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    元スレ塞「今年のインハイは麻雀じゃないらしい」胡桃「へ?」

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    151 = 4 :

    NZ出身だし悪路には慣れてそう

    152 = 3 :

    シロ「そりゃあエイスリンが勝つよなぁ…」(モニター見ながら)

    シロ(単純な身体能力なら、エイスリンと阿知賀の小さい人と大差は無い。むしろ少し劣ってる位だろう)

    シロ(差があるのは…『観察眼』)

    シロ(無数の風景画を描いて来たエイスリンの眼は、目の前に写る道の)

    シロ(『理想のルート』を瞬時に看破する。後はそれに従って走るだけ)


    トシ「そういう訳でオフロードコースに置いてみた訳だけど、これは大正解だったみたいだね」

    赤土「そんな馬鹿な理屈が…」アセ

    トシ「この世界は結果が全てだよ。この大差を覆すのは簡単な事じゃない。これは決まったかねぇ…」フフッ

    赤土「………ふっ!あっはっはっはっは!」

    トシ「!…何がおかしいんだい?」

    赤土「…いえ、その通りだと思いましてね。熊倉さん」

       「―――この程度の差しか付けられないんじゃ、勝負は決まりですよ」


    第三コース 登り(ヒルクライム)

    宮守女子高校 鹿倉胡桃  vs   阿知賀女子学院 高鴨穏乃

    153 = 3 :

    >>152
    訂正
    第四コース 登り(ヒルクライム)

    154 :

    本命来たか

    155 = 25 :

    あ^~シズがぶっちぎっちゃう~

    でも宮守メインだしアコチャーにはイケメンシロの犠牲になってもらわなきゃ(無慈悲)

    156 :

    外人は良く自転車で通学してるね
    意外とエイスリンもそうなのかもしれない

    157 :

    なぜ即興でここまで込んだロードレースが展開できるのか

    158 :

    「くっそおおお!」ガガッ! グルグルッ!!

    穏乃「灼さん!」ぶんぶんっ!

    「ゴメンっ!相手はいつ頃出た!?」

    穏乃「えーと…そうですね。大体10分前位でしょうか」コキコキ

    「なっ――――」ボロボロ

    第四コース。後半に入って残り10キロを切った時点で10分という大差

    それが意味する事を理解した灼の頬が涙に濡れる

    「ごめんっ!私、部長なのに…私の所為でこんなっ…!」ボロボロ


           「―――大丈夫ですよ、灼さん」キュッ!


    「え……?」


             ドガンッ!!!!!

    159 = 157 :

    あらたそがんばったそ~

    161 :

    安価取ったけど>>1が出来る子でよかった

    162 = 158 :

    シロ(あ。漸く、阿知賀の副将にバトンが渡ったか)

    「おっ来た来た~♪」

    シロ「…随分余裕だね。もうウチの副将はコースの半分を過ぎてる位だろうし」

    シロ「もっと焦ってても良さそうなものだけど…?」

    「焦る?私がですか?」

    「あははっ逆ですよ逆。普通レースで焦るのは追われる方でしょ?」

    シロ「…ここまでの大差があるのに、私達が焦る?」

    シロ(それほど自分の実力に自信があるのか…?二人でここから逆転出来ると)

    「訳分かんないって顔してますね。答えは簡単ですよ」

    「アタシはシズを――――信じてるって事です」ニヤリ

    シロ「――――っ!」ゾクリ

    164 = 161 :

    >「アタシはシズを――――信じてるって事です」ニヤリ

    レズ特有の鋭い眼光

    165 = 158 :

      ドガンッ!!!!!

    シロ「!?」

    「ひゃっほー♪」

    シロ(気を付けて胡桃…!阿知賀の副将は、高鴨穏乃は―――)


    胡桃(ふー。一人で山道を延々登るっていうのはなかなか辛いものがあるね)

    胡桃(ま、それが出来る程、圧倒的なリードをエイちゃんが作ってくれたって事なんだから贅沢な悩みだけど)

    胡桃(もう勝負は決した様なものとはいえ、ウチのアンカーはシロだけに油断は出来ない)

    胡桃(このままリードを…ん?)

    胡桃「何…?この音」

    166 :

    所詮妖怪軍団ごときが山の神に歯向かう事自体間違いだったのだ

    167 :

    大自然の申し子に肉体勝負を挑もうというのがそもそもおかしいのだ

    168 :

    アコチャーもシズについていける程度のスペックはある模様

    169 = 157 :

    だいたいなんで訓練も積んでない女の子に総距離30キロも自転車で走らせるんですかねぇ

    170 :

    それでもシロなら……シロならなんとかしてくれる

    171 :

    もう(宮守に勝ち目)ないじゃん…

    172 = 158 :

    胡桃(車輪の回る音みたいに聞こえるけど、そんな訳無いよね)

    胡桃(私と阿知賀には10分位の差は開いてるはずだから、まだ阿知賀がスタートしてから)

    胡桃(精々2、3分しか経ってない。音なんて聞こえる訳――)

       ――――シャアアアッ

    胡桃「!?」ビクッ!

    鹿倉胡桃の体が跳ねる。
    無理も無い。どう考えてもこの状況で聞こえるハズの無い音が、大きくなってくる。近付いて来る


    ―――――尋常じゃ無いスピードで

     

    173 = 161 :

    >>169
    >全30キロのコースを、5人のリレーで走る

    一人6kmなら何とか

    174 :

    さすがシズ

    175 = 158 :

    胡桃「う、うわああああああっ!」グンッ!! グルグルグルッ!!

    恐怖で半ばパニックになりながら、胡桃がペダルを踏む。

    鹿倉胡桃は決して運動神経の悪い少女では無い。小柄な体はクライマー向きだし

    実際、クライム能力なら阿知賀と宮守を足した10人の中でも2位に付ける。

    だがそれでも、自分の全力を出して登っても、音はどんどん迫って来る。

    そして遂に、カーブを抜けてその正体が姿を現した。


         穏乃「見えたあっ!!!!!」シャアアアアッ!!!


    胡桃「な、なんで!なんでえええええっ!!!」


    絶叫する彼女を、圧倒的リードを無に帰した胡桃を責めるのはあまりに酷というものだろう。

    阿知賀女子学院一年 高鴨穏乃

    彼女の持つ異名は―――――――――『山の神』 

    176 = 161 :

    エンジンのかかったカンチェラーラ並に速そう

    177 :

    焦る胡桃ちゃんかわいい

    178 :

    >>2
    イーペーコーも付いてね?

    179 :

    自転車対バイクみたいなもんか

    180 = 170 :

    >>178
    ここだけの話だけど四暗刻単騎待ちだぜ

    181 = 158 :

          シュンッ!!!

    胡桃「」

    疾風の様な鋭さと、烈火の様な猛烈さで一瞥も無く穏乃は胡桃を抜き去った。

    胡桃(おかしいおかしいおかしいっ!!何なのアンタ!ここは山!登りだよ!?)

    胡桃(傾斜だって20度はあるのに!何でスプリンター並のスピードで……)

         胡桃「~~~っ!そんなに楽しそうにっ!!」


    穏乃「ははっ!あははははっ!良いねっやっぱり山は最高だよ!」グングングングンッ!!!

     

    182 :

    全然関係ないけど鳥人間コンテストのあれ思い出してしまった

    183 = 158 :

    ヒトが神に挑んだらどうなるか、その答えの様な結果となった第四コース。

    穏乃「憧ーーーーっ!!!」

    シロ「っ!!!」

    「さっすが~!…てかいくらなんでも速過ぎでしょ」ナデナデ

    穏乃「へへっまだまだ走り足りないけどねっ。下りも行っちゃ駄目?」

    「駄目に決まってるでしょ。後はアタシに任せときなって」

    「それじゃ、お先ですね~」シャアアアッ!!

    シロ「…………」

    憔悴しきった顔の胡桃がシロの所に辿り着いたのは、それから更に258秒後。
    残りの距離、先行している憧の位置。
    目を閉じて状況を分析した小瀬川白望は、迷わず決断した。

    184 :

    アブゥ・・・

    186 = 157 :

    ニアあきらめる

    187 = 167 :

    つダルいので諦めよう

    188 = 170 :

    ノーブレーキ

    189 = 158 :

    「…………」

    「…………」

    エイス「…………」

    それぞれのチェックポイントで、モニターを眺めて居た三人は勿論理解している

    今の状況。宮守女子高校麻雀部の二回戦進出は、絶望的だという事を。

    「…………ふぅ」

    悔しくは無かった。
    それぞれが全力を出し切った事は何の疑いも無く理解しているし、それでこれだけの大差をつけられたのだから
    これはもう――相手が悪かったという他無い。

    宮守女子高校よりも阿知賀女子学院は強かった。残念だけど、仕方無い。


    ―――そう納得する一方で、自分が相反する感情を持って、『期待』している事も塞は感じていた。

    (それでも……)

    (それでもシロなら…)

    エイス(キット……!)

    190 :

    読者とキャラのシロへの信頼感の差が

    191 = 158 :

    こーこ「し、信じられません!信じられない事が起こっている!!!」

    健夜「こ、こーこちゃん落ち着いて…」

    こーこ「それは第四コースでも起きていました!高鴨穏乃選手による超スペシャルウルトラ大逆転劇!」

    こーこ「し、しかしこれは或いは…それすらも凌駕するビックイベント(?)だぁっ!!」

         
        「宮守女子小瀬川白望選手っ!!ノーブレーキで坂を下っています!!」


    シロ「―――ホント、ダルいことになったなぁ」ギュオンッ!!!

    192 = 157 :

    シロはやってくれると思ってました!

    193 = 163 :

    正直シロは神だと思っている

    194 = 167 :

    し、死んでまうぞ…

    195 = 158 :

    赤土「な、なんなんだあの子…命が惜しく無いのか!?」

    トシ「…元々、恐怖とかの感性が鈍い子ではあるけどね」

    トシ(判断を誤れば直ぐにガードレールに激突、或いは転倒して)

    トシ(大怪我は逃れない。下手すれば死…恐くないハズが無い)

    トシ(だけどやらなければ敗北は確定。天秤に掛けて…白望は決断した)

    トシ(仲間の為に恐怖心を…自分の命を捨てる覚悟を決めた)

    トシ「いつもはダルいダルい言ってる癖に…そりゃモテるわけだね」フフッ

    196 = 177 :

    シロはイケメン

    197 :

    自転車部ならカッコいいが、急遽ぶっつけでやるのはクレイジーすぎる

    199 = 158 :

    シロ(乗ってるだけで進むから理由でアンカー引き受けたのに)

    シロ(結局自分で漕いじゃってるんだから意味無いよなぁ…)

    シロ(…けどまぁ)

           『シロぉ………ッ!』ボロボロ グスグス

               ポムッ

           『―――勝って来る』

    シロ(言っちゃった以上は、責任を持たないとね)

    シロ(大事な仲間を泣かせてくれた借りも返しておきたいし―――!!)

    200 :

    イケメンすぎ濡れた


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