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    元スレまどか「あの子の名前を」

    SS覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ○
    タグ : - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    152 = 1 :

    まどか「…」



    この寒空の下、まどかはいつもの寝巻き姿のままで。


    前と同じように、波打ち際に立って。



    澄み切った夜空を見上げていた。

    155 = 1 :

    ほむら「……」



    町中のように余計な光源もなく、遮るものもない、この砂浜から見上げる星空は。



    ほむら「…」



    まるで海のように深く、大きく。


    そこに浮かぶ星たちは彩り豊かな宝石のようで。


    ――それは誰も手が届かない秘境のように、雄大で、幻想的で。


    その美しさに魅入られて、今にも空に落ちていってしまいそうだった。

    156 = 3 :

    しぇー

    158 = 1 :

    ほむら「……」


    まどか「…」



    まどかはそんな空に手を伸ばし――。



    ほむら「――っ」



    まどか「……」




    私はまどかに走り寄り、その体を抱き寄せた。

    159 = 60 :

    しえん

    160 = 1 :

    ほむら「……」



    まどか「……」




    まどかが落ちてしまわないように。




    ――まどかがどこにも行ってしまわないように。

    161 = 3 :

    さるよけ

    162 = 1 :

    ほむら「……」


    まどか「…」

    163 = 146 :

    私怨

    164 = 1 :

    まどか「…」


    ほむら「……」


    まどか「…」


    ほむら「……ねぇ…まどか……」


    まどか「…」

    166 = 1 :

    ほむら「…どうすれば…ずっと私といてくれる…？」


    まどか「…」


    ほむら「…どうすれば…あなたのそばにいられるの……？」


    まどか「…」

    167 = 1 :

    ほむら「…ねぇ…まどかぁ…」



    ……私には、あなたが必要で…。




    ほむら「…っ…、…………」




    ――だから。





    わたしをひとりにしないで。

    168 = 3 :

    さる

    170 = 1 :

    ほむら「…………」


    まどか「…」


    ほむら「…っ………」


    まどか「……」

    171 :

    ディズニーワールドってなに？

    172 :

    いかにも見よう見まねのファッション鬱って感じ
    一言で言うとつまんね

    174 = 1 :

    まどか「……ねぇ…」


    ほむら「…………」



    まどか「……みんなは…どこなの……？」



    ほむら「――――」



    まどか「……」

    175 = 3 :

    しえん

    176 = 1 :

    ……なんでだろう。


    そう言うまどかの顔は、いつもと変わらず、感情に乏しいような顔なのに。


    その瞳には、今にも零れそうなほど涙をたたえてて。


    その顔は、私が見てきたどの表情よりも感情的で。


    まどかの言葉は、失ったものを希い。


    請い、願うようで。



    ――とても、哀しげだった。

    177 = 3 :

    さるよけ

    178 = 1 :

    ほむら「……」


    まどか「……」


    ほむら「…………」


    ほむら「……………………」

    181 = 1 :

    そんなまどかを見ていると、どうしようもない痛みが私を苛み。



    どうしようもないいたたまれなさに、身を焼かれる。

    182 = 3 :

    さる

    183 = 1 :

    ――それは私にとってこの上なく辛辣な問いで。


    私は答えられない。


    答えることが、できない。


    だって。



    ただでさえヒビだらけのこの世界が、それで決定的に壊れてしまいそうだから。

    185 = 3 :

    避け

    186 = 1 :

    ほむら「………………」


    まどか「…」

    188 = 1 :

    どうしてこの世界はこんなに無情なのだろう。


    どうして思い通りになってくれないんだろう。



    ……どうしてこの世界には救いがないんだろう。



    私は。



    この子が笑っていられるような、そんな幸せな世界を望んだはずなのに。

    189 = 60 :

    しえん

    190 = 1 :

    ――――
    ―――――――
    ――――――――――――





    ほむら「…」


    まどか「…」






    どれくらいの時間が過ぎただろう。


    気がつけば、二人ならんで空を見上げていた。

    191 = 3 :

    しえん

    192 = 1 :

    ほむら「…」


    まどか「…」





    私たちは寄り添いながら。



    温めあうように。



    この世界に確かにある互いを確かめ合うように。



    空を見ていた。

    194 = 1 :

    ほむら「…」


    まどか「…」





    いっそ、このまま世界が終わってもいいと。


    そう思えた。

    196 = 1 :

    ―――
    ――――――
    ―――――――――









    「やあ」



    ほむら「……」


    ほむら「…キュウベぇ」

    198 = 1 :

    QB「こんばんは、ほむら」


    QB「ちょっといいかな」


    ほむら「消えて」

    199 = 146 :

    即答だな


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