元スレ魔王娘「おかえりなさい、あなた様……」勇者「ああ、ただいま……」
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みんなの評価 : ★
301 = 185 :
諸々済ませて後は寝るだけ支援
302 = 128 :
こいつ…できるっ!
303 :
これは良作な予感
支援
304 = 246 :
~~夜半 王都にて~~
女戦士「こ、ここは……?」
少年「王都の教区にある中央広場ですよ。流石にこの時間だと人の姿もないようですね」
女戦士「ど、どうして王都に? それにさっきの転移魔法は!?」
少年「『確認しに行く』と言ったでしょう? 人の話を聞いているんですか?」
女戦士「聞いていました! 聞いていましたが、どうして??」
少年「私はあなたの弟さんの居場所を知りません。案内してもらえますか」
女戦士「い、いえ……でも!?」
少年「確認しなくて良いなら、塔に戻りますが? ああ……でも、塔に直接転移は出来ないか……面倒だな」
女戦士「……信じてよろしいのでしょうか?」
少年「それはあなたが判断する事です」
女戦士「……」
少年「どうされますか?」
女戦士「……こちらです。ついて来てください」
少年「お願いします」
307 :
まだ残ってたか
魔王娘とsmはよ
308 = 246 :
女戦士(勇者殿が転移魔法を使った時……)
女戦士(髪が金色になっていたような気が……)
女戦士(勇者殿の髪は黒い……)
女戦士(……暗闇にいたせいで、目が錯覚を起こしたか?)
女戦士(あれは絵姿で見た……)
少年「……聞いていますか?」
女戦士「あっ!? はい! 聞いています」
少年「しっかりしてください。私はあなたの家の場所を知らないんです」
女戦士「も、申し訳ありません」
少年「あなたの弟さんの病状や前後の状況等を賢者殿にお話して、原因となる可能性をお尋ねしました」
女戦士「いつの間にそんな……」
少年「賢者殿と二人で話しをした時ですよ」
女戦士「そ、それで何かわかったのですか?」
少年「発症の突発性、その後の経過、そして教会による近年の動向を考えて、二つの可能性が浮上しました」
女戦士「二つも!? では、弟の病気は!」
309 = 128 :
スレたってからここまでですでに8時間半経過www
310 :
よみずらいしアスペ文章でわからん
312 = 246 :
少年「希望を潰すようで申し訳ありませんが、あくまで可能性です」
女戦士「そう、ですか……」
少年「ただ、賢者殿が考察された可能性の確度はかなり高いはずです」
女戦士「……」
少年「それに、今回の確認で原因が掴めなかった場合、賢者殿が直接に弟さんを『診たい』と」
女戦士「け、賢者殿が……どうしてそこまで!?」
少年「『古い仲間の不始末だから』と。詳しい事は賢者殿に直接聞いてください」
女戦士「わかりました。それにしても……」
少年「……何です?」
女戦士「どうして勇者殿は、私の弟の事を賢者殿にお尋ね下さったのですか?」
少年「……私と同じ年頃の子が苦しんでいる」
女戦士「えっ!?」
少年「あなたが言ったんですよ。私と弟さんが同じ年頃だと……」
少年「それが理由ではいけませんか?」
女戦士「ありがとうございます……あそこが私の家です」
313 = 137 :
>>310
ならわざわざレスすんなks
314 :
面白いよ
316 = 134 :
面白いけど話の展開が遅いのは確か
317 :
>>310
よみずらい?
318 = 230 :
>>317
察してやれ
319 = 228 :
遅くてもいいから最後まで書いてくれよ
320 = 246 :
~~夜半 王都 教区 女戦士の自宅にて~~
女戦士「表玄関の鍵は中からしか開けられませんので、裏に回りましょう」
少年「わかりました」
女戦士「……この家は教会に所属した時にお借りした家なんです」
少年「元々住んでいた家はどうされたんですか?」
女戦士「手放しました。両親の思い出があるからと、弟は嫌がったのですが……」
少年「弟さんの為ですか?」
女戦士「はい。教区内の方が、弟の世話を教会の方にお願いしやすいので」
ガチャガチャッ……ギィィィッ……
女戦士「この時間なら、家にいるのは弟だけのはずです」
少年「……」
女戦士「勇者殿?」
少年「失礼。最西の街から知らせが届くのはまだ先だとは思いますが……おかしな気配はないようですね」
女戦士「そうですね。監視ぐらいはついてもおかしくない事をしてしまいましたから」
少年「裏口の鍵は念のために閉めておきましょう。いざの時は転移魔法でここを離れます」
321 :
いちいち変なのに構うんじゃないよ
322 = 246 :
女戦士「そういえば……勇者殿は魔法もお使いになられたのですね」
少年「一通りは」
女戦士「今まで一度もお使いになった事がなかったので、てっきり使えないものと思っていました」
少年「制約があるんですよ、魔法を使うのに」
女戦士「制約ですか?」
少年「今はその話はいいでしょう。弟さんの部屋はどこですか?」
女戦士「はい、こちらです」
カチャッ……キィッ……
??「誰?」
女戦士「起きていたの。私よ」
女戦士弟「姉さん? 帰ってたの?」
女戦士「仕事の途中で寄っただけ。それより具合はどうなの?」
女戦士弟「うん、悪くはないかな。言うほど良くもないんだけどね……」
女戦士「そっか……」
女戦士弟「えっと……そちらにいる人は?」
324 = 128 :
純粋にたのしめばよろし
きっと>>1もそれを望んでいる
325 :
ふむ
326 = 246 :
少年「初めまして。私は君のお姉さんの仕事を手伝わせてもらっている者です」
女戦士弟「そうなんですか。姉がいつも面倒を掛けています」ペコリ
女戦士「待ちなさい。どうして『面倒』って決めつめるの?」
女戦士弟「そんなの決まってるじゃないか。姉さんは剣術以外はからっきし駄目なんだから」
女戦士「こ、こら……」
女戦士弟「ふふっ。ふつつかな姉ですが、よろしくお願いします」
少年「いいえ。私の方こそ、君のお姉さんにいつも助けられていますから」
女戦士「ゆ、勇者殿まで!? お止めください!」
女戦士弟「勇者!? ねぇ、この人は勇者様なの?」
女戦士「あっ!? そ、そうよ。だから失礼のないよう……」
女戦士弟「そっか。姉さんが仕事関係の人を家に連れてくるなんて、珍しいと思ったんだ」
少年「そうなのかい?」
女戦士弟「うん。でも、勇者様なら納得だよ。だって……」
女戦士「こ、こら! 止めなさい!」
女戦士弟「姉さんが尊敬している人だもん、父さんと勇者様は」ニコニコ
328 = 246 :
女戦士「あぁ……///」
少年「……初耳ですね」
女戦士弟「そうなんですか? 姉さんの口癖なんですよ。『父さんや勇者様のようになりたい』って」
女戦士「い、いい加減にしなさい!///」
女戦士弟「幾ら勇者様の前だからって、そんなに照れなくて……っ……ごほっ、ごほっ……」
女戦士「だ、大丈夫!? 馬鹿みたいにはしゃぐから……」
女戦士弟「ご、ごめんなさい……ごほっ……久しぶりに姉さんの顔が見れたから嬉しくて……」
女戦士「ほら、お水飲んで……はい……」
女戦士弟「んっ……ありがとう。みっともないところを見せてごめんなさい、勇者様」
少年「あまり身体の調子が良くないんだって?」
女戦士弟「やだな……姉さん、そんな事まで勇者様に話したの?」
女戦士「……」
少年「……別に隠すような事じゃないよ」
女戦士「ほら、横になって……」
女戦士弟「勇者様の前なのに……ごめんなさい」ペコリ
329 :
なんでもいいけど回りくどい感が否めないな
不必要すぎる掛け合いが多い
330 = 198 :
ええじゃないか
332 = 246 :
女戦士「大丈夫? 少しは落ち着いた?」
女戦士弟「僕は大丈夫だから。ほら、勇者様を立たせたままじゃ失礼だよ」
少年「今日はね。君に用があって来たんだよ」
女戦士弟「僕に? でも、僕じゃ勇者様のお役に立てるか……」
少年「大丈夫。君はそのまま寝ていても構わないから」
女戦士弟「そうなの? じゃあ、お言葉甘えて休ませてもらいます」
女戦士「勇者殿……」
少年「一旦、こちらに」
…………
女戦士「それで、どうすれば良いのですか?」
少年「賢者殿が挙げられた可能性は二つあります」
女戦士「はい」
少年「弟さんの身体は元々強い方ではないとの事ですが……」
少年「発症の時期があなたが武術大会で優勝した直後という事。あまりにも不自然ではありませんか?」
女戦士「まさか……」
333 = 128 :
それがいい
鮮明な描写を浮かべられる
334 = 137 :
>>329
多少回りくどくても、そっちの方がより世界観をつかみやすくてイイじゃないか
335 :
問題は後何時間>>1がもつか、じゃね?
当分終わりそうにない気がする
336 = 246 :
少年「誰が、とはあえて言いません。ですが、人為的な可能性が非常に高いと、賢者殿は仰られています」
女戦士「そんな馬鹿な事が……しかし……」
少年「体調の変化が、もし人為的なものであった場合……」
少年「考えられる可能性は毒物と魔法」
女戦士「そんな!」
少年「落ち着いてください。弟さんが何事かと思いますよ?」
女戦士「っ……教えてください。どうやってそれを確かめるんですか?」
少年「賢者殿からお借りしてきた、この水晶球を使います」
女戦士「これは?」
少年「この水晶を通して対象を見れば、魔力による影響化にあるかどうかわかるそうです」
女戦士「で、では、毒物の場合はどうやって確認されるのです?」
少年「衰弱の仕方を考えるとその可能性は低いですが、その場合は『解毒の術』を私が使って確認します」
女戦士「『解毒の術』ですか?」
少年「通常、身体の中に存在しない毒性物質を無力化する魔法です。何もない場合、身体への影響は皆無です」
女戦士「し、しかし、勇者殿は魔法を使うのに制約があると先程……」
337 = 256 :
この>>1ならやってくれるさ
338 = 134 :
キアリーか
340 = 246 :
少年「旅もこれで終わりなので、もう気にする必要がないんですよ」
女戦士「ど、どういう事ですか?」
少年「だから気にする必要はないと言っているでしょう? あなたは弟さんの事だけ考えてあげればいい」
女戦士(何? いつもの勇者殿と雰囲気が違うような……)
少年「うん、どうかしましたか?」
女戦士「い、いえ……気のせいだと思うんですが……」
少年「だから何です?」
女戦士「はい。何というか……今までの勇者殿と雰囲気が少し……」
少年「はぁ……もう、効果が切れ掛かっているのか」
女戦士「効果……ですか?」
少年「そのうちわかります。別段、命に別状がある訳ではありません」
女戦士「わかりました。そこまで仰るのでしたら……」
少年「では、弟さんの原因を確認しましょうか」
女戦士「はい。お願いします」
344 = 246 :
女戦士弟「すぅ……すぅ……」
少年「寝てしまったようですね」
女戦士「そうですね。先程は少し無理をしたようですから……」
少年「……普段の女戦士さんは、ああいう話し方をされるんですね」
女戦士「なっ!? と、突然何ですか!?///」
少年「いえ、堅苦しくなくて、あの方が好感が持てますよ」
女戦士「こ、こんな時にからかうのはお止めください/// それより早く確認をお願いします」
少年「わかりました。では、この水晶球を通して弟さんを見てください」
女戦士「……」
少年「どうですか?」
女戦士「赤い……赤い靄(もや)のようなものが弟の周りに……」
少年「では、弟さんの病気は魔法による影響で間違いありませんね」
女戦士「そんな……では、やはり……」
少年「仕方ない……あなたはそのまま弟さんを見ていてください」
女戦士「えっ? ゆ、勇者殿、どうされるおつもりです?」
345 = 267 :
しえん
347 :
>>334
世界観じゃなくてくどい台詞回しをやめてくれって話でな
348 = 246 :
少年「どうするもこうするも、こんな馬鹿げた事を許しておく程、寛容な心は持ち合わせていないんですよ」
女戦士(何だ? 水晶球を通した勇者殿の姿は……)
少年「はぁ……これで完全に効果は切れるが……仕方ない」
女戦士(どういう事だ……これは?)
少年「今から『解呪の灯火』の術を使います」
女戦士「ゆ、勇者殿の周りにも赤い靄が……」
少年「だから気にする必要はないと言ったでしょう。少し眩しいと思いますが我慢してください」
パァァ……
女戦士「くっ。眩しい……」
女戦士(勇者殿の身体から光が……)
少年「……これで大丈夫でしょう。どうですか?」
女戦士「……っ。申し訳ありません。光のせいでまだ目が……」
少年「目が慣れてからで大丈夫でしょう。もう心配ないはずです」
女戦士(よし……視力が戻ってきた……)
女戦士「……勇者殿! 弟の周りから赤い靄が消えています!」
349 :
>>347
嫌ならみなけりゃいい
350 = 347 :
>>349
お前こそ嫌ならレスすんなよ
みんなの評価 : ★
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