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    元スレ勇者「長老、なんかこの剣喋ってない?」長老「なんじゃと」聖剣「……」

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    201 = 133 :

    氷の魔「あまり余所見をしてくれるな、傭兵」

    傭兵「……」

    氷の魔「そなたの狙いは私だろう。わざわざ城から下りて来たのだ。少しくらい楽しませてもらわねば割に合わぬ」

    傭兵「……言われずとも」

    202 = 133 :

    氷の魔「ほら」

    キィーーーーン……!


    傭兵「っ!」


    騎士「傭兵殿!」バッ!

    傭兵「なっ……!?」



    パキパキパキ……!

    騎士「ぐああ……」

    203 = 133 :

    氷の魔「うん? そこの。まだ動けたのか。虫の息と思ったのだがな」


    傭兵「……何故庇った」

    騎士「はぁ、はぁ……! そこの、冒険者の言った通りだ。君はここから脱出するんだ」

    傭兵「……」

    騎士「こちらの隊は、ほぼ壊滅した。まともに動けるのは、もう君しかいないのだ」

    騎士「……我らでなんとかできると思ったのだがな……奴は、あまりにも規格外だ……」

    騎士「せめて、このことを、王に伝えなければ……!」パキパキパキ……!

    傭兵「……」

    204 = 133 :

    傭兵「……私の今の雇い主は貴方だ。雇い主がそう言うのであれば、従おう」

    騎士「はは……頼むよ……必ず逃げ切って…………王都に………………」

    パキィン…


    傭兵「……」



    傭兵「……すまない」

    タタタタッ

    205 = 111 :

    こんなシリアスやってたというのに勇者様は……

    206 = 133 :

    テクテク…

    勇者(どこかにパンティ落ちてたりしないかな)

    メロンパン職人「勇者さん。そろそろごはんにしませんか」

    勇者「おっ。もうそんな時間か」

    メロンパン職人「どうぞ、メロンパンです」

    勇者「……また、メロンパンか」

    メロンパン職人「あなたの認めるメロンパン職人の作ったメロンパンですよ。好物でしょ?」


    勇者(何個作ったんだよ。さすがにそろそろ飽きるわ……)

    207 :

    メロンパンツ

    208 :

    まだパンティ探してんのか……

    209 :

    紅茶が有ればなぁ

    210 :

    メロンパン職人のメロンパン進化に期待
    チョコチップとかホイップとか

    211 :

    >>209
    メロンパンティーか……
    いい匂いしそう

    212 = 133 :

    ズバッ!

    魔物「ぎゃいんっ!?」


    勇者「ふぅ。北に行くに連れて魔物の出る量も増えてきたな」

    メロンパン職人「でも勇者さんって結構強いですよね。全然苦戦してないし、今まで全部危なげなく倒してるし」

    勇者「鍛えてるからな。まあ剣の腕はまだまだって言われたけど。この聖剣のおかげってのもある」

    メロンパン職人「聖剣って……なんか前もそんなこと言ってましたけど、それってどういう……」

    勇者「ん……? おい、何か見えてきたぞ」

    メロンパン職人「えっ、ま、また魔物ですかっ?」

    勇者「違うよ、ほら」

    メロンパン職人「……!」

    213 = 133 :

    メロンパン職人「まだ遠めでよく見えないですけど、あれは街ですかね」

    勇者「たぶん北の都市で間違いないだろ。いやぁ、長かったなぁ」

    勇者「早く行こうぜ、メロンパン職人」

    タタタッ


    メロンパン職人「ま、待ってくださいよ! 俺、一人にされたら魔物が出たときどうすればいいんですか!」

    タタタッ

    215 = 133 :

    北の都市、外門前


    勇者「……」

    メロンパン職人「……」

    勇者「……」

    メロンパン職人「……あの」

    216 = 133 :

    勇者「なんだよ」

    メロンパン職人「俺、北の都市には一度も行ったことはなかったんですけどね」

    勇者「うん」

    メロンパン職人「ガキのころから噂に聞くぐらいは、結構栄えた街って印象は持ってたんですよ」

    勇者「俺もだよ」

    メロンパン職人「人口も、そりゃあ王都ほどじゃないにせよ多い方だし、そりゃあまあ、立派な外門だって想像はしてましたよ」

    勇者「そうだな」

    メロンパン職人「……何で、外門全体がパッキパキに凍りついてるんですかね」

    勇者「……何でだろうなぁ」

    217 = 133 :

    勇者「そういうデザインって線はないか?」

    メロンパン職人「あるわけないでしょ。あれでどうやって門を開閉するって言うんですか」

    勇者「……それもそうだな」

    メロンパン職人「嫌だぁ……あの村で村長から聞いた噂って本当だったんだ……行きたくないよぉ……」

    勇者「ばかやろう、行ってみなくちゃわからないだろうが」

    218 = 133 :

    メロンパン職人「と言うかですね。俺だって王都出る前に噂くらいは聞いてるんですよ。北の都市に調査隊出してるんでしょ、王様」

    勇者「うん」

    メロンパン職人「調査隊って、調査したら帰って来るもんでしょ、王都に」

    勇者「一般的にはな」

    メロンパン職人「……俺ら、ここに来るまでに誰かとすれ違ったりしてないですよね。調査隊が出たのって結構前なのに」

    勇者「そうらしいな」

    メロンパン職人「絶対何かがあったじゃないですかぁ……」

    219 = 133 :

    勇者「まあ、泣き崩れているメロンパン職人のことは一旦置いておくとして」

    勇者「参ったな。門が閉まってちゃ俺たちも都市に入れねえよ」

    勇者「どうやって入ったもんか……」


    聖剣>>225

    220 = 137 :

    パンティを使えば大丈夫

    221 :

    おしっこ

    222 :

    紅茶職人にお湯をかけてもらえ

    223 = 209 :

    開けゴマ

    224 :

    メロンパンを食べ続ければ炎髪灼眼の討ち手になれるぞ

    225 :

    メロンパン職人にまかせる

    226 :

    メロンパンを踏み台にしろ

    227 = 111 :

    しまった出遅れた

    228 = 137 :

    >>198の傭兵の「バケモノめ」が草加雅人で再生されたwww

    229 = 133 :

    聖剣「メロンパン職人にまかせる」

    勇者「メロンパン職人に?」

    勇者「だけど、こいつは……」


    メロンパン職人「はぁーーーー……王都に帰りたい……パンを焼いて細々と生きていればよかった……」


    勇者「これはちょっと使い物にならないな」

    勇者「何しに来たんだよこいつは」

    230 = 111 :

    お前が連れてきたんだろw

    231 :

    任せたら帰っちゃう...

    232 = 132 :

    メロンパン職人の伏線回収ポイントかな

    233 = 133 :

    勇者「しかし安価は絶対だし……」

    勇者「仕方ない。ここは俺がなんとかしてみるか」

    234 = 207 :

    これって聖剣の言うことを聞けばいいことが起きるんじゃなくて聞かなければ悪いことが起こる邪剣じゃね?

    235 = 133 :

    勇者「なぁ、メロンパン職人」

    メロンパン職人「……何ですか」

    勇者「俺はさ。これでも聖剣に選ばれし勇者ってやつらしいんだよ」

    メロンパン職人「はぁ」

    勇者「その聖剣に選ばれし勇者である俺が、唯一選んだ旅の共は、お前なんだよ」

    メロンパン職人「……何で俺なんかを選んだんですか。王都にはもっと、こう、荒事に慣れた人とかいるじゃないですか。わざわざ俺なんかを」

    勇者「お前しかいなかったからだ」

    メロンパン職人「……俺しか、いない……?」

    勇者(安価で出た奴が)

    236 = 133 :

    勇者「お前は、聖剣に選ばれし勇者に選ばれしメロンパン職人なんだ」

    勇者「もっと胸を張れ。自信を持て。お前はお前自身を評価していないかもしれないけど、俺はお前のことをちゃんと見ているぞ」

    勇者「俺はお前の可能性を、信じている。お前は、やればできる奴なんだってな」

    メロンパン職人「勇者さん……」

    237 = 133 :

    勇者「俺たちにはこの都市で、やるべきことがある。重大な使命だ。それはきっと、俺たちにしかできないことなんだろうな」

    メロンパン職人「俺たちにしか、できないこと……」

    勇者「だが、このままじゃあ都市に入ることができない。使命を達成することができない。……なぁ、メロンパン職人」

    メロンパン職人「は、はい」

    勇者「俺はこの一件、お前に任せてみようと思うんだ」

    メロンパン職人「お、俺に!? この門を!? そ、そんなの……」

    勇者「お前はできないと思っているか? 自分を信じることが、出来ないか?」

    メロンパン職人「……」

    238 = 133 :

    勇者「なら、俺を信じろ、メロンパン職人。俺は、お前ならなんとか出来ると思ってるんだ」

    勇者「そして証明してくれ。お前を信じた俺が、間違ってなんかいなかったってことを」

    勇者「お前が、やればできる奴なんだ、ってことをさ……!」


    メロンパン職人「……!!」

    240 = 111 :

    お前を信じる俺を信じろってやつですね

    241 = 186 :

    よく回る舌だな

    242 = 210 :

    そうか、メロンパンは別名
    「サンライズ」
    つまり日の出、太陽の熱で氷を溶かすんだな

    243 = 226 :

    こいつハッタリの腕だけはメキメキ上げてるな

    244 = 133 :

    メロンパン職人「勇者さん……俺、やってみるよ」

    メロンパン職人「アンタにそこまで言わせたんだ。必ず、どうにかしてみせるよ!」

    メロンパン職人「俺を連れてきたアンタを、後悔なんてさせない!」

    勇者「ああ! がんばってくれ!」

    勇者「俺はちょっと離れたところで見てるから! 見させてもらうよ、お前の出した「答え」ってヤツをさ!」

    メロンパン職人「任せてください!」

    245 = 137 :

    見てないでパンティ探すか他のルート探せよwww

    246 = 133 :

    外門前

    メロンパン職人「……」

    スゥーーーーーー……


    メロンパン職人「たのもーーーーーーっ!!」

    247 :

    あっ

    248 = 133 :

    メロンパン職人「誰かいませんかーーーーっ!!」

    メロンパン職人「この門を開けてほしいんですけどーーーーっ!!」

    メロンパン職人「誰かーーーーっ!!」

    メロンパン職人「おーーーーいっ!!」


    メロンパン職人「……」



    メロンパン職人「メロンパンありますよーーーーっ!!」

    メロンパン職人「おいしいメロンパンいかがっすかーーーーっ!!」

    249 = 133 :

    少し離れた所

    勇者「……あいつ、あんなデカイ声出せたんだな」

    勇者「店の売り子とかやってたんだろうし結構声張るのは慣れてんのかな」

    勇者「……」

    勇者「……」

    勇者「……ん?」

    勇者「門の上から、何かが……!」


    バサバサッ

    氷鳥「ギィ、ギィ!!」



    勇者「あれは……あの時の村にいた魔物と似てる! 鳥なんかもいたのかよ!」

    250 = 133 :

    勇者「あっ、メロンパン職人のところに降りていくぞ」

    勇者「そのままメロンパン職人がつままれて、上空に……」

    勇者「この距離じゃ追いつかないな」

    勇者「攫われて、門の向こうに……飛んで、行っちゃったぞ……」

    勇者「……」


    勇者「メ……メロンパン職人ーーーーっ!!」


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