて触れない…
姫菜「まぁそれも一つの回答よね?」
私の浅慮を嘲るように含み笑いを湛え応える
姫菜「雪ノ下さんならこれまで多くの羨望と、同じくらいの嫉妬にさらされてきたんでしょ?」
嫌な記憶が呼び起こされる。周囲の羨望から嫉妬への変化、そしてそこから生じる嫌悪…その繰り返し
雪乃「そうね…でも仕方ないと思うわ、人はみな完璧でないから、
弱くて、心が醜くて、すぐに嫉妬し蹴落とそうとする。優れた人間ほど生きづらいのよ。
そんなの許されないでしょう。だから人ごと変えたいと思った、
それが奉仕部を立ち上げたきっかけ……この話をするのは貴女が二人目よ」
それでも彼だけはずっと変わらない…
変わったのは私……?
いや、今考えるのはそこではない…
雪乃「…で、それが何だというの?
まさか私が比企谷くんに嫉妬しているなんて言うのではないでしょうね?
私が彼より劣っている点があるという事かしら?
そうであるならば私に対する相応の侮辱と見なさなければならないけれど…」
比企谷くんを羨むこと…うん、ないわ、大丈夫
…猫を飼っているのは正直羨ましいわね…
姫菜「奉仕部って確か依頼を受けてそれを解決する、
又は解決の手助けをすることが活動内容であってるよね?
最近の依頼事項は大体彼が解決しているってさっき言っていたけど、
それは彼のほうが優れているって話にならないかな?
その点はどう思っているの?彼の能力に嫉妬することはない?」
相変わらず、触れて欲しくない嫌な部分を削ってくる…
雪乃「それは違うわ!確かに彼の実績には一目置いている、しかし彼のやり方には納得していないと伝えた筈よ!
私が認める方法で解決を導いたのならば嫉妬もすれど、嫌悪すら抱かせるあんな方法での解決能力に嫉妬することなんてあり得ないわ!」
先程のやり取りで生じた鬱憤からか、若干強い口調になる
しばしの間瞑目し、冷静さを取り戻す
姫菜「まぁ確かに彼の手法に嫉妬という感情は普通湧かないよね、真似できないし、したくないもの、
雪ノ下さんの言い分は、うん、納得できるわ。
でも私の言う嫉妬というのは、雪ノ下さんも本当は理解っている通り、恋愛感情から来るそれだよ」
雪乃「…確かにそれと思しき感情を向けられたことは多々あるわ」
それも技能や能力に対する嫉妬なんか比べるまでもない程の強い拒絶、排他だった。
そういった行為でしか自身の存在を確かめられない哀れな人たちだったのでしょうけれど
何故そこまでの激情に至れるのか?その理由に関しては今でも理解できない…
彼女との話で、少しでもそれが理解る?
姫菜「嫉妬という感情は私の持つ文献ではかなり重宝されているの、具体的な例を挙げると…」
そう言うや彼女は淡々と語りだす
姫菜語り…その1
いつも一緒にいた友人(男)が今日は用事があるそうだ
そんなアイツを街でたまたま見かける
声を掛けようと近づくと、隣に俺の嫌いな男がいることに気付く…
何楽しそうにしゃべってんだよあんな奴と、
おいっ距離が近いぃ…くそっなんでアイツが俺以外の奴なんかと…
あ、あれ?なんでこんなに俺ムカついてるんだ?
この胸の痛みは何だよ?うそっ、も、もしかして俺…
姫菜「ぐ腐っ、と、とまぁ簡単な例だけど私の世界ではこんな風に気付くパターンが王道なんだ…けど…」
雪乃「…………ごめんなさい、私少し引いているわ」
ダメね、やはり理解不能だったわ
姫菜「あ…、ゴメンね、少し暴走しちゃったかな。
まぁ本題は雪ノ下さんがその主人公のような気持ちを抱いた状況を紐解いていこうと、そういう趣旨なんだ」
雪乃 「…………」
嫉妬なんてされたことはあっても、したことなんてない…
でも、さっきの時のように自覚していないだけだとしたら…
姫菜「あら?警戒してるの?そうよね、これまで恥ずかしい感情の一挙大放出だもんね?」
雪乃「~~~っ、前置きはもういいから早く続きを言ったらどう?」
ダメ、主導権が握れない
姫菜「あなたのお姉さん、陽乃さんだっけ?あの人が文実の会議の時に比企谷くんと話ししている時のこと思い出せる?」
意外だった、彼女と姉との接点は全くといってない筈だし、
そもそも文化祭実行員のやり取りなど見てる筈もない、確かあの時私は姉さんに…
雪乃「質問に答える前に、そもそも貴女、姉さんと面識なんてあったかしら?」
姫菜「うん面識は殆ど無いわ、その文実の内情については私のネットワーク上の成果よ、日頃の腐教活動の賜物ね…
それに文実での活動ははやはちの宝庫だったようね、話を聞けば聞くほどそこにいなかったことを悔やんだわ…
どう雪ノ下さんも?今なら腐海の杜、ちょうど会員No30番目に入れるわよ」
雪乃「…………ごめんなさい、私かなり引いているわ」
というか30人近くも居るの?あ、あの男の人同士が、そ、その~~
む、むり、考えるのは止しましょう、え、えーと姉さんと比企谷くんの話だったわね
雪乃「た、確かに実行委員の業務の際に、姉さんと比企谷くんが話していた事があったわね、確かスローガンを決めた後だったかしら。
そう思い出したわ、仕事をしていない彼と邪魔ばかりしている姉に苛立ちを感じた事はあったわ。
まさかその苛立ちを嫉妬だなんて言うわけ?すこし論理展開に無理があるように感じるのだけれど…」
姉と比企谷くん…チリっと胸に違和感が走る
姫菜「まぁ雪ノ下さんの中ではきっとそう区分されていると思ってたよ。
でもね私も伊達に膨大な量の文献を読み腐けっているわけじゃないんだよね。
そんな貴方、いえ貴女の頑なな心の内側を見透かす効果覿面な方法があるの?試してみない?」
雪乃「ありえない勘違いに対し、そんな事をする必要性を全く感じないわ」
ダメ、嫌な予感がする、直感で拒否と判断…
姫菜「さしもの雪ノ下雪乃さんといえど恐れるものがあるのね……。そんなに見透かされるのが怖い?」
雪乃「~~~~っ、その安い挑発に乗るのは少し癪だけど、いいでしょう、やってご覧なさい」
もしかして私って負けず嫌いなのかしら?
姫菜「じゃあ雪ノ下さんにはとある妄想をしてもらうわね。目を閉じてくれるかな?」
じゃあいくね、そういうと海老名さんは意を決したように語り始める
ピッ
姫菜語り…その2
とある休日、貴女は今駅前で人と待ち合わせをしている。うーん相手は結衣でいいかな。
待ち合わせの間、駅前のベンチで本を読んでいる。
すると比企谷くんと陽乃さんが、駅から二人で出てくる。
貴女はそれを二人からは気付かない少し離れた所から見ている。
よく見ると彼の右手には陽乃さんの左手が握られている。
それは指が交互に絡まる通称恋人繋ぎというもので…
雪乃(~~~~~~~~っ)
笑みを浮かべた陽乃さんは楽しそうに比企谷くんに身を寄せ彼の耳元で何かを囁きます
雪乃(-----------------っ)
彼は迷惑そうな顔で、仰け反るように距離をとる。
雪乃(ホッ、…そ、そうよ、それでこそ…)
それを受けすこし膨れた陽乃さんは彼の正面に周り込み、人目も憚らず比企谷くんを抱きしめる
雪乃(えっ?い、嫌っ)
お姉さんは上目遣いで彼を見上げそして目を瞑る…
最初躊躇していた比企谷くんも、ついには観念し、ひ、引き寄せられるように、その唇に…」
雪乃「やっ、やめなさい!!」
姫菜「(ホッ)あれっ?、どうしたの?まだまだこれからが本番になっていくんだけど…
本当はもう少し描写を凝っても良かったんだけど、あまりリアルにするとわたs、
雪ノ下さんには耐えられないと思ったのでこのレベルにしたわ、でも十分効果があったようね」
勝ち誇った…何故か安堵も含む表情の彼女に対し、負けず嫌いな性根が承服を拒否する
雪乃「ち、違うのよ、これはその、実の姉が比企谷くんに穢されるのが耐えられなかっただけで…」
胸が熱い、焼けるような…、妬ける?これが…?
姫菜「…雪ノ下さん往生際が悪いんじゃない?もう貴女にも理解っているのでしょう?」
雪乃「………」
姫菜「そうどうしても認めたくないようね、念の為に撮っておいて良かったわ」
海老名さんは右手に握られたスマホを私の眼前に晒す、
手慣れた操作で先ほどのやり取りがリフレインする。
画面には私の剥き出しの表情が…残酷なまでに自分の感情の起伏について客観視を強要される
姫菜「この表情を見ても否定するの?もう貴女のライフはほぼゼロに見えるけれど」
雪乃「……」
彼女を睨めつける、もう残ったのは僅かな意地だけだ…
姫菜「じゃあ次が最後よ。雪ノ下さん耐えられる?」
雪乃「…」
ま、まだあるの?
今日はここまでになります。
雪乃を論破するのに恐ろしく時間がかかりました。
お付き合い頂いている読者様には感謝しております。
原作での数少ない描写を拾うのが難しかったです。
まだ全然雪ノ下は八幡のこと好きじゃない…?
ここからは少しペースが上がるのではと期待しております。
8巻楽しみデスね
結衣から聞いたお姉さんの印象から、雪ノ下さんとの間に少なからず確執があると踏んではいた。
兄弟間コンプレックス、いい響きだわ…捗りそう、いや姉妹間になるのか、ダメね、捗らないわ…
それに加え会員No4の文実での報告書を考察した結果、雪ノ下さんの行動理由に当たりを付けた。
報告書には葉山君と比企谷くんのやり取りが大半を占めていたが、周囲の雰囲気も克明に記載されていた。
スローガン事件前のヤリトリなんてティッシュなしでは読めなかったわ。
木を見て森を見ずという過ちを新人はよく犯すのだが、リアリティある周囲の描写こそが、妄想を捗らせる甘美なスパイスだと言うことを良く分かっている。
さすがオフィサーエージェント、まだ1年なのに将来有望ね、今度とっておきの薄い本を貸してあげよう。
…でも彼女とのカプ嗜好、合わないのよね、はちはやとかホントありえない。
でもあの雪ノ下さんが歳の離れた姉に嫉妬するとか、たしかにお姉さんに気に入られているみたいだけれど…
比企谷くんどこまで手を広げているんだろう…
まぁ彼は意図していないどころか迷惑だと思っていそうだけれど…
これからは彼女としてしっかり監視する必要があるようね…彼女として
大事なことなので二回言いました
さて話を戻そう、彼女と私のガールズトーク(修羅場編)もいよいよクライマックス…
後悔はしない… 見据える未来は未だわからないのだから…
姫菜「貴女が納得出来なくても、今貴女が感じている胸の痛みは嫉妬よ。痛い?それとも苦しい?切ない?」
目の焦点が未だハッキリと定まっていない雪ノ下さんを見据え、
姫菜「…でも雪ノ下さん、同種の痛みで今以上のそれを感じたことがある…そうよね?」
雪乃「………っ」
ビクッと肩が震える様相がより儚げに映る
姫菜「それもついさっきの出来事…忘れたなんて言えないくらいすぐ前よ」
姫菜「青白い竹林と暖色系の光を放つ灯籠、晩秋の冷たい風が吹き抜けるその中を駆け寄る彼の姿、そして放った彼の言葉…」
彼女の表情から血の気が引いていく…
姫菜「ずっと好きでした……俺と…」
終わりの言葉を言い終える前に
雪乃「…めて」
この静寂の中でさえ聞こえ難い掠れた声音と共に、掻き毟るように胸を抑える彼女、
顔は俯きその表情は見えないが拒絶の意思は伝わった…
雪ノ下さんが伏せていた顔を上げる…
焦点の合っていなかった眼差しは、弱々しいながらも慈愛を満ちたものに変わる…
彼女の中で、自身への気持ちが肯定へと遷移することがその表情から見て取れた。
姫菜「もういいんだよね?……貴女は比企谷くんのこと好き、彼に恋している…」
最後の方は絞りだすような声になってしまった。
言葉を言い終わるや否や、激しい哀しみが自身の中を駆け抜ける…
理解っている、哀しみの原因は…
彼女に気持ちを気付かせてしまったという事実……
この先訪れるであろう、取り返しがつかない程、壊れていく世界がこれで確定した…
そんな自分の気持ちを決して悟られないよう気を張りながら彼女の回答を待つ。
雪乃「………えぇ、認めるわ、どうやら私はくんのことす、好、好意を持っているようね//」カア
もどかしい…しかし頬を朱に染め、照れるその仕草は形容し難い愛らしさを備えている。
姫菜「ハァ、もうそこは愛してるまで言ってもいいんじゃないかな?」
雪乃「なっ、なんで…あ、愛し…む、無理よ」カアア
染めた頬が更に紅くなる…くそう、可愛すぎて悔しい、少し意地悪したくなる
姫菜「ふふっ、でも風の噂によると彼、『愛している』って二人くらいに言ったことがあるみたいよ」
照れた顔が一転、冷たい眼光を湛える醒めた表情へと変化する。
雪乃「……そう、それは非常に興味深い話ね」ゴゴゴ
サキサキも彼のこと好きなんだろぅなぁ、修旅中の態度、どうみてもあからさまだったしねぇ。
あれっ何?比企谷くんモテモテじゃない、まるでラノベの主人公みたい…
でもその言った相手、もう一人は誰なんだろう?
報告では電話の相手、男みたいだったんだけど、何故か私の食指が働かないのよね…
本日はここまでになります。
読み直すと流れがぎこちない気がします。
申し訳ありません、ご容赦下さい。
それでは皆様、おやすみなさい。
読み直すと流れがぎこちない気がします。
申し訳ありません、ご容赦下さい。
それでは皆様、おやすみなさい。
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