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    元スレ咲「ノドカの牌?」

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    みんなの評価 : ★★
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    101 = 48 :

     ――清澄中学文化祭

    優希「やっほーい、のどちゃん、なんか久しぶりだじぇ!!」

    「そんなことありませんよ、結構頻繁に遊んでいたじゃないですか、描写されてないだけで。というか、なぜ突然清澄中学の文化祭なんかに?」

    優希「ここの文化祭にはタコスの屋台が出ると聞いてな!! これは行かねばなるまい!!」

    「さいですか……」

    優希「おっ、早速タコス発見!! その隣には雀卓を広げてるとこもあるじぇ!!」

    「へえ、麻雀ですか。いいですね」

    優希「えっ? のどちゃん、いつの間に麻雀に目覚めたんだじぇ?」

    「最近、色々ありまして」

    優希「よし! そうと決まればタコス買って雀卓に突撃だじょ!!」

    105 = 48 :

     ――

    すばら(13)「おおお、お二人は麻雀に興味がおありで!? すばらっ!! では、この待ち問題にチャレンジするのです!!」

    優希「第一問は簡単だじぇ」

    「二問目もさほど難しくはないですね」

    すばら「結構結構。ただ、三問目は少々考えますよ? 制限時間は一分……当たれば豪華賞品プレゼント!! では、どうぞ!」

    優希「む、これは清一だじぇ!」

    (あの口出ししてしまったときのことが思い出されますね。あれから私なりに勉強はしました。一分あれば、ぎりぎりなんとか……!!)

    「八蓮宝燈だろ」ジャラジャラ

    すばら「ああああ!!? なんですか!? いきなり牌をぐちゃぐちゃにして!!!」

    優希「おまっ、お前誰だじぇ!?」

    (13)「お前だぁ? 年上には敬語使えよ、小学生」

    (な、なんなんですかこの背も態度も大きな人!? というか、この問題を一瞬で……?)

    (ふむ)

    106 :

    あれ、すこやんが本当にアラフォー設定になるんじゃ…

    107 = 87 :

    純くんとは渋いチョイス
    いいね

    108 :

    和の牌なんていうから和のおっぱいかとおもったぜ

    109 = 48 :

    「花田さんよぉ、いつまでも一人しかいない弱小部を続けてなんになんだよ。悪いことは言わねえ、麻雀部なんてやめちまえ」

    すばら「なんでそんなことをあなたに言われないといけないんですか!?」

    「オレたちはなぁ、新しい麻雀部を立ち上げたいんだよ。だから、今の麻雀部には廃部してもらわないと困るんだ。
     花田さん以外の部員は全員追い出したんだぜ? いい加減折れろって」

    すばら「嫌です。あなた方になんと言われようと、私は先輩から受け継いだこの部を守ります!」

    「ま、実際のところは花田さんの意思なんて関係ないんだけどな」

    すばら「えっ?」

    「二週間後の大会。花田さんが所属してる旧麻雀部と、オレたち新麻雀部が両方ともこの清澄中学の代表として出場できるようにした。
     そんでもって、そこで負けたほうが廃部になるって感じに、校長に手回しした」

    すばら「そ、そんな……!?」

    「ま、せいぜい頑張れよ。つーか、まず部員がもう三人いないと大会に出れないから、そこから頑張らないとな」

    すばら「ひ、卑怯ですよ!!」

    「じゃ、そんだけだ」

    110 = 48 :

    「ちょ、ちょっと待ってください!!」

    「あん?」

    「なんだかよくわかりませんが、その大会で勝てば、花田さんはこのまま部活を続けられるんですよね?」

    「そうだが、それがお前に何か関係あるのか?」

    「関係あります! 私と優希はこの清澄中学に進学するかもしれないんです。
     そして、進学したら麻雀部に入るかもしれません。そうなったとき……私はあなたのいる新麻雀部より、花田さんの守っている麻雀部に入りたい!!」

    すばら「は、原村さん……!?」

    優希「なるほどな、のどちゃん。私ものどちゃんに賛成だじぇ!!」

    「何を意気込んでんだお前ら。つーか、もしかして、お前ら、花田さんと一緒に大会に出るつもりじゃねえだろうな?」

    「そのつもりですっ!!」

    「バカか。小学生が中学生の大会に出れるわけねえだろう」

    「そのあたりは、あなたが手回ししてください。まさか、逃げるんですか? 私たちに勝つ自身がないとでも?」

    112 = 67 :

    さすがに暴論すぎだろwwwww

    113 = 48 :

    「はん、面白え!! お前、名前は?」

    「原村和です!!」

    「オレは井上純……いいぜ。お前の度胸を買って、お前らの大会への参加はなんとかしてやるよ。
     ただし、もしお前らが負けた場合、花田さんはもちろん、中学生になったお前らも全員強制的にうちの部に雑用係として入ってもらうからな。覚悟しとけ」

    「いいでしょう。その代わり、私たちが勝ったら、あなたたちは花田さんの麻雀部に入ってください」

    「団体戦は八万点持ち、四人で半荘を四回やってその合計点を競う。
     お前とそっちのタコスチビのほかに、メンバーがもう一人必要だからな。そこんとこ忘れんなよ」

    「いいでしょう。四人目は必ず揃えます。そして、二週間後の大会で正々堂々勝ってみせます!」

    「それなりに楽しませてくれよ、小学生。じゃあな」

    優希「首を落として待ってろだじぇ!!」

    115 :

    元が面白いだけに面白いな
    支援

    118 = 86 :

    ほしゅなのよー

    119 = 48 :

    すばら「なんかすいません。うちの麻雀部のゴタゴタに巻き込んでしまって」

    「いいんです。それよりも、なんとかして勝つ方法を考えましょう。それに、四人目のことも考えなくてはいけませんし」

    すばら「ああ、いえ。もういいんです。
     お二人が言い返してくれたときは嬉しかったですけど、やっぱり、これは私たちの問題なので、部外者のお二人を巻き込むわけにはいきません。
     私は……もう捨て駒でいいです。雑用係でもなんでもやります。
     原村さんと片岡さんにはなんの迷惑もかけないようにあの人たちにお願いしますから、今日のことはなかったことにして……」

    優希「水臭いじぇ!! 花田先輩っ!! 私たちはもう部外者じゃない、当事者だじょ!!」

    「そうですよ!! 私たちは花田先輩の味方ですっ!!」

    すばら「ううう……しかし、あの井上純……それに他の三人は、本当に強いんです。
     原村さんや片岡さんがいくら腕に覚えがあるからって勝てるような相手じゃありません。
     あの四人は……さる高名なプロから直々に指導してもらっていると聞いたことがあります。それで、インターミドルの頂点を目指すんだとか。
     まあ、確かに、本気でインターミドルを目指すなら、私の麻雀部とは空気が合いません。
     そんなところで衝突するくらいだったら、自分たちで一から新しい部活を立ち上げたほうがいい――そう考えるのが自然でしょう」

    「だからって、頑張ってる花田先輩にひどいことをしてもいい理由にはなりません!」

    優希「そうだじぇ! 花田先輩は何も悪くないじょ!! あんなノッポの言いなりになっちゃダメだじぇ!!」

    120 = 48 :

    すばら「…………わかりました。けど、いざとなったら本当に私が捨て駒になるので、原村さんと片岡さんは自分のことだけを心配していてください。
     正直、あの『四天王』と対等な戦いの場に出れるというだけで、私はもう満足しています。これ以上多くは望みますまい。この花田の命運、あなた方に預けます」

    優希「大船に乗ったつもりでいていいじょ!!」

    「優希、四人目のアテはありますか?」

    優希「ない!!」

    「花田さん、追い出されてしまったという元麻雀部の人たちに協力を仰ぐことは?」

    すばら「無理でしょうね」

    「となると、新たに一人見つけ出さなくてはいけません。ただ、運がいいことに今日は文化祭です。
     麻雀に興味がある人がここに寄ってくるはず……その中で、協力してくれる人を探せば……!!」

    すばら「うーん、しかし、この中学に私たちや井上さんたち以外で麻雀を嗜む人がいるのかどうか……」

    「あのー、この豪華賞品っちゅうのは、何が当たるんじゃ?」

    121 = 48 :

    すばら「あなたは……同級生の染谷さん……? え、えっと、賞品はお菓子詰め合わせですが……」

    まこ(13)「ほうか。お菓子は……要らんのう。なんじゃ、ギフト券とか海外旅行チケットとかを期待したんじゃが……」

    すばら「中学生の文化祭で何を言ってるんですかあなたは」

    まこ「ほいじゃ、ええわ。ところで、なんでその八蓮宝燈は牌がバラバラになっとるんじゃ?」

    すばら・和・優希「!?」

    まこ「ま、わしの知ったことじゃないがの」

    「(この人……バラけてる牌を見ただけで待ちを当てた? 理牌されてない状態のこれを一瞬で見抜けるなんて……きっとかなりの強者のはず!!)……そ、染谷、先輩」

    まこ「ん、わりゃあ……小学生? どうしたんじゃ?」

    「その、私と花田先輩と、こっちの優希と、一緒に麻雀の大会に出てくれませんか!?」

    まこ「事情はようわからんが、嫌じゃ」

    「ええええ!?」

    まこ「わしゃあ競技麻雀は不慣れじゃけえ、部活とか大会とかは苦手なんじゃ。それに……賭けもせん麻雀なんて、所詮は子供の遊びじゃろ?」

    すばら「そ、そんなことはありませんよ!!」

    まこ「ほいたら、わしと一局打つか? 三人のうち誰か一人でもわしに勝てたら、その大会っちゅうのを考えてもええわ」

    すばら「う……」

    122 = 48 :

    まこ「じゃ、わしゃあ行くとこあるけえ、これで失礼するわ」

    (和ちゃん、聞こえる?)

    (なんですか、咲さん、こんなときに!)

    (いやほら、さすがにいたいけな中学生相手に私が出張ったら可哀想だと思って黙ってたんだけど)

    (宮永照さんは一刀両断にしてたくせに……)

    (あの子は特別だから。というか、そうじゃなくて、あの染谷さんって子)

    (染谷先輩がどうかしたんですか?)

    (あの子……右手の指に麻雀ダコがあるのはいいんだけど、同じようなタコが左手の指にもあったんだよね。基本、麻雀は右手しか使わない。
     けど……右手と同じくらい左手で牌を扱う人も中にはいるんだよ。例えば……イカサマが得意な人とか)

    (え? じゃあ、染谷先輩が……普段からイカサマをしてるってことですか?)

    (それに、あの子の目、あんまりいい目じゃなかった。これからどこに行くつもりなのかわからないけど、なんだかよくない予感がするよ)

    「あ、あの、すいません!! 私ちょっと用事を思い出したので今日はこれで失礼します!! これ、うちの連絡先です!! 何かあったら電話してください!!」

    優希「おう、こっちは私と花田先輩に任せろだじぇ!!」

    すばら「気をつけて帰ってくださいね」

    126 = 86 :

    ほしゅだじぇ

    127 = 48 :

     ――危なげな雀荘

    (そ、染谷先輩を追ってたらこんなところに。ここ、今まで私が入った雀荘とは明らかに雰囲気が違いますね。なんというか、世界の裏側みたいな)

    (江戸時代の雀荘はこんなんばっかりだったよ)

    (賭博は犯罪です)

    (その通り)

    (でも……ここまで来て後には引けません。行きましょう)

    (大丈夫。イカサマされても私には見えてるし、普通に打てば絶対に負けない。それだけは間違いないから)

    (ありがとうございます。少しですが、震えが止まりました)

    128 = 64 :

    まず咲がイカサマみたいなものだからな

    130 = 48 :

     ――

    「子供は500円だよ」

    「あ、えっと、見学なんですけど……」

    藤田(30)「知り合いでもいるのか?」

    「あの、眼鏡をかけた中学生が」

    まこ「おっ、なんじゃ、小学生。こんなところまで来よって。何度言われてもわしは大会には出んからな。っと、それロンじゃ。8300。これでわしの一人勝ちじゃのう」

    (あ……お金……)

    (ま、子供がやるようなことじゃないよね)

    (染谷さん、イカサマしてた?)

    (今はしてなかったと思う。けど、状況が悪くなってきたらもしかすると……)

    131 :

    カツ丼さんww

    133 = 48 :

    すいません……頭が限界に達しました。眠ります。保守していただけたら明朝からまた続き書きます。

    134 = 108 :

    とうとうおかしくなったか頭が

    135 :

    ほらもう朝だぞはよ書け

    136 = 132 :

    もちろん最終話まで書くんだよね?(ゲス顔)

    137 = 64 :

    そろそろ起きた?

    138 :

    もう朝みたいなもんだけど

    139 = 65 :

    ほしゅじゃけぇ

    142 = 65 :

    143 = 86 :

    寝る前保守ですわ

    145 = 65 :

    147 :


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