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    元スレ塞「今年のインハイは麻雀じゃないらしい」胡桃「へ?」

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    851 :

    鶴賀

    852 = 762 :

    もいっこksk

    853 :

    センター試験 1人1教科受ける(理科、社会は選択)

    857 = 851 :

    水上騎馬戦

    858 = 762 :

    三回が三回ともまったく可愛げのないガチバトルなのはなんでなんですかねぇ……

    859 = 842 :

    龍門淵と鶴賀のチキンラン対決

    チキンゲームのこと?

    861 = 733 :

    おまけ

    「たのもー!」

    透華「龍門渕高校麻雀部が遊びに来ましたわよ~!」

          ガチャッ

    かじゅ「いらっしゃい。遠い所わざわざすまなかったな」

    「どうせ今日は特に予定無かったら、気にしないで下さい」

    「清澄の試合も今日は無えしな」

    ワハハ「まぁ試合と言っても麻雀じゃないんだけどなー」ワハハ

    10人「………………」

    「なぁ、なんで咲達は麻雀をしてないんだ?」

    モモ「知らないっす。何だかんだで勝ち進んでるのは喜ばしい事っすけどね…」アハハ…

    862 = 853 :

    ワハハと衣が出会ってしまったか・・・

    863 = 733 :

    かじゅ「まぁ…協会も何か意図があるんだろう。私達には想像も出来ない様な何かが」

    「あったとして、それぞれこれまでの努力を全スルーして良い理由にはならないと思いますけどね」

    ワハハ「視聴率は例年より大分良いっていうのも、何だかなぁって思うよなー」

    透華「まぁ、清澄に負けた私達がここで何を言っても仕方無いですわよ」

    透華「それより、折角二つのチームが此処にあるんですから勝負をなさいません?」

    睦月「勝負って…二チームじゃ麻雀は無理ですから、もしかして?」

    透華「えぇ。インハイに習って、私達もここで麻雀以外の何かで勝負をいたしましょう!」

    透華「エキシビジョンマッチ。今やっているインハイの試合以上に熱い戦いをわたくしは所望してますわっ」

    864 = 791 :

    桃子のバスケか

    865 = 829 :

    >>862
    カンコロ…チキンラン…あっ(察し)

    866 = 733 :

    「スミマセン。ウチのお嬢様はどうにも影響を受け易くて…」アハハ…

    かじゅ「フム…。でも、良い案かもしれないな」

    かじゅ「たまには麻雀以外の戦いをやってみる事で、それがまた麻雀に生きる事もあるだろうし」

    モモ「そうそう無いと思うっすけど…。先輩がそう言うなら異論は無いっす」

    ワハハ「私もべつにいいぞー。むっきーと佳織も良いよな?」

    睦月「ハイ」

    佳織「私に出来る事なら良いけど…」ドキドキ

    867 = 733 :

    透華「では早速善は急げ!智紀、例のものを持って来なさい」

    智紀「うん…はい」トンッ

    かじゅ「これは…?」

    透華「古今東西の色々な勝負形式が書かれたカードが入ってる箱ですわ」

    透華「ここから一枚引いて、そのテーマで勝負を致しますわよ!」

    かじゅ「了解した。勝負方法はテーマを見て決めるという事だな」

    透華「えぇ。では衣、一枚カードを引いて下さいます?」

    「うんっ!」ピョコピョコ スッ


             『チキンラン』


    鶴賀「!?」

    868 = 851 :

    モンブチがみんな18歳未満なんですがそれは……

    869 = 733 :

    かじゅ「チ、チキンラン…?」

    透華「あら。随分とオーソドックスな勝負形式となりましたわね」

    睦月「オーソドックス…?」

    モモ「あ、あぁ。アレっすね、チキンランと言ってもただの比喩で」

    モモ「実際はもっと別の平和的な度胸試しを…」

    「とーか。でもここじゃあコレは出来ないんじゃないか?」

    透華「そうですね。場所を変えましょうか」

    透華「ハギヨシっ!」パチン

    ハギヨシ「かしこまりました。こちらのお車へどうぞ」

    モモ「……………」

    870 = 816 :

    特攻の拓みたいな原付のチキンランなら大丈夫じゃね?

    871 = 733 :

    そして

      ザザーーーン…  バッシャーン……!

    透華「うーん。潮風が気持ちいいですわね~」ンーッ

    かじゅ(…なんだこの火サスのラストみたいなガチな崖は……)

    モモ「先輩、向こうに古い車が10台ほど用意してあったのは私の見間違いっすかね……」アセ

    透華「さっ始めますわよ。舞台を用意したのはこちらですから」

    透華「どの車に乗るかは先に皆さんに決めて頂いて構いませんわ」

    かじゅ「いやいや雰囲気に流されてここまで来てしまったが、これは駄目だろう」

    「なにがだ?」きょとん

    かじゅ「何がって…。まぁ色々あるが、そもそも私達は免許を持っていないだろう?」

    ワハハ「私はあるけどなー」ワハハ

    かじゅ「黙ってろ」ゲシッ

    透華「あぁ、その事なら問題ありませんわよ。ここは龍門渕の私有地なんですから」

    鶴賀「私有地!?」

    透華「なので好きに運転して頂いて全く問題ナッシングですわ!さ、どうぞ?」ニコッ

    873 = 733 :

    人の良い鶴賀の面々はその楽しそうな笑顔に文句を言う事は出来ず

    車とオーダーを決めて、鶴賀vs龍門渕のエキシビジョンマッチは始まった。


    先鋒 加治木ゆみ vs 国広一

    次鋒 津山睦月 vs 沢村智紀

    中堅 東横桃子 vs 井上純

    副将 妹尾佳織 vs 龍門渕透華

    大将 蒲原智美 vs 天江衣

    874 = 733 :

    ちょい休憩っす

    877 :

    かんころ……
    チキンラン……

    安価とった時点で絶望しか見えない

    878 = 849 :

    しえん

    879 = 733 :

    かじゅ「では…行って来る」アセ

    モモ「先陣を切って体を張る先輩ちょーカッコ良いっす!」

    モモ「でも、無理はしないで下さいよ?先輩が死んだら私…」キュッ

    かじゅ「大丈夫だモモ。私は死なない」

    かじゅ「この勝負できっと何かを掴んで、モモの所に帰って来るよ」フッ

    モモ「~~~!先輩~~~っ!」ダキィッ!!

    「…あのーもう始めても良いですか?」

    ワハハ「ウチのバカップルが迷惑かけてすまないなー」


    かじゅ(こ…ここが限界か…?)キイイイイッ!!

    「残念。もう三メートルは余裕がありましたね」キイイイッ!!


    先鋒戦を制したのは龍門渕。まず龍門渕に白星が一つ輝くことになった。

    880 = 848 :

    一ちゃん肝据わりまくりやな

    881 = 733 :

    「さっすが国広くん」パチパチ

    「アハハ。まぁ伊達に元サーカス団員じゃないからね」

    「スリルを楽しめる位じゃないとやってられないよ」

    透華「加治木さんも初めての運転にしてはなかなかでしたけどね。やはりギャンブルの素質のある方ですわ」

    「次はともきーだな。がんばれ!」

    智紀「…うん。路面と馬力を考えれば最適ポイントは…」ブツブツ


    睦月「う…うぅっ……!」キイイイッ!!

    智紀「…勝ち」キイイッ!!


    次に行われた次鋒戦も、勝ったのは龍門渕の沢村智紀。

    二勝目を挙げて、早くも龍門渕がリーチを掛けた。

    883 = 733 :

    そして続く中堅戦――


    モモ(こ、このあたりっすかね…?)キイイイッ!!

    「あらよっと」キュキキキイイッ!!


    ワハハ「モモなら何かやってくれるかと思ったけど、普通に負けたなー」

    かじゅ「まぁ…この勝負で個性を出せというのも無理な話だろう」

    かじゅ「流石にモモも車にステルスを掛ける事は出来ない様だし」

    睦月「それもし出来たら公道に出ちゃ駄目ですよね」

    かじゅ「さて、不甲斐無くて申し訳無いが、もう勝負は付いてしまった。まだ続けるのか?」

    透華「当然ですわ。折角ここまで来て貰っているのですから」

    透華「お礼も兼ねて、わたくしの華麗なドライビングテクニックをお見せしてさしあげますわね」ファサッ

    885 = 733 :

    そうして始まった副将戦

    佳織「あわわわわ…」ガクガク

    透華「さっ始めますわよ!」

         ブロロロロロロッ!!

    ワハハ「お~飛ばすなー」

    モモ「あんなに飛ばして大丈夫っすかね?かおりん先輩も結構頑張って…


        ギュオンッ!!(かおりんの車急加速)


    鶴賀「!?」

    886 = 764 :

    バスケは前にVIPでやってたな 速報行ってたのか

    887 = 842 :

    死んだか・・・

    888 = 733 :

    佳織(あれっ!?なんでなんでっ!?ブレーキ踏んでるのに!!)ワタワタ


    モモ「かおりん先輩どうしたんすか!?死ぬっすよ!?」

    かじゅ「妹尾おおおおおっ!!!」


    佳織(うわわわわわわ!!あ、こっちだったっけ!?)キイイイイイイイイッ!!!!!


            ポロ…  プスン(前輪と崖の間5センチ)


    かじゅ「と、止まった……」ヘナヘナ

    「心臓止まるかと思ったぜ……」

    「そうえば透華は…。あ、50センチの所まで付けてる。流石だね」パチパチ

    889 = 733 :

    佳織「うええええええん!!死ぬかと思いましたああ!!」グスグスッ

    かじゅ「同感だ…」ゲッソリ

    モモ「一勝を挙げた上に、これまでの最高記録っすから勝負的にはお手柄なんすけどね」アハハ…

    睦月「…あれ?蒲原元部長はどこへ…」キョロキョロ


    透華「なっっっとくが行きませんわ!!どうしてわたくしの華麗なドリフトを誰も見ていませんの!?」

    「いやそれどころじゃ無かっただろ…。しかも負けてるしよ」

    「ボク達の中では一番好記録だけどね。ビギナーズラックって怖いなぁ…」

    「あと一勝負。さっさと終わらせて、飯でも食いに行こうぜ」

    ワハハ「あのーちょっと相談があるんだけどいいか?」ワハハ

    890 = 733 :

    ワハハ「免許持ちの実力を見せてやるぞー!」ワハハ

    「フフフ。久方振りに血の凍る戦いが出来そうだ…!」


    「なんだったんだろうな?あの提案」

    ワハハ『これまでの勝負で出来た記録の差を、この大将戦で取り返したらウチの勝ちでいいか?』ワハハ

    『?記録の差って、止まった位置の差ってこと?』

    智紀『その場合、龍門渕と鶴賀の差は9メートル82センチ…』

    『透華も負けたとはいえぼちぼち好成績だったから、結構差は開いてんだな』

    ワハハ『そう。私が衣ちゃんに10メートル以上の差を付けて勝ったら、鶴賀の勝ちって事にしてくれないか?』

    『ほう…?』

    892 = 764 :

    この悪しき風潮を打ち破るとき

    893 = 733 :

    「衣が良いって言うから受けたけど、そもそもんな事ほぼ不可能じゃね?」

    智紀「衣が崖から10メートルの所まで行けば、その時点で目的達成は不可能…」

    透華「恐怖心というものが希薄な衣が、10メートルも手前で止まるわけありませんわ」

    透華「ゲームを盛り上げようとしてくれるのは嬉しいですけど、ちょっと的外れでしたわね」

    かじゅ「?なぁ、さっきから何の話をしてるんだ?」

    透華「?貴方たちは聞いてませんの?えぇとですね…」かくかくしかじか

    かじゅ「…………まさか」タラリ


             ブロロロロロッ!!!


    ―――ごめんな、ゆみちん。何も言わずにこんな事決めて
     

    894 = 733 :

    でも言ったら、ゆみちんは優しいから絶対止めると思って…だから、言えなかった。

    仕方無かったんだよ。鶴賀が勝つには、私はこれしか思い付かなかった。

    後の事は…任せたよ。私の夏休みの宿題よろしくなー ワハハ


    かじゅ「かんばらあああああああっ!!!!!」


    「なっ!?」キキイイイッ!!(30センチ手前)


           ブロロロロッ!!!  ブオンッ!!!


    ワハハ「アイキャンフラーーーイッ!!一度やってみたかったーーー!!!」ワハハ―!


    蒲原智美の車は少しもブレーキを踏む事無く、勢いよく崖を飛び出した。
    その後彼女がどうなったか…知る者は居ない。


    ワハハ「嫌な事件だったなー」ニュウインチュウ ワハハ

    かじゅ「お前は二度とハンドルを握るな」


                ~おしまい~

    895 = 764 :


    ハギヨシのスーパー執事術でもダメだったか

    896 = 791 :


    続き楽しみ

    898 = 839 :


    チキンランって落ちたら記録なくねとか思うのは無粋だから言わない

    899 :


    3日間お疲れ

    900 = 761 :

    おつおつ、続き楽しみにしてる


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