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    元スレ勇者「長老、なんかこの剣喋ってない?」長老「なんじゃと」聖剣「……」

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    601 :

    俺は諏訪部だった
    そうか魔女っ子諏訪部だったか……

    603 = 507 :

    翌日

    傭兵「昨日の記憶が少し曖昧なのだが」

    勇者(なんか気不味くて目を合わせられない)

    604 = 601 :

    出先でbot止められないからもし安価当たったらstで

    605 = 507 :

    勇者「ごほん。……とりあえず」

    勇者「今から魔女の城へ向かうわけだが」

    勇者「道中の氷像達の強さは問題ないが、いかんせん数が多すぎる」

    勇者「一日経ってるし、あの憎たらしい氷鳥も復活してるんだろうな」

    勇者「真正面から乗り込もうにも、全てを相手にしていればそれだけで日が暮れちまうだろうな」

    傭兵「ほう。さすがに少しは考えているか。ならば、何か策があるのか?」

    勇者「そうだな……」


    聖剣>>610

    609 = 589 :

    住民全員赤ちゃんにして囮にしろ

    610 = 601 :

    熱源をバラまけ

    611 :

    魔法か!?

    612 :

    出来立てのメロンパンを……?

    613 = 507 :

    聖剣「熱源をバラまけ」


    勇者「!!」

    勇者(喋った……)

    勇者(良かった、俺の昨日の努力は無駄じゃなかったんだな)

    勇者(この調子で安価を出し続けてもらうためにも、このパンティは肌身離さず持っておこう)


    傭兵「どうした」

    勇者「なんでもない。ありがとうな」

    傭兵「?」

    614 :

    俺の股間の熱源も反応してます

    616 = 507 :

    勇者(それにしても、熱源か……)


    勇者「なあ。ここの都市に出る魔物の中で、氷で出来た魔物以外を見たことがあるか?」

    傭兵「……無いな。昨日見た氷像の魔物の他にも、氷鳥や氷獣。どれもこれも氷で造られたものばかりだ」

    勇者「じゃあ、溶かそう」

    傭兵「……」

    617 = 507 :

    傭兵「一応聞くが、どうやって?」

    勇者「熱源をバラまきたい」

    傭兵「街中に? だが、一口に熱源と言っても色々ある。そもそも、この避難所に奴らを燃やし尽せるような物資は無いぞ」

    勇者「ここに無くても、地上にならあるだろ」

    傭兵「地上……」

    勇者「上の様子は見ただろ。この街は、全てが氷に覆われているけど、破壊されてる訳じゃない」

    傭兵「つまり、どうにかして建物に入り込み、熱源……燃料を手に入れようということか」

    618 = 507 :

    傭兵「氷に対して火を用いるのは悪くない考えだな」

    勇者「だろ? 昨日お前から聞いた魔女退治の話でも、古の勇者は火を使ったらしいじゃないか」

    傭兵「古の勇者は聖剣から炎を出していたみたいだが……」チラッ

    傭兵「君は炎を出せないのか? それが出来れば、そもそも熱源を探す必要も無いように感じるのだが」

    勇者「……」


    勇者(試したこともなかったな)

    619 = 611 :

    めっちゃ勉強してたのに安価した

    620 :

    くらえ!おしりの穴ふぁいやー!!

    621 = 507 :

    勇者(確かに、魔法使いの師匠はこの剣を杖としても一級品と言っていたし、実際に何度か杖としてもお世話になってるけど)

    勇者(振って炎が出るようなもんかね)


    勇者「やったことないけど、試してみるか」

    傭兵「!」

    勇者「よし、行くぞ」スラッ

    傭兵「ば、馬鹿者っ、こんな所で試しては」


    勇者「炎よ!!」

    622 = 507 :

    シーーーーン……


    勇者「……」

    傭兵「……」

    勇者「……出ないな」

    傭兵「馬鹿か君はっ! 試すならばせめて外でやらないか!」

    勇者「す、すまん……」

    623 = 507 :

    傭兵「だが、その聖剣から炎は出ないようだな。まあ、古の勇者の逸話は私も聞いたことがあるくらいに有名だが、聖剣から炎を出すなどと言う話は聞いた事もない」

    傭兵「おそらく、この地方だけの伝承なのだろう」

    勇者「うーん……そっかぁ」


    勇者(こんなことなら魔法使いの師匠の所でもっとちゃんと勉強しておけば良かったな)

    勇者(炎の魔法とか初歩中の初歩って教えられた気がするけど、あの時はどうやって赤ちゃん魔法に応用するかしか考えてなかったんだよなぁ)

    625 = 507 :

    市民「……なあ、あんた達」

    勇者「ん?」

    市民「話がチラホラ聞こえて来たんだが、本気で魔女を倒そうとしているのか?」

    勇者「ああ。そうだよ。昨日宣言した通りだ」

    市民「それで……燃やせる物を探しているんだったか」

    勇者「!」

    傭兵「!」

    626 = 614 :

    萌えるもの?

    627 = 601 :

    熱探知を誤魔化すんじゃなくて溶かすのか……

    630 = 507 :

    すまんちょっと知り合いとご飯食べに行くことになった
    そんなに遅くはならないと思う

    631 :

    聖剣「!」

    632 = 517 :

    気にせずゆっくり食べてこい

    633 :

    >>630
    女の子のパンティを探せ…

    634 = 563 :

    やだこの>>1凄く健康的

    636 = 614 :

    パパパバンティー

    637 :

    俺も熱探知かと思った

    638 = 517 :

    http://docs.google.com/document/d/1BVum6YLVKVv5c34DoAw4Ldsl5a2jWPPoEWeK4pzQuy0/edit?usp=drivesdk
    今のところまで更新

    640 = 507 :

    市民「可燃石という石があってな。簡単に火を起こせる魔石だ」

    勇者「魔石……?」

    傭兵「……最北の山でよく採れると有名なあの石か」

    市民「そうだ。石の中に可燃性の特殊な魔力を持っている石でな。王都に流通しているのも大体うちから出ている物だ。……それを使ってどうにかできると言うなら、使ってくれて構わん」

    勇者「良いのかよ。商売道具じゃないのか」

    市民「確かにそうだが、こんな状況が続いてちゃあ二度と商売なんてできんからな。この避難所ももう限界に近い。せっかくだからあんたらに賭けさせてくれ」

    勇者「おっさん……」

    市民「心配しなくても、あんたらに請求はしないよ。王都から少しは貰うつもりだが」

    641 = 507 :

    市民「だが、そうだな。もしもそれがきっかけで魔女を倒せたとしたら、君たちの口からPRをしてくれ。うちの魔石のおかげで勝てた、とな」

    勇者「!」

    勇者「……ああ。任せてくれよ。これが終わったら、きっとおっさんの店は有名になってるぜ。ここから出たら忙しくなるから、今の内にゆっくり休んでおいてくれ」

    642 = 507 :



    勇者「……」


    勇者「鳥は……居ないみたいだな」

    傭兵「今の内に行くとしよう。あの商人の言っていた魔石倉庫は、ここからそう遠くはないようだ」

    勇者「途中で氷像に見つからなければいいんだけどな」

    傭兵「多少の氷像と鉢合わせるのは仕方がないが、極力建物の陰に身を隠して上空の氷鳥に注意しながら進むべきだな。奴に見つかると厄介だ」

    643 = 507 :

    氷像A「…………」

    氷像B「…………」



    勇者「……」

    傭兵「……今だ」

    サササッ


    勇者「あいつ、結構ノロマだよな」

    傭兵「アレを作るのにそれ程のリソースを割いていないのだろう。もっとも、その質量だけで十分な力はあるがね」

    勇者「そういうもんか」

    644 = 507 :

    倉庫前


    勇者「なんかあっさり着いたな。少し拍子抜けだ」

    傭兵「……昨日の騒動から、もう少し警戒されていると思ったが。君の死体は確認されていないし、私の生存も魔女は知っているはず」

    傭兵「単に、見くびられているんだろうな。私達がこの都市に居たところで、大した脅威にはならないと」

    勇者「……ちょっと気に食わないけど、今はラッキーと思っといたほうがいいみたいだな」

    645 = 507 :

    勇者「やっぱり倉庫も完全に氷漬けにされてるよな。まあここだけ凍ってないとか都合良すぎるか」

    傭兵「商人から鍵は預かっているが……」

    勇者「地道に氷を削ってみようぜ。扉が開けられる分だけなら何とかなるだろ」

    傭兵「……このナイフを使え。私はこちら側を削ってみる」

    勇者「お。色々持ってるんだな」

    傭兵「備えるに越したことはないからな」

    646 = 507 :

    ガリガリ、ガリガリ……

    ガリガリ、ガリガリ……


    勇者「……全然削れてる気がしないんだけど」

    傭兵「……黙って手を動かせ」

    647 = 507 :

    数十分後

    勇者「これ、無理じゃね」

    傭兵「……」



    傭兵「この氷、特殊な魔力が通っているようだな。魔力の伴わない物理では削ることすらできないか」

    勇者「なんだよそれ。インチキ臭いな」

    648 = 507 :

    勇者「魔力……魔力の伴うダメージかぁ」

    勇者「……」

    チラッ


    聖剣「……」


    勇者「こいつって確かすごい聖属性を持ってるんだっけか」

    傭兵「聖属性……そうか」

    傭兵「仮にも魔女を退治した聖剣だ。試してみる価値はあるな」

    649 = 507 :

    ゴリゴリ、ゴリゴリ


    勇者「おっ! 削れてる! やるじゃん聖剣」ゴリゴリ

    傭兵「そうか」


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