元スレほむら「サイレンの音?」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
201 = 1 :
選鉱所の建物に入り扉を閉める
落ちていた折れたモップで扉につっかえ棒をしたが
『あ゛けなぁざいぃぃぃい!』
激しく扉は叩かれ、破られるのも時間の問題だった
逃れるため階段の踊り場に駆け上がると
織莉子(痛っ……)
頭痛とともに脳裏にある映像が浮かんだ
それは階段の登りきった先を脇から見張っている誰かの視界
その手にはライフル銃が握られている
織莉子(挟まれた!?)
到底現実とは思えなかったが、織莉子は直感的にその映像が事実だと認識した
絶望的な状況
しかし僅かな希望は階段脇に外への出口が監視者の視界に映っていたことだ
織莉子(あそこから出られれば……)
その瞬間、つっかえ棒が折れて扉が開いた
202 = 1 :
織莉子は死を覚悟したが、
織莉子(!?)
奇跡か偶然か、監視者の視線が階段から外れたのが"視えた"
織莉子「今よ!」
ゆま「うん」
階段を駆け上がって出口から一気に建物の外に出る
そこには一本の吊り橋がかかっていた
後方からは奇声を上げて追いかけてくる屍人の気配
織莉子とゆまは必至に搖れる吊り橋を走り抜け
203 = 1 :
銃口に出くわした
204 = 1 :
立て続けに銃声が2発轟き
織莉子「あ……」
銃弾は狙い違わず全て命中した
205 = 1 :
射手は硝煙がたなびく銃口をおろすと
「大丈夫か?」
低くしわがれた声を掛けてきた
206 = 1 :
射手は先ほど橋にいた老人だった
振り返れば後方にいた屍人たちは倒れてうずくまっていた
ゆま「ありがとう、おじいちゃん」
織莉子にしがみついていた女の子が笑顔で老人に礼を言う
織莉子「助けて頂いてありがとう御座いました」
織莉子も深々と頭を下げた
207 = 1 :
老人は軽く頭を掻くと
「………村に下りる、今度こそ一緒に来るか?」
女の子の方を見た
ゆま「うん!」
老人は背を向けて歩き出す
しかし女の子は直ぐには彼を追わず、蹲る変わり果てた両親を見ていた
両親を亡くしていた織莉子には彼女の気持ちが十分に察せられた
織莉子「……行きましょう?」
それでも今はそんな感傷にも浸ってはいられない
ゆま「……バイバイ、ママ、パパ……」
208 = 1 :
吊り橋を渡りきり、森に入った時だった
織莉子の脳裏に再び誰かの視界が視えた
しかし、その視界はまるで這っているかのように低い位置にある
そしてそれだけではない
織莉子(速い……)
屍人の倍近い速さで走っている
それはまるで犬のようであった
織莉子(こっちへ来る!?)
それは織莉子たちがいた建物を通り抜け、吊り橋を見ていた
織莉子「……早くここから逃げましょう!」
三人は森を通り抜け、道に出るとその場を脱出した
――その時の織莉子には、遠くで異様な羽音がしていることを気に留める余裕はなかった
終了条件達成。
209 = 1 :
アーカイブNo.08 美国織莉子の学生証
白礼女学院中等部
生徒番号72115
美国織莉子
上記の者は本学院学生であることを証明する
平成××年 白礼女学院学長
210 = 1 :
はい、今回はおりこ☆マギカの主人公織莉子です。
アーカイブはでっちあげです。この話での設定ですのであしからず。
SIRENからは前回に引き続きスナイパーおじいちゃんです。
次回更新はちょっと長くなるかもしれません。
211 :
乙
頼む志村さん小学生と中学生置いて死なないで!
212 :
最後に残った道しるべ→まどマギ
どうあがいても絶望→SIREN
コンセプト真逆じゃんどっちに転ぶんかね
213 :
俺としてはSIREN側がいいなw
SIRENの魅力は『どうあがいても絶望』な終わりにあるしw
214 :
まあ、まどかが契約すれば1人2人は何とか?
215 :
晴海ポジションがどうなるか
216 :
サイレンクロスSSはそれなりにあるが、どれも絶望系っぽいな
217 :
だがそれがいい
218 :
サイレン分からんけど見てる
219 :
犬屍人と蜂屍人は猟銃とふすまがあれば何とかなるか
ほむらのゴルフクラブが役立つ時はいつになるのだろう
スナイパーじいちゃんって確か屍人化した記憶があるんだが、どうなるんだろう…
220 :
最初の時だけは人間の時の記憶が少しあった志村の爺ちゃん。次にあった時は人ではないな。
それより怪力は出るのだろうか。NTやってないと言う事は可能性は低そうだが、あいつはインパクト強いから出して欲しい気もするぜ
221 :
SIRENのネタバレされまくってるけどしていいの?
222 :
まぁ、ssなんだしストーリーどうなるかわかんないからいいんじゃない?
223 :
巴マミ 田堀/街道 初日/13時01分01秒
マミ「おかしな村ね 新しい物と古いものがごちゃ混ぜになっている……」
怪我を治療魔法で直したあと、この異界を歩き回った結果分かったことだ
ちぐはぐでまるで鵺のようだ
マミ「田舎だからかしら?」
それにしては不自然過ぎた
綺麗に舗装された道路の真ん中に上塗りするように古い家屋が基礎ごと建っていたりしたのだから
マミ「いずれにせよ何か手掛かりが欲しいわね……」
辺りを見回すと
マミ「……あの子」
早朝に助けた黒いワンピースの女の子が少年に連れられて歩いているのが見えた
224 = 1 :
マミ「貴女、無事だったのね」
少女の無事を確認してマミは安堵から声をかけた
「君は?」
連れの火かき棒を持った少年が尋ねる
マミ「私は巴マミ、魔法少女よ」
「魔法少女?」
マミ「まあ、正義の味方ってところかしら」
訝しがる少年を見てマミは微笑む
マミ「よければ一緒に……」
225 = 1 :
「ダメ!コイツについていっちゃダメ!」
大人しくしていた少女が少年にしがみついて突然叫んだ
「どういうこと?」
マミも少年も困惑する
「とにかくダメ!コイツ人間じゃない!」
「アイツらと同じ嫌な感じがする」
少女はおぼつかない足取りで少年の腕を引っ張ってゆく
「ちょっと待てよ、なんでいきなり……」
「いいから、行く!」
少年はマミに会釈すると少女に引きずられるようにその場を去る
226 = 1 :
マミ「どういうことかしら……?」
助けたのにえらく嫌われてしまったものだ
魔女退治で助けた人の中にはさっきの少女のような反応をする人が少なからずいた
マミ「…………」
経験があるとはいえ、マミは少し傷付いた
そしてそれ以上に
マミ「人間じゃない……アイツらと同じ感じ……?」
少女が言ったフレーズがどうしても頭から離れなかった
227 = 1 :
はい、今回も短いです
今回はSIRENのメインキャラSDKと二回目の登場の美耶子とマミさんでした。
忙しいので次回更新も長くなると思います
228 :
乙
美耶子ってそういうの分かるんだっけ?
229 :
屍人化が始まってるんじゃない?最初の方でケガしてたし
230 = 228 :
いやそれだったらもっとひどい人が…
232 = 231 :
乙
現状だと、美耶子の隣のSDKが一番、屍人化が進んでなかったっけ?
胸撃ち抜かれて、赤い水の川で長時間浸かってた訳だし……。
233 :
>>232
ヒント:美耶子の血
234 = 231 :
>>233
原作通りなら美耶子が須田に血を与えたのは二日目だったはず……。
235 = 229 :
>>232
単に魔法少女としての性質を感じ取ったのかね?
確かにすでに人間ではないし
236 = 222 :
SDKって須田君の略か
今まで何の事かわかんなかった
239 :
淫夢ネタではない
240 :
淫夢ネタって何?
241 :
異界ジェノサイダーTDN
うりえん(迫真)
242 = 240 :
ああ名前ネタか
243 :
真夏の夜の淫夢っていうホモビデオが方々でネタにされており、
タダノと言う名前ネタからTDNと来た、って言う説明で良いかな。
詳しく知りたいならwikiを付けてググるか、二コ動で検索してみると大百科にあるかも
244 :
考察は許し出てるけど関係ないことでスレが埋まるのは勘弁 ググれば済む話だし
245 :
美耶子とか知子が魔法少女になったりするんかな
246 :
それは面白そうだけど、展開予想してたら屍人が来るってばっちゃが死んでた
247 :
>>246
そういう良くあるネタは面白くないよ?
それに屍人とか非現実的なこと言うなよ……
あれ?誰か家の窓を叩いてるな…
全く誰だよ…
249 = 247 :
>>248
なんだお前か、あれ?目から赤い汁が出てるんだけどどうした?
250 :
>>248
お前だったのか
みんなの評価 : ★
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