私的良スレ書庫
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元スレ久「須賀君、奈良まで遠征に行って来て頂戴」 京太郎「ええっ!?」
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久保「(そういえば 知り合いが妙な事を言っていたな… 倒れて生死の境をさまよってから一巡先を見る能力が身についた…と 半信半疑だったが… どうやら本当のようだな)池田ァ 今日のところはここまでだ 園城寺は元々 この病院に用があって来ただけだからな あんまり無理をさせられない」
池田「わかりました… コーチ…」
園城寺「風越のコーチさん 私ならまだ打てるで? 今日は体調がええから まだ大丈夫や」
久保「そういうわけにはいかん そっちの監督に無理をさせない程度にと言われてるんだ ここに来てから まだ 休んでないだろ?」
園城寺「車の中でぐっすり眠っとったから平気や」
久保「あんな状態でぐっすり眠れるか とにかく! 今日はもう駄目だ ほら 部屋に戻るぞ」
園城寺「あんたのところのコーチ 意外とケチやな」
久保「何か言ったか?」ギロッ
園城寺「別に何も… ほな さいなら 池田さん… 」
ガチャ
池田「(結局 一回も勝てなかったし…)くそっ!」ドンッ
――――
―――
――
園城寺「ここが私の泊まる部屋なんか? 随分としけた部屋やな… 」
久保「文句を言うな とりあえず ここが お前の部屋だ 鍵は渡しておくから 何かあったら電話してこい」
園城寺「私はいつになったら帰れるん?」
久保「心配しなくても あと二、三日で帰れる」
園城寺「そか それは良かったわ」
久保「あぁ あと さっきの病院の先生が 発作や気分が悪くなったら この薬を飲めだと」ポイ
園城寺「何の薬なん?」
久保「発作の症状を和らげる薬だそうだ」
園城寺「ふ~ん 了解 わかったわ」
久保「散歩に行く程度なら構わないが 遠くに行って迷うなよ?」
園城寺「私 もう大人やで? そんなアホみたいな事せんへんわ」
久保「それならいいがな それじゃ私は行くから」
園城寺「ん…」
ガチャ
園城寺「随分と恐そうな人やったな… なんか暇やしテレビでも見るか…」ピッ
園城寺「………(録なテレビしとらんし つまらんわ…)」
園城寺「(あと二、三日もこんなところに居るとか何の拷問なん…)」
園城寺「はぁ…(竜華の膝が恋しいな…)」
~次の日~
園城寺「ふわぁ~ 今何時や… 8時15分………って!? 学校に遅れてしまうわ! 制服どこや!? どこにもないで!? 」
園城寺「目覚ましセットしたはずなのに… なんでや」
園城寺「このままやと 完全に遅刻やわ… どないしょう…」
園城寺「………」
園城寺「(よくよく考えたら 長野に来とるんやったわ… しかも今日は休みの日やったし…)」
園城寺「………眠」
園城寺「もう一眠りしよ…( 竜華「(怜は そんなんやから身体が弱いんや もっと身体動かさんと!)」)…いらん事 思いだしてしもうたわ…」
園城寺「」ゴロン
園城寺「(たまには身体… 動かしてみよか…)」ヨイショ
――――
―――
――
園城寺「………」トコトコ
園城寺「大阪と違ってあまり 賑やかやないな(長野って何を楽しみに生きとるんやろ…)
園城寺「(病院の時間には早過ぎるし かと言って 何か 珍しいものがあるわけでもないし… ん?)なんか ええ匂いすんな…」クンクン
いらっしゃいませ~
園城寺「! あ、あれって もしかして!」
園城寺「長野県のみ限定と噂されとる 幻の クレープ屋とちゃうやろか?(もし そうなら 食べてみたいけど… 財布 部屋に忘れてきてもうたわ…)」
園城寺「はぁ…」
――――
―――
――
園城寺「それにしても…」
園城寺「随分 歩いた気するけど… ここ… どこや?」
シーン
園城寺「(………ちょっとまずいんとちゃうか? 何やここ… 人っ子 一人おらんやんか)」ダラダラ
園城寺「と、とりあえず… 風越のコーチに(久保「散歩に行く程度なら構わないが 遠くに行って迷うなよ?」
園城寺「私 もう大人やで? そんなアホみたいな事せんへんわ」)無理や… あんだけの事 言うとって 電話なんかかけたら 馬鹿にされるの みえみえやん」
園城寺「どないしょう…」
ドクンッ
園城寺「!?」
園城寺「うっ… (しもた… 今日の分の薬 まだ飲んでなかったわ…)」
園城寺「く、薬…」ポロ
園城寺「!?」
園城寺「ううっ… (神様にまでも見捨てられてもうたんか…)」
バタン
園城寺「ハァハァハァ (こんな わけのわからん所で 野垂れ死にとかいややな…)」
園城寺「うっ…(苦しい…)」
園城寺「(助けを呼ぼうにも人っ子 一人 おらんし 完全に詰んだわ…)竜華 後の事は頼んだで…」
?「ちょ! 大丈夫ですか!?」
園城寺「? (………誰や?)」
?「意識は… よし 大丈夫だ! 待ってて下さい 今 救急車を呼びますんで」
園城寺「く、 ゴホッ 薬… 」
?「薬? 薬ですか? えっと…」
園城寺「バ、バッグ…」
?「バッグですね!? どこだ… えっと ええっと あった! これですよね?」
園城寺「」コクッ
?「水は… 俺の飲みかけしかないけど このさい何でも…」
?「口を開けて下さい」
園城寺「ん…」パクッ
?「ゆっくり 飲んで下さいね」
園城寺「」ゴクッ
園城寺「あ、ありがと…」
?「いえいえ… とりあえず ここは日ざしが凄いんで 日陰に移動させますけど? いいですね?」
園城寺「」コクッ
?「ヨイショっと… って軽!? ちゃんと飯食ってんですか!?」
園城寺「助けてもろとってなんやけど… 少し… 黙っといてもらってもかまへんか?」
?「は、はい」
――――
―――
――
?「気分はどうですか?」パタパタ
園城寺「少し… 良くなってきたわ…」
?「そうですか それは良かったです」
園城寺「ありがとな…」
?「いえ! 全然 気にしないで下さい 困った時はお互い様じゃないですか」
園城寺「優しいな あんた…」
?「そんな事は… それより救急車 呼ばなくて 本当に大丈夫なんですか?」
園城寺「あんたに 薬 飲ましてもろたから 平気や 流石に薬がなかったら やばげやったけどな…」
?「間一髪ってところですか?」
園城寺「まさにそれや」
?「そうですか…(部長のお使いで水 多めに買っといて良かった~)」
園城寺「ところで あんたの名前 教えてくれへんか?」
?「へっ? 俺? 俺は… 清澄高校麻雀部一年 須賀京太郎って言います」
園城寺「須賀君やね? 私も 自己紹介するわ 千里山女子 三年の園城寺 怜って言います よろしゅうな?」
京太郎「せ、千里山女子って あの大阪の超名門の!?」
園城寺「そやけど それが どないしたん?」
京太郎「す、すっげー!」キラキラ
園城寺「そ、そうか?」
京太郎「凄いに決まってるじゃないですか!? 千里山女子って言ったら関西最強と評されている高校で 激戦区の北大阪地区を10年連続で制し、過去30回以上インターハイに出場している 名門中の名門ですよ!? 麻雀やってる人が知らないわけないじゃないですか!」
園城寺「まぁ 確かに 名門って言えば 名門やったな」
京太郎「怜さんも麻雀部なんですか?」
園城寺「一応 麻雀部員やで」
京太郎「おぉ~ でも 千里山でレギュラーとるのって大変なんじゃ」
園城寺「大変なんてもんやないわ 全国各地から名のある強豪が集結するんや 生半可な覚悟やと レギュラーどころか 二軍にすら入れへんわ」
京太郎「へぇ~ 怜さんはどれぐらいなんですか?」
園城寺「私か? 麻雀の技量は三軍と同じぐらいやな(まぁ あくまで 麻雀の技量はやけど…)」
京太郎「なるほど… ところで 大阪から長野まで遠征か何かですか?」
園城寺「こっちの病院に少し用事があってな? それで 大阪から長野まで来たんや」
京太郎「そうゆう事ですか」
京太郎「ん? でも病院に用事があるんですよね? なんで こんな 病院とは 真逆の方にいるんですか?」
園城寺「病院に行くにはまだ時間が早かったんや だから… 少し散歩を… 」
京太郎「あぁ! 暇だったから散歩してたら 迷子になったってわけですか」
園城寺「うっ…」グサッ
園城寺「ま、迷子になったんやない 少し道がわからんようになってしもうただけや」
京太郎「一般的にそれを迷子って言うんですよ」
園城寺「迷子やない 道がわからんようになってしもうただけや」
京太郎「はいはい」
園城寺「~~~」カァー
――――
―――
――
京太郎「ト~キさ~ん 拗ねないで下さいよ~」
園城寺「拗ねとらんし 迷子にも なっとらんわ!」
京太郎「それは もう わかりましたから」
園城寺「」グゥ
京太郎「? お腹減ってるんですか?」
園城寺「わ、私やないで?」アセアセ
京太郎「流石に無理があるかと…」
園城寺「うっ… 朝から なんも食べてないんや… しょうがないやろ…」
京太郎「最初からそう言って下さいよ 確か この辺りに…」
園城寺「? 何探しとるん?」
京太郎「この近くに長野限定のクレープ屋が珍しく来てるんですけど そこのクレープがちょ~ 美味しいんですよ」
園城寺「!? クレープか!? 私も 大好物や!」
京太郎「そこのクレープを一口でも食べたら 今まで食べてきたクレープが食べれなくなりますよ」
園城寺「そんなに旨いんか!?」ゴクッ
京太郎「それはもう 旨すぎますよ」
園城寺「それは楽しみやな… あっ… 」
京太郎「? どうかしましたか?」
園城寺「私… 今 お金持っとらんやったわ…」
京太郎「それなら 俺が奢りますよ せっかく 大阪から来たんだし 長野の有名クレープを食べて行って下さいよ」
園城寺「ほんまか!? で、でも… 助けてもろた挙げ句 その恩人に 集るなんて… 」
京太郎「大丈夫ですよ! この間 奈良に行った時のお金が大分余ってるんで 問題ナッシングですよ!」
園城寺「で、でも…」
京太郎「怜さんが食べてくれないなら 俺も 食べませんよ?」
園城寺「な、なんやそれ 須賀君は関係ないやろ」
京太郎「あ~ 怜さんが食べてくれないから 俺も 食べれないな~」チラ
園城寺「うぅ…」
京太郎「滅多に 来ないんだけどな~」チラ
園城寺「うぅぅ…」
京太郎「食べt「あ~ もう わかったわ 奢って下さい お願いします これで ええか!?」
京太郎「良く言えました~」ナデナデ
園城寺「頭 撫でるん やめい!」
~~~クレープ屋~~~
京太郎「クレープ二つお願いします」
店主「はいよ~ 1000円な」
京太郎「はい」
店主「まいど~」
園城寺「ほんま ええ香りやな~」
京太郎「この匂いは多分 バニラですかね?」
園城寺「美味しそうやわ~」
京太郎「(聞いちゃないないよ この人…)」
園城寺「? なぁ~ 須賀君? あれ なんや?」
京太郎「どれですか?」
園城寺「あの 小さい瓶に入っとる奴」
京太郎「多分… バニラエッセンスじゃないですかね?」
園城寺「バニラエッセンス? なんや それ? そんなん知らへんわ」
京太郎「えっ… マジ?」
園城寺「? そっち系はあんま 詳しくないんや」
京太郎「(そうゆうもんなんだろうか…)」
京太郎「ええっと 確か… バニラの香り成分「バニリン」のエキスをアルコールで溶かしたものを バニラエッセンスと言って 主に甘い香り付けとしてお菓子づくりに使われますね」
園城寺「なるほどな… なぁ おっちゃん バニラエッセンス舐めてみても構わへんか?」
店主「えっ? バニラエッセンスをかい?」
京太郎「ブッ 怜さん 何言ってんですか!?」
園城寺「須賀君の話 聞いとったら どんな味なんか知りとうなったんや」
京太郎「だからって その…」
店主「俺は別に構わねぇけど…」
園城寺「ほんまか!? なら早速…」ペロッ
京太郎「(あ~あ 舐めちゃったよ… )」
園城寺「うっ…」
園城寺「………なんやこれ?」
京太郎「水… いりますか?」
園城寺「当たり前や! なんや この 苦い液体は! 全然甘くないやんか!」
京太郎「そもそも 『甘い香り付けとしてお菓子づくりに用いられる』って言ったじゃないですか」
園城寺「うぅ~ 舌が苦い…」
店主「ハッハハ 中々 面白いお嬢ちゃんだな! そうだ! 良いもん見せてやろう!」
京・園「「?」」
店主「ほれ これだ!」トンッ
京太郎「何ですか? これ?」
店主「バニラ・エキストラクトと呼ばれる天然品だ 舐めてみろ」
京太郎「これをですか?」チラ
園城寺「須賀君に譲るわ…」
京太郎「別にいいですけど…」
京太郎「」ペロッ
京太郎「! 甘い! 凄く甘いですよ これ!」
園城寺「えっ… ほんまか?」
京太郎「本当ですって! 怜さんも舐めてみて下さいよ!」
園城寺「わ、私は… もうええわ… 」
京太郎「言いから舐めてみて下さいって ほら!」
園城寺「ん…」パクッ
店主「(自分の指につけて 舐めさすとは… 意外と大胆な性格した 兄ちゃんだな…)」
園城寺「んん… ん… プハァ~ ほんまや! 凄く 甘かったわ♪」
京太郎「でしょ~?」
店主「バニラエッセンスの元となるバニラ・ビーンズってのは非常に高価でな、人工的に合成された成分を大なり小なり溶かした物が多いんだが、このバニラ・エキストラクトってのは、人工香料を使わず、酒類にバニラ・ビーンズを直接漬け込み作られたもんだからバニラエッセンスと違って甘いんだよ」
京・園「「へぇ~」」
園城寺「なら 最初からこっちだしてくれたらええのに…」
店主「まさか バニラエッセンス舐めたいなんて客がいるとは思ってもみなかったからな それに 言っただろ? 高いんだよ それ」
京太郎「確かに バニラエッセンスを舐めたいなんて言う客なんて そうそう いませんよね?」
園城寺「むぅ なんや 須賀君まで私の事 馬鹿にしとんのか?」
京太郎「と、とんでもない そんな事 思ってもいませんよ」
園城寺「ほんまか~?」
京太郎「本当ですって」
店主「おぅ おぅ お熱いねぇ~」
園城寺「な、何言うてんの! 須賀君とはそんなんじゃ あらへんわ!」
京太郎「真っ向から全否定ですか」
園城寺「あんたも何 わけのわからん事、言うてんの!」
京太郎「いやあ~」
園城寺「いやあ~ や ない! まったく… また余計な体力使ってもうたやん…」
京太郎「それじゃあ 体力回復しなくちゃですね おやっさん!」
店主「言われなくても もうできとるよ ほれ」
京・園「「おぉ~」」
店主「向こうに椅子があるから座って食べな」
京太郎「ありがとうございます」
園城寺「おおきに♪」
――――
―――
――
園城寺「」ジー
京太郎「さっきから何やってるんですか?」
園城寺「いやな? これほんまに クレープなんやろうか?」
京太郎「正確にはミルクレープですね」
園城寺「ミルクレープ? 聞いた事はあるけど…」
京太郎「簡単に言うとクレープを使ったケーキですね」
園城寺「あぁ~ 何となく納得したわ」
京太郎「さっさと食べないと 温くなっちゃいますよ?」
園城寺「はよ食べんとな…」パクッ
園城寺「~~~」
園城寺「お、お、お、………」
京太郎「オーマイガー?」
園城寺「なんでやねん! って何言わせるんや!」バシッ
京太郎「グハッ」
園城寺「私が食っとった クレープは偽もんやったんやな… しみじみ感動したわ…」グスッ
京太郎「何も泣くほどの事じゃ…」
園城寺「何言うとんの!? クレープに生クリームやらアイスをトッピングするって ところに驚きっぱなしやわ」
京太郎「へっ? クリームって 普通は生クリーム使いません?」
園城寺「そんなもん使わへんわ」
京太郎「えっ? じゃ、じゃあ 何でトッピングを?」
園城寺「えっと確か… 牛肉やら野菜やらが入っとったな」
京太郎「もしかして辛いですか?」
園城寺「ん~ 少しピリ辛やったような…」
京太郎「(怜さん… それ クレープ ちゃいます 90% タコスだと思います…)」
園城寺「うまいわ~♪」
――――
―――
――
園城寺「おいしかったわ~ ご馳走さん♪」
京太郎「どう致しまして」
ドクン
園城寺「うっ…」
園城寺「須賀君 水… 貰えるか?…」
京太郎「大丈夫ですか!?」
園城寺「ちょっと はしゃぎすぎただけや それより水…」
京太郎「水ですね? どうぞ」ガサゴソ
園城寺「ありがとな…」ゴクッ
京太郎「せっかくなんで ここで 休んでいきましょうか?」
園城寺「そうしてくれると 有り難いわ」
京太郎「了解!」
――――
―――
――
園城寺「(須賀君からもろた水って 須賀君も飲んどるんよな… 間接キスになってしもうたわ)」カァー
園城寺「(って、何考えてんの私)」ブンブン
園城寺「(よくよく考えてみたら あの店で とんでもない事をやっとったような… 他の客に見られとったらどないしよう…)」サァー
京太郎「(この百面相はいつまで続くんだろうか…)」
ピリリリリリ~
京太郎「? 怜さん 電話 鳴ってますよ?」
園城寺「なんでやねん!」バシッ
京太郎「なぜに!?」
園城寺「あっ…? す、すまんな… 少し違う世界に迷い込んどったわ…」
京太郎「(怖えよ!)電話鳴ってますよ?」
園城寺「? なんやろ? もしもし?」ピッ
?「もしもしじゃねぇだろ!!!」
園城寺「」ビクッ
?「お前 今 どこほっつき回ってんだ! 診察の時間 とっくにすぎてるぞ!」
園城寺「風越のコーチさん? 診察の時間って 3時からやと思うけど…」チラ
10時29分
園城寺「まだ11時前やで?」
久保「………園城寺 今日 何時に起きた?」
園城寺「何でそんなk「さっさと答えろ」8時15分やった気がするわ…」
久保「昨日… 私が 帰る時も7時00分だったのに8時15分だったぞ…」
園城寺「」
園城寺「ま、まさか…」チラ
京太郎「? 何ですか?」
園城寺「い、今何時や?」
京太郎「今ですか? 4時11分ですね」
園城寺「やってしもうたわ…」
久保「はぁ… 私が事情を話ておくから 今すぐ 病院に来い わかったな?」
園城寺「はい…」
ピッ
園城寺「はぁ… 風越のコーチさん 相変わらず 恐いわ…」
京太郎「何と無く 内容はわかりますけど… 」
園城寺「ここから 病院まで どれくらいか わかるか?」
京太郎「ここからだと30分ぐらい歩いたら着きますね」
園城寺「はぁ… しんどいわ…」
京太郎「大丈夫ですか?」
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