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元スレ上条「エイプリルフールのせいだ……」
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五和「上条さん、こんにちは! あなたの大精霊チラメイド、五和がやってきましたよ!」
上条「…………」
姫神「…………」
美琴「…………」
イン「…………」
五和「ちょっと恥ずかしかったんですけど……上条さんが喜んでくれると思って、わた……あ、あれ?」
姫神「…………」
美琴「…………」
イン「…………」
五和(……えっ? この重苦しい雰囲気はいったい……その前に、この女の人達は……?)
上条「……えっと、五和……だよな?」
五和「は、はい……五和で間違いありませんけど……」
上条「あー……とりあえず、座ってくれ。多分、それが正解だと思う」
五和「そ、そうですか……では、お邪魔します……」
姫神「…………」
美琴「…………」
イン「…………」
五和(……えっ? この重苦しい雰囲気はいったい……その前に、この女の人達は……?)
上条「……えっと、五和……だよな?」
五和「は、はい……五和で間違いありませんけど……」
上条「あー……とりあえず、座ってくれ。多分、それが正解だと思う」
五和「そ、そうですか……では、お邪魔します……」
上条の部屋には現在、四人の女性が存在する。
上条の対面には三人、先程と変わらず姫神、美琴、インデックスが、
上条の下家には五和がそれぞれ座っている。
五和「…………えーっと」
美琴「ねぇ、大精霊チラメイドさん?」
五和「は、はい……」
姫神「あなたは。何しに来たの?」
五和「えっ……? 何しに、と言われましても……」
イン「その変な格好、何か関係あるの?」
五和「これはですね……その……」
五和(うう……建宮さんがあんな事言うから着て来たのに……)
上条(……五和がきたおかげで、エイプリルフールについて話すタイミングを逃してしまった……)
上条の対面には三人、先程と変わらず姫神、美琴、インデックスが、
上条の下家には五和がそれぞれ座っている。
五和「…………えーっと」
美琴「ねぇ、大精霊チラメイドさん?」
五和「は、はい……」
姫神「あなたは。何しに来たの?」
五和「えっ……? 何しに、と言われましても……」
イン「その変な格好、何か関係あるの?」
五和「これはですね……その……」
五和(うう……建宮さんがあんな事言うから着て来たのに……)
上条(……五和がきたおかげで、エイプリルフールについて話すタイミングを逃してしまった……)
美琴「来たばかりで悪いけど、何も用が無かったら帰ってくれる?」
姫神「私たちは今。大事な話をしてるから。邪魔をしないでほしい」
五和「だ、大事な話……ですか?」
イン「そうなんだよ。今、誰がとうまの恋人なのかって話をしてるから邪魔しないで」
五和「そうなんですか……すいません、それなのに私……お邪魔してしまって」
姫神「分かってくれたのなら。それで良い」
五和「本当にすいませんでした……。……あれ? ちょっと待ってください」
美琴「何よ……こっちは雰囲気壊されて迷惑してるのに」
五和「上条さんの恋人が誰か、という話をしてるんですよね……?」
イン「そうなんだよ、だからいつわには早く帰って欲しいかも」
五和「えっと、それでしたら――」
姫神「私たちは今。大事な話をしてるから。邪魔をしないでほしい」
五和「だ、大事な話……ですか?」
イン「そうなんだよ。今、誰がとうまの恋人なのかって話をしてるから邪魔しないで」
五和「そうなんですか……すいません、それなのに私……お邪魔してしまって」
姫神「分かってくれたのなら。それで良い」
五和「本当にすいませんでした……。……あれ? ちょっと待ってください」
美琴「何よ……こっちは雰囲気壊されて迷惑してるのに」
五和「上条さんの恋人が誰か、という話をしてるんですよね……?」
イン「そうなんだよ、だからいつわには早く帰って欲しいかも」
五和「えっと、それでしたら――」
五和「えっと……上条さんの恋人は、私ですよ?」
美琴「……はぁ!?」
イン「い、いつわ!? 何を言ってるの!?」
五和「いえ、ですから上条さんの恋人は私だと」
姫神「……上条君? また。増えたの?」ギリギリ
上条「ひ、姫神さん……テーブルを越えての首攻撃は勘弁して頂けないでしょうか……ぐ、ぐるじい……」
五和「や、やめてください! 私の上条さんが苦しがってるじゃないですか!?」ガッ
上条(おおっ!? 露出した五和の胸が目の前に……)
美琴「……さりげなく、『私の』って付けるあたり」
イン「……相当自信があるみたいだね。とうま!」
上条「は、はい……何でございましょうか?」
姫神「説明。してね」
上条「えーっと、何を説明していいのやら……」
美琴「……はぁ!?」
イン「い、いつわ!? 何を言ってるの!?」
五和「いえ、ですから上条さんの恋人は私だと」
姫神「……上条君? また。増えたの?」ギリギリ
上条「ひ、姫神さん……テーブルを越えての首攻撃は勘弁して頂けないでしょうか……ぐ、ぐるじい……」
五和「や、やめてください! 私の上条さんが苦しがってるじゃないですか!?」ガッ
上条(おおっ!? 露出した五和の胸が目の前に……)
美琴「……さりげなく、『私の』って付けるあたり」
イン「……相当自信があるみたいだね。とうま!」
上条「は、はい……何でございましょうか?」
姫神「説明。してね」
上条「えーっと、何を説明していいのやら……」
美琴「詳しく教えてもらえるかしら……? いつ、どちらから告白したのか……!」
五和「ええと、それは昨日の」
イン「昨日!? とうま、どういう事!?」
姫神「待って。まずは。この人の話を聞いた方が良い」
五和「あれは、昨日の事でした……思い出すだけでも。……ふふふ」
美琴(不気味な笑い……でも、見覚えがあるのは何故だろう……)
姫神「その昨日の事を。教えて欲しい」
五和「はい……あれは、私がお洗濯をしていた時の事でした――」
五和「ええと、それは昨日の」
イン「昨日!? とうま、どういう事!?」
姫神「待って。まずは。この人の話を聞いた方が良い」
五和「あれは、昨日の事でした……思い出すだけでも。……ふふふ」
美琴(不気味な笑い……でも、見覚えがあるのは何故だろう……)
姫神「その昨日の事を。教えて欲しい」
五和「はい……あれは、私がお洗濯をしていた時の事でした――」
五和(良い天気……これならお洗濯物もすぐ乾くかな)
五和「さーて、干したらお掃除を」プルルル
五和「……電話? 誰だろう、もしもし?」
『おっ、繋がった繋がった。五和、今大丈夫か?』
五和「そ、その声は……上条さんですか!?」
上条『あぁ、俺だよ。ちょっと話があるんだけど、良いか?』
五和「はい! 上条さんの話ならいつでもどこでも大丈夫です!」
上条『? まぁいいや、えーっと……あのさ、聞いて欲しいんだけど……』
五和「はい、何でしょうか?」
上条『んー……あー、やっぱり緊張するな、こういうのって』
五和(緊張するような事……? それにわざわざ電話するって事は……もしかして!?)
五和(こ、告白……!? まさか、今までのおしぼり大作戦が報われる時が来たっていうの!?)
五和(……なーんて、そんな事ある訳が)
上条「……よし、言うぞ。実は、俺――」
五和「さーて、干したらお掃除を」プルルル
五和「……電話? 誰だろう、もしもし?」
『おっ、繋がった繋がった。五和、今大丈夫か?』
五和「そ、その声は……上条さんですか!?」
上条『あぁ、俺だよ。ちょっと話があるんだけど、良いか?』
五和「はい! 上条さんの話ならいつでもどこでも大丈夫です!」
上条『? まぁいいや、えーっと……あのさ、聞いて欲しいんだけど……』
五和「はい、何でしょうか?」
上条『んー……あー、やっぱり緊張するな、こういうのって』
五和(緊張するような事……? それにわざわざ電話するって事は……もしかして!?)
五和(こ、告白……!? まさか、今までのおしぼり大作戦が報われる時が来たっていうの!?)
五和(……なーんて、そんな事ある訳が)
上条「……よし、言うぞ。実は、俺――」
上条『俺、五和の事が……その、好きなんだ』
五和「…………えっ?」
上条『あれ? 聞こえなかったか……?』
五和「か、上条さん!? もう一度、もう一度お願いできますか!?」
上条『あ、あぁ……俺、五和の事が好きなんだ』
五和(好きなんだ……好きなんだ……好きなんだ……好きなんだ……)
上条『……五和? おーい、五和?』
五和(……ハッ、つい心の中でエコー再生を。で、でも……)
五和「か、上条さん……聞き間違いじゃない、ですよね?」
上条『あぁ、聞き間違いじゃねーよ』
五和「上条さん……私、私……嬉しいです」
上条『えーと、五和……一つ聞いても良いか?』
五和「はい……何でしょうか?」
上条『(嘘つくのって)こんな感じで良いのかな? ちゃんと伝わったか?』
五和「もちろんです……上条さんの(愛の)言葉、ちゃんと私に届きました」
上条『そっか、不安だったけど、俺の(エイプリルフールの)言葉は届いたのか。良かった……』
五和「上条さん……私、この日を忘れません……」
上条『俺もだよ。俺もこういうのは(エイプリルフール)初めてだからさ』
五和「上条さんもですか? 実は、私も……こういうのは初めてで……」
上条『そうなのか……五和は真面目そうだし、それも納得がいくな』
五和「……上条さん、近いうちに会いに行っても良いですか?」
上条『会いに? まぁ、いつ来てもらっても良いけど』
五和「本当ですか!? 待っててくださいね、上条さん!」
上条『? よく分かんねーけど、じゃあ待ってるよ』
五和「はい……何でしょうか?」
上条『(嘘つくのって)こんな感じで良いのかな? ちゃんと伝わったか?』
五和「もちろんです……上条さんの(愛の)言葉、ちゃんと私に届きました」
上条『そっか、不安だったけど、俺の(エイプリルフールの)言葉は届いたのか。良かった……』
五和「上条さん……私、この日を忘れません……」
上条『俺もだよ。俺もこういうのは(エイプリルフール)初めてだからさ』
五和「上条さんもですか? 実は、私も……こういうのは初めてで……」
上条『そうなのか……五和は真面目そうだし、それも納得がいくな』
五和「……上条さん、近いうちに会いに行っても良いですか?」
上条『会いに? まぁ、いつ来てもらっても良いけど』
五和「本当ですか!? 待っててくださいね、上条さん!」
上条『? よく分かんねーけど、じゃあ待ってるよ』
五和「――という訳です、それで私はここに来ました」
姫神「…………」バンッ 美琴「…………」ダンッ イン「…………」ドンッ
上条「ひいっ!? 机を叩くと近隣の方々にご迷惑がですね……」
姫神「上条君。覚悟は。良い?」
上条「な、何の覚悟でございましょうか……? って胸元から出て来たそれはスタンガンですよね!?」
美琴「それくらいじゃ足りないわよ。……もっともーっと強いスタンガンが欲しくない?」ビリビリ
上条「死ぬから! それ絶対死ぬから! い、インデックスはそんな事はしないよな……?」
イン「とうま、良い事を教えてあげるね」
上条「良い事……?」
イン「うん。物事にはね……限度ってものがあるんだよ!」
上条(ついにインデックスまで……俺、死ぬかも……)
姫神「…………」バンッ 美琴「…………」ダンッ イン「…………」ドンッ
上条「ひいっ!? 机を叩くと近隣の方々にご迷惑がですね……」
姫神「上条君。覚悟は。良い?」
上条「な、何の覚悟でございましょうか……? って胸元から出て来たそれはスタンガンですよね!?」
美琴「それくらいじゃ足りないわよ。……もっともーっと強いスタンガンが欲しくない?」ビリビリ
上条「死ぬから! それ絶対死ぬから! い、インデックスはそんな事はしないよな……?」
イン「とうま、良い事を教えてあげるね」
上条「良い事……?」
イン「うん。物事にはね……限度ってものがあるんだよ!」
上条(ついにインデックスまで……俺、死ぬかも……)
これは自業自得wwww
しかも自分が悪いことを自覚して無いあたりタチが悪い
しかも自分が悪いことを自覚して無いあたりタチが悪い
五和「あの……すいません、私だけ状況が理解できてないのでこういうのもアレなんですけど、
上条さんが脅えてますし、もう少し優しくしてあげてはいかがでしょうか……?」
美琴「……そうね、確かにコイツが可哀想かもね。でも、全てを聞いてもそう思えるかしら?」
姫神「あなたもきっと。上条君の所業を知れば。怒りを抑えられないと思う」
五和「……大丈夫です。私は上条さんの事なら、どんな事でも受け止めて見せますから」
上条(五和……お前だけが救いだよ……)
イン「じゃあ、教えてあげるね、いつわ」
姫神「ちょっと。耳を貸して」
五和「は、はい……」
姫神「――君が。――の――――で。―――――だったり」
五和「え、ええっ!?」
姫神「さらに。――――――。とか――――――」
五和「そ、そんな……」
上条(……頼む、五和。俺は信じてるぞ……)
上条さんが脅えてますし、もう少し優しくしてあげてはいかがでしょうか……?」
美琴「……そうね、確かにコイツが可哀想かもね。でも、全てを聞いてもそう思えるかしら?」
姫神「あなたもきっと。上条君の所業を知れば。怒りを抑えられないと思う」
五和「……大丈夫です。私は上条さんの事なら、どんな事でも受け止めて見せますから」
上条(五和……お前だけが救いだよ……)
イン「じゃあ、教えてあげるね、いつわ」
姫神「ちょっと。耳を貸して」
五和「は、はい……」
姫神「――君が。――の――――で。―――――だったり」
五和「え、ええっ!?」
姫神「さらに。――――――。とか――――――」
五和「そ、そんな……」
上条(……頼む、五和。俺は信じてるぞ……)
姫神「説明完了」
上条「い、五和……?」
五和「……上条さん?」
上条(おぉ、穏やかな顔……それはまさに聖母の様な 五和「…………」ガンッ
上条「ひいっ!? い、五和さん……?」
五和「上条さん! どういう事ですか!? 私を、私だけを愛してくれるって言ったじゃないですか!?」
上条「そ、そこまでは言ってないような……」
五和「言い訳しても駄目です! 上条さん……私、信じてたのに……」
上条「五和……」
姫神「私も。信じていた。でも。……裏切られた」
美琴「……アンタがそんなヤツだとは思わなかった、正直幻滅したわよ」
上条「……何も、言う事はありません」
イン「とうま、後悔してる?」
上条「……あぁ、俺が間違ってた」
上条(エイプリルフールって、難しいものだったんだな……俺なんかがやるんじゃなかった……)
上条「い、五和……?」
五和「……上条さん?」
上条(おぉ、穏やかな顔……それはまさに聖母の様な 五和「…………」ガンッ
上条「ひいっ!? い、五和さん……?」
五和「上条さん! どういう事ですか!? 私を、私だけを愛してくれるって言ったじゃないですか!?」
上条「そ、そこまでは言ってないような……」
五和「言い訳しても駄目です! 上条さん……私、信じてたのに……」
上条「五和……」
姫神「私も。信じていた。でも。……裏切られた」
美琴「……アンタがそんなヤツだとは思わなかった、正直幻滅したわよ」
上条「……何も、言う事はありません」
イン「とうま、後悔してる?」
上条「……あぁ、俺が間違ってた」
上条(エイプリルフールって、難しいものだったんだな……俺なんかがやるんじゃなかった……)
姫神「……でもね。上条君」
上条「……姫神?」
姫神「私達は。上条当麻という人に。本当に感謝している」
上条「感謝……?」
美琴「そうよ、アンタのおかげで今、私はこうやって毎日を楽しむ事ができる」
イン「……とうまが居なかったら、今の私は無かったと思う」
五和「私は……上条さんに何度も助けられました。だから、あなたと一緒に居る事ができた」
上条「でも、俺は……酷い事を……」
姫神「もういいよ。私達は。上条君が」
美琴「……アンタが」
イン「とうまの事が」
五和「上条さんの事が……」
「大好きだから」
上条(……みんな、そこまで……俺は、……俺は)
上条「……姫神?」
姫神「私達は。上条当麻という人に。本当に感謝している」
上条「感謝……?」
美琴「そうよ、アンタのおかげで今、私はこうやって毎日を楽しむ事ができる」
イン「……とうまが居なかったら、今の私は無かったと思う」
五和「私は……上条さんに何度も助けられました。だから、あなたと一緒に居る事ができた」
上条「でも、俺は……酷い事を……」
姫神「もういいよ。私達は。上条君が」
美琴「……アンタが」
イン「とうまの事が」
五和「上条さんの事が……」
「大好きだから」
上条(……みんな、そこまで……俺は、……俺は)
美琴「……だから、アンタにちゃんと選んで欲しいの」
イン「とうまの選んだ人は……誰?」
姫神「誰に。本当の想いを伝えたかったの?」
五和「上条さん、自分の気持ちに素直になってください。……誰が選ばれても、大丈夫ですから」
上条「ち、違うんだ! ごめん……俺、実は……」
イン「……とうま?」
上条「俺、昨日の事は……本当は、全部……エイプ――」
ガラッ
「し、失礼します、上条当麻!」
上条「リルフー……ってまたか!? 誰だよ!?」
イン「とうまの選んだ人は……誰?」
姫神「誰に。本当の想いを伝えたかったの?」
五和「上条さん、自分の気持ちに素直になってください。……誰が選ばれても、大丈夫ですから」
上条「ち、違うんだ! ごめん……俺、実は……」
イン「……とうま?」
上条「俺、昨日の事は……本当は、全部……エイプ――」
ガラッ
「し、失礼します、上条当麻!」
上条「リルフー……ってまたか!? 誰だよ!?」
神裂「あ、あなたの堕天使エロメイド……神裂火織じゅうはっさいです! 愛をとど……えっ?」
上条「…………」
姫神「…………」
美琴「…………」
イン「…………」
五和「…………」
神裂「……あの、上条当麻。これは、その……」
姫神「…………」
美琴「…………」
イン「…………」
五和「…………」
神裂「い、五和までなぜここに……それにこの状況は、いったい……」
イン「……とうま、出番なんだよ」
上条「……ごめん、アレ見ると俺の心の古傷が痛みだすから目を合わせたくない……」
神裂「なっ……! 私はあなたのために……!」
五和「……女教皇様、とりあえず座ってください」
神裂「はい……?」
美琴「……もう大体予想はつくけど、先に進まないから座って」
神裂「わ、分かりました……失礼します……」
姫神「…………」
美琴「…………」
イン「…………」
五和「…………」
神裂「い、五和までなぜここに……それにこの状況は、いったい……」
イン「……とうま、出番なんだよ」
上条「……ごめん、アレ見ると俺の心の古傷が痛みだすから目を合わせたくない……」
神裂「なっ……! 私はあなたのために……!」
五和「……女教皇様、とりあえず座ってください」
神裂「はい……?」
美琴「……もう大体予想はつくけど、先に進まないから座って」
神裂「わ、分かりました……失礼します……」
上条の部屋には略。上家に神裂が座りました。現在左手には神裂(堕天使エロメイド)、
正面に左から姫神、インデックス、美琴、右手には五和(大精霊チラメイド)、上条は正座。
神裂「……あの」
美琴「ねぇ、堕天使エロメイドさん?」
神裂「そ、その名で呼ばないでください……」
姫神「もうだいたい分かるけど。あなたはどうしてここに来たの?」
神裂「それは……その……」
イン「そのトンデモな格好、何か関係あるの?」
神裂「これはですね……ええと……」
神裂(……土御門があの様な事を言うから着て来たというのに……)
五和「……上条さんに、見せたかったんですよね?」
神裂「な、なぜそれを!? ……ハッ、五和、まさかあなたも……」
五和「……はい」
姫神(私も。巫女さんの格好にすれば良かったかも)
上条(クソッ! エイプ、まで言ったのに! 言ったのに!)
正面に左から姫神、インデックス、美琴、右手には五和(大精霊チラメイド)、上条は正座。
神裂「……あの」
美琴「ねぇ、堕天使エロメイドさん?」
神裂「そ、その名で呼ばないでください……」
姫神「もうだいたい分かるけど。あなたはどうしてここに来たの?」
神裂「それは……その……」
イン「そのトンデモな格好、何か関係あるの?」
神裂「これはですね……ええと……」
神裂(……土御門があの様な事を言うから着て来たというのに……)
五和「……上条さんに、見せたかったんですよね?」
神裂「な、なぜそれを!? ……ハッ、五和、まさかあなたも……」
五和「……はい」
姫神(私も。巫女さんの格好にすれば良かったかも)
上条(クソッ! エイプ、まで言ったのに! 言ったのに!)
美琴「来たばかりで悪いけど、何も用が無かったら帰ってくれる? まぁどんな用かは想像がつくけど」
姫神「私たちは今。大事な話をしてるから。手短にお願い」
神裂「大事な話……とはいったい何でしょうか?」
イン「それはね、誰がとうまの恋人なのかって話なんだよ」
神裂「なるほど……申し訳ありません、邪魔をしてしまいましたね……」
五和「女教皇様……多分、女教皇様も同じ理由だと思うんですけど……」
神裂「同じ理由……? こ、恋人!? 上条当麻の恋人の話をしているのですか!?」
姫神「私たちは今。大事な話をしてるから。手短にお願い」
神裂「大事な話……とはいったい何でしょうか?」
イン「それはね、誰がとうまの恋人なのかって話なんだよ」
神裂「なるほど……申し訳ありません、邪魔をしてしまいましたね……」
五和「女教皇様……多分、女教皇様も同じ理由だと思うんですけど……」
神裂「同じ理由……? こ、恋人!? 上条当麻の恋人の話をしているのですか!?」
美琴「そうよ……で、今度はどういう感じで来るのかしらね……」
神裂「上条当麻の恋人が誰か、という話をしてるんですよね……?」
イン「そうなんだよ、もう一人増えたからちょっと困るけど」
神裂「恋人の話でしたら、私は関係ありませんね……その話も気になりますが」
美琴「そうよね、やっぱり関係ない……って、ええっ!?」
姫神「……これは。予想外」
イン「ほ、本当に恋人の話では無いの!?」
上条(あれ? ……あっ、俺……確か神裂には……や、ヤバい! 多分、きっと物凄くヤバい!)
神裂「ええ、違います。私がここに来たのは――」
神裂「上条当麻の恋人が誰か、という話をしてるんですよね……?」
イン「そうなんだよ、もう一人増えたからちょっと困るけど」
神裂「恋人の話でしたら、私は関係ありませんね……その話も気になりますが」
美琴「そうよね、やっぱり関係ない……って、ええっ!?」
姫神「……これは。予想外」
イン「ほ、本当に恋人の話では無いの!?」
上条(あれ? ……あっ、俺……確か神裂には……や、ヤバい! 多分、きっと物凄くヤバい!)
神裂「ええ、違います。私がここに来たのは――」
神裂「上条当麻との祝言を、いつにするか決めるために来ました」
美琴「……はぁああ!?」
五和「しゅ、祝言!?」
イン「祝言……?」
姫神「……つまり。結婚式の事」
イン「なっ!? と、とうまぁ!?」
上条「……あ、あの……これは」
美琴「ど、どういう事なのか説明しなさいよゴルァ!!」
姫神「さすがの秋沙ちゃんも。これには大激怒」
イン「とうま! とうま! とーうまー!!」
上条「ち、違うんだ! ……って、あの……い、五和さーん?」
五和「ふふふ……何もかも……ズッタズタに……」ジャキ ジャキ
神裂「い、五和! なぜ槍を研いでいるのですか!?」
五和「さぁ、何故でしょうね……ふふ、ふふふふ……」
上条(……一つ嬉しい事があった。神裂がベランダから来たおかげで、スフィンクスは逃げられた)
上条(スフィンクス、俺の分も……強く生きてくれ)
美琴「……はぁああ!?」
五和「しゅ、祝言!?」
イン「祝言……?」
姫神「……つまり。結婚式の事」
イン「なっ!? と、とうまぁ!?」
上条「……あ、あの……これは」
美琴「ど、どういう事なのか説明しなさいよゴルァ!!」
姫神「さすがの秋沙ちゃんも。これには大激怒」
イン「とうま! とうま! とーうまー!!」
上条「ち、違うんだ! ……って、あの……い、五和さーん?」
五和「ふふふ……何もかも……ズッタズタに……」ジャキ ジャキ
神裂「い、五和! なぜ槍を研いでいるのですか!?」
五和「さぁ、何故でしょうね……ふふ、ふふふふ……」
上条(……一つ嬉しい事があった。神裂がベランダから来たおかげで、スフィンクスは逃げられた)
上条(スフィンクス、俺の分も……強く生きてくれ)
上条「俺は…生きる!生きてスフィンクスと添い遂げるっ!」
イン「何!?スフィンクス様の想い人とこんなところで会うとは」
イン「何!?スフィンクス様の想い人とこんなところで会うとは」
>>182
その配役だとイン/デックスになってお兄様役がねーちんになっちゃうじゃないですかやだー!
その配役だとイン/デックスになってお兄様役がねーちんになっちゃうじゃないですかやだー!
美琴「……一度、落ち着いた方がいいわね」
姫神「同感。詳しく聞かせてもらえる?」
神裂「……私ですか? 何を話せば良いのでしょうか?」
イン「昨日、とうまに言われた事をそのまま話して」
五和「……そうすれば、どうして祝言なんて言葉が出たのか理由が分かりますから」
上条(五和の雰囲気が怖い……)
神裂「分かりました。昨日、上条当麻から電話がかかってきたのです」
美琴「その時に言われた訳ね」
神裂「ええ、上条当麻に……その……はい」
姫神「……顔を赤らめる程の事だったみたい」
イン「……そうみたいだね。早く話して欲しいんだよ」
神裂「あれは、私がお昼を食べ終わった後でした――」
姫神「同感。詳しく聞かせてもらえる?」
神裂「……私ですか? 何を話せば良いのでしょうか?」
イン「昨日、とうまに言われた事をそのまま話して」
五和「……そうすれば、どうして祝言なんて言葉が出たのか理由が分かりますから」
上条(五和の雰囲気が怖い……)
神裂「分かりました。昨日、上条当麻から電話がかかってきたのです」
美琴「その時に言われた訳ね」
神裂「ええ、上条当麻に……その……はい」
姫神「……顔を赤らめる程の事だったみたい」
イン「……そうみたいだね。早く話して欲しいんだよ」
神裂「あれは、私がお昼を食べ終わった後でした――」
神裂(……久しぶりに鯛茶漬けを食べる事ができるなんて、今日はいい日ですね)プルル
神裂「電話……? 誰からでしょうか……」
上条『よう、神裂。久しぶりだな』
神裂「その声は……上条当麻? 電話とは珍しいですね」
上条『ああ。土御門に教えてもらったんだけど、嘘じゃなかったみてーだな』
神裂「それで、私に何か用ですか? まさか……あの子に何か!?」
上条『いやいや、そんなんじゃねーよ。その……話が、あるんだ』
神裂「話、ですか? 構いませんが……」
神裂(わざわざ電話をしてまでする話……魔術師? いえ、その様な報告は無かったはず)
上条『あー……神裂? 今から言う事は、俺も言い慣れてなくておかしいかもしんねーんだけど……』
神裂「はあ……」
上条『俺なりに考えた言葉だ、最後まで聞いて欲しい』
神裂「分かりました、どうぞ話してください」
上条『俺、実は――』
神裂「電話……? 誰からでしょうか……」
上条『よう、神裂。久しぶりだな』
神裂「その声は……上条当麻? 電話とは珍しいですね」
上条『ああ。土御門に教えてもらったんだけど、嘘じゃなかったみてーだな』
神裂「それで、私に何か用ですか? まさか……あの子に何か!?」
上条『いやいや、そんなんじゃねーよ。その……話が、あるんだ』
神裂「話、ですか? 構いませんが……」
神裂(わざわざ電話をしてまでする話……魔術師? いえ、その様な報告は無かったはず)
上条『あー……神裂? 今から言う事は、俺も言い慣れてなくておかしいかもしんねーんだけど……』
神裂「はあ……」
上条『俺なりに考えた言葉だ、最後まで聞いて欲しい』
神裂「分かりました、どうぞ話してください」
上条『俺、実は――』
上条『神裂の事が、その……好きになっちまったみたいなんだ』
神裂「は、はい!?」
上条『……正直、神裂の事を考えない日は無いくらいだ。一日中、考えてる事もある』
神裂「私の事を、一日中……?」
上条『……ああ、気持ち悪いって思うかもしれねーけど。それだけ、お前が魅力的って事なんだ』
神裂「か、上条当麻!? 今日はどうしたのですか!?」
上条『……悪いか? 今日、俺がこんな事を言ったら駄目なのか?』
神裂「駄目、ではありませんが……その、突然でしたので……」
上条『そうだよな……悪い、やっぱり俺、こういうのは苦手みてーだ……』
神裂「あっ……違います、迷惑という訳では無いのですが……」
神裂(な、何故急にこんな……でも、不思議と……悪い気はしませんね)
神裂「確認なのですが、あなたは、私の事を……その、」
上条『……ああ、好きだ。神裂と一緒に居たい、そう思ってる』
神裂「ほ、本当に私なのですか? あなたの周りには私よりも素敵な女性が……」
上条『優しい人、綺麗な人、確かにたくさん居る。……でも、俺はこの言葉(嘘)を神裂に伝えたいんだ!』
神裂「……私を、選んでくれたというのですか? こんな、私をですか……?」
上条『ああ、神裂火織を俺は選んだ。……恥ずかしいけど、俺が(嘘をつく相手として)最初に選んだ人だ』
神裂「その……あなた気持ちは、……嬉しいです。……ですが、それを受け止める訳にはいきません」
上条『えっ……? 神裂、どういう事だよ!?』
神裂「……怖いんですよ」
上条『……怖い? 何が怖いんだ、話してくれるか?』
神裂「ええ、分かりました……。怖いもの、それは……失う事です」
上条『……ああ、好きだ。神裂と一緒に居たい、そう思ってる』
神裂「ほ、本当に私なのですか? あなたの周りには私よりも素敵な女性が……」
上条『優しい人、綺麗な人、確かにたくさん居る。……でも、俺はこの言葉(嘘)を神裂に伝えたいんだ!』
神裂「……私を、選んでくれたというのですか? こんな、私をですか……?」
上条『ああ、神裂火織を俺は選んだ。……恥ずかしいけど、俺が(嘘をつく相手として)最初に選んだ人だ』
神裂「その……あなた気持ちは、……嬉しいです。……ですが、それを受け止める訳にはいきません」
上条『えっ……? 神裂、どういう事だよ!?』
神裂「……怖いんですよ」
上条『……怖い? 何が怖いんだ、話してくれるか?』
神裂「ええ、分かりました……。怖いもの、それは……失う事です」
上条『失う事……』
神裂「私は、『幸運』であると自分でも思っています。……それは、
例えば周りの者だけが傷つき、自分だけが助かるという形としても表れます」
上条(……あれ? 何か話が読めねーぞ……神裂なりに俺の嘘に合わせてくれてんのか……?)
神裂「……私の『幸運』のせいで周りの者が傷つく、それが嫌で仲間を遠ざけた事もありました。
今ではそれは間違いだったと言えますが、それを怖がっていたのは事実です……」
上条『……それが、俺と何が関係あるんだ?』
神裂「あなたの『不幸』、そして私の『幸運』、それが合わさった時……もしかしたら……」
上条『神裂……?』
神裂「……私の代わりに、あなたが命を落とす事になるかもしれません。
くだらない、と思うかもしれませんが、そう考えてしまうのです……」
上条『……失うのが怖いってのは、そういう事か』
神裂「はい……ですから、あなたはもっと素敵な、私ではない誰かを選んでください……」
上条『……いや、それはやめとくよ』
神裂「えっ……?」
神裂「私は、『幸運』であると自分でも思っています。……それは、
例えば周りの者だけが傷つき、自分だけが助かるという形としても表れます」
上条(……あれ? 何か話が読めねーぞ……神裂なりに俺の嘘に合わせてくれてんのか……?)
神裂「……私の『幸運』のせいで周りの者が傷つく、それが嫌で仲間を遠ざけた事もありました。
今ではそれは間違いだったと言えますが、それを怖がっていたのは事実です……」
上条『……それが、俺と何が関係あるんだ?』
神裂「あなたの『不幸』、そして私の『幸運』、それが合わさった時……もしかしたら……」
上条『神裂……?』
神裂「……私の代わりに、あなたが命を落とす事になるかもしれません。
くだらない、と思うかもしれませんが、そう考えてしまうのです……」
上条『……失うのが怖いってのは、そういう事か』
神裂「はい……ですから、あなたはもっと素敵な、私ではない誰かを選んでください……」
上条『……いや、それはやめとくよ』
神裂「えっ……?」
上条『そこまで真剣に考えてねーけどさ、俺は(嘘をつく相手に)神裂を選んだ。それを変えるつもりは無い』
神裂「で、ですが……」
上条『俺が死ぬかもしれない、なんて心配を今頃されてもな……実際、何度も死にかけてる』
神裂「それはそうかもしれませんが……」
上条『でも、俺はこうして生きてる。そのいくつかは……神裂、お前のおかげだ。
お前が戦ってくれたから、俺はこうして今生きていられるんだ』
神裂「それでも……それでもいつかは! ……あなたが死んでいく様を見るかもしれない!」
上条『だったら、守ってくれよ、俺のそばでさ。「不幸」な俺を、その「幸運」で助けてくれ』
神裂「私の、『幸運』で……」
上条『ああ、そうしたらいつか、俺の「不幸」が移ってお前は幸せになるかもしんねーだろ?』
神裂「……本気で、そう思っているのですか」
上条『俺は本気だよ、本気でお前に(嘘の)言葉を届けてるつもりだ』
神裂「……上条、当麻」
上条(……俺も神裂に何とか合わせてるけど、大丈夫かな)
神裂「で、ですが……」
上条『俺が死ぬかもしれない、なんて心配を今頃されてもな……実際、何度も死にかけてる』
神裂「それはそうかもしれませんが……」
上条『でも、俺はこうして生きてる。そのいくつかは……神裂、お前のおかげだ。
お前が戦ってくれたから、俺はこうして今生きていられるんだ』
神裂「それでも……それでもいつかは! ……あなたが死んでいく様を見るかもしれない!」
上条『だったら、守ってくれよ、俺のそばでさ。「不幸」な俺を、その「幸運」で助けてくれ』
神裂「私の、『幸運』で……」
上条『ああ、そうしたらいつか、俺の「不幸」が移ってお前は幸せになるかもしんねーだろ?』
神裂「……本気で、そう思っているのですか」
上条『俺は本気だよ、本気でお前に(嘘の)言葉を届けてるつもりだ』
神裂「……上条、当麻」
上条(……俺も神裂に何とか合わせてるけど、大丈夫かな)
神裂「……分かりました。そこまで言われてしまったら、考えを改めなければいけませんね」
上条『改める?』
神裂「ええ、あなたの言葉を受け止めます。……そばに、居させてください。これから先も、ずっと」
上条『神裂……』
神裂「……こういう事には、慣れていないので……色々とご迷惑をお掛けするかもしれませんが」
上条『ああ、そんなの気にしなくて良いって。俺も(エイプリルフールは)初めてだったからさ』
神裂「そうなのですか? ……何故かはわかりませんが、少し嬉しいですね」
上条(嬉しい? 神裂も真面目だし、嘘をついたりつかれたりするのが嬉しいって事か……?)
上条『改める?』
神裂「ええ、あなたの言葉を受け止めます。……そばに、居させてください。これから先も、ずっと」
上条『神裂……』
神裂「……こういう事には、慣れていないので……色々とご迷惑をお掛けするかもしれませんが」
上条『ああ、そんなの気にしなくて良いって。俺も(エイプリルフールは)初めてだったからさ』
神裂「そうなのですか? ……何故かはわかりませんが、少し嬉しいですね」
上条(嬉しい? 神裂も真面目だし、嘘をついたりつかれたりするのが嬉しいって事か……?)
上条『……じゃあ、用件も済んだし。そろそろ切るよ、時間とって悪かったな』
神裂「えっ……切ってしまうのですか? もう少し話を……いえ、拘束する訳にはいきませんね」
上条『悪いな、今度ゆっくり話す時間があればいいいんだけどさ』
神裂「それでしたら、その……今すぐに会いに行ってもよろしいでしょうか?」
上条『今すぐ? いや、それは流石に無理なんじゃねーか?』
神裂「……いえ、決めました。やはり直接会いに行きます」
上条(あっ、そういう事か。会いに行くってのは嘘なんだな……また騙されるとこだった)
神裂「迷惑でしょうか……?」
上条『いやいや、神裂が来てくれたら俺も嬉しいよ! じゃあ、待ってるぞ!』
神裂「はい、今すぐ準備しますから待っていてくださいね」
上条『おっと、そうだ神裂。一つ頼みたい事があるんだけど』
神裂「頼みですか? ええ、あなたの頼みなら何でも応えましょう」
上条『じゃあ、五和の連絡先を教えてくんねーか?』
神裂「……五和の、ですか?」
神裂「えっ……切ってしまうのですか? もう少し話を……いえ、拘束する訳にはいきませんね」
上条『悪いな、今度ゆっくり話す時間があればいいいんだけどさ』
神裂「それでしたら、その……今すぐに会いに行ってもよろしいでしょうか?」
上条『今すぐ? いや、それは流石に無理なんじゃねーか?』
神裂「……いえ、決めました。やはり直接会いに行きます」
上条(あっ、そういう事か。会いに行くってのは嘘なんだな……また騙されるとこだった)
神裂「迷惑でしょうか……?」
上条『いやいや、神裂が来てくれたら俺も嬉しいよ! じゃあ、待ってるぞ!』
神裂「はい、今すぐ準備しますから待っていてくださいね」
上条『おっと、そうだ神裂。一つ頼みたい事があるんだけど』
神裂「頼みですか? ええ、あなたの頼みなら何でも応えましょう」
上条『じゃあ、五和の連絡先を教えてくんねーか?』
神裂「……五和の、ですか?」
上条『ああ、神裂なら知ってんだろ?』
神裂「ええ、知ってはいますが……」
神裂(何故、五和に連絡を取る必要が……建宮やステイルならともかく、五和……)
神裂(……いけませんね、何を疑っているのでしょうか。不安など、感じる必要はありません。……多分)
上条『神裂? おーい、聞こえてるかー?』
神裂「……五和の連絡先ですね。では、今から言います」
上条『ああ、頼む』
神裂(……私も、未熟ですね。今日の事なのにすぐ嫉妬するなんて……)
上条『神裂? また黙っちまったけどどうしたんだ?』
神裂「な、何でもありません」
神裂「ええ、知ってはいますが……」
神裂(何故、五和に連絡を取る必要が……建宮やステイルならともかく、五和……)
神裂(……いけませんね、何を疑っているのでしょうか。不安など、感じる必要はありません。……多分)
上条『神裂? おーい、聞こえてるかー?』
神裂「……五和の連絡先ですね。では、今から言います」
上条『ああ、頼む』
神裂(……私も、未熟ですね。今日の事なのにすぐ嫉妬するなんて……)
上条『神裂? また黙っちまったけどどうしたんだ?』
神裂「な、何でもありません」
神裂「――その後、五和の連絡先を伝えて通話は終了しました」
姫神「…………」バゴンッ 美琴「…………」ドガンッ イン「…………」ズガンッ 五和「…………」ズドンッ
上条「ひいいっ!? つ、机が壊れる……」
美琴「あ、アンタ本当にどういうつもりなのよ!?」
イン「とうま! もう何も聞かないから! とうまをイギリス式の拷問で徹底的に悔い改めさせるんだよ!」
姫神「今だけ。幻想殺し殺しになりたい」
上条「だ、だから、その……」
五和「……私の時よりも情熱的な告白なんて。上条さん! 私より女教皇様の方が良いんですか!?」
神裂「私の時……? 五和、どういう事ですか?」
五和「文字通りの意味です……私も上条さんに告白されたんですよ! ……女教皇様の後に」
神裂「……上条当麻、詳しく聞かせて頂けますか?」
美琴「私が説明してあげるわ、コイツの悪行を全部残さずにね!」
上条(……俺、死んだかも)
姫神「…………」バゴンッ 美琴「…………」ドガンッ イン「…………」ズガンッ 五和「…………」ズドンッ
上条「ひいいっ!? つ、机が壊れる……」
美琴「あ、アンタ本当にどういうつもりなのよ!?」
イン「とうま! もう何も聞かないから! とうまをイギリス式の拷問で徹底的に悔い改めさせるんだよ!」
姫神「今だけ。幻想殺し殺しになりたい」
上条「だ、だから、その……」
五和「……私の時よりも情熱的な告白なんて。上条さん! 私より女教皇様の方が良いんですか!?」
神裂「私の時……? 五和、どういう事ですか?」
五和「文字通りの意味です……私も上条さんに告白されたんですよ! ……女教皇様の後に」
神裂「……上条当麻、詳しく聞かせて頂けますか?」
美琴「私が説明してあげるわ、コイツの悪行を全部残さずにね!」
上条(……俺、死んだかも)
美琴「説明、終わったわよ」
神裂「……そうですか、そういう事ですか」
上条「か、神裂さーん……? ほら、あの……俺は救われぬ者だから……」
神裂「…………」
上条「救って欲しいなー、なんておも 神裂「……ふんっ!」 轟!
上条「……っ!? つ、机が跡形もなく……」
神裂「上条、当麻?」
上条「ち、違うんだ! これはだな、つまり……」
神裂「――言い訳してんじゃねえよ、このスケコマシ野郎が!!」
上条「ひいいいっ!?」
神裂「……そうですか、そういう事ですか」
上条「か、神裂さーん……? ほら、あの……俺は救われぬ者だから……」
神裂「…………」
上条「救って欲しいなー、なんておも 神裂「……ふんっ!」 轟!
上条「……っ!? つ、机が跡形もなく……」
神裂「上条、当麻?」
上条「ち、違うんだ! これはだな、つまり……」
神裂「――言い訳してんじゃねえよ、このスケコマシ野郎が!!」
上条「ひいいいっ!?」
上条「お、怒ってらっしゃる!?」
神裂「怒るに決まってんだろうが! テメェが言ったのは何だったんだ、あぁ!?」
上条「すいません! ごめんなさい! だから命だけは、命だけは!」
美琴「……アレよね、ほら。他の人が怒ってるのを見ると」
姫神「妙に。冷静になったりする」
イン「そうだね。私達もあんな感じだったのかも」
五和「えっと……止めないと多分、上条さんが死んじゃいますけど……」
姫神「あなたは。止める気がある?」
五和「……ごめんなさい、上条さん。正直、もっとやれって思ってしまいました……」
美琴「同感ね」
神裂「怒るに決まってんだろうが! テメェが言ったのは何だったんだ、あぁ!?」
上条「すいません! ごめんなさい! だから命だけは、命だけは!」
美琴「……アレよね、ほら。他の人が怒ってるのを見ると」
姫神「妙に。冷静になったりする」
イン「そうだね。私達もあんな感じだったのかも」
五和「えっと……止めないと多分、上条さんが死んじゃいますけど……」
姫神「あなたは。止める気がある?」
五和「……ごめんなさい、上条さん。正直、もっとやれって思ってしまいました……」
美琴「同感ね」
五和「でも、一つ気になる事があるんですよ」
美琴「気になる事?」
五和「はい、一度冷静になって考えると、やっぱり変だなって思う事が」
イン「いつわ、教えてくれる?」
五和「その……上条さんがこんな事をするでしょうか?」
姫神「それは。私も思っていた」
美琴「……私もよ。おかしいわよね、急に何人にも好きだって言うなんて」
イン「今までとうまと一緒に住んできけど、鈍感なとうまが好きだ、なんて絶対言わないと思うんだよ」
五和「皆さんもそう思いますか?」
姫神「きっと。何かあるに違いない」
美琴「……もう一度、聞いてみる?」
イン「そうした方がいいかも。あれが終わってからね」
神裂「大人しくしろっつってんだろうが、このド素人が!!」
上条「し、死ぬ! 本当に死ぬから助けて!」
美琴「気になる事?」
五和「はい、一度冷静になって考えると、やっぱり変だなって思う事が」
イン「いつわ、教えてくれる?」
五和「その……上条さんがこんな事をするでしょうか?」
姫神「それは。私も思っていた」
美琴「……私もよ。おかしいわよね、急に何人にも好きだって言うなんて」
イン「今までとうまと一緒に住んできけど、鈍感なとうまが好きだ、なんて絶対言わないと思うんだよ」
五和「皆さんもそう思いますか?」
姫神「きっと。何かあるに違いない」
美琴「……もう一度、聞いてみる?」
イン「そうした方がいいかも。あれが終わってからね」
神裂「大人しくしろっつってんだろうが、このド素人が!!」
上条「し、死ぬ! 本当に死ぬから助けて!」
数分後
美琴「そろそろ止めた方が良いわね」
姫神「うん。上条君に死なれたら困る」
五和「女教皇様、一度落ち着いてください!」
神裂「……五和、あなたも邪魔をしようというのですか?」
イン「ちょっと待って、冷静になって考えて欲しいんだよ」
神裂「何を考えると言うのですか!? 私は、覚悟を決めたというのに……!」
美琴「それよ、それ。良く考えてみて、コイツが歯の浮くような台詞をポンポン言うと思う?」
神裂「……それは」
『テメェらずっと待ってたんだろ!?インデックスの記憶を消さなくてもすむ、
インデックスの敵にまわらなくてもすむ……そんな誰もが笑って、誰もが望む最高な(略)』
神裂「戦闘中の言葉を考えれば、言いそうな気もしますが」
姫神「そういうのではなくて。恋愛に関する事に限定すれば」
神裂「……確かに、言われてみればそうですね」
上条(はぁ……はぁ……俺、生きてるよな……?)
美琴「そろそろ止めた方が良いわね」
姫神「うん。上条君に死なれたら困る」
五和「女教皇様、一度落ち着いてください!」
神裂「……五和、あなたも邪魔をしようというのですか?」
イン「ちょっと待って、冷静になって考えて欲しいんだよ」
神裂「何を考えると言うのですか!? 私は、覚悟を決めたというのに……!」
美琴「それよ、それ。良く考えてみて、コイツが歯の浮くような台詞をポンポン言うと思う?」
神裂「……それは」
『テメェらずっと待ってたんだろ!?インデックスの記憶を消さなくてもすむ、
インデックスの敵にまわらなくてもすむ……そんな誰もが笑って、誰もが望む最高な(略)』
神裂「戦闘中の言葉を考えれば、言いそうな気もしますが」
姫神「そういうのではなくて。恋愛に関する事に限定すれば」
神裂「……確かに、言われてみればそうですね」
上条(はぁ……はぁ……俺、生きてるよな……?)
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