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元スレ垣根「見せてやるよ・・・俺の力をな」

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651 = 637 :

黒子「お姉様。悩みがおありでしたら、この黒子が聞いて差し上げますわ。遠慮せずに言ってくださいな」

御坂「えっ? 何を突然」

黒子「いいたくなかったら仕方ありませんが、悩みは溜め込んでも仕方ありませんわよ? 」

見透かされてるのかしら?
わたしってそんなに顔に出るたちだっけ。
それに、どうせ黒子には話せないわ。

御坂「あるはあるけど、言ってもしょうがないわ。自分で解決できるよ」

黒子「そ――ですか。なら仕方ありませんわ。気が変わりましたら、ぜひ、黒子に言ってくださいな」

御坂「わかったわ」

黒子「さて、門限まであと三時間ほどありますわ。いかがですか? 黒蜜堂などでデザートコースを……」

御坂「うーん、さっきアップルパイを食べたから、体重大丈夫かしら……」ブツブツ

……………―――――――。

652 = 637 :


魔術的通信の場

ローラ『まさか本当にステイルが引くとは、思いつかなんだわ」

ステイル「言い訳じゃないけど、まさか一発でイノケンティウスをやられるとは……」

ローラ「学園都市恐るべきたるわ。もう一人の送ろうた魔術師もダウンしたようで」

ステイル「増員を考えたほうがいいかもしれないね。しかし、またこのばかげた戦争を……」ギリッ

ローラ「仕方なきことよ、ステイル」

ステイル「それで、詳細だけど――」

……………―――――――。

653 = 637 :

それではまた明日
おやすみなさい

654 = 644 :

乙なんだよ!

655 :

>>643

中2病WWWW

657 :

>>655
むしろツンデレじゃね?

658 :

レスをありがとうございます!!
昼はインターネットの接続が悪ったため投下できませんでした
すみません
夜に昼投下するはずだった分も投下します

659 = 655 :

>>657
そうかもなwwwwwwwwwwww

660 = 658 :

ちょっと投下

661 = 658 :

午前十時 とある寮の部屋

垣根「うーん……ねむっ!!」ノビー

歯磨きもしたし、顔も洗ったし、服も着替えたが、ねむい。

垣根「なぜ今日の俺に気持ちいい爽やかな朝は訪れないのだ!?
   昨日ははあんなことやこんなことがあって疲れ果てて遅く《今》まで寝たのに!?」

昨夜、というよりも今日未明まで超電磁砲から得た情報の整理や今後の方針固めをして、朝七時半に

目覚まし時計を沈黙させ、セミの鳴き声で起きたのだから当然だが、垣根はそれに気づかない。

垣根「それにしても,教師どもから能力測定に関する連絡がないな。もっと騒がれるかと思ったぜ。
   まっ、静かに越したことはないか」

prrrrrrrrrrr

垣根「あん? 」

662 = 658 :

誰からの電話だろう。教師は携帯にかけないし、学校の友人からの電話とも、超電磁砲からのとも着信

音が違う。
さて、俺の電話番号を知ってるのは――
ポチッ

垣根「もしもし」

『ああ。やっと出ましたね。垣根さんですね』

垣根「挨拶もなしに俺だと特定かよ、オイ」

『間違い電話はありえませんし、あなたなら、ほか人間に自分の携帯電話を預けることもないので』

垣根「雑談はいい。要件はなんだ。お前らに連絡され筋合いはないはずだ」

『平和ボケてますか? それともとぼけてるんですか?』

垣根「どっちでもいいだろ。さっさと用件を言えよ」

『わかりましたよ。用件はですね、なぜあなたがレベル5であることをばらしたのか。
 と、なぜ暗部ではない御坂美琴に暗部の話をしたのか。この二つです』

やっぱりか。
学園都市の情報もう恐るべしだな。
ここで白を切っても、うそをついても仕方ないか。
だが、多少ごまかさせてもらうぞ。

663 = 658 :

垣根「その二つの理由を答えればいいんだな」

『ええ。まあ、答えによっては質問が増えたり、あなたに対してしかるべき措置を取らせていただきます』

垣根「つーか、お前らの情報網じゃどうせもうわかってんだろう」

『早く質問に答えてください』

垣根「拒否権はねえんだよなあ、ったく」

今の俺じゃこの電話の相手もからかえないんだよな。
昔がのんきだったのか今が平和ボケしてるのか。わっかんねえな。

垣根「まあ、なんだ。レベル5ってのがばれちまったのはお前らの不手際じゃね?
   さっさと襲撃者を侵入者の段階で止めておけば、俺は能力を使う機会もなかったし、今ここでムカつくお前と話すこともないはずだ」

『こちらの不手際は認めてもいいでしょう。で、なぜ、あなたは能力を使用するところを見た三人を処分しなかったのですか?』

垣根「そういう気分じゃなかったんでな」

664 = 658 :

『それで納得すると思ってるんですか?』

おやおやおや?苛立ってるな.
短気は損気だぜ? 指示役のお前が苛立ってどうするんだ。

垣根「それはお前の判断することか? あと、超電磁砲に暗部のことを話したことだが、闘う経緯の説明は必要ないな?」

『ええ。いりません。ただし、あなたが生かされてる立場で、いつでも暗部に戻る可能性があることをお忘れなく』

垣根「わーってるよ。で、理由だが、次の襲撃に備えて情報がほしかったんだ。
   襲撃者どもが常盤台を襲ったらしいからよ。そこで、学園都市はそんな簡単に侵入を許すはずがない、魔術師がここに来て、
   襲撃するなんて第三次世界大戦を繰り返す気かと思ってな。
   前回はお前らが裏で糸を引いてるようだったから、今回ももしや、ってことで、ちょっと情報収集がてらに、
   利害が一致した超電磁砲と共同戦線を張ることにした」

『……すいぶんと、話しますね』

垣根「上層部の情報収集能力は実証済みだからよ。俺が保障してやるよ」

『滞空回線《アンダーライン》ですか。あなたがこのようなことになった一因ですね』ハハ

665 = 658 :

垣根「その笑い方、久々にムカついたぜ」

『おっと、これは失礼』

垣根「謝ってすむなら暗部はいらねえな。話はこれで終わりか」

『その通りですね。はい、話はこれで終わりです。一応』

垣根「えらく引っかかる言い方だな、オイ」

『この後も質問があったり、連絡があるということです。場合によっては暗部に戻っていただくこともあります。

そうそう、ご心配なく。表側の友人には手を出しません』

この野郎ッ!!

垣根「……そいつはよかった」

『あと、御坂美琴にも同じような電話がかかってるはずです』

予想通りか。
自分からとはいえ、表側にいた人間を引きずりこむのはいい気分じゃない。

『それと、できれば御坂美琴と接触しないでいただけると助かります』

垣根「ああ? できれば、って、ずいぶんアバウトだな」

『個人のお願いですので。ただでさえ侵入者に襲撃者に、あなたが言ったように、
 戦争の繰り返しになりそうで仕事が増えてるんです。これ以上不確定要素を増やして、自分の仕事を増やさないでください』

垣根「そういえば、超電磁砲って性格は難ありだけどよお、顔かわいくね? 今からナンパしに行くわ。それじゃあ」ポチ

『っちょ――』

666 = 658 :

午前十時半 常盤台寮前

御坂「……朝の電話の女が暗部の人間よね? わたしに電話をかけてきたけど、パシリか指示役ってところかしら」

御坂「それにしても、昨日垣根ってやつがいったみたいに、ほんっとに話が筒抜けになってるわ。
   その日の行動までわかってるなんて、上層部のその……そう、滞空回線《アンダーライン》って優秀ね」

朝、いきなり知らない電話がかかってきてびっくりしたが、その内容にはもっと驚かされた。
暗部入りか……。
自分から首を突っ込んだとはいえ、まさかこんなに早くその可能性が出てきたとは、見積もりが甘かったのやら、上層部が早いのやら。

御坂「……ん? そういえば、上層部とか上層部のトップとかよく言ってたけど、統括理事会とか統括理事長のことだよ……ね?
   でも、一度も名前が出てこなかったってどういうこと? 嫌ってるのかしら?」

あら、統括理事長の名前って聞いたことあったっけ?

667 = 658 :

低い確率ですが
今日また来るかもしれません

それでは

668 :

乙!
できれば来てください!お願いします!!
超楽しみにしてます!!

669 :

御琴暗部入りか…

670 :

暗部入りまじで見たい

昔見てたのが最後までいかずに終わったからなぁ

671 :

レスをありがとうございました

昨晩はもう一回投下することができず
すみませんでした

>>669-670
ノーコメントということで?

ちょっと3レスほど投下します

672 = 671 :

~~♪~♪~~~♪

御坂「ん? 垣根?」ポチ

垣根『えー、もしもし。超電磁砲か?』

御坂「そうよ。あと、超電磁砲って呼ぶのやめなさいよ」

言いながら通行者の邪魔にならないように道の脇に移動する。

垣根『それ以外思いつかねえ。……あ。第三位とか?』

御坂「おちょくってんのか、オラ。さっさと用件いなさい。たいした用事じゃなかったら許さないわよ」

垣根『そういう意味はねえな。用件はちょっとデートに誘おうと。
   お前性格もプロポーションわ、よくないけどさ、顔マジかわいくね?』

ピクピク
こめかみあたりがなんか動いてるような気がした。
ていうか、ふざけんな。
こっちはさっきシリアスな話をしたばかりなのに、この男は……!!
しかもさり気に…………!!

673 = 671 :

御坂「……どこにいる。今すぐ殺しに行くわ、本気で」ミシミシ

垣根『お、おい。冗談だ冗談! ていうか、ミシミシって!! お前どれだけ携帯に力いれてんの!? 携帯端末がないと不便だぞ!!』

御坂「じょぉおだぁん? ずいぶんと面白冗談ね……」ミシミシ

垣根『い、いや! 上層部から電話をかけられたであろう後の硬い雰囲気をほぐそうとて俺は冗談を言ってみたりしてたんだよ!!』

日本語がおかしいわよ。
録音してればネットにばら撒けたのにねぇ……!

異様な雰囲気を発散しているため、道の脇に移動しなくとも通行人は御坂を避けるだろうが、彼女は気づかない。

御坂「そぉお? とりあえず、もう一回だけ、用件を言いなさい」 ミシ

垣根『……はい。お前のところにも暗部からの電話がかかったか?』

674 = 671 :

御坂「そうよ。今さっきまでそれについて考えてたけど、アンタの冗談で思考を中断されたわ」 ミシ

垣根『すいませんでした。……俺のところにもかけられた。ちょっと質問されたけど、目的は警告と牽制だ。お前のところは?』

御坂「似たようなもの。なぜ戦ったのとか、なぜ暗部に首を突っ込んだのとかで」

垣根『……そうか。暗部入りの話とかは……?』

御坂「ちらっとね。その可能性もあるとか、これ以上首を突っ込むならもう暗部に来ちゃいなよとか。
   あなたも方も言われたのね」

垣根『ああ。暗部に呼び戻すかもなって。詳しい話をするか?』

御坂「必要あるかしら」

垣根『質問を質問で返すなよ。まあ、警告程度じゃとくに必要性は薄いだろう』

御坂「それもそうね。用事はこれだけ?」

垣根『ああ。じゃあ、これで』

御坂「わかった」ポチ

あ。
そういえば、統括理事長の名前聞き忘れた。

675 = 671 :

それではまた夜ごろにー

676 = 671 :

少ない投下をします

一人称や二人称に間違いがあればご指摘ください

677 = 671 :

とある廃ビル

ステイル「やっぱり君が来たか」

神裂「ええ。どうやら各方面からの圧力や前回戦いの結果から、あのバ、こほん。
   最大教主《アークビショップ》はわたしを戦場《ここ》に送ることを決定したそうです」

ステイル「……君は今回のことをどう思う」

神裂「科学側が喧嘩を売ってきたように見えますね。
   彼の意思にそって魔術側に滞在することに決定し、さらに科学側がそれを認め、手出しをしないと――」

ステイル「――そういうことじゃない!」

ステイルは突然大声で神裂の話を遮った。

神裂「ど、どうしたのですか!?」

678 = 671 :

ステイル「あ、ああ。す、すまない。……その、大きな局面じゃなくて、今回、僕たちがレベル5の子達を殺

すことについてだ」

神裂「……つらいことです。争いが拡大するために彼らには犠牲になっていただきますが、本来、彼らを

わたしは救わなければならないはずです」

ステイル「……そうだな。あのこのためとはいえ、きみにそんなことをさせる日が来るなんて」

神裂「最大教主も仕方がないでしょう。それに、わたしは殺さずに行動不能にするつもりです」

ステイル「そうか。だが、学園都市の技術は想像以上にすさまじいと考えたほうがいい。すぐに傷を治し戦

線に出ることもありうる」

神裂「ええ。そこを配慮して今回は彼らを行動不能にしたあと魔術で昏睡状態が続くようにします。
   細かい作業は苦手ですが」

ステイル「わかった。ただの自己満足に過ぎないが、今回はきみを手伝おう。
     行動不能になる程度の傷を負わせて、あとはきみが術式を施す」

神裂「わかりました。自己満足でもあのこにこれ以上の地獄を見せたくないし、騙したくもないですから」

ステイル「そうだな。ただ、甘く括らないほうがいいよ。レベル5は強い。手加減するのはきついぞ」

神裂「そうですね――」


二人は気づかない。
なぜ、最大教主やほかの十字教のトップはこの段階ですでに戦争がおきると確定し、
学園都市の本拠地の戦力を削りはじめることを決定したことを。


先の大戦はまだ尾を引いてる。

679 = 671 :

明日昼に来ます

伏線は回収する主義だぜ?

それでは
おやすみなさい

680 :

文章が幼稚、だけど物書きしようって姿勢は応援したい。老婆心だけどねww
・・・・・・ああそうそう、後このSS大切に保管しときな。
折角、黒歴史を生成してるんだから大人に成った時に
読み返して身悶えするのも良いもんだよ?ww

続き、楽しみにしてる。

681 :

昼なんだよ!
早くしないと(ry)

682 :

そろそろ夕方だが続きマダー?

683 :

すみません!!
お昼これませんでした!!
本当にすみませんでした!!

昼投下する分も含めて、夜に投下します

>>680
ご指摘と応援をありがとうございます
……ああそうそう、保管しなくてもよさそうです
今読み返して身悶えてますから
後々読み返すときはすでに悶絶で死んでるでしょうから……

>>681
すみませんでした
早くしないととある不幸な少年の頭がちぎれそうですね

それでは夜ごろに投下します

684 = 683 :

ちょっと投下

685 = 683 :

上層部から電話があって数日。

教師たちが突然のレベル5認定とそれに付属するさまざまなことを気遣って夏休みまでの登校を免除してくれた。

それで、後輩(初春)からハッキングをされに極めてもらったり、今回の襲撃について目をつけられない程度に情報収集をしたり、
友人の見舞いにいったり、超電磁砲と情報交換をしたり、有益だか不穏だか呑気だか判断のつきづらい数日を過ごした。

垣根「今んトコ目立った動きもないし、得する情報もねえな。
   てーか、アレイスターたちに目をつけられない程度の情報収集じゃどうにもなんねえよな、やっぱ」

御坂「そうね。こっちも書庫《バンク》をハッキングしてるけど、情報がないわ。
   その滞空回線《アンダーライン》ってのに入ってるではずの情報は覗けないし、どうしようか」

垣根「その前に、なんでもお前は俺の隣にいるんだあ?」

そう。俺は進展のない状況に飽きて、気分転換に散歩しようと外に出た。
そこで、待ち構えたようにこの女と会った。

御坂「いやね。後輩《黒子》がうるさく付きまとうのよね。最近いつも電話してるの誰ですの? 最近のお姉様はなんか変ですわ。
   もしや殿方ができた……!? そんなの黒こが許しませんわ!! 以下省略。それでアンタのところに逃走したのよ」

垣根「……レベル5の第一位に認定された俺と連絡することはツインテメントも納得するから?」

御坂「そうよ。というわけで、今日一日よろしく」

垣根「……お前はまじめで表側の学生だろ。学校サボっていいのか?」

御坂「前回の襲撃のこともあるし、それに能力測定の日が終わると八月まで半日授業なのよ。そう、夏休みよ!」

686 = 683 :

えーと。
つまり? 七月中旬から八月までの半日授業が夏休み? 少なくね?
常識を教えるべきだろうか。

垣根「えーと、世間一般には夏休みは半日の休みじゃなくて全日の休みで構成されてる七月下旬から九月までの休暇のこというんだけど」

御坂「……へ? ……うそぉ!!」

垣根「マジ。常盤台恐るべし。箱入り恐るべし」

御坂「……襲撃者たちは何らかの理由で学園都市の戦力をそるためにレベル5《わたしたち》を消そうとしてることは確定したよね」

話題を急転換しやがった。
ちょっとつついとこうか――ビリビリしてきそうだからやめとこう。

垣根「そうだな。だが、俺のいる学校にも来たのは俺を狙ってか、陽動か、単独行動か、その他かははっきりしてない」

御坂「あのあと、襲撃者は確か消えたのよね」

垣根「ああ。気絶させて近くにいたやつの傷の応急処置終えたあとに見たときはもういなかった。
   時間にして……だいたい十分から十五分くらいか」

御坂「そのとき、結構傷を負ってたのよね」

垣根「そのはずだ。けど、確かめてはない」

御坂「不用心ね。自力で離れたのか、仲間に連れ去られたのか、暗部が連れ去ったのか。どれかしら?」

垣根「わからない。不確定要素が多すぎる。チッ、目的さえわかれば対策も立てられるってのに」ギリッ

687 = 683 :

思わず舌打ちをした。
進展がないのだ。襲撃者の目的は重要な情報なのに。
わかってるのは、超電磁砲を殺そうとしたことからレベル5を狙っているだろうということ。
戦争を終わらせるためにと襲撃者が言ったこと・

御坂「そうね」

どうやら超電磁砲も同じように苛立っているらしい。

垣根「逃がしたことに、後輩を傷つけられたことに、進展がないことにいらだってる。
   お前は急にこんなやつと手を組まざるを得ない状況になったこともか」

御坂「なに? いやみ?」

垣根「いいや。ただいまの俺たちの心理状況を確認しようと思ってな。ムカつく状況だな、オイ」

御坂「向こう見ずに突っ込んでいきそうね」

垣根「視界が狭いままな」

御坂「調べる方向を変えるつもり?」

垣根「ああ。襲撃者も待ってはくれないだろう。そろそろ第二陣が来るころだろうよ。
   そいつらを捕まえて話でも聞こうか」

御坂「それもそうね。……アンタと一緒にいたほうが黒子たちに迷惑かからないかな?」

垣根「おいおい。俺に迷惑かかりまくりだぞ。それに、一緒にいるってホテルにでも泊まる気か?」

688 = 683 :

あ。
言ってから気づいた。
この女はこういうことに免疫ないし、すぐにキレる。ヤバイ!

垣根「――せ、潜伏も考えてホテルにいたほうがみんなに迷惑かからないよな!
   お前ホテル全室貸し切る金とかあるか!?」

御坂「……あることにはあるわ。でも学校は外泊許可とか出さないわよ」ビリビリ

垣根「そ、そうか。あ、そうだ。お前、俺といるときに襲われたら俺がレベル5ってことを隠せ」

御坂「……なんで? ていうか、隠すって言うなら、あんたは戦わないってこと?」

垣根「そういうことでもない。俺はレベル5に返り咲きしたことを知ってる人間は少ない。
   それに、上層部も隠しているから襲撃者どもは俺のことを知らない可能性が高い」

御坂「あっ、そういうこと。間違った情報与える気ね」

話がわかるじゃんか。性格難ありだけど。

垣根「それもある。知られないほうが不意打ちできたり、あいつらを自由に追跡できたりするからな」

御坂「わかったわ、じゃあそういうことにする」

689 = 683 :

垣根「そうと決まれば、辛気臭い話は終わりだ。ちょっと腹減ってきたし、なんか食いに行くか?」

御坂「そうね。ここら辺はデパートも多いから、いいお店があるかも。デザートのおい店ってないかな?」

垣根「よくくるけど、デザートがうまい店って今頃満員だぜ? もう少し歩いたとこ――」バッ

御坂「えっ!? なに!! どうしたの!?」バッ 

垣根は突然話をやめ、勢いよく周りを見た。
何の変哲もない町並み。テパート、店、信号、音楽。

くそっ!! 話に集中してたけど、周りの警戒を怠ってただと!

御坂「どうしたのよ!! 黙ってないで答えなさい!!」

垣根「周りを見ろ!! 足りないものを探せ!!」

御坂「どこもおかしくな――ッ!?」

町並みはなんら変わりない。
ただ、
垣根たち以外、


人間が誰一人いないことをのぞいて。


御坂「っちょ、何でこの時間帯に誰もいないのよ!?」

二人はもう答えを知っている。
それと深く関わっていた人物を知っているから。
科学の暗部を通してそれ知って戦ったから。

690 = 683 :

量が少なくてすみません
明日また来ます

それでは
おやすみなさい

691 :

乙なんだよ!

展開が早いような気がしたけど気のせいだと思った

692 :

>>691
レスをありがとう
展開がはやいようなのは気のせいだと思っていただければ……
うん、都合ということで  

すみません
今日の昼は書けませんでした
夜に投下します
セントウムズカシイヨー

693 :

かなり期待

694 = 692 :

>>693
き、期待させられ恐縮でございます!!

量少ないけど投下します

695 = 692 :

ステイル「やあ、よく気づいたね。本当はあと百メートルくらい進んだところで出てくるつもりだったけど」

常盤台を襲って御坂を殺そうとして、黒子たちを傷つけた人物がここにいる。
黒い神父みたいな服を着て、赤い髪をした大柄な魔術師が自分の十五メートル前に現れた。

御坂「アンタはッ!!」ギリッ バチバチ

ステイル「やる気満々だね。まあ、前回の反省として、今度は人払いさせてもらったよ」

御坂「わたしを怒らせないために、っての? 残念だけどもう――」

垣根「人質は取れなくなるけどいいのかよ。むしろ被害を最小限にとどめようとしてるみたいだけど?」

はっ、となった。
確かにそうの通りだ。
わたしは表側の人間で、人質は通じる。裏でこそこそやってるあいつはそのことをわかってたはずだ。

前回の反省として。
それならもっと人数を増やすなり、自身を増強するなりしているはずだ。

ステイル「……僕たちも目立ちたいわけじゃないんでね。
     前回は君を確実に襲えるのが隠蔽できないあそこだけだったから――」

垣根「おいおい。『僕たち』とかいっていいのかよ。仮にも敵だろう」ニヤニヤ

ステイル「ッ!!」

あ。本当だ。
気づかないところに、意識しないところにヒントがある。
襲撃者も驚いてるようだ。

696 = 692 :

ステイル「――前回の反省さ。それにしても、君も只者じゃないようだね」

僕が気づかないところでいった一言をはっきりと指摘した。
プロである僕の言葉を、だ。
それに、その前も標的の不用意な行動《攻撃》をさえぎって、気持ちを静めた。
単純な行動を誘うためにわざわざこのような行動を取ったというのに。
同じプロか? 裏にいる雰囲気がなくもないような……?

垣根「黙り込むなよ。雰囲気がまずいぞ」ニヤニヤ

いや。これはこの男の策かもしれない。ペースに乗るな。

ステイル「ニヤニヤした気持ち悪い顔をするな。彼女と一緒ってことはそれなりの能力者だろうな」

御坂「こんなのと一緒にしないでもらえるかしら。たかがレベル3とレベル5を。パシリがせいぜいだわ」

垣根「ちょっ、ひでえな、オイ! パシリってなんだ、パシリって! 有益な情報の伝手っていえよ!! しかもさり気に個人情報教えるなよ!!
   ハッタリで俺がレベル5ってことにもできたんだぞ!!」

御坂「あら、ごめん。たかがレベル3じゃばれても特に問題ないわ」

ステイル「もうわかってるだろうから言うけど、僕たちはレベル5を殺しに来たんだ。誰がレベル5かは知ってる」

垣根「ぐッ……!!」

それほど警戒する必要はあるのか?
さっきのはまぐれで、こいつがバカかもしれない。
ただ、あいつのように実は頭が回るというオチもあるか、とりあえず警戒しようかな?

697 = 692 :

ステイル「これ以上はなすことはあるか。遺言くらい神職のものとして聞いてやる」

御坂「はあ? ああ、やろうっての。そっちこそ、葬式は教会でいいよね。
   もっとも、学園都市があんたのことを調査するために
   死体を読心能力者《サイコメトリー》やら科学者に渡さないときの話だけどね。負け犬の魔術師さん?」

あー、挑発しあってるわ。
両方とも熱くなりすぎて俺に被害与えるなよ、「レベル3」の俺に。
てか、話から聞くとあの男も結構の使い手だから、前回の反省として同レベルのがあと二、三人いるかな?

詳しくは理解できないが、魔術で気配を消して、大人数潜伏してるってこともありえるか。

垣根「えー。なんか一触即発だから、俺、避難しとくわ。それじゃ!」ノシ   バン ダン 

足元で二回爆発を起こし、後ろ五十メートルほど下がって、路地裏で観戦することにした。
おや、これはこれは。

垣根「こそこそ隠れてるあんたが反省の結果か?」クルッ


神裂「……気づいてここに来たんですか?」シュッ タン


入り口から見て、路地裏を構成している左側の建物の屋上から一人の女が飛び降りてきた。
女は左右非対称に服を改造していて、似非神父と同じくらい個性的だった。
つうか、この建物六階いはあるよな……。

698 = 692 :

垣根「いや。このあたりが観戦するためのベストポジションだから来てみただけだ」

神裂「そうですか。あの距離から気づいてたら相当なものですね」

垣根「そうだな。あいにくそんな怪人的スキルは所持してねえ」ハア

突然声をかけられたときは驚きましたが、どうやら偶然のようですね。
しかし、あの建物から飛び降るところを見ても眉一つ動かさないとは肝が据わってますね。

垣根「で、あんたは反省の結果ってことでいいよな? てか、あの似非神父より強い?」

神裂「はい。あと、ステイルは似非神父ではなく、本物の神父です」

垣根「ふうん。どうしてもレベル5を殺したいようだな。社会人は大変だなあ」

神裂「学園都市の戦力を落とすために、レベル5を行動不能にしたいのです」

垣根「なーるほどお。これはいいことを聞いた」

神裂「何のことで――」

ドッガァァアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!

699 = 692 :

神裂「なッ!?」

垣根「おお、始まった始まった。なかなかのスタートのサインだな」

ステイルとの戦闘が始まった!?
多少の時間話をしていたとはいえ、戦闘が始まる前兆を捉えてなかったなんて!!

垣根「さて、増援をを見つけようと思ってたが、一発目で見つけるとは運がいいよな。うん、あの神父より強いのか。うんうん」ニタァ

神裂「そうですが、それがどうしたというのですか」

垣根「いちいち反応くれれ性格でありがとー。そしてお前は超電磁砲とステイルとやらのところには行かせられねえな。
   ここで俺の相手をしろよ。ちなみに夜の相手も募集中だから、そっちでもいいぞ」スタスタ

さらに、ここじゃ狭いから外に出ようぜ、といいながら神裂《敵》に背を見せて歩いた。

神裂「あなたと戦う理由はありません。それに、あなたでは相手になりません。無益な戦いは避けてもらえませんか」

垣根「まあまあ、そういわずに相手しろよ。どうせ俺に勝算はないんだろう?」ニヤニヤ

振り返って、ニヤニヤした笑みを浮かべながら少年はどこかひかっかること言う。
ここでステイルのところに行っても戦闘や施術の途中で邪魔してきそうですね。
ステイルも一分は余裕でもつでしょう。
あなた方の安全のためにも、あなたを排除させてもらいます。

700 = 692 :

ひどい文章ですみません

戦闘シーン現在作成中です
何日かに分けて投下するつもりです

明日は立ち読みしますので
夜ごろにまた

おやすみなさい


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