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    元スレ男「目ぇ見えないクセにウロチョロすんなよ」 女「じゃあ、男くんの側にいるね?」

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    101 :

    淫魔の国でもいってろ

    102 = 101 :

    淫魔の国でもいってろ

    103 :

    「……!」ドキッ

    「……」ニコ ニコ

    「だ、だから俺は別に弁当とか、何も言ってねーし……」

    (……な、なんで女の表情一つでこんなに焦らされてんだろ俺)

    (女に顔見られてなくて良かった……多分、めちゃくちゃ恥ずかしい顔してる……)

    「ほ、ホントにいいのか? 弁当、別に無理しなくても……」

    「卵焼き以外に好きなの、あったら教えてねー」ニコ

    「お、おぅ……」

    104 = 103 :



    (コイツの笑顔……こんなんだっけ)


    (こんなに……)

    105 = 103 :

    _________________

    「あ、あの、お母さん。お願いが……あるの」

    「?」

    「あの、あのね、明日のお弁当なんだけど……私も手伝うから……」

    「で、できたら2つ、つ、作って欲しいなーって」

    「……」

    「た、大変だよね……」

    「あら、あらあら……あららー? ふふっ、どうしたの2つって、誰の分なのかなー?」

    「ち、違うの、誰のとかじゃなくて、あ、あぅ……誰かの、なんだけど……その……」かぁああ

    106 = 103 :

    「1人分作るのと2人分作るの、そんな変わんないし。いいわよー♪」

    「あ、ありがとお母さん! わ、私もお手伝いするから……!」

    「んー、女ちゃんがお手伝いかぁ……(大丈夫かしら)」

    「私も……作りたいの……」

    「……」

    「(くすっ)うん、じゃあ一緒に作りましょ♪」

    「う、うん……!」

    「で? そのコは何が好みなのかなー?」ニヤニヤ

    107 = 103 :

    ______________

    「うおー、屋上とか来んの久々だぜぇ」

    「そーなんだ? 私はよく来てるよー、ここ」

    「え、お前こんなとこまでウロチョロしてんのかよ、危なくね?」

    「風とか気持ちよくて……あとね、空をね、見るの好きなんだー」

    「……空って(お前どうせ見えないじゃん)」

    「……」

    「あ、いや……確かにここって見晴らしいいからな、なんとなくわかる」

    「うん、だからね、ここで誰かとお弁当を食べたりできるの……すっごく嬉しいの!」ニコ

    108 = 103 :

    「……! と、とりあえずさっさと飯食おーぜ」

    「だねー」

    「はい、男くんのお弁当だよー、お口に合いますよーに」

    「お、おぅ、サンキュー」

    「よ、よく考えたら女子にお弁当作ってもらうとか……な、なんかアレだな」

    「あ、う、うんでもそれ……お母さんが作ってくれたやつだから……」

    「あ……(そっか、女が作れるわけねーもんな)いやいやそれでも感謝!」

    「……」もじ もじ

    109 = 103 :

    「いただきまーす!」

    「ど、どうぞー」

    「……? あれ、なんか女の弁当、俺のやつと違うな」

    「……! こ、ここここれは……あの、わ、私が……作ったの、だから」

    「え? 女が作った!? 弁当を……!?」

    「……」こく

    「マジか……え、じゃあそっち食わせてくれよ」

    「!? だ、ダメ……っ!」

    110 = 103 :

    「み、見た目汚いでしょ? そ、それに味も……きっと美味しくないし……」

    (お母さんは褒めてくれたけど……でも、やっぱり恥ずかしい……!)

    「でも興味ある、勝手に貰う」ひょい パクッ

    「お、男くん!?」

    「!? (こ、これは……!?)」

    「だ、ダメ……だよ……」あせ あせ

    「うめえええええええ!!!?」

    「!?」ビクッ

    111 :

    こんな一途な男に
    俺はなりたい

    112 :

    続きを読みたくてたまらない

    113 = 103 :

    「う、美味いぞマジで……!(確かに見た目は変だけど、お世辞抜きで美味い!!)」

    「これホントに女が作ったのか? やべ、美味すぎ」ひょい ひょい パク パク

    「あ、ありがと……う、嬉しい……です」

    「いやこれ全部食べちゃうわ、お前ひょっとして料理の才能あんじゃね?」モグモグ

    「あ、じゃ、じゃあ2つとも食べていいよ、お母さんのお弁当も美味しいから///」

    「ん、なら2人でわけよっか」

    「う、うん!」

    「しっかし、正直ここまで美味いとは……以外だった」

    「お母さんのも美味しいー、えへへ♪」パク パク

    114 = 103 :

    ___________

    「ふぅー、食った食った……ごちそうさん」ごろん

    「はい、どういたしましてー」

    「あー、この後体育かー、サボろうかな」

    「ふふっ、先生にまた怒られるよー?」

    「女はサボったりしないのか? お前ならすぐ休めるだろ、メンドくさくないのか体育」 

    「う、うん……私は、みんなと一緒に、受けたいから……授業……」

    「……そっか」

    「……」

    「そりゃそーだ、それが普通だよな」

    115 = 103 :

    「……」

    「……」

    「あ、あの、男くん」

    「んー?(なんかまどろんできた……)」

    「明日も、お弁当……よかったら、なんだけど……」

    「その、男くんさえ迷惑じゃなければ……作ってきても……いいかな」

    「あー、お弁当かぁ……女の弁当美味しいなー(このままここで寝てサボるのもアリだな)」

    「じゃ、じゃあ明日も……!」

    116 = 103 :

    「んー、明日も美味しい弁当食えるのかぁ、いいのかなぁ、悪いなぁ」

    「……?」

    「から揚げとかも……好き。ぐぅ」

    「……」

    「……すぅ、すぅ」Zzzz

    「……くすっ、チャイム鳴るまでには起こしちゃうよー」ぼそっ

    「……」

    (風、気持ちいいな。こんなに幸せな気分……きっと、空も晴れてるよね)

    117 = 103 :

    陰湿なシーンはご勘弁を、正直この後もそういう描写はあります ここまで

    118 = 112 :

    SSな以上それは仕方がないと思っています
    それがあってもいいSSはいいので

    期待して待つ!

    119 :

    ハッピーエンドでオナシャス

    121 :

    ハッピーエンドでなければ七代祟る

    122 :

    バットエンドなら>>1を褒める

    123 :

    ハッピーエンドだって信じてるから鬱展開も耐えるよ!

    124 :

    >>117
    陰湿なシーンはスパイスとしてあっても良いけど長引いたりぐだるのはお勧めしない
    キリの良い所でスカッと解決が見てて気持ち良い

    125 :

    同じこと何度も書かなくていいんですよ。

    126 :

    127 :

    続きはよ

    129 :

    胸糞悪い虐め女共がバッドエンドであれば最高です

    130 :

    ___________________

    がや がや

    男友「……珍しくお前が飯誘ってくれたと思ったら」

    男友「女ちゃんが休みってだけかよ、この薄情もんが」

    「アイツ月1でそういう人たちの交流会みたいなのがあんだって」

    男友「ふーん、女ちゃんのことは流石よくご存知で」

    「んだよ、さっきからその感じ。だからこうやって一緒に飯食ってやってんだろ?」

    男友「うるせぇ! 女ちゃんとばっかイチャつきやがって!」

    「い、イチャついてねえだろ別に」

    男友「……お前、まさか親友の俺に報告もせず、女ちゃんと付き合ったりしてないだろうな?」

    131 = 130 :

    「し、してねーよ! なんで俺と女が付き合うとか、そ、そういう話になるんだ!」

    男友「……」じーっ

    男友「最近、女ちゃんが可愛くなったって、クラスの男連中の間でもっぱらの噂になってる」

    男友「もともと可愛かったけど……」

    男友「なんかお前と一緒にいるようになってから化粧とか! 髪とかも、綺麗にセットしてるし!」

    「え」

    男友「どーいうことですかー? 男くーん」

    「し、知らん(……化粧? 髪? ま、マジかよ全然気に留めてなかった)」

    132 = 130 :

    男友「親友として教えといてやる。クラスの男連中は全員『男死ね』って思ってるぞ、俺含めな」

    「お前もかよ!? 彼女いんだろお前……」

    男友「ちなみに男は影で『盲導犬』と呼ばれている」

    「盲導犬って……なんだそりゃ」

    「犬っつったら、どっちかというと女のほうだろ」

    「いつも後ろをちょこちょこ付いて来るからな」

    男友「……」

    「アイツ杖持っててもなんか危なっかしくてよー、そのクセよくウロチョロすんだよなー」

    男友「……(こいつマジで事故らねーかな)」

    133 = 130 :

    男友「とにかく! お前は野郎共通の敵だから、明日から話かけてくんじゃねーぞ!」

    「そうか、じゃあ今日のメシ代も返せないな。残念」

    男友「……!」

    「あ、そうだ……そういや、男友の彼女ってウチのクラスだよな?」

    男友「そうだけど……それがどうした? あとお金返してね」

    「……」

    「……女ってさ、女子の間では……どうなのかなって」

    男友「? どうなのって、何が」

    134 = 130 :

    「あー……いや、何か聞いたりしてねーかなって思っただけだ」

    「何もないならいいや、スマン」

    男友「?」

    「……」

    男友「……なんか悩みでもあんのか?」

    「んー、悩みっていうか、別にたいしたことじゃねーんだけどさ……」

    男友「どうせ女ちゃん関係の悩みだろ? いいねぇ、キャップルさんたちは」

    「……だから、カップルじゃねーって」

    135 :

    ギップリャ!

    136 :

    彼女いてとかいみわかんね

    137 :

    なんの行動もしてない野郎にそんな事言われたくないな

    138 :

    男友彼女いるんかい

    139 = 136 :

    男友はどこかおかしいのか?

    140 :

    これ男イジメに気がついてんじゃないのか?

    141 :

    男友の発言が相当イミフ

    142 :

    目見えない人って顔が気持ち悪くなってるよな

    妙におちくぼんでたり歪んだりして

    143 :

    >>142
    おちんぽぉ

    145 = 140 :

    >>136
    ただの女好きのお調子者
    もしくは彼女が不細工なんだろ

    147 :

    _____________

    キーン コーン カーン

    「男くん、今日もお弁当持って来ましたー」

    シーン

    「? ……男くん?」

    シーン

    「あ、あれ? 男くん、いないのかな?」スッ

    「……」サッ

    「……?(も、もしかして席間違えてるのかな……)」きょろ きょろ

    「……」

    148 = 147 :

    (目の前にいるんだけどね……)

    (男友たちに何か勘違いされてるみたいだからな、教室内では素っ気なくするぞ)

    (後で俺も行くから……さっさと屋上に行け!)

    「?」うろ うろ

    (せ、席の場所はあってるはずなんだけど……それに……)

    すん すん

    「男くんの匂いがする」

    「うわーーーーっ!? 何それっ!?」ガタッ

    「あ、男くんいたー」

    149 = 147 :

    「に、ニオイって……! え、ウソ、俺そんなに臭う!?」くん くん

    (もしかして汗臭いとか!? じょ、女子に言われるとかなりショック!!)

    「うん、男くんの匂いするよー」すん すん

    「ちょ、やめて。な、何だよ俺のニオイって」

    「んー、えっと……どういっていいのかわかんないけど……」

    「とにかく男くんの匂い」ニコ

    「説明になってねえよ!」

    「す、すごくね、ス、スキナニオイガスルノ///」ごにょ ごにょ

    150 :

    お、リアルタイム遭遇


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