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    元スレ憧「初瀬にLINEで、山に呼び出された」

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    251 = 1 :

    「ちゅぱっ、ちゅっ、じゅるる」

    「んー、あふっ、んーーー」

    「えへへ、憧の唾も飲んじゃった」

    「……」

    「あれ? もしかして、なんだかんだでこれがファーストキスじゃない?」

    「そっかー、色々してきたけど、確かにキスはまだだったね」

    「くくっ、穏乃に初めてのキスあげられなくなったね」

    「……」

    「でも当然だよ。憧の全ては、私のものなんだから」

    「憧の処女だって私のものだよ? わかるでしょ?」

    「売約済みってやつ?」

    「私のやさしさで残してあげてるんだよ」

    「……」

    ……

    252 = 1 :

    阿知賀校門

    (シズ……!)

    「おはよーシズ」

    「あの、昨日のはね……」

    穏乃「…………」すたすた

    (え……?)

    (シズは耳もいい方だから、あの距離で聞こえないってことはない……)

    (あたし……避けられてるの?)

    (なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで)

    (……)

    (でも、とにかく、昨日のは誤解だって説明しないと)

    ……

    253 = 1 :

    教室

    「あのシ――」

    穏乃「……」すたすた

    「……」

    ……


    阿知賀麻雀部部室

    (……)

    (結局、ずっと避けられて一度もシズとまともに話せなかった……)

    (けど部室でなら無視出来ないよね……)

    (……でも部室ですら、無視されたら……)

    (怖い……それでも話さなきゃ)

    「シ――」

    「あっそびにきったよー!!」じゃーん

    「え?」

    254 :

    なんか同じような事の繰り返しで無駄に長くなってるな

    255 :

    いや俺好きよ、最近は即落ちばっかりで困る

    256 :

    結末は気になるけど終わってほしくないこの感じ

    257 :

    全体的に性格が悪くなってる

    258 = 1 :

    「あ、淡ちゃん、いらっしゃい」

    「あこー」だきっ

    「っ!」

    「あはは、あこちゃんと淡ちゃんは、もうすっかり仲良しさんだね」

    「うん、だって私と憧は――」

    (やめて)

    (お願いだからやめて)

    (みんなの前で、そんなこと言わないで)


    「――恋人同士なんだよー!」

    「……?」

    259 = 255 :

    さるったか

    260 = 1 :

    「ええええええええええええ!」

    「そうだったのおおおお!? 全然知らなかったよおおおおお」

    「あわわわわわ、くろちゃんおどろきすぎだよ」

    「いや、宥さんも……」

    「しずちゃんは知ってた? あこちゃんと淡ちゃんが付き合ってたこと?」

    穏乃「興味ないです」

    「あれ……?」

    「おめでとー」

    「うんうん、おめでとうなのです!」

    「えへへー、ありがとー」

    261 :

    憧が援交して相手はヤクザで淡を凌辱蹂躙して逆転する展開まだ?

    262 = 1 :

    「私と憧は、二週間くらい前から付き合い始めたの」

    「そうだよね、憧?」ニコニコ

    「……」

    「……うん」

    「そんな前から……」

    「ほんとに全然気付かなかったよー」

    「ねえしずちゃん?」

    穏乃「そうですね」

    「……?」

    263 = 202 :

    すばらっ

    264 = 1 :

    「でもでもっ、そんな前から付き合ってたんなら、教えてくれてもよかったのに」

    「憧が恥ずかしいから、みんなに隠したがって」

    「ねー?」

    「……」

    「うん」

    「そう、みんなに報告しようと思ったんだけど」

    「なんか、照れくさくって」

    (ああ、気持ち悪い……)

    (どうしてあたしは、ヘラヘラ笑いながら、こんな嘘ついているのだろう……)

    (反吐が出そうな気分なのに、作り笑いだけは自然とでる……)

    (あはは、大切だった場所を、大切だったものを、自分で台無しにしちゃってる……)

    ……

    265 = 1 :



    「じゃーね」

    「あ、大星さん」

    「ん?」

    「ちょっと話いい?」

    「いーよ」

    ……

    266 = 1 :

    「それで話って?」

    「…………」

    「私は駆け引きとか、あまり得意じゃないから、単刀直入に聞くけど」

    「憧になにかした?」

    「ええー!? それを聞いちゃうのー?」

    「そりゃあ、恋人同士なんだから、色々と、ね?」

    「そういうことじゃない」

    「私が言いたいこと、本当はわかってるでしょ?」

    「ふふっ」

    「なにが言いたいのかぜんぜんわかんないー」

    267 = 256 :

    本物はすべてを見抜いていた

    268 :

    部長の面目躍如なるか

    269 = 1 :

    「最近の憧は、どこかおかしかった」

    「穏乃と喧嘩してるみたいだから、それが原因かと思ったけど」

    「よくよく思い返してみると、それ以前から元気がなかった」

    「そして、特に、誰かからメールが来た時に顕著だった」

    「憧は中学の友達って言ってたけど、あれは大星さんからだったんだね」

    「さあ、どうだろー」

    「メールは確かにしてるけど、そのメールが私からなのか、なんてのはその場にいて確かめないとわかんないよ」

    「誤摩化さないで!」

    「憧は大星さんに明らかに怯えてる! 本人は必死に隠してるつもりみたいだけど」

    「メールが来る度に不安そうだった! あれは――」

    270 = 1 :

    「ねえ、鷺森先輩」

    「憧が、私になにかされたって言ったの?」

    「それは……言ってないけど」

    「ほらっ」

    「憧はこういうこと一人で抱え込みそうなタイプだから……」

    「憶測で私のこと責めるの、やめてもらえませんか?」くすくす

    「あ、もしかしてこれ、パワハラってやつですか?」

    「私が憧になにかしたって証拠でもあるんですかー?」

    「それは……ないけど」

    「話にならないですね」

    「……くっ」

    271 = 1 :

    「鷺森先輩は知らないだろうけど、恋って嬉しいことばかりじゃないんですよ」

    「返信が来ない、とか小さなことで一喜一憂したりして」

    「憧が元気なさそうにしてたのは、私のこと考えて、色々悩んでたんだね、嬉しいなー」

    「あれはそんな顔じゃな――」

    「証拠もないのに決めつけないでください」

    「……っ」

    「でも、意外」

    「鷺森先輩って赤土晴絵にしか興味ないと思ってから」

    「憧のことも、けっこう気にかけてたんだね」

    「馬鹿にしないで」

    「阿知賀麻雀部部長を、はるちゃんから託された」

    「部員が困ってたら、全力で助けるのは、部長の義務」

    「もし、私らの部員に、酷いことしてたら、絶対に許さない」

    272 = 150 :

    頑張れあらたそ!

    273 = 116 :

    あらたそ!100点!

    274 :

    きっと穏乃がなんとかしてくれる

    275 = 261 :

    こけし…関わったら消されるよ…

    276 :

    さすが部長

    277 = 1 :

    「…………くくっ」

    「あははははは」

    「なにそれ、なにそれ?!」

    「かっこいい! すんげえかっこいいよ!」

    「イケてんじゃん! 鷺森灼!」

    「部員思いの部長かー、ふふっ、いいね、それっ」

    「ふざけないで」

    「あはは、ふざけてないふざけてない」

    「ねえ、私が憧になにしたか、知りたい?」

    「」びくっ

    (なに……コイツの眼……)

    「まずさあ、いっぱい写真とったよ」

    「下着姿にしたり、無理矢理コスプレさせたりしてね」

    「きわどい写真も多いから、あれ知り合いに見られたらそれだけで死ねるね」

    「憧ったら顔真っ赤にしちゃって、あの時の憧可愛かったなあ……」

    278 = 255 :

    あらたそ逃げて!

    279 = 1 :

    「うーん、でも今思い返してみると、特にそんな大したことはしてないね」

    「爪剥がしたり、何度も便器に顔つっこんで溺死させようとしたり、おしっこ飲ませたり、自殺の練習とかさせたり、ベッドから画鋲だらけの床に突き落としたり、入れ墨入れたり、バットで滅多打ちにしたり、マッチを耳につっこんだり……」

    「それくらいのことしかしてないよ」

    「………………」

    「…………ぇ?」

    (意味が……わからない)

    (便器に顔つっこむ? 入れ墨? バット?)

    (なにを、いって?)ガクガク

    (全然、理解できない)

    (言葉として、日本語としては理解できる)

    (内容が全く、受け入れられない)ブルブル

    「でもこれ以上深入りするつもりなら、愛しの赤土晴絵にも同じことしちゃおうっかなー」

    「っ!」

    281 = 1 :

    「うそうそ」

    「今のぜーんぶ、うそ」

    「私が憧に、そんな酷いことするわけないじゃん」

    「ラブラブでイチャイチャなカップルしてるだけだよ、私たちは」

    「そうですよね、鷺森先輩?」

    「…………」

    「先輩?」にこにこ

    「……うん」

    「あはは、理解してくれたようでなによりです」

    「では、失礼しますねー」

    ……

    282 = 256 :

    微妙にハルちゃん信じきれてないのな

    283 = 1 :




    「……うっ」

    「あああ……」

    「ごめん、憧……」

    「私じゃ、憧を、救えない……」

    「だって、あいつの眼……」

    「どう見ても普通じゃないよ……」

    「ごめん、ごめんね……」

    「本当にごめんなさい……」

    ……

    284 = 177 :

    286 = 125 :

    思念

    288 :

    心が痛いけど読んでしまう

    289 :

    名前からこの間のポケモンの人なのはわかったけどこれは読みたくない……
    あれは超面白かったのに

    290 = 255 :

    291 = 177 :

    292 :

    長い割に残虐なシーンはあっさりしててガッカリ

    293 :

    294 :

    阿知賀麻雀部部室

    (憧、今日もあまり元気ない……)

    「ねえ、シ」

    穏乃「あー! ラーメン食べたい!」

    「ふふっ、唐突にどうしたの、しずちゃん?」

    穏乃「いやー、急にラーメンが食べたくなっちゃって」

    「…………」

    ……

    295 = 294 :

    「おつかれー」

    穏乃「おつかれさまです」

    「おつかれ」

    「おつかれ」

    「……おつかれ」

    「穏乃、大事な話がある」

    穏乃「はい?」

    「部室に残ってて欲しい」

    ……

    296 :

    おお

    297 = 294 :



    「穏乃はその……」

    「憧と何かあったの?」

    穏乃「ああ、やっぱりそのことですか……」

    「ってことは自覚はあるわけだ」

    穏乃「はい……」

    「喧嘩でもしたの?」

    穏乃「いえ、特にそういうわけじゃ」

    「だったらなんで……?」

    穏乃「……」

    穏乃「それが自分でもよくわからないんです」

    穏乃「自分でも、自分をコントロールできないっていうか……」

    298 = 294 :

    穏乃「信じてもらえないかもしれませんが、別に憧に意地悪がしたいわけじゃないんです」

    穏乃「でも、憧にとって私らってなんなんだろ……中学の友達や、大星さんに比べると、どうでもいい存在なのかなって思うと、悲しくて、寂しくて……」

    「で、気付いたら自分でもわからないうちに無視したりわざと意地悪なことを言ったりしていたと?」

    穏乃「はい……」

    穏乃「いつも家に帰って一人になった時に後悔するんです」

    穏乃「どうしてあんな酷いことをしてしまったんだろって」

    穏乃「でも、実際に顔を合わせると、変な感情が沸いてきて……」

    穏乃「こんなに感情がコントロールできないって初めての経験で……」

    穏乃「自分でもどうすればいいのかわからなくて……」

    「……」

    299 = 293 :

    300 = 294 :

    穏乃「憧には、本当に悪いことをしたと思っています……」

    穏乃「けどまあ、大星さんや中学の友達と遊ぶことで頭がいっぱいで、私に意地悪されるくらい、なんとも思ってないのかもしれませんが……」

    「そう思うんなら、本当に何も見えていないんだね、今の穏乃には」

    穏乃「? どういうことです?」

    「普段の穏乃なら、私より早く、憧の異変に気付いたはず」

    「今の穏乃の眼は曇ってなにも見えてない」

    穏乃「憧の異変?」

    「穏乃、最近の憧の様子はどうだった? 思い出して」

    「元気だった? 楽しそうだった? 普段通りだった?」

    穏乃「そう言われると……いつもより元気がなかったような……」

    穏乃「もしかして私のせいですか?」

    「それもあると思う」


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