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    元スレP「その後のお話」

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    51 = 10 :





    モバP「こちらに掛けてお待ちになってくださいッ」

    「ああ、分かりましたー。」


    (……そういや、さっきの声。どこかで聞いたことあるような無いような。)

    (社長さんだったか?口調もなんか似てたし……。いや、まさかな。)

    (つーかここ社長室って言ってたよな?社長より先に席に座ってていいのか?)

    (……いかん。ツッコミどころしかない。どうしてこうなった。)



    ちひろ「こっちですよ、社長。キリキリ歩いてください。」

    「ううむ……千川君、社長より先に客人を社長室に上げるっていうのはどうなのかね。」

    ちひろ「社長がスカウトなりなんなりで遅いから悪いんですよ。ほら、早く面接しちゃってください。」

    「むう。モバP君やちひろ君が言うのだから才能については間違いないんだろうが……。」


    (来たか。……あ、今気付いた。今の俺ジャージじゃねぇか!)

    (ミスったな……。これじゃ雇ってくれって言える立場じゃないぞ。面接にジャージってどうなんだ……)

    (いや、俺は悪くねぇ。こんなの予想出来たらエスパーだっての。)


    「あー、んんっ、それじゃあ入るぞ。」

    ちひろ「じゃあも何も、社長さんの部屋じゃないですか。早く入ってください。」

    「まったく……。失礼するよ。」


    「ああ、はい。……ああ、やっぱりか。そんな予感はしてましたよ。」




    「…………元765プロ社長。」

    社長「」

    52 = 10 :




    社長「な、なんでP君がここにいるんだね!?」

    「そりゃあ、俺がここに雇ってもらえるってことになってるからじゃないでしょうか?」

    社長「う、ううむ……。確かにその通りなのだが……。」

    「というか、何やってるんですか社長。なんでわざわざ765プロ解散させて新しいプロダクションなんて……。」

    社長「ああ、うむ。それだがね。」

    社長「どうも、私はこの仕事をやめられないらしくてな。765プロが解散を完了させてから、3か月ぐらいでもう一回同じ仕事をしたくなったのだよ。」

    「本当に何やってるんですかあなた。」

    社長「まあ、さすがにもう一度765プロを作るのは気が引けるし、何より許さないだろうと思ってな。」

    「誰がです?」

    社長「律子君だよキミィ。」

    「……すごく、賢明だと思います。」

    53 = 10 :




    社長「まあつまり、私がやりたくなったから始めたと。理由の半分はそれだ。」

    「と、言うと。もう半分は?」

    社長「……確かに765プロは、君や律子君、音無君やアイドルのみんなのおかげで、アイドル業界ではトップになった。」

    社長「そして765プロを解散すると、すぐに律子君が新生765プロなるものを作ったじゃないか。」

    「……つまり?」

    社長「今を時めくアイドルに、無名から這い上がったアイドルたちがどれだけ立ち向かえるか。その可能性を信じたくてね。」

    「……で、シンデレラガールに選ばれたのが渋谷さんたちだ、と?」

    社長「そういうことだよ、キミ。」

    社長「もともと、私の手腕のせいもあって君が入ってくるまで765プロも無名だったんだ。昔出来たことがどうして今できないことがあろう?」

    「……モバP君に、期待しているんですね。」

    社長「もちろんだよ。今はまだ青いが、将来はあるいは君を超えるかもしれんぞ?」

    「ほう。それは楽しみですね。」

    54 = 10 :



    ――――――

    ――――

    ――


    社長「む、結構時間が……ああ、そうか。面接だったね。もちろん、君は採用させてもらうよ。事務員、だったかな。君は事務もよくできたし、大歓迎だよ。」

    「はぁ、ありがとうございます。」


    (結局、30分ばかり昔話に浸ってしまった。)


    社長「………それはそうと、キミィ。ちひろ君から聞いたよ。今、ニートだそうじゃないか。」

    「うぐ。」

    社長「私が言うのは何だが、働かないのは良くないぞ?君ほどの有能な人材が、雑踏に紛れてしまうのはもったいないことだ。」

    「……本当に、社長が言えたことではないと思いますけどね。」

    社長「うぐ。」

    56 :

    個人的に765プロ13人全員がSランクってのはありえない気がする
    Aでトップアイドル
    Sは更にその上だからな…日本中のアイドルファンの9割位765プロのファンって感じになってそうだ

    春香 正統派、王道アイドル代表格でS
    千早 歌手としての実力込でS
    美希 流行の最先端、時代を牽引するカリスマとしてS
    律子 元Sランクアイドル現竜宮P、時折765プロ主催のLiveで竜宮メンバーとして活動

    って感じでしか並べそうにない気が…
    後はフェアリーと竜宮がユニットとしてSランクって感じか

    まぁアイドルファンと言うくくり関係無しなら別か…

    57 :

    そんな無粋な想像してる暇あったら黙って読んでろ

    58 = 10 :




    社長「今まで働いていなかった理由はあるのかね?」

    「どうなんでしょう。すべてに対するやる気が無くなったってやつですか。燃え尽き症候群ってやつですね。」

    社長「……やっぱり理由は?」

    「そりゃ、765プロ解散一択で。」

    社長「う、ううむ……。」

    「……でもまあ、また社長の下で働くことができるってなったら、少しばかり働く気にもなるってもんです。」

    社長「では、正式に採用、ということだな。ちひろ君!」


    ガチャ


    ちひろ「お呼びで?」

    社長「必要ないだろうが、一応彼にうちの施設を案内してやってくれ。モバP君は出払っただろう?」

    ちひろ「ええ。女の子たちもみんな出払いましたよ。Pさんに教えてもらったところを確認するんだとか。」

    社長「みんながみんな熱心なことだ……。ではP君、ちひろ君について行ってくれたまえ。」

    「社長はどうなさるので?」

    社長「もちろん、スカウトだよ!」

    「……ですよね。分かりました。行ってらっしゃい。」

    社長「うむ。では、後を頼んだよ!」

    59 = 10 :




    (そんなこんなで、俺は再び芸能界に身を投じることとなった。事務員として、だが。)

    (社長曰く、「目標は765プロと並び立ち、そして勝つ」こと。)

    (随分と、遠大な野望だとは思う。)

    (でもまあ、それを大言壮語ととられないのが、一重に彼の憎めないところと言うかなんというか。)

    (……再び、無名のプロの中で。今度は765プロではなくSGプロという場所で、俺の日常は始まる。)

    60 :

    >>56
    創作の話に何を言ってるんだ
    そんなの言い出したらキリがないぞ

    もっと気楽に読めよ

    61 = 10 :



    OP的なものは終了です。遅筆&知識不足について深くお詫びさせていただきます。


    ここからは安価で分岐。どれか一つだけやるわけではなく、やる順番が変わるだけだと思ってください。


    √1:今いるメンバーでのぐだぐだレッスン&会話。主にPとちひろの会話がメインとなります。

    √2:Pと現・旧765プロアイドルとの会話。会話順はそれも安価で取るかも。

    √3:アイドル新規参入、アイドルだけの絡み。参入アイドルは安価で決定予定。
      (CuとPaは新規参加メンバー決定済み。安価取るのはCoキャラ)

    √4:新生765プロ×SGプロの絡み。飲み会(お酒は無し)のパーティになるかも。


    安価は>>63にでも。

    √2を選ぶ場合は会話させたい765キャラ、√3を選ぶ場合は参入させたいCoキャラを一人添えて書き込んでくださいませ。

    62 :

    2 加蓮

    63 :

    2のいおりん

    65 = 10 :

    >>63さんの言に従って、Pと伊織との会話を投稿します。

    この形式は後3~4人で切り上げて、さっさと次の安価に移りたいと思います。

    思い出したころにまた765プロとの会話の安価をとって全員分(音無含む)は補完するつもりですので、長い目で見てやってください。

    67 = 10 :




    ――――日曜日、午後。

    「いらっしゃいませ!おひとり様でしょうか?」

    P「や、待ち合わせをしてるはずなんだが……」


    伊織「あ、やっと来たわね。こっちよ、こっち。」

    P「あ、いたいた。すいません、ホット一つ。」


    カシコマリマシター


    伊織「……で?あんたの血の滲むような就活談、たっぷり聞かせてもらおうじゃないの。」

    P「そんな大げさな話でもないんだがな……。まあいいや。どんどん質問かかってこい!」

    伊織「まず一つ目。何の仕事?」

    P「アイドルプロダクション。事務員だよ。」

    伊織「……へぇ、あんたならもう一回プロデューサーでもやるかと思ってたけど。」

    P「既存のプロダクションに参入した形だからな。俺より若くて暑いプロデューサーもいたし、大丈夫だろ。」

    68 = 10 :




    伊織「じゃあ、そのプロダクションの名前は?」

    P「SGプロ。SGはシンデレラガールズの略な。」

    伊織「……聞いたことのない名前ね。有名なの?」

    P「いや、最近出来たばっかだとさ。アイドル候補生もまだ3人しかいないよ。」

    伊織「……大丈夫なの、それ?」

    P「初期の765プロも似たようなもんだったさ。給料は安定したら一括で請求する予定だよ。」

    伊織「もし、失敗したら?」

    P「その時はその時。また路頭にさまようだけだよ。金だけはあるからな。」

    伊織「……はぁ。あんたらしいわね。」

    P「あ、そうそう。一つ付け加えておくとな?」

    伊織「なによ?」



    P「そのプロダクションの社長、旧765プロの社長だから。」

    伊織「」

    69 = 10 :




    伊織「え?は?」

    P「まあ無理もないよなぁ。社長は765プロが解散した後、貴音と一緒で行方不明になってたし。」

    伊織「……呆れた。芸能プロダクションを解散したと思ったらまた別の芸能プロダクションを?」

    P「まあ、俺も唖然とさせてもらったよ。一回遊びに来るか?見た目もびっくりするぐらい765プロとそっくりだぞ?」

    伊織「それは、わざとなの?」

    P「本人によれば、そうらしいな。」

    伊織「……もう、何も言えないわ……。」

    P「ま、そこで働かせてもらえるんだから、社長にはまたまた感謝しなくちゃいかんな。はははっ」

    伊織「…………」

    P「どうした?難しい顔して。」

    伊織「それ、律子には話さないほうがいいわ。絶対に。」

    P「……肝に銘じておこう。」


    P(早かれ遅かればれるだろうけどなぁ。)

    70 = 10 :




    伊織「……気を取り直して。」

    P「おう。」

    伊織「それじゃ、あんたが就職した経緯を教えてくれない?」

    P「ん。えーとな……。一か月前、ここでお前と別行動になったときだ。」

    伊織「うん。」

    P「やることなかったから、本でも買って公園で日に当たりながら読もうと思ったんだ。」

    伊織「……本物のニートじゃない。主婦の方々の目は怖くなかったの?」

    P「怖かったさ。でも、それすらにも立ち向かえずして、何が男か、ってあのころの俺は思ったわけだ。」

    伊織「アホね。」

    P「あのころは若かったんだよ。」

    伊織「若者の一か月と、年寄りの一か月。重要さは全然違うわよ?」

    P「うっせぇ!俺はまだ二十代だ!」

    71 = 11 :

    Pはこの社長をバックドロップでコンクリの床に頭から落とすくらいしていいだろこれww
    一存でやってきたこと全部無にされてまたこれはあまりに可哀想だわww

    72 = 10 :




    伊織「まあいいわ。それでそれで?」

    P「ん。で、本読もうと思ったら、閑散とした公園の向こう側から、何か曲が聞こえてくるんだ。」

    伊織「何の曲よ?」

    P「765プロの曲だったよ。んで、懐かしいなあとか思いながらそっちへ行ったら……」

    伊織「SGプロのアイドル候補生たちが、私たちの曲で自主トレをしていた?」

    P「その通り。んで、特に声をかけるつもりは無かったんだけど、陰から覗いてるのがばれてな。」

    伊織「バカねぇ。現役時代ならそんなヘマしなかったでしょうに。」

    P「出てこなかったら通報する、なんて言われたよ。」

    伊織「ストーカーでロリコンとか……救いようがないわね。」

    P「やかましい。」

    73 :


    社長頭大丈夫かこれ……

    74 = 10 :




    伊織「んで?その子たちにちょっとコツとか教えてあげたらいつの間にか仲良くなってて事務所に紹介された、と?」

    P「そういうことになるな。」

    伊織「見知らぬ女子に大の大人が声かけるなんて、犯罪スレスレよ?よくその関係が一か月も続いたわね。」

    P「レッスンしてくれって頼んできたのは向こう側だった。向上心のあるいい子たちだよ。」

    伊織「へぇ。そりゃあいい子ね。聖人君子ばりだわ。」

    P「どういう意味だおい。」

    伊織「まあまあいいじゃない。職場環境はどうなのよ。事務員とかその『若い』プロデューサーとかの為人は。」

    P「少し話したが、『青い』プロデューサーはとにかく熱血タイプだよ。亜美真美のイタズラへの集中力を仕事に向けた感じ?」

    伊織「……あんた以上の仕事人間になるんじゃない?その人。」

    P「ああ、いつ倒れるか気が気でないな。」

    75 = 10 :




    伊織「もしその人が過労で倒れたら、他の人たちで分担してプロデューサーの代わりをすることになるのね?」

    P「ああ、そういうことだな。」

    伊織「ということは、あんたも?」

    P「んまあ、そうなるかもしれないんじゃないか?」


    伊織「……それはそれで楽しみね。」

    P「?」


    伊織「なんでもないわ。で、事務員の方は?」

    P「よく言えば、世渡りが上手って感じかな?」

    伊織「悪く言えば?」

    P「運営の犬、とでもしとこうか。」

    伊織「うわぁ。大丈夫なのそれ?」

    P「社長がスカウトしたんだから能力に間違いはない。SGプロの景気がいい時はニコニコして付き従うだろうな。」

    伊織「言い換えれば、一たび窮地に陥れば……」

    P「コロッと手のひらを返す可能性もある。まあ、今のところは悪戯のベクトルでは音無さんの完全上位互換って感じか。」

    伊織「仕事で言えばどうなのよ?」

    P「どっこいどっこいじゃないか?二人とも妄想と悪戯とであんまり仕事しなさそうだ。」

    伊織「ああ、なるほどね……。」

    76 = 34 :

    貴音の名前がないと思ってたら……行方不明て……

    77 :

    すまん
    文法の話だが、「」のラストに。はいらんぞ

    78 = 10 :




    rrrrr……


    伊織「あ、ごめん。電話だわ。」

    P「気にすんな。緊急かもしれないんだろ?」

    伊織「ん、ありがと。……はい、もしもし……」


    P(7年前の伊織なら今の社長の行動を見て割とガチで消そうとするだろうなぁ。丸くなったもんだ。)

    P(物腰もだいぶ落ち着いたし、なんというか、貫録が出てきたな。見た感じ、ウサちゃんも肌身離さず持ってるわけじゃなさそうだし。)

    P(……さて、次に就職の事報告するとしたら、誰にしようかな。)


    伊織「はい、分かりました。失礼します……」


    ピッ


    P「なんだったんだ?」

    伊織「緊急の会議だから参加しなしなさいって……。まったくもう、乙女の休日に口出しするなんて!」

    P「いいじゃん。行け行け。俺なんかよりもその案件はよっぽど重要だろうに。」

    伊織「……あんたが最優先に、決まってるじゃない」ボソッ

    P「ん?なに?」

    伊織「……なんでもないわよ。」

    P「……あんたが最優先に、決まってるじゃない」ボソッ

    伊織「~~~~~~っ!」

    79 = 49 :

    聞き逃さないとかP成長したな
    つい最近までニートだったくせに

    80 = 10 :




    伊織「バカ!変態!死んじゃえ!」

    P「はっはっは。三年のニート生活の中で培われた弁論術と地獄耳には、天下の水瀬伊織も形無しだな!」

    伊織「……もう!知らないんだから!」

    P「おうおう、とっとと行っちまえ~。……あ、そうそう」

    伊織「なによ!?」

    P「あのウサちゃんはどこ行った?えと、何て名前だったか……」

    伊織「シャルル・ドナテルロ18世のこと?あの子ならこの鞄の中に入れてるわよ?」

    P「……半分社会人の身として、それはどうなんだ?」

    伊織「いいじゃない。もはやこの子は私の半身よ。この子なしに私は存在しえないわ」

    P「………そんなにか?」

    81 = 10 :




    伊織「そんなによ。じゃあ、また今度ね?」

    P「おう……。あ、伊織!」

    伊織「なに?やっぱり天下の水瀬伊織ちゃんが恋しくなっちゃった?」



    P「自分の飲み物代は自分で払え、な?」



    伊織「……てへっ?」

    P「いや、そういうのいいから。二回も飲み逃げされてたまるかってんだ……」





    伊織編、了。

    82 = 10 :



    伊織編おしまいです。初投稿ですけどやっぱり書きやすいですね、伊織は。

    さて、この765会話編。まとめてするのは後3人とします。

    次の安価は>>84です。ではでは。

    84 :

    2たかねぇ

    85 = 10 :

    説明が足りてませんでした。謝罪させていただきます。

    >>82は、「後三回分は765プロの人とPとの会話を投稿する」ってことです。

    今回は>>84で貴音が選ばれたようなので、次からは貴音とPの会話を登校させていただきます。

    86 = 83 :

    あ、そう言うことだったのか
    しっかり読んでなくてすまん

    87 = 10 :




    ――――伊織との会話後、喫茶店外。


    P(さて、伊織も行ったし、やることがなくなってしまったな)

    P(事務所に行くのもアレだし……。ううん、何をしようか)

    P(……そう言えば、さっきちらっと言ったけど、貴音って今頃どうしてるんだろうか)

    P(まあ、貴音のことだから何ともないとは思うんだが……)


    P「もしかしたら、名前を呼んだらひょっこり出てくるかもしれないなぁ」

    P「よし、呼んでみるか。おーい、貴音ー?」

    P「…………」


    P「ははは、やっぱりそうだよな。そんなに都合よく……」

    貴音「お呼びになりましたか、あなた様」

    P「」

    88 = 60 :

    そういえば小鳥さんは寿退社したんだよな…
    相手は一体…

    89 = 10 :




    P「……びっくりさせるなよ。どこから出てきたんだ」

    貴音「とっぷしーくれっと、でございますよ」

    P「またそれか。便利な言葉だなそれ」

    貴音「はい。ところで、あなた様」

    P「どした?」

    貴音「再就職の儀、真におめでとうございます」

    P「………お前はどこまで知ってるんだ」

    貴音「あなた様のことなら、何でも」

    90 = 10 :




    P「まあ、今の発言はスルーさせてもらって、だ」

    貴音「むう……。あなた様はいけずです」

    P「やかましい。で、立ち話もなんだ。どこか寄るか?奢るけど」

    貴音「らぁめんで」

    P「……貴音さん?即答したところ申し訳ないが」

    貴音「はい?」

    P「今、五時前なんだけど……?」

    貴音「それではやはり、らぁめんで」

    P「」

    91 = 10 :




    貴音「らぁめん♪らぁめん♪」

    P「女の子と二人でラーメン屋とは。なんと風情のない……」

    貴音「よいではありませんか。好みと言うものは人それぞれです。それに……」

    P「それに?」

    貴音「あなた様とらぁめんを再び食せる日を……心よりお待ちしておりました……」ボソッ

    P「? なんだって?」

    貴音「……なんでもございません。では参りましょう、あなた様」

    P「あなた様とらぁめんを再び食せる日を……心よりお待ちしておりました……」ボソッ

    貴音「っ!?///」


    P(あ、これ面白い。伊織にもやったけど、今度他のみんなに会ったら使ってみようかな)

    92 = 10 :




    P(まあそんなこんなでいつものらぁめん屋さん……名前はあえて言うまい。そこに来たわけだが)


    貴音「…………」

    P「た、貴音さーん?」


    P(どうも、貴音さんが話を聞いてくれない。つーんという効果音が似合いそうな雰囲気を、ずっと醸し出している。)

    P(参ったな。ここまで怒るとは思ってなかったぞ。どうするか……)


    ヘイラッシャイ!

    貴音「ヤサイマシマシニンニクアブラカラメを」

    P「相変わらずよく食うなぁ。あ、じゃあ俺は……」

    貴音「二つで」


    マイドォ!


    P「」


    貴音「ふふ……。からかった罰、ですよ?」

    P「……返す言葉もございません。申し訳ございませんでした」

    貴音「分かればいいのです。ともあれ、注文は受理されてしまいました。食べるしかありませんね、あなた様?」

    P「」

    93 = 10 :




    P「く、おぉオ……」

    貴音「真、美味でございました」


    P(もやしは何とか全部食った……。麺も少し。それでもだいぶ健闘したと思うんだよ、俺……)

    P(相変わらず化け物だなぁ貴音は。もしかして、俺が残すことを予想して余計にラーメンを食べるためにさっきの注文を……?)


    P「そうだ、貴音……」

    貴音「はい、なんでしょう?」

    P「お前、今の今までどこに行ってたんだ?ここら一帯は探しても見つからなかったし……」

    貴音「少し、故郷に帰っておりました。帰省、とでも言うのでしょうか?」

    P「ふうん。そうか、故郷にか。久しぶりに帰ってどうだった?」

    貴音「特別、騙るような変わった出来事はございません。相も変わらず、変わり映えのしないところでした」

    P「……そうか。でもまあ、親は大事にしろよ?この世に二人しかいないんだからな」

    貴音「重々、承知しております」

    94 :

    高木社長もそうとう無責任だけどPはその気になれば新生765プロで働けたろうしな。
    後、伊織のシャルルで欧米ではぬいぐるみを大事にして娘に受け継がせるどっかで聞いた話思い出した。

    95 = 38 :

    ピヨちゃんの旦那誰なんだ…もしかして赤羽根Pか?
    もし赤羽根Pなら納得も行くな

    96 = 50 :

    僕だ!

    97 = 10 :

    >>96
    いや俺だ

    99 = 10 :

    >>98
    すまんな。飯なんだ。スパゲティなんだ。

    100 :

    シンデレラってCじゃね?


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