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元スレ勇者「長老、なんかこの剣喋ってない?」長老「なんじゃと」聖剣「……」
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勇者「なあ、もう少しよく見せてくれよ。なんかこう、喉のこの辺まで出かかってる気がするんだが」
傭兵「や、やめろ……」
子供「うええーーーーん」
勇者「!」
傭兵「!」
傭兵「や、やめろ……」
子供「うええーーーーん」
勇者「!」
傭兵「!」
子供「おなかすいたよぉ……外に出たいよぉ……」
母親「ごめんね、ごめんね……もう少しだけ、我慢してね……」
勇者「……子供か」
傭兵「……」
市民A「……」
市民B「……」
市民C「……」
市民D「……」
傭兵(良くないな……このような閉鎖空間で聞く子供の泣き声は、精神を追い詰められた者達にとっては猛毒だ)
母親「ごめんね、ごめんね……もう少しだけ、我慢してね……」
勇者「……子供か」
傭兵「……」
市民A「……」
市民B「……」
市民C「……」
市民D「……」
傭兵(良くないな……このような閉鎖空間で聞く子供の泣き声は、精神を追い詰められた者達にとっては猛毒だ)
勇者「……」
勇者「確か、この辺に……」ゴソゴソ
勇者「お。あったあった。回収しといて良かったよ」
テクテク
傭兵「どこへ行く」
勇者「ちょっとな」
勇者「確か、この辺に……」ゴソゴソ
勇者「お。あったあった。回収しといて良かったよ」
テクテク
傭兵「どこへ行く」
勇者「ちょっとな」
子供「うええーーーん」
勇者「腹が減ったのか?」
子供「っ!」ビクッ
子供「……おなか、すいたよぉ……」
母親「ごめんなさい……みなさんに迷惑をかけてしまって。空腹なのは皆一緒なのに」
勇者「いやいや、文句を言いに来たわけじゃないんだ」
勇者「腹が減ったのか?」
子供「っ!」ビクッ
子供「……おなか、すいたよぉ……」
母親「ごめんなさい……みなさんに迷惑をかけてしまって。空腹なのは皆一緒なのに」
勇者「いやいや、文句を言いに来たわけじゃないんだ」
勇者「これ」スッ
子供「!」
母親「こ、これは……」
勇者「しーーっ。……みんなには内緒だぞ。一個しかないんだ」
子供「メロンパン……」
子供「!」
母親「こ、これは……」
勇者「しーーっ。……みんなには内緒だぞ。一個しかないんだ」
子供「メロンパン……」
子供「……ちょっと潰れてる」
勇者「男の子ならそれくらい我慢しなさい」
勇者(一回地面に落としたけど、ふーふーしたから大丈夫だろ)
子供「……ありがとう」
母親「ありがとうございます……貴重な食べ物を……」
勇者「いや、これくらい良いんです……本当なら、もっと食糧があるはずなんだけどな」
勇者(食糧の管理はメロンパン職人に任せてたんだが)
勇者(あいつ、どこをほっつき歩いてるんだよ。肝心な時に限っていやがらねえ)
勇者「男の子ならそれくらい我慢しなさい」
勇者(一回地面に落としたけど、ふーふーしたから大丈夫だろ)
子供「……ありがとう」
母親「ありがとうございます……貴重な食べ物を……」
勇者「いや、これくらい良いんです……本当なら、もっと食糧があるはずなんだけどな」
勇者(食糧の管理はメロンパン職人に任せてたんだが)
勇者(あいつ、どこをほっつき歩いてるんだよ。肝心な時に限っていやがらねえ)
メロンパン職人「ぶえっくしょん!!!」
メロンパン職人「ううぅ……このお城、氷で出来てるからか寒すぎるよ……」
氷の魔女「今、その生地に唾が入らなかったか?」
メロンパン職人「ひゃいっ!!?」
氷の魔女「まさかとは思うが、それをわたしに献上するつもりではあるまいな」
メロンパン職人「ととと、とんでもない! 今すぐ作り直しますっ!」
氷の魔女「早くせよ。暇潰しとは言え飽きが来る」
メロンパン職人(飽きられたらどうなるんだろうか。と言うか、舌に合わなかったらどうしよう)
メロンパン職人「ううぅ……このお城、氷で出来てるからか寒すぎるよ……」
氷の魔女「今、その生地に唾が入らなかったか?」
メロンパン職人「ひゃいっ!!?」
氷の魔女「まさかとは思うが、それをわたしに献上するつもりではあるまいな」
メロンパン職人「ととと、とんでもない! 今すぐ作り直しますっ!」
氷の魔女「早くせよ。暇潰しとは言え飽きが来る」
メロンパン職人(飽きられたらどうなるんだろうか。と言うか、舌に合わなかったらどうしよう)
>>512
行ってら~
行ってら~
お節介をかくけど、
ドリップパックオヌヌメ
フレンチプレスもオヌヌメ
後者はとくに洗い物が多いけど、いずれも豆にお湯を注ぐだけでコーヒーができるから、手軽にコーヒーを飲むことができるよ
ドリップパックオヌヌメ
フレンチプレスもオヌヌメ
後者はとくに洗い物が多いけど、いずれも豆にお湯を注ぐだけでコーヒーができるから、手軽にコーヒーを飲むことができるよ
続き気になる
続きというか最後どうなるんだ
魔王的な何かを倒して終わり?
続きというか最後どうなるんだ
魔王的な何かを倒して終わり?
傭兵「……」
勇者「なぁ傭兵、さっき魔女退治の伝承を市民から聞いたって言ってたよな」
傭兵「……それがどうかしたか」
勇者「詳しく聞かせてくれよ。特に、「魔女を倒した」部分についてさ」
傭兵「!」
勇者「なぁ傭兵、さっき魔女退治の伝承を市民から聞いたって言ってたよな」
傭兵「……それがどうかしたか」
勇者「詳しく聞かせてくれよ。特に、「魔女を倒した」部分についてさ」
傭兵「!」
傭兵「……君は私の話を聞いていたのか?」
勇者「聞いてたさ。氷の魔女は伝承通りのすごい力を持ってたんだろ?」
傭兵「その通りだ。そして、人ひとりの力でどうにか出来る相手ではない、とも言った筈だな」
傭兵「君と魔物との戦いは一部見させてもらった。確かに剣の腕は悪くはない。荒削りだが、そこそこの魔物とやり合う分には問題ないだろう」
傭兵「だが、それだけだ。それだけで魔女が倒せると言うのなら、この都市はここまで追い込まれてなどいない」
傭兵「勇者と愚者は違う。勇気と無謀を履き違えるな」
勇者「聞いてたさ。氷の魔女は伝承通りのすごい力を持ってたんだろ?」
傭兵「その通りだ。そして、人ひとりの力でどうにか出来る相手ではない、とも言った筈だな」
傭兵「君と魔物との戦いは一部見させてもらった。確かに剣の腕は悪くはない。荒削りだが、そこそこの魔物とやり合う分には問題ないだろう」
傭兵「だが、それだけだ。それだけで魔女が倒せると言うのなら、この都市はここまで追い込まれてなどいない」
傭兵「勇者と愚者は違う。勇気と無謀を履き違えるな」
傭兵「そもそも、魔女退治の話を聞いたところで前提条件が違う。私達は古の勇者ではない。聖剣も、特殊な力もない、ただの––––––––」
勇者「聖剣ならあるよ」
勇者「聖剣ならあるよ」
傭兵「……何?」
勇者「聖剣なら、ここにあるんだよ。古の勇者のさ」
シャラン…
傭兵「……!!」
勇者「聖剣なら、ここにあるんだよ。古の勇者のさ」
シャラン…
傭兵「……!!」
勇者「敵は伝承通りの力を持っている」
勇者「なら、伝承通りの聖剣で、倒せない道理は無いんじゃないか?」
傭兵「君は……」
勇者「なら、伝承通りの聖剣で、倒せない道理は無いんじゃないか?」
傭兵「君は……」
……
市民B「なに? ここを出るって言うのか?」
勇者「うん。明日出ようと思う。ちょっと氷の魔女を倒しに行ってくる」
市民B「正気か!? 命を捨てに行くようなものだぞ!」
勇者「大丈夫だって。何とかなるさ」
市民B「あんたは魔女の恐ろしさを知らないからそんなことを言えるんだ」
市民B「……おい傭兵さん、アンタからも何か言ってやってくれ。直接対峙したことのあるアンタならどれだけ無茶な話かわかるだろう」
傭兵「……私も、この男について行くことにする」
市民B「はぁ!?」
市民B「なに? ここを出るって言うのか?」
勇者「うん。明日出ようと思う。ちょっと氷の魔女を倒しに行ってくる」
市民B「正気か!? 命を捨てに行くようなものだぞ!」
勇者「大丈夫だって。何とかなるさ」
市民B「あんたは魔女の恐ろしさを知らないからそんなことを言えるんだ」
市民B「……おい傭兵さん、アンタからも何か言ってやってくれ。直接対峙したことのあるアンタならどれだけ無茶な話かわかるだろう」
傭兵「……私も、この男について行くことにする」
市民B「はぁ!?」
市民A「はん。行かせてやればいいじゃないか。そいつらがいなくなれば二人分の食糧が浮く。俺たちが少しでも長く生き延びられるじゃないか」
勇者「でも、いつかは食べ物が無くなって死んじゃうだろ。死ぬまでここに引き篭もってていいのかよ」
市民A「…………いいとか、悪いとかの話じゃないだろう。昨日今日ここに来た程度の人間が、偉そうにとやかく言うのはやめろ。虫唾が走る」
勇者「……」
勇者「でも、いつかは食べ物が無くなって死んじゃうだろ。死ぬまでここに引き篭もってていいのかよ」
市民A「…………いいとか、悪いとかの話じゃないだろう。昨日今日ここに来た程度の人間が、偉そうにとやかく言うのはやめろ。虫唾が走る」
勇者「……」
勇者「気分を悪くさせちまったんなら、ごめんな。俺、そういうの苦手でさ」
勇者「まあ何にせよ、俺たちがここを出て行くことに変わりはないよ」
市民A「……」
勇者「でも、そうだな。俺たちが勝っても負けてもアンタにとっては得なんだろ? なら、どうせなら応援しといてくれよ。俺たち勝つつもりで行って来るから」
市民A「……勝手にしろ」
勇者「まあ何にせよ、俺たちがここを出て行くことに変わりはないよ」
市民A「……」
勇者「でも、そうだな。俺たちが勝っても負けてもアンタにとっては得なんだろ? なら、どうせなら応援しといてくれよ。俺たち勝つつもりで行って来るから」
市民A「……勝手にしろ」
夜
周りの市民「くかー、くこー、くかー……」
勇者「……」
勇者「……」
勇者「……」
勇者「……」ムクリ
キョロキョロ
勇者「よし、みんな寝ているな」
周りの市民「くかー、くこー、くかー……」
勇者「……」
勇者「……」
勇者「……」
勇者「……」ムクリ
キョロキョロ
勇者「よし、みんな寝ているな」
勇者「明日はいよいよ氷の魔女の城に殴り込みを仕掛ける」
勇者「……明日の決戦には、必ず安価が必要になる筈だ」
勇者「そんなわけで、今の安価が使えない状況は非常にまずいんだよ……」
勇者「今夜中に、安価を使える状態にしておかなければならないんだ」
勇者「だから……これは仕方のないことなんだ」
勇者「俺だって悪気があるわけじゃないんだ」
勇者「仕方ないんだこれは。仕方ない、仕方ない……」
勇者「……明日の決戦には、必ず安価が必要になる筈だ」
勇者「そんなわけで、今の安価が使えない状況は非常にまずいんだよ……」
勇者「今夜中に、安価を使える状態にしておかなければならないんだ」
勇者「だから……これは仕方のないことなんだ」
勇者「俺だって悪気があるわけじゃないんだ」
勇者「仕方ないんだこれは。仕方ない、仕方ない……」
子ども「zzz……」
勇者「坊や、坊や……起きておくれ……」
子ども「うぅん、だぁれ……?」
勇者「俺だよ。覚えているかい?」
子ども「あ、メロンパンのお兄ちゃん」
勇者「しーーっ。みんな寝ているから静かにしようね」
子ども「うん、わかった!」
勇者「静かにね!」
勇者「坊や、坊や……起きておくれ……」
子ども「うぅん、だぁれ……?」
勇者「俺だよ。覚えているかい?」
子ども「あ、メロンパンのお兄ちゃん」
勇者「しーーっ。みんな寝ているから静かにしようね」
子ども「うん、わかった!」
勇者「静かにね!」
勇者「坊や、今お兄ちゃんは困っているんだ」
子ども「どうして?」
勇者「少し探し物をしていてね。坊やなら何か知ってるかと思って聞きたいことがあるんだ。お兄ちゃんを助けてくれないか?」
子ども「うん。ぼくの知ってることならいいよ。何かある?」
勇者「……大人のみんなは、お着替えとかどうしているのかな?」
子ども「どうして?」
勇者「少し探し物をしていてね。坊やなら何か知ってるかと思って聞きたいことがあるんだ。お兄ちゃんを助けてくれないか?」
子ども「うん。ぼくの知ってることならいいよ。何かある?」
勇者「……大人のみんなは、お着替えとかどうしているのかな?」
今からこの勇者は子供(♂)に女の子のパンティの位置を聞きます
……
……
勇者「坊やの話をまとめると、どうやら市民たちはここに避難するときにちゃんと個人の必要最低限の荷物を持ってきているようだ」
勇者「下着とか、必要だもんな。俺だって避難したり旅行するなら替えのパンツは必ず持ってくる」
勇者「今は重ね着してるくらいだしな」モッコリ
勇者「……そして、ここが荷物置き場か」
勇者「……」
勇者「失礼します」
……
勇者「坊やの話をまとめると、どうやら市民たちはここに避難するときにちゃんと個人の必要最低限の荷物を持ってきているようだ」
勇者「下着とか、必要だもんな。俺だって避難したり旅行するなら替えのパンツは必ず持ってくる」
勇者「今は重ね着してるくらいだしな」モッコリ
勇者「……そして、ここが荷物置き場か」
勇者「……」
勇者「失礼します」
ゴソゴソ
勇者「うーん、あれも違う、これも違う……」
勇者「これは……うわっ、男のパンツじゃねえか」ポイッ
勇者「どれが男でどれが女の子の荷物か一目でわかればいいんだがな」
ゴソゴソ
勇者「……!」
勇者「これは……!!」
勇者「うーん、あれも違う、これも違う……」
勇者「これは……うわっ、男のパンツじゃねえか」ポイッ
勇者「どれが男でどれが女の子の荷物か一目でわかればいいんだがな」
ゴソゴソ
勇者「……!」
勇者「これは……!!」
勇者「ブラジャーじゃないか!!」
勇者「これが女の子の鞄ってヤツか」
勇者「言われてみれば、なんか良い匂いがする気がする」
勇者「と言うことは、この鞄にパンティも……!!」
ゴソゴソゴソゴソ
??「そこで何をしている」
勇者「ッ!?」
勇者「これが女の子の鞄ってヤツか」
勇者「言われてみれば、なんか良い匂いがする気がする」
勇者「と言うことは、この鞄にパンティも……!!」
ゴソゴソゴソゴソ
??「そこで何をしている」
勇者「ッ!?」
傭兵「勇者。ここは共同の荷物置き場の筈だが」
勇者「よよよ、傭兵っ? どうしてこんな所に……」
傭兵「君が起き出してどこかに行くのが見えてな。挙動がおかしかったのでついてきた」
勇者「起きてたのか……」
傭兵「いいや、明日に備えて寝ていたさ。だが、君も旅をする者ならば、誰かの動く気配で起きられるように訓練はしておいた方がいい」
勇者「アドバイスありがとね!!」
勇者「よよよ、傭兵っ? どうしてこんな所に……」
傭兵「君が起き出してどこかに行くのが見えてな。挙動がおかしかったのでついてきた」
勇者「起きてたのか……」
傭兵「いいや、明日に備えて寝ていたさ。だが、君も旅をする者ならば、誰かの動く気配で起きられるように訓練はしておいた方がいい」
勇者「アドバイスありがとね!!」
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