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    元スレ承太郎「怪異だと?」

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    タグ : - ジョジョ + - 化物語 + - 承太郎 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 = 242 :

    空条は。
    きっと分かっていたのだろう。
    新しい道を認識できない、情報の蓄積しない八九寺には、この更地に何が見えるのか。

    大きなリュックサックを背負った女の子の姿は──すぐにぼやけて、かすんで、薄くなって……僕の視界から、あっと言う間に、消えてしまった。
    けれど少女は、ただいま、と言った。
    今や自分とは関係のある家じゃない、目的のための目的地でしかなかった場所なのに──あの子は、ただいまと言ったのだ。
    家に帰ったときのように。
    それは。
    とてもいい話のように、思えた。
    とても、とても。

    承太郎「……さて、俺はそろそろ帰るとするぜ……流石に遅くなりすぎた」

    阿良々木「……今日は、ありがとうな」
     
    承太郎「ああ……」
     
    そう言って、空条は歩いていった……。
    その背中はとても大きく、逞しかった。

    252 = 242 :

    後日談。

    忍野「『迷い牛』」

    俺はあの後、家に帰り、母親に少し恨み言を言われた後、学習塾に向かった。
    八九寺が、なんと言う怪異だったのか、気になったもんでな……。

    忍野「『迷い牛』だと思うよ……多分。カタツムリなんなら間違いないんだけど……」

    承太郎「カタツムリ?」

    そう言えば、あいつの影を見た時、一瞬カタツムリが思い浮かんだな……。

    忍野「そ。……しっかし凄いね。そんな悪質な怪異じゃないし、そこまで強力な怪異でもない。
    まず大きな害はないとはいえ……自力で解決しちゃうなんて」

    承太郎「……今回は、たまたまあの方法が使えたからな……」

    忍野「それでも普通じゃないとおもうけどねえ。……それにしても、君にもその迷子ちゃんは見えていたんだろう?」 

    承太郎「……?ああ……まあな」

    忍野「そうかい。……『迷い牛』に遭うための条件っていうのは──家に帰りたくないと望んでいること、なんだけど……承太郎くんにも、そういった気持ちはあるんだね」

    承太郎「…………」

    ……たしかに、あの時俺は、家に帰りたくない……ほどではないものの、帰るのが面倒くさい……くらいの気持ちは持っていた……。
    母の日だからな……母親が豪勢な飯を作って待っているのはいいんだが……ほぼ確実にいつもよりベタベタしてくるだろうからな……。
    いい加減子離れしてほしいものなんだが……。

    承太郎「……すまなかったな……つまらんことで時間をとらせて」

    忍野「いやいや、怪異譚を教えてくれるんだったら大歓迎だよ」

    承太郎「そうか……邪魔したな」


    翌日。
    朝、学校へ向かう最中……曲がり角で少女にぶつかった。
    前髪の短い、眉を出したツインテイル。
    大きなリュックサックを背負った奴だった。

    八九寺「あ……、承太郎さん」

    承太郎「……何してやがる」

    八九寺「あ、いえ、何と言いますか」

    少女は、戸惑いの表情を見せてから、照れ笑いを浮かべる。

    八九寺「えーっとですねっ、わたし、承太郎さん達のお陰で、無事に地縛霊から浮遊霊へと出世しましたっ。二階級特進というわけですっ」

    承太郎「…………」

    いい加減と言うか……何と言うか……。
    まあ、今は登校中だ……呑気に話しているわけにもいかねえ。
    少し言葉を交わして、別れを告げる

    そこで言われた。

    八九寺「あの、承太郎さん。昨日は殆どお話もしてませんし、お礼も十分なしてませんから……その」

    微笑みながら、少女は言う。

    八九寺「見かけたら、話しかけてくださいね」

    ……まあ、うっとおしくなければ、少しくらいは話してやってもいいか……そう思った。

    253 = 242 :

    ここまでです
    これでやっと八九寺の話が終わりました……
    やや寝不足なので微妙な仕上がりになってるかもしれません……すいません……

    それと一つ報告です
    まだ未定ですが、もしかするともう二度とこのスレを更新することができなくなるかもしれません
    何故なら今書き込んでいるスマホが使えなくなるかもしれないからです
    一応酉をつけておきます
    来週までにははっきりすると思いますので決まり次第報告致します

    254 = 242 :

    検索したら酉がすぐに判明したので変えます

    255 :


    マジかぁ…
    来週までドキドキするな

    256 :

    スマホじゃなくてもいけるて
    するがモンキーのバトルとか見たかった・・・

    257 :

    >>253

    楽しませてくれて感謝。

    願わくは、このSSが継続されんことを。

    258 :

    パソコンからじゃアカンのか?
    専ブラ入れて、外部版追加でSS速報入れれば楽にできるよ

    259 :

    >>258
    残念なことにパソコンは持ってないんです……

    260 = 258 :

    そうだったのか…
    スマホが使えなくなるってのはどういう?

    261 = 242 :

    >>260
    当方未だ学生の身分なのですが今学期の成績が半分を越えなかった場合スマホを折ると宣言されておりまして……

    262 = 258 :

    あー…まあどんまい
    でもスマホを折るとか…二つ折りのケータイならできるけど、スマホじゃ難しくね?
    本当に折るとは思えないけど…果報は寝て待てって言うし

    263 :

    スパイスガール!スマホを「柔らかく」しろ!

    264 :

    出ました……残念ながら半分以下でした……
    親が帰宅後交渉はしますが一カ月この酉での書き込みが無ければお手数ですがどなたかHTML化の依頼をお願いします……

    265 :

    てかそれって教育の域越えてない?

    266 :

    続きが見れないなんて…あァァんまぁァりだァあァァア!!(号泣)

    仕方がない…リアル大変そうだが…頑張ってな?

    267 :

    機嫌が良かったのか知りませんが案外、言い訳と屁理屈で何とかなりました
    一応、一日様子見してみましたけど気が変わることも無さそうですので今後もゆっくり続きを書いていきたいと思います
    無駄にお騒がせして本当にすいませんでした……この位ならお知らせしないほうが良かったですね……

    268 :

    こっちはエターナらない程度でいいからちゃんと勉強しろ

    269 :

    案外普通の親ってのはそういうもんだと思うよ
    これも国語の文章の勉強だと思ってやるだけでも違ってくると思うよ
    文章書き(書き方とか載ってる)のサイト行って見るとか、真似から始まるといいかも
    何にせよ、勉強はそれなりに大事だから頑張れ

    271 :

    復活記念

    272 :

    最近は余裕があったので、短いですが投下します

    274 = 242 :

    承太郎「なんのつもりだ?……こんな所までつれてきて」

    あの母の日からおよそ二週間ほどたった平日の昼休み、飯を食べた後。俺は戦場ヶ原に連れられて、体育館の裏に来ていた。

    戦場ヶ原「たいした用じゃないわ。ここに連れてきたのは……単に人目につかない場所だからよ」

    承太郎「…………?」

    戦場ヶ原「ほら、私、忍野さんに相談料を払わなくてはいけないでしょう?……でも私、あの人のこと嫌いだから、代わりに渡しておいてくれないかしら?」

    嫌い……か。
    随分はっきり言うな。

    承太郎「ああ……それくらいなら、別にかまわないぜ……」

    確かに、忍野は戦場ヶ原に、蟹の問題を解決する対価として、十万円要求していたな。
    ……あの蟹は、まだ戦場ヶ原の中にいるそうだが……。
    まあ、悪影響がないのならいいだろう。

    275 = 242 :

    戦場ヶ原「そう、良かった。……じゃあ、これ……お願いね」

    承太郎「ああ」

    封筒を受け取り、念の為、中身を確認する。

    承太郎「……きっちり十万円……入っているな……」

    戦場ヶ原「当然よ……ところで、羽川さんに聞いたのだけれど……二週間程前の日曜日、大変なことがあったそうね」

    ……八九寺のこと……か。

    承太郎「ん、いや……大変というほどでもなかったな……少々、歩き疲れはしたが」

    戦場ヶ原「そう……私は、途中までしか羽川さんに聞いていないのだけれど……結局、どうなったのかしら?」

    羽川に聞いたと言っても、羽川自身それほど事情を知ってるわけでもないからな……。
    あの日起きたことを最初から結末、さらに後日談までを事細かに話すことにするか。

    承太郎「──というわけだ」

    戦場ヶ原「へえ……そんなことがあったのね。……でも、あれね。空条くんって結構──」

    276 = 242 :

    「おいッ!空条ッ!!」

    戦場ヶ原は何かを言いかけたが……その言葉は、突然の怒号でかき消された。
    見れば、生徒指導の先公が、そこに立っていた。

    承太郎「……何の用だ?」

    「とぼけるんじゃあないッ!話は聞いているんだ!」

    ……話?

    戦場ヶ原「……先生。一体何故そんなにお怒りなのでしょうか?」

    「……戦場ヶ原。こんなやつを庇う必要はないぞ?聞けば……こいつにカツアゲされたそうじゃないか」

    カツアゲ……か。
    なる程、どうやら、先程の金の受け渡しが、誰かに見られていたようだ……。
    確かにこんな人気のないところで、俺が戦場ヶ原のようなやつから金を受け取っていれば、大抵の人間はカツアゲだと思うだろう。

    承太郎「……待ちな、俺はそんな事──」

    「お前は黙ってろッ!!大体いつまでそんな格好をしているつもりだ!自分が周りから浮いてることを分かってるのか!?お前みたいな奴が一人でもいると学校全体の評判が下がるんだぞ!?」

    承太郎「…………」

    やかましい野郎だな……。
    以前から、こいつには目を付けられてはいたが、どうやら俺がカツアゲをしたという話を聞いて、堪忍袋の緒が切れたらしい。

    277 = 242 :

    戦場ヶ原「落ち着いて下さい先生……私は、カツアゲなんてされていませんし、庇っているわけでもありません」

    「…………空条に金の入った封筒を渡したそうじゃあないか?」

    戦場ヶ原「それは、私がお世話になった人に渡さなければいけないお金を、空条くんに代わりに渡してもらおうとしただけです」

    「……それならなんで、こんな場所で渡したんだ」

    戦場ヶ原「私のせいで、空条くんが勘違いされて嫌な目に合わないように……という配慮でした」

    「…………すまなかった」

    戦場ヶ原「いえ、それより……一体誰から、私がカツアゲをされている……なんていう話を聞かされたんですか?」

    「それは……」

    先公が言葉につまる。

    戦場ヶ原「答えて下さい」

    先公は、しばらく黙っていたが、戦場ヶ原の有無を言わせぬ口調に、遂に口を開いた。

    「…………二年の、神原だ」

    278 = 273 :

    まあ、カツアゲされてるようにみえるよな

    279 = 273 :

    下げ忘れ失礼

    280 = 242 :

    戦場ヶ原「………………そうですか、ありがとうごさいました」

    ……先公に告げ口をした、神原とかいうやつの名前を聞いた時、戦場ヶ原は、一瞬驚いたような顔をした。

    「……以後こんなことがないようにしろよ」

    先公がこの場を離れ、校舎に帰って行く。

    戦場ヶ原「……教室に戻りましょう」

    そう言って、歩き出した戦場ヶ原について行きながら、先程浮かんだ疑問を解消すべく、質問する。

    承太郎「……戦場ヶ原、さっきあの野郎の言っていた、神原ってのは、知り合いなのか?」

    戦場ヶ原「…………ただの、中学の頃の後輩よ。……今は、何の関係もないわ」

    承太郎「…………そうか」

    それなら、何故あの時、驚いた顔をした?
    本当にただの後輩ならば、驚いた顔なんかしないだろう……そう思ったが、追及はしない。
    恐らく、これ以上話したりはしないだろうからな。

    戦場ヶ原「そんなことより、空条くん」 

    神原の話題を避けるかのように、戦場ヶ原は、話を切り替えた。

    戦場ヶ原「あなた、今度の試験、大丈夫なのかしら?」

    承太郎「………………」

    ………………。

    戦場ヶ原「…………お望みなら、教えてあげるわよ?勉強」

    承太郎「…………頼む」

    ……自分でも一応勉強してはいるが……全くしていない時期があったせいで、なかなかついていくことができん。
    今更だが、何故俺はわざわざ進学校に転校したのだろうか……。

    戦場ヶ原「それじゃあ放課後、私の家に来て頂戴」

    承太郎「……いきなりだな」

    戦場ヶ原「なによ。不満でもあるの?」

    承太郎「いや、ない。よろしく頼む」

    戦場ヶ原「ええ。頼まれてあげるわ」

    ……やれやれだぜ。

    281 = 242 :

    ここまでです
    不定期亀更新すみません

    282 :


    私待つわ

    283 = 273 :


    次は速いといいな

    284 :

    乙 学生は勉強が第一、気長に待つ。

    287 :

    すみません、総体や修学旅行で忙しく遅れていました
    もうしばらくお待ち下さい

    288 :

    いいね
    面白いじゃないの

    289 :

    ずっと待ってるんだぜ

    290 :

    待ってるぞ!

    291 :

    抑圧されているときのほうが良作が出来る不思議…

    292 :

    >>289
    待つのはいいけど下げよう是

    293 :

    何時か前のにレスしたって意味ないぞ

    それはともかく、待ってるぜ

    294 :

    次は、レイニーデビル編か…

    ふと、今頭の中でレイニーデビルがエボニーデビルにすり替わった

    すまん、それだけだ

    295 :

    投下します

    296 = 242 :

    学校帰り。
    迫る試験のことを考えながら道を歩いていると、前方にリュッサックを背負ったツインテイルの少女、即ち八九寺真宵を見かけた。

    見かけたら話しかけてほしい、と言っていたな……。
    しかし、俺が女子小学生と歩いていたら、一体周りの人間はどう思うのか……。
    いや……そもそも周りの人間に、八九寺が見えるのか?
    見えないとすれば、それはそれで周りからは独り言を言っているように見えるんだがな……。
    ……まあいい。
    話しかけるとしよう。

    297 = 242 :

    承太郎「よう……八九寺」

    八九寺「……おや、これはこれは、空条さんではないですか。お久し振りですねー、お元気でしたか?」

    久し振り……か。
    そう言えば、あれから二週間も経っているんだったな……あまりそんな気はしないが。

    承太郎「ああ……まあな」

    八九寺「そうですか、それは何より。またこうしてお会いできて嬉しいです」

    話しながらも歩みは止めない。
    この後の予定を考えると、立ち止まって話し続けるのはあまり好ましくないからだ。
    八九寺の方も特に予定があったわけではないらしい……何も言わなくてもついてきた。

    八九寺「空条さん、どちらに?」

    承太郎「家だ。……まあ、すぐに出かけるんだがな」

    八九寺「お出かけですか」

    承太郎「ああ……もうすぐ実力テストというものがある……そのための勉強にな」

    八九寺「ふむ?……つまり、図書館か何かでお勉強をしようということですか?」

    承太郎「いや……同じクラスの奴の家で勉強を教えてもらう」

    八九寺「そうですか……。頑張ってくださいね」

    承太郎「ああ」

    ただでさえ成績が悪いのに、服装等の件で目をつけられているからな……。
    留年する可能性を考えると、頑張らないわけにはいかない。

    298 = 242 :

    八九寺「ところで、空条さんは私を見てもいきなり抱きついてきたりはしないんですね?」

    承太郎「…………普通の男子高校生は、道行く小学生に抱きついたりはしねえ……」

    八九寺「そうなんですか?とある男子高校生Aさんは『八九寺の様に可愛い女子小学生を見て抱きつくのは普通の男子高校生なら当たり前だ』と言っておりましたが」

    承太郎「……そいつは只の幼女性愛者だ」

    この場合は妖女性愛者とも言えるかもしれんな。
    妖怪少女という意味だが。

    八九寺「あの人は私に会うたびに抱きついたり、頬擦りをしたり、キスしたりしてきます」

    承太郎「…………」

    怪異よりも人間の方が怖いとはよく聞くが、何となく分かる気がした。
    と言うか、何をやっているんだあいつ……。


    その日はこのように、適当に話をしながら帰った。
    結局、八九寺とは俺の家の前まで一緒に歩いた。
    また会いましょう、と言って笑顔で別れる八九寺であった。
    まあ、いつもその辺をうろうろしているそうだから、また近い内に会えるだろう。

    そしてその後は、予定通り戦場ヶ原の家で勉強をしたが……これと言って変わったことは無かったので、特に語る必要はないだろう。
    勉強し、遅くなる前に帰る……ただそれだけだった。

    299 = 242 :

    翌日。
    校門を出た直後、後ろから声をかけられた。

    「空条先輩」

    振り返ってみると、短髪の──スカーフの色から察するに二年の、女子生徒が立っていた。

    「……まずは、自己紹介をしないといけないな……私は、二年の神原駿河、という者だ」

    二年の神原……?

    承太郎「……昨日、俺がカツアゲをしていると、そう教師に告げ口した奴だったか?」

    神原「……その通りだ、昨日は勘違いとはいえ、申し訳ないことをしてしまった。済まなかった」

    承太郎「……いや、いい」

    神原「心が広いな……。こんな簡単に許してもらえるとは思わなかった。どうやら空条先輩は実に寛大なお心をお持ちのようだな。清濁併せ呑む大きな心とはこのことだ」

    承太郎「……」

    面倒くさい奴だな……。

    承太郎「……用はそれだけか?」

    神原「……ん、いや…………空条先輩は、この後何か用事があるのか?」

    承太郎「……試験が近いもんでな……同じクラスの、成績がいい奴に、勉強を教えて貰いに行く」

    神原「ふうん……ああ」

    神原は思いついたように、

    神原「戦場ヶ原先輩か」

    と言った。

    承太郎「……よく分かったな」

    神原「空条先輩のクラスで、成績がいいと言えば、戦場ヶ原先輩をおいて他にいないだろう」

    ……やはり、戦場ヶ原の後輩なんだな。
    普通、俺のクラスで成績のいい奴と言えば、誰だって、羽川と答えるだろう。
    ……まあ、羽川を知らないだけという可能性もあるがな……。

    だが……何故こいつは俺と戦場ヶ原が同じクラスだと知っている?
    戦場ヶ原は、今はもう何の関係もないと言っていたが……少なくとも神原は、現在のクラスを知っているぐらいには、戦場ヶ原のことを気にかけているのいうことか……?

    神原「………そういうことなら、邪魔をしてはいけないな。今日は、ここで失礼させてもらおうと思う。……空条先輩。ご武運を」

    そう言って神原は、猛スピードで走り去っていった。
    結局用件はなんだったんだ?
    あの反応を見るに、謝罪だけではなかったようだが……?
    ……まあ、今優先すべきなのは、こんなことを考えることじゃあない……。
    さっさと家に帰るとしよう。

    300 = 242 :

    ここまでです


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