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    元スレ久「ロッカーの中で」京太郎「襲わないから」

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    551 = 1 :



    京太郎「あんな奴なのにです」


    「そうなんだ……使用キャラは何なの?」


    京太郎「まことです」


    「クレイジーの由縁はキャラクターからかな?」


    京太郎「そうですね。後、ダッシュ唐草、移動唐草をバンバン振ってくること理由の一つだと思います。ちなみにオスカルの由縁は―――」


    「見た目だろ」


    「見た目だね!」


    「み……言動!」


    京太郎「宥さん早押しクイズじゃないんで変えなくてもいいんですよー」


    「あ、ははは」


    552 = 1 :




    「そろそろ始まるみたいだぞ」


    「本当だ、応援しなくちゃだ!」


    「そうだねクロちゃん」フンス


    京太郎「それじゃあ俺、怜さんのセコンド行ってきますね」ガタッ


    衣・「いってらっしゃーい」

    553 = 1 :



    京太郎「そろそろ始まりますね」


    「うん」


    京太郎「セコンドって言っても名ばかりなんで特にアドバイスとかはありません。普段通りにやってください」


    「りょうかい」


    京太郎「玄さんか宥さんのどちらかがセコンドだったらなんかアドバイスできたんでしょうけど……、すいません」


    「心配せんでええよ、ちゃんと勝つから」


    京太郎「……そうですね! 怜さん頑張ってください!」


    「うん」


    「後な、京太郎がセコンドなこともちゃんと理由があってのことやで」


    京太郎「そうなんですか?」


    「うん」


    京太郎「うん?」


    「理由は言えんけどな」


    京太郎「なんで!?」

    554 = 1 :



    「まぁ、気にせんででええよ」


    京太郎「……気になりますよ」


    「余計なこと考えんと、うちのこと見てたらええ」


    京太郎「なんか腑に落ちないですけど分かりましたよ……」


    「それでええ」ニコ


    「行ってくる」


    京太郎「あ、怜さん」


    「ん?」


    京太郎「頑張ってください!」ニコリ


    「……ん」ニコリ


    (京太郎は気づいてへんかったけど)


    (京太郎が近くでうちを応援してくれる)


    (緊張するけど)


    (それ以上に滾るわ)ゴッ

    555 = 1 :




    灰山「ボーイフレンドとはもういいのかな?」


    「京太郎の事かー?」


    灰山「違うのかい?」


    「そうやなぁ……」


    「」ウーン


    「違わへんよ」


    灰山「そうか、じゃあ早速始めようかマドモアゼル」


    「はいよ」

    556 = 1 :




    まことVSセス



    「うーんくさいねー」


    「うん」


    「何を言っているんだ?」


    「ちょっと相手のウルコン選択が不穏に思えてねー」


    「ウルコン1選択、よっぽど決めるのに自信があるのかな?」


    「普通はウルコン2なのか?」


    「人によるけどこの組み合わせだったらそうじゃないかな」


    「まことのウルコン2は発生が早い上に飛び道具の隙に打ち込めるから、ソニックブームを主軸に戦うセス相手には効果的だよ」


    「後、まこと自体飛び道具に弱いという特性も相まって、相手にウルコンをヒットさせなくてもマコトのウルコンゲージが溜まったら、うかつに飛び道具を打たせ辛い状況を作ることができるメリットもあるから基本的にはウルコン2のほうが良いと私は思うよ」

    557 = 1 :



    「飛び道具の抑止力になるのか……じゃあなんで相手はウルコン1を選択したんだろう?」


    「唐草」


    「からくさ?」


    「マコトの必殺技のひとつでいわゆるコマ投げだよ」


    「それがウルコン選択と関係あるのか?」


    「唐草を決めた後、技の有利フレームの関係でウルコン1が確定で入るんだよ」


    「?」


    「簡単に説明すると、セビを決めたような状態になるけど威力やよろけは無く相手の硬直も少ない。でも、そこから強力なコンボを叩き込む余裕はあるからヒット時の期待値がずば抜けて高い技ってところかな」


    「なるほど」


    「ま、これだけ説明してアレなんだけどコンボが上手でウルコン1を組み込める自信がある人は当然1を選択するだろうし、無敵対空がないまことにとって無敵があるウルコン1は対空としても役に立ちますしどっちがいいかと言ったら微妙なんですけどね」

    558 = 1 :



    「うーん、私達はまことそんな触ったことないから自信を持ってどっちがいいとは言えないね……」


    「最終的には好みだしね」


    「まぁ、言いたいことはわかったつもりだ」


    「だったら良かったよー」


    「うむ。そろそろ試合が始まりそうだな」


    「それじゃあいってみましょう!」


    「あっ! それ大会の実況みたいでかっこいい!」


    「ふふふ、クロちゃんノリノリだね!」


    「私一度こういうの言ってみたかったんだよ!」フンス



    キャッキャッウフフ




    京太郎(……楽しそう)



    559 = 1 :




    ラウウンド1ファイッ!



    560 = 1 :




    灰山(とりあえず距離を取るか……そりゃそうだ)


    灰山(牽制ソニック飛んでくるよね)


    灰山(どうやって近づこうかな)回避剣


    (この距離はまこと側やる事なそうやな)


    (まあゲージが一本光るまではうちのペースで事が進みそうやな)ソニックブーム


    (でも)


    (まことを攻勢に回らせたくないからこっちからいく!)

    561 = 1 :



    灰山(!)


    灰山(三角飛びが刺さっちゃったか)


    灰山(百烈じゃなくて昇龍締めか……攻め継続ね)


    灰山(でも)


    灰山(とりあえずゲージは一本……!!)


    (光っちゃったか)


    (もうちょっと早く攻めても良かったみたいやけどそんなもん結果論やし)


    (なんにせよ起き攻め)


    (うちのターンや)

    562 = 1 :



    灰山(さて)


    灰山(どうしたものか)


    灰山(先手を取られた以上ゲージはできるだけ攻めに回したいから今回は無しとして)


    ・灰山(どの択を選択するか!!)


    灰山(セスが飛んでない以上ここは固めかな)


    ()ニヤリ


    京太郎「……ス、スクリュー!?」


    灰山(読み負けか)


    灰山(それにしても大胆な攻め方するね)


    灰山(強気な娘なのかな?)

    563 = 1 :



    (……さて“種”は蒔いた)


    (後は水をやるだけや)


    灰山(で相変わらず攻め継続か)


    灰山(画面端で相手はセス、正直吐きたくなるほどきつい状況だが……)


    灰山(まこと使いにはよくあることだ!)キリッ


    灰山(さて次は……)


    (……)カチャ


    京太郎「連続で……」


    灰山(おいおいマジかよ)

    564 = 1 :



    灰山(またスクリューって、わざわざリスク背負う場面じゃないだろ畜生!!)


    灰山(ピヨリが近い、この択は負けられない)


    (うち知ってるんよ)ニヤリ


    (あんたはいくら読み合いに負けても思考停止ぶっぱはしない)


    (勝つまで読み合いを続けるんやろ?)


    (ぶっぱを択の選択肢から最初っから外しとる)


    (ぶっぱを見苦しいもんやと思ってるんやろ)


    (そんな間違ったプライドの高さがひしひしと伝わってくるわ)


    (それじゃあうちには勝てへんよ)


    (パーが出せないとわかってる相手には負けてやれへんよ)ゴッ

    565 = 1 :



    灰山(ゲージをケチってられないが、この択をミスったらこのラウンドで勝つのは絶望的になる)


    灰山(その場合、今あるゲージ2本のうち一つを失った状態で次のラウンドを開始しなくてはならない……)ギリ


    灰山(どうしたものか……)


    (とか思ってそうやなー)


    (で、結局あんたは使わないんや)


    (そうやろ)


    灰山(くそ、使えない!)


    灰山(ゲージは2本あってやっと冒険できる。今失うわけにはっ!)


    灰山(なんだ、なにで来るんだ!)

    566 = 1 :



    (うちのゲージはもう少しでマックスか……)


    (投げに弱いまことだからスクリュー狙ってきたけど)


    (次あたり投げと小技潰す選択肢で勝負してきそうやな)


    (となると答えは……)


    灰山(これなら!)カチャ


    (そう……低空剣や)ニヤリ


    灰山(昇龍だとーーー)


    灰山(まずい、完璧に読み負けてる。幸いピヨッてはいないが状況は絶望的だ)

    567 = 1 :



    灰山(しかし、次の選択肢で読み負けたら確実にピヨル)


    灰山(ワンチャン正中ぶっぱで可能性があるが、そんな初心者の苦し紛れの一発みたいな真似したくない)


    灰山(とりあえず守りきる!!)


    (とぶよー、正中ぶっぱすれば当たるように空刃だすよー)J大K


    灰山(こんどこそ読み勝ってみせる!!)


    (残念表や)


    灰山()チーン

    568 = 1 :



    (ピヨったし、セビから最大っと)


    京太郎「よっし!!」


    京太郎「怜さんナイスP勝ちっす!!」


    「ありがとなー」ヒラヒラ

    569 = 1 :




    ラウンド2ファイッ!!


    570 = 1 :




    灰山(結果論だ)


    灰山(あそこで正中撃ったら決まっていたが)


    灰山(そこから逆転したとしても、私はそんな勝利に喜べない)


    灰山(私は私のスタイルで彼女を倒す!!)


    灰山(まことは一瞬のチャンスや棚ぼたをモノにして勝利するキャラだ)


    灰山(守りの択なんて気にしない!)


    灰山(重要なのは攻めの択だ!!)

    571 = 1 :




    (また飛び入れたいけどそうもいかんなー)ソニックブーム


    灰山(セビリタイ、セビリタイ、セビリタイ)


    灰山(が!)


    灰山(まずはゲージだ)剣


    (セビらんの?)ソニックブーム


    (大パン狩られるかどうか知らないから打てないわ)


    灰山(とりあえず3つ溜まった)

    572 = 1 :



    (近づいてきたか)中K


    灰山(……)


    (……)中K


    灰山(……)垂直


    (……)中K


    灰山(……う、うざい)


    灰山(牽制の中Kが機能しすぎだ……)


    灰山(剣撃つしかないか……)

    573 = 1 :



    灰山(よしっ! うまく引っかかってくれた)


    (大剣やったか)


    (ダウンしてもうた)


    灰山(やっと攻撃が当たった! その上ダウンのおまけ付き!!)


    灰山(やった……やったっ!! )


    灰山(私のターンがやっときた!!)


    灰山(お、落ち着け慎重かつ大胆にいくぞ!)


    灰山(こっからは私の択だ!!)


    灰山(と、とりあえず)


    灰山(固めるためにで中P重ねて……)カチャ

    574 = 1 :



    (……)ガチャ


    灰山(へ?)


    京太郎「こ、ここで昇龍セビバクステですか」


    灰山(……へ)ワナワナ


    灰山(平和かよ!!!)カッ


    (ヒット確認? 何それ?)ニヤニヤ

    575 = 1 :



    「この切り返しは見事だね」


    「うん、やっぱり凄いよ怜さん」


    「? ただの昇龍ぶっぱセビバクステだろ、衣もできるぞ?」


    「うん、やった行動はその通りなんだけどね」


    「画面上のダメージは昇龍一発分だけど、この行動は相手の人の精神に相当なダメージを与えてるよ」


    「精神に?」

    576 = 1 :



    「うん。1ラウンド目の怜さんはリスクを背負って大胆に攻めていたよね」


    「うん、2連続スクリューとかな」


    「そのスクリューが肝なんだよ。セスのスクリューって見た目が派手な割にはダメージは通常投げとそんな変わらないんだよ」


    「い、いがいだ……」


    「二度スクリューを回したあの場面、通常投げの方が相対的なリスクは少ないんだよ隙も少ないし、グラップされても五分だしね」


    「うーん……ではなんで怜はスクリューを選択したのだ?」


    「プレッシャーを与えるためだよ」


    「うん?」

    577 = 1 :



    「結構嫌なもんですよ。セスのスクリューくらうの」


    「普通の投げに比べて拘束時間が増えるし、当たっても大したダメージじゃないのにあの派手な演出だからね」


    「確かにコマ投げを食らうとイラってくるがそれは大した問題じゃないだろ」


    「それがそうでもないんだよ衣ちゃん」


    「うん。特に怜さんの場合はね」


    「どういうことだ?」


    「さっき衣ちゃん、コマ投げをくらったらイラッとくるって言ったけどそれはなんで?」


    「それはさっきお姉さんが言ってた、拘束時間やら演出とかじゃないのか?」


    「うん、私もそう思う。フレーム単位のやり取りしているのに急にキャラが動かせなくなる。しかも相手主導で、これはイラッてくるよ」


    「その拘束時間で集中力切れたりもするしね」

    578 = 1 :



    「だけどさっきの試合ではそれにプラスして精神に来るものがあったんだ」


    「スクリューをどうやって決めたかだね」


    「それは怜の起き攻めで……」


    「そう起き攻めの択だよ」


    「起き攻めの択で怜さんがスクリューを決めた」


    「相手の行動を“読んで”決めたんだ」


    「それは……そうだろ?」


    「相手が何をしてくるか読み勝ったから、スクリューが決まった。それだけだろ」


    「うん、それだけだよ」


    「うん、それだけ」

    579 = 1 :



    「なら」


    「でもね、この読みは圧倒的強者の読みなんだよ」ドヤッ


    「はぁ?」


    「わざわざ、リスキーなスクリューを回さなくても事足りる場面。ここでスクリューを回す意味」


    「一つ目のスクリューは試合の主導権を取り、二つ目のスクリューで精神面の主導権を取った」


    「大事なのは二回目のスクリューだよ。この一撃には毒がしこまれていた」


    「……毒?」


    「うん、思考を破壊し挙句、自滅へと追いやる毒がね」


    「荒唐無稽過ぎて何がなんだか……」

    580 = 1 :



    「相手側の気持ちになって考えてみるとわかり易いかも」


    「怜さんは相手に読み勝って二度薄く細い択を通した」


    「この時点で相手の人は相当まいってるはずだよ」


    「結局一回も怜さんに読み勝てずに1ラウンド目は取られた」


    「1ラウンドと2ラウンドの僅かな間で相手の人は色々考えたと思うよ」


    「特に読み合いについてはね」


    「これだけ読み負けると何かしら対策するだろうし、やり返してやりたいとも思うよ」


    「熱くなった頭を冷やして気持ちも切り替えて2ラウンド目にのぞんだ」


    「その結果、怜さんに先手を取れて今度は怜さん側に択を迫れる状況!」

    581 = 1 :



    「攻めが非常に強いまことのまたとない好機!」


    「先ほどは択を強いられる側だったが、今度は自分が択を強いる時!」


    「見てろよ、借りを返してやる」


    「と意気込んで中P出したところに怜さんの昇龍セビバクステ」


    「結果重ねた中Pに昇龍が引っかかり状況は逆転」


    「衣ちゃんが相手側だったらどう思う?」


    「……ものすごく萎える」


    「だよねー」

    582 = 1 :



    「怜さんは細い択のスクリューを通して気持ちよくなってるのに、相手側の択にはそもそも付き合わない」


    「これはひどい」


    「このあと相手の人が陥る状況は顔真っ赤にして怒るか、絶望からヒヨるかの二つだ」


    「ここから精神の状態を良い方向に持っていくのは難しいんだよ」


    「なんというか可哀想に……」


    「今回の場合は昇龍くらった後に受身取ってなかったから……おそらくヒヨっちゃったかな?」


    「怜さんの攻め継続だね」


    583 = 1 :




    灰山(……)


    灰山(ワケがわからない)


    灰山(択でのスクリュー選択から読み合いが好きなタイプかと思いきや)カチャカチャ


    灰山(超絶硬い選択肢でこちらの択勝負には付きあってくれない)カチャカチャ


    灰山(あっ、また読み負けた……)


    灰山(くそ……クソ!)


    灰山(……なんて)


    灰山(なんて性格が悪い“女”なんだ!!!)

    584 = 1 :



    灰山(ちくしょう! ずるい! 自分ばっかり格ゲー楽しんでずるい!!)


    灰山(また読み負けたよ、なんなんだよっこのゲーム! ホント!)


    灰山(“俺”だって気持ちよくなりたい!!)


    灰山(ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう!)


    灰山(せめて……せめて一撃っ!!)ゴッ


    (後ワンコンボでおしまいやな)カチャ


    灰山(! 飛んだ)


    灰山(……)ガチャガチャ


    (!?)


    (あかん!)

    585 = 1 :






    まこと「はぁーーーっ、必殺! 正中線五段突き!!」




    586 = 1 :



    (くっ!)


    灰山(やった! 追撃は)


    (えっ?)


    まこと「」ピョーン


    ()カチャカチャ


    セス「昇龍拳!」

    587 = 1 :





    セスWIN




    灰山()チーン


    「」フゥ

    588 = 1 :



    「おつかれさん」


    灰山「あ、ああどうも」


    「やっとパー出してくれて嬉しかったでー」


    灰山「な、何の話しですか?」


    「気にせんでいいよ。それにしても最後のウルコンは驚いたわー」


    灰山「あ、あれは!」


    「良いウルコンぶっぱやったで」


    灰山「……みっともないだけだよ」

    589 = 1 :



    「気持ちの乗ったいいぶっぱやったよ」


    灰山「なんですかそれ」


    「んー何て言うか、こう仕留めてやるって気持ちが伝わってきて……うまく言えないなー」


    灰山「?」


    「あんたの言葉を借りるなら、美しいぶっぱって所やな!」


    灰山「ぶっぱが美しい?」


    「うん。あんたは否定するかもしれないけどね」

    590 = 1 :



    「うち好きやねん。どんなに惨めでも、泥臭くても勝ちを取りに行こうとする雑草魂とか」


    「そういうの素敵やん」ドヤッ


    灰山「はぁ……」


    「ていうか逆なのかもしれんな」


    灰山「逆?」


    「うん。頑張ってる人に対して何必死になっちゃってんの? とか言う奴ムカつかへん?」


    灰山「それは……思います」

    591 = 1 :



    「体育祭や球技大会でだりぃ、ながしちゃおうぜー、こんなところで必死になっちゃってかっこわりーとか言う奴おるやん?」


    灰山「あぁ……いますね」


    「うちはそいつらにこう言ってやりたいんよ。そうやって無気力にダラダラやってる人より、必死に頑張ってる人のほうが絶対かっこいいって」


    灰山「わかります」


    「……それに頑張りたくても出来ないポンコツだっておるんやし」ボソ


    灰山「え?」


    「なんでもないよ」

    592 = 1 :



    「だから、ぶっぱも同じだと思うんよ」


    「そこまで必死にやって勝ち拾いたいのか?」


    「そんな事言われたら、うちはこう答えるんや」


    「当たり前やろって」ニコ


    灰山「……そうですよね」


    「うん」


    灰山「惨めでも勝ちたいですよ、やっぱり」


    「せやな」


    灰山「あそこでぶっぱなしとけばよかったって場面結構ありますし、ぶっぱも立派な選択肢の一つですよね!」


    「そういうことや」クスッ

    593 = 1 :




    ―――――――――――――――――――――――――――――――




    京太郎「怜さんお疲れ様でした!」


    「しんどかったー」フラフラ


    京太郎「ちょっと大丈夫ですか!?」


    「大丈夫やないでホンマ、あ、うち病弱やし」ガシッ


    京太郎「取って付けてような病弱アピールですね」ガシッ


    「京太郎うちどうやった?」


    京太郎「凄くかっこよかったですよ」

    594 = 1 :



    「惚れ直したかー」


    京太郎「はい、そりゃーもう」


    「えへへ」ギュッ


    京太郎(かわいい)


    京太郎「みんなの所に戻りましょうか」


    「んー、後5分」ギュッ


    京太郎「……怜さん朝の5分は短いですけど、休日のゲーセンでこの状態での5分はおそらく相当長いですよ」


    「」スーハースーハー


    京太郎「……怜さん?」


    「」クンカクンカ


    京太郎「あんたもかよーーーーーー!!!!!」


    「えへへ」ギュッ

    595 = 1 :





    蛇足的おまけ




    「後から聞いたけんやけどあんたダッシュ唐草得意なんやろ?」


    灰山「はい、そうですけど、それが何か?」


    「いや、それもぶっぱやん」


    灰山「そ……」


    灰山「そういえばそうだーーーーーー!!!」


    おわり

    596 :

    おっつおっつ

    格ゲーわからんけどなんとなく伝わってくるから困る(誉め言葉)
    しかしやはり怜もクンカーだったか

    597 :

    乙ー
    膝枕、うつ伏せ、クンカー フム

    598 :

    乙だよー

    599 :

    今って昇龍拳とソニックブームを一人で使うキャラなんているんだな


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