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元スレP「おはようございます、星井さん」 美希「……ハニー?」
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-テレビ局楽屋-
P候補「収録お疲れ様でした」
真「お疲れ様です!」
響「今日も頑張ったさー!」
P候補「お二人とも流石でした。現場に立ち会うと、やはり違いますね」
真「はい、最近プロデューサーに言われてることがあって」
響「あれ、真もか?」
真「響も?」
P候補「なんですか?」
真「自分で考えて行動してみなさい、って。今はそれを実践してるんです」
響「自分もおんなじさー。仕事は取ってきてくれるけど、最近プロデューサーが付き添わないのはそれだからかなぁ?」
P候補「収録お疲れ様でした」
真「お疲れ様です!」
響「今日も頑張ったさー!」
P候補「お二人とも流石でした。現場に立ち会うと、やはり違いますね」
真「はい、最近プロデューサーに言われてることがあって」
響「あれ、真もか?」
真「響も?」
P候補「なんですか?」
真「自分で考えて行動してみなさい、って。今はそれを実践してるんです」
響「自分もおんなじさー。仕事は取ってきてくれるけど、最近プロデューサーが付き添わないのはそれだからかなぁ?」
真「自由にやらせてもらえるのは嬉しいんですけど……」
P候補「なにか?」
真「ボクたち、正直まだやっていいのかわからないこともたくさんあって」
響「そうだなー。すぐアドバイスもらいたい時もあるし」
真「皆忙しくなってきたんで、プロデューサーがいない場合も出てくるし……だから、P候補さんが呼ばれたのかな?」
響「そうかもな」
P候補「お二人を見ていると、私もどこまで協力出来るやら……」
真「うーん、でもプロデューサーも前はちょっと頼りなかったし」
P候補「え?」
響「じゃ、じゃあ自分たち着替えるから!」
P候補「あ、はい、私は外で待っています」
P候補「なにか?」
真「ボクたち、正直まだやっていいのかわからないこともたくさんあって」
響「そうだなー。すぐアドバイスもらいたい時もあるし」
真「皆忙しくなってきたんで、プロデューサーがいない場合も出てくるし……だから、P候補さんが呼ばれたのかな?」
響「そうかもな」
P候補「お二人を見ていると、私もどこまで協力出来るやら……」
真「うーん、でもプロデューサーも前はちょっと頼りなかったし」
P候補「え?」
響「じゃ、じゃあ自分たち着替えるから!」
P候補「あ、はい、私は外で待っています」
響「真、あれは言わないほうがいいと思うぞ?」
真「ごめん……ボクも言ってから気付いたよ」
響「てゆうか、なんで自分が真のフォローしてんだろ? 真のほうが年上だろ?」
真「う……ごめん。ボクもまだまだだなぁ……あ、春香からメール来てた」
響「なんだって?」
真「えっと……ボクたちの話を詳しく聞きたいから、今日もファミレスに集合だって」
響「またあそこか? 別なとこがいいなぁ」
真「それは後で春香に言ってよ」
響「最近の春香、怖いんだよなぁ……なんでだろ?」
真(そんなのわかるだろ……)
真「ごめん……ボクも言ってから気付いたよ」
響「てゆうか、なんで自分が真のフォローしてんだろ? 真のほうが年上だろ?」
真「う……ごめん。ボクもまだまだだなぁ……あ、春香からメール来てた」
響「なんだって?」
真「えっと……ボクたちの話を詳しく聞きたいから、今日もファミレスに集合だって」
響「またあそこか? 別なとこがいいなぁ」
真「それは後で春香に言ってよ」
響「最近の春香、怖いんだよなぁ……なんでだろ?」
真(そんなのわかるだろ……)
-765プロ事務所-
伊織「ふーん、あなたが新しいプロデューサー候補?」
P候補「はい、よろしくお願い致します」
亜美「よろしくー! 双海亜美だよ!」
あずさ「三浦あずさです。よろしくお願いします」
伊織「水瀬伊織よ。まぁ、もし入ったら頑張って頂戴」
律子「伊織、どうして上から目線なのよ?」
伊織「まだ765プロのプロデューサーってわけじゃないんだから、これくらいが適当でしょ?」
律子「765プロのプロデューサーじゃないからこそ丁寧にしなさい」
あずさ「まぁまぁ律子さん。伊織ちゃんも、ちゃんとしなきゃ駄目よ?」
伊織「ふん、わかってるわよ」
伊織「ふーん、あなたが新しいプロデューサー候補?」
P候補「はい、よろしくお願い致します」
亜美「よろしくー! 双海亜美だよ!」
あずさ「三浦あずさです。よろしくお願いします」
伊織「水瀬伊織よ。まぁ、もし入ったら頑張って頂戴」
律子「伊織、どうして上から目線なのよ?」
伊織「まだ765プロのプロデューサーってわけじゃないんだから、これくらいが適当でしょ?」
律子「765プロのプロデューサーじゃないからこそ丁寧にしなさい」
あずさ「まぁまぁ律子さん。伊織ちゃんも、ちゃんとしなきゃ駄目よ?」
伊織「ふん、わかってるわよ」
律子「P候補さん、もうアイドル全員には会いました?」
P候補「えっと……先ほど四条貴音さんと双海真美さんとご挨拶しました。後は星井美希さんがまだ……」
律子「あぁ、美希は明後日来ますよ。学校の用事があるって、珍しく仕事以外の理由で明日までいないんです」
P候補「そうなんですか……残念です。是非お会いしたかったのですが」
律子「実際に会うのと、テレビで見るのとだと、ギャップがあると思いますが……」
伊織「そうね、あれは裏表ある女だから」
亜美「それはいおりんじゃないのー?」
伊織「……なによ? このスーパーアイドル伊織ちゃんに裏表なんてあるわけないじゃない」
P候補「いえいえ、美希さんに限って裏表なんてあるわけないですよ。シャイニングアイドル賞新人賞を取るくらいのアイドルですから!」
律子「あはは……直接会えばわかるかもしれないです」
P候補「はぁ……?」
P候補「えっと……先ほど四条貴音さんと双海真美さんとご挨拶しました。後は星井美希さんがまだ……」
律子「あぁ、美希は明後日来ますよ。学校の用事があるって、珍しく仕事以外の理由で明日までいないんです」
P候補「そうなんですか……残念です。是非お会いしたかったのですが」
律子「実際に会うのと、テレビで見るのとだと、ギャップがあると思いますが……」
伊織「そうね、あれは裏表ある女だから」
亜美「それはいおりんじゃないのー?」
伊織「……なによ? このスーパーアイドル伊織ちゃんに裏表なんてあるわけないじゃない」
P候補「いえいえ、美希さんに限って裏表なんてあるわけないですよ。シャイニングアイドル賞新人賞を取るくらいのアイドルですから!」
律子「あはは……直接会えばわかるかもしれないです」
P候補「はぁ……?」
-焼肉屋-
春香「つまり、私たちの人気をさらに大きく出来るのか……あの人にとってはそこがポイントなんだ?」
真「たぶんね」
雪歩「カルビおいしいね」
響「プレッシャーとかあんのかな?」
春香「それはあると思う。私、今日撮影が終わってからいろんな人にP候補さんのこと訊いてみたの」
真「え? そんなことしてたの?」
春香「苦労したよぉ。ちょっと待ってね」
雪歩「響ちゃん、ミノとタン塩はこっちで焼いてね? タレが付いちゃうから」
響「あ、あぁ、わかったぞ……」
雪歩「真ちゃん、そっち焦げちゃうから早く取ってね?」
真「あ、うん、わかった」
春香「つまり、私たちの人気をさらに大きく出来るのか……あの人にとってはそこがポイントなんだ?」
真「たぶんね」
雪歩「カルビおいしいね」
響「プレッシャーとかあんのかな?」
春香「それはあると思う。私、今日撮影が終わってからいろんな人にP候補さんのこと訊いてみたの」
真「え? そんなことしてたの?」
春香「苦労したよぉ。ちょっと待ってね」
雪歩「響ちゃん、ミノとタン塩はこっちで焼いてね? タレが付いちゃうから」
響「あ、あぁ、わかったぞ……」
雪歩「真ちゃん、そっち焦げちゃうから早く取ってね?」
真「あ、うん、わかった」
春香「えっとね、あの人、前は765プロより小さい事務所のプロデューサーだったみたいで、デビューしたばっかりのアイドルを育ててたって」
響「その話だと、うちのプロデューサーに似てるな?」
春香「うん。でも、そのアイドルも有名になるまで二年くらい掛かってるみたい。その点だとやっぱりプロデューサーさんのほうが敏腕だよ」
雪歩「トントロ頼んでいいかな? いいよね?」
真「まだそれほど人気のあるアイドルをプロデュースしたことがないから?」
春香「話を聞いてると、そうかもって思う」
響「……あれ? 春香、さっき『前は』って言ったか?」
春香「そうだよ?」
響「あのあんちゃん、今はプータローってことか?」
春香「言い方が悪いとそうなっちゃうけど、フリーのプロデューサーさんってことかな」
響「その話だと、うちのプロデューサーに似てるな?」
春香「うん。でも、そのアイドルも有名になるまで二年くらい掛かってるみたい。その点だとやっぱりプロデューサーさんのほうが敏腕だよ」
雪歩「トントロ頼んでいいかな? いいよね?」
真「まだそれほど人気のあるアイドルをプロデュースしたことがないから?」
春香「話を聞いてると、そうかもって思う」
響「……あれ? 春香、さっき『前は』って言ったか?」
春香「そうだよ?」
響「あのあんちゃん、今はプータローってことか?」
春香「言い方が悪いとそうなっちゃうけど、フリーのプロデューサーさんってことかな」
雪歩「真ちゃんもなにか頼む?」
真「じゃあウーロン茶おかわり」
響「なんで前の事務所を辞めたんだろうな? それは訊いたのか?」
春香「さぁ……そこまでは」
響「うーん、直接訊いてみよっかな?」
春香「……響ちゃん、P候補さんのこと、気になるの?」
響「はぁ? そんなわけないだろ?」
春香「真も言ってたよ? 結構仲良しになってたって」
響「な、なんでだよ真!?」
真「じゃあウーロン茶おかわり」
響「なんで前の事務所を辞めたんだろうな? それは訊いたのか?」
春香「さぁ……そこまでは」
響「うーん、直接訊いてみよっかな?」
春香「……響ちゃん、P候補さんのこと、気になるの?」
響「はぁ? そんなわけないだろ?」
春香「真も言ってたよ? 結構仲良しになってたって」
響「な、なんでだよ真!?」
真「え? なに?」
響「なに? じゃないさー! なんで自分とあのあんちゃんが仲良しになってんだよ!?」
真「違うの? よく話してたじゃないか?」
響「あれはいろいろ話して攻めるって、そういうやつだろ!」
雪歩「せ、攻める……響ちゃん、大胆だね……」
響「おい! 雪歩はどうしてそういうとこだけ突っ込むんだよ!?」
春香「私、響ちゃんを応援してる!」
響「しなくていいぞ!? 全然しなくていいからな!?」
春香「乾杯だよ! 乾杯!」
響「だからー! やらなくていいからー!」
響「なに? じゃないさー! なんで自分とあのあんちゃんが仲良しになってんだよ!?」
真「違うの? よく話してたじゃないか?」
響「あれはいろいろ話して攻めるって、そういうやつだろ!」
雪歩「せ、攻める……響ちゃん、大胆だね……」
響「おい! 雪歩はどうしてそういうとこだけ突っ込むんだよ!?」
春香「私、響ちゃんを応援してる!」
響「しなくていいぞ!? 全然しなくていいからな!?」
春香「乾杯だよ! 乾杯!」
響「だからー! やらなくていいからー!」
-収録スタジオ-
千早「今日はどうでした?」
P「いや、それは俺が千早に訊くことだからな?」
千早「私は普段よりずっといい歌が歌えたと思います。今日は失敗などのもやもやがありませんから」
P「そうか、よかったな」
千早「プロデューサーはずっと楽しそうでしたね?」
P「あぁ、楽しかったよ。俺もいつかあぁやってレコーディングがしたいよ」
千早「……プロデューサー、口調と呼び方が元に戻ってますよ? 練習はもういいんですか?」
P「あ……そうですね。そういえばずっと元のままだったかも」
千早「それを忘れてしまうほど楽しかったんですね?」
P「いやぁ……面目ない」
千早「今日はどうでした?」
P「いや、それは俺が千早に訊くことだからな?」
千早「私は普段よりずっといい歌が歌えたと思います。今日は失敗などのもやもやがありませんから」
P「そうか、よかったな」
千早「プロデューサーはずっと楽しそうでしたね?」
P「あぁ、楽しかったよ。俺もいつかあぁやってレコーディングがしたいよ」
千早「……プロデューサー、口調と呼び方が元に戻ってますよ? 練習はもういいんですか?」
P「あ……そうですね。そういえばずっと元のままだったかも」
千早「それを忘れてしまうほど楽しかったんですね?」
P「いやぁ……面目ない」
千早「私はどちらでもいいですけれど……でも、親しい感じで話してもらったほうが、気は楽です」
P「……そうか」
千早「はい。そのほうが距離が近い感じがして……私、口下手ですから、話していても楽しくないかもしれませんけど」
P「そんなことないぞ? 千早は音楽の話になると結構饒舌だし、俺も音楽は好きだから話していて楽しいぞ」
千早「本当ですか?」
P「あぁ。本当だよ。時々ディープ過ぎて付いていけない時もあるけど……でも、千早と話すのは楽しいよ」
千早「そう言って頂けると……私……嬉しい……です」
P「ありがとな?」
千早「……ふふっ」
P「もう遅いから、千早のマンションまで送っていくな? 車出してくるよ」
千早「はい、ありがとうございます」
千早(夜のドライブ……もしかして……)
P「……そうか」
千早「はい。そのほうが距離が近い感じがして……私、口下手ですから、話していても楽しくないかもしれませんけど」
P「そんなことないぞ? 千早は音楽の話になると結構饒舌だし、俺も音楽は好きだから話していて楽しいぞ」
千早「本当ですか?」
P「あぁ。本当だよ。時々ディープ過ぎて付いていけない時もあるけど……でも、千早と話すのは楽しいよ」
千早「そう言って頂けると……私……嬉しい……です」
P「ありがとな?」
千早「……ふふっ」
P「もう遅いから、千早のマンションまで送っていくな? 車出してくるよ」
千早「はい、ありがとうございます」
千早(夜のドライブ……もしかして……)
>>272
いかつい黒服の兄ちゃんも一緒だけどな
いかつい黒服の兄ちゃんも一緒だけどな
なんかこの春香って子はプロデューサーさんに一番お似合いですよね?
で、行く行くは結婚ですよ!結婚!
で、行く行くは結婚ですよ!結婚!
>>277
春香乙
春香乙
>>275
スレタイの割に美希の出番少ないな
スレタイの割に美希の出番少ないな
P「千早は一人暮らしで寂しくないか?」
千早「はい、もう慣れましたから」
P「はは、そうか」
千早(あ……今のは寂しいって言うべきだったかしら? そうすれば一緒に……)
P「メシもちゃんと食ってるか? 体が大事なんだから、ちゃんと食わないと駄目だぞ?」
千早「は、はい、ちゃんと食べてます」
P「千早はしっかりしてそうだし、その辺は大丈夫かな」
千早(あ……今のもあんまりって言うべきだったかしら? そうすれば一緒に……)
P「たまには皆でメシとか行かないのか?」
千早「えぇ、たまに春香とか萩原さんとか我那覇さんとかと行きます。まぁ、大体ファミレスですけど」
千早「はい、もう慣れましたから」
P「はは、そうか」
千早(あ……今のは寂しいって言うべきだったかしら? そうすれば一緒に……)
P「メシもちゃんと食ってるか? 体が大事なんだから、ちゃんと食わないと駄目だぞ?」
千早「は、はい、ちゃんと食べてます」
P「千早はしっかりしてそうだし、その辺は大丈夫かな」
千早(あ……今のもあんまりって言うべきだったかしら? そうすれば一緒に……)
P「たまには皆でメシとか行かないのか?」
千早「えぇ、たまに春香とか萩原さんとか我那覇さんとかと行きます。まぁ、大体ファミレスですけど」
P「皆、仲がよくていいなぁ」
千早「えぇ、まぁ、そうですね……」
千早(ある一点を除いて……ね)
P「そろそろこの近くだな……マンションの前でいいな?」
千早「はい……あの」
P「ん?」
千早「あの……えっと……」
千早(言え! 言うのよ千早!)
P「どうした?」
千早「……い、いえ、なんでも、ないです」
P「そうか? 着いたぞ?」
千早「えぇ、まぁ、そうですね……」
千早(ある一点を除いて……ね)
P「そろそろこの近くだな……マンションの前でいいな?」
千早「はい……あの」
P「ん?」
千早「あの……えっと……」
千早(言え! 言うのよ千早!)
P「どうした?」
千早「……い、いえ、なんでも、ないです」
P「そうか? 着いたぞ?」
千早「あ、ありがとうございました」
P「ん、どういたしまして。じゃあまたな。お疲れ様」
千早「お疲れ様でした……」
千早(私って……チキンね)
千早(はぁ……やっぱり一度テンションが下がると駄目なのかしら……)
千早(チキンチキン……ブルーチキン……)
千早(そういえば冷蔵庫に鶏の胸肉があったわね……)
千早(胸肉……くっ……!)
千早(べ、別に胸を意識したんじゃなくて、単純に安いから……)
千早(肝臓が悪い時にレバーを食べるとか、そんなんじゃないんだからっ!)
P「ん、どういたしまして。じゃあまたな。お疲れ様」
千早「お疲れ様でした……」
千早(私って……チキンね)
千早(はぁ……やっぱり一度テンションが下がると駄目なのかしら……)
千早(チキンチキン……ブルーチキン……)
千早(そういえば冷蔵庫に鶏の胸肉があったわね……)
千早(胸肉……くっ……!)
千早(べ、別に胸を意識したんじゃなくて、単純に安いから……)
千早(肝臓が悪い時にレバーを食べるとか、そんなんじゃないんだからっ!)
◆
-移動中-
やよい「今日は、P候補さんはいないんですね?」
P「彼なら律子と竜宮小町のほうに行ってるよ」
やよい「そうなんですかぁ?」
P「あっちのほうも見てもらおうと思ってね。やよいは彼と一緒がよかったか?」
やよい「ふぁ? いえ、違うんです……最近、プロデューサーと一緒に行けて嬉しいなって」
P「そうか?」
やよい「はい……この前は真美が一緒でしたけど、今日は二人きりで……えへへ、私なに言ってるんでしょう?」
P「二人がよかったのか?」
やよい「はい、二人が……はわわっ! な、なんでもないです!」
P(……もう俺、ロリコンでいいかも)
-移動中-
やよい「今日は、P候補さんはいないんですね?」
P「彼なら律子と竜宮小町のほうに行ってるよ」
やよい「そうなんですかぁ?」
P「あっちのほうも見てもらおうと思ってね。やよいは彼と一緒がよかったか?」
やよい「ふぁ? いえ、違うんです……最近、プロデューサーと一緒に行けて嬉しいなって」
P「そうか?」
やよい「はい……この前は真美が一緒でしたけど、今日は二人きりで……えへへ、私なに言ってるんでしょう?」
P「二人がよかったのか?」
やよい「はい、二人が……はわわっ! な、なんでもないです!」
P(……もう俺、ロリコンでいいかも)
やよい「このオーディションが終わったら、また事務所に帰りますか?」
P「そうだな。途中で貴音と響を拾っていくから寄り道はするけど」
やよい「そうですか……」
P「どうした? どこか行きたい場所でもあったのか?」
やよい「プロデューサーに連れて行ってもらえるんでしたら、私はどこでも……」
P「そうだな……もしオーディションが早めに終わったら、喫茶店でお茶でも飲むか?」
やよい「わぁ! じゃあ、私すたぁばっくすに行ってみたいです!」
P「スタバか……なにか飲みたいものでもあるのか?」
やよい「えっと……行ったことないから、行ってみたいかなーって」
P(やよい……どこにでも連れて行ってやるぞ)
P「そうだな。途中で貴音と響を拾っていくから寄り道はするけど」
やよい「そうですか……」
P「どうした? どこか行きたい場所でもあったのか?」
やよい「プロデューサーに連れて行ってもらえるんでしたら、私はどこでも……」
P「そうだな……もしオーディションが早めに終わったら、喫茶店でお茶でも飲むか?」
やよい「わぁ! じゃあ、私すたぁばっくすに行ってみたいです!」
P「スタバか……なにか飲みたいものでもあるのか?」
やよい「えっと……行ったことないから、行ってみたいかなーって」
P(やよい……どこにでも連れて行ってやるぞ)
P「おまたせ、二人とも」
響「プロデューサー、やよい、はいさーい!」
貴音「お迎えありがとうございます、あなた様」
やよい「お疲れ様ですー!」
響「ふぃー……あ、二人ともなに飲んでるんだ?」
やよい「私は、キャラメルマキアートで、プロデューサーは……」
P「俺はソイラテ」
響「キャラメルマキアートって、美希が好きなやつだろ?」
やよい「はい、だから飲んでみたかったんです。プロデューサーにごちそうしてもらっちゃいましたぁ!」
響「えー、ずるいぞプロデューサー! 自分も飲みたいぞ!」
響「プロデューサー、やよい、はいさーい!」
貴音「お迎えありがとうございます、あなた様」
やよい「お疲れ様ですー!」
響「ふぃー……あ、二人ともなに飲んでるんだ?」
やよい「私は、キャラメルマキアートで、プロデューサーは……」
P「俺はソイラテ」
響「キャラメルマキアートって、美希が好きなやつだろ?」
やよい「はい、だから飲んでみたかったんです。プロデューサーにごちそうしてもらっちゃいましたぁ!」
響「えー、ずるいぞプロデューサー! 自分も飲みたいぞ!」
P「そう言うと思って、買ってあるぞ。やよい?」
やよい「はい! 響さんと貴音さんの分ですよ」
響「おぉ! さすがプロデューサーだな!」
貴音「わたくしにも、ですか?」
やよい「甘くてすっごくおいしいですよ!」
貴音「では……有難く頂戴致します、あなた様」
響「ありがとう、プロデューサー! ごくごく……」
P「響、喉が鳴ってるのが聞こえるぞ?」
響「別に構わないさー」
貴音「こ、これは……!」
やよい「はい! 響さんと貴音さんの分ですよ」
響「おぉ! さすがプロデューサーだな!」
貴音「わたくしにも、ですか?」
やよい「甘くてすっごくおいしいですよ!」
貴音「では……有難く頂戴致します、あなた様」
響「ありがとう、プロデューサー! ごくごく……」
P「響、喉が鳴ってるのが聞こえるぞ?」
響「別に構わないさー」
貴音「こ、これは……!」
やよい「貴音さん? お口にあいませんでした?」
貴音「いえ、この香ばしい香り……甘味と苦味……」
P「まぁ、それら全部入ってるな」
貴音「これがきゃらめるまきあぁとという代物なのですね……大変おいしゅうございます」
響「うん、自分も初めて飲んだけど結構おいしいな。これなら美希が気に入るのもわかるさー」
P「そうだな、女の子は甘いもの好きだからな。俺は一口でお腹いっぱいだったけど……」
やよい「でも、今日美希さんが来てたら、怒られちゃったかもしれませんね?」
響「確かにな。『ハニー、ミキにも買ってなのー!』って言ったりしてな?」
貴音「ふふっ、美希も、もっと大人にならないといけませんね」
やよい「でも美希さん、すっごくスタイルいいですよ? 私と一歳しか違わないのに」
貴音「いえ、この香ばしい香り……甘味と苦味……」
P「まぁ、それら全部入ってるな」
貴音「これがきゃらめるまきあぁとという代物なのですね……大変おいしゅうございます」
響「うん、自分も初めて飲んだけど結構おいしいな。これなら美希が気に入るのもわかるさー」
P「そうだな、女の子は甘いもの好きだからな。俺は一口でお腹いっぱいだったけど……」
やよい「でも、今日美希さんが来てたら、怒られちゃったかもしれませんね?」
響「確かにな。『ハニー、ミキにも買ってなのー!』って言ったりしてな?」
貴音「ふふっ、美希も、もっと大人にならないといけませんね」
やよい「でも美希さん、すっごくスタイルいいですよ? 私と一歳しか違わないのに」
貴音「やよい。体の問題だけではないのですよ。重要なのは、ここ」
やよい「心、ですか?」
貴音「そう。いくら体が成長しようと、心が発達しなければ、いつまで経っても大人とは言えない……成長期とは、体だけではないのですよ?」
P「心の成長か……」
貴音「はい。わたくしは、そう思っております。やよいも響も、まだ成長期……心の成長もこれからです」
やよい「うーん、心って、どうすれば成長するんでしょう?」
響「自分もよくわかんないぞ?」
P「それはやっぱり、色んな体験をすることが大事じゃないかな? それで、色々考える」
貴音「わたくしも同意見です。ですが、もう一つ」
P「もう一つ?」
貴音「はい。誰かを想い慕う気持ち……これもまた、大人になるためには必要と考えております」
やよい「心、ですか?」
貴音「そう。いくら体が成長しようと、心が発達しなければ、いつまで経っても大人とは言えない……成長期とは、体だけではないのですよ?」
P「心の成長か……」
貴音「はい。わたくしは、そう思っております。やよいも響も、まだ成長期……心の成長もこれからです」
やよい「うーん、心って、どうすれば成長するんでしょう?」
響「自分もよくわかんないぞ?」
P「それはやっぱり、色んな体験をすることが大事じゃないかな? それで、色々考える」
貴音「わたくしも同意見です。ですが、もう一つ」
P「もう一つ?」
貴音「はい。誰かを想い慕う気持ち……これもまた、大人になるためには必要と考えております」
◆
春香「おはようございまーす」
伊織「おはよ」
P候補「あ、おはようございます、天海さん、水瀬さん」
P「おはよう……珍しい組み合わせだな?」
春香「そうですか?」
P「普段見ないペアだからかな。違和感がものすごい」
伊織「そうね。私は春香と合わないから、一緒にいられないと思っているもの」
春香「え、そうかなぁ? 私は結構合うと思ってるけど」
伊織「勘違いよ。認識を改めなさい」
春香「だって伊織、可愛いし……」
伊織「それがなによ? 私が可愛らしくてセクシーなんて当たり前じゃない」
P(セクシーとまでは言ってない……)
春香「おはようございまーす」
伊織「おはよ」
P候補「あ、おはようございます、天海さん、水瀬さん」
P「おはよう……珍しい組み合わせだな?」
春香「そうですか?」
P「普段見ないペアだからかな。違和感がものすごい」
伊織「そうね。私は春香と合わないから、一緒にいられないと思っているもの」
春香「え、そうかなぁ? 私は結構合うと思ってるけど」
伊織「勘違いよ。認識を改めなさい」
春香「だって伊織、可愛いし……」
伊織「それがなによ? 私が可愛らしくてセクシーなんて当たり前じゃない」
P(セクシーとまでは言ってない……)
春香「伊織だってちっちゃくて猫被ってるけど一応正統派だし、私も正統派アイドルだから合うと思うよ?」
伊織「猫被ってる言うな! それにあんたのどこが正統派なのよ? 完全にイロモノじゃない」
春香「イロモノじゃないよぅ! プロデューサーさん、私って正統派アイドルですよね? ね?」
P「え? あぁ……そ、そうだな……」
春香「ほらぁ! プロデューサーさんだってそう見てるって!」
伊織(そこがイロモノなのよ……普通は正統派ですよねって訊かないわよ)
春香「ところで、お二人はホワイトボードの前でスケジュールの確認ですか?」
P「あぁ。来週はライブのリハーサルがメインになるから、仕事のオファーが来ても後に回す」
P候補「リハのために全員の予定をぽっかり空けるっていうところは珍しいですね」
春香「そうなんですか?」
P候補「はい、普通は仕事の合間にリハをねじ込むって感じですから。それに、メンバー全員のスケジュールを調整するのも難しいですし」
伊織「猫被ってる言うな! それにあんたのどこが正統派なのよ? 完全にイロモノじゃない」
春香「イロモノじゃないよぅ! プロデューサーさん、私って正統派アイドルですよね? ね?」
P「え? あぁ……そ、そうだな……」
春香「ほらぁ! プロデューサーさんだってそう見てるって!」
伊織(そこがイロモノなのよ……普通は正統派ですよねって訊かないわよ)
春香「ところで、お二人はホワイトボードの前でスケジュールの確認ですか?」
P「あぁ。来週はライブのリハーサルがメインになるから、仕事のオファーが来ても後に回す」
P候補「リハのために全員の予定をぽっかり空けるっていうところは珍しいですね」
春香「そうなんですか?」
P候補「はい、普通は仕事の合間にリハをねじ込むって感じですから。それに、メンバー全員のスケジュールを調整するのも難しいですし」
春香「予定はプロデューサーさんが全部調整してくれたんですよね? ありがとうございます」
伊織「律子から聞いたけど、竜宮小町のほうも調整したのね? あんたのその腕だけは褒めてあげてもいいわ」
P「まぁな。新年ライブのこともあったから、事前になんとかしたかったし」
P候補「なにかあったんですか?」
春香「わ、そんなのいいんですよっ! 昔の話です!」
伊織「昔って言うほど昔じゃないわよ? 半年前よね」
春香「いいのいいの!」
P「……ま、いろいろありまして」
P候補「そう……ですか」
春香「でもでもっ、プロデューサーさんは、やっぱりすごいです! アイドル十二人のスケジュールをきっちり調整しちゃうんですから」
P「いや、でも何人いようとやらなきゃいけないことだし……出来ないと思って仕事はしてないよ?」
P候補「う……そ、そうですよね……」
P「はい」
伊織「律子から聞いたけど、竜宮小町のほうも調整したのね? あんたのその腕だけは褒めてあげてもいいわ」
P「まぁな。新年ライブのこともあったから、事前になんとかしたかったし」
P候補「なにかあったんですか?」
春香「わ、そんなのいいんですよっ! 昔の話です!」
伊織「昔って言うほど昔じゃないわよ? 半年前よね」
春香「いいのいいの!」
P「……ま、いろいろありまして」
P候補「そう……ですか」
春香「でもでもっ、プロデューサーさんは、やっぱりすごいです! アイドル十二人のスケジュールをきっちり調整しちゃうんですから」
P「いや、でも何人いようとやらなきゃいけないことだし……出来ないと思って仕事はしてないよ?」
P候補「う……そ、そうですよね……」
P「はい」
美希「おはようなのー! ハニー!」
P「おはよう美希、今日は早……うわっ!?」
美希「ハニーに洗脳が効いたの! 今日はちゃんと美希って呼んでくれたのー!」
P「いや、洗脳は別に……」
春香「美希! プロデューサーさんから離れて! はーやーく!」
美希「やなの! 春香には関係ないのー! 二日も会ってなかったから充電するのー!」
春香「プロデューサーさんが嫌がってるから! 早く!」
美希「いたいいたいいたいのっ! ハニーは嫌がってないのっ!!」
伊織「止めなさいよ二人とも! みっともないわね!」
P「さ、さすがは伊織! あ、あれ……伊織はなんで俺を引っ張るの……美希を剥がしていてててて!?」
美希「でこちゃんハニーに触んないで!!」
P「おはよう美希、今日は早……うわっ!?」
美希「ハニーに洗脳が効いたの! 今日はちゃんと美希って呼んでくれたのー!」
P「いや、洗脳は別に……」
春香「美希! プロデューサーさんから離れて! はーやーく!」
美希「やなの! 春香には関係ないのー! 二日も会ってなかったから充電するのー!」
春香「プロデューサーさんが嫌がってるから! 早く!」
美希「いたいいたいいたいのっ! ハニーは嫌がってないのっ!!」
伊織「止めなさいよ二人とも! みっともないわね!」
P「さ、さすがは伊織! あ、あれ……伊織はなんで俺を引っ張るの……美希を剥がしていてててて!?」
美希「でこちゃんハニーに触んないで!!」
P候補「あ、あの……星井美希さんですよね?」
美希「……へ? そこの人、誰?」
P候補「お、オレ、765プロのプロデューサーにならないかって声を掛けてもらった者で、その……」
美希「プロデューサーに? プロデューサーはハニーがいるけど……?」
春香「美希っ! 聞くならっ! プロデューサーさんからっ! 離れてっ!!」
美希「ああぁ!! ハニー!!」
P「いいからいいから……美希が離れたから、伊織ももういいよな?」
伊織「そ、そうね。まったく、とんだ茶番だったわ!」
春香「……そう言いながら、しっかり腕を掴んだままですけど?」
美希「でこちゃんハニーに触んないで!!」
伊織「さっきと同じセリフね。もう少し捻りなさいよ?」
美希「……へ? そこの人、誰?」
P候補「お、オレ、765プロのプロデューサーにならないかって声を掛けてもらった者で、その……」
美希「プロデューサーに? プロデューサーはハニーがいるけど……?」
春香「美希っ! 聞くならっ! プロデューサーさんからっ! 離れてっ!!」
美希「ああぁ!! ハニー!!」
P「いいからいいから……美希が離れたから、伊織ももういいよな?」
伊織「そ、そうね。まったく、とんだ茶番だったわ!」
春香「……そう言いながら、しっかり腕を掴んだままですけど?」
美希「でこちゃんハニーに触んないで!!」
伊織「さっきと同じセリフね。もう少し捻りなさいよ?」
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