元スレ勇者「魔王倒すまで何度でも蘇る」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
52 :
追い付いた
ひのきのぼうと言われるとあのSSを思い出す
53 = 15 :
盗賊「うめぇ、うめぇよぉ~~~……」ガツガツ
僧侶「良かったですね。これからは真っ当に生きてくださいよ?」
勇者「屑がそんな簡単に更生できるわけないだろう」
僧侶「じゃあさっきの約束は何ですか!」
勇者「ただでやるには惜しい美味いパンだったからな。ふん」
盗賊「ふいぃー!腹ぁいっぱいにさせて貰ったぜー!」
盗賊「この恩は一生忘れねぇからな!兄貴!」
勇者「今の俺を呼んだんじゃないだろうな……」
盗賊「兄貴は兄貴だろ?へへ、俺このままじゃ済ませられねぇや。なぁ、兄貴!」
盗賊「俺を弟分として旅の仲間に加えてくれ!きっと役に立ってみせるからさ!」
勇者「……おいおい」
僧侶「ほら、仲間になりたがってるみたいですよ」
盗賊「えへへっ♪」ニカァ
54 = 35 :
わくわくするな!保守
55 = 15 :
勇者「……おい」トボトボ
盗賊「ん?俺を呼んだかい兄貴ィ~!」
勇者「誰がお前をいつ仲間に受け入れた?邪魔だ、帰れ!」
僧侶「私が許可しましたけど」
勇者「はぁ!?」
僧侶「私も勇者様から公式に仲間へ認められたわけではありませんし、とりあえず私の仲間ってことで」
盗賊「そういうわけさ。僧侶姉ちゃんは話が分かる人間で助かるぜ~♪」
勇者「ガキどもがぁ……!!」
盗賊「おっと、兄貴!そこでストップだ!」
勇者「はぁ?」
盗賊「よーく耳澄ましてみな。魔物の足音が聞こえてくる……いっぱいいるぜぇ……」
勇者「ひぃん!?」
僧侶「早速役に立っていただいてますね。魔物嫌いの勇者様には絶好のお供じゃないですか?」
勇者「う、うるさい!道を逸れて進むぞ!」
56 = 15 :
盗賊「へぇー、兄貴ってあの有名な勇者様なんだ。なんか納得だぜー」
勇者「何がだよ?」
盗賊「だって、俺のピンチを助けてくれたヒーローだったからな!」
僧侶「実際に助けようとしたのは盗賊さんの方じゃないですけどね」
盗賊「えへへ……ていうか勇者なら魔王退治が仕事じゃん。カックイー!」
勇者「そうかよ……言ってろ脳無しバカめ……」
僧侶「そろそろ森を抜けますね。そしたらすぐに町が見えるはずですよ」
盗賊「俺は町の外で兄貴たちを待ってるよ。汚い恰好してるし、たぶん嫌がられるもん」
僧侶「その時は私たちでなんとかしますから。一緒に町に入りましょ?」
盗賊「……兄貴ぃ?」
勇者「俺は、知らないからな!そこの娘に何とかしてもらえよ!」
57 = 51 :
おもしろい
58 = 15 :
僧侶「今夜の宿を安く取れて良かったですね。食事も出していただけますし」
盗賊「きっと兄貴のオーラに負けたんだぜ、あの店主!さすが勇者の兄貴ぃ!」
勇者「どうでも良いが、あまり人が多い所では俺を勇者勇者と呼びまくるなよ」
勇者「これでも隠密行動中なんだ。どこに魔王のスパイが潜んでいるか分からない」
僧侶「それは経験談ですか?」
勇者「まぁ、そんなところだよ」
盗賊「へ~!兄貴は何でも知っててすげーや!」キャッキャ
僧侶「ふふ、それでは私お風呂で体を流してきますので。勇者様たちも行かれてはどうです?」
勇者「風呂があるなら今のうちに入っておくか。ほれ、行くぞバカ」
盗賊「え!? あ、うん……兄貴……」
勇者「ん?」
59 = 35 :
いいな
60 :
俺は寝るけど応援してるぞ…ぞ…
61 = 15 :
盗賊「……」
勇者「あれ、お前どうした。風呂入らないつもりか?見た目通りの汚れキャラってやつだなぁ~」
盗賊「えっとー……そのぉ」
勇者「何モジモジしてんだ気色悪ィな。風呂は服脱いで入るもんなんだよ!入る気ないなら出ろ!」
盗賊「入りたい。入りたいけどぉー、兄貴ぃー」
勇者「はぁ?意味分からんガキだな……」
盗賊「俺、その……女……」
勇者「えっ」
勇者「ウソだろそれー?」
盗賊「ウソじゃねーよ!これでも女!も、もういい……俺、僧侶姉ちゃんのとこ行くからな!」
勇者「えー……本当なら俺、女の子ひのきのぼうで思いっきり殴ったのか……ショックだ」
62 = 35 :
ほしゆ
63 :
>>52
奇遇だな
俺もだよ
64 :
ほう…
ほう、ほう!ほう!!
65 = 15 :
僧侶「もう!盗賊さんに何言ったんですか、彼女泣いてましたよ」
勇者「えぇ……」
勇者「お前だってあいつ風呂入るまで女だって気付かなかっただろ!」
僧侶「そんなわけないでしょう!勇者様だけです!」
勇者「うそつけ!絶対違うな!」
僧侶「はぁ、勇者様って精神年齢だけは老けないんですかね。すごく子どもっぽいですし」
勇者「ガキが大人おちょくってるんじゃない。こっちは嫌々お前らガキの保護者してやってんのに!」
勇者「いいっ、もう寝るから明日の朝起こせよ!」
僧侶「ああっ……まったく。本当に子どもっぽい人なんだから」
盗賊「僧侶姉ちゃん……兄貴、怒ってるの……?」
僧侶「いいえ、大丈夫ですよ。それにしても最初に出会った時と比べて少しイキイキしてますね、勇者様」
盗賊「んー?」
66 = 63 :
補修
67 = 15 :
次の日
僧侶「勇者様?あの、そんなにくっつかれると動き辛いのですが」
勇者「」ヒシッ
勇者「だってこの洞窟あっちこっちから魔物の声が聞こえるんだぞ……普通に怖いだろ……」
盗賊「兄貴カッチョ悪ぅ~……」
盗賊「ていうか兄貴ってどうしてそんな魔物怖がるわけ?怖いのは分かるけど、兄貴のは異常モンだぜ」
僧侶「踏み入ったことをお聞きしますが、もしかして、過去に仲間を殺されたことと何か関係があるのですか?」
勇者「……」
僧侶「今後魔物恐怖症を克服するためにも聞いておいたいい話かもしれませんし、教えていただけませんか」
勇者「うるさい……」
72 = 15 :
盗賊「兄貴の顔すっげぇ真っ青になってるぞ?大丈夫か!?腹でも痛むのかよ!?」
僧侶「勇者様、どうか。ここまで一緒に来た仲ではありませんか。ね?」
勇者「うるさいって言ってるだろ。俺は昔話する趣味は持ち合わせてないんだ」
僧侶「そ、そろそろ信用してくださっても」
勇者「黙れ!これ以上俺の中へ土足で踏み込むつもりなら、お前たちとはここで別れる!」
盗賊「あ、兄貴ぃー!何変なこと言い出すんだよ?この奥魔物いっぱいいるんだぜ!?」
僧侶「そうですよ。勇者様お一人でこの先を進むには無理があります!私たちがいないと!」
勇者「お前たちと一緒にいても俺が惨めになるだけだ。じゃあな、とっとと引き返すこった」トボトボ
盗賊「ああっ、ちょっと! 兄貴待ってよぉ~!」
74 = 15 :
盗賊「兄貴、あんなに怖がってたのに一人で走って行っちゃったぜ……?」
僧侶「ただの強がりだとは思いますが、心配です。後を追いましょう」
僧侶「少しは私たちに気を許してくれたとばかり思ってたけど、まだ全然だったんですね……」
盗賊「ええっ、俺まだ兄貴に弟分として認められてなかったのか!」
盗賊「僧侶姉ちゃん、兄貴昔なんかあったのかよー?それなら俺兄貴の心の支えって奴になってやりたいんだぜ!」
僧侶「それは私も同じです。ですが……そうだ」
僧侶「町へ着いたらお酒を勇者様にいっぱい飲ませましょう!あの人酔うとベラベラ自分の話をしますからね!」
盗賊「おぉー!僧侶姉ちゃんがそう言うならマジなんだろーな!やろうぜ、やろうぜ!」
盗賊「……それはそうと僧侶姉ちゃん。今ここどこだ?俺たちどの辺り歩いてんのかなぁ」
僧侶「えっ」
盗賊「何だか同じ所をぐるぐる周ってる気がするんだぞ。迷路みてぇでおもしれーなっ」
75 = 15 :
僧侶「あ、あれ!?本当だ!この辺りさっきも通った気が……」
盗賊「兄貴はもう外出れたのかなぁ。だとすれば流石の勇者兄貴って感じだ!」
僧侶「確か、勇者様は以前何度もこの洞窟を通ったとか仰っていたから、道は分かるのかと」
僧侶「完全に道に迷ってしまいました……ゆ、勇者様ぁ~……」
盗賊「お、俺たち迷子になっちゃったのか!?やべぇよ、僧侶姉ちゃん!」
僧侶「ええ!やばいです!勇者様を頑張って呼び続けましょう、もしかしたら戻ってきてくれるかも!」
僧侶「勇者様ぁー……道に迷いましたぁー……助けてー……!」
盗賊「兄貴ぃー! 兄貴はどこだぁー……俺、おしっこ漏れそうなんだよぉー……」
僧侶「えっ!?」
盗賊「ぐすんっ……」
「がるるるる」
76 :
紫煙
77 = 15 :
ベビーサタンのむれがあらわれた!
僧侶「ま、魔物!こんな時に!」
盗賊「僧侶姉ちゃん!後ろにもいっぱいいるぜ!」
ベビーサタン「ヒヒッ」
ベビーサタンはザラキをとなえた!
僧侶・盗賊「!?」
しかし、なにもおこらなかった
僧侶「油断はできません。強敵ですよ、強力な魔法をいくつも使ってくる魔物ですから……」
ベビーサタンはイオナズンをとなえた!
ドォーン
僧侶「きゃああああぁぁぁ!!」盗賊「うぎゃあぁ~~~!?」
ベビーサタン「キキッ
僧侶「う、ううっ……」
盗賊「やばい、やばすぎるぜ……しんじゃうかも……」
78 = 15 :
盗賊「僧侶姉ちゃん……おれ、もう無理……」
僧侶「あ、諦めないで……私がベホイミを唱えますから……そしたらすぐに逃げ」
ベビーサタンのむれが いっせいにおそいかかってきた!
僧侶・盗賊「!?」
ベビーサタン「キキーッ」
勇者「うわああああああああぁぁぁぁぁ~~~~~~!!」
ベビーサタン「?」
勇者「こ、ここ、こっちだ魔物どもめ! そっ、そんな雑魚は放って俺に全員かかって来い!」
僧侶「勇者様……?」
ベビーサタンのむれは 勇者へ ちゅういがむいた!
ベビーサタン「キーッ!」
勇者「っ……!」ガタガタ
80 = 15 :
ベビーサタンのこうげき!
勇者「次は217度目だっけな……」
ベビーサタン「ギェっ…」
盗賊のこうげき! 盗賊はベビーサンタをたおした!
勇者「えっ」
盗賊「僧侶姉ちゃんの魔法で全回復した!兄貴のお陰だぜ!」
盗賊「あとは、兄貴。俺たちに任せときなぁ~……」シャキーン
僧侶はマホトーンをとなえた!
僧侶「敵の魔法は封じました!盗賊さん今のうちに魔物を!」
盗賊「全部やっつけてやるぜ。兄貴、俺の勇士を見届けてくれぇー!」
ぼかすか、ぼかすか
勇者「……」
81 = 15 :
勇者はレベルがあがった!
盗賊「ひー、ひー、疲れたぁ。ていうか兄貴!今レベル上がったぞ!」
僧侶「今日初めてのレベルアップですね。おめでとうございます」
勇者「お、おう……」
勇者「お前ら、何も言わないのか。怒らないのか」
僧侶「怒る必要があればそうしますが、全くその心当たりはありませんよ?」
僧侶「むしろ、お礼を言わなければいけません。助けてくれてありがとうございました。そして、さっきはすみません」
盗賊「俺もありがとうだぞ兄貴!!さっきは滅茶苦茶かっこ良かったぜ、やっぱり俺の兄貴は兄貴だぁー!」
僧侶「それどういう意味ですかね?」
勇者「……置き去りにしようとしたのに、何で「ありがとう」なんだよ」
僧侶「だって、結局は助けに戻って来てくれたではありませんか。勇敢でしたよ」
勇者「……」
82 = 79 :
腐っても勇者
83 = 15 :
盗賊「結局兄貴が勇敢だったのはあの一回だけだったなー。あとは全部僧侶姉ちゃんの後ろに隠れてるんだもん」
僧侶「まぁ、完全に克服できたわけではありませんし、仕方がないですよね?」
勇者「ガキに慰められたくない」
僧侶「次は魔物と戦闘できるぐらいになれれば良いですねっ」
盗賊「戦うのいいけどさぁ……兄貴の装備じゃだいぶ苦戦しちゃうと思うんだよねぇ~」
僧侶「あっ、まだひのきのぼう!」
勇者「へ、へへ……どうせ俺戦ってないし、武器も初期のままで十分だろうよ……」
盗賊「でもそんな棒っ切れで魔王倒せんのか?いや、兄貴なら本気出したらそいつで十分なんだろーな!すげー!」
勇者「あんまり持ち上げられても困るんだが。常識的に考えて木の棒じゃ太刀打ちできん」
僧侶「でしたら、丁度町の中ですし、勇者様の装備を整えましょうか。お金も魔物からいっぱい巻き上げましたからね!」
盗賊「せっかくだから兄貴らしく超カッコいい剣とか買っちゃおうぜぇ~!」
勇者「らしくって何だ。せめて勇者らしくと言えよ。大体お前……」
?「勇者……? お前、あの勇者か? 生きていたのか!」
勇者「!」
84 = 15 :
読んでる人悪い。寝る
8時半ぐらいに残ってれば続き書く。スレ落ちたら落ちたで
85 = 79 :
立て直すんですね
86 :
おつ
87 = 15 :
>>85
そうだな。機会があれば製作速報の方にかな
88 :
まあ出来れば続き見たいよな
89 = 79 :
あっち行ったら完結しそうにないんだよな
90 = 79 :
ほ
92 = 76 :
寝るから後は頼んだ
93 :
ほ
95 :
ほ
97 :
ほ
98 :
盗賊の沢城ボイス臭
みんなの評価 : ★
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