元スレ上条「アンタは私のものになんのよ」美琴「……不幸だ」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
301 = 281 :
上条「しょーがないなぁ、ほら」ギュッ
美琴「……」ギュッ
上条「さっきの告白…嬉しかったわ。恋人になれるなんて夢みたいよ」
美琴「……」
上条「不幸なんて言えないくらい幸せにするから」
美琴「///」
上条「ちゃんと責任は取るから、当麻は何も心配しなくていいの」
美琴「…くっそ、不幸なのに…不幸なはずなのに///」
美琴(幸せすぎて、おかしくなりそうだ。でもコイツには……絶対教えてやらねー///)
上条「心配しなくても当麻が最高に可愛い女の子になれるように、しっかり調教してあげるからね!」
美琴「………………………………………………え?」
302 = 275 :
どう足掻いても愛玩奴隷wwww
303 = 281 :
以上で上条さん編は終了
御坂さん編を挟んで、上条さん受難編と続きこのSSは完結となります
305 :
逆に考えるんだ
この状態から美琴in上条さんを逆に落としてしまえばいいんだ
306 :
何この上条さん(IN御坂美琴)のどう足掻いても絶望っぷり
ある意味ドラッグオンドラグーン並じゃねぇかwwwwwwwwww
良いぞ>>1、もっとやれwwwwwwwwwwこれ読んでて楽しいわwwwwwwwwww
307 :
乙!
良かったです!
308 = 276 :
最高だぜ>>1!!
もう我慢できないわ!と並ぶ俺的最高傑作。
309 :
キュンキュンするゥ……何この可愛い二人
310 :
いやああああああああバッドエンドじゃああああああ?ん?
バッドエンドか…?
311 :
乙だぜぃ
312 :
乙乙
313 :
ある種のバッドエンドルートだなww
でも元に戻ったときにどうなるかが楽しみだ(個人的にはブーメラン喰らって欲しい)
314 :
美琴(in上条)がまた女言葉に戻ったから
カマ条さん状態
315 :
カマ条×ナベ琴もありかな
317 :
最も恐れていた結末を向かえてしまった…
318 :
俺はこういう結末を望んでた
この精神状態じゃ、戻ったほうが逆に不幸になりそうだし
御坂編も期待!
319 :
原作者の「美琴の中で上条は息づいている」とはこういう意味だったんだな
320 :
美琴(in上条)さんがかあいすぎていきてるのがつらい…
321 :
>>1さん乙です。
こちらまとめですので、よかったらどうぞ↓http://www35.atwiki.jp/seisoku-index/pages/173.html
322 :
終わってからでもいいんじゃないかなと
323 :
つづきまだ?
324 :
まーだーちんちん
325 :
気付けばこのスレを毎日チェックしてる俺がいる…
327 :
上条「退院できてよかったな!」
百合子「はい!…でも」
上条「俺のことは気にすんなって」苦笑
包帯などでグルグルにされ固定された左手を上げてみる
ナイフは、手へと繋がる血管や筋などを完全に切断していた
ただ、そこは学園都市の医療と冥土返しの腕の見せ所
それだけの怪我でも全治2週間というところだ
ただ、その期間は入院して安静にしてなさいとのことで
あと1週間ほど俺は病院生活だ
328 = 327 :
やべ…誤爆した…wwwwwwwwwwwwww
無視してくださいwwwwwwwwwwww
329 :
無視してほしければどこからの誤爆か教えるんだ
330 :
宣伝か
331 :
そのスレVIPだしもう落ちてるよ
332 = 329 :
何だとくそ
334 :
一週間ぶりの投下いきます
今回から御坂さん編です。まずはプロローグでもー
こんなアホSSをまとめて頂けるなんて……感謝の極みッ!!
335 = 334 :
――『エメラルドの書』に曰く、
―――かつて…
―――黄金の時代があり……
―――白銀の時代があり……
―――青銅の時代があった。 そして……
336 = 334 :
????――
??「おい、聞こえるか?」
美琴「…ん、あれ? ここは…?」
??「気がついたか」
美琴「うわっ!? アンタ誰よ!」
??「俺か? ふむ、何て名乗ればいいか……」
美琴「髪は真っ白で服は黒ずくめ……こんな薄暗い所に連れ込むなんて…アンタ、変態ね!」
??「違うわ!! ったく失礼な小娘だ。そもそも連れ込んだんじゃない。お前が勝手に来たんだ」
美琴「小娘いうな! 私には御坂美琴って立派な名前があんのよ!」
??「それはそれは失礼した」
美琴「……ムカつくオッサンね」
??「オッサンじゃない!! クソッ、埒が明かん。いいかよく聞け」
??「俺の名はアロウン。お前ら人間風にいえば…魔王さまだ」
美琴「……」ジトー
337 = 334 :
アロウン「…なぜそんな目で俺を見る?」
美琴「はぁ、いい年したオッサンが魔王って……」ヤレヤレ
アロウン「……これだから最近の人間は。かつては知らぬ者などいなかったというのに……なんて時代だ」
美琴「何ぶつぶつ言ってんのよ」
アロウン「まぁいい。信じられないのも無理ない事だしな…」
美琴「そんな事より、ここは何処なのよ」
アロウン「ここか……ここは上条当麻の内側、精神世界と言えばイメージし易いか…」
美琴「アイツの…精神世界?」
アロウン「そうだ。もっとも当麻は出張中だがな」
美琴「出張中?」
アロウン「お前たちは入れ替わったじゃないか。もう忘れたのか?」
美琴「!?ッ、……そうだ、アイツと入れ替わって…確か土御門さんが…」
アロウン「なんだ、覚えてるのか。因みに、お前は催眠スプレーを喰らって爆睡中だ」
美琴「さ、催眠!?」
アロウン「よくある事だ。この程度でビビッてるようではやってられん」
美琴「うわぁ…」
338 = 334 :
アロウン「そんな不幸も今日までだがな」
美琴「どうして?」
アロウン「当麻はお前の身体に行っちまったからな。ククッ、今頃は『不幸だー』とか言ってるんじゃないか?」
美琴「…楽しそうね」
アロウン「そりゃ楽しいさ。何せ数千年ぶりの会話だからな」
美琴「数千年て……今まではアイツと一緒だったんでしょ?」
アロウン「当麻とは常に共にあったが、一度も話したことがないんだ」
アロウン「アレは非常識に見えて、実は常識人だからな。常識が枷になって、俺を認識できなかったのさ」
美琴「それって遠まわしに、私のこと非常識だって言ってない?」
アロウン「何言ってんだ。俺と会話できてる事が、お前の非常識さの証左だと言うのに……第三位の超電磁砲よ」
美琴「!?」
アロウン「驚く必要は無い。俺は当麻と感覚共有していたからな。お前のことは、ある程度把握してる」
アロウン「お前が当麻に懸想してる、とかな」
美琴「な、ななな何を!?」
アロウン「ククク、だが残念だったな。アレにとって、お前は特別な存在たりえん」
美琴「え……?」
339 = 334 :
アロウン「当麻の隣にはインデックスがいる。あのシスターが上条当麻にとって一番の特別なんだ」
美琴「シスターって……まさか」
アロウン「何度か会ってるはずだ。彼女がインデックス、当麻のパートナーだ」
美琴「そんな…」
アロウン「お前のことなんて、鬱陶しい奴程度にしか認識してないさ」
アロウン「だから御坂美琴の想いは、上条当麻に届かない。さっさと諦めろ」
美琴「!?ッ、嘘よッ!!! そんなの信じない!!」
アロウン「クックック、嘘か……ならば知りたいと強く願うがいい。ここにある当麻の想いの残滓が真実を教えてくれるだろう」
アロウン「お前にとって残酷な結果だとしてもな…」
340 = 334 :
美琴「そんなはずない!! そんなはず…ないんだから。だって、アイツは……」
美琴(嘘だって、そんなことないって言ってよ……当麻…)
――俺に恨みでもあるのか、あのビリビリ中学生は。はぁ、不幸だ……――
――何かと縁があるよなぁ。まあ腐れ縁だろーけどな――
――何で御坂の部屋にこんなものが……まさか実験に協力してるのか…?――
――こんなに御坂は傷ついてるってのに、何で俺は御坂を疑ってたんだよ…情けねえ!――
――この優しい女の子を守る。誰も味方がいないってんなら、せめて俺は味方でいよう。だからまずは、御坂の絶望をぶち殺す!!――
――御坂美琴と、その周りの世界を守る、か。自然と言葉になったけど……御坂を守ることに迷いはねーし、まぁいいか――
――インデックスのせいで食費が……。これじゃ万が一、彼女ができてもデートすらできねぇ。不幸だ……――
美琴「///」イヤンイヤン
アロウン「なんてクサい野郎だ。聞いてるコッチが恥ずかしい」
341 = 334 :
美琴「アイツは私の味方……ま、守るって…///」テレテレ
美琴(やっぱり私はアイツじゃないと嫌…。アイツが私以外の誰かを選ぶなんて考えたくない…)
アロウン「フフン、嬉しい結果で良かったじゃないか」
美琴「うん…良かった。本当に良かった……って、アンタ!! いい加減な事いいやがったわね!!」
アロウン「ハッハッハ、まんまと騙された気分はどうだ? 俺をオッサン呼ばわりした罰だ。思い知ったか小娘!!」
美琴「が、ガキかアンタは……」
アロウン「生憎、寿命なんて無いからな。心の若さを保たないと、すぐに老け込んじまう」
美琴「それにしたって大人気ないでしょーが!! あんな嘘を吐くなんて最ッ低!!」
アロウン「そうだな、悪かった、謝ろう。だが真実になってもおかしくない嘘だったろう?」
美琴「それは…」
342 = 334 :
アロウン「お前が知る以上に当麻はもてるぞ。今も誰かが虎視眈々と狙ってるだろう」
美琴「い、嫌よ……そんなの駄目…」
アロウン「お前では太刀打ちできない程、魅力的な女性だってたくさんいるんだ。アレの周りにはな」
美琴「…いや…言わないで」
アロウン「事実は事実として受け止めねば、前に進めないぞ」
美琴「そうだけど…」
アロウン「何を迷ってる? 答えは得ているだろうに。それとも、お前の想いはその程度なのか?」
美琴「ッ!?」
アロウン「これじゃ、さっきの嘘が真実になるのも時間の問題か…」
美琴「……ない…」
アロウン「なんだって?」
美琴「負けない!!! アイツを……当麻を想う気持ちは、誰にも負けない!!!」
美琴「私より魅力的? 上等じゃない! アイツだけは誰にも譲れないのよ!! 御坂美琴の本気を舐めんなやコラァァァーーーッ!!!」
美琴「ハァハァ……」
アロウン「……迷いは晴れたか?」
美琴「ハァハァ……おかげさまでね…」
アロウン「いい啖呵だった。これなら期待できるな」
343 = 334 :
美琴「はぁ? 期待ってなによ」
アロウン「お前なら当麻を任せられるってこった」
美琴「…アンタが決める事じゃないでしょ」
アロウン「そんな事はない。俺は当麻が生まれた時から共にあったんだ。誰よりアレの幸せを願ってる」
アロウン「だから、お前に協力してやろう。クックック、アレの行動パターンは完全に把握してるからな、大船に乗ったつもりでいるがいい」
美琴「本当に協力してくれるの…?」
アロウン「もちろんだ。人を見る目は確かだからな。お前ならアレと二人で幸せになれるだろう」
美琴「ふ、ふたりで幸せに……ふにゃー///」
アロウン「こら、帰ってこい」
――しばらくお待ち下さい――
アロウン「ふむ……、雰囲気からして恋愛経験は無さそうだな」
美琴「ぶふッ!!」
アロウン「ここは経験豊富な俺が策を授けてやる」
美琴「いきなり何言い出すのよ!」
アロウン「まぁ聞け。この策が上手くいけば、当麻はお前に惚れるハズだ」
美琴「!!??」
344 :
来たか、上げてないから気付かなかったわ
神話詳しくないからアロウンの元ネタ分かんねえ
345 = 334 :
アロウン「今の状況を最大限利用するんだ。さっきアレの想いを垣間見ただろう?」
美琴「あー、うん///」
アロウン「アレにも同様の現象を起こさせる。そうなればコッチのもんだ」
美琴「簡単に言うけど、上手くいくの?」
アロウン「勝算はある。お前は気づかんだろうが、精神は肉体に引きずられるんだ。そこにつけ込む」
美琴「んー、何か論文で読んだ記憶が……確か、心臓移植の術後経過で、提供者の生前の癖なんかが患者に発現することがあるって…」
アロウン「似たようなもんだな。お前の身体には、当麻への想いが詰まってる。そしてアレは恋愛経験ゼロの童貞だ」
アロウン「心をかき乱してやって、お前のことを強く意識させる。それと連動してお前の想いが流れ込み、一気にアレを恋に堕とすって寸法だ」
美琴「どどど童貞!?」
アロウン「少々強引だが、アレにはいい薬だろう」
美琴「いきなりセクハラ発言しないでよ!!」
346 = 334 :
アロウン「やれやれ、そんなに初心でどうする。お前は並み居るライバルを出し抜いて、当麻を手に入れるんだろう?」
美琴「別に出し抜かなくたって、正々堂々アイツを振り向かせてみせるわ」
アロウン「ハァ…、考えが甘い。それは強者の台詞だ。例えばそうだな……神裂やオルソラなら強者と言ってもいいな」
美琴「かんざき? オルソラ? ………………………………私が甘かったです。生意気言ってゴメンなさい」
アロウン「自分が如何に不利か理解したようだな。だが安心しろ。アレと入れ替わった時点で、お前の勝利は決まったようなもんだ」
美琴「どういうこと…?」
アロウン「ククッ、すぐに分かるさ。…そろそろ目覚めるようだな」
美琴「ちょっ」
347 = 334 :
イギリス ロンドン・ヒースロー空港 到着ロビー ――
上条「ちょっと待って!!」
神裂「気がつきましたか」
上条「あ、あれ?」キョロキョロ
神裂「久しぶりですね、上条当麻」
上条「あ、ああ」
上条(び、びっくりした! 何で目の前に神裂さんがいるの!? つーか胸でかッ!! 産地偽装の輸入モノじゃないの!?)
アロウン(馬鹿野郎! 純国産に決まってる! ったく、アホなこと考える暇があるなら、現状把握しろよ)
上条(さも当然みたいにツッコんでんじゃないわよ!! ……やっぱり夢じゃなかったか)
348 = 334 :
神裂「驚かせてしまったようですね。今回も突然の事ですみません」
上条「えーっと、状況が掴めないんですけど……」
神裂「……土御門とステイルは何も説明しなかったのですか?」
上条「イギリスに行ってもらう、とか言われて気絶させられちゃったからなー」
神裂「土御門…ステイル…、後で覚えていなさい……」イライラ
上条「あの……神裂さん?」
神裂「し、失礼しました。それではあの子……インデックスが起きたら、今回の件について説明します」
上条「インデックス?」
神裂「はい。あなたの後ろのソファーで寝ています。超音速旅客機とやらの後遺症らしいですけど…」
禁書「う~ん……あの飛行機は駄目…なんだよ」グッタリ
アロウン(完全にグロッキーだな)
上条「……」
349 = 334 :
ステイル「おや? ようやくお目覚めかい」スタスタスタ
上条(……ステイル=マグヌス。炎の魔術師で、いけ好かない不良神父だけどインデックスの事に関しては、誰より信頼できる男…か)
神裂「ステイル! 彼らを乱暴に扱ったなんて聞いていません。どういう事ですか」
ステイル「僕は知らないよ。空港まで彼らを連れて来るのは土御門の仕事だったからね」
神裂「そんな言い訳が…」
上条「そ、そんな事より、俺たちが呼ばれた事情を説明してくんねーかな? インデックスは起きそうにないからさ」
ステイル「君にしては話が早くて助かるよ。まあ今回は事件でも何でもない、ただの遺跡調査に同行してもらう」
上条「遺跡調査? 何て遺跡なんだ?」
ステイル「ケルト海に浮かぶ孤島、そこにあるっていう遺跡なんだが……」
上条「何か歯切れが悪いな」
神裂「誰もその遺跡に行ったことが無いのですよ」
上条「はぁ?」
ステイル「近寄れないないんだ。まるで孤島に人払いの結界が張られているみたいにね」
上条「?? 近づけないのに何で遺跡があるなんて分かるんだ?」
ステイル「伝説って奴によれば在るんだとさ。僕は眉唾だけど」
アロウン(……)
350 = 344 :
ググってもゲームしか出て来ないな
もしかしてティアーズ何たらが元ネタか
みんなの評価 : ★★★
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