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    元スレ兄「女装してたら弟に告白された」

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    1 :

    「兄ちゃんに相談があるんだけどさ……ちょっといい?」

    「あー?なんだよ」

    「実は好きな人ができたんだけど……」

    「んじゃ告白すりゃいいじゃねーか。簡単だろ?」

    「全然簡単じゃないって!俺は兄ちゃんとは違うんだよ!」

    「あのなぁ。お前そんな事言ってるからいまだに彼女できねーんだよ」

    2 :

    両方ショタじゃないと需要ないよ

    3 = 1 :

    「高校生にもなって未だに彼女一人もいないとかマジありえないよ?どうなってんの?」

    「俺は兄貴みたいにイケメンじゃないし女にモテないんだから比較すんじゃねーよ……」

    「だからそういうところが駄目なんだって。もっと強気に押してけよ」

    「うるさいなあ!今はそんな事いいだろ!」

    「あーはいはい。分かった分かった。んで?その女はどんな子な訳?」

    「わ、分からない」

    「はあ?」

    4 = 1 :

    「ひ、一目惚れしちゃってさ……」

    「でも同じ高校なら大体どんな感じか分かんだろ?」

    「こ、高校の人じゃなくて電車でたまに見かける人でさ……」

    「え?他校の女とかって訳じゃなくて?」

    「う、うん」

    「あーなるほどねえ」

    「ど、どうしたらいいかな?」

    5 = 1 :

    「兄ちゃん昔からモテるし、今でも色んな女の子と付き合ってるんだろ?教えてくれよ!」

    「そーだなぁ。年上ならか弱い少年をアピールしてみれば?」

    「えっ何それ?」

    「女ってのはバカな生き物だからよーちょっと演じてればすぐに騙されるんだよ」

    「で、でも俺そんな風に嘘つくのとかは……」

    「あーもう駄目!そんなんだからお前駄目なんだよ!」

    6 :

    おうあくしろよ

    7 = 1 :

    「ギャップで簡単にヤレっから試してみろって!www」

    「お、俺は別にヤリたいとかヤリたくないとかそういうのじゃねーから!」

    「はあー?一目惚れなんだろ?」

    「そ、そうだけど」

    「つまり顔と身体目当てじゃねーか。素直になれよ」ポンッ

    「ち、違うって!兄ちゃんに相談した俺がバカだったよ!」

    「あ、仲良くなったら俺にもその女紹介してよww」

    「死ね糞兄貴!」

    9 :

    パンツ原子になって空気に溶けた

    10 = 1 :

    「しっかし俺も高校時代は色んな女食いまくってヤリ捨てたなあ……」

    「あーなんかムラムラしてきたな。適当な女呼び出してヤルか」

    「この女は身体はいいけどめんどさくい。こいつは今から会うとなると時間かかる」

    「コイツは気分じゃない。えーとこいつは……誰だっけ?まぁいいや」

    「あーどれも都合良い感じのいねえなあ!めんどくせー!!」

    「どうすっかな……久しぶりにやるか」チラリッ

    「女装。よーしそうと決まれば準備しねーと」ガサゴソ

    11 = 1 :

    「ん、化粧はこんなもんで良いかな?」

    「あー……何度見ても俺って可愛いわ。こりゃ男も簡単に騙されるよな」

    「女になると男からの視線に敏感になるよなあ。ねっとりとしたあの目線……」

    「あ、やばっ。勃ってきた。さっさと外出してスッキリしよ」

    12 :

    ギリギリ十代だと思ってて良い?
    二十歳過ぎの女装とかキツいから

    13 = 1 :

    「まあこんなところでいいか。適当に一人で携帯弄って……と早速きたきた……」

    「ねえねえ君一人?」 「暇なら俺らと遊ばね?」

    「えーどうしようかなぁ……」

    (うーん、こいつらでも良いんだけどタイプじゃねえなあ。もっと良い男待つか)

    「でも今彼氏待ってるからさ。また今度ね?」

    「いいじゃんww女の子待たせるような男なんかさww」

    「んー……(めんどくせえなあ)」

    「あ、あのっ!」

    14 :

    あくしろよ

    15 = 1 :

    (げっ!?なんで弟がここに!?)

    「あ?なんだよ?」 「邪魔くせーなガキはどっかいけや」

    「い、嫌がってるじゃないですか!やめてくださいよ!」

    「は?www何お前?www」  「もしかして彼氏君?ww」

    「ち、違いますけど……とにかく断ってるんだから無理にそういうのはやめた方がいいですよ!」

    「あーうぜえ。なんだよこのガキ……」 「あー武ちゃんピキピキきてんじゃんww謝っとけよwww」

    「そ、そうだよ私はいいからさ?ね?ほら早く」

    16 = 1 :

    「……い、嫌だ」フルフル

    「んだよテメェ。ぶっ殺すぞコラ」 「あーあ震えてんじゃんwwwもー俺しらねwww」

    「っ……」

    「ちょ、ちょ。みんな落ち着いて……」

    「黙ってろや!」ドンッ

    「いっ……た。な、なにすん」

    「何すんだよ!謝れよ!」

    17 = 1 :

    (ばっかお前……お、大人しくしとけよっ)

    「糞ガキがウゼェんだよ!」バキッ

    「ぐっ……」ヨロッ

    「死ねやオラァ!」ドガッ ボカッボカッ

    「う、ぐっぅぅ」

    「や、やめっ!やめてってば!やめろって!」

    「糞ガキがッ!調子乗ってんじゃねえぞコラ!」ガッガッ

    警官「コラァ!!何してんだ!!!」ピー

    18 = 1 :

    「チッ……」 「やべっ逃げようぜ!」

    警官「こら待て!」タタタッ

    「いっつつ……」ヨロヨロ

    「だ、大丈夫か!?け、怪我はっ」

    「へ、平気です。こんなのなんともないです」

    「ぜ、全然平気そうに見えないけど……」

    「……すいません。お姉さんに迷惑かけちゃって」

    「え?あ、ああっ!全然私はほらなんともないから!」

    20 = 14 :

    投下遅ぇよ!

    21 = 1 :

    「な、なんでこんな事を?」

    「お姉さんが悪い人に絡まれてて困ってるように見えたから……」

    「あははは……ありがと」

    「すいません。はは、かっこ悪いっすね俺……」

    「んーん。かっこよかったよ?でももうこんな事しないでね」

    (どう見たって敵わないんだから変な正義感で喧嘩吹っかけてんじゃねーよバカ!)

    22 = 1 :

    「ほ、本当ですか?」

    「うん。私のためにありがと。ハンカチあるけど使う?」スッ

    「ぁ、ありがとうございますっ」

    「それあげるよ。今度もし会えたら返してくれればいいからね」

    「は、はい!」

    「それじゃ私はもう行くね」

    (あービックリした。それにしても弟が意外と根性あるとは思わなかったなあ)

    23 :

    血族でのセックスって相性いいらしいよなぁ(チラッチラッ

    24 = 1 :

    (弟も思ったよりカッコイイじゃん。これなら好きだって女にも案外上手く行くかもな)

    (でもめんどくせー事になる前にさっさと逃げよ。警察と話すのとかだるいし)

    「あ、あの!!」

    「……なに?」

    「そ、そ、そのっ……れ、連絡先……教えてもらえませんか!」

    「はあ?え?なんで?」

    「そ、そのぉ。実は……す、す、好きです! 付き合ってください!!!」バッ

    「は、はあああ!?」

    25 = 1 :

    「い、いやちょっと待って。意味が分からないんだけど……」

    「ずっと好きでした!お願いします!」

    「そんな事言ってもお互い今日知り合ったばかりだし」

    「ま、前々から電車とかでお姉さんの事は見かけてて……一目惚れしててその」

    (え?ち、ちょっと待ってくれ。これってつまり?)

    「今日もたまたまお姉さんの事見かけて!お願いします!俺本気なんです!」バッ

    (いやいや、ないわぁ。てか一目惚れした女って俺の事かよ……確かに俺は可愛いけどさあ)

    26 = 1 :

    「急に言われても困っちゃうなあ……」

    「だ、駄目……ですか?」

    「ごめんね」

    「ぁ……」

    (うわぁ。なんだろう胸が痛い。こんなの何度も経験してきたのに)

    「そ、そう、ですか。すいませんでした……」グスッ

    「うっ……」

    「あ、これも返します……ありがとうございました……」トボトボ

    「ま、待って!」

    27 = 1 :

    「はい……?」

    「そ、その……付き合うのは無理、だけど友達なら……」

    (お、俺は何言ってんだ。相手は弟だぞ?)

    「ほ、ほ、本当ですか!?」パァッ

    (やべえちょっと可愛いなこいつ)

    「うわあ……うわあああ!!!夢みたいです俺!!」

    「付き合うとかじゃないからね!分かってる?」

    「はい!分かってます!」ニカッ

    28 :

    >>23
    そーなの?

    29 = 1 :

    「あ、あとこれ。ハンカチ!」グイッ

    「あっはい」

    「来週また同じ場所で同じ時間にハンカチ返してくれれは゛いいから……」

    「は、はい!!絶対来ます!何があっても絶対遅刻しないです!」

    「ははは……それじゃあ、またね」

    「はい!来週楽しみにしてます!」

    30 = 1 :

    (うわー……やべえ。何してんだ俺)

    (なんだか可哀想に思ってついへんな事言っちまった)

    (相手は弟だぞ?ありえねーだろ。来週どうすっかな)

    (そうだな、別に行かなきゃいいだけの話しだよな)

    (弟には悪いが、儚い恋だったんだよ。知らない方が良い事もあるんだ)

    (弟と帰り鉢合せしないように時間ズラして帰らないと。トイレで着替えるか)

    31 = 1 :

    「ただいまぁー」ガチャ

    「ふふふ」ニコニコ

    (うわっ……めっちゃ機嫌良いじゃねーかコイツ)

    「あ、兄ちゃんお帰り!」

    「お、おう」

    「聞いてくれよ!実はさ……話してた一目惚れの人に告白したんだよ!」

    「あー……そうなんだ」

    32 = 1 :

    「付き合うのはまだお互いの事知らないから駄目だけど友達なら良いって!」

    「へー」

    「あーマジで夢みたいだ!最高の一日だよ!」

    「それよりお前その怪我大丈夫なのかよ」

    「ふっ……男の勲章って奴かな」

    「ははは。バカだろお前」

    「今の俺は何言われても全然へっちゃらだぜ!」

    33 = 1 :

    「なんたって俺来週またあの人と会えるんだもんね!約束しちゃった!」

    「本当かよ?いくら待ってもこないかもしれないぜ?」

    「そ、そんな人じゃねーよ!それにほら!このハンカチ来週返してくれればって渡されたんだから!」

    (それ俺が100均で買った安物だけどな)

    「俺このハンカチ宝物にする……」

    「でもさあ、俺の経験からするとその女とはもう関係続かないと思うけどな」

    34 :

    可愛い

    35 = 1 :

    「な、なんでだよ」

    「だって連絡先もしらねーんだろ?」

    「う……なんでそれを……」

    「あ、いや。まぁその場限りのその日限りのテンションだったりすんだよそういうのは」

    「そ、そんな事ないって……ハンカチだってあるし……」

    「ぜってーそうだって!そんなハンカチ一枚に価値ねーだろ?兄貴として忠告してやるからさぁ諦めとけって」

    (まぁこうやって言っておけば来週俺が行かなくてもダメージは多少軽減されるだろ……)

    「ぅぐっ……ひぐっ……」グスグス

    36 = 9 :

    ほっしゅほっしゅちんぽっぽ

    37 = 1 :

    「え、な、何泣いてんだよっ」

    「な、泣いてねえし!」グシグシ

    「あ、あーその俺が言いすぎだったかもしんねーわ。悪かったよ。だから泣くなよ」

    「だから泣いてないつってんだろ!」グズグス

    「わ、分かったよ。悪かったよ。俺意地悪な事言っただけだから安心しろって」

    「……」

    「お前の好きな女はそんな奴なのか?」

    「違う!……と思う」

    「じ、じゃあ信じろよ?な?」

    38 = 1 :

    「言われなくても最初から疑ってねーから」

    「あ、ああ。そうか」

    (って俺は何してんだよ!弟励ましてどうすんだ!)

    (こんなの簡単だろ!何人女をやり捨てして遊んで振ってきたと思ってんだ)

    (弟相手だったら女振るより簡単だろーが……)

    「はー。楽しみだな……」ハンカチサワサワ

    「……」

    39 = 1 :

    ~1週間後~

    「なぁ兄ちゃん。俺この格好変じゃないかな?」

    「あ、ああ。いいんじゃねーの」

    「真面目に考えてくれよ!俺今日あの人と会うんだからさ!」

    「分かってるって!嫌になるほど考えたわ!」

    「そ、それなら良いんだけど。遊ぶのになんかアドバイスとかない?」

    「あ?しらねーよそんなもん。自分で考えろよ」

    「んだよそれ……ってああ!時間ヤバい!いってくる!」バタンッ

    40 = 1 :

    「あ、おい!って行っちまった……」

    「時間って言ってもまだ1時間くらい余裕あんだろ。どんだけ待つつもりなんだよ」

    「たくっ!あーあバカらしい!どうせ待ったって誰もこないのによ!」

    「……あー女から遊ぼうってメール来てんじゃん」

    「んー?おーこれはそのままヤレるパターンだな。あの日から無駄に悩んじまった所為で全然性処理できなかったんだよなあ」

    「久しぶりに一日中抱きまくるか!」

    「よし!遊びに行く準備しねーとな!」

    41 = 1 :

    「あ!おーい!こっちこっち!」

    (あああああ!!!結局来ちまった!しかも大声出してんじゃねーよ!)

    「……待った?」

    「ぜ、全然!俺も今来たところ!」

    (嘘つけお前1時間も早く家出てただろうが)

    「あ、あの。映画見ませんか?チケット2枚あるんですけど……」

    42 = 19 :

    伸びない癖に定期的に立ててるよなお前
    女装絡みの性癖の奴ってなぜかこんな感じの奴ばっかなイメージ

    44 = 1 :

    「……」チラチラ

    (くっそつまんねー映画だな……なんだよこれ。弟は楽しいのか?)チラッ

    「……あっ……す、すいませんっ」バッ

    (うっわあ~目が合っただけでこの慌て様とか童貞臭すぎだろ)

    「あはは。気にしなくていいよ」

    「す、すいません……綺麗だなと思って……」

    (何言ってんだこいつは。バカじゃないのか?……ちょっとからかってやるか)

    47 = 1 :

    (弟の指触って……と)チョンチョン

    「……!」ビクッ

    (ぷくく。分かり易い奴だなあ)サワサワ

    「ぅ……あ、あの……」

    「なに?どうしたの?」ニコッ

    「な、なんでも……ないです」カァァア

    「ふふっ」スリスリ

    (あーおもしれーww最近こういう反応なかったから中々新鮮だなwww)

    48 = 1 :

    「……」サワサワ スリスリ

    「……」ピクッピクッ

    (平常心装うとしてるのバレバレwww面白すぎるww)

    「ねえ」

    「は、はいっ」ビクッ

    「指絡めてよ」

    「え、えと……あの……」

    「手握って映画見よ?」

    「は、はい」ギュッ

    49 :

    これ兄って声とかどうしてんの

    50 = 1 :

    「映画面白かったねー」

    「あ……す、すいません。全然内容入ってこなかったです……」

    「えー何それー。一緒に見ようって言ったのに」

    「ご、ごめんなさい!て、手握ってたらどきどきしちゃって……!」

    「手汗凄いもんねww今も握ったままだから分かるよwww」

    「あ、ああっ!?ごめんなさい!」パッ

    「あはは、気にしないで」ニッコリ

    (コイツどんだけ正直というかアホなんだ?彼女できたら苦労するぞ……)


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