元スレ勇者「魔王倒すまで何度でも蘇る」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
151 = 15 :
魔物のむれををたおした! 勇者はレベルがあがった! メガンテをおぼえた!
勇者「むっ」
僧侶「え? 何故メガンテ?」
盗賊「自爆して敵を道連れにするあの魔法かぁ。そいつは兄貴らしくねー魔法だぜぇ……」
僧侶「ていうか、勇者様が覚えるような魔法でしたっけ?」
勇者「……俺だからこそ覚える魔法なんだろうな」
勇者「気にするな。こんな自殺用みてぇな魔法なんぞ滅多に使わない。ほら、行くぞ」
盗賊「兄貴と僧侶姉ちゃんばっかし魔法使えてずるいよなぁー、俺も使ってみたいのに!」
僧侶「でしたら、職を変えればよろしいのでは? 例えば魔法使いにとか」
勇者「そいつには似合わないよ。どうみても魔女っ娘のキャラじゃないぜ」
僧侶「ああ、まぁ確かに」
盗賊「転職かぁー、考えとくかなぁー」
153 :
わくてか
154 = 15 :
僧侶「わぁ、見てください!海が綺麗ですよぉー! えへへ、船旅も良いものですね」
勇者「ぎもぢわるぅっ……うっぷ」
盗賊「俺、陸に足着いてた方が落ち着くぜ……どっちかっていうと俺山派だったしさぁ~……おえ」
僧侶「私しかはしゃいでないのか。何だか自分がバカらしく思えてきましたよ!」
僧侶「やれやれ、勇者様は船は初めてではないはずでしょう?何故予め船酔いしやすい体質だと言ってくれなかったのですか」
盗賊「そんなのカッコつかないからに決まってんじゃん。なぁ、兄貴ィ?」
勇者「うるさいぃ~……」
盗賊「僧侶姉ちゃんは船旅初めてじゃねーのか? ずいぶん楽しそうだけど」
僧侶「海が好きですからね。船はこれでも小さい頃から経験してます。元々漁師の娘でしたし」
盗賊「……あー、道理で兄貴と俺のことをぐいぐい引っ張ってくわけだナ」
僧侶「え?」
156 = 19 :
てあ
157 = 15 :
僧侶「船酔いした時は冷たい水をかけると治るんですよ」
勇者「……待てお前、だからってバケツ一杯俺に水ぶっかける気か」
僧侶「はい!」
勇者「風邪引いたらどうするんだ!そんな荒治療なら必要ない!……おえぇ」
僧侶「ああっ、騒ぐからまた……いいですか。いきますよ?」グッ
勇者「やめろくそガキ……!!」
盗賊「兄貴は大変そーだな。僧侶姉ちゃんもウキウキだし、俺はあっちで静かにしとこ」
盗賊「ぼけー……」
行商人「いてて……腰が……」
盗賊「ン? 婆ちゃんどうした? 辛そうだぜー?」
行商人「こ、腰ぃぃぃー……」
盗賊「おっ、ギックリか!?」
158 :
なんとなく僧侶ちゃん、4コマ版ガトーとかエグ美とかダンガンロンパの桜ちゃんさんみたいなイメージ
159 = 15 :
行商人「いやぁ、運んでくれてありがとう。恩に着るよ。お兄さん」
盗賊「おに……まぁいいや。とりあえずゆっくり休んどけ! ふふん、俺は良い事したな!」
行商人「ああ、本当さ。そうだ、これをあげようじゃないか」サ
盗賊「何だコレ?本? 婆ちゃん、俺バカだから文字なんて読めねーぞ。食える物がいいなぁ」
行商人「そうかい? 文字を読めなくても、本は開いて見るだけで面白さや魅力があるもんだよ」
行商人「騙されたと思って貰っときな。どうせタダなんだ」
盗賊「んー……よくわかんねーけど、ありがとう?」
盗賊「あとで僧侶姉ちゃんに読んでもらおーっと!」タタタ…
160 = 15 :
僧侶「あら、盗賊さん。今までどこへ行ってたのですか?」
盗賊「これもらったー。僧侶姉ちゃん今日の夜読んでくれ!」
僧侶「貰った? タダでですか? 危ない物では……あっ、本か」
僧侶「ではこの本を使って今度あなたへ文字の読み方を教えましょう。どうですか?」
盗賊「マジか! 兄貴、兄貴! 僧侶姉ちゃんが俺に勉強教えてくれるらしいぜ!いいだろぉー!?」
勇者「えっ、嬉しいのかよ。俺ならがっくり肩落とすところだけどなぁ」
盗賊「俺ずーっと勉強したかったんだ!だから滅茶苦茶嬉しいぜ!」
僧侶「こんなに盗賊さんは純粋なのに、勇者様はまったく真逆って感じですねー」
勇者「色々あったんだから仕方がねぇだろ……!」
しびれくらげがあらわれた!
勇者「うおおおおぉぉぉーーー!!?」
しびれくらげ「にょろ~ん」
161 = 15 :
僧侶「魔物!? いつのまに船の上にあがってきていたの!?」
しびれくらげ「にょろ」
勇者「嫌だあああぁぁぁーーー!! 来るなあああぁぁぁーーーっ!?」
しびれくらげ は 勇者にきょうみしんしんだ!
勇者「うわぁあ……うわあああああああああぁぁぁぁぁ!!?」
しびれくらげ「ん」ぴと
勇者「うがががががががが……」ビリビリ
盗賊「あ、兄貴ぃー! くそあの魔物野郎! 兄貴をよくもー!」
僧侶「待って、直接攻撃してはこちらも痺れてしまいます。ここは魔法で――」
しびれくらげたち「にょろり~ん」
しびれくらげのむれが あらわれた!
盗賊「おい、こいつら増えちゃったぜ!?」
しびれくらげたち は 船の船員たちへおそいかかった !
僧侶「ま、まずい……」
164 = 15 :
大王イカが あらわれた! ふねをぐらぐらとゆすっている!
僧侶「本当にまずいです! これは、勇者様どうしましょう!?」
勇者「海へ飛び込むんだ。それしかないだろ……」
僧侶「それは今すごくまずいと思うのですがっ」
勇者「あんなバカデカイ魔物を相手に戦えるわけないだろ! それに周りはしびれくらげのむれだ!」
勇者「今回は久しぶり長続きした旅だったな。そろそろ死ぬんだろうな」
僧侶「あなたは良くても、私たちは良くありません! 助けてください!」
勇者「俺がそんな事できるわけないだろ。相手は強い魔物だ。お前、キメラの翼持ってたろ。それ使って盗賊と逃げろ」
盗賊「なら兄貴来いよ!生きるの諦めんな!」
勇者「正直よぉ、俺疲れてきたんだよな……今回のが決め手になったよ」
勇者「俺、すごくつらいわ。もうやだ、誰か俺を助けてくれよぉ……」
僧侶「ゆ、勇者様ぁ!」
165 :
メンタルぱねぇ
166 = 32 :
書きためしてる?
支援
168 = 15 :
僧侶「魔王を倒すと仰っていたではありませんか、今までだって頑張ってこれたじゃないですか!」
勇者「ああ、だからもう疲れたんだ。もう俺は何も考えずに棺桶の中で暮らすよ」
勇者「あ、餓死しても復活するんだったっけ……」
盗賊「兄貴いきなりネガティブすぎるぜ。一体どうしちゃったんだよ!」
僧侶「しびれくらげの攻撃で変なところが刺激されてしまったのかしら……」
盗賊「だから急に弱音吐いちゃってるのか! 情けないぜ兄貴ぃー!」
勇者「畜生……もう船も何もかも沈んじまえ……全部滅びてしまえ……」ブツブツ
僧侶「勇者様しっかりしてください!落ち込んで暇があるのならこの状況をどうにか」
勇者「魔物側に寝返れば助かるんじゃないか?」
僧侶「は!?」
勇者「そ、そうしよう。それしかないだろ!!」
僧侶「正気ですかぁー!?」
勇者「も、もちろんだ……!!」
171 = 15 :
勇者「盗賊もこっちに来い!作戦会議だ!」
盗賊「おぉ、兄貴らしくなってきたぜぇ~!さすが兄貴!いざという時には頼りなるぅ!」
勇者「……」ゴニョゴニョ
僧侶「……ほ、本気なんですね」
盗賊「兄貴、俺そんな。えっ、マジか……」
勇者「お前たち何引いてるんだ。今この状況下で俺が冗談言うとでも思ってるのか?」
勇者「助かりたいなら、俺が言った通りにしろ。いいな!」
勇者「おお、海を支配する偉大な魔物よ! どうか愚かな私の声に耳を傾けたまえ!」
大王イカ「?」
勇者「よしっ……いいぞ……っ」
僧侶「あなた、本当に勇者ですよね?」
173 = 35 :
まだ残ってた!
176 = 15 :
勇者「実は、我々3人は長年魔王様を讃えてきたのです。そして魔王様へ永遠の忠誠を誓いたいのです」
しびれくらげ「それは真か、人間よ……」
勇者(あっ、こっちかよ)
勇者「はい。人間たちなど我らにとってはもうどうでも良い存在、時代は魔物なのです。魔物さまたちが支配する世界こそが我らの理想郷……」
盗賊「えぇー……」
勇者「やめろ、お前は大人しくしているんだ。そうだな、僧侶よ!この娘も私と同意見なのです!」
僧侶「えっ!? あ、は、はい……そうです……」
勇者「ここはどうか我らだけでもお見逃ししていただいて、魔王軍の仲間へ加えては貰えないでしょうか?」
しびれくらげ「貴様の言葉が真に正しいものかは見当もつかぬ。だが我ら魔物が支配する世界が理想。その言葉気に入った」
しびれくらげ「殺すのはやめだ。貴様ら3人はこのままベースキャンプへ連れていくとしよう。幹部サマの意見を聞いてから後の事は考えよう」
勇者「ありがたき幸せ――――うおぉぉーーー!?」
大王イカのしょくしゅが 三人をつかまえた !
177 = 93 :
しえん
178 :
しょくしゅ…
180 :
トルネコもこんな気持ちだったのかな
182 = 15 :
勇者「嫌あああぁぁぁ!!離せえええぇぇぇ!!触手は嫌なんだあぁぁぁーーー!!」
盗賊「本当にこれで良かったのか?」
僧侶「勇者様、ちゃんと後先考えての行動ですよね。これは」
勇者「 」
僧侶「勇者様……?」
盗賊「し、失神起こしてるぞ。兄貴、マジで大丈夫なのか!?」
大王イカ「触手苦手な感じっスか? すみません。すぐに基地まで運んじゃうんでもうしばらく我慢してね」
大王イカ「にしても、あんたら変わり者ですね。まぁそんなところをしびれくらげ先輩が気に入っちゃったのかも」
僧侶「そ、そうなんですかー……」
僧侶(魔物と自然な会話してる。変な感じだわ……)
大王イカ「あっ、到着っス。今幹部の方がいらっしゃるので、くれぐれも失礼のないようにね」
ぽい
僧侶「きゃあ!」盗賊「痛っ!?」勇者「 」ドサァ
勇者たちは 魔物の巣窟へ はいった
183 = 15 :
また悪いんだが、これから16時まで用事がある
16時半にはまた再会できそうだし、明日休みだからぶっ通しで書く
申し訳ないけど保守任せてよろしいか
184 :
完走してくれよな!
185 :
>>183
安心しろ
186 = 184 :
ほ
187 = 142 :
完走期待しとるぞ!
保守
189 :
パー速に行くことになっても構わない
190 :
これで魔王が美少女だったらいいな
191 = 178 :
ほ
192 :
ひか
194 :
ほ
195 = 178 :
ほ
196 :
落とそうぜ
197 :
ホッシュ
198 :
ほししし
みんなの評価 : ★
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