元スレモバP「トゥルーシンデレラストーリー」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
P『(しまった…)』
P『(次の英語の授業の和訳、今日俺が当たる日だった…)』
P『(参ったなぁ…全く手を付けていないぞ…)』
P『(かと言って、今から和訳するには時間が無いし…)』
P『(誰かに教えてもらうしかないか…)』
ありす『……』ペラッ…
P『(…橘さんも今日、当たる日だったよな)』
P『(彼女のことだから間違いなく全部済ませているとは思うけど…)』
P『……』
P『(…よし!)』
102 = 101 :
P『橘さん、ちょっと良いかな?』
ありす『…?』
ありす『何か?』
P『えっとさ、次の英語の授業で俺たちに和訳の宿題出てたじゃん?』
ありす『そうね』
P『実は俺、やってくるの忘れちゃってさ…』
P『もし良かったら教えてくれないかなーって…』
ありす『……』
ありす『…そう』
ありす『あなたも出来ない自分を認めたくないの?』
P『えっ?』
103 = 101 :
ありす『みんなの前で先生に怒られて、出来ない奴と思われたくない』
ありす『出来る奴と思われたい……違う?』
P『ち、違うよ…俺はただ…』
P『(橘さんと会話をするきっかけとして…)』
P『(…確かに宿題を教えて欲しいのも事実だけど)』
ありす『まぁ、理由はどうあれ悪いけどお断りよ』
ありす『自分でどうにかしようともしない人に手を貸す義理は無いから』
P『……』
P『…うん、わかった。もう聞かないよ』
P『ごめんね』
ありす『……』ペラッ…
P『(確かにそうだな…)』
P『(自分でやろうともせずに人に頼るのは間違ってるよな…)』
P『(今からでもやれるだけのとこまでやろう…)』
P『(しかし、結局時間までには間に合わず…)』
P『(俺は英語教師にたっぷりと怒られてしまった…)』
104 = 101 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
P『(図書室なんて久々に来たな)』
P『(まぁ、でも期末テストも近いからな)』
P『(流石に赤点残して転校っていうのも後味悪いし…)』
P『(えーと…熊本弁の参考書は…)』
P『(あっ、一番の上の段にあったぞ)』
P『よいしょ…と…』グッ…
P『(…うっ)』
P『(ギ、ギリギリ届かない…)』プルプル…
P『(仕方ない…脚立を借りて…)』
ヒョイ…
?『これー?』
P『…えっ?』
105 = 101 :
?『にょ?』
P『……』
P『(…お)』
P『(大きい…!?)』
P『(なんだ、この子!?顔は可愛いのに凄く背が高い!!)』
?『あ!もしかして、これじゃなかったかにぃー?』
P『あ、いや…これであってるよ…』
?『そなの?じゃあ、どぞー☆』スッ…
P『あ、ありがとう…えっと…』
?『んあ?』
?『あー!きらりのなまえー?』
106 = 101 :
P『きらり?』
きらり『うん!きらりは諸星きらりだよー☆』
きらり『きらりん☆にゃはっ♪』
P『……』
P『(なんだか凄い子だな…)』
きらり『あなたのお名前は、なんてーの?』
P『え、俺?』
きらり『そそっ♪』
P『俺は、モバプロだけど』
きらり『じゃあ、Pちゃんだにぃ♪』
P『ぴ、Pちゃん…?』
きらり『あー!もうすぐ授業始まっちゃゆー…』
きらり『そんじゃPちゃん、まったねぇ♪おっつおっつ☆』タッ…
P『……』
P『(プロだからPなのだろうか…?)』
107 = 101 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
P『(あー…腹減った…)』
P『(今日の昼飯はどうしようかな…)』
P『(イカ焼き…いや、から揚げ定食も捨てがたい…)』
P『…ん?』
P『……』クンクン…
P『(なんだかどこからともなく甘い良い香りが…)』
P『(この香りは…家庭科室からか?)』
P『……』
P『(くっ…足が勝手に…)』フラフラ…
108 = 101 :
ガラッ…
P『失礼しまーす…』
P『……』
P『(誰もいないのかな…?)』
P『あっ…』
P『(大きなケーキ…)』
P『(甘い香りの正体はコイツか…)』
P『……』ゴクリ…
P『……』キョロキョロ…
P『(ひ、一口だけ…)』ソー…
ガチャ…
?『…ん?』
?『あー!?勝手に食べちゃダメですよー!!』
P『わっ!?』
P『(しまった…準備室の方にいたのか…)』
109 = 101 :
P『ご、ごめんなさい!その…』
?『これはまだトッピングしていないんですからー!』
?『食べるのは完成してからですっ!!」
P『えっ…?』
?『どうしても食べたいのなら今度はちゃんと完成させておきますから…』
?『また今度来てください!』
?『今日はお預けですっ!』
P『あっ、はい…ごめんなさい…?』
?『じゃあ、また今度待ってますね♪』
?『うーん、トッピングはどうしようかなー…』
P『……』
P『(とりあえず邪魔しちゃ悪いし、今日は帰るとして…)』
P『(また今度来て良いのか…?)』
P『(随分と寛容的な子だったな…)』
P『(胸も大きかったし…)』
110 = 101 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ジリジリ…
P『あっちぃー…』
P『(この炎天下の中、休み時間にグラウンドに来てる俺はどうかしてるな…)』
P『(…さっさと教室に戻るか)』
女子1『今日の体育、ハードル走だってー…』
女子2『ありえないよねー…どうせならプールにしてよー…』
P『(あーあ…次の授業が体育の女子も、やる前からだれちゃってるよ…)」』
P『…ん?』
?『んしょ…んしょ…!』
P『……』
P『(あの子だけ、授業が始まる前からハードルを用意してる…)』
P『(真面目な子だな…)』
111 = 101 :
?『よいしょっ…!』ガシャン…!
?『ふぅ…』
?『……』トテテテ…!
P『(あっ、まだ運ばなきゃいけないのか)』
P『(他の女子は誰も用意しようとしてないのに…)』
P『(まさか全部一人で用意するつもりなのか?)』
P『……』
P『(…よし!)』ダッ…!
112 = 101 :
?『んしょっ…!』グッ…!
?『ちょっと重たいかなぁ…』
?『でも、あとはこれだけ運べば…』
P『そんないっぺんに運んだりしたら危ないよ』
?『…えっ?』
P『ほら、俺も手伝うよ』ヒョイ…
?『えっ…!?』
?『そ、そんな!悪いですよ!』
P『良いから、良いから』
P『女の子一人じゃ大変でしょ?』
P『それに二人でやった方が早いよ』
?『あ…』
?『……』
?『…ありがとうございますっ!』ニコッ
113 = 101 :
P『……よいしょ、と』ガシャン…!
?『あの!本当にありがとうございました!』
?『私、凄く助かりました♪』
P『いえいえ』
P『俺はヒマだったし、なんだか大変そうだったしさ』
?『それでも見ず知らずの私のことを手伝ってくれるなんて…』
?『優しい人なんですね♪』ニコッ
P『そ、そんな…』
P『(情けは人のためならず、とはよく言ったものだ…)』
P『(この子の笑顔だけで手伝った甲斐があるってもんだな)』
114 = 101 :
卯月『あの、私、島村卯月です!』
卯月『良かったらお名前教えてもらえませんか?』
P『あっ、俺モバプロ』
卯月『モバさん、本当にありがとうございました!』
卯月『またお会いしましょうね♪』
卯月『それでは!』タッ…!
P『あぁ、うん。また』
P『(島村さんか…)』
P『(明るくて笑顔の可愛い子だったな…)』
P『(これから仲良くなれたらいいなぁ…)』
P『……』
P『(って、やばい!授業始まる!戻らなきゃ!!)』
115 = 101 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キンコーンカーンコーン!
P『(今日もお勤めご苦労様っと…)』
P『(さて、帰るか…)』
李衣菜『おーい、おにいちゃーん!』
P『リーナ?2年の教室まで来てどうしたんだ?』
李衣菜『今日はもう帰るの?』
P『あぁ、そのつもりだけど』
李衣菜『じゃあ、一緒に帰ろう!』
P『そうだな、そうするか』
李衣菜『うん!』
116 = 101 :
李衣菜『…あっ!』
P『どうした?』
李衣菜『しまったぁ…教室に友達から借りたCD忘れてきちゃったよー…』
P『友達から借りた物を忘れるのはまずいな…』
李衣菜『お兄ちゃん、ちょっとダッシュで取ってくるから下駄箱出たとこで待ってて!』
P『はいはい』
李衣菜『ちゃんと待っててよねー!』ダッ…
P『(全く…そそっかしい奴だ…)』
P『(さてと、それじゃあ先に下駄箱まで行ってるか)』
117 :
成長したありすが二見さんぽくて胸が痛む
118 = 101 :
P『……』
P『(…遅い)』
P『(全く…リーナの奴め…)』
P『(廊下を走ってるところを先生に見つかって説教でもくらってるのか?)』
P『(なんにしても兄をこんだけ待たせるなんて、これはおしおきが必要だな)』
P『(来たらチョップの一発でもお見舞いしてやろう)』
李衣菜『おまたせー!』
P『(来たか…!)』
P『こらっ!遅いぞっ!!』ヒュン…
?『むえっ!?』ビシッ…!
P『…えっ?』
きらり『ご、ごめんにぃ…?』
P『……』
P『(なんという壮絶な人違い…!!!)』
119 = 101 :
きらり『うー…怒られちゃった…』
きらり『しゅーん…』
P『ご、ごめん、諸星さん!今のはその…!』
きらり『ごめんにぃ、Pちゃん…』
きらり『きらり、お約束忘れたにぃ…』
P『いや、約束もなにも俺が勝手に勘違いしただけで…』
李衣菜『ごめんごめん!廊下走ってるの先生に見つかっちゃって…』
李衣菜『…って、あれ?』
P『リーナ…』
きらり『……』
120 = 101 :
きらり『…Pちゃん!きらり、今度は遅れないようにすゆね!』
P『えっ?』
きらり『だからー…今度はきらりと一緒に帰ってね☆』
きらり『ばいばーい☆』ダッ…!
P『あっ、諸星さん…!』
P『(行ってしまった…)』
李衣菜『え、えっと…』
李衣菜『もしかして、私タイミング最悪だった…?』
P『いや、そういうわけじゃあないんだけどさ…』
P『…リーナ、とりあえずこっちこい』
李衣菜『?』トテトテ…
P『ていっ』ヒュッ…!
李衣菜『にゃっ!?』ベシッ!
P『(今度は一緒に…か)』
121 = 101 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
李衣菜『今日も1日、お疲れ様!』
李衣菜『これ、今日までのお兄ちゃんの好感度だよ!』
ありす デアイ きらり デアイ 卯月 デアイ リーナ お兄ちゃん大好き
李衣菜『それじゃあ、お兄ちゃんおやすみっ!』
P「学校が終わると自宅に戻って、そこで李衣菜が好感度を教えてくれて、それで1日が終わるのか」
P「これを見ると、愛梨とはまだ知り合いになっていない状態なんだな…」
P「李衣菜の「お兄ちゃん大好き」っていうのはゲームとなにか関係あるのか?」
122 = 101 :
2日目
P『さてと…今日の予定は…』
P「まずは休み時間1だな」
1.音楽室 まゆ
2.自分の教室 ありす
3.花壇 凛
4.校舎裏 みく
>>124
126 = 101 :
P「休み時間1は花壇…と」
P「休み時間2はどうしよう?」
1.音楽室 まゆ
2.体育館 早苗
3.渡り廊下 卯月
4.自分の教室 ありす
>>128
129 = 101 :
P「休み時間2は教室…」
P「昼休みはどうする?」
1.家庭科室 愛梨
2.食堂 奈緒
3.校舎裏 みく
4.屋上 李衣菜
>>131
133 = 101 :
P「昼休みは校舎裏…」
P「次は休み時間3だな」
1.音楽室 まゆ
2.体育館 早苗
3.渡り廊下 卯月
4.保健室 みく
>>135
136 = 101 :
P「休み時間3は音楽室…」
P「最後に放課後を選んで決定だな」
1.渡り廊下 奈緒
2.図書室 ありす
3.下駄箱 きらり
4.帰り道 凛
>>138
140 = 101 :
ここで中断します
行動安価ですがイベントの関係上、このやり方を続けていこうと思っています
ご了承ください
また後日に今回の安価分を更新します
141 = 124 :
ありす押しだな
142 :
まゆ取ってくれた人GJ
143 :
まゆはヤメレ
144 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
P『(おや、花壇に新しい花が咲いてるぞ)』
P『(うちの学校の園芸部は活動が活発って聞くから、花壇は年中見てても飽きないな)』
P『(しかし、これは見た目がイチゴみたいな花だな…)』
P『なんて名前の花だろう?』
?『それはね、キバナセンニチコウって言うんだよっ!』
P『えっ?』
?『イチゴに似てるからストロベリーフィールドって呼ばれたりもするんだっ』ニコッ
P『えっと…』
P『(誰だろう…また随分とフレンドリーな…)』
?『あっ、一人で喋っててごめんね!』
145 = 144 :
?『私、園芸部の部長なんだ』
?『だから君がストロベリーフィールドをじーっと眺めてたから気になっちゃって…』
?『ごめんね?』
P『あっ、いえいえ…』
P『(園芸部の部長さんか…)』
P『(なんだかこの人そのものが花そのものって感じの人だな…)』
P『(笑顔も可愛いし……っていうか、常に笑顔?)』
夕美『私、3年の相葉夕美です』
夕美『良かったら君の名前も教えてくれるかなっ?』
P『あっ、2-Aのモバプロです』
夕美『モバくん、よろしくね!』
P『こちらこそ』
146 = 144 :
夕美『2-Aってことは凛ちゃんと同じクラスなんだね!』
P『凛ちゃん?』
夕美『うん、渋谷凛ちゃん。あれ?違った?』
P『あぁ、はい。渋谷さんですね』
P『確かに同じクラスですけど、先輩は渋谷さんのこと知ってるんですか?』
夕美『知ってるも何も凛ちゃんは園芸部の部員だよ!』
P『あっ、そうなんだ…』
夕美『だから良かったら今度一緒に園芸部に遊びに来て?』
夕美『なんだったら今この場で入部も認めちゃうよ!』
P『あはは…流石に今この場では…』
夕美『うーん…残念っ』
夕美『でも、待ってるからね?いつでも遊びに来てね!』
夕美『それじゃあ、またね!』ダッ…
P『(相葉先輩…可愛い人だったな…)』
P『(しかし、渋谷さんか…)』
P『(同じクラスとはいえ、ちゃんと話したことって無いんだよな…)』
P「これは凛はまだ登場していない扱いになるのか?」
P「しかし、夕美は説明書に載っていないのに普通に出てきたな…」
P「隠しキャラなのか?」
147 = 144 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ありす『……』ペラッ…
P『……』
P『(橘さん…)』
P『(この間は、宿題を教えてもらおうとして失敗したんだよな…)』
P『(でも、それは俺が全く手をつけていなかった状態のことで…)』
P『(もしも、俺がちゃんと考えた上でわからないって状態なら…)』
P『(もしかしたら…)』
P『……』
P『(…よしっ!)』
P『…橘さん、ちょっといいかな?』
ありす『…?』
148 = 144 :
ありす『何か?』
女子1『…モバくん、また橘に話しかけてる』ヒソヒソ…
女子2『…イヤミ言われるだけなのに』ヒソヒソ…
P『……』
P『えっとさ…』
P『今度一緒に図書館でテスト勉強しない?』
ありす『…テスト勉強?』
P『うん、ほらテストも近いしさ』
ありす『テストのヤマを私に頼っても仕方ないと思うけど?』
P『いや、橘さんに頼るとかじゃなくてさ、俺は普通に一緒に勉強したいだけなんだ』
P『でも、どうしてもわからないところがあった時は教えてくれたら嬉しい』
ありす『……』
149 = 144 :
ありす『…私は別に勉強は得意だし、一人でも大丈夫だから』
P『……』
女子1『あーあ…やっぱり…』
女子2『しかも勉強は出来るアピールだけはしちゃうとか…』
ありす『ただ、時間の無駄にならない程度なら教えてあげても良いから』
P『えっ?』
ありす『私の復習も兼ねてね』
ありす『でも最初から最後までっていうのはお断り』
P『橘さん…』
ありす『…私、テスト前の放課後は図書室によくいるから』
P『…!』
P『ありがとう、橘さん!』
P『(よし!約束が出来たってわけじゃないけど一歩前進したぞ!)』
150 = 144 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
P『(今日の昼飯はどうしよう…)』
P『……』
P『(購買でパンで良いかな…)』
チリンチリン…
P『んっ?』
猫『なー』
P『おっ?どうした、お前?』
P『迷い猫か?ちっちっち…』
猫『なー』ダッ…!
P『あっ…!』
P『……』
P『(なんかフラれたみたいでイヤだ!)』
P『待てー!』ダッ…!
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