元スレ一方通行「コーヒー屋さンでェす」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
51 = 1 :
黒子「いいですか?無理矢理連れてきてはいけませんわ」
一方通行「じゃどォすればいいンですかァ?」
黒子「まず高圧的な態度はNGですの!」
一方通行「ふむふむ」
黒子「そして、あまり強引に誘ってはいけませんの!」
一方通行「つまり、弱気に下手に出る感じだなァ?」
黒子「……ちょっと違いますが、そんな感じですわ」
一方通行「任せとけェ」
一方通行「……」オドオド
美琴「あれ、一方通行?どうしたのこんな所で」
一方通行「超電磁砲か……あの、さァ」ソワソワ
美琴「な、なに?どうしたの?」
一方通行「その、あの……よかったら……コーヒー、飲ンでいかねェか?」ウワメヅカイ
美琴「」ズキューン
52 = 1 :
美琴(え?何コイツ?どーしたの?)
美琴(なんか誘われた!なんか可愛い!)
一方通行「ダメ……かァ?」オドオド
美琴(ぐはっ……上目遣いなんて……!)
美琴「い、いいわよ!行きましょ!!」
一方通行「はい1名様ご案内ィー」スタスタ
美琴「えっ」ズルズル
カランカラーン
黒子「お姉様!ご注文は何になさいますの!?」
美琴「え!?黒子?」
一方通行(俺呼び込みの才能あンのかなァ)ホクホク
53 = 1 :
美琴「はぁ……なるほど、実験ないから暇つぶしにね」
一方通行「そォだ」
美琴「……なんか騙された気がする」ボソ
一方通行「あン?」
美琴「なんでもないわ、紅茶お願いね」
一方通行「わかりましたァ」スタスタ
黒子「お待たせしました」コト
美琴「ん、ありがと」
黒子「ごゆっくりどうぞ」ペコ
美琴「ねぇ、あんた学校とかジャッジメントは?」
黒子「基本的にこちら優先な設定で……」
美琴「ああ、そう……ゴメン、そういう感じね」
54 :
想像したらヤラレタ
可愛過ぎだろおおおおおおおおおおおおおおおおお
55 = 1 :
美琴「あれ?クッキーついてる……サービスいいなー」サクサク
美琴「美味しい……」
一方通行「……」ニタリ
黒子「ですから隠れてお客の反応を覗かないでくださいまし!」グイグイ
美琴「ねぇ、このクッキー誰が作ったの?」
黒子「マスターですわ」
美琴「マスター?」
一方通行「マスター」ハイ
美琴(アタシより料理上手って事じゃない……悔しいわ)
一方通行「ベクトルクッキーでェす」ハイ
黒子「もうなんでもアリですのね……」
56 = 1 :
カランカラーン
黒子「あ、いらっしゃいませー」トテテテ
美琴「ふぅ、美味しかった」
一方通行「またどォぞ」
美琴「今度は友達連れてくるわね」
一方通行「おォ、頼むわ」
美琴「……それから、今日みたいな呼び込みはやめなさいよ?」
一方通行「なンでだよ?」
美琴「なんでもよ!」
黒子「マスター!オーダーですの!」
美琴「じゃ、またね」
一方通行「ありゃりゃっしたー」ペコリ
黒子「ありがとうございましたー」ペコ
57 = 1 :
閉店後―――。
一方通行「今日は客の入り良かったなァ」
黒子「そうですわね」
一方通行「ま、小さい店だから2人でも充分だな」
黒子「はい、そうだと思いますの」
一方通行「そうだと思いますの?」
黒子「え、ええ、そうだと思いますの」イラッ
一方通行「明日も頑張りましょうですの!」
黒子「ぐぬぬ……わかりましたの」
一方通行「ジャッジメントですの!」キリッ
黒子「うわああああああああ!もう許しませんわあああああああああ!!」
一方通行「鍵閉めるから早く出ろ」ポイ
黒子「なんなんですのおおおおおおお!?」
一方通行「さようならァ」スタスタ
黒子「ちくしょう、ちくしょうですの……」エグエグ
58 = 1 :
次の日---。
黒子「コーヒーになります」コト
黒子「紅茶になります」コト
黒子「あ、おしぼりですか?少々お待ちくださいまし」
黒子「え?はい、サンドイッチがお一つ……」
一方通行「超忙しいですのォ」ゴロンゴロン
黒子「マスターも手伝ってくださいまし!」ハァハァ
一方通行「えェー……今日は気分が乗らねェ」ダラダラ
黒子「ならこんな店閉店ですの!」ハァハァ
一方通行「わかったわかったァ」スタスタ
黒子「ああ、こんな感じで大丈夫なんでしょうか……?」
59 :
黒子がかわいすぎる。
60 = 1 :
一方通行「なンか落ち着いたなァ」
黒子「……疲れました」
一方通行「お前何飲む?」
黒子「あ、ではレモンティーでお願いします」
一方通行「まァ聞いただけなンですけどね」
黒子「うがああああああああああ!!」
一方通行「うるせェなァ」コト
黒子「ああぁぁ……?こちらは?」
一方通行「あン?レモンティーだろォが」
黒子「あ、ありがとうございます」
一方通行「よし、呼び込みやってくる」スタスタ
黒子「強引はNGですわよー」
一方通行「了解ィー」スタスタ
61 = 1 :
一方通行「……ン?」
ミサカ「おや、一方通行こんにちは」ペコリ
一方通行「よォ」
一方通行(……知り合いは強引でも大丈夫だろォ)
ミサカ「こんなところで会うとは偶然ですね、とミサカはg」
ガシィッ!
一方通行「お前だ、よし来い」スタスタ
ミサカ「ミサカはどこに連れて行かれるのでしょう?とミサカは引き摺られながらも貴方に質問します」ズルズル
一方通行「せっかくだからコーヒーでも飲んでけェ」スタスタ
ミサカ「?」ズルズル
62 = 1 :
カランカラーン
黒子「あら、お姉様」
ミサカ「はじめまして、ミサカ00001号と申します」ペコリ
黒子「え?」
一方通行「あー、コイツ超電磁砲の妹ォ」
黒子「お姉様に妹さんが?」
一方通行「まァそンなとこだ」
黒子「おかしいですわね、そんな話聞いた事が……」
一方通行「詮索した後血流操作と、何も聞かずに接客、どっちがいィ?」
黒子「……こちらおしぼりになりまーす」ススス
ミサカ「?」
63 = 1 :
ミサカ「初めて喫茶店という所に来ました、ミサカの初めてです」
一方通行「あンましそういう事言うンじゃありませン」
黒子「ご注文はどうなさいますか?」
ミサカ「……申し訳ありませんが、現在手持ちがありません」ショボン
一方通行「好きなの選べ、金ならいらねェから」
ミサカ「え?しかしそれは……」
一方通行「お前らが金ないのなンか知ってるっつーの、いいから選べェ」
ミサカ「で、ではこのカプチーノ、というものを」
一方通行「カプチーノ入りまァす!」
黒子「喜んでー!」
ミサカ「???」
64 :
ちょびっツェ・・・
65 = 1 :
黒子「お待たせしました、カプチーノとシフォンケーキですの」コト
ミサカ「あの、このケーキは……」
黒子「マスターからのサービスですの」ニコニコ
ミサカ「……そうですか、ありがとうございます」
黒子「ごゆっくりどう……」クルリ
一方通行「……」ニタリ
黒子「ですから!それ怖いから止めてくださいまし!!」モォォ!!
一方通行「うるっせェ!しゃがれた声で叫ぶな三下ァ!!」
黒子「むきいいいいいいいいいいい!言ってはいけない事を!言ってはいけない事を!!」
一方通行「ジャッジメントですの!(ババァ声)」キリッ
黒子「気にしてる事をよくもおおおおおおおおおお!!」
ミサカ「シフォンケーキ、美味しいですね」モキュモキュ
ミサカ「……楽しい、お店ですね」ニヘラ
66 = 1 :
一方通行「向こうの客呼んでるぞバァカ」フフーン
黒子「ぐぬぬぬ……!」スタスタ
一方通行「よォ、味はどォだ?」
ミサカ「とても美味しいです、とミサカは笑顔で答えます」ニヘラ
一方通行「ぎこちねェな」
ミサカ「しかし、貴方にはいつもご馳走になってばかりで……」ショボン
一方通行「あン?ンな事気にすンな」
ミサカ「ですが……」
一方通行「せっかく実験から解放されたンだ、もっと喜べ」
ミサカ「喜ぶ、ですか?」
一方通行「やったー……はい、やったー!」ワーイ
ミサカ「……?や、やったー?」ワーイ
一方通行「そンな感じ」ウン
ミサカ「これが喜ぶ感じ……ですか」
67 = 1 :
ーーー。
ミサカ「本当にごちそうさまでした」ペコリ
一方通行「よし、今度他の妹達も連れて来い」
ミサカ「いいのですか?」
一方通行「全然構わねェ、歓迎すンぜ」
ミサカ「わかりました、では声を掛けておきます」
一方通行「おォ、気ィつけてなァ」
一方通行「……アイツらは普通の生活はできねェからなァ」ダラーン
一方通行「せめて美味いもンくらいは食わせてやりてェ」ゴロゴロ
一方通行「俺にはそれしかできねェなァ」ダラダラ
一方通行「世知辛いねェ……」ウン
黒子「ですから!手が空いたのなら手伝ってくださいな!」ハァハァ
68 = 1 :
垣根「あん?こんなとこに喫茶店なんかあったのか?」
垣根「『コーヒー屋さン』……すげぇセンス感じるぜ!」
垣根「俺のこの手が真っ赤に燃える!勝利を掴めと轟き叫ぶ!」コォォォォ
黒子「マスター、暇ならチラシ作成手伝ってください」
一方通行「今全力で呼吸すンのに忙しィ」ゴロゴロ
黒子「埃つきますわよ……」
<爆熱!メルヘンオーーープン!!
ガバッ!
カランカランカラーーーーン!!
69 = 1 :
一方通行「エアロスミスー」ゴロンゴロン
黒子「いらっしゃいませー」
垣根「あ?なんでお前が……」
一方通行「俺の店だしィ」ダラダラ
垣根「しばらく見ねぇと思ったら喫茶店なんざやってたのか」
一方通行「うン」
黒子「おしぼりですの」
垣根「へー……あ、カフェオレで」
黒子「はい、かしこまりましたー」パタパタ
70 = 1 :
黒子「カフェオレです」コト
垣根「お、サンキュー」
一方通行「ツインテール、自己紹介しろォ」
垣根「あん?」
黒子「え?し、白井黒子ですの……」ペコリ
垣根「えっ」
黒子「えっ」
垣根「し、白井……黒子?」
黒子「え、ええそうですわ」
垣根「ぶはっ!し、白黒!白いのに黒って……ぷはははははは!」
黒子「……」イラッ
71 :
ですの!が帰ってきた
72 = 1 :
垣根「し、し、白いのに!!く、黒いのにぃぃぃぃぃぃにゃはははははははっ!!」
一方通行「お、お、オセロ、ですの!ぶはっ!」キ、キリッ
垣根「や、やめろお前ぇぇぇぇ!オセロって……オセ、ぶはははははは!!」ダンダンダン
一方通行「……っ!、……っ!」バンバン
黒子「……」ヒュンッ
垣根「ぷっははは……!?あっちいいいいい!!なんか喉あちいいいいいい!!」
黒子「カフェオレ、冷めないうちにテレポートして差し上げましたの」
垣根「ゴハッ!ゲ、ゲホォッ!!」バタバタ
一方通行「オセロ、やりすぎだァ」
黒子「やりすぎはあなたですの!!」
一方通行「はいはい、テーブル拭いてきてェ」
黒子「むっかあああああああ!!」
垣根「熱いよー、これ熱いよー……」
73 = 1 :
垣根「ふぅ、落ち着いたぜ」
黒子「申し訳ありませんでした、つい……」
一方通行「あ、そいつ第二位の未元物質ね」
垣根「第二位です」ハイ
黒子「」
黒子「あわわわわわわわわわ」ガタガタブルブル
垣根「いやそんな怯えなくても」
黒子「ゴメンなさいゴメンなさいゴメンなさい!!」ペコペコペコ
垣根「こっちも悪かったからな、おあいこだ」
黒子「……あ、ありがとうございますの!!」ホッ
一方通行「俺の店じゃなかったらァ?」
垣根「グッバイ上半身と下半身」
黒子「」
74 :
白井/黒子
よかったなバカにされないですむぜ
75 = 1 :
垣根「成る程、実験ないから暇つぶしか」ズズー
一方通行「おォ、結構楽しいぜェ?」グデー
垣根「俺もなんかやろっかなー」
一方通行「配達屋さンとかいいンじゃねェ?」
垣根「運び屋か、いいなそれ」
一方通行「聞いた話じゃ空飛べンだろォ?」
垣根「そうだな……よし、やろう」ウン
一方通行「メルヘン急便、とかどォよ?」
垣根「メルヘン急便だぁ?」
垣根「……」ウーン
垣根「コーヒー屋さンと言い……センスの塊だな!」
一方通行「センスも学園都市第一位でェす」ハイ
76 = 1 :
垣根「よし、そうと決まればさっそく行動するわ」
一方通行「おォ、急がば回れだなァ」
黒子「それ間違ってますの」
垣根「会計は?」
黒子「カフェオレなので、にひゃk」
一方通行「3000円でェす」
黒子「えっ」
垣根「3000円な、オラ」サンゼンエン
一方通行「まいどォ」
垣根「また来るわー」スタスタ
黒子「」
77 :
ていとくんからぼったくりやがったwww
78 = 1 :
カランカラーン……
黒子「……マスター」
一方通行「なンですかァ?」
黒子「コーヒー1杯3000円はボッタクリすぎませんの?」
一方通行「能力と財力において第二位と第三位の差なめンな」
黒子「いやそれにしても……」
一方通行「よし、買出し行って来い」
黒子「ですかr」
一方通行「必要なもんここに書いてあるからなァ」ピラ
黒子「……わかりましたの」
黒子「……」テクテク
黒子「レベル5パネェ、ですの」テクテク
79 = 1 :
スーパー
黒子「えーと卵と、ハムと……
佐天「あれ?白井さん!」
黒子「あら佐天さん、こんにちは」
佐天「お買い物ですか?」
黒子「ええ、店の食材を」
佐天「店…?ああ、そういえば初春が『喫茶店でアルバイトしてる』って言ってたような」
黒子「まあ強制的に手伝わされてると言いますか……」
佐天「なんてお店なんですか?」
黒子「コーヒー屋さン、ですの」
佐天「あっはは……面白い名前ですね」
80 :
相変わらずペースがすげー
81 = 1 :
黒子「ちょっと変なマスターですが、悪い人ではありませんわ」
佐天「へー……今度行ってみてもいいですか?」
黒子「はい、歓迎しますわ!」
佐天「初春誘って行こうかな」
黒子「お姉様も誘って是非来てくださいな」
佐天「はい、みんなでお邪魔します!」
黒子「お待ちしておりますの」フカブカ
佐天「えへへ、じゃまた!」
黒子「ええ、では」
82 = 1 :
定休日―――。
一方通行「店が休みだと暇だなァ」ゴロゴロ
一方通行「他の店の偵察にでも行くかァ」
一方通行「というわけでデパートにやってきました」ハイ
一方通行「確かチェーンのコーヒーショップ入ってたよなァ」スタスタ
一方通行「ン?」
美琴「……」ジー
一方通行「ぬいぐるみガン見して何してやがンですかァ?」
美琴「わきゃぁ!?あ、あ、一方通行!?」ワタワタ
一方通行「完全不審者じゃねェか」
83 = 1 :
美琴「ち、違うわよ……これ可愛いなーって……」
一方通行「買えばいいじゃねェか」
美琴「でも高いからさ、ちょっと今月ピンチなのよ……」
一方通行「ふゥン」
美琴「中々諦めつかなくて……」ズーン
ガシッ
一方通行「会計どこだァ?」
美琴「え!?」
一方通行「買ってやっから不審な目つきをやめろ」
美琴「え、い、いいわよ!悪いし……」
一方通行「その代わり、この後ちょっと店の中案内しろォ」スタスタ
美琴「あ、うん……あ、ありがと」
一方通行「学園都市の第三位が金欠とかカッコつかねェだろ」ア、カードテ
84 = 1 :
一方通行「ここかァ」
美琴「どうしてわざわざ……」
一方通行「定休日だからな、偵察だ偵察ゥ」
美琴「なるほどね」
一方通行「おら、入るぞ」スタスタ
美琴「え、アタシもいいの?」
一方通行「いいから来いっての」
美琴「う、うん」トテトテ
一方通行「……」ズズー
美琴「どうなの?他店の味は」
一方通行「このまろみ……そして、このまろみ……」ズズー
美琴「アンタ意外とボキャブラリー足りないのね」
85 = 1 :
美琴「あ、そういえば」
一方通行「あン?」
美琴「こないだ00001号に会ったわ、お店行ったらしいじゃない」
一方通行「おォ、呼び込んだ」
美琴「悪いわね……アタシの妹なのに」
一方通行「なンだよそンな事かよ」
美琴「でも……」
一方通行「今度他の妹達も連れてくるって言ってたぜェ」
一方通行「そン時一緒に来ればァ?」
美琴「そうね、そうさせてもらうわ」
一方通行「おォ」ネムイ
美琴「……ありがと」
一方通行「はいデレましたァ」ゴロゴロ
美琴「は、はぁ!?何言ってんの!?そ、そんなんじゃないし!」カァッ
一方通行「ツン入りまァす」グデーン
美琴「なんなのよもおおおおおおおおお!!」ブンブン
86 = 2 :
この世界では上条ってだれ?って感じなのかな原作みたいに
87 = 1 :
別の日―――。
麦野「はぁ、お腹すいたわね」ノビー
フレンダ「結局またいつものファミレスな訳?」
絹旗「あ、私超良いお店知ってますよ!」
滝壷「いいお店?」
絹旗「喫茶店なんですけどね、超変なマスターでして」
フレンダ「それ良いお店って言うの?」
麦野「でも面白そうね」
滝壷「うん、たまには違うところもいいかも」
麦野「よし、絹旗案内してー」
絹旗「超任せてください!」
フレンダ「サバ缶持ち込めないかなぁ」
滝壷「多分だけど、ダメだと思う」
88 = 1 :
カランカラーン
一方通行「エアロッススゥー」ダラーン
黒子「挨拶くらいしっかりしてくださいな……」
絹旗「4人です」
一方通行「あン?こないだのかァ」
絹旗「はい、また来ちゃいました!」
一方通行「ありがとなァ」ニヘラ
フレンダ(白っ!なんか白っ!しかも目赤っ!)
滝壷(……うさぎさんみたい)
麦野(……どっかで見た事あるような?)
黒子「こちらの席どうぞー」
麦野「あ、どうも」
89 = 1 :
フレンダ「へー、結構メニュー豊富ね」
絹旗「ケーキが超美味しかったです」
滝壷「うさぎさんのケーキ食べたい」
フレンダ(滝壷ワールドは今日も絶好調、と)
麦野「私紅茶とサンドイッチ」
黒子「はい」
絹旗「私はミルクティーと苺のタルトで」
滝壷「わたしも」
黒子「はい」
フレンダ「私は……エスプレッソとベーグルサンドで」
黒子「わかりましたの、少々お待ちください」テテテ
滝壷(……の?)
90 = 1 :
麦野「へぇ、雰囲気いいわね」
絹旗「えへへ、そうですよね」
フレンダ「結構穴場かもね」
麦野「よく見つけたわね絹旗」
絹旗「あーと……拉致されたと言いますか」アハハ
滝壷「拉致?」
フレンダ「結局それって無理矢理連れてこられたって訳?」
絹旗「ええ、でもマスターがちょっとアレな人みたいなんで……」
フレンダ「あー……うん、白いし」
滝壷「雰囲気が独特だよね」
絹旗「最初掴まった時、殺されるかと思いました」
麦野「……」ウーン
91 = 1 :
一方通行「はいおまっとさン」コトコト
絹旗(超すご……全部いっぺんに持ってきた)
滝壷「……うさぎさん、凄いバランスだね」キラキラ
一方通行「あン?」
フレンダ「いえいえ、こちらの話です」
麦野(……やっぱり、どこかで見た事ある)ジー
一方通行「あァ?」
麦野「あ、いえゴメンなさい、なんでもないの」
一方通行「……」ジー
麦野「?」
一方通行「あ、お前原子崩しかァ、第四位の」ハッ
92 = 1 :
麦野「えっ、私の事知ってんの?」
絹旗「マスター、超お知り合いですか?」
一方通行「いや、資料で見た事あっただけだァ」
滝壷「資料?」
麦野「……あんた、何者?」
一方通行「コーヒー屋さンのマスター」ウン
麦野「いや違くて!能力者じゃないの?」
一方通行「第一位でェす」ハイ
麦野「」
絹旗「」
フレンダ「」
滝壷「……すごい」
93 = 1 :
フレンダ「え?第一位!?レベル5の!?」
絹旗「超ヤバイ人じゃないですか!!」
麦野「第一位がこんな所で何してんのよ!?」
一方通行「こンな所って……」
一方通行「ここは何の店ですかァ?」
滝壷「喫茶店」ハイ
一方通行「喫茶店のマスターって事はァ?」
滝壷「店主」ハイ
一方通行「はい正解ィ」ワシワシ
滝壷「……えへへ」ニコニコ
麦野「えぇー……」
絹旗「超意味わかんないですけど……」
フレンダ「……」???
94 = 1 :
一方通行「と、いうわけです」
絹旗「そんな実験があったなんて……」
フレンダ「というより、レベル6とかヤバイと思う訳よ」
麦野「いや、もう既に結構ヤバイわよ能力的に」
一方通行「別に今の能力で満足だしよォ」
一方通行「せっかくなら人生愉快に素敵にってなァ」
麦野「愉快に素敵に、ねぇ」
滝壷「うさぎさん、凄い人だったんだね」
絹旗「凄い人っていうか……超凄いっていうか」
一方通行「おら、運ンできたンだからさっさと食え」
95 = 1 :
滝壷「苺のタルト美味しい」モグモグ
一方通行「じゃごゆっくりィ」スタスタ
絹旗「……超びっくりしました」
麦野「本当、下手したら一戦交える所だったわ」
麦野(確実に勝てないだろうけど……ね)
滝壷「みんな食べないの?」
フレンダ「いや、なんか食欲が……」
麦野「……おいし」モグモグ
絹旗「第一位は料理も超得意、と」モグモグ
フレンダ「えぇー……あ、ホントだ」パクパク
滝壷「……」モグモク
96 = 1 :
麦野「はぁ、美味しかった」
滝壷「……」ホクホク
フレンダ「どうする?出る?」
絹旗「流石にファミレスみたいにはできないですよね」
黒子「あのー、こちらクッキーなのですが、よろしかったらどうぞ」コト
麦野「え?いいの?」
黒子「ええ、マスターからサービスですわ」
絹旗「前も頂いた気がするんですけど……」
黒子「今日は人もいないですし、ごゆっくりとの事ですの」
滝壷「……うさぎさんは寂しがりや」ウン
麦野「じゃ、ありがたく頂くわ」
絹旗「あ、ミルクティーおかわり貰えます?」
麦野「あ、私もー」ハイ
黒子「ただいまお持ちいたしますわ」パタパタ
97 = 1 :
1時間後ーーー。
麦野「よし、そろそろ行こうか」
フレンダ「だねー」
滝壷「大満足?」
絹旗「超満足です!」
一方通行「お会計はカードでェ?」
麦野「はい、よろしく」
絹旗「超美味しかったです!」
滝壷「ばいばい」フリフリ
麦野「ねぇ第一位、また来ていい?」
一方通行「おォ、いつでも来い」
カランカラーン
黒子「ありがとうございましたー」ペコリ
一方通行「あじゃじゃっしたァ」ダラーン
98 = 1 :
閉店後―――。
黒子「むぅ……」ウーン
一方通行「なにやってンだァ?」
黒子「いえ、レジのお金が合わないんですの」
一方通行「あン?ンなもン適当にしとけェ」ダリィ
黒子「……店主がそれでいいんですの?」
一方通行「この店はなァ、人に喜ばれる為にやってンだァ」
一方通行「最初は暇つぶしだったけどなァ」ウン
黒子「……」
一方通行「美味しいだの、また来たいだの、笑顔で言われてみろォ」
黒子そう、ですわね」
一方通行「金よりも笑顔、だからレジ閉めなンざどォでもいいンだよ」
黒子「マスター……」
黒子「でもそれとこれとは別問題ですわ」
一方通行「ちっ……」バレタカ
99 = 2 :
あじゃじゃしたーで照英を思い浮かべたのは俺だけじゃないはず
100 = 1 :
次の日―――。
黒子「マスター、ジャッジメントから呼び出されたので行ってきますわ」シュンッ
一方通行「えェー、俺が働かなきゃなンねェのかァ」ダラーン
カランカラーン
一方通行「はいよォこそー」ダラダラ
インデックス「2名なんだよ!」
上条「ああ、また出費が……」
一方通行「ご注文はァ?」
インデックス「えーと、サンドイッチとオレンジジュース!」
上条「俺はメロンソーダ……ってそれだけでいいのか?」
インデックス「とーまに迷惑になっちゃうからね」フンフン
上条「うう、ゴメンな……」
一方通行(貧乏は悪…だよなァ)ウンウン
みんなの評価 : ★★
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