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    元スレ塞「今年のインハイは麻雀じゃないらしい」胡桃「へ?」

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    352 = 249 :

    これが即興とは

    353 = 267 :

    シロマジ万能

    354 = 158 :

    三尋木の予想通り、後半の宮守は前半と打って変わって防戦一方に追い込まれた。

    胡桃「ぐっ!もうシロッ!ダラけてないで守備にも参加する!」ぷんすか

    シロ「…仕方無いなぁ」ハァ

    実は前半のシロは守備をサボってる様に見えて、絶妙なポジショニングでパスコースを消していたのだが

    この試合は実は4対5である事に気付かれてしまっては、その余裕も無く守備へと走る羽目になっていた。

    末原「よくも騙してくれたなぁ!恨みは百倍にして返したるで!」ドカッ!

    洋榎「ナイスパスや!もろたでー!!」ドカァッ!!!

    「ぐぅっ!!」バシイイイッッ!!!

    洋榎「ちぇっ正面かいな。よう止めたな~」

    (…この人コントロールはイマイチだけどシュートの威力ハンパ無い)

    (こんなの何本も受けてちゃ身が持たないよ…)アセ

    356 = 157 :

    >>1は何者なんだ

    357 = 158 :

    エイス「アッ!」ガガッ

    由子(ちょっと削りに行けばこの通り。当たりに弱過ぎなのよー)

    由子「恭子!カウンター行くのよー!」ポーン!!

    胡桃(くっ!周り込んで…)ダダダッ

    末原「よしっ!……主将、頼みます」スッ

    胡桃(なぁっ!?スルー!?)

    洋榎「左がガラ空きやっ!!!」ドゴンッ!!!

    シロ「くっ………!」チッ

             ガンッ!!!

    えり「強烈なミドルシュート!!しかし惜しくもバーに嫌われました!」

    「まだ行けるっ!」ダダダッ!

    えり「まだボールは生きている!キーパーは体勢を戻せていない!これは決定的ーー

            バシュウウウッ!!(観客席へ)
     

    358 = 292 :

    >>356
    俺はしがない代行です

    359 = 157 :

    >>358
    それはそうだが

    360 = 158 :

    「あ………」タラリ

    洋榎「す~~~~~~ず~~~~~?」

    由子「お仕置き決定なのよー」

    末原「これは三箇所油性やな」キュポン

     ソレダケハカンベンシテクダサーーーイ!! ニゲルンヤナイデー!! トリアエズナグラセルノヨー!


    「ふ~~~…今のはホント僥倖という他無いね」

    胡桃「まだ11分もある…。体力も尽きかけだし、逃げ切れる気がしない…」ゼェゼェ

    「弱気になっちゃ駄目だよ。私達は今勝ってるんだから、このまま守り切れば勝てるんだ」

    胡桃「…そうだね。その希望に縋って走り切るよっ!!」

    361 = 279 :

    プロでも宇宙開発乱発するからしゃーない

    362 = 267 :

    >>358
    っていうかお前いたんか

    363 = 158 :

    何本シュートを打たれても、どれだけボールを支配されようとも

    ゴールを決められずに耐えきれば勝てる。その希望を胸に、宮守は必死の全員守備を展開し続けた。

    しかし―――


               バシュウウウウッ!!!


    「な………?」

    「よ、よっしゃああああああっ!!!」


    後半13分。無情にも、上重漫のミドルシュートが宮守のゴールネットを揺らした。

    364 = 177 :

    これはつらい

    365 :

    >>361
    北澤さんのことかーっ!

    366 = 158 :

    えり「ゴーーーーール!!!姫松二年の上重選手!」

    えり「端から端への対角線シュートでゴールの右上隅へと叩き込みましたっ!!姫松同点!!」

    「これは仕方が無いねえ」

    「勝ちが見えて気持ちに緩みが出た…っていうなら後悔の仕様もあるけど、こんな急な爆発は読みようが無い」

    えり「宮守の臼沢選手はまだ呆然とボールを目で追ってますね…」

    「彼女は本当に良いキーパーだよ」

    「愛宕妹ちゃんと違って、見た目に分かり易い上手さがある訳じゃないけど」

    「上手く相手を『塞いで』…シュートがゴールを逸れる様に仕向けてた」

    えり「逸れる様に仕向けてた…?」

    「けど流石に、警戒の外からの攻撃は塞ぎ様が無かったねぃ。残念残念」

    367 = 190 :

    豊音ちゃんが責任感じて泣いちゃうからやめてあげて!

    368 = 160 :

    そろそろコンマ判定かな?

    370 = 158 :

    残り7分で同点に追い付かれた。この事が宮守に与えた衝撃は測り知れない

    愛宕絹恵が守るゴールをこじ開ける術を持たない宮守は、次に点を獲られる事はそのまま敗北に直結する

    そして仮にこのまま耐え切る事が出来たとしても、待っているのはサドンデスのPK勝負。

    PKは運の要素が強いとはいえ、やはり愛宕絹恵がゴールを守る姫松の有利は動かない。

    縋っていた希望が消え、現状は勝ち目が薄く、ミスをして点を失えば敗北を意味する。

    様々な要因で展開された暗く重い空気の中…悲劇は起きる。


    エイス「シ・・・アッ!?」

    洋榎「迂闊なパスやったな」バッ!(パスカット)

        ダッ!!!

    シロ(ヤバい…!!)

    371 = 217 :

    それでもシロなら…シロならきっと何とかしてくれる…!

    372 = 293 :

    安価捌き検定一級の資格保持者がいるスレ

    373 = 239 :

    ここまで空気の姉帯さん
    信じとるで!

    374 = 158 :

    (くっ!こうなったら私が出るしか…!)ダダッ!

    洋榎「エエ判断や。ほな1on1と行こか!」スッ カカッ!

    (フェイント…!落ち着け、ボールをよく見るんだ!)

    (これは右に抜くと見せかけての左―――

    洋榎「…………」ダンッ!! 

    「と思わせて切り返す!!読み通りっ!!」バッ!!

          フワッ

    「え…?」

    洋榎「アンタはよー頑張った。けど」

    (右でも左でも無く……上―――!?)

    376 = 158 :

    洋榎「読み合いでこの愛宕洋榎に挑んだのが間違いやったな」スッ

    軽く浮かせたボールで塞を抜き、もはや洋榎とゴールの間に障害物は何も無い。

    (ちくしょうっ…!!)グスッ

    その事が示す意味を悟り、塞の目の端に涙が滲む。
    逆転に沸く姫松と、絶望に打ちひしがれる自分達の悪夢の様な未来が鮮明に見える。

    377 = 158 :

     

    洋榎「これでしま…な!?」

      ズザザザザザザザーッ!!! ドカッ!!!


    だが、その未来が訪れる事は無かった。

    (あ………)

    シロ「……………」

    「や、やった!!凄い!流石シロっ!!よく戻ってくれ…!」

    シロ「…………っ」ウツムキ

    「な、なんでそんな顔してるの?折角大ファインプレー決めたのに…」クルッ

    「!?」

    振り返った塞の目に写る光景は、カードを高々と掲げる審判の姿だった。

    色は――――赤。

    訪れたのは、それ以上の悪夢。

    後半17分。宮守女子高校三年小瀬川白望――――退場

    378 = 267 :

    しろおおおおおおおおおおお

    379 = 244 :

    手から行ったんか?

    380 = 292 :

    シロサボりたかっただけなんじゃ……

    382 = 277 :

    ガーナ戦のスアレスを思い出した

    384 = 292 :

    テクニカルゾーンとかあんの?

    385 = 284 :

    ま、まだエイスリンが…

    386 = 177 :

    ピンチ

    388 = 158 :

    末原「主将。足、大丈夫ですか?」

    洋榎「あぁ。何ともないわ」ピョンピョンッ

    由子「流石の頑丈さなのよー。でも大事を取って、PKはこの私が…」

    洋榎「何美味しいトコ持って行こうとしてんねん」ビシッ

    洋榎「ウチがゲットしたPKなんやから当然ウチが蹴る!これで宮守に引導渡したるわ」

    末原「まぁ、あの厄介な小瀬川が退場してくれたんやから既に勝負は付いたようなもんですけどね」

    洋榎「油断大敵。ま、ウチに全部任せとき」スッ

    末原「一度たりとも疑った事なんて無いですよ。…お願いします」パンッ!

    389 = 365 :

    チャージに行って一発レッドってどんだけエグいタックルかましたんだ……

    390 = 158 :

    洋榎(…実際、大した奴やで。ホンマ)

    洋榎(あの時、あのギリギリの状況で小瀬川のスライディングはちゃんとボールに行っとった)

    洋榎(放っときゃクリアされて、あの超ウルトラ大チャンスが無に帰してたやろ)

    洋榎(そうなった時に起こるであろう『流れ』は…想像も出来ん。絹といえどもまず止められへんかったやろな)

    洋榎(それを恐れたウチはあの時咄嗟に…足を、引いた)

    洋榎(その結果、小瀬川のスライディングは先にウチの足に当たってすっ転んだ訳やけど…)

    洋榎「………」じっ

    シロ「…………」ウツムキ

    洋榎(悪いな。でもウチらもこんなトコで負ける訳にはアカンねん)

    洋榎(お前達を喰って…次に進ませてもらう)ザッ

    392 = 158 :

    「……………」フー

    (…さっきのシロの様子)


    シロ『…申し訳ありませんでした』ペコッ スタスタ・・・

    『シ、シロ……』

    シロ『………~』ボソッ

    『っ!』


    (初めて聞いた…シロのあんな声)

    (とても痛そうで、悲しそうで苦しそうで…。そのまま消えてしまいそうな、か細い声で)

    (『ゴメン』なんて……)

    エイス「サエ」

    「エイスリン…」

    393 = 177 :

    強豪校エースののえげつない判断力

    394 = 158 :

    エイス「サエ、オネガイガアル」

    「お願い…。何?」

    エイス「トメテ」

    「!」

    エイス「ワタシタチ、マケチャ、ダメ」

    エイス「ゼッタイ」じっ!

    (エイスリン…そんなに震えて。でも……泣いてない)

    胡桃「私達からもお願いするよ。塞、死んでも止めろ」

    「それは脅迫なんじゃ…。大丈夫!私も後ろから外れろ~って念を送ってるから!」

    「胡桃…トヨネ…」

    396 :

    でもここで止めても姫松優勢は変わらないよね

    398 :

    (…どうして?なんて野暮な事絶対言えないね。勝ちたい理由は、分かり切ってる)チラッ

    シロ「…………」

    (いつも私達の為に頑張ってくれた…らしくも無くマジ凹みしてるあのバカを助ける為に)

    (私が出来る事は―――!)

    「…オーケー。皆の気持ち、受け取ったよ」ニヤッ

    エイス「サエ!」

    胡桃「………」フフッ

    「私を誰だと思ってるの?宮守女子高校の部長にして、岩手の守護神!」

    「おおっ!」

    「こんなピンチ…」


            「――――らくしょーで塞いでみせるよ」

     

    399 :

    ゴッ!

    400 :

    アーイキソ


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