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元スレココア「シャロちゃん。10万円あげるから指の骨へし折らせて?」
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シャロ「違う……。違うのよ……」
シャロは俯き、ブツブツとなにやら呟いて、
力なく椅子に腰を降ろした。
チノ「シャロさんは、ココアさんの指を折った。
これで、間違いないですね?」
シャロ「……」
自分が何を言っても、チノは聞く耳を持たないだろう。
シャロは半ば諦めたように、俯いたまま黙っている。
シャロは俯き、ブツブツとなにやら呟いて、
力なく椅子に腰を降ろした。
チノ「シャロさんは、ココアさんの指を折った。
これで、間違いないですね?」
シャロ「……」
自分が何を言っても、チノは聞く耳を持たないだろう。
シャロは半ば諦めたように、俯いたまま黙っている。
チノ「どうやって脅したのか知りませんが、
ココアさんはうまく口止めできたみたいですね。
でも、私はベラベラしゃべりますよ。
リゼさんにも、千夜さんにも」
シャロは大きく目を見開き、弾かれたように顔を上げた。
実際に自分がやったわけではないが、
そんな噂を広められたくはない。
チノ「そこで、取引をしましょう。
このことを黙っている代わりに、
シャロさんには、私のお願いを聞いてもらいます」
ココアさんはうまく口止めできたみたいですね。
でも、私はベラベラしゃべりますよ。
リゼさんにも、千夜さんにも」
シャロは大きく目を見開き、弾かれたように顔を上げた。
実際に自分がやったわけではないが、
そんな噂を広められたくはない。
チノ「そこで、取引をしましょう。
このことを黙っている代わりに、
シャロさんには、私のお願いを聞いてもらいます」
シャロ「……お願いって、何よ」
真っ白な顔で、シャロは口を開いた。
シャロ「私も同じ目に合うとか、痛いのは無理よ。
あと。お金関係、とか」
それだけ言うと、観念したように黙って俯いていたが、
チノからの反応が無かったので、
不思議に思ったシャロは顔を上げる。
頬を紅潮させたチノが、そこにいた。
チノ「……シャロさん。私の指も、折ってくれませんか」
真っ白な顔で、シャロは口を開いた。
シャロ「私も同じ目に合うとか、痛いのは無理よ。
あと。お金関係、とか」
それだけ言うと、観念したように黙って俯いていたが、
チノからの反応が無かったので、
不思議に思ったシャロは顔を上げる。
頬を紅潮させたチノが、そこにいた。
チノ「……シャロさん。私の指も、折ってくれませんか」
部屋の隣で争う音が聞こえたのに駆けつけないってチノクズやん
シャロ「こ、これでいいの……? チノちゃん……」
チノ「は、はい……。大丈夫です……」
床に膝立ちになったチノの右手はテーブルの上に乗せられていて、
その後ろから、シャロがチノを抱きしめるようにしている。
シャロの右手が、チノの右腕の上を滑るように移動していき、
それはやがてチノの右手と重なった。
チノ「は、はい……。大丈夫です……」
床に膝立ちになったチノの右手はテーブルの上に乗せられていて、
その後ろから、シャロがチノを抱きしめるようにしている。
シャロの右手が、チノの右腕の上を滑るように移動していき、
それはやがてチノの右手と重なった。
シャロ「本当に折るよ……。チノちゃんの指、折るからね……?」
シャロの呼吸は、相当に荒いものとなっていた。
取り返しのつかない怪我をさせるという恐怖と、罪悪感。
シャロの心は、この二つの感情によって支配されている。
チノ「ん……っ! お、お願いします……っ」
その湿り気を帯びた吐息と、ややかすれた声を耳元に感じるチノの呼吸も、
全く別の理由で、少しずつにではあるが荒くなっていく。
チノ「あ……っ! あああ……っ!」
自身の小指にかけられている、
シャロの右手に込められた力が徐々に強まっていくと、
チノはやや苦痛に歪めた顔で、恍惚の声を漏らした。
シャロの呼吸は、相当に荒いものとなっていた。
取り返しのつかない怪我をさせるという恐怖と、罪悪感。
シャロの心は、この二つの感情によって支配されている。
チノ「ん……っ! お、お願いします……っ」
その湿り気を帯びた吐息と、ややかすれた声を耳元に感じるチノの呼吸も、
全く別の理由で、少しずつにではあるが荒くなっていく。
チノ「あ……っ! あああ……っ!」
自身の小指にかけられている、
シャロの右手に込められた力が徐々に強まっていくと、
チノはやや苦痛に歪めた顔で、恍惚の声を漏らした。
シャロ「い、痛いわよね? ごめんね、チノちゃん……」
未だ幼さの残る体の小刻みな震えを全身で感じ、
シャロは囁くように謝罪の言葉を述べる。
それでも、右手にかける力は一向に弱めなかった。
この時には既に、心の隅にあるシャロの微かな嗜虐心に、
弱々しい炎が灯り始めていたのかもしれない。
チノ「だ、大丈夫……っ、です……っ! んんいうう……っ!
はぁ……っ! ああああ……っ! あううううううっ!!!!」
痛みに耐えるチノがテーブルを揺らすと、
端に置いてあったマグカップが落ち、床で音を立てる。
底に少し残っていた濃い目に淹れたコーヒーが、
マグカップの転がった先で、小さな染みを作っていた。
未だ幼さの残る体の小刻みな震えを全身で感じ、
シャロは囁くように謝罪の言葉を述べる。
それでも、右手にかける力は一向に弱めなかった。
この時には既に、心の隅にあるシャロの微かな嗜虐心に、
弱々しい炎が灯り始めていたのかもしれない。
チノ「だ、大丈夫……っ、です……っ! んんいうう……っ!
はぁ……っ! ああああ……っ! あううううううっ!!!!」
痛みに耐えるチノがテーブルを揺らすと、
端に置いてあったマグカップが落ち、床で音を立てる。
底に少し残っていた濃い目に淹れたコーヒーが、
マグカップの転がった先で、小さな染みを作っていた。
シャロ「ごめん! ホントにごめんね!
一気に! 一気にやるから!」
チノ「うああああ……っ!!!!!」
シャロの目は狂気に染まり、爛々と輝いていた。
右手はチノの中指を握りしめていて、
その隣には、異様な方向に曲がり、赤紫色に変色した薬指と小指が並んでいる。
シャロ「いくよ! チノちゃん! いくからねぇっ!」
チノ「ああああああああああああっ!!!!!!!」
シャロの右手に骨の軋む感触がつたわるのとほぼ同時に、
チノのつんざく様な悲鳴が室内に響き渡った。
一気に! 一気にやるから!」
チノ「うああああ……っ!!!!!」
シャロの目は狂気に染まり、爛々と輝いていた。
右手はチノの中指を握りしめていて、
その隣には、異様な方向に曲がり、赤紫色に変色した薬指と小指が並んでいる。
シャロ「いくよ! チノちゃん! いくからねぇっ!」
チノ「ああああああああああああっ!!!!!!!」
シャロの右手に骨の軋む感触がつたわるのとほぼ同時に、
チノのつんざく様な悲鳴が室内に響き渡った。
シャロがチノの右手に最初に触れてから、およそ2時間後。
二人は寄り添うようにして、地べたに座りこんでいた。
チノ「ああ……っ。あああ……っ」
シャロの胸に顔をうずめ、チノが涙を流している。
チノの右手の指は全ておかしな方向へと曲がり、
全体が、濃紫を超えて、やや黒ずんでしまっていた。
シャロはそんなチノの頭を、
愛おしそうに、優しく、撫でつける。
シャロ「ごめん。ごめんね、チノちゃん」
二人は寄り添うようにして、地べたに座りこんでいた。
チノ「ああ……っ。あああ……っ」
シャロの胸に顔をうずめ、チノが涙を流している。
チノの右手の指は全ておかしな方向へと曲がり、
全体が、濃紫を超えて、やや黒ずんでしまっていた。
シャロはそんなチノの頭を、
愛おしそうに、優しく、撫でつける。
シャロ「ごめん。ごめんね、チノちゃん」
昨日とは違う、チノを連れた、病院からの帰り道。
ココアよりも大きなギプスを右手に嵌めたチノは、
シャロと手をつなぎ歩きながら、どことなく嬉しそうにしている。
チノ「私の怪我、全治3か月みたいです」
シャロには、その声がやや弾んでいるように聞こえた。
チノ「良かったです」
シャロの足が止まる。
そして、昨日のココアと同じことを言ったチノを、
怪訝な顔で見つめていた。
ココアよりも大きなギプスを右手に嵌めたチノは、
シャロと手をつなぎ歩きながら、どことなく嬉しそうにしている。
チノ「私の怪我、全治3か月みたいです」
シャロには、その声がやや弾んでいるように聞こえた。
チノ「良かったです」
シャロの足が止まる。
そして、昨日のココアと同じことを言ったチノを、
怪訝な顔で見つめていた。
>>63からおかしくなってきた
チノ「……?」
そこから一歩踏み出して、チノも足を止めた。
そして振り返り、尋ねる。
チノ「どうかしましたか? シャロさん」
シャロ「あ。……えー、と」
しばし考え込んでしまった。
シャロは迷ったが、思い切って聞いてみることにする。
シャロ「『良かった』って。何が?」
チノが首を傾げた。
チノ「何が、と言うのは分かりませんが、良かったですよ。
嬉しくてたまりません。
だって。これで3か月の間は、
シャロさんが優しくお世話してくれますから」
小さな悪魔は目を輝かせて、優しい少女の心に付け込んでいた。
そこから一歩踏み出して、チノも足を止めた。
そして振り返り、尋ねる。
チノ「どうかしましたか? シャロさん」
シャロ「あ。……えー、と」
しばし考え込んでしまった。
シャロは迷ったが、思い切って聞いてみることにする。
シャロ「『良かった』って。何が?」
チノが首を傾げた。
チノ「何が、と言うのは分かりませんが、良かったですよ。
嬉しくてたまりません。
だって。これで3か月の間は、
シャロさんが優しくお世話してくれますから」
小さな悪魔は目を輝かせて、優しい少女の心に付け込んでいた。
チノ「あーん……。んんーーー!」
シャロがスプーンに掬ったスープを一口飲むと、
チノは満足げな声を上げた。
頬に左手を当て、満面の笑みを浮かべている。
チノ「シャロさん。次もお願いします」
シャロ「あ……、うん」
数秒後。再びチノの心底満たされたような声が響く。
チノの食事の世話をしながらも、シャロは横目でチラチラと、
こちらを悔しげに睨み付けるココアの様子を窺っていた。
シャロがスプーンに掬ったスープを一口飲むと、
チノは満足げな声を上げた。
頬に左手を当て、満面の笑みを浮かべている。
チノ「シャロさん。次もお願いします」
シャロ「あ……、うん」
数秒後。再びチノの心底満たされたような声が響く。
チノの食事の世話をしながらも、シャロは横目でチラチラと、
こちらを悔しげに睨み付けるココアの様子を窺っていた。
ココア「ちょっと! チノちゃんだけ、ずるくない!?」
その声に、チノ、シャロの二人は顔を正面に向けた。
やや潤んだ瞳で、ココアがこちらを睨み付けている。
チノ「だって、私は右手の指が全部折れてるんですよ?
ココアさんは左手の小指だけでしょう。
洗い物と、お風呂の世話。それだけしてもらえれば十分じゃないですか」
その声に、チノ、シャロの二人は顔を正面に向けた。
やや潤んだ瞳で、ココアがこちらを睨み付けている。
チノ「だって、私は右手の指が全部折れてるんですよ?
ココアさんは左手の小指だけでしょう。
洗い物と、お風呂の世話。それだけしてもらえれば十分じゃないですか」
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