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元スレ八幡「徒然なるままに、その日暮らし」
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乙乙。
6.5のジャケ小町があれですよもうなんというか八幡的に超ポイント高い!とはいえ内容には絡まなさそうだけれど
この季節、色々相俟って疲れやすいですし無理をしない程度にがんばってください。
⑤の方、まーたり楽しみに待っています。
6.5のジャケ小町があれですよもうなんというか八幡的に超ポイント高い!とはいえ内容には絡まなさそうだけれど
この季節、色々相俟って疲れやすいですし無理をしない程度にがんばってください。
⑤の方、まーたり楽しみに待っています。
やっはろーです。
まだ道半ばもいいところですが、あんまりお待たせするのもなんですし、途中まで上げてきます。
気長にお付き合い下さい。
とりあえず、小町は可愛い。
もちろん一番はゆきのんだけど。
まだ道半ばもいいところですが、あんまりお待たせするのもなんですし、途中まで上げてきます。
気長にお付き合い下さい。
とりあえず、小町は可愛い。
もちろん一番はゆきのんだけど。
⑤ 当然のように連れ立って比企谷兄妹は街を巡り歩く
時は流れて週末。全ての働く人たちと学ぶ人たちが渇望して止まない休日だ。
もちろん俺も例外ではなく、週に僅か二日しかない休みの日を心の支えに平日を乗り切っていると言っても過言ではない。
とはいえ二日なんてあっという間に過ぎ去ってしまう。
終わりがあるからこそ尊いとか、限りあるからこそ輝くとか、そんなおためごかしはいらないのに。
俺の理想はまさしく毎日が休日、エブリデイハッピー、これだ。ぶっちゃけカレンダーには休みを意味する赤色以外必要ないとすら思う。
いや本当にね、働きたい人だけ働けばそれでいいじゃないか。そんな未成年の主張。
時は流れて週末。全ての働く人たちと学ぶ人たちが渇望して止まない休日だ。
もちろん俺も例外ではなく、週に僅か二日しかない休みの日を心の支えに平日を乗り切っていると言っても過言ではない。
とはいえ二日なんてあっという間に過ぎ去ってしまう。
終わりがあるからこそ尊いとか、限りあるからこそ輝くとか、そんなおためごかしはいらないのに。
俺の理想はまさしく毎日が休日、エブリデイハッピー、これだ。ぶっちゃけカレンダーには休みを意味する赤色以外必要ないとすら思う。
いや本当にね、働きたい人だけ働けばそれでいいじゃないか。そんな未成年の主張。
さておき土曜日である。
俺はこれを最大限有効活用すべく、まずは日々の疲れを癒すことに全力を注ごうと決意した。
それでなくとも朝晩が大分肌寒さを増してきた感のある昨今、温かい布団は俺を魅了して止まないのだから。
何人たりとも我が睡眠を邪魔することは許さない。
というわけで、いざ行かん夢の世界――
「お兄ちゃんおっはよー。さぁ朝だよ朝、楽しい休日に輝く朝日に可愛い妹、これもう最高のシチュエーションでしょ。ほら起きて起きてー」
俺はこれを最大限有効活用すべく、まずは日々の疲れを癒すことに全力を注ごうと決意した。
それでなくとも朝晩が大分肌寒さを増してきた感のある昨今、温かい布団は俺を魅了して止まないのだから。
何人たりとも我が睡眠を邪魔することは許さない。
というわけで、いざ行かん夢の世界――
「お兄ちゃんおっはよー。さぁ朝だよ朝、楽しい休日に輝く朝日に可愛い妹、これもう最高のシチュエーションでしょ。ほら起きて起きてー」
ばたんっと扉の開く音と同時に、落ちかけた意識が揺り戻されてしまう。
布団越しでも分かる、高原で聞く鳥の歌声よりも爽やかで軽やかなソプラノが、緩やかに俺の耳を擽ってくる。
温かい布団の持つ魔の誘惑とせめぎ合う天使のような呼び声。
果たして今は現実なのか夢なのか。その境界線上を行ったり来たりしているような気分だった。
起きぬけの寝惚けた頭を、そんな取りとめの無い思考がぐるぐると回っている。
少しして、俺の体が左右にゆさゆさと揺さぶられ始めた。
「もうお兄ちゃんてば、二度寝を決め込むとか小町的にポイント低いよ、ほら寝巻洗濯するんだから起きてってばっ」
「!」
ばさっと布団が剥ぎ取られた。
瞬間、ひんやりとした空気が全身を包みこみ、反射的にぶるっと身を震わせる。
「な、何だ何だ、敵襲か? テロか?」
「やっとお目覚め? お兄ちゃん」
慌てふためく俺に対して、にっこりと微笑んでくる小町。
曇り一つない可愛い笑顔を前にしては、俺の睡眠を邪魔してくれたことに対する文句の言葉など口をつこうはずも無く。
大人しく朝の挨拶を交わすのみである。
千葉の兄は常に妹に勝てない。
「……おぅ、おはよう小町」
「うん、おはようお兄ちゃん。じゃ早速だけど寝巻出して」
「は? 何だいきなり」
「だから洗濯するって言ってるじゃん、ほら早く」
「あー、分かったよ、んじゃ着替えて持って下りるから」
「ダメ、そしたらお兄ちゃん二度寝するでしょ。今脱いで小町に渡すか、小町と仲良く一緒に下に行くか、二つに一つだよ」
「了解了解、それなら一緒に下りるぞ」
「オッケー、んじゃ行こー」
楽しそうな小町と並んで階下へ向かう。
例によって例の如く、今日も今日とて両親は仕事でおらず、家の中は静かなものだった。
まぁいても寝てるだけなんだけどさ。お仕事ご苦労様です、いや本当に。
「じゃあお兄ちゃん、着替えたら寝巻は洗濯機に突っ込んどいてね、すぐ回すから」
「ん、分かった」
ぱたぱたと台所へ向かう小町と別れて洗面所へ。
着替えて顔を洗うと気分はすっきり目元はどんより。
あぁ、どうしようもないくらいにいつも通りだ。
しかし完全に起きてるはずなのに、鏡の中の俺の目は何でこんなに澱んでるんだろうか。
さり気なく下がったテンションのまま台所へ戻ると、小町が鼻歌交じりに朝食の準備をしていた。
俺に気付くと、ふりふりと手招きしてくる。手伝いなさいということだろう。
大人しく小町の隣に向かい、並んで状況を確認。
「あれ? 大体準備終わってるじゃん」
「うん、でも折角だし、林檎あるから皮剥いて切ってよ」
「任せとけ、何ならウサギまで仕立ててやろう」
「あ、どうせならネコにしてよ」
「いや無理だろ、そんなのどうやってやるんだよ?」
「そこはほら、お兄ちゃんの小町への愛の力で何とか」
「愛はあっても根性が足りないので却下」
「むむっ、却下されたのはアレだけど、でも小町への愛を語るのはポイント高いかもしれなくて?」
その言葉は敢えて無視して包丁を手に取る。
むむむと可愛らしく小首を傾げている小町の相手をしていても話が進まないのだ。
まぁ本音では超愛でたいけど。
視線を手元に合わせて、しゃりしゃりと林檎の皮を剥いて切っていく。
専業主夫志望の腕前を遺憾なく発揮すれば、あっという間に完成である。
「ほれ、できたぞ、早く食おうぜ」
「ん? わぉ早いね、綺麗にできてる。さっすがお兄ちゃん」
出来栄えに納得したのか、満足げに頷く小町。
今日の所はウサギで良かったらしい。
いや本気でネコ型にしろとか言われてもどうしようもないけど。
そうしてテーブルに皿を並べた後、向かい合って席に着く。
いつもの光景にいつもの時間。
やはり休日の朝食はこうじゃないと駄目だよな。
トーストを齧りコーヒーを一口。うむ、美味。
「美味って、もうちょっと頑張ったら美妹になるよね」
「おい脈絡無さ過ぎだろ、何の話だよ、つーか何を頑張るんだよ」
「もう、分かってるくせに」
「いや全然」
ちらちら流し目送ってこないでいいから。
というか小町の場合、そもそも頑張らなくても十分可愛いし。
むしろこれ以上頑張っていらん虫を引き寄せられても困るし、頑張らなくてもいいとさえ思う。
何とも難しい所だな。
ちらと返した視線から、そんな俺の思考の全てを察したかのように、小町はにへっと相好を崩す。
何この可愛い生き物。朝も早くからこんな幸せな気分になると反動が怖いぞ。
しかし、何でこいつは俺の目を見ただけで考えてることが分かるんだろうか。
あるいは俺が分かり易過ぎるだけだったり? 謎だ。
そんなちょっとどきどきの朝食を終えて暫く。
食器洗いなんかの片付けを終えると、完全なフリータイムである。
陽の当たるリビングで誰にも邪魔をされずにだらだらできるこの時間、これを幸せと呼ばずして何と呼ぼうか。
そんなまったりした気分でソファでくつろぎながらスマホを弄っていると、洗濯を終えた小町が隣に腰掛けてきた。
交代制で、今日は小町の当番だったのだ。
ちょっと疲れたのか、そのままぽすっと俺の肩にもたれかかってくる。
普段なら文句の一つも口にするところだけど、さすがにそれはあんまりな仕打ちだと思ったので、されるがままに任せておく。
「はー、ようやく終わったよー」
「お疲れさん、台所の棚にミスドあるぞ」
「いや、それ昨夜お父さんが買ってきたやつじゃん、何お兄ちゃんが買ってきたみたいに言ってんの?」
「俺は別に自分で買ってきたとは言ってない、ただ棚にミスドがあるぞと言っただけだ」
「出た屁理屈、ホントお兄ちゃん屁理屈好きだよね、そういうの小町的にポイント低いよ?」
「ポイントはどうでもいいけど、どうすんだ? 食うなら紅茶くらい淹れてやるぞ」
「ホント? じゃあ食べるー」
にぱっと笑顔になりながら頷く小町。
ホント女子って甘い物好きだよな、いや俺も嫌いじゃないけどさ。
一度小町の頭を撫でてやってから、立ち上がって台所へ向かう。
その後ろをとてとてと小町もついてきた。
紅茶を準備する俺の横で、少しだけ真剣な表情で小町がミスドの箱を覗き込んでいる。
頭の使いどころを果てしなく間違っている気がしないでもないな、これ。
そういう表情は、参考書とか問題集とかそういうのと向き合った時にこそするべきだと思う。
そんな兄心を妹は知らず。
「何食べよっかなー」
「昼もあんだし、一個にしとけよ」
「だいじょぶだいじょぶ、分かってるって。小町だってお兄ちゃん好みのスタイルを維持する為に毎日気を遣ってるんだから。あ、これ小町的にポイント高いかも」
「そうだな、それ言わなかったら高かったかもな」
「照れちゃって、このこのー」
「うぜぇ……」
つんつんと肘で突いてくる小町を適当にあしらいながら、茶葉をティーポットに入れる。
俺好みのスタイルかどうかについては突っ込まない。肯定しても否定しても碌なことにならんし。
お湯は準備済みなので、さっさとポット注いでいく。
正しい注ぎ方ではないかもしれないけど、雪ノ下ならともかく、俺たちはそういうのは気にならないのだ。
まぁこの辺が生まれや育ちの違いなんだろう。
「むー。よし、今日はゴールデンチョコレートにしよう」
「俺Dポップな」
「また……お兄ちゃん相変わらずセコいよね」
「セコいとか言うな、色々楽しめてお得だろうが」
皿にゴールデンチョコレートを乗せて、Dポップと一緒にトレイへ。
あとは淹れたての紅茶をカップに注げば、ティータイムの準備完了である。
この手際の良さは我ながら見事だと思うね、誰も褒めてくれないけど。
「じゃあいただきまーす」
言うなり、ゴールデンチョコレートを一口その小さな口に放り込む小町。
咀嚼する内にみるみるその表情が緩み、実に幸せそうである。
しかし甘い物があれば幸せになれるというのは、ある種の才能と言えるんじゃなかろうか。
こっちはちょっと気になることもあり、そこまで甘味にのめり込めないので、それがいっそ羨ましくすらあった。
一つドーナツを口に運びつつそんなことを考えていると、小町が不思議そうに首を傾げる。
「どしたのお兄ちゃん、何か難しい顔してるけど。いつも以上に目が澱んでるよ」
「一言余計だ。まぁ大したことじゃねぇよ、昨日言われたこととかちょっと思い出しただけだ」
「ん? あー、そういえば昨日何かお説教されてたね」
昨夜、両親に成績の事でちくりと釘を刺されたのだ。
文系科目に比してあまりに理系科目が悪過ぎるということで。
特に数学の悪さについて念入りに。国語ができるなら数学だってできるだろうって、そんな無茶言われてもという話なんだけど。
まぁ養われている身である以上、反論なんてできるわけもないので、素直に聞くしかなかった。
しかし、期末の結果も赤点なら小遣い減らすという宣告が来たのは辛い。
何が辛いって、それが分かってても打つ手がないところが特に。
「理系科目がこのままだったら小遣い減らされんだってさ」
「えぇっ、ヒモのお兄ちゃんからお小遣い取り上げるなんて、そんなひどい」
「お前の認識の方がひどいよ」
八幡的にポイント低いぞ、それ。
俺のジト目に、たははと笑って誤魔化す小町。
その可愛さでポイントは見事に相殺された。
いや、ちょろ過ぎるだろ、俺……
「まぁ冗談はおいといて。でもじゃあ勉強するしかないよね」
「やる気が起きん。というかやっても出来ないの分かってるし。もう諦めてるよ」
「早っ、諦めるの早過ぎるよ、もっと頑張ろうよ、お兄ちゃんはやれば出来る子でしょ」
「“やれば出来る子”って言葉はさぁ、その後に“でもやらない子”って主張が隠れてると思うんだよな」
「もう、どうしてそんなに捻くれてるの? もっと言葉は素直に受け取らなきゃ」
「何にせよあれだ、俺は数学の勉強の仕方とか分からんし、どうしようもないな」
軽くお手上げのポーズ。
実際どうにもならん事に労力を割く程空しいこともないのだ。
そんな俺を見て何を思うのか、小町はもう一口ドーナツを頬張って、むぐむぐと咀嚼している。
考えるか食べるか、どっちかにしたらいいのに。
「んー、じゃあさ、誰かに教えてもらえば?」
「ばっかお前、俺に勉強を教えてくれるような知り合いがいるとでも思ってんのかよ」
「そんな自信満々に断言しないでよ、妹として悲しくなっちゃうでしょ」
「いいんだよ、小町がいてくれれば俺はそれで十分だから」
「っ! やだお兄ちゃん、ちょっときゅんってきちゃったじゃん、そういう台詞いきなり言うの禁止!」
「何だそれ」
腕でバッテンマークを作る小町。
いやそんなこと言われても困るんだけど。つまりどうすりゃいいんだよ、俺に喋んなと?
しかし小町は俺の疑問に答えてはくれなかった。投げっ放しもいいところである。
「話戻すよ。でも実際ほら、たくさんいるじゃない、教えてくれそうな人」
「例えば誰だよ」
「まず平塚先生とかー」
「却下だ。平塚先生は国語教師だし、そもそもあの人とマンツーマンとか身の危険が大き過ぎるわ」
「じゃあ陽乃さんは? すごく頭良いんでしょ?」
「論外だろ、あの人に教えを乞うとか、見返りに何を要求されるか分かったもんじゃねぇ」
偏見が過ぎるよ……とか言いつつジト目で俺を見てくる小町だが、あの人の本性を知らないからそういうことを言えるのだ。
まぁでも、小町があの人の腹黒さに染められるのも嫌なので、敢えて説明はしない。
言わぬがラフレシアである。
「それじゃ戸塚さんとか」
「戸塚というのは魅力的な案だけど、迷惑かけたくないし格好悪い所見せたくないし、残念ながら無しだな」
「ここでそんな理由聞きたくなかったなぁ。他にっていうと結衣さんは?」
「はっ、それこそ話にならんわ、由比ヶ浜なんて俺と同レベルかちょっと上程度だぞ?」
「勝ってもいないのに何でそんなに偉そうなの……? じゃあもう真打登場しかないよね、雪乃さんはどう?」
「雪乃なぁ、そりゃ成績は良いんだけど、教えてくれって俺が頼んでも鼻で笑って却下してくる予感しかしねぇよ、それも辛辣な罵倒付きで」
「えー、雪乃さんもダメとかさー、って雪乃ぉっ!?」
話の途中で、突然がたっと音を立てて立ち上がる小町。
大きく見開いた瞳のその奥が、内心の動揺を表すかのように大きく揺れていた。
そして次の瞬間、鼻息荒くこちらに詰めよってくる。
「雪乃って何!? 何なのお兄ちゃん、何で雪乃!? 何が雪乃!? どう雪乃!? っていうか如何な心境の変化がそこに!? 小町の知らない所でどんなドラマが展開してたのさっ! プリーズテルミー!」
「ちょ、ちょっと待て、少し落ち着けって小町」
怒涛の勢いに圧倒されかけながら、なだめようと試みる。
くそっ、ついうっかり名前呼びしたのが不味かったか。
しかし動揺し過ぎだろ、何を言ってるのかがさっぱり分からない。
とりあえず喋りを止める為、Dポップの一つを、ぽいっと小町の口の中へ放り込む。
むぐっと捲し立てていた口が閉じられた。
食べてる時は喋っではいけませんなんて行儀の基本も基本である。
きちんと教育が行き届いてる小町は当然それを守るのだ。良い子で本当に良かった。
小町はもぐもぐと咀嚼して、ごくんと飲み込んで。
「あーん」
口を開けて次を待っている。
あれ? 何かおかしくね?
読み通りの展開と思ってたら、全然そんなことなかったんだけど。
というか、そんな餌を待つ燕のヒナみたいなことされても。
ちらちらとこちらを窺う小町。
参った……そんな期待するような目を向けられてしまえば、逆らうことなんてできるわけもない。
「ほれ」
「あむっ」
仕方なく、次のドーナツを小町の口へと運ぶ。
次の一個、もう一個、と繰り返す内に俺の分は綺麗に消失。
六個あったはずなのに、結局一個しか食えなかった。
まぁいつものことである。
いやむしろ誤差の範囲と言うべきかもしれない。
小町が落ち着いたのならオールオーケーだ。
「ん……ご馳走さまでした」
「ご馳走さん」
手を合わせてぺこりと一礼。
して、落ち着いた所作で小町が姿勢を正す。
ちょっとすいません。
今日はここまでということで。
またある程度まとまったら上げてきますのでよろしくです。
まさかのあーしさん表紙に驚愕。
ここでくるか……
今日はここまでということで。
またある程度まとまったら上げてきますのでよろしくです。
まさかのあーしさん表紙に驚愕。
ここでくるか……
>>481
乙。……て8巻表紙あーしってマジ!? うそーん……
乙。……て8巻表紙あーしってマジ!? うそーん……
1番ゆきのんで2番目に小町が好きな俺にとって
得しか存在しないスレ
得しか存在しないスレ
なにこの小町ミスドいっぱい食べさせたくなるよもうお口prpr
7.5の小町嫁がダブってくるレベル。
そして毎度の高クオリティー乙です。
ゆきのん展開が④から更に高まる予感を期待しつつ次回更新を心待ちにしています。
7.5の小町嫁がダブってくるレベル。
そして毎度の高クオリティー乙です。
ゆきのん展開が④から更に高まる予感を期待しつつ次回更新を心待ちにしています。
やっはろーです、皆様のご感想に感謝です。
何とか時間を探して少しずつ書いてってます。次の目標は今週末!
切りの良い所まで書き上げて更新していきたいと思ってますので、一つよろしくです。
あーしさんのイラストってのが何か7.5巻の波乱を予感させますが、メインはゆきのんだと信じてます。
6.5巻の小町にも大いに期待。やっぱり小町嫁展開なんですかね? さいちゃんが持ってったらどうしよう……ww
何とか時間を探して少しずつ書いてってます。次の目標は今週末!
切りの良い所まで書き上げて更新していきたいと思ってますので、一つよろしくです。
あーしさんのイラストってのが何か7.5巻の波乱を予感させますが、メインはゆきのんだと信じてます。
6.5巻の小町にも大いに期待。やっぱり小町嫁展開なんですかね? さいちゃんが持ってったらどうしよう……ww
こんばんはです、お待たせしてます。
とりあえず切りのいいところまで上げてきたいと思います。
いよいよあの人の出番が……
しかし暑さが尋常じゃないなぁ。
早いこと8月末になってほしいもんです。
とりあえず切りのいいところまで上げてきたいと思います。
いよいよあの人の出番が……
しかし暑さが尋常じゃないなぁ。
早いこと8月末になってほしいもんです。
手を合わせてぺこりと一礼。
して、落ち着いた所作で小町が姿勢を正す。
「さてお兄ちゃん、聞かせてもらいましょうか、いつの間に雪乃さんとそういう仲に?」
「何だよ改まって。いや、そういうもこういうもないけど。単に名前で呼べって言われただけだし」
「なーに言ってんのさぁっ!」
またしてもがたっと席を立つ小町。
姿勢を正した意味が全くもって無かった。
何でそんな興奮してんだよ、逆に俺が落ち着いちゃうだろ。どうどう。
して、落ち着いた所作で小町が姿勢を正す。
「さてお兄ちゃん、聞かせてもらいましょうか、いつの間に雪乃さんとそういう仲に?」
「何だよ改まって。いや、そういうもこういうもないけど。単に名前で呼べって言われただけだし」
「なーに言ってんのさぁっ!」
またしてもがたっと席を立つ小町。
姿勢を正した意味が全くもって無かった。
何でそんな興奮してんだよ、逆に俺が落ち着いちゃうだろ。どうどう。
「雪乃さんだよ? あの雪乃さんがそんな名前で呼んでいいなんてさらっとすらっと言うわけないじゃん。びっくりだよもう。いよいよ二人に春が来て? くーっ、小町的にポイント高過ぎてもうあれだね、今夜はお赤飯焚かないとだね!」
「だから落ち着けっての、そういうんじゃないんだって。単にほら、陽乃さんのことを名前で呼んでたら、あいつが何か対抗心燃やしてそういう話になったんだよ。ホントそれだけだから」
で、そうやって名前を呼ぶ度にいちいち赤面してはからかわれるのも腹立たしいので、俺も練習しているというだけ。
言ってみればそれだけのことなのだ。
そうやって淡々と説明したんだが、小町はどうにも納得がいかない様子。
椅子に改めて座り直しつつも、何故かぷくっと膨れて不満を露にしている。
「むぅ、何か淡白。でも雪乃さんが男の子に名前で呼んでいいなんて、そうそうOK出さないと思うんだけど」
「そりゃあれだ、陽乃さんのことも知ってるヤツがそうそういないってだけだろ、名字で呼ぶと分かり難いんで名前で呼べって話だったし」
「えー? だってほら、お兄ちゃんのクラスの、えーっと誰だっけ? はや……はや……はやはち?」
「違う! いいか小町、その間違いだけは絶対にするんじゃない、今すぐ忘れろ」
こんな所でおぞましい言葉を思い出させるなよな。
某腐女子が聞いてたらエラいことだぞ。眼鏡をきらーんと光らせつつ飛んできて布教を始めかねん。
もし小町がその道に引きずり込まれたりしたら、俺が世を儚んで身投げするまである。いのちだいじに。
「葉山のことだろ、言いたいのは」
「あ、そうそう、その人その人。その葉山さんもさ、雪乃さんと昔からの知り合いなんでしょ? 確か。でも名字で呼んでたじゃん」
「いやそりゃそうだけどよ、葉山の場合は、どうしたって雪ノ下と相性合わないしなぁ。実際仲もあんま良くなさそうだし。だからじゃねぇ?」
「もう、別に雪乃って呼んだらいいじゃん、早いこと慣れないとほら。はっ、小町もお義姉ちゃんって呼ぶ練習しなきゃなの?」
「せんでいいって。つかそんな構えられたら言い難いんだよ。とにかく特別な意味なんてないから」
「絶対そんなことないと思うんだけどなー」
じとーっとこちらを窺ってくる小町だが、そんなことを言われてもどうしようもない。
実際、奉仕部の空気は甘いどころか辛辣さに満ち満ちているのが現状なのである。
そりゃ多少はあいつとの距離も近くなってるかもしれないけど、基本俺に対しては罵倒から入るという姿勢は小揺るぎもしていないのだから。
「ないない。大体この前の部活の時だって、最後に部室を出る前のあいつの台詞、呼吸する暇があったらさっさと片付けて出てけ、だぞ」
「わぁお、愛されてるぅ」
「めっちゃ棒読みじゃねぇか」
正に冷や水を浴びせられた、といった風に小町がトーンダウンしていた。
というか、むしろ引いていた。ドン引きである。
この場合、それは言った雪ノ下に対してなのか、言われた俺に対してなのか、判断に苦しむ所だ。
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