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    元スレモバP「トゥルーシンデレラストーリー」

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    851 = 848 :

    P『うん、良いよ』

    P『一緒に見よう』

    ありす『…ありがとう』

    ありす『ふふ、やっぱりあなたは優しい』

    P『えっ?』

    ありす『理由も聞かず、嫌な顔一つせず了承してくれて…』

    ありす『私も…これからはあなたのために優しくなれたら良いなって思う…』

    P『橘さん…』

    ありす『モバくんも困ったことや相談ごとがあったらなんでも言って?』

    ありす『私はお友達として、あなたと対等な関係でいたいから…』

    P『……』

    P『大丈夫だよ』

    ありす『えっ?』

    852 = 848 :

    P『対等な関係とか、難しいこと考えなくても…』

    P『俺たちが良い関係なのは変わりないよ』

    ありす『モバくん…』

    ありす『…うんっ。そうだといいな…』

    ありす『えへへ…なんだか照れちゃう…』

    ありす『でも、嬉しい…』

    ありす『…あなたとこうしてずっと隣の席でいられたら良いのに』

    ありす『そして来年も同じクラスで、たくさんお話して…』

    ありす『ふふ、考えるだけで楽しいな…』

    P『……』

    P『(自意識過剰なのかもしれないけど…)』

    P『(橘さんは俺がいるから、今を楽しいって思ってくれている…)』

    P『(だからこそ、俺がいなくなった時のことを考えると…)』

    ありす『…モバくん?』

    P『…あ、あぁ、いや。なんでもないよ』

    P『机、寄せるね?』

    ありす『あっ、ええ』

    P『(…やっぱり今のままじゃ、いけないよな)』

    853 :

    来たか
    もうありすルートだけでいい気がしてきたけど期待

    854 = 848 :

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    P『(転校まで、もうあまり時間が無いよなぁ…)』

    P『(この数週間で、色んな女の子と知り合えたけど…)』

    P『(俺が転校することを知ってるのって、まだ菜々先生だけなんだよな…)』

    P『(転校することを打ち明けるべき子…)』

    P『(…うん。いるよな)』

    P『(けれど、仲良くなれたからこそ、そう簡単には…)』

    P『(って、言い訳だよな…)』

    李衣菜『なに、1年の教室前で悩んでんの?』

    P『…おお、りーな』

    李衣菜『おお、りーな…じゃないって!』

    李衣菜『上級生が1年の教室前で立ちすくんでんの、カッコ悪いよ!ロックじゃない!』

    P『いや、別に意識して1年の教室前にいたわけじゃ…って、まぁ、確かに変な奴に見られるか』

    855 = 848 :

    李衣菜『でも、どうしたの?悩みなら聞くよ?』

    P『ははっ、ありがとな』

    P『でも、お兄ちゃんは大丈夫だ』ナデナデ

    李衣菜『わっ…?もぅ…恥ずかしいからやめてよー』

    P『おっと、すまん』

    李衣菜『いや、言われたからすぐやめるのもロックじゃないなー』

    P『難しいな』

    P『…なぁ、りーな?』

    李衣菜『ん?』

    P『…お前は転校することを友達には言ったか?』

    李衣菜『言ったよ?』

    P『え…』

    856 = 848 :

    P『また、随分あっさりと…』

    P『その…躊躇ったりはしなかったのか?』

    李衣菜『もちろんしたよ?』

    李衣菜『友達の悲しい顔は見たくないし、もしかしたら私が転校することをなんとも思われないんじゃとも考えたけど…』

    李衣菜『でも、いずれわかることなんだから早めに言った方がスッキリするじゃん』

    P『それは…確かに…』

    李衣菜『まぁ、あとはタイミングかな?』

    P『タイミング?』

    李衣菜『うん。やっぱここぞって場面でビシっ!と言った方がロックでカッコいいじゃない!』

    P『…!』

    P『(ここぞって場面…か…)』

    P『…なぁ、李衣菜』

    李衣菜『うん?』

    P『お前、もしかしたらロックしてるかもな』ナデナデ

    李衣菜『わわっ?だから、教室前で撫でないでよー』

    857 = 848 :

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    P『(さてと、昼飯の時間だ)』

    P『(今日の食堂のメニューはなんだろうな…)』

    ありす『待って、モバくん』

    P『ん?どうしたの、橘さん』

    ありす『これからお昼ご飯?』

    P『うん、そのつもりだよ』

    ありす『それじゃあ…一緒に食べない?』

    P『あ、うん。俺で良ければ』

    ありす『ふふ、良かった』

    P『じゃあ、俺購買でパン買ってくるからちょっと待ってて?』

    ありす『あっ、待って』

    P『?』

    858 = 848 :

    ありす『あなたのことだから、そう言うと思ってた』

    P『まぁ、パン買わないと昼飯が無いからね』

    ありす『……』

    P『……』

    ありす『…察しが悪い』

    P『…え?』

    P『も、もしかして…』

    ありす『もしかして……だけど、期待されたら困るわ』

    P『……』

    P『…おっしゃあ!!』

    ありす『だ、だから!そんなに喜ばれても困るのっ…!』

    P『でも、だってそういうことでしょ?』

    ありす『そ、そうだけどっ…』

    ありす『もう…』

    859 = 848 :

    P『じゃあ、せっかくだから外で食べようか?』

    P『今日は風が気持ち良いし、屋上で食べると美味しいと思うよ』

    ありす『屋上…良いわね』

    ありす『ふふっ』

    ありす『お弁当を持って外に出るなんて、なんだかピクニックみたい』

    P『ピクニックかぁ、良い響きだなぁ』

    P『いつか本当に行けたら良いね』

    ありす『そうね』

    ありす『お弁当…』

    ありす『それに携帯ゲーム機に本も持っていって…』

    P『自然に囲まれて本を読む…ってのは素敵だな』

    ありす『ええ』

    ありす『…って、ここでお話ししてても仕方ないわね』

    ありす『お話しの続きは屋上でしましょう?』

    P『あ、うん。そうだね』

    860 = 848 :

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    ありす『風が…気持ち良い』

    ありす『それに思ったよりも人はいないのね』

    ありす『静かで良いわ』

    P『天気も良いし絶好のお弁当日和だね』

    ありす『…さっきも言ったけど、本当に期待しないで?』

    P『でも、橘さんが用意してくれたんだって思うと…』

    ありす『確かに用意はしたのだけれど…』

    ありす『…はい、これはあなたの分のお弁当』スッ…

    P『おおっ!ありがとうっ!!』

    P『(高校生活も半ばを迎え…まさか女の子の手作り弁当を食べられる日が来るとは…!)』

    P『あ、開けても良いかな?』

    ありす『…どうぞ』

    861 = 848 :

    P『それじゃあ…』

    P『(橘さん自信無さげだったけど、料理はあまり得意じゃないのかな?)』

    P『(でも、どんな味であれ橘さんが作ってくれたってことが大切なんだ)』

    P『(俺の為に作ってくれた、弁当…美味しく食べさせてもらおう)』パカッ…

    P『…おおっ!?』

    P『随分凝ってるお弁当だね!凄い美味しそうじゃん!』

    P『ご飯に、ハンバーグ、卵焼き、ひじきのサラダ…』

    P『あっ、デザートはやっぱりイチゴなんだね』

    ありす『……』

    P『これなら全然謙遜する必要も…』

    ありす『…今度は失敗しないようにするから』

    P『えっ?』

    862 = 848 :

    P『失敗って…』

    P『(やっぱり味に自信が無いのかな…?)』

    P『…食べてみても良い?』

    ありす『…ええ』

    P『それじゃあ…いただきます』

    P『(まずはハンバーグから…)』

    P『あむっ…』モグモグ…

    P『(…美味しい)』

    P『凄く美味しいよ、橘さん?』

    ありす『…そう』

    ありす『お母さんも喜ぶわ』

    P『やっぱり謙遜する必要なんて…』

    P『……』

    P『…お母さん?』

    863 = 848 :

    ありす『ごめんなさいっ…』

    ありす『あの…今度は、ちゃんと最後まで…』

    P『…えーと、つまり?』

    ありす『その…ほとんどお母さんに手伝ってもらって…』

    ありす『私…ご飯とイチゴを敷き詰めただけで…』

    P『…期待しないでってそういうことだったんだ』

    ありす『…ええ』

    P『そっか…』

    P『でも、それでも嬉しいよ』

    ありす『えっ?』

    P『俺の為に用意してくれようとしたって気持ちだけで俺は十分嬉しいよ』

    P『ありがとね、橘さん』

    ありす『モバくん…』

    ありす『…うんっ。こちらこそありがとう』

    ありす『私、あなたの為に今度は一人で頑張ってみせるから…』

    ありす『その時まで、待ってて?』

    P『うん、楽しみにしてるよ』

    P『(こうして、橘さんと一緒に屋上で昼食を食べた)』

    864 = 848 :

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    菜々『ウサミン、ウサミン、グルコサミン♪』

    P『……』

    P『(トイレに行こうとして廊下に出たら、担任がふしぎな歌をうたっていた…)』

    菜々『あれ、モバくん?どこに行くんです?』

    菜々『もうすぐ授業が始まっちゃいますよぉ?』

    菜々『…はっ!?もしかしてサボり!?』

    菜々『ダメです、モバくん!ナナ、自分の生徒にサボりなんてさせたくありませんっ!』

    菜々『モバくんはナナの自慢の生徒なんですからっ!!』

    P『…いや、俺はトイレに』

    菜々『ふぇ?お手洗い?』

    865 :

    ありす狙うのなら手伝うかな

    866 = 848 :

    菜々『あ、あははー♪ご、ごめんなさいっ!』

    菜々『そうですよねぇ♪モバくんがサボったりなんかしたりしませんもんねっ♪』

    菜々『それにサボったりなんかされたりしたら、ウサミンは寂しくて死んじゃうっ…』

    P『ウサギは寂しいと死ぬってホントなんですか?』

    菜々『あっ、それはガセですよぉ』

    P『えっ、ガセなんですか?』

    菜々『でも、コミュニケーション不足で生きる活力を失って食欲が落ちて病気になっちゃうことはあります』

    菜々『人間も動物も、みんなコミュニケーションをしながら生きているんです』

    P『…なるほど』

    P『(確かに俺もここ最近、色んな人と話すようになって毎日が楽しいって思うようにはなったな…)』

    菜々『えへっ♪モバくん、お友達やナナとは仲良くねっ♪』

    P『はい、そうします』

    菜々『キャハっ♪良いお返事ですっ♪』

    P『あっ、すいません。トイレ行ってきます』

    菜々『あっ、どうぞどうぞ』

    867 = 848 :

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    P『(トイレ、トイレっと…)』

    まゆ『…プロさん』

    P『…佐久間さん?』

    P『どうかしたの?』

    まゆ『うふ…』

    まゆ『ねぇ、プロさん?』

    まゆ『他の子とお話し…楽しい?』

    P『えっ…?』

    まゆ『…まゆを置いていったりしないでね』

    まゆ『またね♪』タッ…

    P『……』

    P『(な、なんだったんだ…?)』

    868 = 848 :

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    P『(さてと、放課後だ)』

    P『(今日はどうしようかな?)』

    ありす『モバくん』

    P『橘さん』

    ありす『今日は何か予定があるの?』

    P『予定?いや、特には』

    ありす『それじゃあ、一緒に帰りましょう?…ねっ?』

    P『…!』

    P『……』

    P『そうだね、一緒に帰ろうか』

    ありす『…!』

    ありす『…ええ』ニコッ

    P『……』

    869 = 848 :

    P『(今のままじゃ、いけないとは思っていても…)』

    P『(俺が今、橘さんと一緒にいることを放棄するわけにもいかない…)』

    P『(けど、俺がいなくなった時のことを考えれば、橘さんと周りが和解している方が良いに決まってる…)』

    P『(とは言っても、橘さん自身は現時点じゃ俺以外に歩み寄る気も無いだろうし大きなお節介にしか思ってくれないだろう…)』

    P『(きっと、周りも…)』

    P『……』

    P『(…いや、でも)』

    P『(周りがみんな、橘さんのことを快く思っていないとは限らないんじゃないか?)』

    P『(そうだ。考えてみれば、そういう人物もいないわけじゃない)』

    P『(橘さんがその人物と仲良くなって、そのまま周りにも少しずつ溶け込めるようになれたら…)』

    ありす『……』

    ありす『モバくん…』

    P『え?』

    870 = 848 :

    ありす『いきなり黙り込んでしまって、どうしたの?』

    ありす『私と一緒に帰るの…嫌だった?』

    P『えっ!?』

    P『いやいや、そんなことないよっ!』

    P『もうテストも近いから、ちょっと不安になってただけで…』

    ありす『そう?それなら良いのだけれど…』

    ありす『だったら、今日は図書室に寄ってから帰る?』

    ありす『わからない部分があるなら、私が出来る範囲で教えてあげる』

    P『(図書室でテスト勉強か…そういえば最近疎かにしてたな…)』

    P『(どうしよう?)』

    1.図書室で勉強してから帰る
    2.このまま帰る
    3.図書館に寄って帰る

    >>872

    873 = 848 :

    イベント分岐のため、ここで中断します

    以前2週目は考えてると言いましたが、キャラと舞台は変えてという形を考えていたので2作目という言い方の方が正しかったですね
    ただし今回の攻略キャラ、未攻略キャラ共に安価OKの形を取ろうと思っているので、この物語が無事に終わったその時は是非ご参加していただけたらと思います

    次回はイベント更新と1日の予定安価なので遅くても月曜日には更新します

    875 :

    おつおつ

    ままゆこわいよぉ

    876 :

    一回も取られなかったキャラは次回に持越しってことでいいんじゃないか?
    事実上の未登場なわけだし

    877 :

    転校する前に彼女を作るとか普通に屑くて胃が痛い

    878 :

    ときめもだとこれ爆弾コースだよな
    大丈夫かね

    879 :

    ブッキングとか避けるためにありすスナイパーがありす以外でも頑張ったりしちゃうのか?

    880 :

    P『なら、お言葉に甘えて少し勉強を見てもらおうかな』

    ありす『うん。わかったわ』

    ありす『一緒に頑張りましょう』

    P『うん、ありがとう』

    ありす『それじゃあ、早速図書室に行きましょうか?』

    P『あっ、良かったらでいいんだけど今日は市民図書館で勉強しても良いかな?』

    ありす『市民図書館?』

    P『うん。ついでに前にそこで借りた本の返却、しておきたいなと思って』

    ありす『そうなの。私は構わないわよ』

    P『良かった』

    P『じゃあ、行こうか?』

    ありす『うん』

    881 = 880 :

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    ありす『…市民図書館と言えば』

    P『ん?どうかしたの?』

    ありす『以前、あなたが綺麗な女の人をナンパしていたことを思い出したわ』

    P『うぇっ!?』

    ありす『……』じーっ…

    P『い、いや…だからそれは誤解で…』

    ありす『…私の目を見て、言える?』

    P『も、もちろんっ』

    P『あの時はホントに本を拾ってあげただけだよ』ジッ…

    ありす『……』じーっ…

    P『……』ジッ…

    ありす『……そんなに見ないで』ぷいっ…

    P『…えっ?』

    ありす『……照れちゃうから』モジモジ…

    P『……』

    P『(…可愛いんだけど、どうしろと)』

    882 = 880 :

    ありす『…ホントにあの女の人とは、それだけなの?』

    P『うん。名前すら知らないし』

    ありす『…そっか』

    P『…橘さん?』

    ありす『なに?』

    P『やっぱり、あの時俺があの女の人と話をしてたこと怒ってた?』

    ありす『……』

    ありす『…怒ってた』

    P『…!』

    P『(やっぱり、やきもちを妬いてくれてたのか?)』

    ありす『図書館へ行くなら、私を誘って欲しかったから』

    P『えっ?』

    883 = 880 :

    ありす『それなのに、あなたは知らない女の人とお話しをしてた』

    ありす『今こうして、あなたの前では素直になろうと決めたからちゃんと言えるけど…』

    ありす『……ううん、上手くは言えないんだけど』

    ありす『自分自身どうして怒ってたのかもわからないし…』

    ありす『…だけど、イヤだったの』

    ありす『すごく、イヤな気持ちになったの』

    ありす『私の知らない誰かとお話ししてる、あなたがなんだか遠く見えて…』

    ありす『私はあなたにとって、友達の中の一人でしかないのかなって思っちゃって…』

    P『橘さん…』

    ありす『…ごめんなさい。やっぱり変なこと言っちゃってる、私』

    P『…いや、そんなことないよ』

    ありす『えっ?』

    884 = 880 :

    P『その…俺も友達多い方じゃ無いんだけどさ』

    P『俺が友達だと思っていても、向こうはそうは思ってくれていなんじゃないかって不安になる時があるんだ』

    ありす『……』

    P『きっと俺もその時の橘さんの立場だったら、橘さんみたいにイヤな気持ちになってたと思う』

    P『俺は橘さんにとって友達の中の一人でしかないのかなってさ』

    ありす『…あなたにそんな想いは抱いてほしくない』

    ありす『モバくんは私の大切な、友達よ』

    P『ありがとう。俺にとっても橘さんは大切な友達だよ』

    P『だから、不安にさせるような想いをさせてごめんね?』

    ありす『あ…』

    ありす『……』

    885 = 880 :

    ありす『…ううん』

    ありす『いいの』

    ありす『今はこうして、誘ってくれて…』

    ありす『一緒に、いるから』

    ありす『えへへ…』

    P『(…ホントにやきもちを妬いててくれたんだな)』

    P『(橘さんには悪いけど、ちょっと感激…)』

    P『(でも、そうだよな)』

    P『(俺と橘さんは友達になって日が浅いし、橘さん自身、高校での友達はいなかったわけだし…)』

    P『(些細なことで不安な気持ちになったりだってするよな)』

    P『(けど、そういう些細な不安を解消することで…)』

    P『(些細なことでも嬉しくなったり、喜んだりも出来るんだろうな)』

    ありす『……』

    ありす『ねぇ…』

    P『ん?』

    886 = 880 :

    ありす『……』ギュッ…

    P『えっ…』

    ありす『…些細なことで不安になって』

    ありす『だけど、些細なことで嬉しくなったりして…』

    ありす『その…友達って、そういうことなのかしら…』

    P『……』

    P『うん。そういうことだと思うよ』ギュッ…

    ありす『あっ…』

    ありす『…うん』

    ありす『私、今…凄く嬉しい…』

    P『(橘さんが小さく繋いできた、その手を俺は握り返した)』

    P『(橘さんもそれに応えて、また握り返してくれる)』

    P『(きっと俺も橘さんも今、同じ気持ちを抱いているんだろう…)』

    887 = 880 :

    P『(この気持ちが恋愛感情なのかは、正直のところわからない)』

    P『(必要以上に鼓動が高鳴ることで恋愛感情と勘違いっていうのは、よくある話らしいし)』

    P『(けど、これだけはハッキリしてる)』

    P『(俺にとって橘さんはただの友達では無く…)』

    P『(友達以上の存在なんだってことが…)』

    ありす『…モバくん』

    P『橘さん…』

    ありす『行きましょう…?』

    P『…うん』

    P『そうだね』

    ありす『ふふっ』ニコッ

    P『(こうして橘さんと手を繋いで図書館へ行った)』

    P『(図書館では約束通り、橘さんに勉強を教えてもらっていたんだけど…)』

    P『(橘さんを意識し過ぎて内容はあまり入ってこなかった…)』

    888 = 880 :

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    ありす『今日も、ありがとう。家まで一緒にいてくれて』

    P『いや、こちらこそ図書館まで付き合ってくれてありがとう』

    P『また明日、学校で』

    ありす『…うんっ』

    P『それじゃあ、俺はこれで…』スッ…

    ありす『あっ、モバくんっ…』

    P『ん?』

    ありす『あの…その…』

    ありす『……』

    ありす『おやすみなさい…えへへ…』ニコッ

    P『うん。おやすみ、橘さん』

    889 = 880 :

    P『……』

    P『(くぅ~っ!可愛いな、橘さんっ!)』

    P『(また明日会うのが待ち遠しい!!)』

    P『(しかし橘さんの反応に浮かれてて何か忘れてる気が…)』

    P『……』

    P『…あっ』

    P『(図書館に本を返却するの忘れてた!!)』

    P『(本を返却する為に、わざわざ市民図書館にまで足を運んだのに浮かれすぎだろ俺…)』

    P『(今の時間だと、もう閉まってるかな…)』

    P『(いやでも、確か外に返却ポストがあった気がするな)』

    P『(返却期限はまだあるけど、覚えてるうちにもう一度今から返しに行くか)』

    890 = 880 :

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    P『(…やっぱりもう閉まってたか)』

    P『(えーと、返却ポストは…)』

    P『(おっ、あったあった…)』ガコン…

    P『(さてと、だいぶ遅くなっちゃったし早く帰るかな…)』クルッ…

    『……』

    P『……』

    P『…わっ!?』

    『きゃっ…!?』

    P『(び、びっくりした…)』

    P『(後ろを振り向いたら、いきなり前髪で目が隠れてる女の人が…)』

    P『(って、あれ…?)』

    『……すみません』

    891 = 880 :

    P『(この人、どこかで…)』

    『…本を返却ポストに、入れようと』

    P『あ、ご、ごめんなさい。邪魔でしたね』スッ…

    『…いえ、すみません』

    『……』ガコン…

    P『……』

    P『あっ…』

    P『(この人、前に図書館内でぶつかった女の人…)』

    『……』

    『…あの』

    P『えっ?』

    P『は、はい?』

    892 = 880 :

    『……』

    『…この前は、ご迷惑をおかけして…申し訳ありませんでした』ペコリ…

    『…失礼します』タッ…

    P『……』

    P『(向こうも俺のこと覚えてたみたいだな…)』

    P『(けど今回も俺と目を合わせようとしなかったあたり、やっぱり人見知りなんだろうな)』

    P『(それに閉館後に本の返却をしに来てるあたり、人と会うのを極力避けてるのかもしれない)』

    P『(綺麗だけど、ちょっと影のある人だな…)』

    P『(…なんだか気になるぞ)』

    P『……』

    P『(って言っても、余程のことがない限りもう会うことも無いか)』

    P『(仮に偶然会って話すにしても橘さんに悪い気がするし…)』

    P『(この前のことや今日のことはもう忘れよう)』

    893 = 880 :

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    李衣菜『今日も1日、お疲れ様!』

    李衣菜『これ、今日までのお兄ちゃんの好感度だよ!』

    ありす アコガレ きらり シリアイ 卯月 ナカヨシ みく シリアイ まゆ ナカヨシ 早苗 シリアイ 愛梨 デアイ 凛 シリアイ リーナ お兄ちゃん大好き

    李衣菜『それじゃあ、お兄ちゃんおやすみ!』

    894 = 880 :

    18日目

    P『さてと、今日の予定は…』


    P「よし。今日も1日の予定を決めてセーブするか」

    P「休み時間1はどうする?」

    1.自分の教室 ありす
    2.渡り廊下 奈緒
    3.2年教室前 まゆ
    4.校舎裏 みく

    >>896

    897 = 880 :

    P「休み時間1は自分の教室…」

    P「休み時間2はどうしよう?」

    1.渡り廊下 奈緒
    2.自分の教室 凛
    3.2年教室前 早苗
    4.3年教室前 夕美

    >>899

    900 = 880 :

    P「渡り廊下だな」

    P「次は昼休みか」

    1.中庭 きらり
    2.中庭 早苗
    3.中庭 ありす
    4.食堂 卯月

    >>902


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