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    元スレ魔王「勇者よ、ここで終わりだ!」勇者「ちいぃッ……!」

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    151 = 106 :

    ――――――

    魔王の部屋

    魔王皇后「って事があったの~」ニコニコ

    魔王「……」

    魔王(流石にこれは勇者に頭を下げねばならんか……)

    152 = 106 :

    魔王皇后「勇者さんの件ですけどね~、私気に入りましたわ~。だからあなた」

    魔王「……な、なんだ」

    魔王皇后「私はこのままで良いとおもいますの~。つまり~」

    魔王「……つまり?」

    魔王皇后「勇者さまに何かしたらぁ、ただじゃおきませんわ~」

    魔王「……そ、そういうものでは」


    魔王皇后「 た だ じ ゃ お き ま せ ん わ 」

    魔王「はい」


    153 = 106 :

    魔王「……しかし、どうしてメイド長や警備隊長、それにあの子やお前までが勇者の肩を持つのかてんでわからん」

    魔王皇后「悪い人じゃないし、何にせよイケメンじゃありませんか~」

    魔王「……どいつもこいつもイケメンイケメンって」ぶつぶつ

    魔王皇后「でも、旦那さんはあなたで大正解でしたわ~。大好きよっ」

    魔王「ええ~///」でへり

    魔王皇后「………今日こそ二人目、どう~あなた///」

    魔王「う、うむ///」


    魔王(すまなかった勇者。そして……)


    魔王(ありがとう勇者!!!!)


    ▼まおうと ゆうしゃのきょりが すこしちぢまった!


    【第5話・おわり】

    154 = 106 :

    ありがとうございました。第5話おわりです。
    6話は夜に予定してます

    155 :

    乙です!ハイペースだな~。

    156 = 106 :

    ――――――


    警備隊長「と、言うわけでだ、勇者殿」
    警備隊長「本日は貴殿に、この国の仕組みとか、政治とかを学んで頂こうと思う」
    勇者「断る」

    警備隊長「な、なんで」

    157 = 106 :

    【第六話】

    勇者「常識的に考えて見ろ。勇者は魔王を倒す為に存在する。そんな男が魔王国の仕組みだとか、政治だとかを学ぶのは些か道理に反するとは思わんかね」

    メイド長「ではお言葉ですが」ヌッ

    勇者「ぬわっ!」

    メイド長「その敵の城で三食昼寝付き、やることと言えば週一度の訓練くらいのもの…そして挙げ句の果てには、そのお言葉」

    メイド長「これは道理に反さないと仰るので?」

    勇者「…ま……ん」ボソボソ

    メイド長「聞こえませんわよ」

    勇者「……すいません」ボソッ

    158 = 106 :

    メイド長「……隊長さん、お続けになって」

    警備隊長「……」ハァハァ

    メイド長「…ど、どうかなさったの?」

    警備隊長「い、いえ!」ビシッ

    警備隊長(……自分に置き換えたらいきり立ってしまった///)

    159 = 106 :

    警備隊長「で、我が国には人間国と同じように様々な省庁、隊が存在する」

    警備隊長「まずは補給庁、これは物資の補給や人間国からの輸入を担当する。」

    勇者「……そんなことは可能なのか」

    警備隊長「まあ、特殊なルートを用いればな。服や靴、小麦なんかを仕入れている」

    勇者「なんでわざわざそんなことをするのだ?それくらいお前達の国でも生産できそうなものだがな……」

    警備隊長「そんなこと、私に聞かれたってこまりますよ!!」

    勇者(ぎゃ、逆ギレされた……)

    160 = 106 :

    警備隊長「そして宮内省…この長が、大臣殿ですな。それから経済省、魔法庁、武器省に法務省、財政省に人事委員会、王立魔王軍……ま、警備隊はそこの出がほとんどだな」

    警備隊長「それから……公安局、ここの憲兵隊がまぁ我々と色々あるのだが」

    勇者「ん?では、警備隊は軍、憲兵隊というのは……言わば警察のようなものか」

    警備隊長「そうだ。で、軍と公安局は自らの管轄で大分揉めていてな。原則、人間国から城までは我々が取り持つようにはなっているのだが」

    警備隊長「憲兵隊は城内の警備に関して、法を持ち出してちょっかいを出すのだ。」

    勇者「なるほど、どこでも管轄争いと言う類はあるのだな……」

    警備隊長「しかも、憲兵隊長が融通の効かない人間と来た…もうアイツは一回頭でもうったらいいんじゃないかと!」

    161 = 106 :

    ガチャン!

    大臣「大変ですぞ!大変ですぞ!」

    警備隊長「どうかしたか、大臣殿」

    大臣「それが……」




    ドンッ!ドンッ!ドンッ!




    大臣「ひゃあ!もう来てしまった!来てしまったぁ!!」

    162 = 106 :

    警備隊長「て、てててて、敵か!」

    勇者「……貴様は警備隊長だろう、少しは落ち着いたらどうだ」

    大臣「て、敵ではないのだが……」




    ガチャン……

    バンッ!




    ???「銃、構え…!」

    ???「……」ジャキッ!

    ???「……」ジャキッ!



    勇者「……って、なに私?私狙いか!?えっ?」

    163 = 106 :

    憲兵隊長「…久しぶりだな警備隊長」

    警備隊長「………憲兵隊長!」


    勇者(……け、けんぺいたいちょう?)

    164 = 106 :

    警備隊長「何をしに来た!ここは警備隊の管轄だ。その中で銃を客人に向けるとは…愚弄!恥を知らんか!」

    憲兵隊長「破廉恥なのはどちらかな。警備隊長とも在ろう者が、犯罪者の肩を持つとは失笑物だ……」

    警備隊長「犯罪者?客人であられるぞ勇者殿は!」

    憲兵隊長「いや、魔王陛下の命を絶とうとした不届き者だ。国家転覆罪が適用され、裁判なしの即銃殺が彼には相応しい…」

    勇者「じゅ、じゅじゅ、銃殺?い、痛いのか!痛いのかそれは!」

    メイド長「……意外とチキンですよね、勇者様って」

    165 = 106 :

    憲兵隊長「とにかく、ここで彼を銃殺する……」

    警備隊長「何を戯れ言を!勇者殿は殿下のお眼鏡にかなったのだ!貴様こそ国家反逆の罪に問われるのではないか!」

    憲兵隊長「それは更に問題だな。我々の王に反逆者がなるとなれば、国民の感情はどうなる……」

    警備隊長「お前の言う国民は随分頭の堅いウスラトンカチだな!」

    メイド長「ちょっとお二人とも……」


    勇者「 」

    166 = 106 :

    憲兵隊長「感情で仕事が勤まる警備隊の長とは違うのだ……。」

    警備隊長「だまれロボット人間!」

    憲兵隊長「……ヒステリックに何を言われても……」



    メイド長「おやめなさい二人とも!!!!!!!」


    警備隊長・憲兵隊長「めっ……メイド長……!」

    167 = 106 :

    メイド長「どうしていつもいつもケンカ腰なんです?少しは仲良くなさったらいかがです」

    憲兵隊長「め、め、め、メイド長…!い、い、い、いらっしゃったのでありますか……!!!!!!」あたふたあたふた

    メイド長「お久しぶりですわ憲兵隊長さん」

    憲兵隊長「こ……こちらこそ……その……メイド長がお元気であ、あ、あら、あらせられて………////」

    メイド長「あらやだ、お顔が真っ赤よ」

    警備隊長 「………」チッ

    勇者(……成る程そう言う)


    168 = 106 :

    ガチャ

    魔王「なに、どうしたのだ騒がしい。我輩お昼寝中だったんだけどぉー」

    魔王「勇者さま、こんにちはーのキーッス!」ガバッ

    勇者「…………」サッ

    魔王「ちぃぃ!」

    魔王「キーッス!キーッス!」ガバッ

    勇者「………」サッ



    メイド長・魔王娘「………」ブチュッ




    魔王「……やるな勇者さま」ふきふき

    勇者「伊達にお前の相手はしてきてはいない」キリッ

    魔王「………」チッ

    メイド長(当の本人がこれじゃあ……)ふきふき

    169 = 106 :

    かくがくしかじか

    ドンッ!

    憲兵隊長「以上が私の主張であります…魔王陛下」

    憲兵隊長「是非、ご決断を…」

    魔王「う…うん、お前の言うことは尤もだし、まあ私もそうしようかなとか思うこともあったんだけど……」

    魔王(そんなことしたら、嫁(皇后)に殺されちゃうし……)

    170 = 106 :

    憲兵隊長「市民への見せしめとして行うべきかと。これでは、市民からも反逆者を生み出す結果になりかねません……」

    魔王「ま……まあそうなんだけど……」

    警備隊長「魔王様!勇者殿は我々の訓練にもよく耐えてくださる!最早処罰する理由はないと言うもの!」ドンッ!

    魔王「うん……まあ………」

    警備隊長「それに、臣下には元人間も多い!彼らに決してよい影響は……」

    憲兵隊長「私も人間出だが、そうは感じぬな。だから貴様はヒステリックと言われるのだよ、警備隊長…」

    171 = 106 :

    警備隊長「ハァ?ナメクジロボットには聞いとらんのだがぁ?」

    憲兵隊長「貴様のようなヒステリックが国を潰してきた記述で歴史の図書館は埋まっているのだよ……」

    警備隊長「人は気持ちの上でだな!成り立っているのだと……」


    ワーワー!クドクド…ワーワー!クドクド…

    魔王(面倒事になったなぁ………)

    172 = 106 :

    メイド長「お二人の話を総合すれば、警備隊長さんは勇者様の無実を主張されていて」

    警備隊長「当たり前だ!」

    メイド長「憲兵隊長さんは勇者様を即刻死刑にすべきだと」

    憲兵隊長「当たり前だ…」

    メイド長「で、当事者である勇者様は……」

    173 = 106 :

    魔王「今度こそ……キーッス!」

    勇者「………」サッ

    魔王「くらえ、キーッス!キーッス!キーッス!」

    勇者「……甘いぞ」サッサッサッサ

    メイド長・憲兵隊長・警備隊長「………」

    174 = 106 :

    メイド長「……とりあえず、魔王様に最終的に決めていただきませんと」

    魔王「えっ、えっ、我輩?我輩決めるの?」

    警備隊長「さあ!」

    憲兵隊長「さあ…」

    魔王「いや……まあ……」

    警備隊長「さあ!さあ!」

    憲兵隊長「さあ…さあ……」

    魔王(……我輩の威厳的には決めちゃわないとまずいよね…いや、まずいのは分かってるんだけど)

    魔王(怒られるのやだし、かといって憲兵隊長は我が国にとって欠かせない人材だし……)

    魔王(なんとか有耶無耶にならないかなぁ……なんないよなぁ……)

    175 = 106 :

    魔王「憲兵隊長は勇者の何が気にくわない」

    憲兵隊長「存在そのものです…」

    魔王「それは我輩も全くもって一緒なんだけど、特に何が気にくわないとかはあるだろう、例えば顔とか顔とか顔とか」

    憲兵隊長「そうですね私も男前は大嫌いですが……まあ敢えて言うならば、『器』ですかね……」

    警備隊長「器なら十分だ!それは私が………」

    憲兵隊長「確かに未熟者の言う器なら、一滴の雫で溢れてしまうだろうな……」

    警備隊長「……貴様はイヤミしかいえんのか?」

    176 = 106 :

    憲兵隊長「どうみてもあの男、脳天気な小物にしか思えぬのです……」

    警備隊長「勇者殿は本当はすごい方なのだぞ!私は知って……」

    警備隊長「……知ってる……わけではないが」

    憲兵隊長「知らんのか………」


    警備隊長「………」

    魔王「とにかく、その勇者の器とやらを鑑みる事が出来れば…憲兵隊長の気も少しは変わろうか」

    憲兵隊長「……私の行為は法によるものです。法そのものに従う姿勢は代わり在りません……」

    憲兵隊長「しかし…解釈を違える程度は出来なくは……」

    魔王「うむ…では、勇者の器を確かめてはどうかな」

    憲兵隊長「と、仰いますと………」

    魔王「私に良い考えがある」

    177 = 106 :

    ――――



    魔王「ただ今より!魔王国憲法第267条に基づき擬似決闘を……

    警備隊長「オイコラ憲兵隊長、かかってこいや!」バチバチ

    憲兵隊長「望むところだ……」バチバチ

    魔王「擬似決闘をおこn

    警備隊員A「くたばれ憲兵隊!」

    警備隊員B「死刑はんたーい!!」

    憲兵隊員A「くたばれ勇者!くたばれ警備隊!」

    憲兵隊員B「し・け・い!し・け・い!」

    魔王「……擬似決闘を執り行う」

    178 = 106 :

    魔王「説明を頼んだぞ、メイド長……」

    メイド長「了解しましたわ。まず魔王国憲法の記載により、魔王の特別の配慮があった場合、及び憲兵隊長の同意のもとで恩赦を与えると言うものがありますが」

    メイド長「今回の場合、憲兵隊長の同意を得られないケースにあてはまります。その場合、擬似決闘を持って、仮に被告側が勝利すれば同意を得たとみなすというものですわ」

    メイド長「過去何度か恩赦はありましたけど、憲兵隊長が拒否なさるケースは初めてですわね」

    警備隊長「成る程、歴代の憲兵隊長の中でもこいつが一番無粋だと」
    憲兵隊長「歴代一無能な輩にそのような発言をする権利はないと思うのだが」


    メイド長「お二人とも、みっともありませんわよおやめなさい」

    憲兵隊長・警備隊長「………すいません」

    179 = 106 :

    メイド長「と言うわけで今回の擬似決闘はモデルガンで行います。当たれば死亡扱いとなり……」

    警備隊長「い、異議あり!それでは普段から銃を使う憲兵隊長に有利ではないか!」
    メイド長「と言う意見もおありかと思い、ハンディキャップをつけました」


    憲兵隊軍
    ・憲兵隊長さん

    勇者軍
    ・勇者様
    ・警備隊長さん
    ・警備隊員A・Bさん
    ・殿下

    警備隊長「で…殿下まで?」

    メイド長「やりたいやりたいと、延々だだをこね出したので仕方なく……」

    180 = 106 :

    魔王(むふふふ……私が勇者様をお守りすれば!更に恩が売れるチャーンス!)

    魔王(お、恩を売ればあんなことや……こんな……そんな……いやああん!)

    魔王「ぐへへへへ………」


    勇者(む、娘からとんでもない量の妖気が………)

    181 = 106 :

    警備隊長「しかし、これでは逆に憲兵隊長から不満が出るのではないか?」

    憲兵隊長「お気遣い結構。素人が何人束になった所でどうということもあるまい」

    警備隊長「ハアア?べっつに憲兵隊長の事とか気遣ってないしぃ~、お前が後でうるさいと困るから言っただけだしぃ~」

    メイド長「………ですからおやめなさいと!」

    警備隊長・憲兵隊長「はっ!」ビシッ


    メイド長(もう、返事だけはいいんだから……)

    182 = 106 :

    憲兵隊長「と、言うわけで武器はこちらで用意させていただいた。好きな物を選びたまえ……」

    魔王「じゃあ私はマシンガン!」

    勇者「では私はこのライフルとかいう長いもので…」

    警備隊長「我々は余りの自動小銃でかまわない」

    憲兵隊長「私も貴殿と同じ規格のもので構わない」

    メイド長「ってことで再度ルールの確認を致します。」

    メイド長「弾は怪我をしない特殊なものを使用し、一発でも当たった時点で死亡扱いになります。死亡した者はゲーム終了まで公正を期すために原則として動かないこと。」

    183 = 106 :

    メイド長「それから憲兵隊長を仕留めれば勇者軍の勝ち、勇者軍が全滅となれば憲兵隊長の勝ち……お分かりになって?」

    警備隊長「実に明快な説明であったぞメイド長殿!」

    憲兵隊長「沈黙は金と申すが、貴殿の的確な説明は、例えるならばプラチナですな……」

    メイド長「もう、お二人ともお上手なんですから」

    警備隊長「憲兵隊長、貴様の悔しがる表情が今から目に浮かぶようだな!」バチバチ

    憲兵隊長「頭をすりつける貴様の姿の方が鮮明だぞ……」バチバチ

    メイド長「………もう」

    勇者「……盛り上がっているなぁ」

    魔王「置いてきぼり喰らっちゃってますよねあたしたち」

    184 = 106 :

    メイド長「と、言うことで開始します!」

    魔王「じゃあ我々はテラスで茶でもするかな」

    大臣「よろしいんです?ご覧にならなくって」

    魔王「やってる間に目的なんて有耶無耶になっちゃうってぇ。大臣、今日こそは負けないぞー!」タタッ

    大臣「望むところですぞ!」タタッ



    メイド長「……スタートですわ」

    185 = 106 :

    勇者「し、しかしどう使うのだこれは……」ブン!ブン!

    勇者「いくら振っても弾は出てこないぞ!不良品ではないか!」

    警備隊長「……勇者殿はあんな様子であるからして戦力は4名となるわけだが」

    警備隊員A「殿下は、こう言った類の物はお使いに?」

    魔王「なれますよ。一応一通りの訓練は受けてるつもりです。」

    警備隊員B「……いっそのこと殿下の魔術でどうにかするとか」

    警備隊長「駄目だ。あの男は魔術の心得が一通りある。ルール違反だなんだとイチャモンを付けかねない」

    警備隊員A「ならばやはり我々が攻めて、殿下と勇者様にはお逃げいただくと」

    警備隊長「……そうだな。殿下には万一の際勇者殿のボディーガードを勤めていただく」

    警備隊長「だが、我々がここで決めるぞ」
    警備隊員A・B「はっ!」

    186 = 106 :

    憲兵隊長「相談は終わったかな?」

    警備隊長「その偉そうな面に、弾丸を叩き込んでくれるわ!」

    警備隊長「勇者殿、殿下!今のうちに!」


    魔王「参りますわ勇者さま!」ギュッ

    勇者「あ……ああ!」グイッ



    タッタッタッタッタッ………



    187 = 106 :

    憲兵隊長「成る程。賢い作戦だな警備隊長」

    警備隊長「戦略に関しては貴様よりかは場を踏んでいるからな。我々も銃の訓練くらいは受けている事だ」カチャッ


    憲兵隊長「確かに……戦略的には間違ってはいない。一気にカタをつけることを狙い、同時に不要な人員を上手い具合に割いた。戦いは人数ではないからな……」

    警備隊長「……だr」



    憲兵隊長「……」バン!バン!バン!




    警備隊長「………えっ」

    188 = 106 :



    ▼けいびたいちょうは ひだんした!

    ▼けいびたいいんABは ひだんした!


    警備隊長「い、いや、ちょっと話の途中じゃ……」

    憲兵隊長「………」スタスタ


    警備隊長「ちょ!ちょ、まっ!」

    メイド長「警備隊長と愉快なお仲間の皆さん、即死です」

    警備隊長「…………」




    ▼勇者最大のピンチ!憲兵隊長の魔の手が迫る!!第七話に続く!

    【第六話・おわり】

    189 = 106 :

    第六話おわりです。お付き合い頂きありがとうございました
    第七話は明日くらいに。

    ちなみに全10話予定です。

    190 :

    おつ

    全10スレでもいいのよ

    191 = 155 :

    >>190
    お前は>>1を殺す気かwww

    192 :

    と言う訳で日付変わったので再開

    193 = 192 :

    ―そのころ―



    タッタッタッタッタッ……

    魔王「……ここね」



    ガチャッ

    魔王「お入りになってください」

    勇者「……ここは」

    魔王「お父様の部屋です。ここなら、城の一番奥ですし多分安心できますわ。勇者様」ニコッ

    勇者「あ……ああ」

    魔王「………勇者様、その」

    勇者「なんだ」



    魔王「は、初めて私の手を……とってくださいましたね………///」




    勇者「!!!」

    194 = 192 :

    勇者「あ、あれはだな!そのだな!ゆ、油断したのではないぞ!!なんとなくだな!」カクカクカク

    魔王「……私にも分かりますよ、本当は勇者様のお気持ちが」

    勇者「………えっ」

    魔王「私のお父様は…私に固定観念を植え付けない人ですから、在る意味私は私として物事を見れたのです。でもそれは…お父様が強くて、私が恵まれているからってことも知ってますわ」

    魔王「だけどきっと人間が強い世界で、人間は嫌なものだと、言われ続けていたら…私だって勇者様を怖がっていたと思います。」

    勇者「………」

    195 = 192 :


    魔王「でも、それでも私は思うんです。にらみ合いながらも共存出来ていたのだから…どこか、私達は同じなんだと思います」

    魔王「私だって悲しいときには泣きますし、嬉しいときには笑います。」

    勇者「……ああ」

    魔王「そして頭に来るときは発散させます」ジャキッ

    勇者「………えっ、な、なに?」

    196 = 192 :

    魔王「………こないだのパンツの件の恨み!はらさで置くべきかァァアア!!!!」バババババババババ!!!!




    パリーン!パリーン!パリーン!パリーン!パリーン!


    勇者「ぬわあああ!?へ、部屋の中だぞぉ!?」


    魔王「お父様のバカぁ!!!!!!」バババババババババ!!



    パリーン!パリーン!パリーン!パリーン!パリーン!パリーン!パリーン!パリーン!


    勇者(………や、やっぱり怖い、この娘)

    197 = 192 :



    ………ズキューン!




    魔王「!?」


    勇者「なっ!」



    ▼まおうむすめは ひだんした!


    198 = 192 :

    憲兵隊長「いけませんな殿下。そのような使い方をすれば道具が泣きます……」ニヤッ


    ▼けんぺいたいちょうの つめたいわらい!


    勇者「け、憲兵隊長いつの間に……!?」

    魔王「っていうか、どうしてここが!」

    憲兵隊長「アレだけ派手な音がすれば……」

    勇者「………」ジッ

    魔王「……てへっ☆」

    199 = 192 :

    勇者(ど……どうする!ろくに銃の使えない私だけが………)



    勇者(いや……もしやこれが娘の狙いだったとか…いやしかし……いや………)



    憲兵隊長「すまないが、君の死罪は確定した。しかし即刻とは言わない…身辺整理をする時間くらいはやろう………」ジャキッ

    勇者「……ぐっ」

    憲兵隊長「では………」





    勇者(ここまでか………ッ!!!)

    200 = 192 :

    カチャッ

    メイド長「あらあらすごい音がしましたけど」

    憲兵隊長「!」

    メイド長「あら、憲兵隊長さんこちらに?探しましたのよ」ニコッ

    憲兵隊長「め……メイド長……///」ドキドキ

    メイド長「それにしてもこの部屋だれが……」

    魔王「はい!憲兵隊長がやりました!」

    憲兵隊長「えっ」


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