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元スレ上条「エイプリルフールのせいだ……」
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上条「…………」
五和「…………」
イン「短髪、妄想ってどんな感じだったの?」
美琴「やってみれば分かるわよ」
神裂「しかし、妄想と言われましても……どうすれば良いのでしょうか」
イン「私もどうしたら良いのかさっぱりなんだよ……あいさと短髪はすぐ思いついて羨ましい」
美琴「……それだけ、業が深いって事かもしれないけどね」
姫神「確かに。でも。大学生というのはリアル過ぎる気が」
美琴「い、良いじゃない別に!」
五和「…………」
イン「短髪、妄想ってどんな感じだったの?」
美琴「やってみれば分かるわよ」
神裂「しかし、妄想と言われましても……どうすれば良いのでしょうか」
イン「私もどうしたら良いのかさっぱりなんだよ……あいさと短髪はすぐ思いついて羨ましい」
美琴「……それだけ、業が深いって事かもしれないけどね」
姫神「確かに。でも。大学生というのはリアル過ぎる気が」
美琴「い、良いじゃない別に!」
上条「ただいま、あー……今日も疲れた」
五和「あっ、お帰りなさい、当麻さん。今日もお勤めご苦労さまでした」
上条「んっ……良い匂いがする」
五和「ふふっ、今日は鯛の煮つけですよー」
上条「鯛か……腹が減って、疲れもどうでも良くなってきた」
五和「当麻さん、先にお風呂にしますか? それともご飯にしますか?」
上条「そうだな……五和、もう一つ選択肢は無いのか?」
五和「えっ……? あ、あの……それは……」
上条「そっか……無いんだな、残念だよ」
五和「ううっ……当麻さん! あまり意地悪しないでください……」
上条「悪かったって。とりあえず、飯から先に済ませるかな」
五和「もう……分かりました、今用意しますので着替えて待っていてくださいね」
五和「あっ、お帰りなさい、当麻さん。今日もお勤めご苦労さまでした」
上条「んっ……良い匂いがする」
五和「ふふっ、今日は鯛の煮つけですよー」
上条「鯛か……腹が減って、疲れもどうでも良くなってきた」
五和「当麻さん、先にお風呂にしますか? それともご飯にしますか?」
上条「そうだな……五和、もう一つ選択肢は無いのか?」
五和「えっ……? あ、あの……それは……」
上条「そっか……無いんだな、残念だよ」
五和「ううっ……当麻さん! あまり意地悪しないでください……」
上条「悪かったって。とりあえず、飯から先に済ませるかな」
五和「もう……分かりました、今用意しますので着替えて待っていてくださいね」
上条「おおっ! 美味そうだ……もう食べても良いか?」
五和「その前に……はい、どうぞ」
上条「ああ、ありがとう。このおしぼりが無いとな……では」
上条五和「いただきます」
上条「あむ……うん! 美味い!」
五和「良かった……気に入って頂けたようで何よりです」
上条「五和の料理を気に入らない訳ないだろ? 幸せってこういう事なんだろうな……」
五和「大げさですよ、ふふっ。当麻さん、はい、あーん」
上条「あーん……いや、五和と結婚して良かったよ」
五和「そ、そんな事言っても何も出ませんよ」
上条「いいよ、五和が居るなら他には何も要らないからさ」
五和「当麻さん……ほ、ほら、ご飯が冷めちゃいますよ」
五和「その前に……はい、どうぞ」
上条「ああ、ありがとう。このおしぼりが無いとな……では」
上条五和「いただきます」
上条「あむ……うん! 美味い!」
五和「良かった……気に入って頂けたようで何よりです」
上条「五和の料理を気に入らない訳ないだろ? 幸せってこういう事なんだろうな……」
五和「大げさですよ、ふふっ。当麻さん、はい、あーん」
上条「あーん……いや、五和と結婚して良かったよ」
五和「そ、そんな事言っても何も出ませんよ」
上条「いいよ、五和が居るなら他には何も要らないからさ」
五和「当麻さん……ほ、ほら、ご飯が冷めちゃいますよ」
上条「あー、美味しかった……ごちそうさま」
五和「当麻さん、お風呂も沸かしてありますけどどうしますか?」
上条「よし……入ろうかな、五和も一緒に入るか?」
五和「えっ!? そ、その……私は洗い物を」
上条「それなら俺がやるからさ、良いだろ?」
五和「当麻さん……もう。……分かりました、先に入っていてください」
上条「……それで来ないってのは無しだぞ」
五和「だ、大丈夫ですよ。……恥ずかしい、というのが本音ですけど」
上条「もう夫婦なんだからそんなに恥ずかしがんなくてもな……」
五和「それでも恥ずかしいものは恥ずかしいんです……ほら、待っててくださいってば」
上条「あぁ、待ってるからな?」
五和「当麻さん、お風呂も沸かしてありますけどどうしますか?」
上条「よし……入ろうかな、五和も一緒に入るか?」
五和「えっ!? そ、その……私は洗い物を」
上条「それなら俺がやるからさ、良いだろ?」
五和「当麻さん……もう。……分かりました、先に入っていてください」
上条「……それで来ないってのは無しだぞ」
五和「だ、大丈夫ですよ。……恥ずかしい、というのが本音ですけど」
上条「もう夫婦なんだからそんなに恥ずかしがんなくてもな……」
五和「それでも恥ずかしいものは恥ずかしいんです……ほら、待っててくださいってば」
上条「あぁ、待ってるからな?」
風呂
五和「し、失礼します……」
上条「ずいぶん遅かったな、何かあったのか?」
五和「その、……恥ずかしくて」
上条「もう夫婦なんだ、そんな事気にする間柄でも無いだろ?」
五和「それはそうですけど……」
上条「とりあえず、体洗ってさっさと入ろうぜ。このままだと風邪ひいちまうからさ」
五和「……分かりました。当麻さん、お背中流しますよ」
上条「本当か? じゃあ、頼むよ。そのまま前も……」
五和「し、しません! もう……失礼します。よっ……んっ、力加減、どうですか?」
上条「丁度いい……あー、気持ちいい……」
五和「ふふ……はい、終わりましたよ」
五和「し、失礼します……」
上条「ずいぶん遅かったな、何かあったのか?」
五和「その、……恥ずかしくて」
上条「もう夫婦なんだ、そんな事気にする間柄でも無いだろ?」
五和「それはそうですけど……」
上条「とりあえず、体洗ってさっさと入ろうぜ。このままだと風邪ひいちまうからさ」
五和「……分かりました。当麻さん、お背中流しますよ」
上条「本当か? じゃあ、頼むよ。そのまま前も……」
五和「し、しません! もう……失礼します。よっ……んっ、力加減、どうですか?」
上条「丁度いい……あー、気持ちいい……」
五和「ふふ……はい、終わりましたよ」
上条「よっと……二人で入るには少し狭いんだよな」
五和「いつかは二人で広いお風呂のあるお家住みたいですね……」
上条「……頑張らないと」
五和「期待してますよ、当麻さん」
上条「でも、個人的には……これ位狭い方が密着してて」
五和「ちょ、ちょっと……どこ触ってるんですか……もう」
上条「……五和」
五和「と、当麻さん……! だから、――んっ」
五和「いつかは二人で広いお風呂のあるお家住みたいですね……」
上条「……頑張らないと」
五和「期待してますよ、当麻さん」
上条「でも、個人的には……これ位狭い方が密着してて」
五和「ちょ、ちょっと……どこ触ってるんですか……もう」
上条「……五和」
五和「と、当麻さん……! だから、――んっ」
五和「……わ、私ったら何を」
上条「わ、悪い……でも、仕方ないというか」
美琴「……何考えてたのか分かんないけど、鼻の下伸びてるわよ」
上条「なっ……」
姫神「大丈夫。下心も心だから」
上条「と、とりあえず五和とはこんな感じで……」
五和(……もう少し時間があれば上条さんと、って違う違う……)
姫神「次はあなた達のどちらかだけど。どうする?」
イン「うーん……とうまとしたい事……」
神裂「なかなか思いつかないものですね……どうしたら良いでしょうか」
上条「まぁ、無理して考える事でもねーからな」
姫神「では。その代わりに私がもう一度」
美琴「それは駄目よ。本当に無いの? コイツとしたい事」
イン「……私は、とうまと一緒に居られれば良いから」
上条「インデックス……?」
上条「わ、悪い……でも、仕方ないというか」
美琴「……何考えてたのか分かんないけど、鼻の下伸びてるわよ」
上条「なっ……」
姫神「大丈夫。下心も心だから」
上条「と、とりあえず五和とはこんな感じで……」
五和(……もう少し時間があれば上条さんと、って違う違う……)
姫神「次はあなた達のどちらかだけど。どうする?」
イン「うーん……とうまとしたい事……」
神裂「なかなか思いつかないものですね……どうしたら良いでしょうか」
上条「まぁ、無理して考える事でもねーからな」
姫神「では。その代わりに私がもう一度」
美琴「それは駄目よ。本当に無いの? コイツとしたい事」
イン「……私は、とうまと一緒に居られれば良いから」
上条「インデックス……?」
イン「とうまと一緒に居られれば私は幸せだもん。一緒にご飯食べて、
どこかに出かけて……それで一日が過ぎれば幸せかも」
上条「そんな普通な事で満足なのか?」
神裂「何事も無いのが一番ですから。……特にあなたの様な人ならば、尚更」
イン「うん、とうまが怪我しなければ私も嬉しいから、それが私の願いかも」
五和「インデックスさん……」
美琴「……本当ね、どっかの誰かがボロボロになってもすぐに立ち上がるから、
こうやって心配しなきゃいけなくなるのよ」
上条「……すいません」
姫神「大丈夫。それに関しては。半ば諦めてるから」
イン「どうせまた、誰かが困ってたら助けに行くんでしょ?」
上条「まぁ……見過ごす事はしないと思う」
美琴「アンタは絶対行くわよ、誰が止めてもね」
五和「そんな上条さんだから、そばに居たいと思うんですよ」
神裂「ええ、だから何も気にせずそのままでいてください。分かりましたか?」
上条「……あぁ、遠慮なくそうさせてもらうよ」
どこかに出かけて……それで一日が過ぎれば幸せかも」
上条「そんな普通な事で満足なのか?」
神裂「何事も無いのが一番ですから。……特にあなたの様な人ならば、尚更」
イン「うん、とうまが怪我しなければ私も嬉しいから、それが私の願いかも」
五和「インデックスさん……」
美琴「……本当ね、どっかの誰かがボロボロになってもすぐに立ち上がるから、
こうやって心配しなきゃいけなくなるのよ」
上条「……すいません」
姫神「大丈夫。それに関しては。半ば諦めてるから」
イン「どうせまた、誰かが困ってたら助けに行くんでしょ?」
上条「まぁ……見過ごす事はしないと思う」
美琴「アンタは絶対行くわよ、誰が止めてもね」
五和「そんな上条さんだから、そばに居たいと思うんですよ」
神裂「ええ、だから何も気にせずそのままでいてください。分かりましたか?」
上条「……あぁ、遠慮なくそうさせてもらうよ」
姫神「上条君。そろそろ決められそう?」
上条「……誰を選ぶか、か。この五人の中で、俺の恋人を……」
美琴「……やっぱり、時間は必要よね。少し焦り過ぎたかな……」
五和「そうですね……上条さん、少しお一人で考える時間を」
神裂「ですが、私達はそろそろ学園都市から去らなければいけませんから……」
姫神「それだと。不公平になる可能性が高い」
イン「不公平?」
姫神「そう。会えない時間。別の人が上条君にアプローチしたら。差が出来てしまう」
上条「で、でも、そのアプローチとやらをしなければ……」
姫神「私。すると思う」
美琴「……私も、アンタに会わないでいるのは多分無理だから」
イン「そこはとうまのためにも我慢してあげた方が良いと思うんだよ」
美琴「アンタは一緒に住んでるから、絶対的有利になっちゃうでしょうが!」
イン「あっ……それもそうだね」
上条「……誰を選ぶか、か。この五人の中で、俺の恋人を……」
美琴「……やっぱり、時間は必要よね。少し焦り過ぎたかな……」
五和「そうですね……上条さん、少しお一人で考える時間を」
神裂「ですが、私達はそろそろ学園都市から去らなければいけませんから……」
姫神「それだと。不公平になる可能性が高い」
イン「不公平?」
姫神「そう。会えない時間。別の人が上条君にアプローチしたら。差が出来てしまう」
上条「で、でも、そのアプローチとやらをしなければ……」
姫神「私。すると思う」
美琴「……私も、アンタに会わないでいるのは多分無理だから」
イン「そこはとうまのためにも我慢してあげた方が良いと思うんだよ」
美琴「アンタは一緒に住んでるから、絶対的有利になっちゃうでしょうが!」
イン「あっ……それもそうだね」
五和「そうしますと、やはり……」
イン「とうまに決めてもらうしか……」
神裂「ありませんね……」
美琴「どうなの? 今、答えを出せる?」
上条「……誰かを選ぶんだよな」
姫神「今こそ。男を見せる時」
上条「……分かった、選ぶよ」
上条「俺が……俺が選ぶのは――」
イン「とうまに決めてもらうしか……」
神裂「ありませんね……」
美琴「どうなの? 今、答えを出せる?」
上条「……誰かを選ぶんだよな」
姫神「今こそ。男を見せる時」
上条「……分かった、選ぶよ」
上条「俺が……俺が選ぶのは――」
上条「俺が選ぶのは、い」
姫神「……っ!」
五和(い……? って事は……いつわの「い」!? 上条さん……)
イン(い、だから……インデックスの「い」だ! とうま……私)
上条「い、い……」
五和・イン(…………っ!)
上条「――いや、ちょっと待ってくれ」
五和「うっ……」 イン「えー……」
美琴(……ほっ、良かった)
姫神「……っ!」
五和(い……? って事は……いつわの「い」!? 上条さん……)
イン(い、だから……インデックスの「い」だ! とうま……私)
上条「い、い……」
五和・イン(…………っ!)
上条「――いや、ちょっと待ってくれ」
五和「うっ……」 イン「えー……」
美琴(……ほっ、良かった)
上条「俺が選ぶのは、か」
五和(か!? 「か」って事は……)
神裂(「か」で始まるのは私だけ……つまり、これは……!)
上条「か、か……」
美琴(嫌、お願い……!)
上条「――考えてるんだけど、なかなか言いづらいな」
神裂「なっ……」
姫神(……危ないところだった)
五和(か!? 「か」って事は……)
神裂(「か」で始まるのは私だけ……つまり、これは……!)
上条「か、か……」
美琴(嫌、お願い……!)
上条「――考えてるんだけど、なかなか言いづらいな」
神裂「なっ……」
姫神(……危ないところだった)
上条「俺が選ぶのは、ひ」
美琴(ひ? ……あっ、あの人は)
姫神(姫神の「ひ」……嬉しい。上条君。私の事を)
上条「ひ、ひ……」
イン(ううっ……あいさが選ばれるなんて……)
上条「――ひえっくしゅん! うー……少し寒いな」
姫神(…………)
美琴(ひ? ……あっ、あの人は)
姫神(姫神の「ひ」……嬉しい。上条君。私の事を)
上条「ひ、ひ……」
イン(ううっ……あいさが選ばれるなんて……)
上条「――ひえっくしゅん! うー……少し寒いな」
姫神(…………)
上条「俺が選ぶのは――み」
神裂(「み」……! これは、まさか……)
美琴(キタキタキター! 御坂の「み」! 美琴の「み」!)
上条「み、み」
五和(……この流れだと多分違いますよね)
上条「――御坂」
神裂「……っ!?」 イン「ええっ!?」 姫神「そ。そんな……」
美琴「や、やった……私がえら 上条「御坂、電撃出てるから少し落ち着いてくれねーか?」
美琴「……へっ?」
上条「電化製品が壊れるかもって気になって、落ち着いて考えられなくて……」
美琴「……ふ、ふふ……ふふふふふ」
上条「み、御坂?」
美琴「ふっざけんじゃないわよおお!!」
上条「ひいっ!?」
神裂(「み」……! これは、まさか……)
美琴(キタキタキター! 御坂の「み」! 美琴の「み」!)
上条「み、み」
五和(……この流れだと多分違いますよね)
上条「――御坂」
神裂「……っ!?」 イン「ええっ!?」 姫神「そ。そんな……」
美琴「や、やった……私がえら 上条「御坂、電撃出てるから少し落ち着いてくれねーか?」
美琴「……へっ?」
上条「電化製品が壊れるかもって気になって、落ち着いて考えられなくて……」
美琴「……ふ、ふふ……ふふふふふ」
上条「み、御坂?」
美琴「ふっざけんじゃないわよおお!!」
上条「ひいっ!?」
美琴「さっきから何度フェイントかけたら気が済むのよアンタは!」
上条「フェイント……?」
姫神「上条君。わざとだったら悪質。無意識でもやめて欲しい」
イン「とうま……私達はみんな緊張してるんだよ、だから決めるなら早く決めて!」
上条「そう言われましてもですね……その……」
神裂「……あなたが決められない場合、どうなるか分かりますか?」
上条「ええと、どうなるのでございましょうか……」
姫神「私達が。寝られない日々が続く」
上条「そ、そうなのか……」
美琴「……気になって寝られる訳無いじゃない」
五和「上条さん、私達は誰も恨みません……だから、決めてくれませんか?」
上条「……分かった。でも、あと一分だけ待ってくれ」
イン「……とうま、私の事は気にしないでね。私は一人でも……大丈夫だから」
上条「あぁ、ありがとうインデックス……」
上条「フェイント……?」
姫神「上条君。わざとだったら悪質。無意識でもやめて欲しい」
イン「とうま……私達はみんな緊張してるんだよ、だから決めるなら早く決めて!」
上条「そう言われましてもですね……その……」
神裂「……あなたが決められない場合、どうなるか分かりますか?」
上条「ええと、どうなるのでございましょうか……」
姫神「私達が。寝られない日々が続く」
上条「そ、そうなのか……」
美琴「……気になって寝られる訳無いじゃない」
五和「上条さん、私達は誰も恨みません……だから、決めてくれませんか?」
上条「……分かった。でも、あと一分だけ待ってくれ」
イン「……とうま、私の事は気にしないでね。私は一人でも……大丈夫だから」
上条「あぁ、ありがとうインデックス……」
この五人の中から決める。四人には悪いが、それでも良いと言ってくれた。
だったら、一番だと思った人を選べば良い。……それが誰なのか。
五和――俺の事を守るために『神の右席』に立ち向かってくれた。
優しくて、強い、きっと俺の事を支えてくれる……俺も五和も力になれたら嬉しい。
姫神――記憶の中では俺が最初に助けたのは姫神だった。……でも、逆に俺は姫神に守られた。
アイツは俺のために命を捨てようとしてくれた……二人なら何があっても乗り越えられるだろう。
神裂――強さの中に様々な悩みを隠して生きてきた、そう土御門は言っていた。
今はインデックスや天草式とも一緒に居られる事もできる。神裂はもう悩む必要は無いかもしれない。
でも、俺は神裂に何度も助けられた……恩を返すのは俺の方だ。神裂の「幸福」、それを俺も一緒に……。
御坂――死ぬ決意を一度はしたがそれを助ける事ができた。俺もアイツには何度も世話になってる。
きっと、御坂は俺のために笑ってくれるし涙も流してくれる。一緒に居られれば、最高だろうな。
インデックス――俺と「上条当麻」を繋ぐ女の子。でも、今はそれ以上に大切な存在だ。
記憶がどうとかじゃない、今インデックスと一緒に居る時間は守りたい……失いたくない。
インデックスの居ない生活なんて……今は考えたくない、考えられない。それなら――。
だったら、一番だと思った人を選べば良い。……それが誰なのか。
五和――俺の事を守るために『神の右席』に立ち向かってくれた。
優しくて、強い、きっと俺の事を支えてくれる……俺も五和も力になれたら嬉しい。
姫神――記憶の中では俺が最初に助けたのは姫神だった。……でも、逆に俺は姫神に守られた。
アイツは俺のために命を捨てようとしてくれた……二人なら何があっても乗り越えられるだろう。
神裂――強さの中に様々な悩みを隠して生きてきた、そう土御門は言っていた。
今はインデックスや天草式とも一緒に居られる事もできる。神裂はもう悩む必要は無いかもしれない。
でも、俺は神裂に何度も助けられた……恩を返すのは俺の方だ。神裂の「幸福」、それを俺も一緒に……。
御坂――死ぬ決意を一度はしたがそれを助ける事ができた。俺もアイツには何度も世話になってる。
きっと、御坂は俺のために笑ってくれるし涙も流してくれる。一緒に居られれば、最高だろうな。
インデックス――俺と「上条当麻」を繋ぐ女の子。でも、今はそれ以上に大切な存在だ。
記憶がどうとかじゃない、今インデックスと一緒に居る時間は守りたい……失いたくない。
インデックスの居ない生活なんて……今は考えたくない、考えられない。それなら――。
上条「……決めた、俺なりの答えを出すよ」
美琴「……そう、アンタが決められるとは思ってなかったけど」
五和「上条さんの選んだ答えなら、きっと間違いありません」
姫神「私は。どんな答えでも大丈夫」
神裂「遠慮なく、言ってください」
イン「とうま、とうまの選んだ人は……誰?」
上条「……あぁ、俺が選んだのは――」
美琴「……そう、アンタが決められるとは思ってなかったけど」
五和「上条さんの選んだ答えなら、きっと間違いありません」
姫神「私は。どんな答えでも大丈夫」
神裂「遠慮なく、言ってください」
イン「とうま、とうまの選んだ人は……誰?」
上条「……あぁ、俺が選んだのは――」
四ヶ月後
刀夜「母さん、そろそろ時間だろうか」
詩菜「ええ、当麻さんはもう少しで来るはずですよ」
刀夜「しかし、当麻が帰ってくる前に新しい家が出来て良かった……」
詩菜「本当ですね。これなら、当麻さんの連れてくる女の子も迎える事ができますから」
刀夜「あぁ、当麻が誰かを連れてくるとは思わなかったけどな」
詩菜「刀夜さんと違って、決断がすぐにできて私も嬉しいです」
刀夜「か、母さん……だけど、本当に驚いたな。当麻が電話で――」
刀夜「母さん、そろそろ時間だろうか」
詩菜「ええ、当麻さんはもう少しで来るはずですよ」
刀夜「しかし、当麻が帰ってくる前に新しい家が出来て良かった……」
詩菜「本当ですね。これなら、当麻さんの連れてくる女の子も迎える事ができますから」
刀夜「あぁ、当麻が誰かを連れてくるとは思わなかったけどな」
詩菜「刀夜さんと違って、決断がすぐにできて私も嬉しいです」
刀夜「か、母さん……だけど、本当に驚いたな。当麻が電話で――」
上条『父さん、今年の夏も帰ろうと思うんだ』
刀夜『そうか、私も母さんも嬉しいよ。いつ頃帰ってくるんだ?』
上条『八月の頭とかに。それと……他の人を連れってても良いかな?』
刀夜『他の人……なるほど。当麻、女の子を連れてくるつもりだな』
上条『ま、まぁ……そんな感じで……』
刀夜『良いだろう。当麻の恋人なら、私達も歓迎するぞ』
上条『ありがとう、じゃあまた連絡するから』
刀夜『そうか、私も母さんも嬉しいよ。いつ頃帰ってくるんだ?』
上条『八月の頭とかに。それと……他の人を連れってても良いかな?』
刀夜『他の人……なるほど。当麻、女の子を連れてくるつもりだな』
上条『ま、まぁ……そんな感じで……』
刀夜『良いだろう。当麻の恋人なら、私達も歓迎するぞ』
上条『ありがとう、じゃあまた連絡するから』
刀夜「これは案外、孫の顔を見るのも早いんじゃないか?」
詩菜「あらあら、刀夜さんはもうおじいちゃんになったつもりなのかしら」
刀夜「で、母さん。当麻が連れてくる女の子は誰だと思う?」
詩菜「そうですね……私は、御坂さんの娘さんだと思います」
刀夜「御坂さん……あぁ、大覇星祭の時の女の子か。なるほど……」
詩菜「刀夜さんは、あの外国の女の子だと思うんですか?」
刀夜「あぁ、あの子と当麻の間には特別な何かがある気がする。きっと、あの子を選ぶだろう」
詩菜「あらあら、男の人でないと分からない何かがあるのかしら」
刀夜「そうかもしれないな。……おっ、噂をすれば」
詩菜「タクシーが来ましたね。きっと、当麻さんと恋人さんはあの中に……」
詩菜「あらあら、刀夜さんはもうおじいちゃんになったつもりなのかしら」
刀夜「で、母さん。当麻が連れてくる女の子は誰だと思う?」
詩菜「そうですね……私は、御坂さんの娘さんだと思います」
刀夜「御坂さん……あぁ、大覇星祭の時の女の子か。なるほど……」
詩菜「刀夜さんは、あの外国の女の子だと思うんですか?」
刀夜「あぁ、あの子と当麻の間には特別な何かがある気がする。きっと、あの子を選ぶだろう」
詩菜「あらあら、男の人でないと分からない何かがあるのかしら」
刀夜「そうかもしれないな。……おっ、噂をすれば」
詩菜「タクシーが来ましたね。きっと、当麻さんと恋人さんはあの中に……」
5人の内から選ばないといけないってのは上条さんがぶち[ピーーー]の好きな幻想ですよ。
一万人乗ったらそれはタクシーじゃねぇよ…
しかし1万人乗りタクシー希望ww
しかし1万人乗りタクシー希望ww
上条「おーい、父さーん、母さーん」
刀夜「当麻が来たぞ。……母さん、予想はどうやら」
詩菜「ええ、私の勝ちですね」
刀夜「うん? 何を言っているんだ母さん、当麻の横を見てみなさい」
詩菜「ええ、見ていますよ」
刀夜「何だ、見えているのか。当麻の横に居るのはどう見ても」
詩菜「はい、御坂さんの娘さんですね」
刀夜「……母さん? 私には、外国の女の子が横に居るように見えるんだが……」
詩菜「……あらあら、本当ですね」
刀夜「……どういう事なのだろうか」
刀夜「当麻が来たぞ。……母さん、予想はどうやら」
詩菜「ええ、私の勝ちですね」
刀夜「うん? 何を言っているんだ母さん、当麻の横を見てみなさい」
詩菜「ええ、見ていますよ」
刀夜「何だ、見えているのか。当麻の横に居るのはどう見ても」
詩菜「はい、御坂さんの娘さんですね」
刀夜「……母さん? 私には、外国の女の子が横に居るように見えるんだが……」
詩菜「……あらあら、本当ですね」
刀夜「……どういう事なのだろうか」
上条「父さん母さん、久しぶり」
刀夜「あ、あぁ……久しぶりだな当麻。それに」
美琴「お、お久しぶりです……」
イン「ええっと、とうやにしいなだよね。元気そうで私も嬉しいんだよ」
詩菜「え、ええ……あなたもお元気そうで」
刀夜「当麻、お客さんはこの二人なのか? 私はてっきり……」
上条「あー……実は、あっちのタクシーにも」
刀夜「……うん?」
神裂「海ですか……潮風が心地よいですね」
五和「楽しみだったんですよ、日本の海というのも久しぶりですから」
姫神「あそこに居る二人が。当麻君のご両親みたい」
刀夜「あ、あぁ……久しぶりだな当麻。それに」
美琴「お、お久しぶりです……」
イン「ええっと、とうやにしいなだよね。元気そうで私も嬉しいんだよ」
詩菜「え、ええ……あなたもお元気そうで」
刀夜「当麻、お客さんはこの二人なのか? 私はてっきり……」
上条「あー……実は、あっちのタクシーにも」
刀夜「……うん?」
神裂「海ですか……潮風が心地よいですね」
五和「楽しみだったんですよ、日本の海というのも久しぶりですから」
姫神「あそこに居る二人が。当麻君のご両親みたい」
刀夜「……当麻、まさかとは思うが」
上条「えっと……あの三人も俺が連れてきた。……マズかった?」
詩菜「五人ですか……頑張れば何とかなるとは思いますが」
上条「ごめん……お願いします」
刀夜「当麻、一つ聞かせてくれないか。お前が連れてくるはずだった彼女というのは……」
上条「……実は」
上条「――この五人とも、俺の恋人だ」
刀夜「……な、何!?」
詩菜「あらあら……」
新・上条宅
神裂「神裂火織と申します……不束者ですが、よろしくお願いいたします」
五和「は、はじめまして。いつも当麻さんにはお世話になっています……」
姫神「姫神秋沙です。お義父さん。お義母さん。どうかよろしくお願いします」
美琴「何よそれ……えっと、私もよろしくお願いします」
イン「とうや、しいな、これお土産なんだよ」
刀夜「あ、あぁ……ありがとう」
詩菜「あらあら……当麻さん、これはどういう事なのかしら」
上条「それは……そのですね」
姫神「当麻君が決められなかったから。こうなってしまいました」
刀夜「決められなかった?」
五和「はい、当麻さんにこの五人の中から選んで頂くようお願いしまして」
詩菜「その結果が、こうなったという事ですか?」
神裂「ええ、その通りです」
神裂「神裂火織と申します……不束者ですが、よろしくお願いいたします」
五和「は、はじめまして。いつも当麻さんにはお世話になっています……」
姫神「姫神秋沙です。お義父さん。お義母さん。どうかよろしくお願いします」
美琴「何よそれ……えっと、私もよろしくお願いします」
イン「とうや、しいな、これお土産なんだよ」
刀夜「あ、あぁ……ありがとう」
詩菜「あらあら……当麻さん、これはどういう事なのかしら」
上条「それは……そのですね」
姫神「当麻君が決められなかったから。こうなってしまいました」
刀夜「決められなかった?」
五和「はい、当麻さんにこの五人の中から選んで頂くようお願いしまして」
詩菜「その結果が、こうなったという事ですか?」
神裂「ええ、その通りです」
回想
上条「――駄目だ、やっぱり俺には選べない……ごめん!」
美琴「え、選べないって……」
上条「仕方ねえだろ……お前達全員可愛いし優しいし、選びようがねえんだよ!」
姫神「開き直った。でも。それだと」
五和「時間を取らなければ、って事になりますよね」
上条「そうして頂けたらありがたいのでございますが……」
神裂「それでは先ほど話したように、不公平という事になってしまいますね」
イン「そうだね、……とうま、時間があったら本当に決められる?」
上条「あぁ……絶対とは言い切れないけど」
上条「――駄目だ、やっぱり俺には選べない……ごめん!」
美琴「え、選べないって……」
上条「仕方ねえだろ……お前達全員可愛いし優しいし、選びようがねえんだよ!」
姫神「開き直った。でも。それだと」
五和「時間を取らなければ、って事になりますよね」
上条「そうして頂けたらありがたいのでございますが……」
神裂「それでは先ほど話したように、不公平という事になってしまいますね」
イン「そうだね、……とうま、時間があったら本当に決められる?」
上条「あぁ……絶対とは言い切れないけど」
姫神「……やっぱり。最終的にはこうするしか」
美琴「そうね……まぁ、なんとなく分かってはいたけど」
五和「ええ……今までの事を考えると、やはり」
神裂「……他の女性が増えるよりは」
イン「うん、それは困るからね。じゃあ……」
上条「あの、何の話をしているのかさっぱり分かんねーんだけど……」
姫神「上条君。『選べない』ではなくて。『選ばない』という選択肢はどう?」
上条「選ばない……誰とも付き合わないって事か?」
五和「その逆です。この五人全員……上条さんの恋人に、という事です」
上条「……はい?」
美琴「そうね……まぁ、なんとなく分かってはいたけど」
五和「ええ……今までの事を考えると、やはり」
神裂「……他の女性が増えるよりは」
イン「うん、それは困るからね。じゃあ……」
上条「あの、何の話をしているのかさっぱり分かんねーんだけど……」
姫神「上条君。『選べない』ではなくて。『選ばない』という選択肢はどう?」
上条「選ばない……誰とも付き合わないって事か?」
五和「その逆です。この五人全員……上条さんの恋人に、という事です」
上条「……はい?」
美琴「アンタが決められないなら、決めなくても良いようにする。そういう事よ」
上条「いや、ちょっと待てって……それはいくら何でも」
姫神「他の女の子まで来られたら困るから。こうするしか無いと思う」
上条「お、おい……さすがにそれは無しだろ? 俺が言うのも変だけどさ……」
五和「もちろん、いつまでも全員とお付き合いする、という訳ではありません」
神裂「あなたが一人に決める事ができれば、その時に言ってください」
美琴「それまでは私達全員、アンタの彼女。良いわね?」
上条「良いわねって……駄目だと思うのが普通だろ、他の方法を」
姫神「もう一度確認する。他の女の子には邪魔されたくない」
美琴「さらに、全員公平にする。そのためにはこれが最良だと思うわけ」
上条「いや、男としては最悪だと思うんだけど……」
上条「いや、ちょっと待てって……それはいくら何でも」
姫神「他の女の子まで来られたら困るから。こうするしか無いと思う」
上条「お、おい……さすがにそれは無しだろ? 俺が言うのも変だけどさ……」
五和「もちろん、いつまでも全員とお付き合いする、という訳ではありません」
神裂「あなたが一人に決める事ができれば、その時に言ってください」
美琴「それまでは私達全員、アンタの彼女。良いわね?」
上条「良いわねって……駄目だと思うのが普通だろ、他の方法を」
姫神「もう一度確認する。他の女の子には邪魔されたくない」
美琴「さらに、全員公平にする。そのためにはこれが最良だと思うわけ」
上条「いや、男としては最悪だと思うんだけど……」
神裂「確かにそうかもしれませんが……私達はそれで構わない、というのは理解してください」
上条「……お前達は本当にそれで良いのか? 俺は……駄目だと思う」
イン「とうま、良く考えてみて。誰かを選ぶって事はどういう事か」
上条「一人選ぶから……四人には申し訳ない事になるか」
五和「では上条さん。……今、インデックスさん以外を選ぶ事はできますか」
上条「何でインデックスだけ……全員から考えてるつもりなんだけど」
神裂「今、あなたが他の女性を選んだとき、この子はあなたと一緒に過ごす生活を続けると思いますか?」
上条「……無いだろうな」
美琴「で、アンタはそのシスターと離れる事はできるの? 今じゃなくても、いつかはそうなる事になる」
上条(インデックスと離れる……そんな事、考えてみなかったな。……あぁ、そうか。インデックスと離れるなんて――)
上条「……今は、無理だ」
姫神「うん。そう言うと思った」
上条「……お前達は本当にそれで良いのか? 俺は……駄目だと思う」
イン「とうま、良く考えてみて。誰かを選ぶって事はどういう事か」
上条「一人選ぶから……四人には申し訳ない事になるか」
五和「では上条さん。……今、インデックスさん以外を選ぶ事はできますか」
上条「何でインデックスだけ……全員から考えてるつもりなんだけど」
神裂「今、あなたが他の女性を選んだとき、この子はあなたと一緒に過ごす生活を続けると思いますか?」
上条「……無いだろうな」
美琴「で、アンタはそのシスターと離れる事はできるの? 今じゃなくても、いつかはそうなる事になる」
上条(インデックスと離れる……そんな事、考えてみなかったな。……あぁ、そうか。インデックスと離れるなんて――)
上条「……今は、無理だ」
姫神「うん。そう言うと思った」
イン「とうま、私はね、とうまの邪魔になりたくない。だから好きな人を選んで欲しい。……でも」
イン「……とうまと一緒に居たいっていうワガママの方が今は強いんだよ」
上条「インデックス……」
イン「だから、私は誰かと一緒でもとうまのそばに居られればそれで良い」
神裂「……この子が悲しまない選択、あなたにはそれを選んで頂きたいのです」
上条「それは……インデックスを選べって事か?」
神裂「……はい、と言う事ができないのが正直な気持ちです。私を選んで頂きたい、という思いもあります」
姫神「それなら。その二人とも一緒に幸せにしてあげれば良い。そうは思わない?」
上条「……いや、それでも」
美琴「難しく考えちゃダメ、今まで不幸だった分ちょっと幸せになってみても良いじゃない」
五和「……もちろん、恋人になった後でも、それぞれ違った方法で上条さんにアプローチします」
姫神「だから。誰かを選ぶ事ができるまで。どう?」
美琴「選ぶのはアンタよ、……どうする?」
上条「俺は――」
イン「……とうまと一緒に居たいっていうワガママの方が今は強いんだよ」
上条「インデックス……」
イン「だから、私は誰かと一緒でもとうまのそばに居られればそれで良い」
神裂「……この子が悲しまない選択、あなたにはそれを選んで頂きたいのです」
上条「それは……インデックスを選べって事か?」
神裂「……はい、と言う事ができないのが正直な気持ちです。私を選んで頂きたい、という思いもあります」
姫神「それなら。その二人とも一緒に幸せにしてあげれば良い。そうは思わない?」
上条「……いや、それでも」
美琴「難しく考えちゃダメ、今まで不幸だった分ちょっと幸せになってみても良いじゃない」
五和「……もちろん、恋人になった後でも、それぞれ違った方法で上条さんにアプローチします」
姫神「だから。誰かを選ぶ事ができるまで。どう?」
美琴「選ぶのはアンタよ、……どうする?」
上条「俺は――」
刀夜「――それで、全員が当麻の恋人と」
上条「……そういう事になりまして」
詩菜「あらあら……皆さんはそれで良いのかしら?」
イン「うん、私達で決めた事だからね」
姫神「一番にはなりたいけど。失うよりかは幾分か良いと思うので」
詩菜「でも、本当にそれで良いのでしょうか……」
神裂「私達はそれでも良いのですが……やはり、普通に考えればあるまじき事ですから」
五和「迷いが無い、という訳ではありませんね……」
詩菜「そうですか……刀夜さん。刀夜さんはどう思いますか?」
刀夜「……当麻」
上条「……あぁ」
刀夜「――その手があったのか」
全員「えっ?」
上条「……そういう事になりまして」
詩菜「あらあら……皆さんはそれで良いのかしら?」
イン「うん、私達で決めた事だからね」
姫神「一番にはなりたいけど。失うよりかは幾分か良いと思うので」
詩菜「でも、本当にそれで良いのでしょうか……」
神裂「私達はそれでも良いのですが……やはり、普通に考えればあるまじき事ですから」
五和「迷いが無い、という訳ではありませんね……」
詩菜「そうですか……刀夜さん。刀夜さんはどう思いますか?」
刀夜「……当麻」
上条「……あぁ」
刀夜「――その手があったのか」
全員「えっ?」
刀夜「いや、なるほど、その発想は――っ!?」
詩菜「刀夜、さん?」
刀夜「か、母さん……?」
詩菜「あらあら、あらあら……刀夜さん、ちょっとこちらに来ていただけますか?」ゴゴゴ
刀夜「いや、これは冗談で、決して本当にそんな事を思ってる訳では」
詩菜「ええ、とりあえずこちらに……皆さん、少々お待ちくださいね?」
刀夜「か、母さん、落ち着い 詩菜「はーい、刀夜さん。こっちですよ」
刀夜「と、当麻! 助けてくれ!」
上条「父さん、俺が言うのもなんだけど自業自得だ」
刀夜「ひ、ひいっ――」
神裂「……あの父親あって、この子あり、という事でしょうか」
美琴「……そうみたいね」
詩菜「刀夜、さん?」
刀夜「か、母さん……?」
詩菜「あらあら、あらあら……刀夜さん、ちょっとこちらに来ていただけますか?」ゴゴゴ
刀夜「いや、これは冗談で、決して本当にそんな事を思ってる訳では」
詩菜「ええ、とりあえずこちらに……皆さん、少々お待ちくださいね?」
刀夜「か、母さん、落ち着い 詩菜「はーい、刀夜さん。こっちですよ」
刀夜「と、当麻! 助けてくれ!」
上条「父さん、俺が言うのもなんだけど自業自得だ」
刀夜「ひ、ひいっ――」
神裂「……あの父親あって、この子あり、という事でしょうか」
美琴「……そうみたいね」
詩菜「みなさん、お待たせいたしました」
五和「い、いえ……大丈夫ですか?」
刀夜「えぇ、先程は失礼な事を言って申し訳ない……さて、当麻」
上条「……今度は変な事言わないでくれよ」
刀夜「安心しなさい。……とりあえず、現状では当麻の恋人が皆さん全員だという事は分かりました」
詩菜「常識的に考えて、おかしいというのは皆さんも分かっていらっしゃるんですよね?」
神裂「……それは、承知の上です」
刀夜「当麻、責任はお前にある。それも分かっているな?」
上条「……自分でも、情けねー事をしてんのは分かってる」
イン「……とうま」
五和「い、いえ……大丈夫ですか?」
刀夜「えぇ、先程は失礼な事を言って申し訳ない……さて、当麻」
上条「……今度は変な事言わないでくれよ」
刀夜「安心しなさい。……とりあえず、現状では当麻の恋人が皆さん全員だという事は分かりました」
詩菜「常識的に考えて、おかしいというのは皆さんも分かっていらっしゃるんですよね?」
神裂「……それは、承知の上です」
刀夜「当麻、責任はお前にある。それも分かっているな?」
上条「……自分でも、情けねー事をしてんのは分かってる」
イン「……とうま」
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