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元スレまどか「あの子の名前を」
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QB「――暁美ほむら」
ほむら「…」
QB「もし、もう一度君に祈ることが赦されたとしたら……君は何を願う?」
ほむら「……え?」
ほむら「…」
QB「もし、もう一度君に祈ることが赦されたとしたら……君は何を願う?」
ほむら「……え?」
最近ここで ほむら「まどかを助けることができた世界」と まどか「すわんそんぐ」というスレを立てたものです
これはその続きでこれで最後になります
もう最後まで書き終えているので、厚かましいようですが、さるよけの支援を頂けるとありがたいです…
これはその続きでこれで最後になります
もう最後まで書き終えているので、厚かましいようですが、さるよけの支援を頂けるとありがたいです…
ってなんで>>1君が!?
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――まどか。
ほむら「……ねぇ、まどか…」
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――まどか。
ほむら「……ねぇ、まどか…」
まどか「…」
ほむら「…私、もう疲れちゃった…」
まどか「…」
まどかはただ私を見つめている。
ほむら「…私、もう疲れちゃった…」
まどか「…」
まどかはただ私を見つめている。
ほむら「…私、もう耐えられないの…」
まどか「…」
ほむら「…あなたを見てるとね、すごく痛むの。いたたまれないの」
まどか「…」
ほむら「………まどかぁ…」
ほむら「…最後に…これで最後だから…」
ほむら「…あなたに、泣きついてもいいかな……」
まどか「…」
ギュッ…
まどか「…」
ほむら「…あなたを見てるとね、すごく痛むの。いたたまれないの」
まどか「…」
ほむら「………まどかぁ…」
ほむら「…最後に…これで最後だから…」
ほむら「…あなたに、泣きついてもいいかな……」
まどか「…」
ギュッ…
ほむら「…」
まどか「…」
ほむら「…」
ほむら「…ねぇ、まどか…」
まどか「…」
ほむら「…」
ほむら「…ねぇ、まどか…」
ほむら「…一緒に…死のう……?」
まどか「…」
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――――――――――――――――――
まどか「…」
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――――――――――――――――――
ザシュ・・ザシュ・・・
ほむら「……」
まどか「…」
ガッ・・・ミチミチィ
ヌチャア・・・
グチャ・・・グチャ・・・
ほむら「……」
まどか「…」
ガッ・・・ミチミチィ
ヌチャア・・・
グチャ・・・グチャ・・・
ほむら「……」
まどか「…」
ほむら「……」
ほむら「……なんで死んでくれないの」
まどか「…」
ほむら「……なんで何も言ってくれないの…」
まどか「…」
ほむら「私はあなたにここまで尽くして…」
ほむら「私は全てあなたのために…!」
まどか「…」
ほむら「……」
ほむら「……なんで死んでくれないの」
まどか「…」
ほむら「……なんで何も言ってくれないの…」
まどか「…」
ほむら「私はあなたにここまで尽くして…」
ほむら「私は全てあなたのために…!」
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ほむら「――ッ!!」パチッ
魔女『アギャ!?』
ほむら「……」
私は…。
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ほむら「――ッ!!」パチッ
魔女『アギャ!?』
ほむら「……」
私は…。
ほむら(……確か、この医者気取りの魔女からスプレーのようなものを吹きつけられて…)
ほむら「……幻覚ってわけね…」
魔女『アギャギャ! アギャギャギャギャ!』
使い魔『・・・! ・・・!』ワシャワシャ
ほむら「……幻覚ってわけね…」
魔女『アギャギャ! アギャギャギャギャ!』
使い魔『・・・! ・・・!』ワシャワシャ
ほむら「……嫌なものを見せてくれたわね…ッ」ギリッ・・・
魔女『ギャッ!? ギャギャギャギャ!』
使い魔『・・・! ・・・!』ワシャワシャ
ほむら「……ッ」
凄んではみせたけど、今のこの絶望的な状況は変わらない。
魔女『ギャッ!? ギャギャギャギャ!』
使い魔『・・・! ・・・!』ワシャワシャ
ほむら「……ッ」
凄んではみせたけど、今のこの絶望的な状況は変わらない。
ほむら「……ッ」
私は今、手術台と思しき古めかしい木質の台座に寝かせられている。
いや……磔にされてると形容した方がいいのだろうか。
首、手首、足首のそれぞれが台に内蔵された錠で固められ、大の字…いや、どちらかといえば十の字の形にとらわれている。
まさに手も足も出ない状況。
絶体絶命だった。
私は今、手術台と思しき古めかしい木質の台座に寝かせられている。
いや……磔にされてると形容した方がいいのだろうか。
首、手首、足首のそれぞれが台に内蔵された錠で固められ、大の字…いや、どちらかといえば十の字の形にとらわれている。
まさに手も足も出ない状況。
絶体絶命だった。
魔女の風体から察するに。
当人にしてみれば、さしづめお医者さんごっこ……手術ごっこというつもりなのだろうけど。
私からしてみれば、狂った科学者のイカれた人体実験とか、拷問官による悪趣味な拷問としか思えない。
だとしたら私がいま寝かしつけられているこれは手術台なんかではなく、実験台とか拷問台ということになるのだろうけど。
……いずれにしてもぞっとしないことだ。
当人にしてみれば、さしづめお医者さんごっこ……手術ごっこというつもりなのだろうけど。
私からしてみれば、狂った科学者のイカれた人体実験とか、拷問官による悪趣味な拷問としか思えない。
だとしたら私がいま寝かしつけられているこれは手術台なんかではなく、実験台とか拷問台ということになるのだろうけど。
……いずれにしてもぞっとしないことだ。
魔女『アギャ・・・』
ほむら「……」
魔女は私の様子を伺い何やら逡巡するような素振りを見せたが、ぶるりと大げさに身を震わせたあと、何か迷いを吹っ切ったような様子で、悠然とした足取りで近づいてくる。
ほむら「……」
魔女は私の様子を伺い何やら逡巡するような素振りを見せたが、ぶるりと大げさに身を震わせたあと、何か迷いを吹っ切ったような様子で、悠然とした足取りで近づいてくる。
魔女『…』
ほむら「……ッ」
魔女がすぐそばで立ち止まり、視診する風に、私を俯瞰する。
図体が大きく、この世のどの生物とも異質なその見た目は、それだけで威圧感があり。
原始的な恐怖感を、この上なく掻き立てる。
ほむら「……ッ」
魔女がすぐそばで立ち止まり、視診する風に、私を俯瞰する。
図体が大きく、この世のどの生物とも異質なその見た目は、それだけで威圧感があり。
原始的な恐怖感を、この上なく掻き立てる。
ほむら「…っ…っ…っ…」
心臓が早鐘のように脈を打つ。
頭に圧迫感を感じ、視界が揺らめく。
呼吸が、震える。
心臓が早鐘のように脈を打つ。
頭に圧迫感を感じ、視界が揺らめく。
呼吸が、震える。
魔女『…アギャ』スッ・・・
使い魔『・・・』ヒョイ
魔女のいびつで細長い腕。
その手に握られているものは……。
メスだった。
使い魔『・・・』ヒョイ
魔女のいびつで細長い腕。
その手に握られているものは……。
メスだった。
ほむら「…はっ…はっ…はっ…」
無意識のうちに呼吸は苦しいほどに荒くなり。
体が緊張し、全身が粟立つ。
嫌な汗が吹き出る。
無意識のうちに呼吸は苦しいほどに荒くなり。
体が緊張し、全身が粟立つ。
嫌な汗が吹き出る。
ほむら(早く……早く……何とかしないと……)
このまま――。
ほむら「はっ…はっ…はっ…」
思考が、まとまらない。
このまま――。
ほむら「はっ…はっ…はっ…」
思考が、まとまらない。
魔女『…』
魔女が、私の腹部に手をあてる。
魔女の手は、冷えた金属のように冷たく、無機質で。
その感触に、ぞっとした。
そして服を胸元までずり上げ、素肌をさらさせた。
ほむら「……ッ…」
その決して能率的とはいえず、確かな素養があるとも思えないその子供じみた拙い所作が、一層恐怖感を煽る。
気が狂いそうだった。
魔女が、私の腹部に手をあてる。
魔女の手は、冷えた金属のように冷たく、無機質で。
その感触に、ぞっとした。
そして服を胸元までずり上げ、素肌をさらさせた。
ほむら「……ッ…」
その決して能率的とはいえず、確かな素養があるとも思えないその子供じみた拙い所作が、一層恐怖感を煽る。
気が狂いそうだった。
ほむら(……とりあえず…気を落ち着けないと……)
……とは思いつつも、目は魔女の片手に握られた鈍く光るメスを追ってしまい……。
そのメスが、患部と見定めたであろう私の腹部へ迫り――。
魔女『…』
ほむら(……ッッ!)
ガゴンッ
……とは思いつつも、目は魔女の片手に握られた鈍く光るメスを追ってしまい……。
そのメスが、患部と見定めたであろう私の腹部へ迫り――。
魔女『…』
ほむら(……ッッ!)
ガゴンッ
ほむら「――ッッ」
魔女『アギャッ!?』
私は僅かに動かせる首をできる限り持ち上げ、出せる限りの力で後頭部を台に打ち付けた。
頭を冷やし、思考を改めるために。
魔女『ア・・・アギャ?』
魔女は私の奇異な行動を不審に思い、手を止めているようだ。
魔女『アギャッ!?』
私は僅かに動かせる首をできる限り持ち上げ、出せる限りの力で後頭部を台に打ち付けた。
頭を冷やし、思考を改めるために。
魔女『ア・・・アギャ?』
魔女は私の奇異な行動を不審に思い、手を止めているようだ。
ほむら(……)
私は、死ねない。
ほむら(まず冷静になって…この場を打開できるような策を…!)
私は、死ねない。
ほむら(まず冷静になって…この場を打開できるような策を…!)
この魔女は銃撃があまり有効ではない。
この魔女には自己再生能力があるらしく、銃撃に対して痛がる素振りは見せても、傷は瞬く間にふさがっていった。
だから私は再生が追いつかないほどの手傷を与えようと、いつも通り爆弾を用いての決着を試みた。
だけどこの魔女は思いの外すばしっこく、トリッキーというかコミカルというか、そんな動きでなかなか思い通りに動いてこない。
だから手榴弾、TNT、C4といった手持ちの爆弾類を使いあぐねていた。
この魔女には自己再生能力があるらしく、銃撃に対して痛がる素振りは見せても、傷は瞬く間にふさがっていった。
だから私は再生が追いつかないほどの手傷を与えようと、いつも通り爆弾を用いての決着を試みた。
だけどこの魔女は思いの外すばしっこく、トリッキーというかコミカルというか、そんな動きでなかなか思い通りに動いてこない。
だから手榴弾、TNT、C4といった手持ちの爆弾類を使いあぐねていた。
そこで私は仕掛けて置くおくことが無理ならと、今度は仕向けてみる事にした。
ただ単に逃げ回るように見せかけ、その最中にわらわらと動き回る使い魔の一匹に、爆弾を貼り付けた。
其処彼処を自由に動き回る使い魔と魔女が交差する瞬間――。
後は期を待つのみだった。
ただ単に逃げ回るように見せかけ、その最中にわらわらと動き回る使い魔の一匹に、爆弾を貼り付けた。
其処彼処を自由に動き回る使い魔と魔女が交差する瞬間――。
後は期を待つのみだった。
私は焦点をこの魔女に定めつつ、その使い魔の動きも同一視できるようにして期を窺った。
そして私は魔女に追い詰められたように見せかけ、ジリジリと迫り来る魔女と、それを案じるかのように主人のもとへ駆け寄ってくる使い魔の双方に神経を尖らせた。
――後は起爆させるだけ。
その次の瞬間。
魔女に意表を突かれ、思いもよらなかった攻撃を食らった。
魔女は後ろに手を回し、どこからか取り出したスプレー缶のようなものを手にとり。
それを私に吹き付けた。
――そこで私は気を失い、今に至り、事ここに至るというわけだ。
そして私は魔女に追い詰められたように見せかけ、ジリジリと迫り来る魔女と、それを案じるかのように主人のもとへ駆け寄ってくる使い魔の双方に神経を尖らせた。
――後は起爆させるだけ。
その次の瞬間。
魔女に意表を突かれ、思いもよらなかった攻撃を食らった。
魔女は後ろに手を回し、どこからか取り出したスプレー缶のようなものを手にとり。
それを私に吹き付けた。
――そこで私は気を失い、今に至り、事ここに至るというわけだ。
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