元スレ一方通行「コーヒー屋さンでェす」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
101 = 1 :
一方通行「メロンソーダとオレンジジュースねェ」ハイ
上条「あ、どうも」
一方通行「こちらサンドイッチでェす」
ドンッ☆
インデックス「」
上条「え!?何段重ねだこれ!?」
一方通行「気まぐれランチサービスの50段サンドでェす」
インデックス「すごいんだよ!これすごいんだよ!!」キラキラ
上条「あのー……これおいくらするんでしょうか?」
一方通行「普通の値段でェ」
上条「え!?いいんですか!?」
一方通行「気まぐれだからなァ」ダラーン
インデックス「マスター、ありがとうなんだよ!」ニコニコ
102 = 1 :
インデックス「ぷはぁ、お腹一杯なんだよ」
上条「俺もだー」
一方通行「お会計はご一緒で?」
上条「あ、はい」
一方通行「ありがとォございましたァ」ペコリ
上条「すいません、本当ありがとうございました!!」サイケイレイ
インデックス「ありがとうマスター、美味しかったんだよ!」
一方通行「まいどォ」
木原「あ、すいまっせーん」
木原「フレンチトースト下さい」
一方通行「すいませェン、パン切れでェす」
木原「」
103 :
黒子「マスター!」シュンッ
一方通行「遅かったなァ」ゴロゴロ
黒子「申し訳ありません、まだ掛かりそうなので今日は戻ってこれそうにありませんの」ペコ
一方通行「事件かァ?」
黒子「ええ、銀行強盗なんですが……犯人が人質と立て篭もっておりまして」
一方通行「そンなもン、アンチスキルの管轄だろォが」
黒子「犯人グループの能力で道路が封鎖されて、時間が掛かってますの!」
一方通行「……俺も連れてけ」スクッ
黒子「い、いえ……これはジャッジメントの仕事で……」
一方通行「人質になンかあったらどォすんだ?」
黒子「……わかりました」
【CROSE】パタン……
一方通行「よし」
黒子「行きますわよ!」シュンッ
木原「追い出された」ポツン
105 = 103 :
黒子「あの銀行ですわ」
一方通行「ふゥン……お前入れないのか?」
黒子「犯人が複数いるようなので、同時に制圧はちょっと……」
一方通行「じゃお前人質保護、俺犯人確保な感じでェ」
黒子「ですから、犯人は複数いるようなのd」
一方通行「俺は第一位、問題ない」ウン
黒子「……わかりましたわ」
シュンッ
犯人「な、なんだお前ら!どっから現れグハァッ!」
一方通行「ジャッジメントですの!」ババーン
黒子「嘘ですの!私だけですの!!」バーン
107 :
木原くゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!?
108 = 103 :
一方通行「コナ!コナ!!」シュバッ
犯人「痛ええええええええ!!」
一方通行「キリマンジャロ!」シュババッ
犯人「目、目に豆がああああああああ!!」
一方通行「モカ!モカモカ!!」シュババッ
一方通行「……」ホァァァァ
犯人「ひぃっ!た、助けてくれえええええええ!!」
一方通行「ブルーマウンテン!!」シュバババババッ
犯人「」
109 = 103 :
5分後―――。
一方通行「ちっ、なンだよつまンねェ」パンパン
黒子「ご協力ありがとうございました」ペコリ
銀行員「あ、あの……」
一方通行「あン?なンですかァ?」
銀行員「助けて頂いてありがとうございました!」
一方通行「別にィ、気にしなくていい」
銀行員「で、でも……」
一方通行「強いて言うなら、『コーヒー屋さン』をよろしくゥ!」ダダダ
一方通行「美味しくて楽しい、『コーヒー屋さン』をよろしくゥ!」ダダダダ
ダダダダダダダダダ……
銀行員「行っちゃった……(宣伝?)」
黒子(強いて言うなら、の意味がわかりませんわ……)
110 :
木原くンなら仕方ねェよなァ
111 = 103 :
一方通行「……はァ疲れたァ」グデーン
黒子「今さらながら第一位の実力と言うものを再認識いたしました」
一方通行「いや、俺なンてアイツに比べたら大したもンじゃねェ……」シンミリ
黒子「アイツ……?」
一方通行「ああ、俺が唯一ヒーローと認めたあの男」
一方通行「第一位とは言っても、アイツには程遠いぜェ……」
黒子(学園都市最強にここまで言わせるなんて……)
黒子「一体……どんな方ですの?」
一方通行「ピッコロさン」
黒子「えっ」
一方通行「ベジータとかツンデレ言われてるけどよォ、ピッコロさンの方が真のツンデレなわけだ」
一方通行「なンだかンだで神になって見守ってるしなァ」
黒子「真のヒーローはラーメンマンですの!」
一方通行「えっ」
黒子「えっ?」
112 = 103 :
別の日―――。
一方通行「めンどくせェ……これと、これとォ」ガチャガチャ
黒子「あら、また『出張サービス』ですの?」
一方通行「あァ、電話で頼まれたからなァ」ポイポイ
黒子「お言葉ですが、1人のお客様だけ贔屓するのはどうかと思いますが……」
一方通行「あのなァ、依頼主は外出すらままならない身体なンだ」
一方通行「病弱で、不治の病と宣告された少女が、俺のコーヒーを飲みてェっつーんだぜェ?」
一方通行「病院食ばっかりの生活で、唯一の楽しみを望ンでンだ」
一方通行「喫茶店のマスターとして、喜ンで行ってやるぜ」
黒子「……私が間違っておりm」ジーン
一方通行「……とかだったらいいよなァ」ゴロゴロ
黒子「え!?願望ですの!?」
一方通行「だって依頼主ただのおっさンだしィ」
黒子「今の話は嘘だったのですか!!」
一方通行「外に出れない状況、だけ嘘じゃねェな」ウン
黒子「微妙ですの!怒るに怒れないですの!!」ムキー
113 = 103 :
一方通行「コーヒー屋さンでェす」
アレイスター「おお、待っていた」
一方通行「ったく、最近注文の頻度が増えてンなァおい」カチャカチャ
アレイスター「仕方がないだろう、君の淹れるコーヒーが美味しいんだ」
一方通行「嬉しィ事言ってくれるじゃねェの」コトコト
パカッ、コポポポポポ……
アレイスター「ああ、この視界が濁っていく感じ」
アレイスター「そしてこの香り、この味」スゾゾー
アレイスター「コーヒー好きにはたまらないな」ゴクゴクゴク
一方通行「培養液との黄金比を出すのには苦労したぜェ」コポコポコポ…
一方通行「普通に淹れたンじゃ、培養液のせいで味が薄くなるからなァ」コポポポ…
結標「……ビーカーの中が黒すぎて見えないわ」
結標「これが学園都市の秘密ってわけね」ウン
114 :
☆お前かよwwww
115 = 103 :
カランカラーン
一方通行「はァ」ダリィ
黒子「あ、おかえりなさいませ」
一方通行「おォ」
佐天「こんにちは、マスターさん」
初春「こ、こんにちは」
一方通行「あン?誰だてめェら」
黒子「私の友人ですわ」
一方通行「ふゥん……お前休憩ね」スタスタ
黒子「え?いいんですの?」
一方通行「他に客いねェンだ、一緒のテーブルで休憩しろ」
黒子「ありがとうございますの、マスター」ペコリ
佐天「あ、マスターさんが学園都市の第一位って本当ですか?」
一方通行「おォ」
初春「すごい……」
一方通行(なにコイツ、植物使いのA級妖怪ですかァ?)
116 = 103 :
佐天「噂になってますよ、第一位がやってる喫茶店」
一方通行「コーヒー屋さン」
佐天「あ、コーヒー屋さン」
初春「でも、どうして喫茶店を開いたんですか?」
一方通行「暇で暇でしょうがなかった時に……『あ、やろう』って思ったンだよ」ゴロゴロ
初春「えぇー……」
黒子「マスターの自由さに戸惑っていたらキリがないですわ」ズズー
佐天「でも御坂さんより上ってすごいなー」
一方通行「まァ超電磁砲如きに負ける気しねェな」
佐天「え、でも御坂さんもレベル5ですよね?」
一方通行「例えば電気分解で酸素なくしたり、砂鉄の剣で切りかかったり」
一方通行「超電磁砲を自信満々に撃っても、俺がプラズマして詰むンじゃねェ?」
佐天(例えが具体的過ぎて怖い……)
117 = 103 :
カランカラーン
美琴「やっほ、遅れてゴメン」
黒子「お姉様!お待ちしておりました!」
美琴「あ、アイスティーね」
黒子「はいですの!」
佐天「遅かったですね」
美琴「ちょっと野暮用がね」
一方通行「ぬいぐるみかァ?」アイスティーデス
美琴「ちょ、ちょっと!それ言わないの!!」
初春「え、なんですかなんですか?」
一方通行「こないだよォ、カエr」
美琴「超!電磁砲!!」ビシュッ
一方通行「反射」ピカ
美琴「ふぐぅっ」
黒子「お姉様ああああああ!?」
118 = 103 :
佐天「え、カエルのぬいぐるみですか?」
一方通行「おォ、完全に見た目不審者だったぜェ」
美琴「うぅ……」カァ
黒子「またそのようなものを……」
美琴「いいじゃない、可愛いんだから!」
カランカラーン
一方通行「へいらっしゃいぜェ」スタスタ
初春「噂で聞いてたよりもいい人ですね」ヒソヒソ
佐天「ね、もっとナイフのような人だと思ってた」
黒子「ナイフって……」
美琴「まぁ確かに、悪い奴じゃないのよね」ウン
一方通行「あン?またお前かァ」
滝壷「こんにちは、うさぎさん」
119 = 103 :
一方通行「はいよ、キャラメルマキアート」コト
滝壷「ありがとう」
一方通行「今日は原子崩し達と一緒じゃねェのか?」
滝壷「うん、今日は1人だよ」
一方通行「ふゥん……お前チーズ食べれる?」
滝壷「……?うん、好き」
一方通行「チーズケーキ食べるか?」
滝壷「いいの?」
一方通行「ちょっと待ってろォ」スタスタ
滝壷「……美味しい」ニヘラ
一方通行「だろォ?新作なンだよ」ニヘラ
滝壷「ここのお店、好き」
一方通行「あン?」
120 = 103 :
滝壷「空気が柔らかいし、なんだか落ち着く」
一方通行「そォか、ゆっくりしてけ」スタスタ
滝壷「うん、ゆっくr……zzz」
美琴「ごちそうさま、また来るわね」
佐天「白井さん、頑張ってください」
初春「失礼します」
黒子「ありがとうございました」
一方通行「まいどォ」
黒子「マスター、あの方は起こさなくてよろしいのですか?」
滝壷「ぐぅ……」zzz
一方通行「いいンじゃねェ?俺も寝る」zzz
黒子「ちょ、ちょっとマスター!営業中ですわよ!!」ユサユサ
121 = 103 :
カランカラーン
黒子「いらっしゃいませ」
絹旗「ああ、滝壷さん!ようやく見つけた!」ハァハァ
滝壷「むにゃ……」zzz
絹旗「もう……携帯でないから超心配しましたよ」ホッ
黒子「あの……」
絹旗「あ、すいません……起こしますので」
黒子「いえ、無理に起こさなくても……何かお飲みになります?」
絹旗「超申し訳ないです……じゃあ、メロンソーダ下さい」
黒子「かしこまりました」
黒子「マスター!起きてくださいな!」グイグイ
一方通行「んむぅ……うるせェンですの……」zzz
黒子「ですから営業時間中ですのおおおおおおおおおおおお!!」
122 :
一方通行モテモテwwwwww
123 = 103 :
一方通行「ふわァ……はいメロンソーダァ」コト
絹旗「ありがとうございます」
滝壷「……ん、あれ?きぬはた?」
一方通行「おはようございまァす……zzz」ムニャムニャ
滝壷「おはよう、うさぎさん……zzz」ムニャムニャ
絹旗「ああああ超どうしようこの状況」
黒子「マスター!起きて下さいな!!」スタスタ
一方通行「ぐぅ……zzz」ズルズル
絹旗「ほら、滝壷さんも」ポンポン
滝壷「んむぅ、どうしたの?」ムク
絹旗「滝壷さんが電話に出ないから超心配したんですよ!」
滝壷「……ゴメン」
絹旗「無事でよかったです、ここにいたんですね」
滝壷「うん、このお店が好きなの」
124 :
浜面涙目な予感
125 = 103 :
絹旗「ご迷惑をおかけしました」ペコリ
滝壷「ゴメンなさい」ペコリ
黒子「いえいえ、また来てくださいな」
黒子「ね、マスター?」クルリ
一方通行「ムニャ……」zzzzzzzzz
黒子「起きろおおおおおおおおおおお!!」ガシガシ
一方通行「ン……うっせェなァ」
滝壷「うさぎさん、また来るね」
絹旗「ごちそうさまです」
一方通行「おォ、いつでm……zzz」
黒子「……」ピキッ
絹旗「あ、あはは…」ソソクサ
滝壷「ばいばい」フリフリ
126 :
>>1の書く一方通行と黒子の絡みは和む
頑張れ
127 = 103 :
次の日―――。
黒子「マスター、定休日に呼び出して何の用ですの?」
一方通行「新メニューの考案をする」
黒子「新メニュー、ですか」
一方通行「そォだ、一応試作品を作ったから試食してくれ」
一方通行「まずこちら、赤カレーでェす」コト
黒子「ふむ、赤いカレーとは斬新ですわね」
黒子「では一口……」パクッ
一方通行「ハバネロ、唐辛子などを大量に投入してみました」
黒子「亜wtじゃガン;ピhンあ!!!」
一方通行「どォだ?」
黒子「いひゃい、ひはが、ひはいへふほ!」
一方通行「舌が痛い、と」メモメモ
128 = 103 :
黒子「ボツですの!火傷しましたわ!」ヒリヒリ
一方通行「次はこちらです」コト
黒子「これは……サンドイッチ?」
黒子「いただきます」パクッ
一方通行「間にサバの味噌煮を挟んでみました」
黒子「うぇ……なんですのこの食感」モッチャモッチャ
一方通行「食感が×、と」メモメモ
一方通行「次はドリンクでェす」コト
黒子「一見ただのコーラですが?」ゴクゴク
一方通行「氷の中にメントスを仕込んでみましt」
ブシュワァァァァァアア!!
黒子「」ビショヌレ
一方通行「拭くのが大変、と」メモメモ
129 = 103 :
一方通行「アンキモのパスタ、チョコレートクリームです」ハイ
黒子「生臭いですの……」
一方通行「ジンギスカンキャラメルマキアートです」ハイ
黒子「oh……」
一方通行「海鮮プリン、茶碗蒸し仕立てです」ハイ
黒子「これただの茶碗蒸しですわ」
一方通行「オムライス~チキンライスを添えて~です」ハイ
黒子「うっぷ、量が……」
一方通行「ハバネロジェラートです」ハイ
黒子「もう騙されませんの!」
一方通行「ボインを高温でカラッと揚げてみました」ハイ
黒子「パクリですの!パクリですの!」
130 = 103 :
黒子「おぇ……吐きそうですわ」ウップ
一方通行「どォだったァ?」
黒子「どうして!まともなものが!1つもないんですの!?」
一方通行「いやあるぜェ?」
黒子「えっ?」
一方通行「季節のフルーツタルトとか、何種類か」
黒子「え、それでは今までのは」
一方通行「お前に試食させる為だけのメニュー」
黒子「」
一方通行「あァ、楽しかったァ」ホクホク
黒子「……」プルプル
一方通行「……」
黒子「……」プルプル
一方通行「ざまァみろですの!」バーカバーカ
黒子「むっきいいいいいいいいいいいいい!!」バタバタバタ
131 = 103 :
夜―――。
美琴「ちょっと黒子―?大丈夫―?」ドンドン
黒子「ひぃ、ひぃ……大丈夫、ですわ」オロロロロロ
美琴「水持ってきたから開けてー」
黒子「はぁ、ふぅ……」カチャ
美琴「ちょっと、本当に大丈夫?」
黒子「大丈夫ですわロロロロロロロロ」ビシャビシャ
美琴「全然大丈夫じゃないじゃない……」サスサス
黒子「ひぃ、はぁ……ちょっと落ち着きましたわ」
美琴「減量中の力石みたいになってるわよ……」
132 :
前回に続きあなたのssはほのぼので最高
133 = 103 :
次の日―――。
【本日貸切】
一方通行「おし、開店でェす」
黒子「今日は貸切……一体誰が来るのですか?」
一方通行「いいから、どンどン運べェ」
黒子「わかりましたの」セッセセッセ
カランカラーン
ミサカ「おはようございます、とミサカはお2人に挨拶します」ペコリ
>00002「おお、ここが一方通行のお店ですか」
>00006「とても良い雰囲気ですね、とミサカは初喫茶店に胸を躍らせます」ワクワク
一方通行「おォ、よく来たなァ」
>00013「本日はお招き頂きありがとうございます」
一方通行「今日は好きなだけ食べてけェ」フンフン
黒子「」
134 = 103 :
黒子「お、お姉様が……ひぃ、ふぅ、みぃ……」ガタガタ
黒子「あわわわわわわ、何事ですのこれは!?」
一方通行「ボーっとしてねェでこれ運べ」ハイ
黒子「え、ああ、はいですの」
黒子「あの、マスター?」
一方通行「ちなみに何か質問したらブ・チ・コ・ロ・シ・確定よォ」ニタリ
黒子「」
>00002「ミサカも手伝います」イソイソ
黒子「あ、いえ……お席に着いていて下さいな」
>00014「そういうわけにはいきません、手伝わせてください」ソソソ
黒子「ああ、ここがラピュタでしたのね……」ホクホク
>00014「???」
一方通行「ほっとけェ、不治の病だ」
135 = 103 :
>00006「美味しいです……!とミサカはフルーツタルトに感動します!」
>00012「このクッキーもサクサクしていて美味しいです」ニヘラ
一方通行「……」ニタリ
ミサカ「一方通行、そんな所にいないでご一緒しませんか?」
黒子「ああ、それはその人のデフォルトポジションと言いますか……」
一方通行「おら、遠慮はいらねェぞ」
一方通行「ツインテール、もっと持って来い」
黒子「……はいですの!」ニコニコ
ワイワイーーー。
黒子「メロンソーダです」コト
黒子「ピザトーストです、お熱いのでお気をつけくださいまし」コト
黒子「……ミルクティーです」コト
一方通行「忙しさで目が回るゥ」ゴロンゴロン
黒子「少しは動いてからおっしゃってくださいな!!」ハァハァ
136 = 103 :
―――。
ミサカ「本日はありがとうございました、とミサカは代表してお礼を述べます」ペコ
一方通行「ン、またいつでも来い」
黒子「お姉様達でしたらいつでも歓迎いたしますの!」
>00006「ごちそうさまでした、とても美味しかったです」
>00014「初めての喫茶店で感動しました、なんとお礼を言ったらいいのか……」
一方通行「もォキリねェから行け」ワッシワッシ
ミサカ「……はい、ではまた」
>00002「失礼します」ペコリ
カランカラーン……
一方通行「疲れたァ」
黒子「……マスター」
一方通行「そのうち話してやる」ダラダラ
黒子「……わかりましたわ」
137 = 103 :
その日の夜―――。
美琴「黒子、なんか疲れてない?」
黒子「あ、あの……お姉様、お聞きしたい事がありますの……」
美琴「うん?」
黒子「今日、たくさんのお姉様がお店にいらっしゃいました」
美琴(誘われてない……)
黒子「貸切にしてマスターがご馳走してましたの」
美琴「あー、うん」
美琴「そうね……ちゃんと話すわ」
黒子「……ありがとうございます」
美琴「うーん、何から話せばいいのやら」
美琴「……とりあえず、この資料見て」バサッ
黒子「?」
138 = 103 :
黒子「これは……!」
美琴「実はね、都市伝説なんかじゃなかったの」
美琴「軍用クローンは実在したのよ」
黒子「しかも書いてある実験、なんて事ですの……」
美琴「ま、実験自体は一方通行が拒否したから凍結したし」
美琴「その後第二位に回ったらしいけど、一方通行の説得によって中止したってわけ」
黒子「そうだったのですか……」
美琴「一方通行は妹達にせめて美味しいものを食べさせたいって言ってたわ」
美琴「誕生秘話が悲話だからね、アイツには本当頭が上がらないわ」
黒子「知りませんでした……」
美琴「アタシとしても、できる事ならなんでもしてあげるつもりだしね」
黒子「私も協力しますわ!」
美琴「ふふ、ありがとね、黒子」
139 = 103 :
次の日―――。
一方通行「ちょりーンす」ダラーン
黒子「マスター、ちょっとよろしいですか?」
一方通行「あン?」ピタ
黒子「昨日お姉様から全て聞きましたわ」
一方通行「……そォか」
黒子「なので、私に出来る事があればなんでもおっしゃってくださいな!」
一方通行「……おォ、わかった」
黒子「私も全力で協力しますの!」
一方通行「全力で協力しますの!」ハイ
黒子「……」イラッ
一方通行「全力でジャッジメントですの!」ババーン
黒子「……」イライラ
一方通行「全力でジャッジメントが協力しまs」
黒子「なんなんですのおおおお!?いい感じでしたのに!いい感じでしたのに!!」
140 :
黒子「出席日数足りなくて補講…不幸ですの」
141 = 103 :
カランカラーン
一方通行「おら、客が来たンですの」
黒子「ぐぬぬ……いらっしゃいませー」チクショウ
浜面「えーと、モーニングセットで」
黒子「お飲み物は?」
浜面「ホットコーヒー」
黒子「少々お待ち下さいな」テテテ
黒子「マスター、モーニングセットですわ」
一方通行「はいよォ」
浜面「……」ドキドキ
142 = 103 :
黒子「モーニングセットです」コト
浜面「あ、どうもー」
浜面(ふふん、朝の喫茶店で優雅な朝食……)
浜面(コーヒーの薫りに包まれ、クロワッサンを上品に口へと運ぶ)サク…
浜面(外の景色を眺めながらのお洒落なひと時)
浜面(その中で問題があるとするならただ一つ……)
浜面(所持金がありません)ズーン
143 :
>>140
鉄アレイのおかげでセーフじゃね?
と言うか中学生じゃなかったか
今思ったら違法ジャン 15未満はバイト禁止って法律がガガガガガガガ……
支援
144 = 103 :
浜面(やっべえええええええええええ!!)
浜面(やっちまった!空腹に耐えかねてつい店内へと……)
浜面(しかも普通に注文しちまったし、金ねぇのに!)
浜面「……どうしよう」ヤバイ
浜面(見たところ、店員は小柄な女の子と)チラ
黒子「……~♪」
浜面(見た目怖いけど貧弱そうなマスターのみ)チラ
一方通行「……」ゴロゴロ
浜面「……よし」
浜面(……逃げよう)ウン
145 = 103 :
浜面(落ち着け俺、俺はやれば出来る子やれば出来る子……)
浜面(そうだ、俺はアイテム俺はアイテム……)
浜面「……」ガタン
黒子「あら、お会計ですか?」
浜面「トトトト、トイレットゥはどちらでございますでしょう?」ガタガタブルブル
黒子「え?あ、あちらですが……」
浜面「あ、そそそそ、そうでしたかー…はは」
浜面「……ゴメンなさい!」ダッ
カランカラーン
黒子「あっ!食い逃げですわ!」シュンッ
一方通行「コーヒーうめェ」ゴクゴク
146 :
飽きない展開だw
147 = 103 :
―――。
浜面「大変申し訳ございませんでした」ドゲザ
黒子「私はジャッジメントですの!運がなかったですわね」
浜面(ちくしょう……空間移動の店員とか、食い逃げ対策か)
一方通行「でェ?」
浜面「ひぃっ!?」
一方通行「ランチタイムの材料にでもなっとくゥ?」ニタリ
黒子「ちなみにマスターはレベル5の第一位ですの」
浜面「」
黒子「どうします?アンチスキルに引き渡しましょうか?」
一方通行「……お前」
浜面「なんでございましょうご主人様」ドゲザ
一方通行「今日一日皿洗いな」
浜面「えっ?」
148 = 103 :
浜面「えっと、その……いいんですか?」
一方通行「あン?ミンチがいいのかァ?」ズイ
浜面「いいえ滅相もございません喜んで洗わせていただきますです犬です」ドゲザ
黒子「よろしいのですか?」
一方通行「構わねェよ」スタスタ
ジャー、ザブザブ
一方通行「あ、やべ、油ついた手で触っちまった」ハイ
一方通行「あ、やべ、髪の毛ついちまった」ハイ
一方通行「あ、やべ、大きさ違うのに出しちまった」ハイ
一方通行「あ、やべ、手が滑っちまった」ハイ
一方通行「あ、やべ、この皿が洗ってくれって叫ンでる」ハイ
浜面「終わんねえええええええええええええ!!」ワシャワシャ
149 = 103 :
営業終了後ーーー。
浜面「はぁ、はぁ……」
黒子「コレに懲りたら食い逃げなんてもうしない事ですわね」
浜面「はい、肝に銘じておきます……」ゼェゼェ
一方通行「おら」コト
浜面「え?こ、これは?」
一方通行「余った材料で作ったから食え」
浜面「いいんですか?」
一方通行「俺は上がる、皿洗って帰れよォ」スタスタ
黒子「はぁ…マスターに感謝することですわ」
浜面「ありがてぇ……ありがてぇ……」モグモグ
浜面「ちくしょう、目から塩分が追加されやがる……」ホロホロ
黒子(気持ち悪っ!)
一方通行「……」ニヘラ
150 = 103 :
別の日---。
垣根「郵便でーす」
黒子「ご苦労様です」トテトテ
一方通行「飲ンでくかァ?」ゴロゴロ
垣根「一段落したし、じゃアメリカン」
一方通行「はいよォ」
黒子「アメリカンです」コト
垣根「サンキュー…」ズズー
一方通行「配達屋さンはどォよ?」
垣根「いやー、早い安いで人気はあるんだけどな」
黒子「何か問題でも?」
垣根「そのせいで、大手の奴らにバッシングされまくりだ」
黒子「まぁ……」
みんなの評価 : ★★
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