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    元スレ上条「恋人って具体的に何すんだ?」 五和「さ、さぁ...」

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    301 :


    お前さんどんだけヴェント好きなんだよw

    だがそのシチュは素晴らしい。「俺」だと一人しか幸せになれないから上条さんでもアックアでも代表として立てて書くんだ。さあ早く。

    302 = 299 :

    ( ゚∀゚)o彡°ねーちん!ねーちん!

    303 :

    ねーちん!!!

    304 :

    デモヤッパリ(・∀・)イツワ

    305 :

    んじゃ需要無さそうなキャリーサ様は頂いていくね

    307 :

    五和可愛い過ぎて生きるのが辛い…

    俺の家にも来てくれ…

    308 = 273 :

    >>307
    インデックスさんがフォークとスプーン持ってお前の家に向かったぞ。

    309 :

    >>297
    お疲れ様!

    …でもヴェントの事になると話は別だ
    屋上は人がいそうだから体育館裏に先に行って待ってるぞ

    310 :

    つらい

    311 = 309 :

    おれのしかばねをこえてゆけ

    312 = 299 :

    さすがに今日はこないよな

    313 :

    五和って二期で出るよな
    声誰になるんだろ…

    314 :

    315 = 313 :

    お前だったのか…

    316 :

    絶対に許さない

    317 :

    まぁ黒子の例もあるし、多少イメージと違う声優が起用されてもおかしくはないな
    どうせそのうち慣れてしまいますの

    318 :

    >>293
    誰も書かないのなら、自分で書けばいいじゃない 
                                てつお

    319 :

    カメンライダァーッ!ブラァァッ!

    320 :

    五和の声はてつをだったのか・・・
    おのれブラックサン!

    321 :

    「金田アァァァァ!!」

    322 :

    >>321さんをつけろよおしぼり野郎

    323 :

    さん「金田アァァァァ!!」

    324 :

    まだー!!
    いつわがたりない!!

    325 :

    こんばんは。昨日落ちなかったみたいですね。今月は大丈夫なのかな?
    じゃあ今日も投下します。

    ヴェント?ああ、うちの姉ですね。姉なら今台所で俺のためにホットケーキ焼いてくれてますよ。

    326 = 169 :


    五和は上条を伴い、曇天の商店街を歩いていた。
    彼がよく買い物をするというスーパーにはペットの餌も置いてあるので、
    そちらでセールの卵と一緒に買おうということになった。
    お金の無い学生に優しい低価格スーパーの中は自分たちと同世代のお客が大半で、
    皆特売の一パック78円の格安卵を狙って来ていたようだが、充分な数が用意してあったらしく、
    何とか二人も買うことに成功した。
    もちろんインデックスのためにおやつのジャンボプリンも忘れてはいない。
    週末限定セールということで、ペットの餌も通常の1割引で買うことが出来、ご機嫌な上条の隣で五和は家路を急ぐ。


    「さすがにちょっと買いすぎか?でもお得だったしなあ」

    「必要なものだから大丈夫ですよ。すぐ腐るようなものでも無いですし。
     それよりも重くないですか?やっぱり一つ私が持ちます」

    「上条さんはこれでもインデックスの胃袋に対応する食材を毎日のように買い出してるんですよ。
     たかだか猫缶数十個なんて楽勝楽勝」


    歯を見せて笑顔を向けてくる上条。
    向こう一ヶ月分くらいの餌をここぞとばかりに買い溜めたため、彼の両手に握られているビニール袋は
    結構な大きさに膨らんでいた。
    重そうではあるが特に辛そうな顔をしない彼に五和は「男の子なんだな」と感心する。
    中肉中背の標準的な体型だが、日々の戦いとトラブルを呼び込む体質によって一般人に比べればそこそこに
    鍛え上げられている彼の体が今日はやけにたくましく見えた。
    自分の裸を見られたものだから、彼のそれも想像してしまっている自分がいる。
    学園都市に来てからは本当にドキドキさせられっぱなしだなと五和は顔がまたも熱くなっていくのを感じた。
    そして五和は、先ほどのインデックスの言動を思い返していた。
    五和には彼女の言動が嫉妬によるものだということを薄々勘付いていた。
    それが恋愛感情から来るものなのか、保護者とも盟友とも運命共同体とも言える彼の好意が自分に向くことに胸が痛んでいるのかは分からない。
    どちらかと言えば後者だと見えるし、嫉妬と呼ぶと少々大げさではあるものの、彼女が焼きもちを妬いていたことは事実だろう。


    (あの子も上条さんのことが好きなのかな…)

    327 = 169 :


    それはきっと色々な意味が含まれていた。
    だとするなら、寝ても覚めても彼のことばかり考えている自分の行動は、上条当麻とインデックスの間に亀裂を
    入れる行為ではないのかという不安感が胸を掠める。
    今までも考えなかったわけではない。
    上条に想いを寄せることは、彼に対して全幅の信頼を置く彼女から彼を奪い取っていくような行動ではないのか。
    五和は今日まであまりにも辛いその事実から目を背けてきた。
    だが自分がここにいる目的を考えれば、そういったことにも目を向けていかなければならないと気付かされて、
    今現在自問自答の真っ最中である。


    (だからって上条さんを諦めることなんて出来るわけないし…嫌な子だな私…)


    自己嫌悪にも程近いそれは五和を攻めたてる。
    インデックスのことが嫌いなわけではない。
    無邪気な顔で話しかけてくる彼女は素直に可愛いと思うし、庇護欲をかきたてられる。
    だが、彼女がこちらに向けてくる無償の好意と笑顔を先述の理由から五和は素直に受け取ることができなかった
    彼への気持ちを捨て去ることなんて出来るわけもない。
    そんな後ろめたさがいつまでも胸の中から消えなかった。


    「どした五和?熱でもあるのか?顔色悪いぞ」


    突如視界に飛び込む彼の心配そうな顔。
    五和はハッとなって飛びのくように一歩後ずさると、ドキドキと胸が高鳴るのを感じた。

    328 = 169 :


    「な、なんでもないんですよ!ちょっと考え事してて、ごめんなさい、心配かけちゃいましたね」

    「んー?そうか。今って『神の右席』の連中が攻めてくるかもって時だもんな…。
     ほんとは俺が危機感持たなくちゃいけねえのに、不安にさせちまって悪い」

    「いえ…そうじゃなくて…」


    幸か不幸か、少々勘違いをしてくれているようだった。
    慌てて笑顔を浮かべる五和。
    これは自分の問題だ。彼に心配をかけるようなことはよそう。
    とにかくここで考えていても仕方ない。そもそも彼にこの気持ちが伝わっている可能性は非常に低いわけで。
    そちらが上手くいかなければ考えたことの全てが水泡に帰するのだ。
    日に日に大きくなるこの気持ちをいつどうやって彼に伝えるかを、五和はまず考えなくてはならないと思った。


    「なあ、ちょっとどっかで遊んでいくか?」

    「え?」


    突然の申し出。
    頬をポリポリとかき、ぶっきらぼうにそう告げた彼の顔をまじまじと見つめる。


    「いやほら、考えてみりゃ五和とはアビニョンとかキオッジアでもそうだけど、戦ってる時くらいしか
     一緒にいたことないなって思ってさ。
     アックアの時だってバイクで風呂に行ってすぐ戦いが始まったし、俺なんかその後病院だったろ?
     たまには普通に遊んだりしてもいいんじゃないかって思ったんだ」


    「上条さん…」

    329 = 169 :


    嬉しい。
    言われてみれば確かに彼とはいつも戦いの中で行動を共にして、言葉をかわしてきた。
    普通の同世代の男女がするように、二人並んで街中を歩くなんて初めてのことだった。
    日々彼とのデート風景や共同生活を妄想して楽しんでいたが、五和もその事実に気付いたのは今が初めてだ。
    どうしようと顎に手をあて首をかしげる五和。


    「でも、あの子がお家で待ってますし。雨も降りそうだから…」


    インデックスを家に残して二人で遊び呆けるのは、彼女への後ろめたさを除いても気が引ける。
    曇天の空は今にも雨を降らせてきそうで、家でまだ干したままの洗濯物も気にかかった。


    「いやちょっと寄り道くらいのつもりだったけど、確かに雨に降られるのは困るな。
     まあ俺明日休みだから、3人でどこか行くか」

    「そうですね、私ももう少し学園都市を見て回りたいですし」

    「決まりだな。じゃあインデックスがまた怒り出さないうちに帰りますか…ん、五和どした?」


    五和はふと、視界の端に映ったレンガ作りのファンシーショップが目に付いた。
    丸っこい字でカップル、友達同士にオススメと書いてあるのぼりに気をとられて見つめてしまっていた。
    店先には携帯電話のペアストラップに文字を彫ってくれるサービスを行っているという旨の
    木製看板が立てかけられている。


    「なんだ?あれが欲しいのか?」


    上条が両手に荷物を抱えたままスタスタとそちらの方に近づき看板を覗き込む。


    「い、いえいえ!ペ、ペアストラップなんてそんな…!」

    330 = 169 :


    彼とおそろいということなら是非身に付けたい代物だが、さすがにそんなことを申し出る勇気は出ない五和。
    すると上条は何を思ったか、軽い足取りでファンシーショップの中に入っていってしまったではないか。
    五和は慌ててその後を追うと、彼は先ほどのペアストラップが多数置いてあるコーナーに立っている。


    「五和、どれがいい?」

    「え、ええー?そ、それって…」

    「五和には世話になりっぱなしだからな。食費も出してもらってるし、浮いた分でプレゼントさせてくれよ」


    屈託の無い笑顔を浮かべている上条のその気持ちがとても嬉しい五和。
    恐らく上条は、そのペアストラップを二つとも自分に渡すつもりだろう。
    仲の良い友達と着けたりでもするようにとでも思ってくれているはず。
    けれど五和は、自分がこの後にとるべき行動はもう決まっていた。
    彼のちょっとずれた気遣いにくすりと笑みを零し、少し迷って一つのストラップを指差す。


    「じゃあ、これがいいです」


    胸の鼓動が止まらない。
    五和が選んだのは、鉄色のハートを二つに分けたデザインの、どう見てもカップルがおそろいで着けるようなそれだ。
    彼があくまでそうした鈍感な姿勢を続けるというなら、自分がそれをぶち壊してやればいい。
    もともと自分は、そのためにここに来たのだから。
    五和が選んだものを、上条は特に大きなリアクションを示すことなくレジへと持っていった。


    「五和、文字どうする?後から入れることもできるらしいからまた今度でも…」

    「名前を入れてください。私とあなたの名前を」

    「……はい?」

    331 = 169 :


    レジからこちらを振り向いて呆けた顔をしている彼からボールペンを奪い、用紙に五和はすらすらと文字を記入していった。
    それっきり何も言わなくなった上条。そわそわと店内を見回して落ち着きを失っている。
    五和はその様子を可愛いなと思っていた。
    いつも彼の一挙一動に心を乱されている自分が、今間違いなく彼を翻弄できた。
    やきもきする気持ちの揺れを、彼にも少しだけ味わってもらえただろうか。
    彼を見つめながらくすくすと笑う五和。
    これはとても大きな一歩だった。
    背中を押してくれたのはやはり彼。今まで一番積極的なアピールができたかもしれない。
    内心無理矢理すぎたかなと不安を覚えるも、これくらいやらないと気付いてもらえないんだなと呆れたりもしていた。
    やがて5分程待って店員のお姉さんからストラップの入った袋を渡され、二人で店を出る。
    耳が少し赤くなっている上条を横目に見ながら、五和はすぐにストラップを袋から取り出して一つを彼に差し出した。


    「はい、上条さん。買ってくれたのはあなたなんですから、受け取ってくれますよね?」


    五和は掌に乗ったハートの半分を彼に突きつけた。
    ゴクリと生唾を飲み込んだ彼は、おずおずとそれを手にとって見据えている。


    「なあ、これ俺が受け取っちまってもいいのか?」


    訝しげにそう問いかけてくる彼に、五和は少しだけ非難の色を込めた視線を送る。
    この後に及んでまだ言わせるつもりだろうか。
    あなたとおそろいを持ちたいという気持ちを、一から十まで言わなければ分からないとでものたまう気か。
    まあ彼のことだから分からないのだろうが、それを言わせるのはあまりにもデリカシーがないと言わざるを得ない。


    「上条さんとおそろいがいいんですよ。駄目…ですか?」


    上目遣いで彼を見つめてみる。
    彼は頬を紅潮させてストラップを握り締めて「わかった」と一言発した。
    五和はすぐに自分の携帯電話にそれを着け、裏側を見る。
    そこに彫ってあるのは今日の日付と、『Touma to Itsuwa』という文字。
    彼からの初めての贈り物に、五和はそれを胸に抱いて優しく微笑んだ

    332 = 169 :


    ―――――


    上条は五和に突如渡されたハート型のペアストラップに非常に戸惑っていた。
    これを渡してくるということは、もしかするとそういうことなのだろうかと。
    気が気で無いまま家路を急いでいると、予報どおりポツリポツリと雨が降ってきたため二人は小走りで
    学生寮まで戻って無言で7階廊下を歩いていた。


    (うう…気まずい、気まずいぞ)


    自慢ではないが、上条は女の子から暴力以外のプレゼントなどもらったことはない。
    もっとも、去年以前の記憶が無いので本当にもらったことがないのかどうかは分からないが。
    五和がいそいそと嬉しそうにストラップの片割れを携帯に着けていたのを思い出すと顔が熱くなってきた。
    こんなことをされると急に五和を意識してしまう。
    そして同時に、もしかしておしぼりをはじめとする今までの五和の行為自体が、自分に特別な好意を以ってなされたことなのでは
    ないかと勘繰ってしまい、それが恥ずかしさをより助長する。


    (まさかなぁ…まさか…)


    そうやって自分に言い聞かせるも、納得のいく答えが見つからない。
    五和は仕事で来てくれているはずなのに、自分に向けられる輝くような笑顔に自惚れが混じる。
    後ろを歩く五和はえらくご機嫌で、先ほどから何度も携帯を取り出してはストラップを眺めてニコニコしていた。
    それがさらに上条の妄想に拍車をかける。


    (これから何を話しゃいいんだ…。ま、まあインデックスもいるし大丈夫だよな!)

    333 = 314 :

    些細なことだが、Tomaであるべきか、Toumaであるべきかで悩む俺がいる。

    334 = 169 :


    ぶるぶると首を振って頭に浮かんだ五和との色々な雑念を振り払って家で待つ居候の姿を思い浮かべた。
    邪気無く人懐っこいインデックスを間に挟めば日常会話くらい緊張せずにできるだろうと期待する。
    特に明日は一日一緒にいることになっているのだから、インデックスの存在は重要だ。


    「あ、雨強まってきたな」

    「そうですね。でも明日はいいお天気だってお昼の予報で言ってましたよ?
     洗濯物濡れてないといいんですけど…」

    「曇ってたから取り込んでから家出りゃよかったな」


    上条は妙にドキドキするのを隠しつつ答える。
    やがて自分の部屋に辿り着き、鍵を開けて二人で中に入る。
    肩や頭が少し濡れてしまったので早々に風呂でも沸かしたほうがいいかもしれない。


    「ただいま。ってインデックス、これお前がやったのか…?」


    上条は室内でスフィンクスと戯れているインデックスを見て驚きの声をあげた。
    五和も同じように思ったか、パチパチと大きな目を何度も瞬きさせている。


    「おかえりとうま、いつわ。うん、雨が降ってきたから取り込んでおいたよ」

    335 :

    これは誰だ?ww

    336 = 169 :


    前代未聞の事件が起こったことをここに報告せねばなるまい。
    インデックスが、あのインデックスが。
    もういい加減しつこくなってきたこの言い回しを使わざるを得ない事態をまたも彼女は引き起こしてくれたのだ。
    なんと、洗濯物が取り込んである。
    もちろん何の指示も前もってしていないし、五和に目配せすると彼女も首を横に振っている。
    そう。
    インデックスは自発的に洗濯物を取り込むという判断を下して実行に移したのだった。
    上条は感動のあまり力が抜け、ドサリと猫缶の大量に入ったビニール袋を床に落とした。
    それが餌の入った缶だと知っているスフィンクスがサッとそちらに近づいてくるも、匂いがあるはずもなく不思議そうにかりかりと
    缶を転がし始めた。


    「お前…自分から…」

    「何だかすごく失礼な驚き方なんだよ!私だって洗濯物が濡れてしまうのはよくないことだってことくらい分かるんだから!」

    「ああ悪い悪い。ありがとうな。約束通りお土産にプリンがあるからあとで食っていいぞ」

    「ほんと?!わぁい、じゃあさっそく食べるんだよ」

    「駄目ですよ。今から夕食の準備ですから、おやつを食べたらご飯が食べられなくなっちゃいます」


    買い物袋に走ろうとするインデックスを諭す五和。
    五和がご飯を提供してくれる人だとちゃんと分かっているインデックスは「はーい」と大人しくそれに従う。


    「あ、そだインデックス。明日三人でどっか遊びに行こうと思うんだけど、どっか行きたいとこあるか?」

    「ふぇ?明日は駄目だよ。私予定があるんだから」

    「おおう、まさかの返答だな」

    337 = 169 :


    これは珍しい。
    確かに時折姫神やら上条のクラス担任の小萌等とどこかに出かけていることもあるにはあるが、
    それは本当にごくたまにのことだ。
    まさかこんなタイミングで重なるとは思ってもみなかった。


    「明日は こもえ と あいさ と こもえの知り合い の4人で『しんぼくかい?』なんだよ」

    「そんなの初耳だぞ」

    「ふふん、女の子には女の子の『つきあい?』っていうのがあるんだよ。私も色々と忙しいんだからね」


    いつも嬉々として着いてくるくせに得意げな笑顔でちっちっちと上条の顔の前で指を振ってくるインデックス。


    「どうしよう、インデックスが眩しい」

    「お友達と出かけるということなら仕方ないんじゃないでしょうか…」


    五和も困ったような顔で苦笑している。


    「まあそれもそうか…。小萌先生に迷惑かけるんじゃねえぞ?」

    「聞き捨てならないんだよ!私がいつこもえに迷惑かけたのかな!?
     それにこもえはいつも言ってるんだよ。『上条ちゃんはいつまで経っても手のかかる生徒さんなのです』って!
     とうまは自分を少しは省みた方がいいかも!」

    「くっ…!いやまったくおっしゃる通りです。返す言葉もねえよ」

    338 = 169 :


    インデックスの言葉に五和も吹き出して笑い声をあげた。
    くそうと忌々しげにインデックスを見やるが、彼女が彼女なりのコミュニティを築こうとしているのは良い事だ。
    いつも自分が家にいるというわけではないし、インデックスだって友達が欲しいと思う時もあるはずなのだ。
    ここは快く送り出してやるのが正しい。


    「二人とも私がいなくて寂しいと思うけど、わがまま言わずに二人で楽しんでくるといいんだよ」


    嬉しいやら少し寂しいやらの想いを感じていた上条に、インデックスが腰に手をあてドヤ顔でそう言った。


    「くそ、すげぇ上から目線だ」

    「まあまあ。いいことじゃないですか。明日は私たちで楽しみましょう」

    「ああ、そうだな…って、え?」


    とここで上条は「待てよ?」と眉を顰める。
    二人ということは当たり前だがつまるところ二人きりというわけだ。
    今はインデックスが場を和ませてくれたおかげでなんともないが、明日一日二人で行動するとなると意識しまくって
    大変なことになるかもしれない。
    上条は不思議そうにこちらを見ている五和をチラリと横目で見やる。
    今まで以上に彼女が可愛く見えてきた。
    明日一日自分の心臓はこんな風にバクバクしっぱなしなのかと思うと、今から緊張してくる上条なのだった。

    339 = 169 :

    本日は短いですが以上です。
    次回はインデックスがリア充になります。
    ではまた近いうちに

    340 :

    え?そっちがメイン…?

    341 :

    乙ですー。
    次回も楽しみにしていますよー。五和よりもインデックスに萌え始めてる俺

    342 = 169 :

    >340
    いえいえ。あくまでメインは五和です。次回ももちろん出ます。
    ただ五和は最初から上条さんにベクトルが向いてるので五和だけで書くとすぐ終わっちゃうんですよね。
    上条さんも出会いが欲しいとかのたまってるくらいなので、押すとすぐくっつきそうな気配がしますし。
    というわけで上条さんと付き合うともれなくついてくるインデックスとの関係に焦点を当てるのも
    面白いかなと思って書いてます。

    343 :


    安易にインデックスを小萌先生の家に預けたりイギリスに送り出すより全然いい。
    姫神が出そうなので期待

    345 :

    おつかれさまなンだよォ!
    >>342俺を義兄さんと呼んでくれるかな?

    346 :

    乙ー

    ところで、なぜか>>325が携帯で表示されないんだが、ここは本編書かれてたりしますか?

    348 = 346 :

    >>347
    thx

    俺もヴェントの弟になりたいです

    349 :

    このスレ見ていつわあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁってなってたけど
    麦恋読んできたらむぎのおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉってなった
    ついでにはまづらぁあああぁぁぁぁぁぁ
    続き超楽しみにしてます☆

    350 = 324 :

    乙!
    五和がんばれ!


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