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元スレ上条「エイプリルフールのせいだ……」
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上条「だ、大丈夫か?」
姫神「うん。大丈夫……明日から。よろしくね」
上条(明日から? ?何の事だろうか……)
姫神「……泣き顔見られるの恥ずかしいから。今日は帰るね」
上条「えっ? ?帰っちまうのか?」
姫神「ごめんなさい。でも。明日からはずっと一緒に居るから」
上条(まぁ、同じクラスだしそりゃそうだよな)
姫神「だから。今日は……さようなら」
上条「おぉ、また明日なー」
姫神「最後に……上条くん。大好きだよ」
上条(最後まで嘘をつくのか……だったら俺も応えるべきだな、よし)
上条「俺もだよ、姫神。また明日からよろしくな」
姫神「う。うん。またね」
姫神「うん。大丈夫……明日から。よろしくね」
上条(明日から? ?何の事だろうか……)
姫神「……泣き顔見られるの恥ずかしいから。今日は帰るね」
上条「えっ? ?帰っちまうのか?」
姫神「ごめんなさい。でも。明日からはずっと一緒に居るから」
上条(まぁ、同じクラスだしそりゃそうだよな)
姫神「だから。今日は……さようなら」
上条「おぉ、また明日なー」
姫神「最後に……上条くん。大好きだよ」
上条(最後まで嘘をつくのか……だったら俺も応えるべきだな、よし)
上条「俺もだよ、姫神。また明日からよろしくな」
姫神「う。うん。またね」
>>54
え? 何? 聴こえない
え? 何? 聴こえない
その一部始終を見ていた一人の少女がいた。
美琴(桜舞い散る中で、男と女が二人きり……声は聞こえなかったけど、何だろう……もやもやする)
美琴(気になる……も、もしアイツがあの女の人に告白されてたとかだったら……)
美琴(あああ! もう、どうしたらいいのよー!)
上条「おい、御坂。ビリビリ放電しまくって何やってんだよ?」
美琴「うっさいわね! アンタの事で悩んでんだからアンタには関係な……って、いつの間にか目の前に!?」
上条「さっきから居たけど。どうした、花粉症にでもなったか?」
美琴「ち、違うわよ!」
美琴(桜舞い散る中で、男と女が二人きり……声は聞こえなかったけど、何だろう……もやもやする)
美琴(気になる……も、もしアイツがあの女の人に告白されてたとかだったら……)
美琴(あああ! もう、どうしたらいいのよー!)
上条「おい、御坂。ビリビリ放電しまくって何やってんだよ?」
美琴「うっさいわね! アンタの事で悩んでんだからアンタには関係な……って、いつの間にか目の前に!?」
上条「さっきから居たけど。どうした、花粉症にでもなったか?」
美琴「ち、違うわよ!」
>>54
そうゆうのは”よそ”でやってくれないか?
そうゆうのは”よそ”でやってくれないか?
>>57
投下終わってからそれを言えば揚げ足取られないのに……
投下終わってからそれを言えば揚げ足取られないのに……
>>59
すいませんでした。
すいませんでした。
美琴「ね、ねぇ、一つ聞いてもいい?」
上条「別にいいけど、気になる事でもあるのか?」
美琴「えっと、あの女の人……アンタに告白でもしてたの?」
美琴(って何を聞いてんのよ私!? で、でも、気になるのは事実だし……)
上条「よく分かったな。その通りだよ、(冗談で)告白されたんだ」
美琴「そ、そっか。……付き合うの?」
上条「いや、付き合わねーって」
美琴「えっ!? じゃあ、その……振ったって事?」
上条「んー……違うな、そんなんじゃねえよ」
美琴(あの女の人、泣いて帰っていった……だから告白されて付き合わないって事は、振ったって事よね)
美琴(でも、そんなんじゃない、ってどういう意味か分からない……。中学生には、まだ早いのかな……)
上条(急に黙ってどうしたんだろうか……中学生だし色々あるのか)
上条「別にいいけど、気になる事でもあるのか?」
美琴「えっと、あの女の人……アンタに告白でもしてたの?」
美琴(って何を聞いてんのよ私!? で、でも、気になるのは事実だし……)
上条「よく分かったな。その通りだよ、(冗談で)告白されたんだ」
美琴「そ、そっか。……付き合うの?」
上条「いや、付き合わねーって」
美琴「えっ!? じゃあ、その……振ったって事?」
上条「んー……違うな、そんなんじゃねえよ」
美琴(あの女の人、泣いて帰っていった……だから告白されて付き合わないって事は、振ったって事よね)
美琴(でも、そんなんじゃない、ってどういう意味か分からない……。中学生には、まだ早いのかな……)
上条(急に黙ってどうしたんだろうか……中学生だし色々あるのか)
上条「いやー、でも困ったもんだよな。今日だからって三人に告白されちまったよ」
美琴「ええっ!? そ、そんなに!?」
上条「あぁ、みんな(イタズラが)好きなんだな……俺はそういうのはよく分かんねーけど」
美琴「あ、当たり前じゃない。好きだから告白するのよ」
上条(……エイプリルフールの嘘は告白が定番なのか?)
美琴「……ねえ、アンタは……その、」
上条「ん? どうした、御坂?」
美琴「……ごめん、何でもない」
美琴(私が告白したらどうなる? なんて聞ける訳ないじゃない……)
上条「何だよ、俺はてっきりお前も俺に告白するのかと思っちまった」
美琴「え、ええっ!?」
美琴「ええっ!? そ、そんなに!?」
上条「あぁ、みんな(イタズラが)好きなんだな……俺はそういうのはよく分かんねーけど」
美琴「あ、当たり前じゃない。好きだから告白するのよ」
上条(……エイプリルフールの嘘は告白が定番なのか?)
美琴「……ねえ、アンタは……その、」
上条「ん? どうした、御坂?」
美琴「……ごめん、何でもない」
美琴(私が告白したらどうなる? なんて聞ける訳ないじゃない……)
上条「何だよ、俺はてっきりお前も俺に告白するのかと思っちまった」
美琴「え、ええっ!?」
美琴(な、何を言い出すのよ……確かに私だって、その……)
上条「……よし、俺はそろそろ行くよ。じゃあな、御坂」
美琴「ま、待って!」
上条「今度は何だよ……まだ何かあるのか?」
美琴「アンタって……彼女とかは、欲しいの?」
上条「そりゃ、まぁ……男としては、欲しいよな」
美琴(今日だけで三人……明日は? もし、明日素敵な人が現れたら、きっと……)
美琴(コイツの隣には、私じゃない女の人が……ずっと、)
上条(ふわぁ……春って、眠くなるよな……)
上条「……よし、俺はそろそろ行くよ。じゃあな、御坂」
美琴「ま、待って!」
上条「今度は何だよ……まだ何かあるのか?」
美琴「アンタって……彼女とかは、欲しいの?」
上条「そりゃ、まぁ……男としては、欲しいよな」
美琴(今日だけで三人……明日は? もし、明日素敵な人が現れたら、きっと……)
美琴(コイツの隣には、私じゃない女の人が……ずっと、)
上条(ふわぁ……春って、眠くなるよな……)
>>65
いや、わかってる……だからなんだ……
いや、わかってる……だからなんだ……
美琴(どうしよう……怖い。怖いけど、でも……)
上条「どうした? 今日のお前、何か変だぞ?」
美琴「今日の私……? じゃあ、いつもの私は、その……どうなのよ」
上条「いつもの御坂か。んー……考え過ぎたり、頑張ったり……その時その時を大事に生きてるって感じだな」
美琴「……えっ?」
上条「そういうの、少し羨ましいかもな。それに、何だかんだで優しくしてくれるし」
美琴(私の事、結構見てくれるのかな……)
上条「あっ、それだと今悩んでるのもお前らしいって事になっちまうか……」
美琴「ふふっ、何よそれ……。決めた。ねえ、さっき私が告白するかと思ったって言ったわよね」
上条「あぁ、それがどうかしたのか?」
美琴「それ、当たりって事」
上条「……?」
美琴「鈍いわね……だから、私も……アンタに告白する」
上条「み、御坂?」
上条「どうした? 今日のお前、何か変だぞ?」
美琴「今日の私……? じゃあ、いつもの私は、その……どうなのよ」
上条「いつもの御坂か。んー……考え過ぎたり、頑張ったり……その時その時を大事に生きてるって感じだな」
美琴「……えっ?」
上条「そういうの、少し羨ましいかもな。それに、何だかんだで優しくしてくれるし」
美琴(私の事、結構見てくれるのかな……)
上条「あっ、それだと今悩んでるのもお前らしいって事になっちまうか……」
美琴「ふふっ、何よそれ……。決めた。ねえ、さっき私が告白するかと思ったって言ったわよね」
上条「あぁ、それがどうかしたのか?」
美琴「それ、当たりって事」
上条「……?」
美琴「鈍いわね……だから、私も……アンタに告白する」
上条「み、御坂?」
美琴「私、アンタの事が好き。だから……側に居てもいい?」
上条「御坂……」
美琴(い、言っちゃった……どうしよう……怖い、怖い……)
上条(やっぱりエイプリルフールの嘘は告白ネタが多いみたいだな。でも、何で今更言うんだ?)
美琴(何で黙ってるのよ……)
上条(……あぁ、なるほど。嘘をつくのに慣れてねーんだな、だから顔が真っ赤なのか。一応、常盤台のお嬢様だし)
美琴「な、何か言ってよ……」
上条「御坂、恥ずかしいのによく頑張ったな」
美琴「へっ?」
上条「お前の気持ちは受け取ったよ。慣れてないんだろうけど、ちゃんと伝わったからな」
美琴「う、うん?」
上条「安心しろって、いい告白だったぞ」
美琴「???」
上条「御坂……」
美琴(い、言っちゃった……どうしよう……怖い、怖い……)
上条(やっぱりエイプリルフールの嘘は告白ネタが多いみたいだな。でも、何で今更言うんだ?)
美琴(何で黙ってるのよ……)
上条(……あぁ、なるほど。嘘をつくのに慣れてねーんだな、だから顔が真っ赤なのか。一応、常盤台のお嬢様だし)
美琴「な、何か言ってよ……」
上条「御坂、恥ずかしいのによく頑張ったな」
美琴「へっ?」
上条「お前の気持ちは受け取ったよ。慣れてないんだろうけど、ちゃんと伝わったからな」
美琴「う、うん?」
上条「安心しろって、いい告白だったぞ」
美琴「???」
美琴「け、結局、私の告白はどうなったのよ……」
上条「だから言ったじゃねーか、お前の思いは受け取ったって」
美琴「それって、その……私の告白は、上手くいったって事?」
上条「あぁ、だからもう心配しなくても良いんだ」
美琴「そっか……良かった……私、不安で……怖くて、本当に怖くて……」
上条「大げさだな……(嘘をつくだけなのに)」
美琴「だって、だってぇ……」
上条(……エイプリルフールって、大変なんだな)
上条「だから言ったじゃねーか、お前の思いは受け取ったって」
美琴「それって、その……私の告白は、上手くいったって事?」
上条「あぁ、だからもう心配しなくても良いんだ」
美琴「そっか……良かった……私、不安で……怖くて、本当に怖くて……」
上条「大げさだな……(嘘をつくだけなのに)」
美琴「だって、だってぇ……」
上条(……エイプリルフールって、大変なんだな)
上条「落ち着いたか?」
美琴「うん……ごめん、もう大丈夫だから」
上条「本当か? 寮まで送ってく位なら……」
美琴「だから大丈夫、……明日はちゃんと笑顔で会えるから」
上条「分かった。気をつけて帰れよ?」
美琴「分かってるつーの。……明日が楽しみね、ばいばい」
上条(御坂、ずいぶん機嫌良く帰っていったな……)
上条(……嘘つくのって、楽しいのか?
)
美琴「うん……ごめん、もう大丈夫だから」
上条「本当か? 寮まで送ってく位なら……」
美琴「だから大丈夫、……明日はちゃんと笑顔で会えるから」
上条「分かった。気をつけて帰れよ?」
美琴「分かってるつーの。……明日が楽しみね、ばいばい」
上条(御坂、ずいぶん機嫌良く帰っていったな……)
上条(……嘘つくのって、楽しいのか?
)
上条「ただいまー」
イン「とうま、おかえりー」
上条「インデックス、フールってどういう意味だ?」
イン「とうまみたいな人の事を表す言葉なんだよ」
上条「俺みたいな?」
イン「うん、馬鹿って意味」
上条「よーし、インデックスは今日は飯抜きな」
イン「なっ!? それは酷すぎるかも!」
上条「冗談だって。……いや、それにしても今日は色々あったなぁ」
イン「どうしたの? 何があったの、とうま?」
上条「実はな、姫神と御坂に告白されたんだよ」
インデックス「へー、あいさと短髪に告白され……告白ぅ!?」
イン「とうま、おかえりー」
上条「インデックス、フールってどういう意味だ?」
イン「とうまみたいな人の事を表す言葉なんだよ」
上条「俺みたいな?」
イン「うん、馬鹿って意味」
上条「よーし、インデックスは今日は飯抜きな」
イン「なっ!? それは酷すぎるかも!」
上条「冗談だって。……いや、それにしても今日は色々あったなぁ」
イン「どうしたの? 何があったの、とうま?」
上条「実はな、姫神と御坂に告白されたんだよ」
インデックス「へー、あいさと短髪に告白され……告白ぅ!?」
上条「まぁ、今日は仕方ないよな。日が日だし」
イン「と、とうま! 詳しく聞きたいかも!」
上条「だから、二人に(冗談で)告白されたんだって」
イン「そんなぁ……とうま、二人にはどうやって答えたの?」
上条「どう、って言われてもな……」
イン「じゃ、じゃあ……二人のどちらかと付き合うの!?」
上条「付き合う? いやいや、そういうのは無いから」
イン「ほっ……ちょっと安心したかも」
上条「? 何でインデックスが安心するんだよ」
イン「そ、それは……何でもないから放っておいて!」
上条(安心したり怒ったり……インデックス、今日はどうしたんだろ)
イン「と、とうま! 詳しく聞きたいかも!」
上条「だから、二人に(冗談で)告白されたんだって」
イン「そんなぁ……とうま、二人にはどうやって答えたの?」
上条「どう、って言われてもな……」
イン「じゃ、じゃあ……二人のどちらかと付き合うの!?」
上条「付き合う? いやいや、そういうのは無いから」
イン「ほっ……ちょっと安心したかも」
上条「? 何でインデックスが安心するんだよ」
イン「そ、それは……何でもないから放っておいて!」
上条(安心したり怒ったり……インデックス、今日はどうしたんだろ)
元はといえば上条さんがどれだけ馬鹿か把握できなかった土御門と青ピのせいだろ
そんなことよりむぎのんと朝ご飯
今日のメニューは鮭の塩焼きと豆腐とわかめの味噌汁にほうれん草のおひたし
でもむぎのん夜型だから寝てるんだよね
今日のメニューは鮭の塩焼きと豆腐とわかめの味噌汁にほうれん草のおひたし
でもむぎのん夜型だから寝てるんだよね
イン(とうまの事を好きな女の子は……もしかしたら、もっと居るのかも。あいさと短髪とは付き合わない、でも他の女の人とは?)
イン(もし、とうまに恋人ができたら……私は、もうそばに居られない……とうまと離れ離れ)
イン(私は……祝ってあげる事はできるの? とうまの幸せを……とうまが誰か、他の女の人との幸せを)
イン(……でも、いつかはとうまと離れないといけないかもしれない。それは間違いない……)
イン(それでも、私は……とうまと一緒に居たい。終るのなんて嫌、離れたくない! それなら……今、伝えるしかない)
イン(私の想い、伝えなきゃ。伝えて、とうまと一緒にこれからも……)
イン(で、でも、断られたら……もう、とうまと一緒に暮らすなんて……)
イン(あぁ……どうしたらいいのか分からないんだよ……)
上条(インデックスが真剣な顔をしている……腹でも減ったのか?)
イン(もし、とうまに恋人ができたら……私は、もうそばに居られない……とうまと離れ離れ)
イン(私は……祝ってあげる事はできるの? とうまの幸せを……とうまが誰か、他の女の人との幸せを)
イン(……でも、いつかはとうまと離れないといけないかもしれない。それは間違いない……)
イン(それでも、私は……とうまと一緒に居たい。終るのなんて嫌、離れたくない! それなら……今、伝えるしかない)
イン(私の想い、伝えなきゃ。伝えて、とうまと一緒にこれからも……)
イン(で、でも、断られたら……もう、とうまと一緒に暮らすなんて……)
イン(あぁ……どうしたらいいのか分からないんだよ……)
上条(インデックスが真剣な顔をしている……腹でも減ったのか?)
イン(もし、とうまに好きって伝えたら、ずっと一緒に居られるかもしれない。でも、駄目だったらもう一緒には……)
イン(もし、伝えなかったら、いつかは他の誰かと一緒になって、私は離れなくちゃいけない……)
イン(……とうまとは、ずっと一緒に居られないのかな。そもそも、とうまは私と暮らしていて何も思わなかったの?)
上条(インデックス、まだ何か考えてやがる……元気出してもらうために、今日はカレーでも作ってやるか)
イン(とうまが私をどう思っているのか、私には全然分からないんだよ……とうまが、怖い……かも)
イン(うう……こんなに悩む事になるなら、もっと早く素直に……あれ? そういえば、私……)
イン(とうまと出会ったばかりの頃、病院で好きって伝えた……って事はもしかして)
イン(……とうまは私の気持ちを知っている!? じゃあ、今まで鈍感っぽかったとうまの言動は分かった上での事!?)
イン(そうだとしたら、今まで私の気持ちを知りながら一緒に居たの? とうまぁ……とうまの考えている事が知りたいよぉ……)
上条(カレーはやっぱり安い鶏肉……いや、思い切って牛肉か? 間を取って豚肉という手も)
イン(もし、伝えなかったら、いつかは他の誰かと一緒になって、私は離れなくちゃいけない……)
イン(……とうまとは、ずっと一緒に居られないのかな。そもそも、とうまは私と暮らしていて何も思わなかったの?)
上条(インデックス、まだ何か考えてやがる……元気出してもらうために、今日はカレーでも作ってやるか)
イン(とうまが私をどう思っているのか、私には全然分からないんだよ……とうまが、怖い……かも)
イン(うう……こんなに悩む事になるなら、もっと早く素直に……あれ? そういえば、私……)
イン(とうまと出会ったばかりの頃、病院で好きって伝えた……って事はもしかして)
イン(……とうまは私の気持ちを知っている!? じゃあ、今まで鈍感っぽかったとうまの言動は分かった上での事!?)
イン(そうだとしたら、今まで私の気持ちを知りながら一緒に居たの? とうまぁ……とうまの考えている事が知りたいよぉ……)
上条(カレーはやっぱり安い鶏肉……いや、思い切って牛肉か? 間を取って豚肉という手も)
上条(そういえば、イギリスでもエイプリルフールってあんのか? インデックスに聞いてみるか……)
イン(……悩み過ぎてどうしたらいいのか分からなくなってきたんだよ。イギリスに戻らないといけないのかな……)
上条「インデックス、ちょっといいか?」
イン(イギリスには……戻りたくない、とうまのそばに居たい。でも、とうまは……私が居ない方が……)
上条「インデックス? おーい、インデックスさーん」
イン(……こんなに悩んで辛い思いするくらいなら、あいさや短髪みたいに素直に 上条「インデックス! 」
イン「わわっ!? びっくりしたんだよ……とうま、急に大声出してどうしたの?」
上条「何度も呼んだんだけどな……まぁいいや、イギリスについて話があるんだけど」
イン(イギリスについての話……!? それって……)
上条『インデックス、彼女ができたからイギリスに帰ってくんねーか?』
イン(そ、そんなの……そんなの……)
上条「いや、イギリスにもエイプリルフールってあるのか? ……って聞いてます?」
イン「そんなの……嫌! 絶対に嫌なんだよ!!」
上条「い、インデックス……?」
イン(……悩み過ぎてどうしたらいいのか分からなくなってきたんだよ。イギリスに戻らないといけないのかな……)
上条「インデックス、ちょっといいか?」
イン(イギリスには……戻りたくない、とうまのそばに居たい。でも、とうまは……私が居ない方が……)
上条「インデックス? おーい、インデックスさーん」
イン(……こんなに悩んで辛い思いするくらいなら、あいさや短髪みたいに素直に 上条「インデックス! 」
イン「わわっ!? びっくりしたんだよ……とうま、急に大声出してどうしたの?」
上条「何度も呼んだんだけどな……まぁいいや、イギリスについて話があるんだけど」
イン(イギリスについての話……!? それって……)
上条『インデックス、彼女ができたからイギリスに帰ってくんねーか?』
イン(そ、そんなの……そんなの……)
上条「いや、イギリスにもエイプリルフールってあるのか? ……って聞いてます?」
イン「そんなの……嫌! 絶対に嫌なんだよ!!」
上条「い、インデックス……?」
上条「な、何だよ……急にそんな嫌がったりなんかして」
イン「急じゃないもん! ずっと、ずっと考えてたんだから!」
上条(ずっと考えてた? ……エイプリルフールについてか?)
イン「私だって……このままじゃ駄目ってのは分かってる。でも、今はこうしていたいんだよ……」
上条「は、はぁ……そうっすか」
イン「私は……辛いんだよ。とうま、私の気持ちが分かる?」
上条(辛い? エイプリルフールは辛いものって事か……? ……ハッ! そういう事か!)
上条(エイプリルフール、これは英語だ、即ち……イギリスはエイプリルフールの発祥の地……)
上条(イギリス国民である限りは必ず嘘をつかなければならない、それは人を騙す術を知らない聖職者であってもだ……)
上条(つまり……エイプリルフールというのは、インデックスにとってはとても辛いイベントだったんだよ!)
イン「急じゃないもん! ずっと、ずっと考えてたんだから!」
上条(ずっと考えてた? ……エイプリルフールについてか?)
イン「私だって……このままじゃ駄目ってのは分かってる。でも、今はこうしていたいんだよ……」
上条「は、はぁ……そうっすか」
イン「私は……辛いんだよ。とうま、私の気持ちが分かる?」
上条(辛い? エイプリルフールは辛いものって事か……? ……ハッ! そういう事か!)
上条(エイプリルフール、これは英語だ、即ち……イギリスはエイプリルフールの発祥の地……)
上条(イギリス国民である限りは必ず嘘をつかなければならない、それは人を騙す術を知らない聖職者であってもだ……)
上条(つまり……エイプリルフールというのは、インデックスにとってはとても辛いイベントだったんだよ!)
上条「そっか、そういう事だったんだな……」
イン「……とうま?」
上条「インデックス、お前も辛かったんだな……それなのに、俺は何も知らなくて」
イン「とうま……ううん、私もいつかこういう日(とうまと離れる日)が来るのは分かっていたんだよ……」
上条「そうだな、生きていれば必ず、この日(エイプリルフール)は訪れるからな……でも、無理しなくても良いんだぞ?」
イン「……とうま、ありがとう。でも大丈夫。今日、私もあいさや短髪みたいに素直になるんだよ」
上条「姫神や御坂みたいに? それって……」
イン「うん……私もとうまに告白する」
上条(インデックス、覚悟を決めたんだな……そしてやっぱり、イギリスでも定番の嘘は告白ネタなのか)
イン「……とうま?」
上条「インデックス、お前も辛かったんだな……それなのに、俺は何も知らなくて」
イン「とうま……ううん、私もいつかこういう日(とうまと離れる日)が来るのは分かっていたんだよ……」
上条「そうだな、生きていれば必ず、この日(エイプリルフール)は訪れるからな……でも、無理しなくても良いんだぞ?」
イン「……とうま、ありがとう。でも大丈夫。今日、私もあいさや短髪みたいに素直になるんだよ」
上条「姫神や御坂みたいに? それって……」
イン「うん……私もとうまに告白する」
上条(インデックス、覚悟を決めたんだな……そしてやっぱり、イギリスでも定番の嘘は告白ネタなのか)
イン「とうま、私はとうまと一緒に居る事ができて、本当に嬉しかった。だから、……だから、離れたくない!」
上条「インデックス……」
イン「ずっと、そしてこれからも……大好きだよ、とうま」
上条(やばい……嘘と分かってても、グッとくるものがあるな)
イン「お願い、とうま……私と、ずっと一緒に居て?」
上条(こ、これは……! もしこれが嘘じゃなかったら、どれだけ幸せだろうか……)
イン「は、恥ずかしいけど……私の気持ちは伝えたんだよ。とうま……とうまの気持ちを教えてくれない」
上条「俺の気持ち、か……そうだな、こうやって表せばいいか?」
イン「……っ!? と、とうま? 急に抱きしめたりなんかして、どうしたの……?」
上条「辛かったのに、よく頑張ったな……お前の気持ちはちゃんと届いたよ」
イン「……とうま」
上条「インデックス……」
イン「ずっと、そしてこれからも……大好きだよ、とうま」
上条(やばい……嘘と分かってても、グッとくるものがあるな)
イン「お願い、とうま……私と、ずっと一緒に居て?」
上条(こ、これは……! もしこれが嘘じゃなかったら、どれだけ幸せだろうか……)
イン「は、恥ずかしいけど……私の気持ちは伝えたんだよ。とうま……とうまの気持ちを教えてくれない」
上条「俺の気持ち、か……そうだな、こうやって表せばいいか?」
イン「……っ!? と、とうま? 急に抱きしめたりなんかして、どうしたの……?」
上条「辛かったのに、よく頑張ったな……お前の気持ちはちゃんと届いたよ」
イン「……とうま」
イン「とうま、確認……してもいい? 私の想いを……受け止めてくれるんだよね?」
上条「あぁ、インデックスの精一杯の言葉、きちんと受け止めたよ」
イン「とうま……とうまぁ!」
上条「お、おい、急に泣き出してどうしたんだよ?」
イン「だって、嬉しいんだもん……私、ここに居てもいいんだよね? イギリスに戻らなくてもいいんだよね?」
上条「へ? 当たり前だろ、何言ってんだ?」
イン「ぐすっ……とうまにとっては当たり前かもしれないけど、私にとっては最高に嬉しい事なんだよ」
上条「そっか、よく分かんねーけど喜んでくれて良かったよ」
イン(あいさ、短髪、ごめんね……私、とうまとずっと生きていくから)
上条(インデックス、いい笑顔してるな……嘘、か。今日くらい、ついてみるのも悪くねーかもな)
上条「あぁ、インデックスの精一杯の言葉、きちんと受け止めたよ」
イン「とうま……とうまぁ!」
上条「お、おい、急に泣き出してどうしたんだよ?」
イン「だって、嬉しいんだもん……私、ここに居てもいいんだよね? イギリスに戻らなくてもいいんだよね?」
上条「へ? 当たり前だろ、何言ってんだ?」
イン「ぐすっ……とうまにとっては当たり前かもしれないけど、私にとっては最高に嬉しい事なんだよ」
上条「そっか、よく分かんねーけど喜んでくれて良かったよ」
イン(あいさ、短髪、ごめんね……私、とうまとずっと生きていくから)
上条(インデックス、いい笑顔してるな……嘘、か。今日くらい、ついてみるのも悪くねーかもな)
上条「インデックス、落ち着いたか?」
イン「……うん、もう大丈夫。ごめんね、とうま」
上条「お前も悩んでたんだな……気遣ってやれなくてごめんな」
イン「ううん、それも必要な事だったから……。とうま、私ちょっと出かけてくる」
上条「出かけるって、どこに行くんだ?」
イン「私ととうまの事を伝えたい人がいるんだよ。だから、会いに行ってくる」
上条「分かったよ、晩飯までには戻ってこいよ?」
イン「うん! いってきまーす!」
上条(……少し時間があるな。何をして時間を潰すか……そうだ!)
上条(せっかくのエイプリルフールだ、俺も楽しむしかねーよな! そうと決まれば、電話電話っと……)
上条「もしもし、土御門か? 頼みがあるんだけど──」
イン「……うん、もう大丈夫。ごめんね、とうま」
上条「お前も悩んでたんだな……気遣ってやれなくてごめんな」
イン「ううん、それも必要な事だったから……。とうま、私ちょっと出かけてくる」
上条「出かけるって、どこに行くんだ?」
イン「私ととうまの事を伝えたい人がいるんだよ。だから、会いに行ってくる」
上条「分かったよ、晩飯までには戻ってこいよ?」
イン「うん! いってきまーす!」
上条(……少し時間があるな。何をして時間を潰すか……そうだ!)
上条(せっかくのエイプリルフールだ、俺も楽しむしかねーよな! そうと決まれば、電話電話っと……)
上条「もしもし、土御門か? 頼みがあるんだけど──」
時間は過ぎて夜
姫神(私の想いを。あの人はちゃんと。受け止めてくれた)
姫神(もう。目立たなくてもいい。個性も要らない。ただ──)
姫神(あの人が。上条くんがそばに居てくれれば。それでいい)
姫神(……おやすみ。上条くん)
姫神(私の想いを。あの人はちゃんと。受け止めてくれた)
姫神(もう。目立たなくてもいい。個性も要らない。ただ──)
姫神(あの人が。上条くんがそばに居てくれれば。それでいい)
姫神(……おやすみ。上条くん)
常盤台女子寮
美琴「ふんふふん、ふふーん♪」
黒子「あら、お姉様。ずいぶんとご機嫌ですわね」
美琴「えー? そうー? そんな事ないと思うけどなー、ねぇゲコ太ー?」
黒子「……浮かれていらっしゃいますの。春の陽気にあてられたのでしょうか……」
美琴(明日から、アイツと私は……きゃー! もう! 恥ずかしいじゃない)
黒子(……超能力者も、春の陽気には勝てませんのね)
美琴「ふふふ……ふふふふふ!」
黒子「そ、そういえば、今日はエイプリルフールだからといって、嘘の通報をするイタズラが多発したようで」
美琴「へー、そうなんだー。大変ねー。……ふふ、ふふふ」
黒子(……まったく聞いていませんの。いったい、何が……ハッ! ま、まさか……男ぉ!?)
黒子(……って、わざわざエイプリルフールに告白する物好きなんている訳がありませんの)
美琴「あーあ、早く明日にならないかなー……」
美琴「ふんふふん、ふふーん♪」
黒子「あら、お姉様。ずいぶんとご機嫌ですわね」
美琴「えー? そうー? そんな事ないと思うけどなー、ねぇゲコ太ー?」
黒子「……浮かれていらっしゃいますの。春の陽気にあてられたのでしょうか……」
美琴(明日から、アイツと私は……きゃー! もう! 恥ずかしいじゃない)
黒子(……超能力者も、春の陽気には勝てませんのね)
美琴「ふふふ……ふふふふふ!」
黒子「そ、そういえば、今日はエイプリルフールだからといって、嘘の通報をするイタズラが多発したようで」
美琴「へー、そうなんだー。大変ねー。……ふふ、ふふふ」
黒子(……まったく聞いていませんの。いったい、何が……ハッ! ま、まさか……男ぉ!?)
黒子(……って、わざわざエイプリルフールに告白する物好きなんている訳がありませんの)
美琴「あーあ、早く明日にならないかなー……」
上条の部屋
上条「だ、だからそれはいいって!」
イン「ダメ! 私と一緒に寝ようよとうま!」
上条「それは流石にマズイって言ってんだろうが!?」
イン「とうま、何がマズイの?」
上条「それは……上条さんの上条さんがですね……」
イン「とうまのとうま? 何それ?」
上条「と、ともかく! 俺は風呂場で寝るからな! おやすみ!」
イン「あぁ! 待ってよとうま、とうまぁ!」
上条(インデックスのヤツ、急にどうしたんだ……? まぁ、とりあえず寝るか……)
上条(ふわぁ……色々あったけど、エイプリルフールも悪くねーな。嘘をつくのも、たまにはアリか)
上条「……すぅ、すぅ……」
上条「だ、だからそれはいいって!」
イン「ダメ! 私と一緒に寝ようよとうま!」
上条「それは流石にマズイって言ってんだろうが!?」
イン「とうま、何がマズイの?」
上条「それは……上条さんの上条さんがですね……」
イン「とうまのとうま? 何それ?」
上条「と、ともかく! 俺は風呂場で寝るからな! おやすみ!」
イン「あぁ! 待ってよとうま、とうまぁ!」
上条(インデックスのヤツ、急にどうしたんだ……? まぁ、とりあえず寝るか……)
上条(ふわぁ……色々あったけど、エイプリルフールも悪くねーな。嘘をつくのも、たまにはアリか)
上条「……すぅ、すぅ……」
翌日 四月二日
上条「ふわぁ……おはよう、インデックス」
イン「とうま! おはよう! えいっ!」
上条「なっ……急に抱きついてどうしたんだよ!?」
イン「だってー、とうまは学校に行っちゃうから、少しでもくっついておこうと思って」
上条「な、何だよそれ……恥ずかしいから離れろっつーの!」
イン「だーめ、離れないもーん」
上条(どうなってんだ!? いや、悪い気はしねーけど!)
イン「とうま♪ とうま♪ とーうまー♪」
上条「と、とりあえず離れろ! 朝飯作れねーだろ!?」
イン「むう、それは困るかも。寂しいけど……離れるね」
上条(インデックスのヤツ、どうしちまったんだ……?)
上条「ふわぁ……おはよう、インデックス」
イン「とうま! おはよう! えいっ!」
上条「なっ……急に抱きついてどうしたんだよ!?」
イン「だってー、とうまは学校に行っちゃうから、少しでもくっついておこうと思って」
上条「な、何だよそれ……恥ずかしいから離れろっつーの!」
イン「だーめ、離れないもーん」
上条(どうなってんだ!? いや、悪い気はしねーけど!)
イン「とうま♪ とうま♪ とーうまー♪」
上条「と、とりあえず離れろ! 朝飯作れねーだろ!?」
イン「むう、それは困るかも。寂しいけど……離れるね」
上条(インデックスのヤツ、どうしちまったんだ……?)
上条「……よし。朝飯食うぞ、インデックス」
イン「うん! うわぁ……とうまの作ってくれた朝ごはん、とっても美味しそうなんだよ」
上条「いつもと変わんねーと思うけどな。じゃ、いただきまーす」
イン「あむ……あぁ……とうまと朝ごはんが食べられて渡るは幸せなんだよ……」
上条「大げさだな……まぁいいけどさ」
イン「はい、とうま」
上条「ん? ウィンナーを俺の前にやってどうするつもりだよ?」
イン「えっとね……はい、あーん」
上条「ぶふっ!? い、インデックスさん……?」
イン「うん! うわぁ……とうまの作ってくれた朝ごはん、とっても美味しそうなんだよ」
上条「いつもと変わんねーと思うけどな。じゃ、いただきまーす」
イン「あむ……あぁ……とうまと朝ごはんが食べられて渡るは幸せなんだよ……」
上条「大げさだな……まぁいいけどさ」
イン「はい、とうま」
上条「ん? ウィンナーを俺の前にやってどうするつもりだよ?」
イン「えっとね……はい、あーん」
上条「ぶふっ!? い、インデックスさん……?」
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