元スレ兄「・・・」ペラッペラッ 妹「兄貴ーお金ちょうだい」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 :
何が生まれるんです?
102 :
むこうもおねがいします
103 :
兄友「兄・・・それはクラスのバカ男子がする下ネタだからお前はやるな・・・」ハァハァ
兄「・・・?」
兄友「キャラじゃないって言いたいんだよ・・・ウッ」ハァハァ
兄「・・・」コク
女「あ、あの、兄友君、ごめんなさい」
兄友「いあ、俺も悪かったよ・・・あれは不幸な事故だったんだ」
兄「・・・」カキカキ、スッ
兄友が悪いと思う。
兄友「・・・だぁな、人の秘密を言おうとしたんだこれは当然の結果だ」フゥ・・・
兄友「だから女さんは謝らなくていいよ」
女「・・・は、はぁ」
養護教諭「落ち着いたのかしら?」
兄友「ああ、もう大丈夫そうですけど念のためもう少し居ます」
養護教諭「そうねぇ・・・分かった。ほら二人とも、ここは私がいるからもう教室に戻りなさい」
養護教諭「先生はああ言ってたけど、ちゃんと授業は出とかないとだめよ?」
女「はい、わかりました」ペコッ
兄「・・・」ペコッ
ーーーー保健室前。
女「失礼しました」
ガラガラ、ガタン
女「兄君、つき合わせてごめんなさい」スッ
兄「・・・」フルフル
女「教室に戻りましょうか」タ、タ、タ
兄「・・・」
グッ
女「キャ?!兄君!?どうしていきなり手を握って」ドキッ
兄「・・・」スッ
女「上・・・ですか?」
兄「・・・」タッタッタ
女「え!ちょっと待ってくだーー」タッタッタ
104 :
ーーーー屋上。
兄「・・・」
女「すごい・・・雨が降ってないのに虹が・・・」
兄「・・・」カキカキ、スッ
環水平アークって言って珍しい虹だよ。
女「そうなんですか・・・とても綺麗です」
兄「・・・」カキカキ、スー
見れた人は幸せになれるんだって、小説に書いてあったよ。
女「小説ですか・・・そういえば兄君はよく本を読んでますね」
兄「・・・」コク
女「虹と少女という小説を知ってますか?」
兄「・・・」コク
女「二年前にある方から頂いたんです。何方かは分らないのですが・・・」
兄「・・・」
女「えーっと、変な話でしたよね、急にごめんなさい。なんとなく兄君がその人と雰囲気が似ていたので」
兄「・・・」フルフル
女「私、その人を探しているんですよ。無理を言って学校を変えてまで、もちろん父には反対されましたけど」ニコッ
女「分っているのはこの町の方で同じ年齢ぐらいだという事ぐらいです」
兄「・・・」カキカキ、スー
きっと見つかると思う。この虹をきっと、その人も見てると思うよ。
女「ふふ、意外とロマンチックなんですね」
兄「・・・」テレテレ
女「顔真っ赤ですよ、兄君」
ーーーー屋上、ドア。
兄友「・・・(尻が痛いの我慢してスネークした結果がこれだよ・・・)」
105 :
きてたか!皆いいキャラしてんな~、そして兄友はまだ治まってないのかwwww
106 :
私は兄の顔をペルソナ4の番長の顔で妄想してる
107 :
ーーーー妹の教室、休み時間。
妹友「・・・」ズーン
妹「ご愁傷さま」
妹友「うー他人事だと思ってー!」ガー
妹「だって、他人だもん」
妹友「あう!ひどい!」
妹「でもそう思うでしょ?」
妹友「確かに思うけど・・・・・・やだよぉ・・・お尻に箒を刺すお兄ちゃんなんて」
妹「隠れブラコンだからねぇ」
妹友「違うもん・・・あんな変態なんて知らない!」
妹「はいはい」
妹友「ちゃんと聞いてよ!」
妹「本当なら聞きたくないことだけどねぇー」
妹友「そうだけど、女の人に箒で刺してくれって頼んだって噂が広がってるんだよ?」
妹友「それがお兄ちゃんだなんて思いたくないよ」
妹「たしかに」
妹友「本当なのかなぁ、お兄ちゃんが・・・」
妹「もし本当だったら?」
妹友「・・・お父さんにお願いして女の子にしてもらう」
妹「なにそれ?」
妹友「お父さんが私に、お兄ちゃんが変な事したらそうしてやるって言ってたから」
妹「んーいいかもね」
妹友「ひどいー!」
108 :
女どもは気楽だな。快感以前に無理やり突っ込まれると痛いのは男も女も同じだろうに。
109 :
こっちもあんまり更新されないな・・・倉庫送りにならなきゃいいけど
111 :
ーーーー兄の教室。
兄友「・・・おおぅ」ブルッ
兄「・・・?」
兄友「なんか、すごい嫌な予感がした・・・」
兄「・・・」
兄友「はぁ、しかし変な噂が広がるとは思わなかった。俺が何したって言うんだ」
兄友「・・・まぁいいや、ところで兄さ、二年前ってお前がやったアレの事じゃないのか?」
兄「・・・」フルフル
兄友「いや、お前だろ・・・あの時俺も居たんだぞ」
兄「・・・」ポンッ
兄友「お前は俺の存在をちゃんと理解してるのか?」
兄「・・・」コクコク
兄友「疑わしいけどなぁ・・・まぁ無茶しすぎなのは分かってたけどあの時ばかりは死ぬかと思ったぞ?」
兄「・・・」
兄友「えーっと・・・あれだ林間学校の時だ」
兄「・・・」
兄友「まさかの遭難で『奇跡の脱出!学校の違う中学生達が励ましあいながら樹海から生還』の見出しになったアレだ」
兄友「実際にはお前の活躍で脱出したんだけどな、変な奴が英雄気取りになったわけだし今からでも訂正したらどうなんだよ」
兄「・・・」フルフル
兄友「まぁそうだよなぁ・・・目立ちたくないってのはお前の性分って感じなんだもんなぁ」
112 :
お!いつの間にか来てた乙!
113 :
----廊下。
女「やっぱり・・・でも、どうして兄君は黙って・・・?」
ピ、ピ、ピ・・・プルル、プ。
???「はい、執事です」
女「ちょっと調べてほしい事があるの」
執事「お嬢様、お調べしたいのはやまやまなのですが、旦那様の言いつけで今は協力が出来ません」
女「この前の事?」
執事「左様です。お嬢様が心配なのですよ」
女「だからって、じゃましないでほしいわよ」
執事「・・・・・・判りました、お調べします」
女「ありがとう。二年前のあの事調べてほしいの、もうちょっと詳しくね」
執事「では、個人まで調べるとの事ですね?」
女「ええ、本当はしたくなかったのだけど、事情が変わったわ。この学校に私を助けてくださった方が居るみたいなの」
執事「差し出がましい事を言うようですがお嬢様がそこまでする必要は・・・」
女「私はあの時、あの瞬間に死ぬはずでした。ですがあの方が助けてくださったこの命、何かしらの形で返したいのです」
執事「・・・分かり次第お伝えします」
女「ありがとう」
ピッ。
女「・・・見つけた」
114 = 1 :
ーーーー兄の教室。
兄「・・・」ジー
兄友「ん?廊下なんて見てどうしたんだ?誰か居るのか?」
兄「・・・」フルフル
兄友「お前、時々不思議な行動するよな、なんか動物的つーか野生的?そんな感じだ」
兄「・・・」ニコッ
兄友「その無駄な笑顔やめろよ。それで何人が泣いたと思ってるんだよ・・・」
兄「・・・」アセアセ
兄友「困るなよ。わーったわーった、誰も泣いてないって、な?」
兄「・・・」キリッ
兄友「わざとだろそれ」
兄「・・・?」
兄友「天然だな、わかった天然だ」
兄「???」
兄友「ちくしょう、そんな雰囲気出せるから女子が気になるんだろうよ。(母性本能くすぐられるんだろうな)」
兄友「あ、そうだ、帰りにどっか寄らないか?」
兄「・・・」コク
兄友「おお、兄もどっか寄るところがありそうだな」
兄「・・・」カキカキ
本屋で料理本見たい。
兄友「・・・」
兄「・・・」ニコニコ
兄友「たまにお前が女子だったら良かったって思うよ」
クラス女子数人「・・・」ガタッ
クラス男子「・・・」ガタッ
兄友「・・・ノーコメントだ」
兄「・・・?」ニコニコ
115 :
ーーーー放課後。
兄友「よし、帰るか」
兄「・・・」コクッ
兄友(女さんは来なさそうだな・・・なんかあったのか?)
ーーーー本屋、コミックコーナー。
兄友「んー新刊ねぇな・・・って兄の周り女の人集まりすぎだろ」
ーーーー料理本コーナー。
兄「・・・」ペラッ・・・ペラッ・・・
女子高生「・・・(かっこいい)」ドキドキ
主婦「・・・(もう少し近づいてもいいわよね)」ドキドキ
女性店員「・・・(仕事、仕事・・・もうちょっと近づけるかな)」ソワソワ
ーーーーコミックコーナー。
兄友(あいつ、気づいてんのか?囲まれてるぞ・・・)
ーーーー帰り道。
兄友「良いの買えたか?」
兄「・・・」コクコク、ガサガサ、スッ
兄友「いや、見せなくていいから」
???「あ!お兄ちゃん」
兄友「ん?なんだお前か」
妹友「なんだとはなにさ!お兄ちゃんって呼ぶ人なんて、私しか居ないでしょ!・・・って何してるの?」
兄友「何してるって帰りなんだが、お前一人なのか?」
妹友「んーん、妹ちゃんもいるよー!」
117 = 1 :
兄友「どこだ?」
妹友「あ、あれ?さっきまで後ろにいたのに?」
兄「・・・」ペコッ
妹友「お兄さん、こんばんは!その紙袋、本屋に行ってたんですか?」
兄「・・・」コクコク
妹友「嬉しそうですね!」
兄「・・・」ガサガサ
兄友「それはもういいから」
兄「・・・」シュン
妹友「あはは、なんかコントしてるみたい!」
兄友「だろ!いいコンビだろうさ」
兄「・・・」プイッ
兄友「なんでだよ!あれか本の恨みなのか?!」
妹友「あはは、っていたいた!」
妹「お兄ちゃん、何してるの?」ジトッ
妹友「こらこら、いきなり噛み付くのやめようよー」
妹「別に噛み付いてないし、てかここで何してるの?」
兄「・・・」カキカキ、スッ
本屋で買い物の帰りだよ。
妹「ふーん、別にどうでもいいけど、今日はご飯作ってよね」プイッ
兄「・・・」ニコニコ
兄友「・・・(なんつーか、報われないよな兄・・・妹ちゃんはどれだけ大切にされてるのか気付いてないのか?)」
妹友「そういうこと言わないの!ほらほら、今日、駅前の寄るんでしょ?」
妹「そうだね、早く行こう」スタ、スタ、スタ
妹友「あ!待ってよ!」ペコッ、タッタッタ
兄「・・・」ニコニコ
兄友「・・・なぁ、お前は気にしてないのか?前に同じような光景をちらっと見たけどさ、あれから全然、進歩してないぞ?」
兄「・・・」ニコッ
兄友「・・・(父親であり、母親の代わりでもある・・・か、おまえ自身の存在はちゃんと居るのか?兄・・・)」
118 :
クズ妹だな
119 :
まぁリアルの妹なんてこんなもんだろ
120 :
もうちょっと兄が報われても良いと思うの…
121 :
ーーーー駅前。
妹「今日のケーキは何にしようかなー!」ワクワク
妹友「・・・」
妹「どうしたの?元気ない??」
妹友「・・・」ジッ
妹「な、なに?怒ってるの?」
妹友「もー!どうしてお兄さんにああいう態度取るのさ!」
妹「だ・か・ら!周りの目もあるんだから大きな声出さないでよ」
妹友「・・・ぐぬぬー」
妹「・・・」
妹友「・・・ぬー!」
妹「・・・はぁ、分かった分かったー、分かりました」
妹友「がるる」
妹「よしよし・・・簡単に言うとね」
妹友「うん」
妹「・・・覚えてないんだよねーお兄ちゃんの事」
妹友「・・・え?どういうこと?」
妹「私が私って理解したのが六年生の頃かな?なんか急にそれだけがはっきりして、」
妹友「ちょ、ちょっと待って・・・え?」
122 :
お…
これは…
事件に兄、妹、兄友父(医師)、女が
絡んでるとみた!
しかも、キーは父と母!!!
…世間は小さいなぁ。
123 :
妹「…?」
妹友「突然で何がなんだか分からないし、だってその頃って、私と同じクラスになって…」
妹「うんうん、そうだったねー。話しかけてくれたの覚えてるよ」
妹友「…」
妹「なに深刻そうな顔してるのさ」ムギュ
妹友「かほひっふぁらなひでー(顔引っ張らないで)」ギュー
妹「別に覚えてないからって勉強ができなかった訳じゃないし、気にしてないしね」
妹友「…」
妹「あーもー、お兄ちゃん見てるとさ、なんか不安になって仕方がないの。これでいい?」
妹友「…分かった。今はそれで納得するけど、」
妹「…?」
妹友「私のことは忘れないでね」
妹「……うん、当たり前でしょ」
124 :
ーーーー家、兄の部屋。
兄友「相変わらず本だらけの部屋だな」
兄「・・・」
兄友「んで?どうしたんだ?いきなり話したいことがあるって」
兄「・・・」カキカキ、スッ
女さんにはもうばれてるかも知れない。
兄友「・・・ああ、あの時の事か?別にばれてもいいんじゃないのか、助けただけだし」
兄「・・・」カキカキ、スッ
妹に今の事を知られるわけにはいかない。
兄友「そうだな、そもそも助け方もやばかったし、落ちながら人ひとり片腕で支えて怪我一つ負わなかったってのはなんていうか・・・」
兄「・・・」
兄友「・・・まずいよな」
125 :
兄友「でも、考えたところで結局、俺たちには黙ってることしかできないぞ?」
兄「…」コクッ
兄友「女さんああ見えて勘が鋭そうだしなぁ、本当にお嬢様校から来たとは思えない行動もするし」
兄友「登校初日にセクハラしたあの禿やん(セクハラ教師のあだ名)を投げ飛ばして女子から称賛の嵐だったしな」
兄「…」コクコク
兄友「そのお陰と言うか女子と仲良くて男子からも人気がある女さんがどうしてお前に…」ギリリ
兄「…?……??」
126 :
おもろいの~
127 :
兄友「…まぁ今はどうでもいいな、とにかく黙ってればバレないと思うんだよな」
兄「…」
兄友「なんか心配事でもあるのか?」
兄「…」フルフル
兄友「そういえば兄とあの子…いや女さん?でいいのか、どうやって戻ってきたんだ?」
兄「…」カキカキ、チョンチョン
兄友「書きながら説明するだな、あいよ」タ、タ、タ
兄「…」カキカキ
――――『過去』、森林。
兄「…」ザ、ザ、ザ
兄友「…なぁ、班長さんよ。本当にこの道で良いのか?」
班長「大丈夫だぞ、俺はこう見えて山に詳しいんだ」
兄友「…(ホントかよ)」
兄友「…おい、兄。道はあってると思うか?」
兄「…」カキカキ、スッ
間違ってるよ、ここは獣道。
兄友「いや、言えし。間違ってる時点で言えし」
兄「…」カキカキ、スッ
このまま真っ直ぐ行けば、山道とぶつかるから大丈夫。
兄友「無駄に詳しいな…」
メガネ「はぁはぁ、はぁはぁ」
兄「…」チラッ
兄友「ん?ああ、おーい、班長。メガネさん遅れてるぞ」
班長「彼女は大丈夫だ!さっき俺も聞いたが大丈夫と言ったからな!」
メガネ「はぁはぁ、はぁはぁ」
兄友「………いや、大丈夫そうに見えないよな」
兄「…」コクッ
128 = 1 :
兄友「しゃーない。兄、手ぇ貸してやろうぜ」
兄「…」コク、ニコッ
メガネ「…はぁはぁ、…もうダメ…追い付けない」
兄友「よう、大丈夫か?」
メガネ「ひぃ!」
兄友「おいおい、人の顔見て悲鳴あげんなよ」
メガネ「ご、ごめんなさい!!」サッ
兄友「頭下げるなって、それよりペース早いだろ?俺たちがいるからゆっくり行こうぜ」
メガネ「あ、いいぃ、いいぃいです。ごめんなさい。走りますからぁ!」ダッ
ドン!
メガネ「あう!」フラッ
パシッ、グッ。
メガネ「…あ、あれ?尻餅つか…」
兄「…?」グッ
メガネ「…」パタン
兄「…」
兄友「…運ぼう」
兄「…」コクン
130 :
ーーーー森林、獣道。
兄友「はぁはぁ、やばいな、暗くなってきた」タッタッタッ
兄「・・・」タッタッタッ
兄友「道が分かんなくなってきたし、はぁはぁ、ぜーはー」
兄「・・・」タッタッタッ
兄友「ちょ、ちょっと、ストップ」ハァハァ
兄「・・・」ピタッ
兄友「お前、ちゃんとメガネさんおんぶしてるんだよな?」ハァハァ
兄「・・・」スッ
メガネ「・・・フヘヘ」スヤスヤ
兄友「めちゃくちゃ寝てるがな。じゃなくて、なんで息切れしないんだよ」ハァハァ
兄「・・・?」
兄友「悪い、どうでもいいな。少しだけ息整えさせてくれ」ゼーハー
兄友(つか兄のバック俺が持つことになったはいいけどよ、何が入ってるんだ?結構重いぞ・・・)
兄「・・・」キョロキョロ
兄友「・・・道あってるのか?」
兄「・・・」フルフル
兄友「げっ!!マジか!?暗くなってきたからさすがに道をそれちまったのか?」
兄「・・・」コクッ
兄友「おいおい、まずいな・・・・・・班長もどっかいっちまうしどうする?」
兄「・・・」
兄友「・・・?そうだった、メガネさんおんぶしてたら筆談できないな。いや、どっちにしろ暗いから見えないか」
131 :
ほうほう・・・
132 :
ーーー森林、???。
兄友「・・・だいぶ歩いたな、完全に真っ暗になっちまった」
兄「・・・」
兄友「メガネさんまだ起きないんだな・・・」
兄「・・・」
メガネ「・・・スースー」
兄友「メガネさんの寝息は聞こえるが、暗いから兄がどんな反応してんだかわかんねぇや」
兄友「さて、これからどうするか・・・」
ガサガサ。
兄友「!」
兄「・・・」
???「ちょっと!熊だったらどうするのよ!」
???「シー!確かめて熊だったら逃げればいいじゃない!」
兄友「・・・あん?」
???「え!?喋った!?」
???「えっホント?もしかして助かったの!?」
134 :
???「ちょ、ちょっとライトライト!」
???「う、うん。まってえーっと…えいっ!」カチッ
兄友「…ッ!眩し!」
???「ひうっ!ご、ごめんなさい!」
???「ちょっと!何やってるのよ!」
???「あうぅ、ごめんなさい」アセアセ
兄友「…(ジャージだよな?俺たちもなんだけど女の子二人で何してんだ?)えっと、学生さん?」
女の子1「そ、そうです、あ、あの…よく分かりましたね」
兄友「そりゃ、ジャージだから?」
女の子2「変態!」
兄友「なんでだよ!初対面で変態とか失礼じゃねぇ!?」
兄「…」
女の子1「あ、あのそれより…」
兄友「ん?」
女の子1「ここどこですか!」ペコッ
女の子2「そうじゃなくて道聞くんでしょ!?どう見たって森林じゃない!」
兄友「…コントか?」
兄「…」
メガネ「…スヤスヤ」
135 :
兄友「ほーお前らも迷子か」
ツインテ「お前らじゃなくて私にだって名前あるんだから」
兄友「はいはい、そりゃ悪かったな」
ツインテ「あんたムカつく」
女の子1「そんな風に怒っちゃだめだよ…それに先生に見つかったらまた怒られるよ?」
ツインテ「気弱は黙ってて!」
気弱「ひうっ!」
兄友「その子に当たるなよ」
ツインテ「あんたには関係ないでしょ!?」
兄友「…はぁ、わーったわーった、とりあえずここで喋ってても仕方がないから移動しようぜ」
ツインテ「勝手に仕切らないでよ。ほら…ライト」
気弱「う、うん」スッ
ツインテ「離れないで付いてきなさいよ」スッ
気弱「…」ギュ
兄友「…(じゃじゃ馬かと思ったらちゃんと人の心配もすんのか)」
ツインテ「あんた今、失礼なこと考えたでしょ?」
兄友「べ、別に思ってねぇよ」
ーーーー森林、歩いて三十分経過。
ザッ、ザッ、ザッ。
気弱「はぁはぁ」
ツインテ「休憩する?」
気弱「ううん、もう少し頑張る」ギュ
ツインテ「…お姉様もきっと大丈夫だから」
気弱「…」コクッ
兄「…」
ツインテ「なによ?」
兄「…?」
136 :
おつ
137 :
ツインテ「あんたさっきから一言も喋らないわよね?」
兄「…」
ツインテ「…(なんか見透かされてるようで落ち着かない…なにこの人)」ジッ
兄友「…そいつ、喋れないんだよ」
ツインテ「え?」
兄友「だから…兄は、昔色々あって喋れないんだ」
ツインテ「…」ペコッ
兄「…」フルフル
メガネ「…スヤスヤ」
ツインテ「ところで…その人はどうして寝たフリしてるの?」
メガネ「…」ビクッ
兄友「…メガネ」
メガネ「…はい」
138 :
いもスレは文化
139 :
いもスレにも限度があるだろ...
141 = 1 :
ザッ、ザッ、ザッ。
兄友「なぁメガネ、いくら兄がかっこいいからって」
メガネ「ちょ!まままっま待ってよ!違うの、違うんだってば」オロオロ
兄「…」
メガネ「だって…だってぇ…」
兄友「…へぇ、メガネって意外と喋るんだな(まぁ気絶した原因が兄だもんな、起きたら目の前に兄の背中で思わず何も言えなくなったんだろう)」
メガネ「…だって今、…人少ないし」
兄友「なんだ、人見知りだったのか」
メガネ「ストレートに言う人ってどうかと思うなぁ!」
兄友「…普通に言い返せるじゃん?」
メガネ「うっ……意地悪だね、兄友君って」
兄友「普段からそうやって言えればクラスにも馴染めるんじゃないのか?」
メガネ「ムリムリ、絶対無理だって。って、余計なお世話だよ!」
気弱「…ふふ」ニコッ
メガネ「うっ、笑われたよ」アセアセ
気弱「ご、ごめんなさい。でもお二人が可笑しくて」フフッ
ツインテ「…」ジッ
メガネ「…」ビクビク
兄友「うちの学校の奴、威嚇すんなよ」
ツインテ「あ?なわけないでしょ、殺すよ?」ジロッ
兄友「…(こいつ、予想以上にこえぇ)」タラー
気弱「だからダメだよ…?」
ツインテ「…分かったわよ」
142 :
素朴な疑問なんだけど
ーーーー
を
――――
にしないのは何かそういう表現なの?
144 :
携帯で打ってるかパソコンで打ってるかの違いですねー
147 :
続き気になる・・・
148 :
現実だったら普通の妹。良いことしたら好かれるとかは空想の世界だけ。たいがいは、そんなことして当たり前。で終わる
まだかな
149 :
まだかね?
150 :
まだです。魔王の方を書いてます。
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